説明

送付体

【課題】音声メッセージ伝達シートを台紙に固定して送付する際に表面の平坦性を向上させる。
【解決手段】音声情報の記録及び再生が可能な音声情報記録/再生部30が支持シート20a,20bに保持され、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30が2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれてなるカード部2を台紙部1に固定して送付する送付体であって、台紙部1を、表面シート10a,10b及び支持シート20a,20bを延長して構成し、表面シート10a,10b及び支持シート20a,20bは、カード部2を構成する領域と台紙部1を構成する領域とで切り離し可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声情報の記録及び再生が可能に構成された音声メッセージ伝達シートを台紙に固定して送付する送付体に関し、特に、表面の平坦性向上技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ダイレクトメールやグリーティングカード等の送付物においては、発送元において、発送される送付物が作成されるとともに送付物の発送先が指定され、その後、作成された送付物が指定された発送先に送付されている。このように作成、発送される送付物は、発送元から発送先に通知したい情報が掲載された印刷物が封筒に封入されて構成されるものや、発送元から発送先に通知したい情報がはがき等のシートに印刷されて構成されるもの等がある。
【0003】
送付物の発送先においては、送付されてきた送付物が受け取られた後、送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が認識されることになる。
【0004】
ところが、このように、送付物の発送元にて発送先に通知したい情報が印刷された送付物が発送元から送付され、送付物の発送先において送付されてきた送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が発送先に伝達されるものにおいては、送付物の発送元における所望のメッセージを、視覚的にしか発送先に伝達することができず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまう。
【0005】
そこで、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生手段が組み込まれてなる音声メッセージ伝達シートが考えられ、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された音声メッセージ伝達シートは、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生手段が2枚の支持シート及び表面シートに挟み込まれて構成されており、音声情報記録/再生手段に音声情報を記録することにより、所望の音声情報を伝達することができる。
【0006】
このような音声メッセージ伝達シートは、音声メッセージ伝達シート自体をグリーティングカードのような送付物として送付する以外に、送付先にて使用してもらうために封筒に封入して送付する場合が考えられる。例えば、音声メッセージ伝達シートを、その外形を名刺サイズとすることにより、音声情報が記録された名刺としても利用する場合等である。
【特許文献1】特開2005−99704号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、音声メッセージ伝達シートを封筒に封入して送付する場合、音声メッセージ伝達シートを台紙に貼付したり、台紙に切り込みを形成し、この切り込みに音声メッセージ伝達シートの角部を挿入したりすることにより、音声メッセージ伝達シートを台紙に固定して送付することになる。ところが、その場合、音声メッセージ伝達シートが固定された領域の厚さが台紙の他の領域の厚さよりも厚くなり、それにより、外部からの負荷が音声メッセージ伝達シートに集中的に加わることになる。
【0008】
音声メッセージ伝達シートは、上述したように音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生手段が組み込まれているため、外部からの負荷が集中的に加わると、音声情報記録/再生手段が破損し、音声情報の記録や再生ができなくなってしまう虞れがある。
【0009】
また、音声メッセージ伝達シートが固定された領域と台紙の他の領域との厚さの違いによって段差が生じ、封筒への封入作業が困難となってしまうという問題点がある。
【0010】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、音声メッセージ伝達シートを台紙に固定して送付する際に表面の平坦性を向上させることができる送付体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために本発明は、
音声情報の記録及び再生が可能な音声情報記録/再生手段が支持シートに保持され、該支持シート及び前記音声情報記録/再生手段が2枚の表面シートに挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シートを台紙に固定して送付する送付体であって、
前記台紙を、前記表面シート及び前記支持シートを延長して構成し、
前記表面シート及び前記支持シートは、前記音声メッセージ伝達シートを構成する領域と前記台紙を構成する領域とで切り離し可能である。
【0012】
