通信端末装置、コンテンツデータ提供用サーバ装置、通信端末用プログラム及びコンテンツデータ提供用プログラム
【課題】ユーザによって容易に課金管理を行うことができるとともに、コンテンツデータを効率的に購入することが可能であって、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることが可能な通信端末装置などを提供すること。
【解決手段】携帯用電話機100は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することによって、ユーザが事前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができるようになっている。そして、携帯用電話機100は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることによって、指標情報の利用に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができるようになっている。
【解決手段】携帯用電話機100は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することによって、ユーザが事前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができるようになっている。そして、携帯用電話機100は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることによって、指標情報の利用に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができるようになっている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末装置がコンテンツデータを取得するための技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットなどのネットワークの発達に伴って、並びに、無線通信技術または種々の回路素子及び表示装置の小型化など周辺技術の発達に伴って、携帯用電話機などの通信端末装置が急速に普及している。また、通信端末装置が普及するにつれて、通話機能だけでなく、音楽データを再生する再生機能、電子メールの授受を行う通信機能、ゲームプログラムを実行するゲーム機能、または、電子書籍を閲覧するためのリーダ機能など、種々のコンテンツデータを利用することができるものも普及している。特に、最近では、このような種々のコンテンツデータを通信端末装置に提供するサービスも増加し、サーバ装置を利用してコンテンツデータを販売する販売システムも一般化している。
【0003】
このような販売システムの一つとして、コンテンツデータを通信端末装置にダウンロードさせる際に、ダウンロードされたコンテンツデータのデータ量に基づいて課金を行う販売システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。具体的には、この販売システムは、単位データ量毎にコンテンツデータに価格情報を付加して配信し、当該単位データ量当たりの価格情報に基づいて課金を実行するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−351021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の販売システムにあっては、コンテンツデータのデータ量に基づいて課金を行っているだけであり、理論的には無制限にコンテンツデータを購入することができるので、多くのサービスを利用している場合には、サービス毎に課金管理を行ってくれるが、全体としてはユーザ自身によって課金管理を行う必要がある。また、このような販売システムにあっては、ダウンロードしたデータ量に対比させて推奨するコンテンツデータを提示することができず、ユーザに対してコンテンツデータの購入の幅を広げ、当該コンテンツデータの購入を促進させることができない。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザによって容易に課金管理を行うことができるとともに、コンテンツデータを効率的に購入することが可能であって、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることが可能な通信端末装置などを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記課題を解決するため、本発明の通信端末装置は、取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置において、ネットワークを介して前記データベースと通信を行う通信手段と、前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段と、前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段と、所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段と、前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える構成を有している。
【0008】
この構成により、本発明の通信端末装置は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することができるので、通信端末装置のユーザがコンテンツデータを取得する前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができる。また、本発明の通信端末装置は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることができるので、コンテンツデータを取得する前にデータ量のみを購入した場合に、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。したがって、本発明の通信端末装置は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0009】
