説明

通信システムにおけるリソース配分方法

【課題】無線通信環境におけるアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決する。
【解決手段】第1のアクセス端末は、1組のリソースの、「スティッキー」な割り当て(無期限で配分されることを意味する、リソースの永久的な割り当て)を受けることができる。第2のアクセス端末が短時間のリソース割り当てを要求する場合には、時間限定の、あるいは「非スティッキー」なリソース割り当てが、第2のアクセス端末に与えられることができる。もし非スティッキー割り当ての中のリソースが、スティッキー割り当てにより第1のアクセス端末に既に割り当てられている場合は、第1のアクセス端末は、非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報とともに、競合の表示を受け取ることができ、限られた存続時間、競合リソースを放棄することができ、また、非スティッキー割り当ての終了後に、競合リソースに対する制御を取り戻すことができる。

【発明の詳細な説明】
【関連技術】
【0001】
(米国特許法119条のもとでの優先権の主張)
本願は、ここでの譲受人に譲渡され、ここに参照により明示的に組み込まれる、2005年6月16日に出願された「通信システムリソース方法(A METHOD OF RESOURCE A COMMUNICATION SYSTEM)」と題された米国仮出願第60/691,433号の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
(分野)
以下の説明は、一般に、無線通信に関連し、より具体的には、無線通信環境における干渉を軽減することに関する。
【背景技術】
【0003】
(背景)
無線通信システムは、様々なタイプの通信を提供するために広く展開されており、例えば、そのような無線通信システムにより、音声及び/又はデータが提供されることができる。典型的な無線通信システム、あるいはネットワークは、1つ以上の共有リソースへのアクセスを複数のユーザに提供できる。例えば、システムは、周波数分割多重(FDM)、時分割多重(TDM)、符号分割多重(CDM)のような、様々な多重アクセス技法(multiple access techniques)を使用することができる。
【0004】
一般的な無線通信システムは、サービスエリア(coverage area)を提供する1つ以上の基地局を使用する。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャストのサービスのために複数のデータストリームを送信でき、そこでは、データストリームは、ユーザデバイスにとって独立した受信対象(independent reception interest)であることができるデータの流れであってよい。そのような基地局のサービスエリア内のユーザデバイスは、複合ストリーム(composite stream)によって搬送される1つの、2つ以上の、又は全てのデータストリームを受信するために使用されることができる。同様に、ユーザデバイスは、データを、基地局へ、又は別のユーザデバイスへ送信できる。
【0005】
基地局は、ユーザデバイスから基地局へ転送される逆方向リンク通信をスケジュール(schedule)することができる。例えば、直交周波数分割多重(OFDM)を使用するとき、基地局は、逆方向リンク通信に関係するスケジューリング決定(例えば、時間、周波数、電力等のようなリソースを1つ以上のユーザデバイスへ配分する(allocate))を遂行でき、このようにして、基地局は直交性を維持することを容易にすることができる。しかしながら、ユーザデバイス(単複)から基地局(単複)へスケジューリング情報を提供する従来の技法は、非効率的で、時間がかかり困難な場合がある。
【0006】
したがって、当技術分野においては、システムのスループットを改善し、ユーザ経験を向上させるために、無線通信環境においてリソースを配分することを容易にするシステム及び方法に対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0007】
[概要]
以下は、1つ以上の実施形態の基本的な知識を提供するために、そのような実施形態の簡単な概要(summary)を提供する。この概要は、すべての意図された実施形態の広範囲な全体像(extensive overview)ではなく、また、すべての実施形態の必要不可欠あるいは重要なエレメントを特定することも、いずれかのあるいはすべての実施形態の範囲を描くことも、意図されてはいない。その唯一の目的は、後で提供されるより詳細な説明の前置きとして、1つ以上の実施形態のいくつかのコンセプト(concept)を簡略化された形で提供することである。
【0008】
様々な態様によれば、競合するリソース割り当て(conflicting resource assignments)は、アクセス端末(単複)に、アクセス端末(単複)に対する1つ以上のリソースのスティッキー割り当て(sticky assignment)と競合する非スティッキーリソース割り当て(non-sticky resource assignment)を通知することによって、解決されることができる。「非スティッキー」割り当て("non-sticky" assignment)は、存続期間(duration)が限定されているタイプの割り当てであり、ここでは、存続期間は、割り当てとともに伝達される。「スティッキー」割り当て("sticky" assignment)は、時間に制限されない存続期間を有するタイプの割り当てである。スティッキーおよび非スティッキーの割り当ては、順方向リンクおよび逆方向リンクの一方又は両方での利用のためにアクセス端末にリソースを割り当てるために利用されることができる。
【0009】
一態様によれば、無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決する方法は、第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示(indication)を受信すること(receiving)と、なお、非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;第1のアクセス端末にて、所定の期間の間(for a predetermined time period)、競合リソースを放棄すること(surrendering)と;所定の期間が過ぎた後に、少なくとも1つの競合リソースを取り戻すこと(resuming)と;を備えていてもよい。非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備えることができる。該方法は、あたかも非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように、少なくとも1つの競合リソースを取り戻すため、ラップアラウンドプロトコル(wraparound protocol)を使用することを、更に備えることができる。例えば、ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにする (enables)又はディスエーブルにする(disables)信号が受信されることができ、ここでは該信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータ(dynamic per-assignment parameter)と静的なシステム全体のパラメータ(static system-wide parameter)との内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている。加えて、あるいは代わりに、該方法は、非スティッキー割り当てが期限切れになった(has expired)後に、次の論理リソース(next logical resource)で少なくとも1つの競合リソースを取り戻すため、ブランキングプロトコル(blanking protocol)を使用することができる。例えば、ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号が受信されることができ、該信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている。割り当てられたリソースは、順方向リンク通信のために、かつ/または逆方向リンク通信のために利用されることができる。非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであってもよく、ここでは、ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され(indicated)、また、ページングメッセージ(paging message)、オーバーヘッドメッセージ(overhead message)、及びコンフィギュレーションメッセージ(configuration message)の内の少なくとも1つを受信するために利用される。リソースは、周波数、サブキャリヤ、チャネル、トーン、送信シンボル、又はこれらの任意の組み合わせ、等を、これらに限定されることなく、備え得る。
【0010】
別の態様によれば、無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決することを容易にする装置は、第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末へ割り当てられたリソースに関係する情報を備える非スティッキー割り当て表示信号(indicator signal)を受信する受信機と、なお非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、競合リソースに対する制御を手放し(relinquishes)、且つ所定の期間が過ぎた後に少なくとも1つの競合リソースに対する制御を取り戻すプロセッサと;を備えてもよい。非スティッキー割り当て表示信号はまた、非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備えることができる。プロセッサは、あたかも非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように少なくとも1つの競合リソースを取り戻すため、ラップアラウンドプロトコルを使用することができる。加えて、あるいは代わりに、プロセッサは、非スティッキー割り当てが期限切れになった後に、次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すため、ブランキングプロトコルを使用することができる。受信機は、ラップアラウンドであれブランキングであれ、プロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信することができ、ここでは、該信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている。割り当てられたリソースは、順方向あるいは逆方向のリンク通信に利用されることができる。非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであってもよく、ここでは、ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報(identification)によって示され、また、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するため利用される。