上記のように構成された本発明においては、音声情報の記録及び再生が可能な音声情報記録/再生手段が支持シートに保持され、支持シート及び音声情報記録/再生手段が2枚の表面シートに挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シートを送付するために音声メッセージ伝達シートが固定される台紙が、表面シート及び支持シートが延長して構成されているため、音声メッセージ伝達シートが固定された領域の厚さと台紙の他の領域の厚さとがほぼ等しくなり、それにより、外部からの負荷が音声メッセージ伝達シートに集中的に加わることがなくなるとともに、封筒への封入作業が容易となる。表面シート及び支持シートは、音声メッセージ伝達シートを構成する領域と台紙を構成する領域とで切り離し可能であるので、表面シート及び支持シートを音声メッセージ伝達シートと台紙とで切り離すことにより、音声メッセージ伝達シートを台紙から分離して使用することができる。
【0013】
また、音声情報記録/再生手段が、音声情報を記録または再生する際に導通される2つの配線と、これら2つの配線に対向して設けられ、2つの配線を導通させるための導電部材とを有し、導電部材が2つの配線にそれぞれ接することにより音声情報が記録されるものである場合、2つの配線と導電部材との間に抜脱可能に非導電性シートを挿入しておくことにより、この非導電性シートが挿入されている状態においては、2つの配線と導電部材とが接することがなくなり、音声メッセージ伝達シートの送付途中にて音声情報が記録されてしまったり、記録された音声情報が再生されてしまったりすることが回避される。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように本発明においては、音声情報の記録及び再生が可能な音声情報記録/再生手段が支持シートに保持され、支持シート及び音声情報記録/再生手段が2枚の表面シートに挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シートを送付するために音声メッセージ伝達シートが固定される台紙が、表面シート及び支持シートが延長して構成され、表面シート及び支持シートが、音声メッセージ伝達シートを構成する領域と台紙を構成する領域とで切り離し可能であるため、音声メッセージ伝達シートが台紙に固定された状態では、音声メッセージ伝達シートが固定された領域の厚さと台紙の他の領域の厚さとがほぼ等しくなり、それにより、外部からの負荷が音声メッセージ伝達シートに集中的に加わることがなくなるとともに、封筒への封入作業を容易にすることができ、また、表面シート及び支持シートを音声メッセージ伝達シートと台紙とで切り離すことにより、音声メッセージ伝達シートを台紙から分離して使用することができる。また、表面シートの音声メッセージ伝達シートを構成する領域と台紙を構成する領域とに互いに同一の情報あるいは互いに対応する情報を印刷する場合、これらを同時に印刷することができることにより、これらのマッチングミスを防止することができる。
【0015】
また、音声情報記録/再生手段が、音声情報を記録または再生する際に導通される2つの配線と、これら2つの配線に対向して設けられ、2つの配線を導通させるための導電部材とを有するものである場合に、2つの配線と導電部材との間に抜脱可能に挿入された非導電性シートを有するものにおいては、非導電性シートが挿入されている状態においては、2つの配線と導電部材とが接することがなくなり、音声メッセージ伝達シートの送付途中にて音声情報が記録されてしまったり、記録された音声情報が再生されてしまったりすることを回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の送付体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したカード部2の内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図2は、図1に示したカード部2の積層状態を示す図である。
【0018】
本形態は図1及び図2に示すように、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに表裏から挟み込まれて保持され、また、音声情報記録/再生部30を挟み込んだ支持シート20a,20bが、その外形が支持シート20a,20bと同一形状であって、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれて構成されている。また、支持シート20a,20bが表面シート10a,10bに挟み込まれた領域は、送付体9によって送付される音声メッセージ伝達シートであるカード部2と、このカード部2を固定する台紙となる台紙部1とから構成されており、カード部2は、表面シート10a,10b及び支持シート20a,20bに形成されたミシン目4によって台紙部1から切り離し可能となっている。すなわち、台紙部1は、カード部2を構成する表面シート10a,10b及び支持シート20a,20bが延長した構成となっている。なお、表面シート10a,10b、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30は、支持シート20a,20bの表裏に塗布された粘着剤(不図示)によって互いに接着されている。
【0019】
