説明

軽量パネル

芯材と、芯材の一方の面に粘着的に貼り合わせられるペーパー・フェイサー・シートとを含む複合ボードであって、芯材が、パーライト、接着剤およびセルロース繊維の混合物を含み、芯材が、パーライト、接着剤およびセルロース繊維が一様に分布される水スラリーとして形成され、パーライトが、その粒子が内部空隙を含みさらに立方フィート当たり約5ポンドから約15ポンドの密度を示すように発泡状態であり、さらに重量ベースで芯材の体積の少なくとも50%のかさを占めるような十分な量で存在し、パーライトおよびセルロース繊維が、組み合わされて芯材の重量の少なくとも25%を形成する、複合ボードを開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、静的構造物、特に、壁、吊天井などの建造に有用な複合ボードに関する。
【背景技術】
【0002】
乾式壁と呼ばれることがある従来の壁ボードは、世界中で広範囲に使用されており、特に内壁の建築において使用されている。この製品は、通常、高い割合の石膏を含んで作製されるが、これは結果としてボードの重量に反映される。典型的には、従来のボードは、立方フィート当たり(pcf)約40 lbs.の密度を有する。空気がボード組成の中に混入あるいは封入されることができ、圧縮性をもたらしさらに重量を軽減する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、石膏含有量は、通常、十分な「釘抜き」強度を保証するために比較的高いレベルを維持する。従来の壁ボードの重量は、現場への納入および現場での取付けでの疲労および/または負担の影響を含むその配送コストおよび人件コストにおいて、輸送コストおよび取り扱いコストを増加させることから、著しく不利である。
吊天井用のタイルは、種々の製剤、キャリパス(calipers)、フェイス・パターン、および、コーティングを用いて製造される。従来の天井タイルの長い間のならびに頻繁な問題は、取付け後に、特に湿度が高いならびに/または温度が高い環境の中で弛む傾向があり、見苦しくなりそのために不満足な状態になることである。天井タイル製剤中にパーライトを含むと、タイルの弛みの発生度を増加させる傾向があることが知られている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、とりわけ壁構造物および吊天井タイルに有用である比較的軽量の複合ボードを提供する。本発明は、ボードの芯材中の軽量媒質としての発泡パーライトと芯材のクラッディングでの高伸張性材料としての紙との使用を組合せて、驚くべき軽量さと丈夫さとを兼ね備えるボードを作り出す。適切なボード芯材の製剤は、例として、重量ベースで、約15%から40%のパーライト、約10%から30%のセルロース繊維、約5%から15%の澱粉などの結合剤、約0%から50%のミネラル・ウール、および、約0%から25%の石膏などの充填剤を含む。紙料がこのボード芯材の少なくとも一方の側に貼りあわされて、伸長性の構造部材として機能する。
【0005】
開示する複合ボードでは、発泡パーライトがストラクチュラル・フォームのように機能することにより、その低い密度にもかかわらず、比較的高い圧縮強度が得られることが分かっている。より具体的には、高圧縮強度は、明らかに、発泡パーライト、セルロース繊維および接着剤がストラクチュラル・フォームとして一体に機能している芯材の構造的完全性に起因すると考えられる。この圧縮強度は驚くほど高い釘抜き力に反映され、製品が壁ボードとして首尾よく使用されるのを可能にする。芯材が開示するように調製されてさらに貼合紙でクラッディングされているボードの性能は、十分な釘抜きの値を得るために以前は仕方なく壁ボードの密度が比較的高いレベルに維持されていた通常の技術とは正反対である。
【0006】
