説明

透析溶液バッグスタンド

【課題】医学的流体処置のための新規な構成のスタンドを提供する。
【解決手段】医学的流体処置のためのスタンド10、多数チャンバの医学的流体バッグを支持するためのシステム、およびその多数チャンバのバッグが治療のために適切に前もってセットされているか否かを検査するための方法が提供される。一実施形態において、多くの場所で折りたたまれて、構造体を提供する多数区分のスタンドが提供され、その構造体上で、適切に前もってセットされた溶液バッグからの流体が患者に容易に流動するが、その構造体上では、処置のために適切に改変されていない2部分からなるチャンバのバッグは、そのチャンバのシールが解除または開かれる必要のあることの視覚的指標を提供する位置につぶれるか、折りたたまるかまたは倒れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の背景)
本発明は、概して、透析システムに関する。より具体的には、本発明は、多数の透析流体チャンバのバッグを協調させて検査するための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
疾患、損傷または他の原因に起因して、人々の腎臓系は、機能しなくなり得る。いかなる原因の腎不全(renal failure)においても、数種の生理学的撹乱が存在する。水、鉱物、および日常の代謝負荷の排泄のバランスは、腎不全(renalfailure)においてもはや不可能である。腎不全(renal failure)の間、窒素代謝の毒性最終産物(尿素、クレアチニン、尿酸など)は、血中および組織中に蓄積し得る。
【0003】
腎不全(kidney failure)および腎機能の低下は、透析で処置されている。透析は、老廃物、毒素および過剰の水を身体から除去し、これらは他に、正常に機能化している腎臓によって除去されている。腎機能の取替えのための透析処置は、多くの人々に対して重要である。なぜなら、その処置は生命を維持するからである。腎臓を失った人は、少なくとも腎臓の濾過機能を取替えなければ生存し続けることができなかった。
【0004】
血液透析および腹膜透析は、腎機能の損失を処置するために一般的に使用される、2つのタイプの透析療法である。血液透析処置は、患者の血液を利用して、老廃物、毒素および過剰の水を患者から除去する。患者は、血液透析機械に連結され、そして患者の血液がその機械にポンプで通される。カテーテルは、患者の静脈および動脈中に挿入され、血流を血液透析機械に連結し、そして血液透析機械から出す。血液が血液透析機械における透析機を通過すると、その透析機は、老廃物、毒素および過剰の水を患者の血液から除去し、そしてその血液を患者に戻す。多量の透析液(例えば、約120L)は、単一の血液透析療法の間に血液を透析するために使用される。次いで、使用済みの透析液は廃棄される。血液透析処置は、数時間続き、一般的に、処置センターにおいて1週間あたり約3回または4回行われる。
【0005】
腹膜透析は、透析溶液または「透析液」を利用する。この透析溶液または「透析液」は、腹膜腔に移植されたカテーテルを通って患者の腹膜腔中に注入される。その透析液は、腹膜腔における患者の腹膜と接触する。老廃物、毒素および過剰の水は、患者の血流から腹膜を通って透析液中に通過する。老廃物、毒素および水の、血流から透析液への移動は、拡散および浸透に起因して起こる。すなわち、浸透勾配が、膜を越えて生じる。使用済みの透析液は、患者の腹膜腔から排出し、老廃物、毒素および過剰の水を患者から除去する。このサイクルは、繰り返される。
【0006】
種々のタイプの腹膜透析療法が存在し、これらとしては、持続的携帯型腹膜透析(「CAPD」)、自動化腹膜透析、および持続的フロー腹膜透析が挙げられる。CAPDは、手動の透析処置であり、この処置において、患者は、移植されたカテーテルを排液管につなぎ、使用済みの透析流体が腹膜腔から排出することを可能にする。次いで、この患者は、カテーテルを新鮮な透析液のバッグにつなぎ、新鮮な透析液をそのカテーテルを通して患者の腹膜腔へ手動で注入する。上記患者は、そのカテーテルを新鮮な透析液のバッグから外し、その透析液が腔内にとどまり、老廃物、毒素および過剰の水を、患者の血流から透析溶液へ移すことを可能にする。とどまる期間の後、患者は、手動の透析手順を繰り返す。
【0007】
CAPDにおいて、患者は、日中数回、例えば、1日約4回の排液、充填およびとどまりのサイクルを行う。各処置サイクルは、代表的には約1時間かかる。患者によって行われる手動の腹膜透析は、かなり長い時間および患者からのかなりの努力を要求する。
【0008】
自動化腹膜透析(「APD」)は、透析処置が排液、充填およびとどまりのサイクルを包含するという点でCAPDと類似である。しかし、APD機械は、代表的には患者が寝ている間に一晩、腹膜透析処置を3サイクル〜4サイクル自動的に行う。APD機械はまた、患者に移植されたカテーテルに流体連結している。APD機械はまた、新鮮な透析液の供給源またはバッグと流体排液管とに流体連結している。
【0009】