(2)また、本発明の通信端末装置は、前記表示制御手段が、操作手段によって前記表示手段に表示された指標情報における一の種別が選択された場合に、当該選択された種別に属し、取得が推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報を前記表示手段に表示する構成を有している。
【0010】
この構成により、本発明の通信端末装置は、推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報が表示されるので、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0011】
(3)また、本発明の通信端末装置は、前記データベースから取得したコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに記録される前記記録手段を更に有し、前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する構成を有している。
【0012】
この構成により、本発明の通信端末装置は、属性情報に基づいて指標情報を生成することができるので、ユーザの嗜好を反映させた指標情報を提供することができる。したがって、本発明の通信端末装置は、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができる。
【0013】
(4)また、本発明の通信端末装置は、前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて生成された単純な指標情報と、当該検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて生成された属性情報を加味した指標情報と、をそれぞれ生成し、前記表示制御手段が、前記単純な指標情報と前記属性情報を加味した指標情報を比較可能に前記表示手段に表示させる構成を有している。
【0014】
この構成により、本発明の通信端末装置は、ユーザが既にダウンロードした種別のコンテンツデータと未だダウンロードしていない種別のコンテンツデータなど、既に取得したコンテンツデータの属性情報に基づいて比較対象となる指標情報を生成することができるので、視覚的にかつ客観的に取得済み、または、未取得のコンテンツデータを把握すること、及び、それに基づいて、コンテンツデータを選択することができる。
【0015】
(5)また、本発明の通信端末装置は、前記設定手段が、取得可能なコンテンツデータのデータ量を任意に設定することが可能に形成されている構成を有している。
【0016】
この構成により、本発明の通信端末装置は、データベースから取得すべきコンテンツデータの設定データ量をユーザが任意に設定することができるので、利便性を向上させることができる。
【0017】
(6)また、本発明の通信端末装置は、前記指標情報に基づいて前記データベースからコンテンツデータを取得する取得手段を更に備える構成を有している。
【0018】
この構成により、本発明の通信端末装置は、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。
【0019】
(7)上記課題を解決するため、本発明のコンテンツデータ提供用サーバ装置は、 通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するサーバ装置であって、ネットワークを介して前記データベースと前記通信端末装置との通信制御、並びに、当該通信端末装置及び当該データベースとの通信を実行する通信制御手段と、前記通信端末装置毎に、各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定手段と、各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段と、所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、前記通信端末装置からの指示に基づいて、前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を表示するための情報を該当する通信端末装置に提供する提供手段と、を備える構成を有している。
【0020】
この構成により、本発明のコンテンツデータ提供用サーバ装置は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、通信端末装置に対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0021】
(8)上記課題を解決するため、本発明の通信端末装置用プログラムは、取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置にて実行されるプログラムであって、前記通信端末装置を、ネットワークを介して前記データベースと通信を制御する通信手段、前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段、前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段、所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段、前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段、前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段、として機能させる構成を有している。