音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子41、振動板42及びフィルムシート(不図示)からシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部40と、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報が記録されるICチップを具備する回路部であるIC基板32と、IC基板32に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する際に操作される薄型の再生用のスイッチ33aと、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をIC基板32に記録する際に操作される薄型の録音用のスイッチ33bと、IC基板32に接続され、IC基板32に電源を供給するための薄型のコイン電池31とから構成されている。なお、IC基板32と、コイン電池31及びピエゾ素子41とはそれぞれ、はんだ溶接されたリード線を介して互いに電気的に接続されている。また、スイッチ33a,33bはそれぞれ、フィルム基板34a,34b上に搭載され、このフィルム基板34a,34b上にそれぞれ形成された配線パターン35a−1,35a−2,35b−1,35b−2とIC基板32とについても、はんだ溶接されたリード線を介して互いに電気的に接続されている。IC基板32内のICチップは、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する制御を行うものであって、コイン電池31によって電源が供給されるポート端子や、グランド電位に接続されたポート端子や、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40に出力するためのポート端子や、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力するための指示信号が入力されるポート端子や、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するためのポート端子や、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子等を有し、このうち、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力するための指示信号が入力されるポート端子がグランド電位となった場合、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力し、また、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子がグランド電位となった場合、その後に音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録する。フィルム基板34a上に形成された配線パターン35a−1は、IC基板32内のICチップのポート端子のうち、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力するための指示信号が入力されるポート端子に接続され、また、配線パターン35a−2は、IC基板32内のICチップのポート端子のうち、グランド電位に接続されたポート端子に接続されている。また、フィルム基板34b上に形成された配線パターン35b−1は、IC基板32内のICチップのポート端子のうち、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子に接続され、また、配線パターン35b−2は、IC基板32内のICチップのポート端子のうち、グランド電位に接続されたポート端子に接続されている。
【0020】
表面シート10aには、カード部2のスイッチ33aと対向する領域に、スイッチ33aを示す再生ボタン2aが印刷されているとともに、スイッチ33bと対向する領域に、スイッチ33bを示す録音ボタン2bが印刷されている。また、音声情報入出力部40と対向する領域に、音声情報入出力部40を介して音声を入力したり、音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力したりするための微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域3aが形成されている。このように微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域3aが形成されているため、音声情報入出力部40がその表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声入出力領域3aにおいては、例えば、レーザ加工によって、0.1mm径の穴が縦横2.0mm間隔で形成されている。そのため、抜き加工や針等によって穴を形成する場合と比べてバリが発生せず、その後そのバリによって穴が塞がれてしまうことはない。また、表面シート10aには、カード部2となる領域に、この送付体9の送付先の個別情報2cが印刷されているとともに、台紙部1となる領域にこの送付体9の宛先情報1aが印刷されている。なお、再生ボタン2aや録音ボタン2bにおいては、印刷によって表面シート10a上に設けておかず、宛先情報1aや個別情報2cが印刷された後に、スイッチ33a,33bに対向する領域にシールを貼付することによって設けることも考えられる。
【0021】
支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、音声情報入出力部40に対向する領域に穴部21が形成され、また、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bに対向する領域に穴部22が形成されている。なお、支持シート20aの音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴部21は音声情報入出力部40の外形とほぼ等しく、また、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bと対向する領域に形成された穴部22は、これらコイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bを含む大きさとなっている。