【0011】
さらに別の態様によれば、無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決することを容易にする装置は、第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受信する手段と、なお非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより、第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、競合リソースを放棄する手段と;所定の期間が過ぎた後に少なくとも1つの競合リソースを取り戻す手段と;を備えてもよい。非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備えることができる。装置は、あたかも非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにラップアラウンドプロトコルを使用する手段、及び/又は、非スティッキー割り当てが期限切れになった後に次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためブランキングプロトコルを使用する手段、をさらに備えることができる。受信する手段は、ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信することができ、該信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている。割り当てられたリソースは、順方向リンク、かつ/または逆方向リンクの通信のために利用されることができ、また、非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであってもよく、ここでは、ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、また、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するため利用される。
【0012】
さらに別の態様は、第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受信し、なお非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;第1のアクセス端末にて所定の期間の間、競合リソースの制御を手放し、且つ所定の期間が終わった後に、少なくとも1つの競合リソースの制御を取り戻す;ためのコンピュータ実行可能命令(computer-executable instructions)を格納して有するコンピュータ可読媒体(computer-readable medium)と関連している。非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備える。コンピュータ可読媒体は、ラップアラウンド及び/又はブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を解析するための命令と同様に、あたかも非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためラップアラウンドプロトコル及び/又はブランキングを使用する命令も、さらに備えることができ、該信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に少なくとも一部基づいている。割り当てられたリソースは、順方向あるいは逆方向のリンク通信に利用されることができる。更に、非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであり、またブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するために利用される。
【0013】
さらに別の態様によれば、無線通信環境の中でリソース割り当ての間の競合を解決するためのコンピュータ実行可能命令を実行するプロセッサは、次の命令を実行することができ、該命令は、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を第1のアクセス端末にて受信することと、なお非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;第1のアクセス端末にて所定の期間の間、競合リソースの制御を手放すことと;所定の期間が終わった後に少なくとも1つの競合リソースの制御を取り戻すことと;を備える。非スティッキー割り当て表示信号はまた、非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備えることができる。命令はさらに、ラップアラウンドプロトコル及び/又はブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を解析することと同様に、あたかも非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにラップアラウンドプロトコル及び/又はブランキングプロトコルを使用することも、さらに備えることができ、該信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている。割り当てられたリソースは、順方向リンク及び/又は逆方向リンクの通信に利用されることができる。さらに、非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであってもよく、また、ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)IDによって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するため利用される。
【0014】
以上のおよび関連する目的を達成するために、1つ以上の実施形態は、このあと十分に詳しく説明されまた請求項において具体的に示される特徴を、備える。以下の説明および添付の図面は、1つ以上の実施形態のある特定の説明のための態様を詳しく説明する。しかしながら、これらの態様は、様々な実施形態の原理が使用されることができる様々な方法のほんの一部を示しているものであり、説明される実施形態は、そのような態様とそれらの均等物(equivalents)の全てを含むように意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】1つ以上の態様に従い、複数の基地局と複数の端末とを伴う無線通信システムを図示する。
【図2】ここで説明される様々な態様に従い、スティッキー割り当ての対象となり得る、複数のトーンを各々が備える、複数のシンボルを備えている一連の送信フレームを図示する。
【図3】様々な態様に従い、スティッキー割り当て、および競合する非スティッキー割り当て、の対象となり得る複数のリソースを備えている一連の送信フレームを図示する。
【図4】様々な態様に従い、複数の送信フレームにわたり非スティッキー割り当てが現存のスティッキー割り当てと競合する、一連の送信フレームを図示する。
【図5】1つ以上の態様に従い、競合する非スティッキー割り当ての期限が切れた後にスティッキー割り当てのリソースを取り戻すために、ブランキングプロトコルがインプリメントされている、一連の送信フレームの説明図である。
【図6】1つ以上の態様に従い、関連するシグナリング要件を減らすためラップアラウンドスティッキー割り当て回復技法を用いて、競合するスティッキーリソース割り当てを伴うアクセス端末へ、非スティッキー割り当て表示を提供する方法の説明図である。
【図7】1つ以上の態様に従い、関連するシグナリング要件を減らすため「ブランキング」スティッキー割り当て回復技法を用いて、競合するスティッキーリソース割り当てを伴うアクセス端末へ、非スティッキー割り当て表示を提供する方法を図示する。
【図8】1つ以上の態様に従い、2つ以上のリソース割り当てが競合しているときにリソース割り当て解決の実行を容易にするアクセス端末の説明図である。
【図9】1つ以上の態様に従い、割り当てシグナリングを最小限にしながら、リソース割り当て競合の解決を容易にするために所定の有効期限を伴う非スティッキーリソース割り当てをアクセス端末へ提供するシステムの説明図である。
【図10】ここに説明する様々なシステム及び方法と併せて使用されることができる無線ネットワーク環境の説明図である。
【図11】様々な態様に従い、無線通信環境においてアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決することを容易にする装置、を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[詳細な説明]
様々な実施形態が、図面を参照しながらいまから説明される、なお、ここでは、全体を通じて同様の構成要素を参照するために同様の参照番号が使われている。以下の説明においては、説明の目的のために、1つ以上の実施形態の十分な理解を提供するために多くの具体的な詳細が示される。しかしながら、これらの具体的な詳細が無くとも、そのような実施形態(単複)が実施されることができることは明らかであろう。他の例では、よく知られた構造及びデバイスは、1つ以上の実施形態を説明することを容易にするために、ブロック図の形で示される。
【0017】
