説明

車両用灯具

【課題】接続配線が灯室内の被制御部品の機能を妨げる虞がない。
【解決手段】灯具前方側が開口したランプハウジングと、前記開口を覆うカバーと、前記ランプハウジングと前記カバーで形成される灯室内に配される被制御部品と、前記ランプハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、前記被制御部品を制御する制御装置と、前記制御装置と前記被制御部品とを電気的に接続する接続配線と、前記制御装置を前記ランプハウジングから取り外す際に前記接続配線を前記ランプハウジングから引き出すために前記ランプハウジングに形成された開口の周縁部に設けられ、前記接続配線の一部が固定されるクランプと、を備え、前記制御装置と前記接続配線との接続部から前記クランプまでの前記接続配線の長さは、前記接続部から前記クランプまでの最短配線経路長と略等しいことを特徴とする車両用灯具を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関し、特に、光源の点灯制御、あるいは光源の照射方向を変更するスイブル機構やレベリング機構の制御などを行う制御装置を備えた車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
ランプハウジングと当該ランプハウジングの前方側に設けられた開口を覆うように取り付けられたカバーとにより形成される灯室内に、光源およびリフレクタなどが配された車両用灯具が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このような車両用灯具の中には、光源の点灯制御、あるいは光源の照射方向を変更するスイブル機構やレベリング機構の制御などを行うECU(Electronic Control Unit)がランプハウジングの後面側あるいは下面側に着脱可能に取り付けられたものも開発されている。一般的に、このような形態の車両用灯具では、ECUによる制御対象である光源やスイブル機構から延びる給電ケーブルの先端に設けられたプラグが給電装置に設けられたコネクタに挿し込まれることにより、ECUと制御対象とが電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−261301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような構成の車両用灯具において、例えば灯室内の部品交換などのためにECUを灯具本体から完全に取り外すためには、ECUを灯具本体から取り外してから、さらに、給電ケーブルのプラグをECUのコネクタから取り外す必要がある。したがって、ECUを灯具本体から取り外した際に、給電ケーブルのプラグをコネクタから取り外す作業が可能な程度にプラグおよびコネクタが灯室外に引き出される必要があることから、給電ケーブルには、灯具本体に取り付けられているときのECUと制御対象を繋ぐために必要な長さに対してある程度の余長部分が必要となる。
【0006】
しかしながら、ECUをランプハウジングに取り付けたときに、給電ケーブルの上記余長部分が灯室内に任意に折り畳まれることとなるので、この折り畳まれた余長部分が、例えば、ランプに内蔵されたスイブル機構やレベリング機構のアクチュエータの動きを邪魔する、バルブからの光を遮る、あるいはバルブ内の隙間やバルブ内に配された部品に引っ掛かるなどの問題を引き起こす虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決することを目的として、本発明は、
灯具前方側が開口したランプハウジングと、
前記開口を覆うカバーと、
前記ランプハウジングと前記カバーで形成される灯室内に配される被制御部品と、
前記ランプハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、前記被制御部品を制御する制御装置と、
前記制御装置と前記被制御部品とを電気的に接続する接続配線と、
前記制御装置を前記ランプハウジングから取り外す際に前記接続配線を前記ランプハウジングから引き出すために前記ランプハウジングに設けられた開口の周縁部に設けられ、前記接続配線の一部が固定されるクランプと、
を備え、
前記制御装置と前記接続配線との接続部から前記クランプまでの前記接続配線の長さは、前記接続部から前記クランプまでの最短配線経路長と略等しいことを特徴とする車両用灯具を提供する。
【0008】
このような車両用灯具によれば、制御装置と接続配線との接続部からクランプまでの接続配線の長さが接続部からクランプまでの最短配線経路長と略等しいことにより、制御装置がランプハウジングに取り付けられている状態において、接続配線には灯室内の被制御部品などに引っ掛かるような余長部分がないので、被制御部品の機能を妨げる虞がない。また、接続配線を固定するクランプを開口の周縁部に設けたことにより、制御装置をランプハウジングから取り外したときにクランプよりも制御装置側の接続配線の大部分を開口より外側に引き出すことができるので、制御装置と接続配線との接続部を灯室外に露出させることができる。
【0009】
また、上記車両用灯具において、前記制御装置は、前記ランプハウジングに取り付けられた状態において前記開口を塞ぐことが好ましい。
【0010】
これにより、開口を塞ぐ部材を別個に設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
【0011】