【0022】
支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、音声情報入出力部40に対向する領域に穴部23が形成され、また、コイン電池31に対向する領域に穴部24が形成され、また、IC基板32に対向する領域に穴部25が形成されている。なお、支持シート20bの音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴部23は音声情報入出力部40よりも小さく、また、コイン電池31と対向する領域に形成された穴部24はコイン電池31よりも大きく、IC基板32と対向する領域に形成された穴部25はIC基板32よりも大きくなっている。
【0023】
このように、支持シート20aの、音声情報入出力部40、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bと対向する領域に穴部21,22がそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、音声情報入出力部40、コイン電池31及びIC基板32と対向する領域に穴23〜25がそれぞれ形成されることにより、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及び音声情報入出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差がほとんどなくなり、それにより、カード部2と台紙部1との厚さの差もほとんどなくなり、外部からの負荷がカード部2に集中的に加わることがなくなる。
【0024】
表面シート10bには、音声情報入出力部40と対向する領域に、音声情報入出力部40を介して音声を入力したり、音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力したりするための微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域3bが形成されている。この音声入出力領域3bの構成は、表面シート10aに形成された音声入出力領域3aの構成と同様である。
【0025】
上記のように構成された送付体9は、複数の送付体9がマトリックス状に並べられた、いわゆる多面づけにて作製することができる。その場合、音声情報記録/再生部3が支持シート20a,20b及び表面シート10a,10bに挟み込まれた後に、送付体9毎に断裁されることになるが、送付体9毎に断裁する際にミシン目4が同時に形成されることになる。
【0026】
また、表面シート10aには、上述したように、台紙部1となる領域に宛先情報1aが印刷され、カード部2となる領域に個別情報2cが印刷されることになるが、台紙部1とカード部2とが一体となっていることから、宛先情報1aと個別情報2cとが同一の情報あるいは互いに対応する情報である場合、これらを同時に印刷することができることにより、これらのマッチングミスを防止することができる。またその際、カード部2と台紙部1との厚さの差がほとんどなくなることにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上しているため、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。
【0027】
以下に、上記のように構成された送付体9の使用方法について説明する。
【0028】
図3は、図1及び図2に示した送付体9の使用方法を説明するための図である。
【0029】
図1及び図2に示した送付体9は、図3(a)に示すように、窓開き封筒5に封入されて送付される。窓開き封筒5には、内部が視認可能となる窓部5aが設けられており、送付体9の表面シート10aに印刷された宛先情報1aがこの窓部5aから表出するように送付体9が窓開き封筒5に封入される。この際、カード部2と台紙部1との厚さの差がほとんどないため、窓開き封筒5への送付体9の封入作業が容易となる。
【0030】
窓開き封筒5に封入された送付体9は、窓部5aから表出した宛先情報1aに従って送付先に送付されていく。
【0031】
送付体9が送付先に届けられると、送付体9の送付先において、窓開き封筒5が開封され、図3(b)に示すように、窓開き封筒5から送付体9が取り出される。
【0032】
その後、ミシン目4が破断されることによりカード部2が台紙部1から切り離され、カード部2が使用されることになる。カード部2には、音声情報の記録や再生が可能な音声情報記録/再生部30が内蔵されているため、送付体9の送付先においては、録音ボタン2bを介してスイッチ33bを押下し、音声入出力領域3a,3bを介して音声情報入出力部40に音声を入力することにより、IC基板32のICチップ内に音声情報を記録することができる。また、再生ボタン2aを介してスイッチ33aを押下すれば、IC基板32のICチップ内に記録された音声情報が再生され、音声入出力領域3a,3bを介して音声情報入出力部40から出力されることになる。
【0033】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の送付体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したカード部102の内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図5は、図4に示したカード部102の積層状態を示す図である。
【0034】