本願中で用いられているように、「コンポーネント」、「システム」、その他同様の用語は、コンピュータ関連のエンティティ(computer-related entity)、ハードウェア、ソフトウェア、実行中のソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、及び/又はこれらの任意の組み合わせ、を指すように意図されている。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル(executable)、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであり得るが、これらに限定されない。1つ以上のコンポーネントは、プロセス及び/又は実行スレッドの中に存在することもでき、また、コンポーネントは、1台のコンピュータにローカライズされることもでき、かつ/または2台以上のコンピュータに分散されることもできる。また、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を格納して有する様々なコンピュータ可読媒体から実行できる。コンポーネントは、例えば1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システムにおける別のコンポーネントと、かつ/またはインターネットのようなネットワークを介して他のシステムと、信号を通じてやり取りする1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従い、ローカル及び/又はリモートのプロセスを通じて通信することができる。加えて、当業者によって理解されるとおり、ここで説明されるシステムのコンポーネントは、これとの関係で説明される様々な態様、目標、利点、などを達成することを容易にするために、再配置され、かつ/または、さらなるコンポーネントによって補完されてもよく、また、与えられた図に示されるとおりのコンフィギュレーションに限定されない。
【0018】
さらに、加入者局との関係で様々な実施形態がここで説明される。加入者局はまた、システム、加入者ユニット、移動局、モバイル、リモート局、アクセスポイント、リモートターミナル、アクセスターミナル、ユーザターミナル、ユーザエージェント、ユーザデバイス、又はユーザイクイップメントと呼ばれることもできる。加入者局は、セル方式電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、無線ローカルループ(WLL)局、個人用デジタル補助装置(PDA)、無線接続能力を有する手持ち型デバイス、又は無線モデムへ接続された他の処理デバイスであってもよい。
【0019】
さらに、ここで説明される様々な態様あるいは特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリングの手法を用いて、方法、装置、又は製造品としてインプリメントされる(implemented)ことができる。ここで用いられる用語「製造品(article of manufacture)」は、コンピュータ可読デバイス、担体(carrier)、又は媒体(media)からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むように意図されている。例えば、コンピュータ可読媒体は、磁気格納デバイス(例えばハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気帯...)、光ディスク(例えばコンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)...)、スマートカード、及びフラッシュメモリデバイス(例えばカード、スティック、キードライブ...)を含むことでがきるが、これらには限定されない。加えて、ここで説明される様々な格納媒体は、情報を格納するための1つ以上のデバイス及び/又は他の機械可読媒体を表わすことができる。用語「機械可読媒体(machine-readable medium)」は、無線チャネルと、命令(単複)及び/又はデータを格納し、収容し、かつ/または保存することができる他の様々な媒体とを、これらに限定されることなく、含むことができる。用語「例示的な(exemplary)例示的な」は、ここでは「例(example)、インスタンス(instance)、あるいは例証(illustration)として機能している」ことを意味するために使われていることが理解されるであろう。ここで「例示的な」なものとして説明される実施形態あるいは設計は、必ずしも他の実施形態あるいは設計よりも好ましいもの、あるいは有利なもの、して解釈されるべきものではない。
【0020】
図1は、ここで説明される1つ以上の態様と併せて使用されることができる、複数の基地局110と複数の端末120とを備えた無線通信システム100を図示する。基地局は一般的に端末と通信する固定局であり、アクセスポイント、ノードB、又は他の何らかの用語で呼ばれることもある。各々の基地局110は、特定の地域(particular geographic area)102に対して通信カバレージ(communication coverage)を提供する。用語「セル (cell)」は、該用語が使われる状況(context)に応じて、基地局及び/又はそのサービスエリア(coverage area)を指すことがある。システムキャパシティを向上させるため、基地局サービスエリアは、図1、104a、104b、及び104cのとおり、複数のより小さいエリア(例えばより小さい3つのエリア)に分割される(partitioned)ことができる。各々のより小さいエリアは、それぞれのベーストランシーバサブシステム(base transceiver subsystem)(BTS)によってサーブされる(served)。用語「セクター(sector)」は、該用語が使われる状況に応じてBTS及び/又はそのサービスエリアを指すことがある。セクター化されたセルの場合、そのセルのすべてのセクターのためのBTSsは、典型的には、そのセルの基地局内の同一場所に置かれる(co-located)。ここで説明される伝送技法は、非セクター化セルを備えたシステムと同様に、セクター化されたセルを備えたシステムについても使用されることができる。以下の説明では、簡単にするために、用語「基地局」は、セルにサーブする固定局と同様に、セクターにサーブする固定局についても、総称的に使用される。
【0021】
端末120は、典型的には、システム全体を通して分散設置されており(dispersed)、そして、各々の端末は、固定(fixed)又は可動(mobile)であってよい。端末は、移動局、ユーザイクイップメント、ユーザデバイス、アクセスターミナル、又は他の何らかの用語で呼ばれることもある。端末は、無線デバイス、セル方式電話機、個人用デジタル補助装置(PDA)、無線モデムカード、などであってよい。各々の端末120は、ゼロ台、1台、又は複数台の基地局と、ダウンリンクおよびアップリンク上でいつでも通信することができる。ダウンリンク(又は順方向リンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、アップリンク(又は逆方向リンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。
【0022】
集中アーキテクチャ(centralized architecture)の場合、システムコントローラ130が基地局110へ結合し、基地局110のため調整と制御とを提供する。分散アーキテクチャ(distributed architecture)の場合、基地局110は必要に応じて互いに通信できる。順方向リンクのデータ送信は、順方向リンク及び/又は通信システムによってサポートされることができる最大データレートか又はこれの近くで、1つのアクセスポイントから1つのアクセス端末に向けて発生する。順方向リンクのさらなるチャネル(例えば制御チャネル)は、複数のアクセスポイントから1つのアクセス端末へ、送信されることができる。逆方向リンクデータ通信は、1つのアクセス端末から1つ以上のアクセスポイントに向けて行われる。
【0023】
アクセス端末120へ送信されるデータは、アクセスネットワークコントローラ130によって受信されることができる。その後、アクセスネットワークコントローラ130は、アクセス端末120アクティブセット(access terminal 120 active set)における全てのアクセスポイントへデータを送信できる。あるいは、アクセスネットワークコントローラ130は、どのアクセスポイントがアクセス端末120によってサービングアクセスポイント(serving access point)として選択されたのかを最初に判断し、そのあと、データをサービングアクセスポイントへ送信することができる。データは、アクセスポイント(単複)でキュー(queue)に保存されることができる。ページングメッセージが、そのあと、1つ以上のアクセスポイントによって、それぞれの制御チャネル上で、アクセス端末120へ送信されることができる。アクセス端末120は、ページングメッセージを得るため、1つ以上の制御チャネル上で信号を復調し復号化する。
【0024】
多重アクセス通信システムは、多くの場合、システム内の異なるアクセス端末へ特定のリソースを配分する。この割り当ては、ある程度の永続性(certain persistency)を持つことができ、割り当てがある期間にわたってアクセス端末120について適用することができることを意味する。ここでは、そのような割り当ては、「スティッキー(sticky)」あるいは「ノーマル(normal)」割り当てと呼ばれることがある。おうおうにして、あるメッセージは、「スティッキー」割り当ての永続性とは対照的に、例えば、限られた時間枠(limited timeframe)で送信されることを必要とする。そのようなメッセージは、「時間限定(time-limited)」又は「非スティッキー(non-sticky)」割り当てを用いて送信されることができる。非スティッキー割り当てを用いて送信されるメッセージは、全ユーザへブロードキャストされてもよく、あるいは、それらは特定のユーザへのメッセージであってもよい。通信リソース(例えば周波数、トーン、シンボル、フレーム、など)が永続スティッキー割り当てによって大いに費やされる(highly occupied)とき、メッセージのために非スティッキー割り当てを提供するためにリソース及び/又はスペースを見つけることは困難であることがあり得る。1つのアプローチによれば、スティッキー割り当てのリソース(sticky-assigned resources)は割り当てを解除される(deassigned)ことができ、メッセージのために時間限定の非スティッキー割り当てを提供できる、そしてつぎに、非スティッキー割り当てが完了した後に、スティッキー割り当てを用いて、リソースは再割り当てされることができる。あるいは、もうひとつのアプローチでは、スティッキー割り当てが期限切れになるまで待つことを必要としてもよく、その後にメッセージのために非スティッキー割り当てを提供する。しかしながら、このようにして割り当てを管理するには大量且つ複雑なシグナリングオーバーヘッド(signaling overhead)が要求され、計算オーバーヘッドと電力消費が増大する。したがって、ここで説明する様々な態様は、複数のアクセス端末へブロードキャスト割り当てを送信することに関係し、ここでは、ブロードキャスト割
