説明

車両用空調装置

【課題】前席側の送風量を低下させることなく、効率的に後席側へ空調空気を送風することが可能な車両用空調装置を提供する。
【解決手段】前席センターフェイス吹出口(29)へ空調空気を流通させるセンターフェイスダクト(27)と、前席サイドフェイス吹出口(31)へ空調空気を流通させるサイドフェイスダクト(28)と、空調空気を車室内後席側の吹出口である後席用吹出口(34)へ流通させる後席用ダクト(32)と、後席用ダクト(32)に設けられ、車室内後席側に吹き出される空調空気の風量を増加させる補助送風機(33)とを備える車両用空調装置において、後席用ダクト(32)は、サイドフェイスダクト(28)よりも下流側部位にセンターフェイスダクト(27)から分岐して形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内の空調を行う車両用空調装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車室内前席側に加えて後席側にも空調風を供給することのできる車両用空調装置が開示されている。この車両用空調装置は、後席への空調風の供給系統として、フェイスダクトから分岐して後席乗員の上半身側(後席用フェイス吹出口)に吹き出される空調風を流通させる後席用ダクトを有している。
【特許文献1】特開平11−34639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記構成では、後席用フェイス吹出口までの距離、すなわち後席用ダクトの長さが長くなることで、その分圧力損失が大きくなってしまい、後席側への送風性能が低下するという問題があった。
【0004】
また、後席用ダクト内に増風用のアシストブロワを配設する場合には、高性能なアシストブロワが必要となり、装置が大型化するとともにコストもかかるという問題があった。
【0005】
一方で、前席用吹出口へ向かう1つのダクトからセンターフェイスダクトとサイドフェイスダクトとに分岐する構成の車両用空調装置も知られている。上記特許文献1に記載される車両用空調装置は、1つのダクトからセンターフェイスダクトとサイドフェイスダクトに分岐する構成のものではないが、仮に、サイドフェイスダクトを単純に組み合わせた場合を考える。この場合、フェイス用の吹出口(ベント吹出口)の開口側でサイドフェイスダクトとセンターフェイスダクトとに分岐する構成となり、後席用ダクトがサイドフェイスダクトの上流側から後席側へ分岐することとなるため、前席側への送風量が低下してしまい、前席乗員に不快感を与えてしまうという問題が生じる。
【0006】
上記問題に鑑み、本発明は、前席側の送風量を低下させることなく、効率的に後席側へ空調空気を送風することが可能な車両用空調装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
請求項1に記載の発明では、車両の幅方向略中央から前席乗員へ向けて空調空気を吹き出す前席センターフェイス吹出口(29)へ空調空気を流通させるセンターフェイスダクト(27)と、車両の幅方向側方から前席乗員へ向けて空調空気を吹き出す前席サイドフェイス吹出口(31)へ空調空気を流通させるサイドフェイスダクト(28)と、空調空気を車室内後席側の吹出口である後席用吹出口(34)へ流通させる後席用ダクト(32)と、後席用ダクト(32)に設けられ、車室内後席側に吹き出される空調空気の風量を増加させる補助送風機(33)とを備える車両用空調装置において、後席用ダクト(32)は、サイドフェイスダクト(28)よりも下流側部位にセンターフェイスダクト(27)から分岐して形成されていることを特徴とする。
【0009】
本構成によれば、一般に長さが短く圧力損失の低いセンターフェイスダクト(27)から後席用ダクト(32)を分岐形成することにより、補助送風機(33)が小さくても後席側への必要送風量を確保することができ、装置の大型化を防ぎ低コストにすることができる。また、センターフェイスダクト(27)から分岐することで、後席用吹出口(34)までを最短距離で接続することができ、後席用ダクト(32)が占める面積が小さくなり、省スペース化を図ることができる。さらに、後席用ダクト(32)はサイドフェイスダクト(28)よりも下流側部位に設けられるため、サイドフェイス吹出口(31)から吹き出す空調空気量が低下することがなく、前席乗員へ不快感を生じるといった問題を回避することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、センターフェイスダクト(27D,27P)は複数形成されており、後席用ダクト(32)は、各センターフェイスダクト(27D,27P)から分岐形成された分岐ダクト部(32D,32P)と、各分岐ダクト部(32D,32P)が途中で合流して形成される合流ダクト部(32C)とを有し、補助送風機(33)は、合流ダクト部(32C)に設けられていることを特徴とする。
【0011】