上記APD機械は、新鮮な透析液を、透析液供給源からカテーテルを通して患者の腹膜腔へポンプで通し、その透析液が腔内にとどまることを可能にし、その結果、老廃物、毒素および過剰の水の、患者の血流から透析溶液への移動が起こり得る。次いで、そのAPD機械は、使用済みの透析液を、腹膜腔からカテーテルを通して排液管にポンプで通す。APD機械は、代表的には、患者が透析機械につながれている場合、例えば、患者が寝ている場合に、透析処置が自動的に行われるように、コンピュータ制御されている。つまり、APDシステムは、自動的にかつ連続的に、流体を腹膜腔中にポンプで通し、とどまらせ、流体をその腹膜腔からポンプで出し、そしてその手順を繰り返す。
【0010】
手動のプロセスと同様に、数回の排液、充填およびとどまりのサイクルは、APDの間に行われる。「最後の充填」は、代表的に、APDの最後で使用され、これは、患者がその日に透析機械から外されているとき、患者の腹膜腔中に残る。APDは、患者を、排液、とどまり、および充填の工程を手動で行う必要があることから解放する。
【0011】
上記透析療法の各々に関して、関連サイクルの各々は、代表的には、別々のバッグの溶液または透析液を消費する。治療の期間にわたって、そのような溶液の複数のバッグが使用される。多くの場合、単一のチャンバまたはポーチを備える溶液バッグが使用される。そのような場合、溶液は、完全に予混合され、滅菌されそして使用の準備がされる。他の場合、上記バッグは、ベース溶液を添加物から分ける、複数のチャンバを備える。多数チャンバのバッグを使用する場合、患者は、その添加物がベース溶液に流れることを可能にするために、シールを破らなければならない。時々、患者が適切にシールを開かないか、またはシールを完全に開くことを忘れることが起きる。そのような場合、治療は、適切に行われない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従って、複数の溶液バッグを連続的にかまたは同時に構築および支持するための、準備が整った装置を有することが所望される。
【0013】
患者が多数チャンバのバッグを使用のために適切に前もってセットしたかまたは開いたことを確実にする装置を有することもまた、所望される。
【課題を解決するための手段】
【0014】
(発明の要旨)
本発明は、医学的流体治療供給バッグを保持または支持するための、かつ、多数または2部分から成るチャンバの供給バッグが使用される場合、バッグが治療のために適切に前もってセットされていることを確実にするための、装置および方法を包含する。多数のチャンバの供給バッグまたは2部分から成るチャンバの供給バッグは、公知であり、一般的な医学的流体供給デバイスである。これらのバッグは、治療のために患者に送達される溶液全体のうちの異なる成分を保持する。例えば、2部分から成るチャンバの透析流体または透析液のバッグは、無菌流体(例えば、電解質を有する滅菌水)を有する1つのチャンバを備え得、他方、別のチャンバは、デキストロースのような添加物を含む。これらの成分は、使用時まで、別々に保存される。その時、患者または介護者が、例えば、本発明の譲渡人により提供される2部分から成るチャンバのバッグのEasyto Peal SealTMのシールを開くことが必要とされる。そのようなシールを開くことは、治療の前に行われることが重要である。本発明は、治療全体にわたって供給バッグを溶液全体を送達するのに適切な角度で支持するスタンドを提供するだけでなく、患者または介護者にシールが適切に開いたか否かを視覚的に示すための装置および方法を提供する。
【0015】
本発明の一局面において、シート部分および背部部分を有する供給バッグスタンドが提供される。そのシート部分および背部部分は、互いに対してある角度で配置される。この角度は、医学的流体(例えば、透析液)が、バッグから医学的流体装置(例えば、APD機械)へと流動することを可能にするために十分適している。この角度はまた、多数チャンバのバッグの2つのチャンバの間のシールが適切に開かれていない場合、スタンドの背部に対して支えられているかまたは上側に位置されているチャンバがそのスタンドのシート部分上にセットされているチャンバ上に倒れるように、セットされている。この作動は、溶液バッグが治療のために適切に前もってセットされていないことの、容易にわかる視覚的合図を提供する。一方、2部分から成るチャンバの間のシールが適切に開かれている場合、そのバッグは、第1のチャンバが背部部分に対して支えられるかまたは配置されてとどまり、他方、もう1つのチャンバがシート部分上に置かれてとどまるような位置でとどまり、適切に混合された溶液が患者に流動することを可能にする。
【0016】
一実施形態において、スタンドのシート部分に載るチャンバは、医学的流体治療装置に流体連結する出口チューブまたは茎状部を有する。本発明は、明白には透析システムに限定されない。しかし、本発明は、腎不全治療処置およびうっ血性心不全処置のために十分適している。従って、上記医学的流体装置は、CAPD装置、APD装置、血液濾過装置、血液濾過透析装置またはそれらの任意の組み合わせであり得る。
【0017】