り当ては媒体アクセスチャネル(MAC)IDにより示されることができる。アクセス端末は、例えば、ページング信号、オーバーヘッド信号、コンフィギュレーションメッセージ、その類を、ブロードキャスト割り当てメッセージとともに受信できる。
【0025】
図2は、ここで説明する様々な態様に従い、スティッキー割り当ての対象となり得る、複数のトーンを各々備える、複数のシンボルを備えている一連の送信フレーム200を図示する。例えば、一連のフレーム200は、図示されたとおり6つの個別フレーム202を備えてよい。ただし、系列200を構成するフレームの数が任意であってよいことは理解されるであろう。加えて、各フレーム202は1つ以上のシンボル204を備えてよく(例えば、2つのシンボルが各フレーム202に図示されており、ただし各フレームに3つ以上を含めることもできる)、同シンボルの各々はさらに、1つ以上のトーン206、又は周波数を備えてよい(例えば、3つのトーンが各シンボルに示されており、ただしシンボルを構成するトーンの数は任意であってよい)。例えば、フレーム202の第1のシンボルは19、21、及び23と表示された3つのトーンを備え、他方フレーム202の第2のシンボルはトーン20、22、及び24を備える。無線通信環境の中でアクセスポイントと通信するために、フレーム202におけるトーンのいずれか、あるいは全てが、アクセス端末(例えば、セル方式電話機、PDA、スマートフォン、又は他の何らかの適当なアクセス端末)へ割り当てられることができる。様々な態様によれば、1つ以上のトーン、シンボル、フレームなどは、他のアクセス端末へ、及び/又は他のアクセス端末から、メッセージがブロードキャストされることを可能とするために、短い存続期間の間、別のアクセス端末への非スティッキー割り当てを必要とすることがあり得る。そのようなシナリオにおいては、割り当てのシグナリングを最小限にしながら、競合するリソースの割り当て解除の要求を伴わずに非スティッキー割り当てを容易にするため、様々なアプローチが実施されることができる。例えばSMSメッセージ、テキストメッセージ、音声情報、画像データ、オーディオデータ、メタデータ(例えば他のデータを記述するデータ)、広告情報、ページング信号、デバイス制御メッセージ、マルチキャストメッセージ、位置本位情報(例えば悪天候警告、現地アトラクション近接情報、その他)、及び/又は他の何らかの適当なタイプのブロードキャストメッセージとの関連で情報ストリームの送信/受信を可能にするため、非スティッキー割り当てが使用され、短い時間の期間、アクセス端末へリソースを一時的に割り当てることができる。
【0026】
図3は、様々な態様に従い、スティッキー割り当て、および、競合する非スティッキー割り当て、の対象となり得る複数のリソースを備えている、一連の送信フレーム300を図示する。一連の送信フレーム300は、複数の個別フレーム302を備え、同個別フレームの各々は1つ以上のシンボル304を備える。シンボル304は1つ以上のトーン306(例えば、周波数、サブキャリヤ、その他)を各々備えてもよい。図3には3つのトーンからなる2つのシンボルを各々備える7つのフレームが描かれているが、任意の数のトーンを備える、任意の数のシンボルを備える、任意の数のフレームをここで説明する様々な態様とともに利用できることは理解されるであろう。さらに、サブキャリヤブロック306の内のいずれか、及び/又は全てが、例えば1つ以上のデータパケットのハイブリッド自動再送要求(HARQ)であってよいことは理解されるであろう。非スティッキー割り当て308(共有ブロードキャストシグナリングチャネルsBCHと表示)は、時間で2つのシンボルに、周波数で2つのトーンにまたがって系列300の第3のフレームに挿入された状態で描かれている。様々な態様によれば、既存のスティッキー割り当てに対する影響が軽微でありまた、そのような割り当ての管理について過剰なシグナリングを避ける、非スティッキーメッセージに対して、リソースが提供されることができる。例えば既存のシステムは、スティッキー割り当てのリソースの割り当てを解除することにより非スティッキーメッセージのための余地を設けるか、あるいはスティッキー割り当てが期限切れになるまで待つかのいずれかである。ここで提供される様々な態様によれば、(例えば、基地局又はアクセスポイントにおける)リソース配分ユニットは、既存のスティッキー割り当てと競合し得る時間限定の非スティッキー割り当てを提供することができる。これが起こるとき、スティッキー割り当てに関連するアクセス端末は、非スティッキー割り当てを知らされることができ、非スティッキー割り当ての存続期間の間、それらのスティッキー割り当てのチャネル(単複)の処理を決定論的方法(deterministic way)で修正することができる。
【0027】
例えば、スティッキー割り当てを伴うアクセス端末は、このスティッキー割り当てにおけるリソースの非スティッキー割り当て(例えば、競合するリソース割り当て)の表示(indication)を受け取ることができ、非スティッキー割り当ての存続期間の間はスティッキー割り当て(例えば、これにより割り当てられたリソース)の使用を一時的に中断(suspend)でき、その後スティッキー割り当ての使用を再開(resume)できる。つまり、競合にあるスティッキー割り当てのリソースは、非スティッキー割り当ての存続期間の間、手放される(relinquished)ことができ、その後取り戻される(resumed)ことができる。スティッキー割り当てが取り戻されるとき、アクセス端末は、(例えば、「ラップアラウンド」方法("wraparound" manner)で)あたかも空白時間がなかったかのように、割り当てられたリソースでデータの処理を再開でき、あるいはユーザは、図5との関係で後述するとおり、(例えば、ブランキング技法(blanking technique)を用いて)あたかもデータが継続的に送信されていたかのようにデータを処理できる。例えば、図3において、ラップアラウンド技法(wraparound technique)が図示されており、ここでトーン1から38までのスティッキー割り当てを有するアクセス端末は、12番目のトーンでデータを処理した後に第3の送信フレームにて4つのトーンシンボルに対する制御を手放し、さらに非スティッキー割り当てが終わった後には13番目のトーンでデータの処理を再開する。この意味において、アクセス端末は非スティッキー割り当てによる割り込み(interruption)を、あたかもこれが発生しなかったかのように、取り扱う。
【0028】
さらに、様々な態様によるリソース割り当てについては、時間が、唯一つの関連次元(only one relevant dimension)であり、他の何らかの適切な次元は、ここで説明される様々な態様の範囲内に入るとみなされる。例えば、時間と周波数の両方でアクセス端末にリソースが割り当てられるOFDMAシステムにおいては、非スティッキー割り当ての存在は、時間次元と周波数次元の両方でラップアラウンド又はブランキングを引き起こす。
【0029】
図4は、様々な態様に従い、複数の送信フレームにわたり非スティッキー割り当てが現存のスティッキー割り当てと競合する、一連の送信フレーム400を図示する。一連の送信フレーム400は複数の個別フレーム402を備え、同個別フレームの各々は1つ以上のシンボル404を備える。シンボル404は1つ以上のトーン406(例えば、周波数、サブキャリヤ、その他)を各々備えてよい。図4には3つのトーンからなる2つのシンボルを各々備える7つのフレームが描かれているが、任意の数のトーンを備える、任意の数のシンボルを備える、任意の数のフレームをここで説明する様々な態様とともに利用できることは理解されるであろう。第1の非スティッキー割り当て408(ブロードキャストチャネルsBCHと表示)は、時間次元にして2つのシンボルに、周波数次元にして1つのトーンにまたがって系列400の第3のフレームに挿入された状態で描かれている。第2の非スティッキー割り当て410も同様に、第4の送信フレームの中で時間次元にして2つのシンボルに、周波数次元にして1つのトーンにまたがっている。非スティッキーリソース割り当て408及び410が2トーンシンボルのサイズに限定されないこと、むしろ任意の数のトーンシンボルであってよいこと、そして等しいサイズでなくともよいことは理解されるであろう。さらに、非スティッキー割り当ては時間又は周波数において連続しなくともよい。
【0030】
非スティッキー割り当て408及び410は、非スティッキー割り当て308より少ないサブキャリヤに、ただしより多くののOFDMシンボルに、影響する。加えて、非スティッキー割り当ては2つ以上のスティッキー割り当てに影響することがあり、この場合、影響を受ける割り当てのユーザはそれぞれのチャネル処理を相応に調整できる。さらに、非スティッキー割り当ての影響を受けるスティッキー割り当てに対する修正はスティッキー割り当てにとって有益であり、よって使用してよい。例えば、図3及び4にて第7の送信フレームに示されているとおり、スティッキー割り当ての存続期間(duration)は時間限定割り当ての存在に基づきある程度延長できるであろう。別の態様によれば、非スティッキー割り当て(単複)の存在によって影響を受けるアクセス端末はどれも、そのような割り当て(単複)を知らされることができる。このようにして、通信ネットワーク上で送信されるべき特定のメッセージのために非スティッキー割り当てが提供されることができ、その一方では、非スティッキー割り当てと競合するスティッキー割り当てに対して最小限度に影響し、したがって、非スティッキーメッセージのために割り当てを提供するために必要とされるシグナリングリソースの量を減少させる。
【0031】
図5は、様々な態様に従い、スティッキー割り当てと競合する非スティッキー割り当てとの対象となり得る複数のリソースを備える一連の送信フレーム500を図示する。一連の送信フレーム500は複数の個別フレーム502を備え、同個別フレームの各々は1つ以上のシンボル504を備える。シンボル504は1つ以上のトーン506(例えば、周波数、サブキャリヤ、その他)を各々備えてよい。図5には3つのトーンからなる2つのシンボルを各々備える7つのフレームが描かれているが、任意の数のトーンを備える、任意の数のシンボルを備える、任意の数のフレームをここで説明する様々な態様とともに利用できることは理解されるであろう。非スティッキー割り当て508(共有ブロードキャストシグナリングチャネルsBCHと表示)は、時間にして2つのシンボルに、周波数にして2つのトーンにまたがって系列500の第3のフレームに挿入された状態で描かれている。様々な態様によれば、既存のスティッキー割り当てに対する影響が軽微で、そのような割り当ての管理について過剰なシグナリングを回避する、非スティッキーメッセージに対して、リソースが提供されることができる。例えば既存のシステムは、スティッキー割り当てのリソースの割り当てを解除することにより非スティッキーメッセージのため余地を設けるか、あるいはスティッキー割り当てが期限切れになるまで待つかのいずれかである。ここで説明する様々な態様によれば、(例えば、基地局又はアクセスポイントにある)リソース配分ユニットは、既存のスティッキー割り当てと競合するかもしれない時間限定非スティッキー割り当てを提供できる。これが起こるとき、スティッキー割り当てに関連するアクセス端末は非スティッキー割り当てを知らされることができ、非スティッキー割り当ての存続期間の間、それぞれのスティッキー割り当てのチャネル(単複)の処理を決定論的方法で修正できる。