本構成によれば、例えば運転席用と助手席用にそれぞれ形成されたセンターフェイスダクト(27D,27P)から分岐形成される分岐ダクト部(32D,32P)を途中で合流させて、その下流部位となる合流ダクト部(32C)に配置された補助送風機(33)によって後席側へ空調空気を送風することができる。運転席用と助手席用のそれぞれのセンターフェイスダクト(27D,27P)から分岐形成された後席用ダクト(分岐ダクト部(32D,32P))に補助送風機(33)を設ける構成と比較して、補助送風機(33)を一つにでき、低コストで装置を構成することができる。
【0012】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態における車両用空調装置1の構成を示す模式図である。図1に示すように、車両用空調装置1は、前席空調ユニット2と後席送風ユニット3とを有して構成されている。前席空調ユニット2は、空気を流通させる空気通路11を画定する空調ケース10を有している。空調ケース10は、車室内前部の計器盤内側に配置されている。
【0014】
空調ケース10には、車室内に向かう空気流れを空気通路11内に発生させる遠心式のフロントブロワ12が設けられている。フロントブロワ12は空調用ECU(図示略)により作動制御され、駆動用モータに印加されるブロワ電圧に基づいて所定の回転数で回転するようになっている。
【0015】
フロントブロワ12の空気流れ上流側には、内外気切替箱13が設けられている。内外気切替箱13には、車室外の空気(外気)を導入する外気導入口14と、車室内の空気(内気)を導入する内気導入口15とが形成されている。また内外気切替箱13には、吸込口モードに基づいて外気又は内気を切替導入するために、外気導入口14及び内気導入口15を開閉する内外気切替ドア16が設けられている。内外気切替ドア16は、空調用ECUにより作動制御されるようになっている。
【0016】
空気通路11内であってフロントブロワ12よりも下流側には、内部を流通する冷媒との熱交換により空調空気を冷却する蒸発器17が配置されている。蒸発器17は、冷媒が循環する冷凍サイクルの一部を構成する。
【0017】
蒸発器17の空気流れ下流側には、エアミックスドア18が設けられている。エアミックスドア18のさらに下流側には、内部を流通するエンジン冷却水との熱交換により、蒸発器17で冷却された空気を加熱するヒータコア19が設けられている。ヒータコア19の上方には、ヒータコア19を迂回して空気を流すバイパス通路21が形成されている。エアミックスドア18は、空調用ECUの制御に基づき駆動機構(図示略)により駆動され、ヒータコア19を通過して再加熱される高温の空気の流量と、ヒータコア19を迂回してバイパス通路21を通過する低温の空気の流量との比率を調節できるようになっている。
【0018】
ヒータコア19及びバイパス通路21の下流側には、デフロスタ開口部22、フェイス開口部23及びフット開口部24が設けられている。デフロスタ開口部22及びフェイス開口部23は、共通の吹出口モード切替ドア25によって開閉される。フット開口部24は、吹出口モード切替ドア26によって開閉される。吹出口モード切替ドア25、26は、空調用ECUにより前席の吹出口モードに基づき作動制御されるようになっている。
【0019】
すなわち本実施形態の構成では、前席の吹出口モードがフェイスモードのときには、フェイス開口部23が開となり、デフロスタ開口部22及びフット開口部24が閉となる。バイレベルモードのときには、フェイス開口部23及びフット開口部24が開となり、デフロスタ開口部22が閉となる。フットモード及びフットデフモードのときには、デフロスタ開口部22及びフット開口部24が開となり、フェイス開口部23が閉となる。デフロスタモードのときには、デフロスタ開口部22が開となり、フェイス開口部23及びフット開口部24が閉となる。
【0020】
デフロスタ開口部22からは、車両のフロントガラス内面等に吹き出される空気が流出するようになっている。フット開口部24からは、車室内前席の乗員の脚部等の下半身側に吹き出される空気が流出するようになっている。
【0021】
フェイス開口部23には、空調ケース10とは別体に形成されたセンターフェイスダクト27とサイドフェイスダクト28とが互いに分岐して接続されている。センターフェイスダクト27の空気流れ下流端側は、車室内前席の乗員の顔部等の上半身側に空調空気を吹き出すセンターフェイス吹出口29(前席センターフェイス吹出口)に接続されている。サイドフェイスダクト28の空気流れ下流端側は、車室内前席の乗員の上半身側に空調空気を吹き出すサイドフェイス吹出口31(前席サイドフェイス吹出口)に接続されている。センターフェイス吹出口29は計器盤の中央部近傍に設けられ、サイドフェイス吹出口31は計器盤の側部に設けられている。
【0022】