上記スタンドを、種々の構成要素を使用して多くの種々の方法で提供することが企図される。1つの好ましい装置は、連続して一緒にヒンジで接続される、一連の区分またはボードを備える。特に、一実施形態において、上記スタンドは、2つの内側ボードおよび2つの外側ボードを備え、ここで、その外側ボードは、その内側ボードにヒンジ式に連結されている。次いで、内側ボードは、中間部分によって分けられており、この中間部分は、可撓性、半可撓性、半剛性または剛性であり得る。スタンドを作製するために、上記区分またはボードは、背部部分がシート部分に対してある角度でセットされた、丈夫な構造体を作製するように折りたたまれる。上記背部部分は、内側区分を分ける中間部分を備える。患者または介護者は、多数チャンバの溶液バッグを、上記多数の折りたたまれた区分から構成されたスタンド上にセットし、その結果、1つのバッグはシート部分上に載り、他方、他のバッグは中間の、例えば可撓性の背部部分上に載る。この可撓性部分は、バッグのチャンバ間のシールが破られていない場合、上方区分中の流体が重力によって下向きに下がるように移動可能であり、上方チャンバが下方チャンバ上に倒れることを引き起こす。
【0018】
上記折りたたみ可能なボードまたは剛性区分は、プラスチック、金属、木材または複合構造体であり、これらは、一実施形態において、可撓性で不透水性のコーティング(例えば、薄いプラスチックコーティング)でコーティングされている。このプラスチックコーティングはまた、内側区分と外側区分との間、および中間部分と内側ボードとの間に、ヒンジシームを作製する。そのような材料および構成は、コスト効率がよく、軽量であり、丈夫であり、洗浄するのが簡単であり、そして安全である。
【0019】
別の実施形態では、2つの剛性断片は、上記背部部分が上記シート部分から離れて折りたたまり、2つのチャンバ間に所望の角度を作製するように、一緒にヒンジで止められる。シート部分はまた、流体が供給バッグから患者に適切に流動するように、水平面に対してわずかに角度を付けられる。この代替の実施形態は、折りたたまれた実施形態について上記された、可撓性の背部区分または断片を使用しても使用しなくてもよい。それにもかかわらず、この代替の実施形態における、2つの部材間に作製された角度は、シールが適切に開かれない場合、上方流体チャンバが下方流体チャンバ上に倒れ、それにより、バッグが治療のために適切に前もってセットされていないということの視覚的指標を提供するように、十分である。しかし、シールが開かれた場合、代替の装置の角度は、上方チャンバからの流体が下方チャンバを通って流動し、下方チャンバ中の流体と合わさって、患者に送達される全体的混合物を作製することを可能にする。この代替のスタンドは同様に、プラスチック、金属、木材、複合材料およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、1つ以上の材料から作製される。
【0020】
本明細書中に記載される実施形態のいずれにおいても、上記スタンドは、単一の溶液バッグまたは多数の溶液バッグを保持する大きさであり得る。上記スタンドが多数の溶液バッグを保持する大きさである場合、これらのバッグの各々は、2部分からなるチャンバまたは多数チャンバを分けるシールが治療の前に適切に開かれるかを確かめるために、連続してかまたは同時に検査され得る。さらに、溶液バッグが治療のために適切に前もってセットされていない場合、多数の溶液バッグを支持するスタンドが供給バッグの1つ以上または全部に対して、シールが治療の前に適切に開かれたかの視覚的指標を提供する。バッグが治療のために適切に前もってセットされていない場合、上記スタンドは、流体が、所望のように各多数チャンバのバッグの多数チャンバを通って流動することを可能にする。
【0021】
従って、供給バッグ医学的スタンド上にセットされたバッグからの流体が医学的流体治療デバイスに適切に流動することを可能にする、供給バッグ医学的スタンドを提供することが、本発明の利点である。
【0022】
多数の腎不全治療装置(例えば、CAPD装置、APD装置、血液透析装置、血液濾過装置、血液濾過透析装置およびそれらの任意の組み合わせ)と一緒に作動可能な供給バッグスタンドを提供することもまた、本発明の利点である。
【0023】
さらに、スタンド上にセットされた1つ以上のバッグが治療のために適切に前もってセットされていない場合を示すスタンドを提供することが本発明の利点である。
【0024】
なおさらに、スタンド上にセットされた1つ以上の溶液バッグが、流体が1つのチャンバから別のチャンバへ流動することを可能にするようには適切に開かれていない場合、そのような不具合が視覚的に示されるように、作動可能なスタンドを提供することが本発明の利点である。
【0025】
さらに、流体が、(i)1つのチャンバから別のチャンバを通って適切に流動すること;(ii)他のチャンバ中の流体と混合すること;および(iii)混合された流体として患者に適切に流動すること、を可能にする、医学的流体供給バッグスタンドを提供することが本発明の利点である。
【0026】
なおさらに、軽量で、コンパクトで、安全で、不透水性で、丈夫で、かつコスト効率が良い、医学的流体供給バッグスタンドを提供することが、本発明の利点である。
【0027】
本発明のなお別の利点は、容易に組み立てられてそして分解される、医学的流体供給バッグスタンドを提供することである。
【0028】
本発明のさらなる特徴および利点は、以下の発明の詳細な説明および図面中に記載され、そしてそこから明らかである。
より特定すれば、本願発明は以下の項目に関し得る。
(項目1)
医学的流体供給バッグ方法であって、上記方法は:
スタンドを、2つの部材が互いに対してある角度で配置されて確立されるように動かす工程:および
上記部材上の多数チャンバ流体供給バッグの配置を動かす工程
を包含し、上記角度は、上記バッグが、(i)上記バッグの上記多数チャンバが治療のために適切に前もってセットされている場合、第1の様式で作動すること、および(ii)上記バッグの上記多数チャンバが治療のために適切に前もってセットされていない場合、第2の様式で作動すること、を引き起こす、方法。
(項目2)
上記多数チャンバのバッグを、2つのチャンバ間にシールを有する、2つのチャンバのバッグであるように構成する工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目3)
上記スタンドが確立されるように動かす工程が、互いに対して折りたたまれて、角度を付けられた部材を生成する、折りたたみ可能な区分を提供する工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目4)
上記スタンドが確立されるように動かす工程が、互いに対して回転されて、角度を付けられた部材を生成する、ヒンジ式区分を提供する工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目5)
上記バッグの配置を動かす工程が、そのような配置を連絡する指示書/印を提供する工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目6)
上記バッグを治療のために適切に前もってセットする工程が、上記多数チャンバ間のシールを開いて、流体が一方のチャンバから他方のチャンバへ流動することを可能にする工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目7)
上記第1の様式で作動する工程が、上記バッグが上記スタンド上に配置されている位置で実質的にとどまる工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目8)
上記第1の様式で作動する工程が、流体が上記バッグの一方のチャンバから上記バッグの他方のチャンバへ流動することを可能にする位置で、とどまる工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目9)
上記第1の様式で作動する工程が、処置のために流体が上記バッグから患者へと流動することを可能にする位置で、とどまる工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目10)
上記第1の様式で作動する工程が、上記スタンドにより規定される角度で傾斜されてとどまる工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目11)
上記第2の様式で作動する工程が、上記チャンバの一方のチャンバが上記チャンバのもう一方のチャンバの頂部上で折りたたまるように、上記チャンバの2つの間の仕切に沿って折りたたむ工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目12)
上記第2の様式で作動する工程が、上記チャンバの2つの間のシールが開かれていないかまたは適切に開かれていないことを示すように移動する工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目13)
多数のバッグが上記スタンド上に同時に配置され得るように、上記スタンドを構成する工程を包含する、項目1に記載の医学的流体供給バッグ方法。
(項目14)
医学的流体供給バッグシステムであって、上記システムは:
互いに対して角度を付けられた2つの部材を備えるスタンドであって、上記部材は、少なくとも1つの医学的流体供給バッグを、治療のための医学的流体を分配するのに適切な角度で支持するように配置および整列されている、スタンド;
を備え、上記バッグは、複数のチャンバおよび上記チャンバの少なくとも2つの間のシールを備え;そして
上記角度は、上記バッグが、(i)上記2つのチャンバ間のシールが治療のために適切に開かれている場合、第1の様式で作動すること、および(ii)上記シールが治療のために適切に開かれていない場合、第2の様式で作動すること、を引き起こすように設定されている、医学的流体供給バッグシステム。
(項目15)
上記部材が、互いに対して折りたたみ可能に係合されて、折りたたまれ/広げられ、上記角度を形成する、項目14に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目16)
上記部材が、互いに対してヒンジ式に接続され、上記ヒンジのまわりで回転されて上記角度を形成する、項目14に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目17)
上記部材の1つが、比較的剛性なシート部材であり、他方、他の部材が、比較的可撓性の背部部材である、項目14に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目18)
上記可撓性背部部材が、第3の部材により支持されており、上記第3の部材は、比較的剛性である、項目17に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目19)