【0032】
例えば、スティッキー割り当てを持つアクセス端末は、このスティッキー割り当ての中にあるリソースの非スティッキー割り当て(例えば、競合するリソース割り当て)の表示を受け取ることができ、非スティッキー割り当ての存続期間の間、スティッキー割り当て(例えば、これにより割り当てられたリソース)の使用を一時的に中断でき、その後スティッキー割り当ての使用を再開できる。つまり、競合するスティッキー割り当てのリソースは非スティッキー割り当てが続く間手放すことができ、その後取り戻すことができる。スティッキー割り当てを取り戻したアクセス端末は、(例えば、ブランキング技法を用いて)あたかもデータが継続的に送信されていたかのように、割り当てられたリソースでデータの処理を再開できる。例えば図5にはブランキング技法が図示されており、ここでは、トーン1から42までのスティッキー割り当てを有するアクセス端末は、12番目のトーンでデータを処理した後に第3の送信フレームにて4つのトーンシンボルに対する制御を手放し、さらに非スティッキー割り当てが終わった後には17番目のトーンでデータの処理を再開する。このように、アクセス端末は、競合したリソースを「無効にし(blanks out)」、後の競合しないリソースで再開する。
【0033】
さらに、時間は、様々な態様によるリソース割り当てについては、唯一つの関連次元であり、他の何らかの適切な次元は、ここで説明する様々な態様の範囲に入るとみなされる。例えば時間と周波数の両方でアクセス端末にリソースが割り当てられるOFDMAシステムにおいては、非スティッキー割り当ての存在は時間次元と周波数次元の両方でラップアラウンド又はブランキングを引き起こす。
【0034】
図6〜7を参照すれば、無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合の解決を可能にすることに関連する方法(methodologies)が示されている。例えば、方法は、FDMA環境、OFDMA環境、CDMA環境、WCDMA環境、TDMA環境、SDMA環境、又は他の何らかの適当な無線環境において、競合するリソース割り当てを解決することに関連することができる。説明の簡単化のために、方法は一連の行為として図示され説明されるが、いくつかの行為は、1つ以上の実施形態に従い、ここに示されまた説明されるものとは異なる順序で、及び/又は他の行為と同時に、発生することがあり得るので、方法は行為の順序によって限定されないことは理解され認識されるであろう。例えば、当業者は、方法が、状態図におけるような、一連の相互に関係する状態又はイベントとして、代わりに表現されることができるであろうことを理解し認識するであろう。さらに、すべての図示された行為は、1つ以上の実施形態に従い方法をインプリメント(implement)するために、必ずしも必要とされなくともよい。
【0035】
図6は、1つ以上の態様に従い、関連するシグナリング要件(signaling requirements)を減らすためにラップアラウンドスティッキー割り当て回復技法を使用し、競合するスティッキーリソース割り当てを持つアクセス端末へ非スティッキー割り当て表示を提供する、方法600の説明図である。該方法によれば、602で第1のアクセス端末は、第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー、あるいは「時間限定」、割り当ての表示を受け取ることができ、ここでは、非スティッキー割り当てにより第2のユーザデバイスに割り当てられるリソースの内の1つ以上は、既に、スティッキーリソース割り当てにより第1のアクセス端末へ割り当てられている。そのような重複したリソース割り当てはリソースの「競合」を招く。非スティッキー割り当ての表示は、非スティッキー割り当ての時間制限又は存続期間に関係する情報を備えてもよい。第1のアクセス端末は、604で、非スティッキー割り当てが続く間、競合リソースに対する制御を手放すことができる。非スティッキー割り当ての存続期間に関係する情報を有する第1のアクセス端末は606で、あたかも非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように、スティッキー割り当てのリソースで処理を再開できる。
【0036】
例えば、nトーンシンボル割り当てにおけるトーンシンボル8−13の非スティッキー割り当てのような、非スティッキー割り当ての表示が、第1のアクセス端末で受信されることができ、この表示は、6トーンシンボルリソースブロックが第1のアクセス端末のスティッキー割り当てと競合していることを示す、ここでnは整数である。ラップアラウンドリソース回復技法に従い、第1のアクセス端末は、トーンシンボル1−7上でノーマルとして(as normal)、情報を送信/受信することができ、適切なときにトーンシンボル8−13の制御を手放すことができ、非スティッキー割り当ての後の次のリソースまでトーンシンボル8についての、それ自身の送信/受信スケジュールを押し進めることができ、次の利用可能なリソースで処理(例えば、送信すること/受信すること)を再開できる。このように、第1のアクセス端末は、競合リソースの非スティッキー割り当てが他のアクセス端末に及ぼす影響を最小限に抑えるラップアラウンドスティッキー割り当て回復技法を使用できる。
【0037】
関連する態様によれば、アクセス端末は、ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにするあるいはディスエーブルにするように端末に命令する信号を受け取ることができる。ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにするあるいはディスエーブルにする判断は、例えば、各割り当てに関連づけられる動的なパラメータに、及び/又は静的なシステム全体のパラメータに、基づくことができる。例えば、もし競合リソースの数が所定の閾値よりも大きい場合、そのときはアクセス端末が、非スティッキー割り当ての期限が過ぎた後に通信を続けるのに十分なリソースを端末が有することを確実にするために、ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにすることができるように、動的パラメータは、アクセス端末に割り当てられた全部のリソース(total resources)に対する競合リソースの比に関係づけられることができる。加えて、又は代わりに、もしも競合リソースの数が所定の閾値以下であるならば、そのときは、端末は、それが非スティッキー割り当ての期限が過ぎた後に通信を再開するのに十分なリソースを有しているので、ラップアラウンドプロトコルをディスエーブルにすることができる。静的なシステム全体のパラメータ(static system-wide parameter)の例としては、競合リソースの数に関連づけられる所定の閾値であってもよい、なおここで閾値は、全部の割り当てリソースに対する競合リソースの任意の比率、等、にかかわらずに、全てのアクセス端末に適用される。
【0038】
図7は、1つ以上の態様に従い、シグナリング要件を減らすために「ブランキング(blanking)」スティッキー割り当て回復技法を使用し、競合するスティッキーリソース割り当てを持つアクセス端末へ非スティッキー割り当て表示を提供する方法700を図示する。該方法によれば、702で第1のアクセス端末は、第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受け取ることができ、ここで非スティッキー割り当てにより第2のアクセス端末に割り当てられるリソースの内の1つ以上は、既に、スティッキーリソース割り当てにより第1のユーザデバイスへ割り当てられている。非スティッキー割り当ての表示は、非スティッキー割り当ての時間制限又は存続期間に関係する情報を備えてよい。第1のアクセス端末は704で、非スティッキー割り当ての存続期間の間、競合リソースに対する制御を手放すことができる。第1のアクセス端末は、706で、非スティッキー割り当てが終了次第、次の利用可能なリソースで、それのスティッキー割り当てを取り戻すことができる。
【0039】
例えば、nトーンシンボル割り当てにおけるトーンシンボル21−29の非スティッキー割り当てのような、非スティッキー割り当ての表示が第1のアクセス端末で受信されることができ、表示は、9トーンシンボルリソースブロックが第1のアクセス端末のスティッキー割り当てと競合していることを示している、なおここでnは整数である。「ブランキング」リソース回復技法に従い、第1のアクセス端末はトーンシンボル1−19上で、ノーマルとして(as normal)情報を送信/受信でき、適切なときにトーンシンボル21−29の制御を手放すことができ、トーンシンボル30で処理(例えば、送信/受信)を再開できる。関連する態様によれば、第1のアクセス端末のリソース配分への影響を緩和するため、第1のアクセス端末についてのスティッキー割り当ては、予め決められた量によって拡張され、かつ/または延長されることができる。例えば、上記の例によれば、もしもn=40ならば、そのときは、スティッキー割り当ては、49以上のトーンシンボルなどを備えるように、拡張されることができる。このように第1のアクセス端末は、競合リソースの非スティッキー割り当てが他のアクセス端末に及ぼす影響を最小限に抑える「ブランキング」スティッキー割り当て回復技法を使用することができる。任意の数のアクセス端末が、他のアクセス端末に対する非スティッキー割り当てにより影響をされことがあり、また、すべての影響されるアクセス端末が、それらのスティッキー割り当て処理スケジュールをそれに応じて調整することができる、ということは理解されるであろう。
【0040】
関連する態様によれば、アクセス端末は、ブランキングプロトコルをイネーブルにするあるいはディスエーブルにするように端末に命令する信号を、受け取ることができる。ラップアラウンドプロトコルをイネーブルあるいはディスエーブルにする判断は、例えば、各割り当てに関連づけられる動的なパラメータに、及び/又は静的なシステム全体のパラメータに、基づくことができる。例えば、もし競合リソースの数が所定の閾値よりも少ない場合は、そのときはアクセス端末が、非スティッキー割り当ての期限が過ぎた後に通信を続けるのに十分なリソース(例えば、競合リソース無しでも)を端末が有しているので、ブランキングプロトコルをイネーブルにすることができるように、動的パラメータは、アクセス端末に割り当てられる全部のリソースに対する競合リソースの比に関連づけられることができる。加えて、又は代わりに、もしも競合リソースの数が所定の閾値以上なら、そのときは、端末は、非スティッキー割り当ての期限が過ぎた後に通信を再開するのに十分なリソースがないので、ブランキングプロトコルをディスエーブルにすることができる。静的なシステム全体のパラメータの例としては、競合リソースの数に関連づけられる所定の閾値であってもよい、なおここでは、閾値は、全部の割り当てリソースに対する競合リソースの任意の比、等、にかかわらずに、全てのアクセス端末に適用される。