次に、後席送風ユニット3について説明する。センターフェイスダクト27からは、センターフェイスダクト27を通過する空調空気の一部を車室内後席の乗員の上半身側に吹き出させる後席用ダクト32が分岐している。すなわち、後席用ダクト32は、フェイス開口部23にサイドフェイスダクト28が分岐形成される地点よりも空調空気流れの下流側部位に設けられている。
【0023】
そして、後席用ダクト32の途中には、後席側に吹き出される空調空気の風量を増加させるアシストブロワ(補助送風機)33が設けられている。アシストブロワ33は空調用ECUにより作動制御され、駆動用モータに印加されるアシストブロワ電圧に基づいて所定の回転数で回転するようになっている。後席用ダクト32の下流端側は、後席用フェイス吹出口34に接続されている。
【0024】
上記構成による車両用空調装置1の作動時には、センターフェイスダクト27内を通過する空調空気の一部が、後席用ダクト32側へ配風されて、後席用フェイス吹出口34から後席乗員の上半身側へ向けて空調空気が吹き出される。
【0025】
上記実施形態によれば、後席用ダクト32が、サイドフェイスダクト28ではなく、一般に長さが短く圧力損失の低いセンターフェイスダクト27から後席側へ分岐形成されている。このため、アシストブロワ33が小さくても後席側への必要送風量を確保することができ、空調装置1全体が大型化してしまうことなく、低コストにすることができる。
【0026】
また、センターフェイスダクト27から分岐することで、後席用フェイス吹出口34までを最短距離で接続することができるため、圧力損失が最小限に止められることに加え、後席用ダクト32の占める面積が小さくなり、省スペース化を図ることができる。
【0027】
さらに、後席用ダクト32は、フェイス開口部23にサイドフェイスダクト28が分岐形成される地点よりも空調空気流れの下流側部位に設けられている。このため、後席側へ送風しても、サイドフェイス吹出口31からの空調空気量が低下することはなく、前席乗員に対して空調空気量の低下に伴う違和感を与えてしまうことがない。
【0028】
すなわち、本実施形態によれば、前席側の送風量を低下させることなく、効率的に後席側へ空調空気を送風することができる。
【0029】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における車両用空調装置1の構成を示す模式図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材には第1実施形態と同様の符号を付しており、以下、第1実施形態との相違部分に着目して説明することとする。
【0030】
本実施形態の車両用空調装置1は、運転席側(右側)と助手席側(左側)とで温度調節が独立して可能な左右独立コントロールタイプの空調装置である。図2に示すように、ヒータコア19及びバイパス通路21の下流側には、フット開口部24D,24P、サイドフェイス開口部36D,36P、サイドデフロスタフ開口部37D,37Pがそれぞれ運転席用と助手席用とで2つずつ設けられている。
【0031】
そして、サイドフェイス開口部36D,36Pには、空調ケース10とは別体に形成されたサイドフェイスダクト28D,28Pが接続されている。そして、サイドフェイスダクト28D,28Pの空気流れ下流端側は、車室内前席の乗員の上半身側に空調空気を吹き出すサイドフェイス吹出口31D,31Pに接続されている。
【0032】
さらに、フット開口部24D,24Pにはフットドア26D,26Pが、運転席用(フットドア26D)と助手席用(フットドア26P)とに1枚ずつ配設されている。同様に、サイドフェイス開口部36D,36Pにはサイドフェイスドア38D,38Pが、また、サイドデフロスタ開口部37D,37Pにはサイドデフロスタドア39D,39Pが、それぞれ運転席用(サイドフェイスドア38D,サイドデフロスタドア39D)、助手席用(サイドフェイスドア38P,サイドデフロスタドア39P)に1枚ずつ配設されている。
【0033】
そして、上記各ドア(26D,26P,38D,38P,39D,39P)は、空調用ECUによりそれぞれ独立に作動制御されるようになっており、運転席側と助手席側とで異なる吹出口態様で空調空気を吹き出すことができるようになっている。
【0034】
サイドデフロスタフ開口部37D,37Pのさらに下流側には、メインデフロスタ開口部41と、センターフェイス開口部42が設けられている。さらに、メインデフロスタ開口部41にはメインデフロスタドア43が配設され、センターフェイス開口部42にはセンターフェイスドア44が配設されている。
【0035】
センターフェイス開口部42には、空調ケース10とは別体に形成されたセンターフェイスダクト27D,27Pが接続されている。そして、センターフェイスダクト27D,27Pの空気流れ下流端側は、車室内前席の乗員の顔部等の上半身側に空調空気を吹き出すセンターフェイス吹出口29D,29Pに接続されている。
【0036】