本形態は図4及び図5に示すように、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部130が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート120a,120bに表裏から挟み込まれて保持され、また、音声情報記録/再生部130を挟み込んだ支持シート120a,120bが、その外形が支持シート120a,120bと同一形状であって、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の表面シート110a,110bに挟み込まれて構成されている。また、支持シート120a,120bが表面シート110a,110bに挟み込まれた領域は、送付体109によって送付される音声メッセージ伝達シートであるカード部102と、このカード部102を固定する台紙となる台紙部101とから構成されており、カード部102は、表面シート110a,110b及び支持シート120a,120bに形成されたミシン目104によって台紙部101から切り離し可能となっている。すなわち、台紙部101は、カード部102を構成する表面シート110a,110b及び支持シート120a,120bが延長した構成となっている。また、音声情報記録/再生部130の一部に非導電性シートとなるフィルムシート150が挟み込まれている。なお、表面シート110a,110b、支持シート120a,120b及び音声情報記録/再生部130は、支持シート120a,120bの表裏に塗布された粘着剤(不図示)によって互いに接着されているが、フィルムシート150は接着されておらず、それにより、フィルムシート150を送付体109から引き抜くことが可能となっている。
【0035】
音声情報記録/再生部130は、ピエゾ素子141、振動板142及びフィルムシート(不図示)からシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部140と、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報が記録されるICチップを具備する回路部であるIC基板132と、IC基板132に記録された音声情報を音声情報入出力部140を介して出力する際に操作される薄型の再生用のスイッチ133aと、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をIC基板132に記録する際に操作される薄型の録音用のスイッチ133bと、IC基板132に接続され、IC基板132に電源を供給するための薄型のコイン電池131とから構成されている。なお、IC基板132と、コイン電池131及びピエゾ素子141とはそれぞれ、はんだ溶接されたリード線を介して互いに電気的に接続されている。また、スイッチ133a,133bはそれぞれ、フィルム基板134a,134b上に搭載され、このフィルム基板134a,134b上にそれぞれ形成された配線パターン135a−1,135a−2,135b−1,135b−2とIC基板132とについても、はんだ溶接されたリード線を介して互いに電気的に接続されている。フィルムシート150は、スイッチ133bとフィルム基板134bとの間に抜脱可能に挿入されている。IC基板132内のICチップは、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部140を介して出力する制御を行うものであって、コイン電池131によって電源が供給されるポート端子や、グランド電位に接続されたポート端子や、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部140に出力するためのポート端子や、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部140を介して出力するための指示信号が入力されるポート端子や、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するためのポート端子や、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子等を有し、このうち、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部140を介して出力するための指示信号が入力されるポート端子がグランド電位となった場合、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部140を介して出力し、また、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子がグランド電位となった場合、その後に音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録する。フィルム基板134a上に形成された配線パターン135a−1は、IC基板132内のICチップのポート端子のうち、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部140を介して出力するための指示信号が入力されるポート端子に接続され、また、配線パターン135a−2は、IC基板132内のICチップのポート端子のうち、グランド電位に接続されたポート端子に接続されている。また、フィルム基板134b上に形成された配線パターン135b−1は、IC基板132内のICチップのポート端子のうち、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子に接続され、また、配線パターン135b−2は、IC基板132内のICチップのポート端子のうち、グランド電位に接続されたポート端子に接続されている。
【0036】