【0041】
図8は、1つ以上の態様に従い、2つ以上のリソース割り当てが競合している場合にリソース割り当て解決の実行を容易にするアクセス端末800の説明図である。アクセス端末800は、受信機802を備えており、同受信機は、例えば受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信信号に対し典型的な動作を実行し(例えば、フィルタする、増幅する、ダウンコンバートする、など)、調整された信号をデジタル化することによりサンプルを得る。受信機802は、例えば、MMSE受信機であり得るし、また、復調器804を備えることができ、同復調器は、受信シンボルを復調し、チャネル推定のためにこれらをプロセッサ806へ供給することができる。プロセッサ806は、受信機802によって受信される情報を解析し、かつ/または送信機816によって送信される情報を生成する、専用のプロセッサであり得るし、アクセス端末800の1つ以上のコンポーネントを制御するプロセッサである得るし、及び/又は受信機802によって受信される情報を解析し、送信機816によって送信される情報を生成し、且つアクセス端末800の1つ以上のコンポーネントを制御するプロセッサであり得る。
【0042】
アクセス端末800は、さらにメモリ808を備えてよく、同メモリはプロセッサ806へ作動可能な状態で結合され、送信データ、受信データ、その他を格納できる。メモリ808は、アクセス端末800のためのスティッキー割り当て、そのための非スティッキー割り当て、他のアクセス端末のための競合するリソース割り当てを伴う非スティッキー割り当て、競合リソースに対する制御を一時的に手放し競合が解決した後に競合リソースを取り戻すためのプロトコル、まど、に関連する情報を格納することができる。
【0043】
ここで説明されるデータストア(例えばメモリ808)は、揮発性メモリか不揮発性メモリであり得るし、あるいは、揮発性と不揮発性の両方のメモリを含むことができる、ということは理解されるであろう。例として、また限定するものではないが、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。例として、また限定するものではないが、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、Synchlink DRAM(SLDRAM)、及びダイレクトRambus RAM(DRRAM)のような、多くの形態で入手可能である。対象システム及び方法のメモリ808は、これらと他の何らかの適切なタイプのメモリとを、これらに限定されることなく、備えるように意図されている。
【0044】
受信機802は、さらに、割り当て検出器810に作動可能な状態で結合されており、同割り当て検出器は、アクセス端末のリソース割り当てと、他のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当てに関係する非スティッキー割り当て表示とを検出することができる。例えば、割り当て検出器810は、第1のリソースセット(例えば周波数、サブキャリヤ、トーン、送信期間、チャネル、など)のスティッキー割り当てを受信でき、そのようなリソースに対し制御を行う(exert control)ことができる。割り当て検出器は、そのとき、アクセス端末に割り当てられたリソースの内の1つ以上が別のアクセス端末へ一時的に割り当てられたことを示す非スティッキー割り当て表示信号を検出することができる。この場合、割り当て調整器812は、アクセス端末に割り当てられたリソースのセットを調整するために競合リソース(単複)に対する制御を手放すことができ、そして、他のアクセス端末に対する競合リソースの非スティッキー割り当てが期限切れになるとリソース(単複)に対する制御を取り返すことができる。割り当て検出器810および割り当て調整器812は、上記に詳述されたように、競合リソースを解決するためにラップアラウンド又はブランキングプロトコルを利用することができる。
【0045】
アクセス端末800は、変調器814と送信機816とをなおさらに備えており、同送信機は、例えば、基地局、別のユーザデバイス、リモートエージェント、などへ、信号を送信する。割り当て検出器810および割り当て調整器812は、プロセッサ806から分離しているとして描かれているが、プロセッサ806の、又は複数のプロセッサ(示されていない)の、一部であってもよいことは、理解されるべきである。
【0046】
図9は、1つ以上の態様に従い、割り当てのシグナリングを最小限にしながら、リソース割り当て競合の解決を容易にするために予め定義された終了期限を持つ非スティッキーリソース割り当てをアクセス端末に提供する、システム900の説明図である。システム900は、複数の受信アンテナ906を通して1つ以上のユーザデバイス904から信号(単複)を受信する受信機910と、送信アンテナ908を通じて1つ以上のユーザデバイス904へ送信する送信機924と、を有した基地局902を備える。受信機910は、受信アンテナ906から情報を受信でき、受信情報を復調する復調器912と作動可能な状態で関連づけられている。復調されたシンボルは、プロセッサ914によって解析され、同プロセッサは、図7に関して上記に説明されたプロセッサに類似することがあり得るし、また、それはメモリ916に結合されており、同メモリは、逆方向リンク通信に関連するリソースを配分することに関連する情報、スティッキーあるいは非スティッキーであるかもしれないリソースの割り当て、及び/又はここに説明される様々な動作及び機能を実行することに関連する他の何らかの適切な情報を保存する。
【0047】
プロセッサ914は、1つ以上のユーザデバイス904に割り当て表示(assignment indicator)を提供することを容易にすることができるスティッキー割り当て生成器908と非スティッキー割り当て生成器920とに、更に結合されることができる。例えば、スティッキー割り当て生成器は、与えられたユーザデバイス904のためのリソースのスティッキー割り当てを生成でき、これはユーザデバイスへリソースを割り当てるために送信機924によって送信されることができる。別のユーザデバイスがスティッキー割り当てのリソースの内の1つ以上を要求する場合は、非スティッキー割り当て生成器920は、ユーザデバイス904への送信のために、競合リソース(単複)の表示を生成することができる。非スティッキー割り当ては、非スティッキー割り当ての存続期間と同様に競合リソース(単複)の識別(identity)に関連する情報を備えることができ、これにより、同様に、ユーザデバイス904は、特定の期間の間、競合リソース(単複)に対する制御を手放すことができ、そしてそのあと、非スティッキー割り当ての終了と同時にそこでの制御を取り戻すことができる。この方法においては、明示的又は黙示的な割り当て解除プロトコルなどを使用するシステムにおける少なくとも2つの信号と比べて、唯一つの割り当て信号が、ユーザデバイス904に競合を知らせるために、そして競合の解決のために、必要とされる。スティッキー割り当て生成器918と非スティッキー割り当て生成器920は、さらに、変調器922に結合されてもよい。変調器922は、送信機924からアンテナ908を通してユーザデバイス(単複)904へ送信される割り当て情報を多重化できる。スティッキー割り当て生成器918、非スティッキー割り当て生成器920、及び/又は変調器922は、プロセッサ914から分離しているとして描かれているが、プロセッサ914の、又はいくつかのプロセッサ(示されていない)の、一部であってもよいことは理解されるべきである。
【0048】
図10は、例示的な無線通信システム1000を示す。簡潔にするために、無線通信システム1000には1つの基地局と1つの端末とが描かれている。しかしながら、システムが1つよりも多くの基地局及び/又は1つより多くの端末を含むことができ、ここでは、更なる基地局及び/又は端末が、下記に説明される例示的な基地局及び端末と実質的に類似するあるいは異なることがあり得る、ということは理解されるべきである。加えて、基地局及び/又は端末が、これらの間の無線通信を容易にするために、ここに説明されるシステム(図1−5、8、9、及び11)及び/又は方法(図6−7)を使用できる、ということが理解されるべきである。
【0049】
図10は、多重アクセス多重キャリヤ通信システムにおけるAP 1010xと2つのATs 1020x及び1020yとの一実施形態のブロック図を示す。AP 1010xにて、送信(TX)データプロセッサ1014は、データソース1012からトラフィックデータ(すなわち情報ビット)を、そして、コントローラ1020とスケジューラ1030とからシグナリング及びその他情報を、受信する。例えば、コントローラ1020は、アクティブなATの送信電力を調整するために使われる電力制御(PC)コマンドを提供することができ、スケジューラ1030は、ATのキャリヤ割り当てを提供することができる。これらの種々のデータは、異なる転送チャネルで送信されてもよい。TXデータプロセッサ1014は、受信データを符号化し、マルチキャリヤ変調(例えばOFDM)を用いてこれを変調することにより、変調データ(例えばOFDMシンボル)を提供する。次に送信機ユニット(TMTR)1016が変調データを処理することにより、ダウンリンク変調信号が生成され、同ダウンリンク変調信号は、そのあと、アンテナ1018から送信される。
【0050】
ATs 1020x及び1020yの各々で、送信変調信号は、アンテナ1052によって受信され、受信機ユニット(RCVR)1054へ提供される。受信機ユニット1054は、受信信号を処理し、デジタル化することによりサンプルを提供する。そして受信(RX)データプロセッサ1056は、サンプルを復調し、復号化することにより、復号化データを提供し、同復号化データは、復元されたトラフィックデータ、メッセージ、シグナリング、などを含むことができる。トラフィックデータは、データシンク1058へ提供されることができ、また、端末に送信されたキャリヤ割り当てとPCコマンドとは、コントローラ1060に提供される。コントローラ1060は、上記に説明されたスキーム(schemes)を実行するために構成されることができる。
【0051】