2つのセンターフェイスダクト27D,27Pからは、センターフェイスダクト27D,27Pを通過する空調空気の一部を車室内後席の乗員の上半身側に吹き出させる分岐ダクト部32D,32P(後席用ダクト32)がそれぞれ分岐している。2つの分岐ダクト部32D,32Pは途中で合流しており、合流した部位より下流側は、合流ダクト部32C(後席用ダクト32)として形成されている。すなわち、後席用ダクト32は、分岐ダクト部32D,32P、合流ダクト部32Cの3つの部位により構成されている。
【0037】
そして、合流ダクト部32C内には、アシストブロワ33が設けられている。後席用ダクト32(合流ダクト部32C)の下流端側は、後席用フェイス吹出口34に接続されている。
【0038】
本実施形態によれば、運転席用と助手席用にそれぞれ形成されたセンターフェイスダクト27D,27Pから分岐形成される分岐ダクト部32D,32Pを途中で合流させて、その下流部位となる合流ダクト部32Cに配置されたアシストブロワ33によって、センターフェイスダクト27D,27Pから後席側へ空調空気を送風することができる。
【0039】
例えば、運転席用と助手席用のセンターフェイスダクト27D,27Pから分岐形成された分岐ダクト部32D,32Pのそれぞれにアシストブロワを設ける構成と比較して、アシストブロワを一つにでき、低コストで装置を構成することができる。
【0040】
(その他の実施形態)
上記第2実施形態では、左右独立コントロールタイプの空調装置1に具体化して説明したが、左右独立コントロールタイプではなく、単に、センターフェイスダクト27D,27Pが複数形成されるタイプの空調装置に具体化しても良い。この場合においても、複数のセンターフェイスダクトが合流する合流地点より下流側にアシストブロワ33を設けることで、アシストブロワ33を一つ設けるだけで良く上記第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0041】
上記各実施形態において、後席側へ空調空気を増風させるためのアシストブロワ33を、図3に示すように、斜めに傾かせた状態で配置しても良い。このように配置することで、アシストブロワ33の配置時の前後方向スペースWを短くすることができ、空調装置1を小型化することができ、前席空調ユニット2をインストルメントパネルの前方内に確実に収容させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】第1実施形態における車両用空調装置の構成を示す模式図である。
【図2】第2実施形態における車両用空調装置の構成を示す模式図である。
【図3】別の実施形態におけるアシストブロワの配置を示す図。
【符号の説明】
【0043】
1 車両用空調装置
2 前席空調ユニット
3 送風ユニット
27,27D,27P センターフェイスダクト
28,28D,28P サイドフェイスダクト
29,29D,29P センターフェイス吹出口(前席センターフェイス吹出口)
31,31D,31P サイドフェイス吹出口(前席サイドフェイス吹出口)
32 後席用ダクト
32D,32P 分岐ダクト部
32C 合流ダクト部
33 アシストブロワ(補助送風機)
34 後席用フェイス吹出口(後席用吹出口)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の幅方向略中央から前席乗員へ向けて空調空気を吹き出す前席センターフェイス吹出口(29)へ前記空調空気を流通させるセンターフェイスダクト(27)と、
前記車両の幅方向側方から前席乗員へ向けて前記空調空気を吹き出す前席サイドフェイス吹出口(31)へ前記空調空気を流通させるサイドフェイスダクト(28)と、
前記空調空気を車室内後席側の吹出口である後席用吹出口(34)へ流通させる後席用ダクト(32)と、
当該後席用ダクト(32)に設けられ、前記車室内後席側に吹き出される前記空調空気の風量を増加させる補助送風機(33)と
を備える車両用空調装置において、
前記後席用ダクト(32)は、前記サイドフェイスダクト(28)よりも下流側部位に前記センターフェイスダクト(27)から分岐して形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
【請求項2】
前記センターフェイスダクト(27D,27P)は複数形成されており、
前記後席用ダクト(32)は、前記各センターフェイスダクト(27D,27P)から分岐形成された分岐ダクト部(32D,32P)と、当該各分岐ダクト部(32D,32P)が途中で合流して形成される合流ダクト部(32C)とを有し、
前記補助送風機(33)は、前記合流ダクト部(32C)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−149128(P2009−149128A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−326479(P2007−326479)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】