【0022】
この構成により、本発明の通信端末装置用プログラムは、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる通信端末装置を提供することができる。
【0023】
また、上記課題を解決するため、本発明のコンテンツデータ提供用プログラムは、 通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するプログラムであって、前記サーバ装置または前記通信端末装置の何れか一方を、各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定制御手段、各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段、所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として演算する演算手段、前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を解析する解析手段、前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を該当する通信端末装置に表示させる表示制御手段、として機能させる構成を有している。
【0024】
この構成により、本発明のコンテンツデータ提供用プログラムは、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、コンテンツデータの購入を促進させることができる通信端末装置またはサーバ装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の通信端末装置、コンテンツデータ提供用サーバ装置、通信端末用プログラム及びコンテンツデータ提供用プログラムは、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係るネットワークシステムにおける第1実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図2】第1実施形態の各携帯用電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における設定処理を説明するための図である。
【図4】第1実施形態において、取得可能データ量算出処理によって算出された表示部に表示される取得可能データ量の一例である
【図5】第1施形態における指標情報(グラフデータ)の例である。
【図6】第1実施形態における通常ダウンロード処理を説明するための図である。
【図7】第1実施形態における指標情報ダウンロード処理に基づいて表示されたコンテンツデータの例である。
【図8】第1実施形態のダウンロード処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】第1施形態における指標情報(グラフデータ)のその他の例である。
【図10】第2実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】第2実施形態のダウンロード制御処理の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図12】第2実施形態のダウンロード制御処理の動作を示すフローチャート(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は、管理サーバ装置の管理の下、携帯用電話機の操作に基づいてデータベースに記録されたコンテンツデータを当該携帯用電話機に提供するネットワークシステムのそれぞれの装置に対して、本発明の通信端末装置、サーバ装置、通信端末用プログラム及びコンテンツデータ提供用プログラムを適用した場合の実施形態である。
【0028】
[第1実施形態]
はじめに、図1〜図8を用いて本発明に係るネットワークシステム10の第1実施形態について説明する。
【0029】
<ネットワークシステムの概要構成>
まず、図1を用いて本実施形態のネットワークシステム10の概要構成について説明する。なお、図1は、本実施形態におけるネットワークシステム10の構成を示すシステム構成図である。
【0030】
本実施形態のネットワークシステム10は、図1に示すように、複数の携帯用電話機100と、該当する携帯用電話機100にコンテンツデータを提供するための種々の制御を行う管理サーバ装置200と、複数のコンテンツデータが記録されたデータベース300と、を有している。そして、複数の携帯用電話機100は、基地局BSを介して、管理サーバ装置200及びデータベース300は、直接的に、インターネット上において提供されるWorld Wide Web システムなどのネットワークNにそれぞれ接続されている。
【0031】
なお、例えば、本実施形態における携帯用電話機100は、本発明の通信端末装置を構成し、管理サーバ装置200は、本発明のサーバ装置を構成する。また、例えば、本実施形態のデータベース300は、本発明のデータベース300を構成する。
【0032】
本実施形態においては、携帯用電話機100と管理サーバ装置200またはデータベース300とのデータの授受に関しては、HTML(Hyper Text Markup Language)またはXML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語によって構成されたWWWシステム用のリソースデータ(以下、「Webページデータ」ともいう。)を用いるようになっている。また、コンテンツデータには、電子メールなどのテキストに用いられる絵文字データと、メロディ、歌またはボイスなどの音データと、静止画像または動画像などの画像データと、ゲームプログラムと、電子書籍などのテキスト及び画像から構成された書籍データと、が含まれる。