本発明の軽量ボード構造物は、ボードが天井用タイルへの応用に首尾よく使用されるのを可能にする。タイルのフェイス側すなわち部屋側に貼り合わされる紙層は、仕上げ塗装などのための一様な基礎を形成するのに加えて、経済的さらに環境的に向上させる形でタイルの弛み抵抗性を著しく強化するように機能する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明を具体化する複合ボードは、平面の芯材、および、芯材の一方の側に貼り合わされる少なくとも1つのペーパー・フェイサー・シートを含む。壁ボードとして使用することを意図する場合、このボードは、典型的には4’×8’、10’および12’の公称寸法で製造されてよい。このボードは、もちろん、工場または現場で別のサイズで製造あるいは他のサイズに切断されてよい。このボードは従来の壁ボードより重量が軽いことから、例えば標準で5フィートの大きな幅で製造されることができ、さらに手で取り扱われることができる。芯材は、例えば、典型的には天井タイルの製造に使用される従来のウォーター・フェルティング・プロセスによって製造される。芯材の製剤は大幅に変化することができるが、基礎的あるいは主要な構成物質は、パーライト、セルロース繊維および接着剤である。これらの構成物質および他の任意選択の構成物質は、約5%の固体の水スラリー中で一様に混合され、スクリーン上で脱水されてマットを形成し、次いで、乾燥されて芯材を形成する。
【0008】
実行可能な範囲で、構成物質は、仕上げにおいて芯材中に一様に分散される。マットの厚さは、好ましくは追加の研削または研磨作業なしで、当技術分野で既知の適切な圧縮技術により、指定の厚さの芯材を製造するために十分な正確さで調整されることが好ましい。
【0009】
主要な構成物質およびいくつかの任意選択の構成物質の考察は、以下のとおりである。
【0010】
パーライト
発泡パーライトははじけたポップコーンのように見える。特定の密度への膨張後、パーライト粒子は空隙または空孔を含む。水スラリー中での構成物質との混合後にパーライト粒子は水を含むが、この水は、その後芯材マットの乾燥の間に除去されなければならない。高いパーライト含有量により適切なバルキー性を有する芯材を製造することができるが、パーライト含有量の増加は、含水量の増加のためにボード形成速度を低下させ、さらに天井タイルへの応用において騒音低減および弛み抵抗性を低下させることがある。
【0011】
セルロース繊維
セルロース繊維は、芯材の形成中に湿潤強度を加える。セルロース繊維は、マットの形成中に、パーライト、ならびに、澱粉および充填剤などの粉体サイズが微細な他の物質を封入する。芯材製剤中にセルロース繊維がないと、パーライトはスラリーの表面に浮かんでしまい、芯材の形成が困難になる。天井タイルへの応用においての過剰量のセルロース繊維は、取付け作業員によりタイルを切断するのに一般に使用されるハンドヘルドのボード・ナイフでのタイルの切断性能に悪影響を及ぼす。適切なセルロース繊維の経済的な供給源は再生紙であるが、別の供給源として木材などのような繊維が実用的である。
【0012】
接着剤
澱粉およびラテックスは、コアが乾燥された後に主要な芯材成分間に粘着性の結合をもたらす接着剤である。通常、典型的な芯材製剤では生の澱粉が使用される。生の澱粉は加熱されるまでいかなる強度も加えないことから、芯材が乾燥されるまでは、圧粉体強さ/湿潤強度をもたらすのはセルロース繊維に依存される。澱粉が加熱されると、芯材は砕け易くなりハンドヘルドのボード・ナイフで容易に切断されることができる。澱粉の量が増加すると、砕け易さが増す。澱粉およびセルロース繊維を含む有機含有量が増加すると、高湿度条件での天井タイルの弛み抵抗性に悪影響が出る。
【0013】
ミネラル・ウール
天井タイルに使用されるボードの芯材製剤中のミネラル・ウールは、ボードの吸音力(NRC)を向上させる。一般に、ミネラル・ウールの量が増加すると、吸音力が向上する。ミネラル・ウールはまた、芯材形成中にスラリーにバルキー性を有利にもたらす。
【0014】
充填剤
クレイは、防火標準の天井タイルにおいて重要である。火災の際に、クレイは焼結して極めて優れた耐火性を天井タイルにもたらす。しかし、芯材製剤中の高いクレイ含有量は、水へのその親和性のために製造ライン速度を低下させる。
炭酸カルシウムは典型的な充填剤であり、製品にある程度の硬度をもたらすことができるという点を除いてボードの特性に重要な有用性を有していないが、製品のコストを下げることができる。他の一般に使用されている低コストの充填剤は、硫酸カルシウムおよびフライ・アッシュである。
【0015】
