説明

車両

【課題】車幅方向の中央に配置されたフロントシートと、このフロントシートよりも幅広のリアシートと、を備えた車両において、フロントシートの車幅方向側方のスペースを有効利用して、運転者のアームレストを配置することができる技術を提供すること。
【解決手段】車幅方向の中央に配置されたフロントシート32と、このフロントシート32よりも幅広のリアシート35と、を備えた車両において、フロントシート32の側方には、二輪車60を搭載することが可能な搭載部51が設けられ、この搭載部51の高さは、搭載された状態の二輪車60のシート63の上面64が、フロントシート32のシートクッション43aの上面よりも上方に位置するように設定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロントシートと、リアシートと、を備えた小型の車両に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車幅方向の中央に配置されたフロントシートと、このフロントシートよりも幅広のリアシートと、を備えた車両が知られている(例えば、特許文献1(図28)参照。)。
【0003】
この特許文献1に開示された車両は、運転者が着座するフロントシートが車幅方向中央に配置され、更に別の乗員2人が着座するリアシートが車両後部に配置される。リアシートはフロントシートよりも幅広であり、フロントシートの車幅方向両側にはスペースができる。
【0004】
この車両は、運転者が左右どちら側からでも乗降できるように、フロントシートの車幅方向両側のスペースを空けてある。フロントシート両側のスペースの有効利用を図ることが好ましい。しかも、フロントシートの両側は、何もないスペースとなっているので、運転者のアームレストの取付け場所がない。運転者の快適性を高めるためには、更なる改良の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4546045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、車幅方向の中央に配置されたフロントシートと、このフロントシートよりも幅広のリアシートと、を備えた車両において、フロントシートの車幅方向側方のスペースを有効利用して、運転者のアームレストを配置することができる技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、車幅方向の中央に配置されたフロントシートと、このフロントシートよりも幅広のリアシートと、を備えた車両において、前記フロントシートの側方には、二輪車を搭載することが可能な搭載部が設けられ、この搭載部の高さは、搭載された状態の前記二輪車のシートの上面が、前記フロントシートのシートクッションの上面よりも上方に位置するように設定されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明では、搭載部に搭載された状態の二輪車が後方へ移動することを規制するための、後部ストッパを、更に備え、この後部ストッパは、リアシートのシートクッションよりも下方に位置していることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明では、搭載部の前には、二輪車から外したバッテリを固定するためのバッテリ固定部を、更に備え、このバッテリ固定部は、搭載部に搭載された状態の二輪車が前方へ移動することを規制するための前部ストッパを兼ねていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明では、搭載部は、少なくともハンドルを内部に格納した状態の二輪車を搭載するものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明では、フロントシートの側方の空きスペースを有効利用して、二輪車を搭載することが可能な搭載部が設けられている。このため、空きスペースに二輪車を容易に搭載することができる。しかも、搭載部の高さは、搭載された状態の二輪車のシートの上面が、フロントシートのシートクッションの上面よりも上方に位置するように設定されている。二輪車のシートの上面は、運転者の肘近辺に位置するので、二輪車のシートを運転者のアームレストとして利用することができる。このため、運転者の快適性を高めることができる。このように、空きスペースに搭載された二輪車をアームレストに利用することが可能である。
【0012】
請求項2に係る発明では、搭載部に搭載された状態の二輪車が後方へ移動することを規制するための後部ストッパが設けられている。この後部ストッパは、リアシートのシートクッションよりも下方に位置する。リアシートの下方の空いたスペースに後部ストッパを設けるので、デットスペースを有効利用して、二輪車の後方への移動を規制できる。
【0013】
請求項3に係る発明では、搭載部の前には、二輪車から外したバッテリを固定するためのバッテリ固定部を備えている。このバッテリ固定部は、搭載部に搭載された状態の二輪車が前方へ移動することを規制するための前部ストッパを兼ねる。バッテリ固定部により、バッテリを固定することができるとともに二輪車の前方への移動を規制でき、バッテリ及び二輪車の固定構造を簡略化できる。
【0014】