表面シート110aには、カード部102のスイッチ133aと対向する領域に、スイッチ133aを示す再生ボタン102aが印刷されているとともに、スイッチ133bと対向する領域に、スイッチ133bを示す録音ボタン102bが印刷されている。また、音声情報入出力部140と対向する領域に、音声情報入出力部140を介して音声を入力したり、音声情報入出力部140から出力された音声を外部に出力したりするための微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域103aが形成されている。このように微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域103aが形成されているため、音声情報入出力部140がその表裏を表面シート110a,110bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部140から出力される音量の低下を補うことができる。この音声入出力領域103aの構成は、第1の実施の形態にて示した表面シート10aに形成された音声入出力領域3aの構成と同様である。また、表面シート110aには、カード部102となる領域に、この送付体109の送付先の個別情報102cが印刷されているとともに、台紙部101となる領域にこの送付体109の宛先情報101aが印刷されている。なお、再生ボタン102aや録音ボタン102bにおいては、印刷によって表面シート110a上に設けておかず、宛先情報101aや個別情報102cが印刷された後に、スイッチ133a,133bに対向する領域にシールを貼付することによって設けることも考えられる。
【0037】
支持シート120aにおいては、音声情報記録/再生部130と積層された場合に、音声情報入出力部140に対向する領域に穴部121が形成され、また、コイン電池131、IC基板132、スイッチ133a,133b及びフィルム基板134a,134bに対向する領域に穴部122が形成されている。この穴部122は、フィルムシート150に対向する領域まで延びており、支持シート120aの端部にて開放されている。なお、支持シート120aの音声情報入出力部140と対向する領域に形成された穴部121は音声情報入出力部140の外形とほぼ等しく、また、コイン電池131、IC基板132、スイッチ133a,133b及びフィルム基板134a,134bと対向する領域に形成された穴部122は、これらコイン電池131、IC基板132、スイッチ133a,133b及びフィルム基板134a,134bを含み、かつ、フィルムシート150に接しないような大きさとなっている。
【0038】
支持シート120bにおいては、音声情報記録/再生部130と積層された場合に、音声情報入出力部140に対向する領域に穴部123が形成され、また、コイン電池131に対向する領域に穴部124が形成され、また、IC基板132に対向する領域に穴部125が形成されている。なお、支持シート120bの音声情報入出力部140と対向する領域に形成された穴部123は音声情報入出力部140よりも小さく、また、コイン電池131と対向する領域に形成された穴部124はコイン電池131よりも大きく、IC基板132と対向する領域に形成された穴部125はIC基板132よりも大きくなっている。
【0039】
このように、支持シート120aの、音声情報入出力部140、コイン電池131、IC基板132、スイッチ133a,133b及びフィルム基板134a,134bと対向する領域に穴部121,122がそれぞれ形成され、また、支持シート120bの、音声情報入出力部140、コイン電池131及びIC基板132と対向する領域に穴123〜125がそれぞれ形成されることにより、コイン電池131、IC基板132、スイッチ133a,133b及び音声情報入出力部140が設けられている領域と他の領域とで厚さの差がほとんどなくなり、それにより、カード部102と台紙部101との厚さの差もほとんどなくなり、外部からの負荷がカード部102に集中的に加わることがなくなる。
【0040】
表面シート110bには、音声情報入出力部140と対向する領域に、音声情報入出力部140を介して音声を入力したり、音声情報入出力部140から出力された音声を外部に出力したりするための微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域103bが形成されている。この音声入出力領域103bの構成は、表面シート110aに形成された音声入出力領域103aの構成と同様である。
【0041】
上記のように構成された送付体109においては、表面シート110aには、上述したように、台紙部101となる領域に宛先情報101aが印刷され、カード部102となる領域に個別情報102cが印刷されることになるが、台紙部101とカード部102とが一体となっていることから、宛先情報101aと個別情報102cとが同一の情報あるいは互いに対応する情報である場合、これらを同時に印刷することができることにより、これらのマッチングミスを防止することができる。またその際、カード部102と台紙部101との厚さの差がほとんどなくなることにより、表面シート110a,110bの平坦性が向上しているため、表面シート110a,110b上に情報を容易に印刷することができるようになる。
【0042】
その後、第1の実施の形態に示したものと同様に、窓開き封筒に封入された送付先に送付され、送付先にて窓開き封筒から取り出されて使用されることになる。なお、本形態の送付体109においては、窓開き封筒に封入されて送付される際、スイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が挿入されているため、フィルムシート150が送付体109の一端部から突出した状態となっている。そこで、送付体109を窓開き封筒に封入する際、フィルムシート150を送付体109の一端部に合わせて折り曲げることになる。
【0043】