各々のアクティブ端末1020で、TXデータプロセッサ1074は、データソース1072からトラフィックデータを、また、コントローラ1060からシグナリング及びその他情報を、受信する。例えばコントローラ1060は、所要送信電力、最大送信電力、又は端末にとっての最大送信電力と所要送信電力との差を伝える情報を提供することができる。割り当てられたキャリヤを用いてTXデータプロセッサ1074によって様々なタイプのデータが符号化され、変調され、さらに送信機ユニット1076によって処理されることにより、アップリンク変調信号が生成され、同アップリンク変調信号はその後アンテナ1052から送信される。
【0052】
AP 1010xでは、ATsからの送信変調信号が、アンテナ1018によって受信され、受信機ユニット1032によって処理され、RXデータプロセッサ1034によって復調され復号化される。受信機ユニット1032は、各端末につき受信信号品質(例えば、受信信号対雑音比(SNR))を推定することができ、この情報をコントローラ1020へ提供することができる。そしてコントローラ1020は、端末の受信信号品質を許容範囲内に保つため、各端末につきPCコマンドを導出できる。RXデータプロセッサ1034は、各端末につき復元されたフィードバック情報(例えば、所要送信電力)をコントローラ1020とスケジューラ1030とへ提供する。
【0053】
ここで説明した技法は、様々な手段によってインプリメントされることができる。例えば、これらの技法は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせにおいてインプリメントされることができる。ハードウェアのインプリメンテーション(implementation)の場合は、これらの技法のための処理ユニット(例えば、コントローラ1020及び1070、TX及びRXプロセッサ1014及び1034、など)は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASICs)、デジタル信号プロセッサ(DSPs)、デジタル信号処理デバイス(DSPDs)、プログラマブル論理デバイス(PLDs)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、ここで説明された機能を実行するよう設計された他の電子ユニット、又はこれらの組み合わせの中で、インプリメントされることができる。
【0054】
図11は、様々な態様に従い、無線通信環境においてアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決することを容易にする装置1100を、図示する。装置1100は、プロセッサ、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせ(例えばファームウェア)によってインプリメントされる機能を表すことができる、一連の相互に関係する機能ブロック、又は「モジュール」として表されている。例えば、装置1100は、先行する図との関係で上記されるような、様々な行為を実行するためのモジュールを提供することができる。装置1100は、非スティッキー割り当て表示1102を受信するモジュールを備える。非スティッキー割り当て表示1102を受信するモジュールは、受信した表示を解析でき、非スティッキー割り当て表示に記述された非スティッキー割り当てに含まれるリソースが、以前のスティッキー割り当てでアクセス端末に割り当てられたリソースと競合しているか否かを判断できる。もしそうであれば、スティッキー割り当てのリソース1104を放棄するモジュールは、非スティッキー割り当ての存続期間の間、スティッキー割り当てのリソースに対する制御を手放すことができる。スティッキー割り当てのリソースを取り戻すモジュール1106は、競合リソース(単複)の非スティッキー割り当てが期限切れになると、競合リソースに対する制御を再び行使できる。このようにして、装置1100およびこれによって構成される様々なモジュールは、上記に説明された方法を実行することができ、かつ/またはここで説明された様々なシステムへ必要な機能を分け与えることができる。
【0055】
ソフトウェアのインプリメンテーションの場合、ここに説明された技法は、ここに説明された機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、関数、など)を用いて、インプリメントされることができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットの中に格納され、そして、プロセッサによって実行されることができる。メモリユニットは、プロセッサ内で、あるいはプロセッサの外部で、インプリメントされることができ、その場合には、それは、当技術分野で知られている様々な手段を介して、プロセッサに通信可能な状態で結合されることができる。
【0056】
上記に説明されたものは、1つ以上の実施形態の例を含む。前述された実施形態を説明する目的でコンポーネント又は方法の考え得る組み合わせをもれなく説明することは、勿論、可能ではないが、当業者は、様々な実施形態の多数のさらなる組み合わせと入れ替えとが可能であることを認識するであろう。したがって、説明された実施形態は、添付された特許請求の範囲の精神及び範囲の中に入る、そのような変更、修正、及び変形の全てを包含するように意図されている。さらに、用語「含む(includes)」が詳細な説明あるいは特許請求の範囲において使用されている限り、そのような用語は、用語「備える(comprising)」が特許請求の範囲においてトランジショナルワード(transitional word)として使用されるときに解釈されるように、用語「備える」と同様な方法で包括的である(inclusive)ように意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決する方法であって、
第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受信することと、なお、前記非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより前記第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;
前記第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、前記競合リソースを放棄することと;
前記所定の期間が過ぎた後に、前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻すことと;
を備える方法。
【請求項2】
非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、前記非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
あたかも前記非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにラップアラウンドプロトコルを使用すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信することをさらに備え、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記非スティッキー割り当てが期限切れになった後に、次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すために、ブランキングプロトコルを使用すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信することをさらに備え、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの競合リソースは、送信時間枠における周波数である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
割り当てられるリソースは、順方向リンク通信に利用される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
割り当てられるリソースは、逆方向リンク通信に利用される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであり、また、前記ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するために利用される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決することを容易にする装置であって、
第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末へ割り当てられたリソースに関連する情報を備えている非スティッキー割り当て表示信号を受信する受信機と、なお、前記非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより前記第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;
前記第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、前記競合リソースに対する制御を手放し、且つ前記所定の期間が過ぎた後に前記少なくとも1つの競合リソースに対する制御を取り戻すプロセッサと;
を備える装置。
【請求項12】
前記非スティッキー割り当て表示信号はまた、前記非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備える、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記プロセッサは、あたかも前記非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにラップアラウンドプロトコルを使用する、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記受信機は、前記ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信し、また、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記プロセッサは、前記非スティッキー割り当てが期限切れになった後に、次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにブランキングプロトコルを使用する、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記受信機は、前記ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信し、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つの競合リソースは、送信時間枠における周波数である、請求項11に記載の装置。