請求項4に係る発明では、搭載部は、少なくともハンドルを内部に格納した状態の二輪車を搭載するものである。二輪車の車体内部にハンドルを格納するので、運転者の腕がバンドルに接触せず、アームレストとしての二輪車の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る車両を左側方から見て一部を断面した側面図である。
【図2】図1に示した車両の平面図である。
【図3】図1に示した車両の斜視図である。
【図4】図1に示した車両に搭載する二輪車の斜視図である。
【図5】ハンドルを内部に格納した状態の二輪車の側面図である。
【図6】本発明に係る車両の作用図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
【実施例】
【0017】
先ず、本発明に係る車両を図1〜図3に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明に係る車両に小型の二輪車を搭載した状態を説明する図である。
【0018】
図1〜図3に示すように車両10は、車体11と、この車体11を支持する前輪12及び後輪13と、後輪13内に収納され駆動力を発生するホイールインモータ(パワーユニット)14と、からなる。
車両10は、車体11前部をフロントカバー21で覆い、フロントカバー21の上端から後上方へ左右のフロントピラー22を延ばし、その上端から後方へ概ね平板状のルーフ部材23を延ばし、また車体11後部から上方へ左右のリアピラー24、24を延ばし、左右のリアピラー24、24の上端にルーフ部材23の後端近傍を取付けたものである。
【0019】
また、車両10は、左右のフロントピラー22の間にウィンドスクリーン25が設けられ、このウィンドスクリーン25に連続してフロントシート32の上部及びリアシート35の上部にルーフ部材23が設けられ、車体11の後部に物品を収納する収納ボックス26が設けられる。なお、実施例では、収納ボックス26をリッド27がある箱状のものとしたが、これに限定されず、リッド27のない収納スペースであっても差し支えない。
【0020】
車内30には、車内30前部に運転者31が座るフロントシート32が設けられ、フロントシート32の後方に2人の乗員33、34が座るリアシート35が設けられる。図2に示すように、フロントシート32は、車幅方向の中央に配置される。フロントシート32の車幅方向の幅はW1であり、リアシート35の車幅方向の幅はW2であり、W1<W2である。このため、フロントシート32の車幅方向両脇に空きスペースが生じる。
【0021】
車内30の前部は、インストルメントパネル41の近傍に設けられ前輪12を転舵するハンドル42と、車体11の底部を構成し運転者31が足を置くフラットなフロア50と、このフロア50に設けられ運転者31が着座するフロントシート32とで構成されている。更に、フロントシート32は、シートクッション43aと、バックレスト43bとで構成される。
【0022】
車内30の後部は、乗員33、34が足を置くフラットなフロア50と、このフロア50の後部から立ち上げられる立ち壁部44と、この立ち壁部44の上部に設けられ乗員33、34が着座するリアシート35とで構成される。更に、リアシート35は、シートクッション45aと、バックレスト45bとで構成される。リアシート35のバックレスト45bの左右両端から車両前方へ左右のサイドサポート46を丸みをもたせつつ延ばすことで、乗員33、34が左右へ移動することを拘束することができる。
【0023】
リアシート35の下には、車両10のためのメインバッテリ15及び制御部16が配置されている。車両10の前部には、空調システム17が配置されている。
【0024】
フロントシート46の車幅方向の側方のスペース、例えば左側のスペースには、搭載部51が設けられている。この搭載部51は、フロア50に設けられた平坦な載置面によって構成されており、二輪車60を搭載することが可能である。この搭載部51を、フロア50が兼ねてもよい。二輪車60のハンドルは折り畳まれて、内部に格納された状態である(詳細後述)。
【0025】
搭載部51について詳しく説明すると、図2に示すように、平面視において、フロア50の車幅方向左端近傍に、搭載部51に搭載された状態の二輪車60が後方へ移動することを規制するための後部ストッパ52が設けられる。車両前後方向において、後部ストッパ52は、フロントシート32の後端近傍に設けられる。
【0026】
後部ストッパ52はフロア50の上面53に設けられた突起部である。後部ストッパ52の形状は、直方体を呈しており、車幅方向の幅が車両前後方向の幅よりも大きい。後部ストッパ52の車幅方向の幅は、二輪車60の車幅方向の幅と概ね等しい。また、図1に示すように、後部ストッパ52の高さは、二輪車60の前輪61及び後輪62の回転軸61a、62aの位置よりも低い。
【0027】
なお、実施例では、後部ストッパ52の形状を直方体としたが、これに限定されず、後輪62に沿う形状にする等、後輪62に当接して二輪車60が後方へ移動することを規制できれば、他の形状であっても差し支えない。
【0028】
搭載部51の高さについて詳しく説明すると、図1に示すように、車両側面視において、フロア50の上面53から搭載された状態の二輪車60のシート63の上面64までの高さH1は、フロア50の上面53からフロントシート32のシートクッション43aの上面47までの高さH2よりも大きい。すなわち、二輪車60のシート63の上面64が、フロントシート32のシートクッション43aの上面47よりも上方に位置する。
【0029】