ここで、本形態においては、フィルムシート150を用いることにより、送付途中にて録音ボタン102bを介してスイッチ133bが押下されてしまった場合に、IC基板132のICチップ内に誤って音声情報が記録されてしまうことを防止している。以下に、その構成及び作用について説明する。
【0044】
図6は、図4及び図5に示した送付体109において録音ボタン102bを介してスイッチ133bが押下された場合の作用を説明するための図であり、(a)はフィルム基板134b上の詳細な構成を示す図、(b)はスイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在しない場合にてスイッチ133bが押下されていない状態におけるスイッチ133b及びフィルム基板134bの断面図、(c)はスイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在しない場合にてスイッチ133bが押下された状態におけるスイッチ133b及びフィルム基板134bの断面図、(d)はスイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在しない場合にてスイッチ133bが押下されていない状態における等価回路図、(e)はスイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在しない場合にてスイッチ133bが押下された状態における等価回路図、(f)はスイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在している場合にてスイッチ133bが押下された状態におけるスイッチ133b及びフィルム基板134bの断面図である。
【0045】
図6(a)に示すように、フィルム基板134bには、リード線を介してIC基板132に接続された2つの配線パターン135b−1,135b−2が形成されている。この2つの配線パターン135b−1,135b−2はそれぞれ櫛状となっており、櫛の歯の部分が互い違いに対向するように形成されている。配線パターン135b−1,135b−2のうち一方の配線パターン135b−1は、IC基板132内のICチップのポート端子のうち、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子に接続され、他方の配線パターン135b−2は、IC基板132を介してコイン電池131のグランド端子に接続されている。
【0046】
スイッチ133bが押下されていない状態においては、図6(b)に示すように、スイッチ133bが2つの配線パターン135b−1,135b−2に接しておらず、それにより、図6(d)に示すように、IC基板132内のICチップのポート端子のうち、配線パターン135b−1に接続され、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子はオープン状態となっている。そのため、この状態で音声情報入出力部140を介して音声情報が入力されてもその音声情報はIC基板132に記録されない。
【0047】
スイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在しない場合にてスイッチ133bが押下されると、図6(c)に示すように、スイッチ133bがフィルム基板134bの表面に沿うように変形する。ここで、スイッチ133bの裏面には、2つの配線パターン135b−1,135b−2に対向するように導電部材である導電剤136が塗布されているので、この導電剤136aを介して2つの配線パターン135b−1,135b−2が電気的に導通した状態となる。すると、図6(e)に示すように、配線パターン135b−2がコイン電池131のグランド端子に接続されているため、配線パターン135b−1と接続されたポート端子、すなわち、音声情報入出力部140を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録するための指示信号が入力されるポート端子がコイン電池131による電源131aのグランド電位となり、その状態において、音声情報入出力部140を介して音声情報を入力すると、入力された音声情報がIC基板132に記録されることになる。
【0048】
スイッチ133bとフィルム基板134bとの間にフィルムシート150が介在している場合、すなわち、図4に示したような状態においては、スイッチ133bが押下されてスイッチ133bがフィルム基板134bの表面に沿うように変形しても、図6(f)に示すように、スイッチ133bの裏面に塗布された導電剤136と2つの配線パターン135b−1,135b−2とが接することがなく、そのため、2つの配線パターン135b−1,135b−2が電気的に導通した状態とはならない。そのため、この状態で音声情報入出力部140を介して音声情報が入力されてもその音声情報はIC基板132に記録されない。
【0049】
このように、送付体109が窓開き封筒に封入された状態においては、フィルムシート150をスイッチ133bとフィルム基板134bとの間に挿入しておくことにより、送付途中にて録音ボタン102bを介してスイッチ133bが押下されてしまった場合に、IC基板132のICチップ内に誤って音声情報が記録されてしまうことを防止することができる。
【0050】
送付体109が送付先に届けられ、フィルムシート150がスイッチ133bとフィルム基板134bとの間から抜かれると、スイッチ133bの裏面に塗布された導電剤136とフィルム基板134bに形成された配線パターン135b−1,135b−2とが何も介さずに対向することになり、録音ボタン102bを介してスイッチ133bが押下された状態において、音声情報入出力部140を介して音声情報が入力されると、入力された音声情報がIC基板132に記録されることになる。
