説明

車輌用灯具の洗浄装置

【課題】 ノズルカバーのノズル部からの脱落等を防止する。
【解決手段】 洗浄液を噴射する噴射ノズル16、16を有するノズル部4と該ノズル部を前方から覆うノズルカバー6とノズル部に連結され車体又はバンパー100に形成された開口100aを介して出し入れされるようにノズル部及びノズルカバーと一体となって所定の移動方向へ移動されるピストン3と該ピストンを移動自在に支持するシリンダー2とを設け、ノズルカバーの背面に当接又は近接して位置される腕部24、24を有すると共にピストンの移動時に移動方向に対するノズルカバーの傾きを規制するブラケット22を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車輌用灯具の洗浄装置に関する。詳しくは、ピストンの移動方向に対するノズルカバーの傾きを規制するブラケットを設けてノズルカバーのノズル部からの脱落等を防止する技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
車体又はバンパーに形成された開口から出し入れされるように移動され、車輌用前照灯の前面カバーを洗浄する洗浄装置がある。
【0003】
このような洗浄装置には、前端側に設けられ洗浄液を噴射する噴射ノズルを有するノズル部と該ノズル部を前方から覆うノズルカバーとノズル部に連結されたピストンと該ピストンを移動自在に支持するシリンダーとを有し、収納時には車体又はバンパーに形成された開口がノズルカバーによって閉塞され、洗浄時には開口からノズル部及びピストンの一部が前方へ突出され噴射ノズルから洗浄液が噴射されて前面カバーが洗浄されるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記した洗浄装置は、収納時においては、車輌の意匠性の確保と外部から開口を介して水分や塵埃等の侵入を防止するために、ノズルカバーの外周部が開口の周縁部に密着又は開口を覆った状態とされている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−335273号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記した洗浄装置は、前面カバーに付着する雪や氷を溶かして良好な視界を確保するために寒冷地等で使用されることが多い。従って、使用時における気象条件によっては、ノズルカバーの外周部の一部が凍結して開口の周縁部に張り付いてしまい、ノズル部がピストンとともに前方へ移動しようとしたときにノズルカバーに移動方向に対して傾斜する方向への力が付与されてしまう場合がある。
【0007】
ところが、上記した特許文献1に記載された車輌用灯具の洗浄装置にあっては、ノズル部の先端部がノズルカバーの中央部に連結されているだけであるため、上記した傾斜する方向への力が付与されたときにノズル部とノズルカバーの連結部分を支点としてノズルカバーがノズル部に対して傾いてしまい、ノズルカバーがノズル部から脱落したり、ノズルカバーとノズル部の連結部分が破損してしまうおそれがある。
【0008】
そこで、本発明洗浄装置は、ノズルカバーのノズル部からの脱落等を防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
車輌用灯具の洗浄装置は、上記した課題を解決するために、洗浄液を噴射する噴射ノズルを有するノズル部と該ノズル部を前方から覆うノズルカバーと上記ノズル部に連結され車体又はバンパーに形成された開口を介して出し入れされるように上記ノズル部及びノズルカバーと一体となって所定の移動方向へ移動されるピストンと該ピストンを移動自在に支持するシリンダーとを設け、上記ノズルカバーの背面に当接又は近接して位置される腕部を有すると共に上記ピストンの移動時に上記移動方向に対する上記ノズルカバーの傾きを規制するブラケットを設けたものである。
【0010】
従って、車輌用灯具の洗浄装置にあっては、ノズルカバーがブラケットの腕部によって背面側から押さえられる。
【発明の効果】
【0011】