上記スタンドの部材が、可撓性で不透水性のカバーを備える、項目14に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目20)
上記供給バッグが、上記供給バッグから延びて、透析装置に流体連結する茎状部を備える、項目14に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目21)
上記供給バッグが、透析装置に連結されており、上記透析装置が、持続的携帯型腹膜透析装置、自動化腹膜透析装置、血液透析装置、血液濾過装置、血液濾過透析装置およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、項目14に記載の医学的流体供給バッグシステム。
(項目22)
医学的流体供給バッグスタンドであって、上記スタンドは:
第1の内側ボードおよび第2の内側ボード、ならびに第1の外側ボードおよび第2の外側ボードであって、上記第1の内側ボードおよび第2の内側ボードは、ヒンジ式に、それぞれ、上記第1の外側ボードおよび第2の外側ボードに連結され、上記第1の内側ボードおよび第2の内側ボードは、中間部分によって分けられている、第1の内側ボードおよび第2の内側ボード、ならびに第1の外側ボードおよび第2の外側ボード
を備え、
上記ボードは、一緒に折りたたまれて、供給バッグを支持するのに十分剛性な構造体を形成し;そして
上記中間部分は、治療流体が、医学的流体処置のための供給バッグから流動するために適切な位置で、上記供給バッグを支持する、
医学的流体供給バッグスタンド。
(項目23)
上記中間部分が、可撓性である、項目22に記載の医学的流体供給バッグスタンド。
(項目24)
上記中間可撓性部分が、上記供給バッグが処置のために適切に前もってセットされているか否かを検査するために適切な角度で、上記供給バッグを支持する、項目22に記載の医学的流体供給バッグスタンド。
(項目25)
上記供給バッグが、2部分からなるチャンバのバッグであり、上記中間部分が、上記2部分からなるチャンバを分けるシールが開かれていないかまたは適切に開かれていない場合、上記バッグを折りたたませるのに適切な角度で保持される、項目22に記載の医学的流体供給バッグスタンド。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1は、平面で示されている、多数の折りたたみ可能な区分を有する、本発明のスタンドの一実施形態を例示する。
【図2】図2は、図1のスタンドの組み立てにおける1つの時点で、図1のスタンドを例示する。
【図3】図3は、図1のスタンドの組み立てにおける第2の時点で、図1のスタンドを例示する。
【図4】図4は、水平表面上に配置されている、組み立てられた図1のスタンドを例示する。
【図5】図5は、多数チャンバの溶液バッグが適切に開かれていない場合のスタンド検査方法を例示する。
【図6】図6は、多数チャンバの溶液バッグが適切に開かれていない場合に提供される視覚的指標を例示する。
【図7】図7は、多数チャンバのバッグが治療のために適切に前もってセットされている場合の、スタンド検査方法を例示する。
【図8】図8は、多数チャンバのバッグが治療のために適切に前もってセットされている場合の、1つのチャンバから別のチャンバへの、そして2部分から成るチャンバから患者への、流体の流動を例示する。
【図9】図9は、本発明のスタンド装置の代替の実施形態を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0030】
(発明の詳細な説明)
本発明は、処置の間に1つ以上の医学的流体供給バッグを支持するための、ならびに、シールまたは流動制限が開いて、1つのチャンバからの流体が第2のチャンバへと進入することを可能にし、その後、処置のための準備が整った治療流体を提供したか否かを決定するためにそのようなバッグを検査するための、装置および方法を包含する。本明細書中に記載されるスタンドおよび検査方法は、多数のチャンバを有する供給バッグを使用するいずれの医学的流体処置にも適用され、ここで、そのチャンバ内の流体または構成分は、治療の際に混合される。特に、上記スタンドおよび検査方法は、腎疾患処置またはうっ血性心不全処置に十分に適している。例えば、上記スタンドおよび検査方法は、CAPD、APD、血液透析、血液濾過、血液濾過透析およびそれらの任意の組み合わせに十分適している。
【0031】
ここで図面、特に図1〜4を参照すると、本発明の供給バッグスタンドの一実施形態は、スタンド10によって例示される。スタンド10は、図1〜4において形成の種々の段階で示されている。図1は、平らにされ、かつそのスタンドが折りたたまれる前の、スタンド10を例示する。例示される通り、スタンド10は、2つの内側区分またはボード12および14と、2つの外側区分または外側ボード16および18とを含む。区分またはボード12〜18は、比較的剛性である。可撓性のシート様または布用の中心区分20は、内側区分12と内側区分14との間に提供される。代替の実施形態では、中心区分20は、半可撓性、半剛性または剛性である。外側区分16および内側区分12は、ヒンジシーム22によって分けられている。内側区分14および外側区分18は、ヒンジシーム24によって分けられている。ヒンジシーム22および24は、外側区分16および18が、内側区分12および14に対していずれかの方向で回転することを可能にする。従って、外側区分16および18は、いずれかの方向で、それぞれ、内側区分12および14に対して任意の適切な角度に折りたたまれ得る。