【0051】
なお、本形態においては、フィルムシート150をスイッチ133bとフィルム基板134bとの間に挿入しておくことにより、送付途中にて録音ボタン102bを介してスイッチ133bが押下されてしまった場合に、IC基板132のICチップ内に誤って音声情報が記録されてしまうことを防止することができるものとしたが、スイッチ133aとフィルム基板134aとの間にフィルムシート150を抜脱可能に挿入しておく構成とすれば、送付途中にて再生ボタン102aを介してスイッチ133aが押下されてしまった場合に、IC基板132のICチップに記録された音声情報が再生されてしまうことを防止することができる。
【0052】
また、上述した2つの実施の形態においては、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30,130が、2枚の支持シート20a,20b,120a,120bに表裏から挟み込まれて保持され、また、音声情報記録/再生部30,130を挟み込んだ支持シート20a,20b,120a,120bが、2枚の表面シート10a,10b,110a,110bに挟み込まれて構成されているものを例に挙げて説明したが、音声情報記録/再生部が、1枚の支持シートに貼付されて保持され、音声情報記録/再生部及びこれを保持する1枚の支持シートが、2枚の表面シートに挟み込まれて構成されたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の送付体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したカード部の内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図2】図1に示したカード部の積層状態を示す図である。
【図3】図1及び図2に示した送付体の使用方法を説明するための図である。
【図4】本発明の送付体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したカード部の内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図5】図4に示したカード部の積層状態を示す図である。
【図6】図4及び図5に示した送付体において録音ボタンを介してスイッチが押下された場合の作用を説明するための図であり、(a)はフィルム基板上の詳細な構成を示す図、(b)はスイッチとフィルム基板との間にフィルムシートが介在しない場合にてスイッチが押下されていない状態におけるスイッチ及びフィルム基板の断面図、(c)はスイッチとフィルム基板との間にフィルムシートが介在しない場合にてスイッチが押下された状態におけるスイッチ及びフィルム基板の断面図、(d)はスイッチとフィルム基板との間にフィルムシートが介在しない場合にてスイッチが押下されていない状態における等価回路図、(e)はスイッチとフィルム基板との間にフィルムシートが介在しない場合にてスイッチが押下された状態における等価回路図、(f)はスイッチとフィルム基板との間にフィルムシートが介在している場合にてスイッチが押下された状態におけるスイッチ及びフィルム基板の断面図である。
【符号の説明】
【0054】
1,101 台紙部
1a,101a 宛先情報
2,102 カード部
2a,102a 再生ボタン
2b,102b 録音ボタン
2c,102c 個別情報
3a,3b,103a,103b 音声入出力領域
4,104 ミシン目
5 窓開き封筒
5a 窓部
9,109 送付体
10a,10b,110a,110b 表面シート
20a,20b,120a,120b 支持シート
21〜25,121〜125 穴部
30,130 音声情報記録/再生部
31,131 コイン電池
131a 電源
32,132 IC基板
33a,33b,133a,133b スイッチ
34a,34b,134a,134b フィルム基板
35a−1,35a−2,35b−1,35b−2,135a−1,135a−2,135b−1,135b−2 配線パターン
40,140 音声情報入出力部
41,141 ピエゾ素子
42,142 振動板
136 導電剤
150 フィルムシート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声情報の記録及び再生が可能な音声情報記録/再生手段が支持シートに保持され、該支持シート及び前記音声情報記録/再生手段が2枚の表面シートに挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シートを台紙に固定して送付する送付体であって、
前記台紙を、前記表面シート及び前記支持シートを延長して構成し、
前記表面シート及び前記支持シートは、前記音声メッセージ伝達シートを構成する領域と前記台紙を構成する領域とで切り離し可能である送付体。
【請求項2】
請求項1に記載の送付体において、
前記音声情報記録/再生手段は、
音声情報を記録または再生する際に導通される2つの配線と、
該2つの配線に対向して設けられ、前記2つの配線を導通させるための導電部材と、
前記2つの配線と前記導電部材との間に抜脱可能に挿入された非導電性シートとを有する送付体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−190253(P2009−190253A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−33013(P2008−33013)
【出願日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(000110217)トッパン・フォームズ株式会社 (989)
【Fターム(参考)】