本発明車輌用灯具の洗浄装置は、洗浄液を噴射する噴射ノズルを有するノズル部と該ノズル部を前方から覆うノズルカバーと上記ノズル部に連結され車体又はバンパーに形成された開口を介して出し入れされるように上記ノズル部及びノズルカバーと一体となって所定の移動方向へ移動されるピストンと該ピストンを移動自在に支持するシリンダーとを備えた車輌用灯具の洗浄装置であって、上記ノズルカバーの背面に当接又は近接して位置される腕部を有すると共に上記ピストンの移動時に上記移動方向に対する上記ノズルカバーの傾きを規制するブラケットを設けたことを特徴とする。
【0012】
従って、ノズルカバーの移動方向に対して傾く方向への力が付与されたときにおいても、ノズルカバーが傾くことなく上記移動方向へ移動され、ノズルカバーの脱落や破損を防止することができる。
【0013】
請求項2に記載した発明にあっては、上記ノズルカバーを一方向に長い形状に形成し、上記ブラケットの上記腕部を上記ノズルカバーの長手方向に離隔して一対設けたので、ノズルカバーの移動方向に対して特に傾きが生じ易い方向へのノズルカバーの傾きを防止することができる。
【0014】
請求項3に記載した発明にあっては、上記ノズルカバーと上記ノズル部の間に両者を連結すると共に上記ピストンと一体となって上記移動方向へ移動されるホルダーを設け、上記ブラケットに上記移動方向に対する上記ホルダーの傾きを規制する脚部を設けたので、ホルダーのノズル部からの脱落や破損を防止することができる。
【0015】
請求項4に記載した発明にあっては、上記ノズル部に上記移動方向に対して直交する方向に延び上記噴射ノズルを支持する筒部を設け、上記ホルダーに上記移動方向に対して直交する方向に延びる板部を設け、上記ブラケットの上記脚部に上記筒部と上記板部を両者が互いに近付く方向への弾性力を保有した状態で挟持する筒部押さえ部と板部押さえ部を設けたので、ホルダーのノズル部からの脱落を防止することができると共にブラケットをホルダーとノズル部に容易かつ確実に取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明車輌用灯具の洗浄装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
【0017】
洗浄装置1は、図1及び図2に示すように、シリンダー2と該シリンダー2に摺動自在に支持されたピストン3と該ピストン3の前端部に連結されたノズル部4と該ノズル部4の前端部に連結されたホルダー5と該ホルダー5の前端部に連結されたノズルカバー6とを備えている。
【0018】
シリンダー2は略円筒状に形成され、前端部に内方へ張り出された内フランジ部2aを有している(図2参照)。
【0019】
シリンダー2の後端部にはジョイント7が取り付けられている(図1及び図2参照)。ジョイント7はシリンダー2の後端部を閉塞するカバー部7aと該カバー部7aの後面に連続された連結管部7bとを有している。ジョイント7のカバー部7aの内部にはバネ掛け部7cが設けられている。
【0020】
ジョイント7がシリンダー2の後端部に取り付けられた状態においては、カバー部7aの内部がピストン3の内部に連通される(図2参照)。
【0021】
ジョイント7の連結管7bには図示しない洗浄液供給用チューブの一端部が連結され、該洗浄液供給用チューブの他端部は図示しない洗浄液用タンクに連結されている。従って、洗浄液は、洗浄液用タンクから洗浄液供給用チューブ及びジョイント7を介してピストン3の内部に供給される。
【0022】
ピストン3は略円筒状に形成され、後端部に外方へ張り出された外フランジ部3aが設けられている。ピストン3はシリンダー2に対する移動時に外フランジ部3aがシリンダー2の内周面に摺動されると共に外周面がシリンダー2の内フランジ部2aに摺動される。
【0023】
ピストン3の前端部における内部にはバネ掛け突部3bが設けられている。ピストン3のバネ掛け突部3bとジョイント7のバネ掛け部7cとの間には引張コイルバネ8が支持されている。従って、引張コイルバネ8によってピストン3が後方へ付勢される。
【0024】
シリンダー2には被取付体9が取り付けられ、該被取付体9が車体やバンパーに取り付けられることにより洗浄装置1が車輌の内部に配置される。
【0025】
ノズル部4はピストン3の前端部に連結されている(図1乃至図4参照)。ノズル部4は、図3及び図4に示すように、前後に長いバルブ配置部10と左右に長い筒部11、11とを有し、該筒部11、11がそれぞれバルブ配置部10の前端寄りの位置に左右方向に延びる軸を支点とした軸回り方向へ回転自在に支持されている。