二輪車60のシート63の上面64は、ハンドル42の上端よりも低い位置にある。結果、運転者31がフロントシート32に着座した状態で、二輪車60のシート63が運転者31のアームレストの役割を果たす。フロントシート32の側方のデットスペースを二輪車60の格納スペースとして有効利用するとともに、二輪車60のシー63トを運転者31のアームレストとして利用することができる。
【0030】
後部ストッパ52は、リアシート35のシートクッション45aよりも下方に位置する。そのため、リアシート35に着座した乗員33の邪魔になることなく、デッドスペースを有効利用することができる。後部ストッパ52はフロントシート32の後部近傍に配置されるので、後部ストッパ52が乗員33の車両10への乗降に邪魔になることはなく、乗員33はスムーズに乗降することができる。
【0031】
また、二輪車60には、二輪車用のバッテリ65が着脱可能に設けられている。二輪車60から外したバッテリ65は、搭載部51の前方に設けられたバッテリ収納部54に配置される。
【0032】
バッテリ収納部54について詳しく説明すると、図2に示すように、平面視において、フロア50の車幅方向左端近傍に、バッテリ収納部54に置かれた状態のバッテリ65を固定するためのバッテリ固定部55が設けられる。車両前後方向において、バッテリ固定部55は、搭載部51の前に設けられる。
【0033】
バッテリ固定部55は、搭載部51に搭載された状態の二輪車60が前方へ移動することを規制するための前部ストッパを兼ねている。バッテリ固定部55は、二輪車60の前方への移動を規制する前部ストッパとしての役割と、バッテリ65を固定する役割との2つの機能をもたせたので、1つの部材でスペースの有効活用を図ることができる。
【0034】
バッテリ固定部55は、フロア50の上面53に設けられた突起部である。バッテリ固定部55の形状は、直方体を呈しており、車幅方向の幅が車両前後方向の幅よりも大きい。バッテリ固定部55の車幅方向の幅は、二輪車60の車幅方向の幅と概ね等しい。また、図1に示すように、バッテリ固定部55の高さは、二輪車60の前輪61及び後輪62の回転軸61a、62aの位置よりも低い。
【0035】
なお、実施例では、バッテリ固定部55の形状を直方体としたが、これに限定されず、車両後側を前輪61に沿う形状にする等、前輪61に当接して二輪車60が後方へ移動することを規制できれば、他の形状であっても差し支えない。
【0036】
バッテリ固定部55は、フロントシート32のシートクッション43aよりも下方に位置する。そのため、フロントシート32に着座した運転者31の邪魔になることなく、デッドスペースを有効利用することができる。バッテリ固定部55はフロントシート32の前部近傍に配置されるので、バッテリ固定部55が運転者31の車両10への乗降に邪魔になることはなく、運転者31はスムーズに乗降することができる。
【0037】
また、バッテリ収納部54の前側に、バッテリ前側固定部56が設けられる。バッテリ前側固定部56は、フロア50の上面53に設けられた突起部である。なお、バッテリ前側固定部56は、前輪12のホイールハウス18の車内30側の壁に設けても差し支えない。ホイールハウス18の車内側の壁を利用することで、スペースの有効利用をすることができる。
【0038】
フロア50の左右の車幅方向端部に、上方に突出する突出縁部57が設けられる。フロア50に搭載された二輪車60及びバッテリ65は、突出縁部57により車幅方向外側が支持される。後部ストッパ52及びバッテリ固定部55は、突出縁部57と同じ高さ、または突出縁部57よりも低い高さである。結果、乗降時に運転者31及び乗員33は、後部ストッパ52及びバッテリ固定部55が引っ掛からないので邪魔にならず、スムーズに乗降することができる。
なお、バッテリ収納部54の底面部58を、フロア50の上面53よりも低くすることで、バッテリ65を深く収納してより確実に固定しても差し支えない。
【0039】
次に車両に搭載する二輪車について説明する。
図4及び図5に示すように、二輪車60は、車体70に、折り畳可能なハンドル73、74、前輪61及び後輪62を取付けたものである。二輪車60は、後輪62にホイールインモータ69を備えており、このホイールインモータ69はバッテリ65から給電されて駆動するものである。二輪車60は、ホイールインモータ69により駆動力を得る電動式のものである。
【0040】
具体的には、二輪車60は、車体フレーム66の前端にヘッドパイプ67を取付け、このヘッドパイプ67にハンドル軸68を回転可能に取付け、このハンドル軸68の上端に上部アーム71を取付け、この上部アーム71にハンドルポスト72を車体前後方向にスイング可能に取付け、このハンドルポスト72の上部に左右一対のハンドル73、74を上下スイング可能に取付け、ハンドル73、74のそれぞれの先端にそれぞれバックミラー75、76を回転可能及びスイング可能に取付け、ハンドル軸68の下端に下部アーム77を取付け、この下部アーム77の後部に前輪支持部材としてのフロントスイングアーム78をスイング可能に取付け、このフロントスイングアーム78の端部に前輪61を回転可能に取付けたものである。
【0041】