また、上記車両用灯具において、前記制御装置は、前記ランプハウジングに取り付けられた状態において前記開口を水密に塞ぐ蓋部、および、前記蓋部が前記開口を塞いでいる状態において前記開口よりも前記灯室内側に配される回路基板を有してもよい。
【0012】
これにより、回路基板を灯室内に水密に格納することができる。
【0013】
また、上記車両用灯具において、前記接続部は、前記回路基板上に設けられたコネクタと、前記接続配線の一端に取り付けられ、前記コネクタに対して着脱可能に嵌合するプラグとを含んでもよい。
【0014】
これにより、制御装置をランプハウジングから取り外したときに、コネクタとプラグを灯室外に露出させてプラグをコネクタから外すことで容易に制御装置を灯具本体から完全に取り外すことができる。
【0015】
なお、本発明の上記概要は、本発明に必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用前照灯1の縦断面図である。
【図2】車両用前照灯1から制御ユニット90を取り外した状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態の他の例に係る車両用前照灯2の縦断面図である。
【図4】車両用前照灯2から制御ユニット91を取り外した状態を示す縦断面図である。
【発明を実施するため形態】
【0017】
以下において、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯1の縦断面図である。
【0018】
本実施形態に係る車両用前照灯1は、本発明における車両用灯具の一例であり、図1に示すように、ランプハウジング12と、ランプハウジング12の前方側に設けられた開口を覆うようにランプハウジング12に取り付けられたカバー14で形成された灯室15内に、灯具ユニット10が収容されている。なお、本例では、ランプハウジング12の後面側に灯具ユニット10の調整や交換作業のための開口16が設けられているが、車両用前照灯1の使用時にはこの開口16は、蓋部40によって塞がれている。
【0019】
灯具ユニット10は、ランプハウジング12にフレーム20を介して支持されており、フレーム20は、不図示のエイミング機構を介して、ランプハウジング12に支持されている。エイミング機構は、灯具ユニット10の取付位置及び取付角度を調整するための機構であり、このエイミング機構によって、灯具ユニット10のレンズ中心軸(光軸)Axは、例えば、車両前後方向に対して0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるように調整される。
【0020】
フレーム20の上側における前端部には軸受部22が設けられ、軸受部22によって灯具ユニット10の上部に設けられた被支持軸32が回動自在に支持される。灯具ユニット10の下部には、灯具ユニット10を水平方向に回動させるスイブルアクチュエータ70が固定される。
【0021】
スイブルアクチュエータ70は、ランプハウジング12の下部に配置された制御ユニット90における回路基板95と接続配線71を介して電気的に接続されており、この接続配線71経由で回路基板95から駆動電力およびステアリング操作に応じた駆動信号が与えられる。スイブルアクチュエータ70は、回路基板95から与えられる上記駆動信号に応じて出力軸72を鉛直軸回りに回転駆動する。出力軸72は、灯具ユニット10の下部に設けられた連結軸33に嵌合されている。したがって、スイブルアクチュエータ70が出力軸72を回転駆動すると、灯具ユニット10が水平方向に回動する。
【0022】
灯具ユニット10は、本例では、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる光軸Ax上に配置された投影レンズ11と、投影レンズ11の後方側焦点F2よりも後方に配置された光源バルブ23と、この光源バルブ23の発光部23aから放射された光を前方に向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ25と、投影レンズ11と発光部23aとの間に配置されてリフレクタ25からの反射光の一部及び発光部23aからの直射光の一部を遮蔽して主配光による配光パターンのカットオフラインを形成するシェード31と、投影レンズ11とリフレクタ25との間に介在して両者を連結する略円筒状のホルダ30とを備えている。
【0023】
投影レンズ11は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズであり、その後方側焦点F2を含む焦点面上の象を反転象として前方へ投影する。光源バルブ23は、発光部23aが放電発光するメタルハライドバルブ等の放電バルブであって、本例では、バルブ軸を光軸Axに一致させた向きで、リフレクタ25の後端部に配されたバルブソケット60に挿入固定されている。
【0024】
バルブソケット60から下方へ延びる接続配線61は、制御ユニット90における回路基板95に接続されている。光源バルブ23は、この接続配線61経由で回路基板95から点灯電圧および起電電圧が供給される。
【0025】
なお、灯具ユニット10の光源には、本例の放電バルブに替えてハロゲンバルブ等を用いることもでき、バルブ軸を光軸Axに略交差させた向きで、リフレクタ25の側方より光源バルブ23を挿入固定することもできる。また、バルブ光源に替えて、半導体発光素子等を用いてもよい。
【0026】