【0026】
バルブ配置部10はバルブ保持部12と該バルブ保持部12から前方へ突出されたホルダー連結部13とバルブ保持部12から後方へ突出されたピストン連結部14とから成る。
【0027】
バルブ保持部12の内部にはチェックバルブ15が保持されている(図2参照)。チェックバルブ15はノズル部4の内部に供給される洗浄液の水圧の大きさに応じて開閉され、洗浄液の前方側への供給及びその停止を制御する機能を有する。
【0028】
バルブ配置部10はピストン連結部14がピストン3の前端部に連結されている。
【0029】
筒部11、11はそれぞれホルダー連結部13に回転自在に支持されている。筒部11、11は、図3及び図4に示すように、ホルダー連結部13のそれぞれ左右において接した状態で位置する円筒部11a、11aと該円筒部11a、11aのそれぞれ外側に連続されたノズル支持部11b、11bとを有している。ノズル支持部11b、11bにはそれぞれ噴射ノズル16、16が上下に延びる軸を支点とした軸回り方向へ回転自在に支持されている。
【0030】
洗浄装置1にあっては、筒部11、11をそれぞれバルブ配置部10に対して左右方向に延びる軸を支点とした軸回り方向へ回転させると共に筒部11、11に対してぞれぞれ噴射ノズル16、16を上下方向に延びる軸を支点とした軸回り方向へ回転させることにより、噴射ノズル16、16から噴射される洗浄液の噴射方向を所望の方向に調整することができる。
【0031】
ホルダー5はノズル部4におけるホルダー連結部13の前端部に連結されている。
【0032】
ホルダー5は前後方向を向く板状に形成された板部17と該板部17の中央部から後方へ突出された後側連結部18と板部17の中央部から前方へ突出された前側連結部19とが一体に形成されて成る。
【0033】
板部17の前面には左右に離隔して係止爪17a、17aが設けられている。係止爪17a、17aは下方へ行くに従って前方への突出量が大きくなるように形成されている。
【0034】
前側連結部19の外周面には周方向に離隔して外方へ突出された係合突部19a、19aが設けられている。前側連結部19の外周面には、上下両端面にそれぞれ上下に突出された位置決め突部19b、19bが設けられている。
【0035】
ホルダー5は後側連結部18がノズル部4のホルダー連結部13に、例えば、圧入によって連結され、板部17がホルダー連結部13の前端に接する。
【0036】
ノズルカバー6はホルダー5の前側連結部19に連結される。ノズルカバー6は左右方向に長く形成されたカバー部20と該カバー部20の背面から後方へ突出された連結筒部21とが一体に形成されて成る。連結筒部21は後方に開口された筒状に形成され、左右に貫通された係合孔21a、21aと前方に開口された位置決め用スリット21b、21bとを有している。
【0037】
ノズルカバー6は、連結筒部21の位置決め用スリット21b、21bにそれぞれ前側連結部19の位置決め突部19b、19bが挿入されて位置決めされ、連結筒部21の係合孔21a、21aにそれぞれ前側連結部19の係合突部19a、19aが係合されてホルダー5に連結される。
【0038】
ノズル部4とホルダー5にはブラケット22が取り付けられる。ブラケット22は、例えば、板状の金属材料が所定の形状に折り曲げられることにより形成され、脚部23と腕部24によって構成されている。
【0039】
脚部23は上下方向を向く基部25と該基部25の後縁からそれぞれ突出された筒部押さえ部26、26と基部25の前縁からそれぞれ突出された板部押さえ部27、27とから成る。
【0040】
筒部押さえ部26、26は左右に離隔して位置され、それぞれ基部25の後縁から後斜め下方へ突出された傾斜部26a、26aと該傾斜部26a、26aの下端から下方へ突出された挟持部26b、26bとから成る。
【0041】
板部押さえ部27、27は左右に離隔して位置され、それぞれ基部25の前縁から下方へ突出されている。板部押さえ部27、27にはそれぞれ係止孔27a、27aが形成されている。
【0042】
腕部24は板部押さえ部27、27の外縁部からそれぞれ略前方へ突出された突出部24a、24aと該突出部24a、24aの外縁部からそれぞれ側方(外方)へ突出された押さえ部24b、24bとから成り、該押さえ部24b、24bは前後方向を向くように設けられている。