【0032】
内側区分12および14は両方とも、順番に、いずれかの方向で、中心の可撓性、半剛性または剛性の部分20に対して任意の適切な角度に回転または屈曲し得る。従って、比較的剛性の区分16、12、14および18、ならびに、例えば可撓性の中心部分20は、無数の組み合わせの方向に曲げられ得ることが理解されるはずである。
【0033】
一実施形態において、比較的剛性の部分12、14、16および18は、半剛性または剛性の断片を含み、この断片は、薄いコーティングで覆われ、そのコーティングにより連結されている。一実施形態において、内側の半剛性または剛性の構造体は、プラスチック、ボール紙、木材、金属、複合材料およびそれらの任意の組み合わせから作製される。一実施形態において、その薄い外側コーティングは、ビニルのような、丈夫で、耐水性であり、容易に洗浄される、ポリマー材料である。あるいは、上記外側コーティングは、柔らかい布、織物材料または他の、丈夫で耐水性もしくは不透過性の布または材料である。上記外側コーティング材料はまた、捲縮されるか、加熱シールされるか、または他の方法で一緒に結合され、ヒンジシーム22および24を形成する。類似のシール、クリンプまたは他のタイプの連結部もまた、内側区分12および14の内側縁部に沿って作製され、この区分12および14を中心部分20から分ける。中心部分20は、1層以上の外側コーティングから構成され得るか、または、代替的に、半可撓性、半剛性もしくは剛性の内側構造体(例えば、部分12、14、16および18に使用されている構造体)を含み得る。
【0034】
図1に示されるとおり、区分12〜20は各々、一実施形態において、同じかまたは実質的に同一の幅wを有する。幅wは、1つまたは複数の供給バッグを支持するように変化され得る。そのような支持は、以下に詳細に示される。図1はまた、区分12〜20が変化する長さl12〜l20を有することを示す。長さl12〜l20は、対応する区分12〜20が曲げられてスタンド10を形成する場合、所望の角度でセットされた区分を有する適切または所望の構造体が形成されるように、設定される。
【0035】
ここで図2および図3を参照すると、スタンド10は、部分的に曲げられた形態で示され、どのようにスタンドが図1に示される平面から形成されるかを例示している。図2および図3は、内側区分12ならびに外側区分16および18が折り曲げられて、スタンド10の基部またはシート部分を形成し、他方、可撓性の中心部分20および内側区分14が折り曲げられてスタンド10の背部部分または側面部分を形成することを示す。代替の実施形態において、部分20および内側区分14は、一緒に接着されるか、または他の方法で一緒に固定される。図2および図3に示されるように、外側区分16は、内側区分12から下向きに、外側区分18の端部のまわりに曲げられる。外側区分18は、内側部分14に対してシーム22に向かって曲げられる。外側部分18は、例示されるように、ヒンジシーム24に沿って曲げられる。
【0036】
一実施形態において、剛性ボード12、14、16および18ならびに可撓性部分20の重量は、上記構造体を所定の位置で保持するのに十分である。あるいは、スナップのようなファスナー、VelcroTMファスナー、タブおよび/またはスリットが、外側部分16および18の上に提供され、図4に示される最終構造体を所定の位置に保持する。区分12と区分16との間のヒンジシーム22で終端となる区分18、ならびに長さl12、l14およびl20は、集団的に、ボード14を少なくとも幾分垂直的に配置させ、その結果、ボード14および中心部分20は、図2〜4に示される角度αで背壁または側壁を形成する。
【0037】
図4は、完成した構造体10がヒト26によって水平表面28(例えば、テーブル、ナイトスタンド、床または他の実質的に水平な構造体)上に配置されることを示す。一旦形成されたスタンド10が平面28上に配置されると、そのスタンドは使用の準備ができている。角度αが内側区分12と中心の可撓性部分20との間に存在するだけでなく、第2の角度βが内側区分12と外側区分18との間に形成されることが理解されるはずである。図4に示されるとおり、外側区分18および係合区分16は、水平表面28と実質的に平行であり、実際、水平表面28上に置かれる。1つ以上の溶液バッグが適切に前もってセットされる場合(例えば、2部分からなるチャンバのバッグのシールが開かれる場合)、角度βから水平表面28に向かう、内側区分12のわずかに下向きの勾配に起因して、流体がバッグから流れるように、角度βは提供される。
【0038】