石膏は、水中での有限の可溶性により、凝集性の媒介物として機能する。芯材スラリー中の凝こう剤の作用により、加工(脱水、真空プレスおよび湿式プレス)中のマット内の微細粉末粒子(無機クレイ、有機澱粉など)が保持されて一様に分散される。製剤中に凝集性の媒介物がないと、微細で高密度な粒子が加工中にマットの底部へ移動するために排水に悪影響が出る。石膏は、他の無機充填剤、クレイおよび炭酸カルシウムにより作られるマットより厚いマットを製造することができる。湿式プレス前の高いマット厚さ(バルキー性)は、過剰な水の除去に有益である。石膏により他の凝こう剤、凝固剤および/または界面活性剤の必要性を回避することができる。石膏はボードの硬度を向上させることができる。石膏は、ミネラル繊維および/またはセルロース繊維の塊を分解してそれにより高いスラリー濃度(固体%)を可能にして生産速度を向上させる分散剤として機能することができる。石膏は、芯材のマットのプレスおよび乾燥後に有意に「弾性戻り」をしないあるいは膨張しないことから、芯材の厚さを調整するために芯材をサンドペーパーで磨く必要性を低減する。
【0016】
主要なおよび可能性のある成分材料の前述の考察から、材料の選択およびそれらの割合は、複合ボードの意図された使用法およびその必要とされる物理的特性に依存してよいことが分かるであろう。
【0017】
主成分、パーライト、セルロース繊維および接着剤の中で、パーライトが芯材の体積の大部分を占める。パーライトの密度は、立方フィート当たり約3ポンドから約15ポンドであり、より好ましくは立方フィート当たり約6ポンドから約10ポンドであり、最も好ましくは立方フィート当たり約8ポンドである。芯材を構築するのに使用される発泡パーライトの実際の密度にかかわらず、容積ベースで、パーライトが芯材の体積の大部分を占めることが重要であり、好ましくは実質的に芯材の体積のすべてを占めることが重要である。芯材のパーライト含有量が適当であることを保証する1つの方法は、パーライトを含むスラリー中の混合物をわずかに過充填して、芯材を形成するマットが指定されたサイズに圧縮されるときに、例えば約5%の制限された量のパーライトの発泡粒子が粉砕されるようにすることである。
【0018】
ペーパー・フェイサーが、芯材の少なくとも一方の側に貼りあわされる。ペーパー・フェイサーは、クラフト紙などの種々の形態の中の任意の1つでよく、複合ボードの最終的な使用法に依存する。複合ボードが壁ボードとして使用されることを意図する場合、標準の壁ボード紙(すなわち、乾式壁の表面上または後面上の紙)が芯材に貼りあわされてよい。このような紙の一例は、約11ミルから約13ミルの厚さを有する。このような紙は、一般に、2インチ幅のサンプルサイズを標準的試験の取付け具(TAPPI試験規格)で固定して引張った場合、機械方向に約140ポンドおよび横断方向に約45ポンドのの引張り強さを示す。また、複合ボードが壁ボードとして使用されることを意図する場合、その全体のパスすなわち厚さは、例えば公称3/8”、1/2”または5/8”である。芯材は、芯材の一方の側のみが一枚のペーパー・フェイサーと組み合わされるあるいは芯材の対向するそれぞれの側が別個のペーパー・フェイサーと組み合わされるかのいずれかの場合、この公称厚さを成すような厚さに合わせられる。典型的には、ペーパー・フェイサーは、大きさを合わせるための切断後あるいは切断前に、芯材が作られるのと同時に製造ライン上で芯材に貼り合わされる。ペーパー・フェイサーは、適切な市販の水ベース接着剤、好ましくはラテックスにより芯材に接着される。接着剤は、従来の既知の手法により、スプレーされて、ロール塗布されて、あるいは別の方法で、芯材の一方あるいは両方の表面全体およびペーパー・フェイサーの表面全体にわたって塗布される。マットが乾燥されて工場生産で芯材が完成されるとき、マットは典型的には約2%以下の非常に低い含水率を有する。この低い含水率により、ペーパー・フェイサーが複合ボードの工場生産で芯材に貼り合わされるときに、水ベース接着剤が素早く硬化することが可能になる。
【0019】