【0043】
ブラケット22は、板部押さえ部27、27がホルダー5の板部17の前面に接し、筒部押さえ部26、26の挟持部26b、26bがノズル部4の筒部11、11の後面に接した状態でホルダー5とノズル部4に取り付けられる(図4参照)。このとき板部17の係止爪17a、17aがそれぞれ板部押さえ部27、27の係止孔27a、27aの開口縁に係止され、ブラケット22のホルダー5からの脱落が防止される。
【0044】
ブラケット22がホルダー5とノズル部4に取り付けられた状態においては、板部押さえ部27、27と筒部押さえ部26、26が互いに遠去かる方向へ稍変位した状態とされる。従って、ブラケット22は脚部23が板部17と筒部11、11を両者が互いに近付く方向への弾性力を保有した状態で挟持する。
【0045】
ブラケット22がホルダー5とノズル部4に取り付けられた状態においては、ブラケット22の腕部24の押さえ部24b、24bがノズルカバー6のカバー部20の背面に当接又は近接した状態とされる。
【0046】
上記のように構成された洗浄装置1は、車体の内部に収納された収納状態において、引張コイルバネ8の付勢力によってピストン3が後方へ付勢されることにより、ノズルカバー6の外周部が車体又はバンパー100に形成された開口100aの周縁に密着又は該開口100aを覆った状態とされている(図5参照)。
【0047】
収納状態において、洗浄液用タンクから洗浄液供給用チューブ及びジョイント7を介してピストン3の内部に洗浄液が供給されると、洗浄液はピストン3の内部を経てノズル部4の内部に達する。このときチェックバルブ15が閉塞されているため、洗浄液はチェックバルブ15より前方へは流入しない。
【0048】
洗浄液がノズル部4の内部に達すると、供給された洗浄液によって内圧が上昇して引張コイルバネ8が伸長されピストン3がシリンダー2から前方へ突出され、ピストン3の前方への移動に伴ってノズルカバー6、ホルダー5及びノズル部4が前方へ移動されていく(図6参照)。
【0049】
このとき、例えば、寒冷地等の使用において、ノズルカバー6の外周部の一部が凍結していた場合には、この外周部の一部が開口100aの周縁の一部に張り付き、ノズルカバー6が前方へ移動しようとしたときにホルダー5との連結部分を支点としてノズルカバー6に移動方向(前方)に対して傾く方向への力が付与される。
【0050】
しかしながら、ノズルカバー6のカバー部20がブラケット22の腕部24、24の押さえ部24b、24bによって後方から押さえられているため、ノズルカバー6の傾きが規制され、ノズルカバー6は傾くことなく前方へ移動されていく。
【0051】
ピストン3の外フランジ部3aがシリンダー2の内フランジ部2aに接すると、ピストン3のシリンダー2からの突出が停止される。ピストン3の前方への移動が停止されると、さらに供給される洗浄液によって内圧がさらに上昇し、チェックバルブ15が開放されて洗浄液がチェックバルブ15より前方へ流入され、噴射ノズル16、16から洗浄液が車輌用前照灯の前面カバー200へ向けて噴射されて該前面カバー200が洗浄される。
【0052】
洗浄液用タンクからの洗浄液の供給が停止されると、内圧が低下してチェックバルブ15が閉塞され、噴射ノズル16、16からの洗浄液の噴射が停止される。
【0053】
さらに内圧が低下することにより引張コイルバネ8の付勢力によってピストン3、ノズルカバー6、ホルダー5及びノズル部4が後方へ移動されて再び収納状態とされる。収納状態においては、ノズルカバー6の外周部が車体又はバンパー100に形成された開口100aの周縁に密着又は該開口100aを覆った状態とされる。
【0054】
以上に記載した通り、洗浄装置1にあっては、ノズルカバー6の移動方向に対する傾きを規制するブラケット22を設けているため、例えば、寒冷地等の使用において、ノズルカバー6の外周部の一部が凍結しホルダー5との連結部分を支点としてノズルカバー6の移動方向に対して傾く方向への力が付与されたときにおいても、ノズルカバー6が傾くことなく前方へ移動され、ノズルカバー6の脱落や破損を防止することができる。
【0055】
また、洗浄装置1にあっては、ブラケット22の腕部24、24をノズルカバー6の長手方向(左右方向)に離隔して設けているため、ノズルカバー6の移動方向に対して特に傾きが生じ易い方向へのノズルカバー6の傾きを防止することができる。