【0033】
また、携帯用電話機100は、コンテンツデータの授受を行うためのユーザに閲覧させるためのリソースデータを読み込んで所定の画面を形成するためのブラウザ機能を有している。そして、各携帯用電話機100は、当該ブラウザ機能を含むとともに、各携帯用電話機100が有する種々のハードウェアと協働し、かつ、コンテンツデータを取得する際にその指標となる指標情報をユーザに閲覧させて、コンテンツデータを取得(ダウンロード)させるためのアプリケーションプログラム(以下、「ダウンロードアプリ」という。)を搭載している。
【0034】
ダウンロードアプリによって実行される処理には、
(1)購入金額を認識させつつ、データベース300から取得すべきコンテンツデータのデータ量(以下、「設定データ量」という。)をユーザに予め設定させるための設定処理、
(2)管理サーバ装置200の指示に従ってコンテンツデータをダウンロードさせるダウンロード処理(以下、「通常ダウンロード処理」という。)、
(3)上記の設定処理後であって、データベース300からコンテンツデータをダウンロードする毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算し、積算したデータ量(以下、「取得済みデータ量」という。)を内部に記録する記録管理、
(4)携帯用電話機100のユーザの指示(以下、「ユーザ指示」という。)に基づいて、設定データ量から記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量(以下、「取得可能データ量」という。)を算出する取得可能データ量算出処理、
(5)算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出処理、
(6)検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、指標情報を生成し、当該生成された指標情報をユーザに閲覧可能に表示させる指標情報生成処理、及び
(7)指標情報に基づいてコンテンツデータをダウンロードさせるダウンロード処理(以下、「指標情報ダウンロード処理」という。)、
の各処理が含まれる。
【0035】
このような構成により、携帯用電話機100は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することによって、ユーザが事前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができるようになっている。そして、携帯用電話機100は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることによって、指標情報の利用に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができるようになっている。
【0036】
したがって、携帯用電話機100は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができるようになっている。
【0037】
特に、複数のWebサイト、すなわち、Webサイト毎に構成されるデータベースから取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを検索させることによって、複数のWebサイトからコンテンツデータを横断的に取得可能にしてユーザの利便性を向上させることができる。
【0038】
通常、コンテンツデータには、電子メールで使用可能な絵文字データ、通話機能または通信機能の着信時または送信時に用いるメロディデータ、歌データ及びボイスデータ、楽曲に関する歌詞のデータ及び楽譜データ、テキスト入力する際に用いる辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データ等、複数の種別が存在している。このため、種別によってデータ量(パケット数)が大きく異なり、各コンテンツデータの管理が難しくなるので、種別が異なるコンテンデータを一のWebサイトよって提供するよりは、種別毎に異なる複数のWebサイトで管理することが一般的である。例えば、絵文字データ管理用サーバ装置と当該絵文字データが記憶されるデータベース、メロディデータ用管理サーバ装置と当該目御ディデータが記憶されるデータベース、ゲームプログラム用サーバ装置と当該ゲームプログラムデータが記憶されるデータベース、及び、電子書籍データ用管理サーバ装置と当該電子書籍データが記憶されるデータベースなど、データの種別毎にデータベースとそのデータの管理を実行するサーバ装置を分けて種別毎に一のWebサイトによってコンテンツデータを提供するサービスを運営することが一般的である。
【0039】
また、Webサイトの管理上、コンテンツ毎に購入するサービスよりも、所定のポイントを予めユーザに購入させ、当該ポイントに基づいてコンテンツデータを購入させることが一般的である。しがって、ユーザが所望コンテンツデータと購入したポイント数が一致しない場合には、購入したポイントが無駄になる。例えば、100ポイントを100円で購入するなど加入したコースのポイントを消費して、ポイント数に対応付けられたコンテンツデータを購入した場合に、80ポイントのコンテンツデータを購入すると、20ポイントが余ってしまう。この20ポイントを使用しない場合には、余ったポイントが無駄になり、却って購入金額以上の支払いをしているのと同じ状況になる。また、余ったポイントが当該Webサイトで扱うコンテンツの購入必要最低ポイントに満たない場合には、ポイントを無駄にしないためにさらに追加でポイントを購入しなければならず、ユーザにおいては利便性が良いとは言えない。
【0040】