ここで図5〜8を参照すると、本発明の供給バッグ検査手順を実施するための一実施形態は、上記のようなスタンド10を使用して例示される。図5〜8は各々、多数チャンバのバッグまたは2部分からなるチャンバのバッグ30を例示する。バッグ30は、下方チャンバ32および上方チャンバ34を備え、これらは、シールまたは取り外し可能な仕切36によって分けられている。一実施形態において、下方チャンバ32は、医学的流体の主要供給部を保持し、上方チャンバ34は、添加物を保持する。この添加物は、任意の適切な目的のために、使用するまで、チャンバ32中の主要流体から有利に分けられて維持される。そのために、チャンバ34のような複数の添加物チャンバが提供され得、ここで、そのようなチャンバの各々は、別個の添加物を保持し、これらの添加物は、チャンバ32内の主要流体と他の添加物チャンバ34中の他の添加物とから有利に分けられて維持される。しかし、代替の実施形態において、2部分からなるチャンバまたは多数チャンバの供給バッグ30は、主要部分またはベース溶液が上方チャンバ34中に維持され、一方添加物が下方チャンバ32中に維持されるように構成されることが理解されるはずである。
【0039】
1つの好ましい実施形態では、2部分からなるチャンバのバッグ30は、腹膜透析、血液透析、血液濾過または血液濾過透析に使用される、透析溶液または透析液の成分を保持する。そのような場合、下方チャンバ32は、透析液のベース液体部分(これは、大部分の滅菌水および電解質(例えば、カリウム、カルシウム、ナトリウム、塩化物など)である)を保持し得る。上方チャンバ34は、添加物(例えば、デキストロース、上記電解質のうちの1つ以上、NaCl粉末または濃縮物など)を保持し、この添加物は、チャンバ32中のベース流体から有利に分けられて維持される。あるいは、チャンバ34は、任意の所望されるタイプの添加物を保持し得、この添加物は、固体粒子形態、液体形態、濃縮物形態または任意の他の形態であり得、このチャンバ34において、材料は、少なくとも一部重力に起因して、チャンバ34からチャンバ32に流動し得る。
【0040】
図5および図6は、検査の順番を例示し、ここで、シール36は、開かれていないか、または適切に開かれていない。図5において、患者または操作者26は、例示されるようにスタンド10上にバッグ30を配置し、その結果、下方チャンバ32がスタンド10の内側区分12上にセットされて置かれ、一方上方チャンバ34は、中心(例えば、可撓性の)部分20上にセットされて置かれる。一実施形態では、区分12および部分20は両方とも、下方チャンバ32および上方チャンバ34の内側の液体の重量に起因して、わずかに移動する。比較的剛性の区分12は、ヒンジシーム22のまわりでわずかに旋回し、この区分12はまた、中間でわずかに曲がるかまたはたわむ。可撓性部分20はまた、部分20を内側部分14に連結するシームのまわりでわずかに旋回し得る。その可撓性材料はまた、上方チャンバ34の内側の流体の動きと一致するように動く。内側剛性区分12と可撓性区分20との間の角度αもまた、わずかに変化し得る。
【0041】
図6は、角度αおよび内側部分14の水平表面28に対する角度は、スタンド10の形成を介して前もってセットされ、その結果、シール36が開いていないかまたは適切に開いていない場合、上方チャンバ34内の流体の重量は、上方チャンバを、下方チャンバ32上のシール36の軸の前側に倒すか、またはその軸のまわりで傾かせることを例示する。そのような作動は、患者または操作者26が気付くであろう、明確な視覚的合図である。実際、患者または操作者は、茎状部38の端部に位置されたコネクタ40を医学的流体装置に連結しなければならないので、患者または操作者が下方チャンバ32上に横たわる上方チャンバ34に気付かないことはほとんど起こりそうにない。従って、スタンド10の構成は、患者または操作者に対して、多数チャンバのバッグまたは2部分からなるチャンバのバッグ30が治療の前に適切に前もってセットされることを確実にする、効果的な視覚検査およびツールを提供する。
【0042】
図7および8は、シール36が適切に開かれた場合の検査結果を例示する。そのような場合、添加物流体のような流体は、上方チャンバ34から、開いたシール36を通って、下方チャンバ32中に流動し、その下方チャンバ32中の流体と混合する。その後、適切に混合された流体(例えば、透析流体)は、茎状部38およびコネクタ40を通って、医学的流体治療装置に流動する。上で考察したように、内側区分12と外側区分18/表面28との間の角度βは、チャンバ34およびチャンバ32からの混合された流体が、茎状部38、コネクタ40から、医学的流体治療デバイス中にスムーズに流動することを可能にする。
【0043】
図7および図8における流体は上方チャンバ34から下方チャンバ32へ流動し得るので、上方チャンバ34中の流体の重量は、上方チャンバを下方チャンバ32上に倒しも折りたたみもしない。代わりに、上方チャンバ34は、流体容積が減るかまたは減少することがわかる。シール36が適切に開かれる場合、スタンド10は、治療全体にわたって、バッグ30のチャンバ32および34を所定の位置に適切に保持するように作動する。治療後、スタンド10は、平らな構造に簡便に折りたたまれ、この平らな構造は、容易に保存され、小さな空間しかとらない。少なくとも特定の実施形態では、スタンド10はまた、崩壊可能であり、例えば、走っている子供またはバランスを失った子供による衝突のエネルギーが、そのような崩壊によって吸収されることを可能にし、その衝突からの被害または損傷の可能性を減らす。
【0044】
