説明

逆流防止機能付き排水装置

【課題】取り付けが簡単でしかも安価な逆流防止機能付き排水装置を提供する。
【解決手段】排水を流入させる入口側連結部12、入口側連結部12からの流入した排水を排出する排水側連結部14、及び入口側連結部12と排水側連結部14の間にエルボ部16を有し、入口側連結部12を上方に向けて配設されるエルボ管10と、エルボ管10の内部に配置される軟質のボール50と、入口側連結部12に設けられ、入口側連結部12の口径をボール50の直径よりも小さく絞り込む円環板30と、エルボ部16の内部における排水側連結部14側に設けられ、ボール50の移動を規制する柵40とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、逆流防止機能付き排水装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、浄化槽や排水処理装置からの排水は、排水枡を介して所定の場所に設けられた排水口から排出される。しかしながら、排水枡から下流側の水位が変動し、排水先の水面が排水口よりも高くなった場合には、排水が排水枡に逆流し、浄化槽や排水処理装置に排水が戻ってしまうおそれがある。
【0003】
そこで、従来、特許文献1に記載された技術が提案されている。特許文献1によれば、排水枡内における排水管の下方に浮子を配設し、満水時には、浮子が上方に移動して排水管の先端部を閉塞し、満水時以外は浮子が下方に位置して排水管を開放することにより、排水が排水管を逆流することを防止する排水逆流防止装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平6−67588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の排水逆流防止装置によれば、排水管の下方に浮子を配置するため、排水管の開口を下方にする必要があることから、排水管にエルボを取り付けて、排水管の開口を下方に向けている。そして、下方を向いているエルボの開口の下方に浮子を配置することになる。この場合、エルボの開口を視認することが困難な状態で浮子の取付作業を行う必要があり、浮子の取付作業が困難になる。
【0006】
また、特許文献1の排水逆流防止装置によれば、排水枡内の水位が、エルボの下端の開口の位置まで達すると浮子がエルボの開口を塞ぐようになる。このため、排水逆流防止機能が働く水位がエルボの開口の位置までとなり、排水枡内においてエルボの開口の位置よりも上方に、排水逆流防止機能が働く水位を設定することができない。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決し、取り付けが簡単でしかも安価な逆流防止機能付き排水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記目的を達成するため、次に記載する構成を備えている。
【0009】
(1) 排水を流入させる入口部、当該入口部から流入した排水を排出する排水部、及び前記入口部と前記排水部の間にエルボ部を有し、前記入口部を上方に向けて配設されるエルボ管と、前記エルボ管の内部に配置される軟質の球体と、前記入口部に設けられ、前記入口部の口径を前記球体の直径よりも小さく絞り込む円環部と、前記エルボ部の内部における前記排水部側に設けられ、前記球体の移動を規制する規制部材とを備えたことを特徴とする逆流防止機能付き排水装置。
【0010】
(1)によれば、エルボ管に排水が流れている状態では、入口部から流入した排水は、円環部を介してエルボ部に流入し、排水部から排出される。この時、排水の流れに沿って球体が移動し、規制部材によって球体の移動が規制されようになる。また、排水部側の水位が高くなって、エルボ部内を排水が逆流した場合には、球体が上方に移動して円環部の開口を閉鎖する。これにより、排水が入口部から外部に放出されることが防止できる。また、既存の排水管に、内部に球体を収納したエルボ部及び規制部材(例えば、棒材)を有するエルボ管を配設させるという、簡単な作業で取り付けを行うことができる。また、エルボ管内を排水が逆流した場合に、エルボ部が球体を円環部に導くガイド部材として機能するため、新たなガイド部材を設ける必要がなく、この分、低コスト化を図ることができる。また、円環部の位置を変えることにより、球体が上方に移動して円環部の開口を閉鎖させる排水逆流防止機能が働く水位を変えることが可能になる。
【0011】
(2) (1)において、前記円環部を内部に有し、かつ下端部を前記入口部に連結し、上端部側から前記円環部を介して排水を前記入口部に流入させる円筒体を有することを特徴とする逆流防止機能付き排水装置。
【0012】
(2)によれば、円筒体の長さを可変にすることによって、円筒体に水が流入可能となる水位を変えることが可能となる。また、円筒体における円環部の位置を変えることにより、球体が上方に移動して円環部の開口を閉鎖させる排水逆流防止機能が働く水位を変えることが可能になる。
【0013】
(3) (2)において、前記円筒体は、前記円環部の位置を前記円筒体の軸方向に可変させる伸縮部を有することを特徴とする逆流防止機能付き排水装置。
【0014】
(3)によれば、円筒体を伸縮させることにより、円筒体に水が流入可能となる水位、及び円環部の位置を変えることが可能になる。