そこで、本実施形態においては、コンテンツデータの種別毎に分かれている複数のWebサイトにおいて取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを検索させて取得可能なコンテンツデータに関する指標情報を表示させることも可能になるので、他の種類のコンテンツデータを管理するWebサイトに導くこと、及び、複数のWebサイトから横断的にコンテンツデータを取得させることができるので、ユーザにおける利便性を向上させることができる。
【0041】
なお、本実施形態においては、各コンテンツデータは、固有のURL(Uniform Resource Locator)と呼ばれるアドレス(以下、「URL」という。)からなるコンテンツIDに基づいてデータベース300に記録されており、携帯用電話機100は、コンテンツIDを指定することによって取得することができるようになっている。
【0042】
<携帯用電話機>
1.携帯用電話機の構成
次に、図2を用いて本実施形態の各携帯用電話機100の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態の各携帯用電話機100の構成を示すブロック図である。
【0043】
各携帯用電話機100は、通話機能の他に、電子書籍を閲覧可能な機能(以下、「電子ブックリーダ機能」という。)、ゲームプログラムに基づいてゲームを実行することが可能なゲーム機能、電子メールなどの送受信が可能なメール通信機能など種々の機能を有する通信端末装置である。また、各携帯用電話機100は、音データ、画像データ、テキストデータ及びゲームプログラムを含むコンテンツデータを、ダウンロードアプリに基づいてダウンロード可能な構成を有している。
【0044】
具体的には、各携帯用電話機100は、管理サーバ装置200、データベース300及び他の携帯用電話機100と通信を行う端末用通信制御部110と、ダウンロードしたコンテンツデータ等の所定データが記憶されるデータ記憶部120と、ダウンロードアプリを実行し、種々の処理を行う端末用データ処理部130と、を有している。また、各携帯用電話機100は、所定の撮像領域を撮像する撮像カメラ部140と、所定の画像を表示する表示部150と、表示部150における表示制御を行う表示制御部155と、電子ブックリーダ機能またはゲーム機能などコンテンツデータの利用に伴う種々の機能を実行する機能制御部160と、を有している。そして、各携帯用電話機100は、各種の操作を行うための操作部170と、電話機全体を制御する端末用制御管理部180と、ダウンロードアプリが記録されるとともに端末用制御管理部180が各部材を制御するための制御プログラム及び当該制御プログラムが実行される際に用いられるメモリ機能を有するROM/RAM190と、を有している。さらに、携帯用電話機100は、マイク及びスピーカなど携帯用電話機100として図示しない種々の必要な部材を有し、上記の各部は、バスBによって互いに接続され、データの授受が実行される。
【0045】
なお、例えば、本実施形態における端末用通信制御部110は、本発明の通信手段を構成し、端末用データ処理部130は、本発明の設定手段、記録制御手段、算出手段、検出手段、生成手段及び取得手段を構成する。また、例えば、本実施形態における表示部150は、本発明の表示手段を構成し、表示制御部155は、本発明の表示制御手段を構成する。さらに、例えば、本実施形態のデータ記憶部120は、本発明の記録手段を構成する。
【0046】
端末用通信制御部110は、端末用データ処理部130または端末用制御管理部180の制御の下、図示しないアンテナ及び有線ネットワークに接続される基地局BSを介して携帯用電話機100などの他の携帯用電話機100、管理サーバ装置200またはデータベース300と通信回線を構築し、種々のデータの授受を行う。
【0047】
特に、端末用通信制御部110は、ダウンロードアプリの起動中に、URLによって指定されるアドレスを有するWebページデータの授受及び当該Webページデータを介して所定のデータの授受を行うための所定の通信制御を行う。
【0048】
データ記憶部120には、他の携帯用電話機を保有する保有者などの名称を示す名称データ、電話番号データ、電子メールのアドレスデータ、属性を示す属性データ及びその他のデータから構成される電話帳データと、絵文字データ、ゲームプログラム、音データ、画像データ、電子書籍データなどのコンテンツデータと、が記憶される。また、これらの記憶されたデータは、操作部170、端末用データ処理部130または機能制御部160の指示に基づいて、読み出されるようになっている。さらに、データ記憶部120には、後述する、設定データ量のデータ及び取得済みデータ量のデータなど、ダウンロードアプリで用いられる各種のデータが記憶される。
【0049】
端末用データ処理部130は、例えば、CPUその他のコンピュータを構成する各種のハードウェアから形成されているとともに、ダウンロードアプリの起動中に、上述の設定処理、記憶管理、取得可能データ量算出処理、検出処理、指標情報生成処理、通常ダウンロード処理、及び指標情報ダウンロード処理の各処理を実現するようになっている。例えば、端末用データ処理部130は、ROM/RAM190に記録されたダウンロードアプリ及びダウンロードアプリ上で携帯用電話機100の各部を制御するための各種制御プログラムを実行しつつ、端末用通信制御部110、データ記憶部120、表示制御部155及び操作部170の各部と連動し、または、制御して上述の各種の処理を実行する。
【0050】
具体的には、端末用データ処理部130は、ダウンロードアプリを起動することによって、図2に示すように、設定処理を実行する設定処理部131、記憶管理を実行する記録管理部132と、取得可能データ量算出処理を実行する取得可能データ量算出処理部133と、検出処理を実行する検出処理部134と、指標情報生成処理を実行する指標情報生成処理部135と、各ダウンロード処理を実行するダウンロード処理部136と、を構築する。
【0051】