上で考察されたように、スタンド10は、2部分からなるチャンバのバッグ30が多数そのスタンド10上に配置され得るような、幅wを有し得る。従って、スタンド10により提供される検査は、多数チャンバのバッグ30の各々に対して行われる。つまり、適切に開かれていないかまたは治療のために前もってセットがされていない、スタンド10上のいずれの多数チャンバのバッグも、示されるとおり、その上方チャンバ34がその下方チャンバ32上に倒れる場合、検査に落ちる。従って、本発明のスタンド10によって提供される検査は、複数の多数チャンバのバッグを一度に検査し得ることが理解されるべきである。
【0045】
一実施形態において、スタンド10はまた、(i)スタンド10を適切に折りたたむため;および(ii)2部分から成るバッグまたは多数バッグの検査手順を説明するために、図式的指示および/またはテキスト形式の指示を表示する。これらの同一の指示は、スタンド10と一緒に操作するために、バッグ30に提供され得る。
【0046】
図9は、本発明のスタンドについての代替の実施形態を例示する。代替的スタンド50は、シート部分52および背部部分または後方部分54を備える。一実施形態では、シート52および背部54の両方は、成形プラスチック、ボール紙、金属、複合材料またはそれらの任意の組み合わせの、単一片である。シート52および背部54はまた、プラスチック(例えば、ビニル)コーティングのような薄い不透水性コーティングを有し得る。
【0047】
図9に例示されるように、シート52は、スタンド50が配置されている水平表面に対して角度βに角度付けられる。使用の際、背部54は、上記検査を実施するために、シート52から所望の角度αに上側に回転される。スタンド50は:(i)適切な流動を可能にし;(ii)1つ以上の多数チャンバの溶液バッグを検査し、そして(iii)スタンド10に対して上記された機能の各々を実施する。つまり、チャンバ間のシールが適切に開かない場合、上方チャンバ中の添加物または流体の重量が、その上方チャンバを下方チャンバ上に傾けるように、角度αおよびβが選択される。
【0048】
例示される実施形態では、シート52は、側面56を規定するかまたは側面56を含む。側面56は各々、アパーチャ58を規定する。ヒンジピンまたはヒンジデバイス60は、アパーチャ58を通って、背部54で規定された係合アパーチャに挿入される。それによって、背部54は、側面56およびシート52にヒンジ式に連結される。止め具(例示せず)は、シート54が自動的に所望の角度αに開かれるように提供され得る。一実施形態では、その止め具は、角度αの設定を微調整するように調整可能である。
【0049】
当業者は、背部54をシート52にヒンジ式に連結するための、他の方法および装置を開発し得ることが理解されるべきである。例えば、背部54が回転し得、角度αに対して多数の角度で保持され得るように、側面56上に複数の移動止めを配置することが可能である。いずれの場合でも、スタンド50が使用されていない場合、背部54はシート52中に簡便に折りたたまれ、スタンド50は平らな物品として容易にしまっておける。スタンド50はまた、適切な指示図および/または印を備え得る。
【0050】
本明細書中に記載される現在のところ好ましい実施形態に対する、種々の変更および改変が、当業者に明らかであることが理解されるべきである。そのような変更および改変は、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、その意図する利点を消失することなく、なされ得る。従って、そのような変更および改変は、添付の特許請求の範囲によって網羅されることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医学的流体供給バッグ方法であって、該方法は:
スタンドを、2つの部材が互いに対してある角度で配置されて確立されるように動かす工程:および
該部材上の多数チャンバ流体供給バッグの配置を動かす工程
を包含し、該角度は、該バッグが、(i)該バッグの該多数チャンバが治療のために適切に前もってセットされている場合、第1の様式で作動すること、および(ii)該バッグの該多数チャンバが治療のために適切に前もってセットされていない場合、第2の様式で作動すること、を引き起こす、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−131429(P2010−131429A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−29511(P2010−29511)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【分割の表示】特願2006−545708(P2006−545708)の分割
【原出願日】平成16年12月1日(2004.12.1)
【出願人】(591013229)バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド (448)
【氏名又は名称原語表記】BAXTER INTERNATIONAL INCORP0RATED
【出願人】(501453189)バクスター・ヘルスケヤー・ソシエテ・アノニム (289)
【氏名又は名称原語表記】BAXTER HEALTHCARE S.A.
【Fターム(参考)】