【0015】
(4) (3)において、前記伸縮部は、前記円環部と前記円筒体の下端部との間に形成された蛇腹であることを特徴とする逆流防止機能付き排水装置。
【0016】
(4)によれば、蛇腹を伸縮させることにより、円筒体に水が流入可能となる水位、及び円環部の位置を変えることが可能になる。
【0017】
(5) (1)〜(4)において、前記円環部の内径は、前記球体の直径の1/2以上3/4以下であることを特徴とする逆流防止機能付き排水装置。
【0018】
(5)によれば、円環部の内径が、円筒体に流入した水を通過させてエルボ管に送ることが可能な程度の大きさであるため、円環部が排水の障害となることが防止できる。さらに、エルボ管内を排水が逆流した場合に、円環部の開口に球体を適合させることができるとともに、エルボ管内の逆流が収まった場合に、円環部の開口から球体を離間させることが可能になる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、取り付けが簡単でしかも安価な逆流防止機能付き排水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態における逆流防止機能付き排水装置の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態における逆流防止機能付き排水装置に係る円筒管の構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における逆流防止機能付き排水装置に係る他の円筒管の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態における逆流防止機能付き排水装置の構成を示す側面図である。逆流防止機能付き排水装置1は、エルボ管10と、円筒管20と、円環部に相当する円環板30と、規制部材に相当する柵40と、球体に相当するボール50とを備えている。
【0023】
エルボ管10は、入口部に相当する入口側連結部12と、排水部に相当する排水側連結部14と、エルボ部16とから構成されている。エルボ部16は、略L字型の円管部材からなり、エルボ部16の一端部には円筒管20に連結する入口側連結部12が形成されており、他端部には既存の排水管100の端部に連結する排水側連結部14が形成されている。入口側連結部12の内部は、奥側の径が小径となる段状に形成されており、開口側の内径は、円筒管20の外径程度に設定されている。排水側連結部14の内部は、奥側の径が小径となる段状に形成されており、開口側の内径は、排水管100の外径程度に設定されている。エルボ管10における排水側連結部14に対して排水方向上流側の近傍には、柵40が設置されている。さらに、エルボ管10内には、ボール50が収納されている。
【0024】
柵40は、複数の棒状部材からなり、ボール50の排水管100側への移動を規制するものである。ここで、エルボ管10を通過する排水は、柵40を通過して排水管100側に移動する。また、ボール50は、軟質でかつ水に浮く部材によって構成されている。例えば、内部に空気が注入されたゴムボールが適用可能である。そして、エルボ管10を排水管100の端部に連結する際には、入口側連結部12を上方に向けた状態で、排水側連結部14に排水管100の端部を嵌入させる。
【0025】
円筒管20は、下端部が入口側連結部12に接続される円筒部材であり、円筒管20の下端部が入口側連結部12内に嵌入された場合には、円筒管20の上端部が上方向を向くように、入口側連結部12に対して立設した状態となる。
【0026】
この円筒管20における、入口側連結部12との連結部分に対して直上の側面部分には、蛇腹部22が形成されている。さらに、円筒管20の内部おける蛇腹部22が直上の部位には、円環板30が固定されている。また、円筒管20の側面における円環板30の上部には、複数の排水穴24が形成されている。
【0027】
ここで、排水穴24の位置は、入口側連結部12に円筒管20を接続した際に、図1(a)に示すように、予め設定した排水水位Aに位置するように設定されている。これにより、円筒管20の周囲の水位が排水水位Aを越えた場合に、円筒管20の周囲の水が、排水穴24に流入するようになる。また、図2(a)及び図2(b)に示すように、円筒管20は、蛇腹部22を伸縮させることによって、円筒管20の軸方向の長さを可変させることが可能である。これにより、排水穴24の位置は、蛇腹部22を伸縮させることによって上下方向の位置を調整することが可能である。例えば、図2(b)に示すように、蛇腹部22を伸長させることにより、排水水位を上方に設定することが可能になる。
【0028】
円環板30は、中央に円型の孔部30aを有する円板体からなり、この孔部30aの内径は、ボール50の直径の1/2以上3/4以下に設定されている。このため、ボール50の上方への移動は、円環板30によって規制される。また、円環板30は、入口側連結部12の上方に配置されているため、入口側連結部12の口径は、孔部30aによってボール50の直径よりも絞り込まれる。しかし、ボール50の直径の1/2以上の口径が確保されているため、円環板30が、排水穴24から流入した水がエルボ管10に流下する際の障害になることはない。
【0029】