理想的には、得られた複合ボードは、立方フィート当たり約30ポンドの密度を有するべきである。この密度または重量は、標準的な壁ボードの重量に対しての有意な利益をもたらすことができる。輸送コスト、取り扱いコスト、および、取付けコストの節約は、潜在的に大きい。本発明は、軽量の芯材を使用することにより、石膏ベースの壁ボードの場合で少なくとも立方フィート当たり約40ポンドの最低密度を維持する慣行的実務から離れる。現行の慣例では、従来の壁ボートの密度がこの値未満に低下した場合、壁ボードの強度が低下し、典型的には釘抜き性能が許容できなくなる。釘抜きは、ASTM規格C473に詳述されており、壁ボードまたはパネル構造物の性能を業界基準で測定するために産業界で使用される。
【0020】
本発明は、セルロース(紙)繊維と接着剤との均質な混合物中に発泡パーライト・セルまたは粒子を使用することを含む。接着剤の実用的な形態は、例えば、トウモロコシ、ジャガイモおよび/または小麦の原料から得られる澱粉である。澱粉は、芯材のマットが形成されるスラリーの中に導入される前に予熱されてよい。セルロース繊維および接着剤はパーライト粒子間の隙間にマトリックスを形成する。接着剤は、セルロース繊維を互いに対して、ならびにセルロース繊維をパーライト粒子に対して動けなくする。セルロース繊維は芯材の引張り強さの大部分に寄与する。好ましくは、パーライトとセルロース繊維との組合せの重量は、芯材の総重量の少なくとも25%である。
【0021】
開示するプロセスおよび開示する製剤により作られる複合ボードは、特に、標準的な石膏ベースの壁ボートおよび軽量の石膏ベースの壁ボートと比較された場合、驚くほど高い釘抜き性能を示す。最もよく理解されるように、さらに、実際の製剤に一部依存して、芯材混合物のパーライト成分は、紙繊維および接着剤の安定化機能とあいまって、パーライト粒がストラクチュラル・フォームとして集団的に機能することにより重量が比較的軽量である一方で高い圧縮強度を生み出すことを可能にすることが理論づけられている。芯材の圧縮だけでなく引張りの強度も、ペーパー・フェイサーのみでクラッディングされさらに高いレベルの釘抜き性能を実現する複合ボードの特有の機能を提供する。すわなち、第2のペーパー・フェイサーが、釘の頭またはねじ部が打ち込まれるパネルの面が1枚の紙でクラッディングされた側である場合に、適切な釘抜き強度を得るために必ずしも使用されるとは限らない。
【0022】
芯材の基本成分に加えて、言及したように、他の材料も芯材製剤中で使用されてよい。これらの付加的な材料は、ミネラル・ウールと、石膏と、クレイおよびフライ・アッシュなどの充填剤と、ドロマイトとを含んでよい。以下は、芯材混合物の可能性のある成分および重量ベースでの可能性のある相対的なパーセンテージを示す表である。複合ボードの芯材は、以下のパラメータ内の製剤を有する。
【0023】
【表1】

【0024】
標準的な壁ボード紙が貼り合わされた1つまたは2つの面と、前述の表に記載されている例示的な芯材製剤とを有する複合ボードは、以下の性能を示した。
【0025】
【表2】

【0026】
MOR(破壊係数(modulus of rupture))は、以下の式によって与えられる曲げ強さの測定値である(ASTM D1037)。
【0027】
【数1】

【0028】
前述に基づいて、当業者は、予測結果を得るために6000ポンドの固体を含む水スラリー・バッチを調製することができる。
【0029】
【表3】

【0030】
概して、セルロース繊維の量が多いと、ボードの密度は低下する。前に示したように、本発明の低密度のボードは、相当するボード厚さでの産業界の釘抜きの基準を容易に超えることができる。
業界基準は、3/8”の壁ボードに対して56ポンドおよび1/2”に対して77ポンドの容認された釘抜きの値を設定している。前述の表は、標準的な乾式壁紙が一方または両方の面に貼り合わされた例示的な製剤の軽量芯材が、これらの業界基準を超えることができることを示す。これらのデータから、芯材の密度および/またはペーパー・フェイサーの強度は、得られる十分な釘抜き性能が少なくとも業界基準である間は、記録された軽量構造物から下げることができることは明白である。
【0031】
本開示が例であること、ならびに、本開示に包含される教示内容の公正な範囲から逸脱することなく、詳細を追加、修正および削除することにより種々の変更形態が作られることができることは明白である。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲が必然的に限定される範囲を除いて、本開示の特定の詳細に限定されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯材と、前記芯材の一方の面に粘着的に貼り合わせられるペーパー・フェイサー・シートとを含む複合ボードであって、