【請求項18】
割り当てられるリソースは、順方向リンク通信に利用される、請求項11に記載の装置。
【請求項19】
割り当てられるリソースは、逆方向リンク通信に利用される、請求項11に記載の装置。
【請求項20】
前記非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであり、また、前記ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するために利用される、請求項11に記載の装置。
【請求項21】
無線通信環境の中でアクセス端末間のリソース割り当て競合を解決することを容易にする装置であって、
第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受信する手段と、なお前記非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより前記第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備える;
前記第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、前記競合リソースを放棄する手段と;
前記所定の期間が過ぎた後に、前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻す手段と;
を備える装置。
【請求項22】
非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、前記非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備える、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
あたかも前記非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにラップアラウンドプロトコルを使用する手段、をさらに備える請求項21に記載の装置。
【請求項24】
受信する前記手段は、前記ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信し、また、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記非スティッキー割り当てが期限切れになった後に、次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにブランキングプロトコルを使用する手段、をさらに備える請求項21に記載の装置。
【請求項26】
受信する前記手段は、前記ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信し、また、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記少なくとも1つの競合リソースは、送信時間枠における周波数である、請求項21に記載の装置。
【請求項28】
割り当てられるリソースは、順方向リンク通信に利用される、請求項21に記載の装置。
【請求項29】
割り当てられるリソースは、逆方向リンク通信に利用される、請求項21に記載の装置。
【請求項30】
前記非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであり、また、前記ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するため利用される、請求項21に記載の装置。
【請求項31】
第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受信し、なお、前記非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより前記第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備える;
前記第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、前記競合リソースの制御を手放し;
前記所定の期間が終わった後に、前記少なくとも1つの競合リソースの制御を取り戻す;
ための、コンピュータ実行可能命令を格納して有するコンピュータ可読媒体。
【請求項32】
非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、前記非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備える、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項33】
あたかも前記非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためラップアラウンドプロトコルを使用する命令、をさらに備える請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項34】
前記ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信する命令をさらに備え、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項33に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項35】
前記非スティッキー割り当てが期限切れになった後に、次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためにブランキングプロトコルを使用する命令、をさらに備える請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項36】
前記ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信する命令をさらに備え、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項35に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項37】
前記少なくとも1つの競合リソースは、サブキャリヤ周波数である、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項38】
割り当てられるリソースは、順方向リンク通信に利用される、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項39】
割り当てられるリソースは、逆方向リンク通信に利用される、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項40】
前記非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであり、また、前記ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するため利用される、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項41】
無線通信環境の中でリソース割り当て競合を解決するためにコンピュータ実行可能命令を実行するプロセッサであって、前記命令は、
第1のアクセス端末にて、少なくとも第2のアクセス端末に対するリソースの非スティッキー割り当ての表示を受信することと、なお、前記非スティッキー割り当ては、スティッキー割り当てにより前記第1のアクセス端末にも割り当てられている少なくとも1つの競合リソースを備えている;
前記第1のアクセス端末にて、所定の期間の間、前記競合リソースの制御を手放すことと;
前記所定の期間が終わった後に、前記少なくとも1つの競合リソースの制御を取り戻すことと;
を備える、
プロセッサ。
【請求項42】
非スティッキー割り当て表示を備えている信号はまた、前記非スティッキー割り当ての存続期間に関連する情報を備える、請求項41に記載のプロセッサ。
【請求項43】
前記命令は、あたかも前記非スティッキー割り当てが発生しなかったかのように前記少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためラップアラウンドプロトコルを使用することをさらに備える、請求項41に記載のプロセッサ。
【請求項44】
前記命令は、前記ラップアラウンドプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信することをさらに備え、また、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項43に記載のプロセッサ。
【請求項45】
前記命令は、前記非スティッキー割り当てが期限切れになった後に、次の論理リソースで少なくとも1つの競合リソースを取り戻すためブランキングプロトコルを使用すること、をさらに備える、請求項41に記載のプロセッサ。
【請求項46】
前記命令は、前記ブランキングプロトコルをイネーブルにする又はディスエーブルにする信号を受信することをさらに備え、また、前記信号は、動的な1割り当て当たりのパラメータと静的なシステム全体のパラメータとの内の少なくとも一方に、少なくとも一部基づいている、請求項45に記載のプロセッサ。
【請求項47】
前記少なくとも1つの競合リソースは、サブキャリヤ周波数である、請求項41に記載のプロセッサ。
【請求項48】
割り当てられるリソースは、順方向リンク通信に利用される、請求項41に記載のプロセッサ。
【請求項49】
割り当てられるリソースは、逆方向リンク通信に利用される、請求項41に記載のプロセッサ。
【請求項50】
前記非スティッキー割り当ては、複数のアクセス端末を対象とするブロードキャスト割り当てであり、また、前記ブロードキャスト割り当ては、媒体アクセスチャネル(MAC)識別情報によって示され、ページングメッセージ、オーバーヘッドメッセージ、及びコンフィギュレーションメッセージの内の少なくとも1つを受信するために利用される、請求項41に記載のプロセッサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−165412(P2012−165412A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−65859(P2012−65859)
【出願日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【分割の表示】特願2008−517069(P2008−517069)の分割
【原出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】