このように構成された排水装置1によれば、例えば、大雨により、円筒管20付近の水位が高くなり、水位が排水穴24まで到達すると、円筒管20付近の水が、排水穴24に流入し、円環板30の孔部30aを介して、エルボ管10に送られる。そして、エルボ管10によって水流の方向が水平方向に変えられ、排水管100を通って、排水口102から排水枡110に排出される。この時、エルボ管10の内部においては、ボール50が水流によって排水管100側に移動し、図1(a)に示すように、柵40に当接する。排水枡110内の水は、例えば、処理場、河川、あるいは海洋等に送られる。なお、円筒管20からの水が、主に雨水である場合には、排水管100から、排水枡110を介さずに、直接、河川、あるいは海洋等に排水してもよい。
【0030】
ところで、図1(a)に示すように、排水枡110における水位Bが、排水口102よりも低い場合には、円筒管20に流入した水が、エルボ管10及び排水管100を介して排水口102から排水枡110に排出される。しかし、図1(b)に示すように、排水枡110における水位Bが、排水口102よりも高くなり、しかも、円環板30の位置よりも高くなった場合には、排水枡110内の水が、排水口102に流入し、排水管100からエルボ管10及び円筒管20に向かって逆流する。このとき、ボール50は逆流した水によって押し上げられ、円環板30の孔部30aにボール50が適合する。さらに、逆流の上方向への水圧により、円環板30の孔部30aがボール50によって閉塞された状態が維持される。これにより、排水枡110から排水管100及びエルボ管10を逆流した水が、円筒管20から外部に流出することが防止できる。
【0031】
なお、排水枡110における水位が、円環板30よりも高い状態から低い状態に変わった場合、すなわち逆流が収まった場合には、エルボ管10内の水位が下がることにより、円環板30の孔部30aからボール50が離間するようになり、孔部30aは開放される。これにより、円筒管20に流入した水が、エルボ管10内に流れ込むようになる。
【0032】
以上、説明したように本実施形態によれば、円筒管20の排水穴24から流入した水は、円環板30及び入口側連結部12を介してエルボ部16に流入する。この時、水がエルボ部16を流れて排水管100に送られるとともに、この水の流れによってボール50が排水管100側に移動するが、柵40によってボール50の移動が規制される。また、排水側連結部14側の水位が高くなって、エルボ部16内を排水が逆流した場合には、ボール50が上方に移動して円環板30の孔部30aを閉鎖する。これにより、逆流した排水が入口側連結部12あるいは円筒管20から外部に放出されることが防止できる。また、既存の排水管100に、内部にボール50を収納したエルボ部16及び柵40を有するエルボ管10を配設させるという、簡単な作業で取り付けを行うことができる。また、エルボ管10内を排水が逆流した場合に、エルボ部16がボール50を円環板30に導くガイド部材として機能するため、新たなガイド部材を設ける必要がなく、この分、低コスト化を図ることができる。また、円環板30の位置を変えることにより、ボール50が上方に移動して円環板30の孔部30aを閉鎖させる排水逆流防止機能が働く水位を変えることが可能になる。
【0033】
また本実施形態によれば、蛇腹部22を伸縮させて円筒管20の長さを可変にすることによって、円筒管20に水が流入可能となる水位を変えることが可能となる。また、円筒管20における円環板30の位置を変えることにより、ボール50が上方に移動して円環板30の孔部30aを閉鎖させる排水逆流防止機能が働く水位を変えることが可能になる。
【0034】
また本実施形態によれば、円筒管20は、円環板30の位置を円筒管20の軸方向に可変させる蛇腹部22を有しており、円筒管20を伸縮させることにより、円筒管20に水が流入可能となる水位、あるいは円環板30の位置を変えることが可能になる。
【0035】
また本実施形態によれば、円環板30の内径は、ボール50の直径の1/2以上3/4以下であり、円環板30の内径が、円筒管20に流入した水を通過させてエルボ管10に送ることが可能な程度の大きさであるため、円環板30が排水の障害となることが防止できる。さらに、エルボ管10内を排水が逆流した場合に、円環板30にボール50を適合させることができるとともに、エルボ管10内の逆流が収まった場合に、円環板30からボール50を離間させることが可能になる。
【0036】
また本実施形態によれば、円筒管20を外すことにより、ボール50が凹んでいるか否か、破裂しているか否かといったボール50の状態を容易に確認することができる。ボール50に異常が見られる場合には、ボール50の交換が容易に可能になる。
【0037】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態においては、円筒管20を、蛇腹部22を設けることによって伸縮させているが、円筒管20を伸縮させるものであれば、蛇腹部22を設けることに限るものではない。例えば、図3に示すように、円筒管20の下端部に、円筒管20と同軸の円筒体26を設け、円筒管20に対して円筒体26をスライド移動させることによって、円筒管20を伸縮させるように構成してもよい。
【0038】