二輪車60は、車体フレーム66の中間部にバッテリ65を着脱可能に取付け、車体フレーム66の後部に後輪支持部材としてのリアスリングアーム81をスイング可能に取付け、このリアスイングアーム81の端部に後輪62を回転可能に取付け、車体フレーム66の後部からシートポスト83を立ち上げ、このシートポスト83の上端にシートレール84を取付け、このシートレール84にシート63を車両の前後方向にスライド可能に取付け、車体フレーム66の下部にスタンド85を上下スイング可能に取付け、車体フレーム66の側部下部にフロアステップ86を上方へスイング可能に取付けたものである。
【0042】
二輪車60の作用を説明すると、前輪61及び後輪62をそれぞれ矢印a、bのように移動させる。次にシート63を矢印cのように移動させ、フロアステップ86を矢印dのように移動させる。ハンドル73、74をそれぞれ矢印e、fのように移動させ、バックミラー75、76をそれぞれ矢印g、hのように移動させる。そして、ハンドルポスト72を矢印iのように折り畳む。すると、図5に示すように、側面視で略矩形状にまとまった形状となる。
【0043】
以上に述べた車両の作用を次に述べる。
図6に示すように、例えば運転者31が、二輪車60からバッテリ65を外す。この外したバッテリ65を、矢印jのように移動させてバッテリ収納部54に収納する。バッテリ65は、バッテリ固定部55により固定される。次に、ハンドル(図4、符号73、74)等を折り畳んだ二輪車60を、搭載部51に載せる。二輪車60は、前輪61がバッテリ固定部55により前方への動きが規制され、後輪62が後部ストッパ52により後方への動きが規制される。すると、図1に示す状態となり、二輪車60のシート63を運転者31のアームレストとして利用することができる。
【0044】
なお、バッテリ65をバッテリ収納部54に収納した状態で、車両10のメインバッテリ15からバッテリ65を充電できるようにしてもよい。また、車外充電器によりバッテリ65を充電できるようにしてもよい。
【0045】
本発明に係る車両についてまとめると、次の通りである。
図1〜図3に示されるように、車幅方向の中央に配置されたフロントシート32と、このフロントシート32よりも幅広のリアシート35と、を備えた車両において、フロントシート32の側方には、二輪車60を搭載することが可能な搭載部51が設けられ、この搭載部51の高さは、搭載された状態の二輪車60のシート63の上面64が、フロントシート32のシートクッション43aの上面よりも上方に位置するように設定されている。
【0046】
図1〜図3に示されるように、搭載部51に搭載された状態の二輪車60が後方へ移動することを規制するための、後部ストッパ52を、更に備え、この後部ストッパ52は、リアシート35のシートクッション45aよりも下方に位置している。
【0047】
図1〜図3に示されるように、搭載部51の前には、二輪車60から外したバッテリ65を固定するためのバッテリ固定部55を、更に備え、このバッテリ固定部55は、搭載部51に搭載された状態の二輪車60が前方へ移動することを規制するための前部ストッパを兼ねている。
【0048】
図1、図4及び図5に示されるように、搭載部51は、少なくともハンドル73、74を内部に格納した状態の二輪車60を搭載するものである。
【0049】
尚、実施例では、搭載部51を車両10の左側に設けたが、これに限定されず、搭載部51を車両10の右側に設けても差し支えない。また、二輪車60の車幅方向の固定は、ベルトによる固定、又は、フロントシート32へ固定部を設けることにより固定にしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の車両は、車幅方向の中央に配置されたフロントシートと、このフロントシートよりも幅広のリアシートと、を備えたものに好適である。
【符号の説明】
【0051】
10…車両、32…フロントシート、35…リアシート、45a…リアシートのシートクッション、47…フロントシートのシートクッションの上面、50…フロア、51…搭載部、52…後部ストッパ、55…バッテリ固定部、60…二輪車、63…二輪車のシート、64…シートの上面、65…バッテリ、73…左のハンドル、74…右のハンドル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車幅方向の中央に配置されたフロントシートと、このフロントシートよりも幅広のリアシートと、を備えた車両において、
前記フロントシートの側方には、二輪車を搭載することが可能な搭載部が設けられ、
この搭載部の高さは、搭載された状態の前記二輪車のシートの上面が、前記フロントシートのシートクッションの上面よりも上方に位置するように設定されていることを特徴とする車両。
【請求項2】
前記搭載部に搭載された状態の前記二輪車が後方へ移動することを規制するための、後部ストッパを、更に備え、
この後部ストッパは、前記リアシートのシートクッションよりも下方に位置していることを特徴とする請求項1記載の車両。
【請求項3】
前記搭載部の前には、前記二輪車から外したバッテリを固定するためのバッテリ固定部を、更に備え、
このバッテリ固定部は、前記搭載部に搭載された状態の前記二輪車が前方へ移動することを規制するための前部ストッパを兼ねていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両。
【請求項4】
前記搭載部は、少なくともハンドルを内部に格納した状態の前記二輪車を搭載するものであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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