リフレクタ25は、発光部23aを通る光軸Axを中心軸とする略楕円球面状の反射面25aを有している。この反射面25aは、光軸Axを含む断面形状が発光部23aの中心位置を第1焦点F1とすると共に投影レンズ11の後方側焦点F2近傍を第2焦点とする略楕円曲面であり、発光部23aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに集光反射させる。
【0027】
ホルダ30は、リフレクタ25の前端近傍から投影レンズ11の後端近傍にかけて配される略筒状の部材であり、ホルダ30の前端部にレンズ11が固定支持されている。ホルダ30の後端部は、複数箇所においてリフレクタ25にネジ締め固定されている(図示は省略)。
【0028】
制御ユニット90は、本発明における制御装置の一例であり、外周を覆うケース94と、ケース94の内部に配される回路基板95とを有し、ランプハウジング12の下部に設けられた開口17の下方に取り付けられている。本例では、ランプハウジング12側の開口17の周縁部から下方に突出するように設けられた係合凹部19と、制御ユニット90のケース94の上面に設けられた係合凸部98とを接着係合させることで制御ユニット90をランプハウジング12に固定している。
【0029】
なお、本例において、制御ユニット90のケース94は、開口17を水密に塞いでおり、ケース94内の回路基板95および灯室内に上記係合箇所から水などが侵入することがない。また、ランプハウジング12に対する制御ユニット90の取付構造はこれに限られず、ネジ留めなど制御ユニット90をランプハウジング12に対して繰り返し着脱可能とする取付構造であればより好ましい。
【0030】
回路基板95におけるランプハウジング12と対向する面(上面)には、コネクタ96およびコネクタ97が取り付けられている。これらのコネクタ96およびコネクタ97は、いずれもケース94に設けられた開口から露出しており、コネクタ96は、回路基板95に形成されたスイブルアクチュエータ70の制御回路の出力端子を含み、接続配線71の先端に取り付けられたプラグ75と嵌合している。また、コネクタ97は、回路基板95に形成された光源バルブ23の点灯制御回路の出力端子を含み、接続配線61の先端に取り付けられたプラグ65と嵌合している。
【0031】
クランプ80は、ランプハウジング12における開口17の周縁部に設けられており、接続配線61,71の各一部を当該周縁部に固定する。クランプ80は、接続配線61,71を保持固定可能なものであれば、その形状、構造、材質は特に限定されないが、例えば、接続配線61,71の各一部をランプハウジング12の壁面に固定する樹脂などでもよく、また、インシュロックタイなどであってもよい。
【0032】
なお、接続配線61におけるクランプ80によって上記周縁部に固定されている箇所から接続配線61と回路基板95との接続部であるプラグ65とコネクタ97との嵌合部分までの長さは、上記接続部からクランプ80までの最短配線経路長よりもやや長い程度の長さとなっている。また、同様に、接続配線71におけるクランプ80によって上記周縁部に固定されている箇所から接続配線71と回路基板95との接続部であるプラグ75とコネクタ96との嵌合部分までの長さは、上記接続部からクランプ80までの最短配線経路長よりもやや長い程度の長さとなっている。ここで、「最短配線経路長」とは、クランプ80から回路基板95におけるコネクタ96,97までの最も短い線路長である。したがって、例えばコネクタ96,97が回路基板95の下面に取り付けられている場合は、回路基板95の下面から側端を通って上面側に回り込む経路も含まれる。
【0033】
本例の車両用前照灯1では、上記のように、接続配線61,71におけるクランプ80から回路基板95における上記嵌合部分までの長さが上記最短配線経路長よりもやや長い程度であるので、制御ユニット90がランプハウジング12に取り付けられたときに、接続配線61,71の余長部分によって例えばスイブルアクチュエータ70による灯具ユニット10の駆動を妨げるようなことがない。
【0034】
図2は、車両用前照灯1から制御ユニット90を取り外した状態を示す縦断面図である。本例の車両用前照灯1では、上記のように、クランプ80がランプハウジング12における開口17の周縁部に設けられているので、制御ユニット90を車両用前照灯1のランプハウジング12から取り外すと、図2に示すように、クランプ80よりも制御ユニット90側の接続配線61,71の大部分を開口17より外側に引き出すことができるので、制御ユニット90と接続配線61,71との接続部であるプラグ65,75とコネクタ96,97との嵌合部分を灯室外に露出させることができる。したがって、車両用前照灯1から制御ユニット90を取り外す際には、上記嵌合部分を灯室外に露出させてプラグ65,75をコネクタ96,97から外すことで、容易に制御ユニット90を車両用前照灯1の灯具本体から完全に取り外すことができる。
【0035】
図3は、本発明の実施形態の他の例に係る車両用前照灯2の縦断面図である。本例の車両用前照灯2において、上記の車両用前照灯1と同様の構成については、同じ符号を付して説明を適宜省略する。
【0036】
車両用前照灯2では、ランプハウジング12の下部に収納スペース18が設けられており、ランプハウジング12の後面における収納スペース18の後部には、開口17が設けられている。本例の制御ユニット91は、収納スペース18に収納される回路基板95と、回路基板95が収納スペース18に収納された状態において開口17を塞ぐ蓋部41とを有する。
【0037】