具体的には、図3(b)に示すように、円筒体26には、コ字状の長穴26aが形成されている。そして、円筒管20に円筒体26を取り付けた後に、図3(a)に示すように、長穴26aに遊嵌させて、ねじ頭が円筒管20から若干突出するように、ねじ28を円筒管20に固定する。これにより、ねじ28が長穴26aに係合するようになり、円筒管20に円筒体26がスライド移動可能な状態で保持される。
【0039】
円筒管20を短くする場合には、図3(b)に示すように、コ字状の長穴26aにおける下方の水平穴にねじ28を係合させ、この状態で、円筒体26とともに円筒管20をエルボ管10(図1参照)に連結させる。円筒管20を短くした状態から長くする場合には、図3(b)に示す状態において、円筒体26を回転させてコ字状の長穴26aにおける下方の水平穴とねじ28との係合を解除させ、さらに、ねじ28が、コ字状の長穴26aの直線穴に沿って移動するように、円筒体26を下方にスライド移動させる。そして、図3(c)に示すように、円筒体26を回転させてコ字状の長穴26aにおける上方の水平穴とねじ28とを係合させることにより、円筒管20を長くした状態で維持される。なお、図3に示す伸縮構造では、1段階の伸縮のみであるが、多段階の伸縮が可能な構造にしてもよい。この場合、例えば、コ字状の長穴26aにおいて、直線穴から水平方向に延びる水平穴の数を複数にすることにより、多段階の伸縮が可能な構造になる。また、円筒管20と円筒体26との境目は、例えば、金属テープを貼着して封止しておくことが望ましい。
【0040】
また、上述した実施形態においては、円環板30を、円筒管20を介してエルボ管10に設けているが、それに限らず、入口側連結部12に円環板30を直接取り付けてもよい。例えば、円環板30を、入口側連結部12の開口を覆う蓋体として構成して、入口側連結部12の上から被せるように取り付け、さらに、必要に応じて、円筒管20と取り付けるようにしてもよい。また、エルボ管10を排水管100に連結した際に、エルボ部16において上方に延びる部分の内部に、円環板30を、取り付けるようにしてもよい。
【0041】
また、上述した実施形態においては、円環板30は、中央に孔部30aが形成されたリング状の平板によって構成されているが、この円環板30の上面及び下面の少なくともいずれかの面を凹状に形成してもよい。円環板30の上面を凹状にした場合には、円筒管20に流入した円環板30上の水を、孔部30aに向けて流下させることが可能になる。円環板30の下面を凹状にした場合には、エルボ管10内を排水が逆流した場合に、ボール50が孔部30aに向かって移動するように、円環板30の下面にボール50をガイドさせることが可能になる。円環板30の上面及び下面を凹状にした場合には、円環板30上の水を、孔部30aに向けて流下させる機能、及びボール50をガイドさせる機能を円環板30に持たせることが可能になる。なお、円環板30の下面を凹状にする場合には、例えば、孔部30aに向かって傾斜するテーパ部を有する板材を複数立設させることにより、円環板30の下面にボール50をガイドさせる機能を持たせてもよい。
【符号の説明】
【0042】
1 排水装置
10 エルボ管
12 入口側連結部
14 排水側連結部
16 エルボ部
20 円筒管
22 蛇腹部
24 排水穴
26 円筒体
26a 長穴
28 ねじ
30 円環板
30a 孔部
40 柵
50 ボール
100 排水管
102 排水口
110 排水枡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水を流入させる入口部、当該入口部から流入した排水を排出する排水部、及び前記入口部と前記排水部の間にエルボ部を有し、前記入口部を上方に向けて配設されるエルボ管と、
前記エルボ管の内部に配置される軟質の球体と、
前記入口部に設けられ、前記入口部の口径を前記球体の直径よりも小さく絞り込む円環部と、
前記エルボ部の内部における前記排水部側に設けられ、前記球体の移動を規制する規制部材とを備えたことを特徴とする逆流防止機能付き排水装置。
【請求項2】
前記円環部を内部に有し、かつ下端部を前記入口部に連結し、上端部側から前記円環部を介して排水を前記入口部に流入させる円筒体を有することを特徴とする請求項1記載の逆流防止機能付き排水装置。
【請求項3】
前記円筒体は、前記円環部の位置を前記円筒体の軸方向に可変させる伸縮部を有することを特徴とする請求項2記載の逆流防止機能付き排水装置。
【請求項4】
前記伸縮部は、前記円環部と前記円筒体の下端部との間に形成された蛇腹であることを特徴とする請求項3記載の逆流防止機能付き排水装置。
【請求項5】
前記円環部の内径は、前記球体の直径の1/2以上3/4以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の逆流防止機能付き排水装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−77568(P2012−77568A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−225871(P2010−225871)
【出願日】平成22年10月5日(2010.10.5)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】