【0056】
尚、ブラケット22の腕部24、24における押さえ部24b、24bの前面は一定の面積を有しているため、ノズルカバー6の長手方向のみならず、他の方向、例えば、ノズルカバー6の上下方向における傾きをも防止することができる。
【0057】
また、上記にはブラケット22に二つの押さえ部24b、24bを設けた例を示したが、押さえ部24bの数は任意であり、例えば、傾きが生じ易いと想定される方向に対応する位置に一つのみ設けてもよく、また、三つ以上の複数の押さえ部24b、24b、・・・を設けることも可能である。
【0058】
さらに、洗浄装置1にあっては、ブラケット22にホルダー5とノズル部4に取り付けられる脚部23を設けているため、該脚部23によってホルダー5の移動方向に対する傾きが規制され、ホルダー5のノズル部4からの脱落や破損を防止することができる。
【0059】
加えて、洗浄装置1にあっては、ノズル部4に左右に延びる筒部11、11を設け、ホルダー5に左右に延びる板部17を設け、ブラケット22によって筒部11、11と板部17を両者が互いに近付く方向への弾性力を保有した状態で挟持するようにしているため、ホルダー5のノズル部4からの脱落を防止することができると共にブラケット22をホルダー5とノズル部4に容易かつ確実に取り付けることができる。
【0060】
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】図2乃至図6と共に本発明車輌用灯具の洗浄装置の最良の形態を示すものであり、本図は、洗浄装置の平面図である。
【図2】洗浄装置の断面図である。
【図3】洗浄装置の一部を示す拡大分解斜視図である。
【図4】洗浄装置の一部を示す拡大斜視図である。
【図5】収納状態を示す側面図である。
【図6】洗浄液が噴射されている状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0062】
1…洗浄装置、2…シリンダー、3…ピストン、4…ノズル部、5…ホルダー、6…ノズルカバー、11…筒部、16…噴射ノズル、17…板部、22…ブラケット、23…脚部、24…腕部、26…筒部押さえ部、27…板部押さえ部、100…バンパー、100a…開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄液を噴射する噴射ノズルを有するノズル部と該ノズル部を前方から覆うノズルカバーと上記ノズル部に連結され車体又はバンパーに形成された開口を介して出し入れされるように上記ノズル部及びノズルカバーと一体となって所定の移動方向へ移動されるピストンと該ピストンを移動自在に支持するシリンダーとを備えた車輌用灯具の洗浄装置であって、
上記ノズルカバーの背面に当接又は近接して位置される腕部を有すると共に上記ピストンの移動時に上記移動方向に対する上記ノズルカバーの傾きを規制するブラケットを設けた
ことを特徴とする車輌用灯具の洗浄装置。
【請求項2】
上記ノズルカバーを一方向に長い形状に形成し、
上記ブラケットの上記腕部を上記ノズルカバーの長手方向に離隔して一対設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具の洗浄装置。
【請求項3】
上記ノズルカバーと上記ノズル部の間に両者を連結すると共に上記ピストンと一体となって上記移動方向へ移動されるホルダーを設け、
上記ブラケットに上記移動方向に対する上記ホルダーの傾きを規制する脚部を設けた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具の洗浄装置。
【請求項4】
上記ノズル部に上記移動方向に対して直交する方向に延び上記噴射ノズルを支持する筒部を設け、
上記ホルダーに上記移動方向に対して直交する方向に延びる板部を設け、
上記ブラケットの上記脚部に上記筒部と上記板部を両者が互いに近付く方向への弾性力を保有した状態で挟持する筒部押さえ部と板部押さえ部を設けた
ことを特徴とする請求項3に記載の車輌用灯具の洗浄装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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