本例では、ランプハウジング12の後面における開口17の周縁部から後方側に突出するように係合凹部19が設けられており、制御ユニット91の回路基板95が収納スペース18に収納された状態では、この係合凹部19と蓋部41に設けられた係合凸部98とが接着係合される。なお、本例において、蓋部41は、開口17を水密に塞いでいるので、収納スペース18内にランプハウジング12と蓋部41との係合箇所から水などが侵入することがない。したがって、本例の制御ユニット91では、上記の制御ユニット90のように回路基板95を覆うケース94は不要となる。
【0038】
また、本例の制御ユニット91において、コネクタ96,97は、回路基板95上面の前端部に横向きに取り付けられており、図3に示すように、接続配線61,71の各先端に取り付けられたプラグ65,75と嵌合している。また、クランプ80は、上記の車両用前照灯1と同様に、ランプハウジング12における開口17の周縁部に設けられており、接続配線61,71の一部を当該周縁部に固定する。
【0039】
本例では、接続配線61,71におけるクランプ80によって上記周縁部に固定されている箇所から接続配線61,71と回路基板95との接続部であるプラグ65,75とコネクタ96,97との嵌合部分までの長さは、上記接続部からクランプ80までの最短配線経路長と略等しい長さとなっている。したがって、車両用前照灯1の場合と同様に、制御ユニット91がランプハウジング12に取り付けられたときに、接続配線61,71の余長部分によって例えばスイブルアクチュエータ70による灯具ユニット10の駆動を妨げるようなことがない。
【0040】
図4は、車両用前照灯2から制御ユニット91を取り外した状態を示す縦断面図である。本例の車両用前照灯2においても、上記のように、クランプ80がランプハウジング12における開口17の周縁部に設けられているので、制御ユニット91を車両用前照灯2のランプハウジング12から取り外すと、図4に示すように、接続配線61,71におけるクランプ80と制御ユニット91とを繋ぐ部分の大半を開口17より外側に引き出すことができるので、制御ユニット91と接続配線61,71との接続部であるプラグ65,75とコネクタ96,97との嵌合部分を灯室外に露出させることができる。したがって、車両用前照灯2から制御ユニット91を取り外す際には、上記嵌合部分を灯室外に露出させてプラグ65,75をコネクタ96,97から外すことで、容易に制御ユニット91を車両用前照灯2の灯具本体から完全に取り外すことができる。
【0041】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができることは当業者に明らかである。
【符号の説明】
【0042】
1,2…車両用前照灯(車両用灯具)
10…灯具ユニット
11…投影レンズ
12…ランプハウジング
14…カバー
15…灯室
16,17…開口
18…収納スペース
19…係合凹部
20…フレーム
22…軸受部
23…光源バルブ
23a…発光部
25…リフレクタ
25a…反射面
30…ホルダ
31…シェード
32…被支持軸
33…連結軸
40,41…蓋部
60…バルブソケット
61…接続配線
65…プラグ(接続部)
70…スイブルアクチュエータ
71…接続配線
72…出力軸
75…プラグ(接続部)
80…クランプ
90,91…制御ユニット(制御装置)
94…ケース
95…回路基板
96,97…コネクタ
98…係合凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
灯具前方側が開口したランプハウジングと、
前記開口を覆うカバーと、
前記ランプハウジングと前記カバーで形成される灯室内に配される被制御部品と、
前記ランプハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、前記被制御部品を制御する制御装置と、
前記制御装置と前記被制御部品とを電気的に接続する接続配線と、
前記制御装置を前記ランプハウジングから取り外す際に前記接続配線を前記ランプハウジングから引き出すために前記ランプハウジングに設けられた開口の周縁部に設けられ、前記接続配線の一部が固定されるクランプと、
を備え、
前記制御装置と前記接続配線との接続部から前記クランプまでの前記接続配線の長さは、前記接続部から前記クランプまでの最短配線経路長と略等しいことを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記制御装置は、前記ランプハウジングに取り付けられた状態において前記開口を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記制御装置は、前記ランプハウジングに取り付けられた状態において前記開口を水密に塞ぐ蓋部、および、前記蓋部が前記開口を塞いでいる状態において前記開口よりも前記灯室内側に配される回路基板を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記接続部は、前記回路基板上に設けられたコネクタと、前記接続配線の一端に取り付けられ、前記コネクタに対して着脱可能に嵌合するプラグとを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−216442(P2012−216442A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−81423(P2011−81423)
【出願日】平成23年4月1日(2011.4.1)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】