前記芯材が、パーライト、接着剤およびセルロース繊維の混合物を含み、前記芯材が、前記パーライト、前記接着剤および前記セルロース繊維が一様に分布される水スラリーとして形成され、
前記パーライトが、その粒子が内部空隙を含みさらに立方フィート当たり約5ポンドから約15ポンドの密度を示すように発泡状態であり、さらに重量ベースで前記芯材の体積の少なくとも50%のかさを占めるような十分な量で存在し、前記パーライトおよび前記セルロース繊維が、組み合わされて芯材の重量の少なくとも25%を形成し、前記セルロース繊維および前記接着剤が、前記パーライトの粒子間の隙間の中にマトリックスを形成し、前記接着剤が、前記セルロース繊維を互いに対して、ならびに前記セルロース繊維を前記パーライトの粒子に対して動けなくし、前記セルロース繊維が、前記芯材の引張り強さの大部分に寄与し、前記ペーパー・フェイサーが、前記フェイサーの実質的にすべての領域にわたって塗布された水ベース接着剤を用いて前記芯材に貼り合わされ、前記パーライトの圧縮強さと前記セルロース繊維の引張り強さの両方が、前記接着剤の作用によって活用されて、前記複合ボードの重量との比較において比較的高い釘抜き力が得られるようにする、複合ボード。
【請求項2】
前記パーライトの元のかさ体積が、前記芯材の量と少なくとも同じである、請求項1に記載の複合パネル。
【請求項3】
前記パーライト、前記セルロース繊維および前記接着剤が組み合わされて、前記芯材の重量の少なくとも約30%を含む、請求項1に記載の複合ボード。
【請求項4】
前記ペーパー・フェイサーが、前記芯材が工場で仕上げられるときに前記芯材に貼り合わせられる、請求項1に記載の複合ボード。
【請求項5】
成分として、芯材、および、前記芯材の少なくとも一方の面に粘着的に貼り合せられるペーパー・フェイサー・シート材料を含む複合ボードであって、前記芯材が、パーライト、接着剤およびセルロース繊維の実質的に一様な混合物を含み、前記芯材が、水スラリーとして形成され、前記パーライトが、その粒子が内部空隙を含みさらに立方フィート当たり約3ポンドから約15ポンドの密度を示すように発泡状態であり、前記パーライトが、前記芯材の重量の約15%から約40%の間を含み、前記セルロース繊維が、前記芯材の重量の約10%から約30%を含み、前記接着剤が、前記芯材の重量の約5%から約15%を含み、前記セルロース繊維および前記接着剤が、前記パーライト粒子間の隙間の中にマトリックスを形成し、前記接着剤が、前記セルロース繊維を互いに接着させさらに前記パーライト粒子に前記セルロース繊維を接着させ、前記ペーパー・フェイサー材料が、前記フェイサー材料の実質的にすべての領域にわたって塗布された水ベース接着剤を用いて前記芯材に貼り合わされ、前記パーライト、前記セルロース繊維、前記接着剤、および、前記芯材の他の構成物質の製剤、ならびに、前記ペーパー・フェイサー材料が、立方フィート当たり約30ポンド以下の複合ボード密度でさらに前記複合ボードのパスが公称3/8”であるときに少なくとも約56ポンドの釘抜き力であり前記複合ボードのパスが公称1/2”であるときに少なくとも約77ポンドの釘抜き力である複合ボードを生成するように選択される、複合ボード。
【請求項6】
前記ペーパー・フェイサー・シート材料が、前記芯材の両側上に貼り合わされる、請求項5に記載の複合ボード。

【公表番号】特表2009−506236(P2009−506236A)
【公表日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−527931(P2008−527931)
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/029790
【国際公開番号】WO2007/024421
【国際公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【出願人】(508056187)ユーエスジー インテリアズ,インク. (2)
【Fターム(参考)】