例えば、本実施形態における設定処理部131は、本発明の設定手段を構成し、記録管理部132は、本発明の記録制御手段を構成する。また、例えば、本実施形態における取得可能データ量算出処理部133は、本発明の算出手段を構成し、検出処理部134は、本発明の検出手段を構成する。さらに、例えば、本実施形態の指標情報生成処理部135は、生成手段を構成し、ダウンロード処理部136は、本発明の取得手段を構成する。なお、この端末用データ処理部130における各部の詳細については後述する。
【0052】
撮像カメラ部140は、光電変換する撮像素子(以下、「CCD」という)と、当該CCDを格納する筐体及び撮像レンズなどのカメラ機構と、を備え、操作部170の操作に基づいて、CCDに形成された所定の被写範囲の影像を所定の画像データに変換し、表示部150に表示させる。
【0053】
表示部150は、例えば、液晶素子またはEL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部155において生成された表示データに基づいて操作に関する種々の告知画像、操作画像、電子メール及び撮像カメラ部140によって撮像された画像など所定の画像を表示するようになっている。特に、本実施形態では、表示部150は、表示制御部155の制御の下、ダウンロードアプリの実行中に、指標情報、コンテンツデータの名称または特徴などの属性情報及びユーザに対して指示入力を促す情報を、端末用データ処理部130及び操作部170と連動して表示するようになっている。
【0054】
表示制御部155は、端末用制御管理部180の制御の下または端末用データ処理部130の制御の下、表示部150に表示させるために必要な表示データを生成するようになっており、生成された表示データを当該表示部150に出力するようになっている。特に、端末用データ処理部130の制御の下、生成した指標情報を表示部150に閲覧可能に、かつ、表示されているコンテンツデータを操作部170と連動してダウンロード可能に、表示部150に表示させるようになっている。
【0055】
機能制御部160は、表示制御部155及び操作部170と連動し、楽曲再生機能、電子ブックリーダ機能、ゲーム機能などのコンテンツデータを利用する各種の機能を実現するための構成を有している。
【0056】
操作部170は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーなどの多数のキーにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。特に、操作部170は、ダウンロードアプリの起動時に上述の各種の処理を実行するための操作を行う際に用いられるようになっている。
【0057】
端末用制御管理部180は、主にCPUによって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、携帯用電話機100の全般的な機能及びダウンロードアプリを実行するための全般的な機能を総括的に制御するようになっている。
【0058】
ROM/RAM190には、携帯用電話機100として機能するための各種の制御プログラムが記録されているとともに、ダウンロードアプリが記録されている。また、このROM/RAM190は、各種の処理が実行される際のワークエリアとして用いられる。
【0059】
2.端末用データ処理部の詳細
次に、図3〜図7の各図を用いて本実施形態のデータ処理部における各部の構成及びその動作の詳細について説明する。なお、図3は、本実施形態における設定処理を説明するための図であり、図4は、本実施形態において、取得可能データ量算出処理によって算出された表示部150に表示される取得可能データ量の一例である。また、図5は、本実施形態における指標情報、具体的には、グラフデータGの例であり、図6は、本実施形態における通常ダウンロード処理を説明するための図である。さらに、図7は、本実施形態における指標情報ダウンロード処理に基づいて表示されたコンテンツデータの例である。
【0060】
設定処理部131は、ダウンロードアプリの起動中に、表示制御部155及び操作部170と連動しつつ、データベース300から取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定データ量としてユーザに予め設定させるとともに、当該設定された設定データ量をデータ記憶部120に記憶するようになっている。具体的には、設定処理部131は、表示部150に予め定められた複数のデータ量(以下、「規定データ量」という。)をコースとして選択可能に表示させ、当該表示され規定データ量中から(すなわち、コースの中から)一のデータ量を選択させることによって設定データ量をユーザに設定(以下、「選択設定」という。)させるようになっている。また、設定処理部131は、選択設定に代えて、表示部150に操作部170によってデータ量が入力可能な画像を表示させ、操作部170によって任意のデータ量を入力させることによって設定データ量をユーザに設定(以下、「入力設定」という。)させるようになっている。そして、設定処理部131は、選択設定により、または、入力設定により、設定された設定データ量をデータとしてデータ記憶部120に記憶するようになっている。
【0061】
例えば、設定処理部131は、選択設定の場合には、図3(a)に示すように、2Mバイト、1Mバイト、500kバイトの各コースの規定データ量と、当該規定データ量の購入代金と、を表示部150に操作部170によって選択可能に表示させるようになっている。そして、設定処理部131は、操作部170によって表示されている一の規定データ量がコースとして選択されると、選択された規定データ量を設定データ量のデータとしてデータ記憶部120に記憶するようになっている。
【0062】
また、入力設定の場合には、設定処理部131は、例えば、図3(b)に示すように、任意の数字を入力可能な数字入力領域A1と、データ単位を選択するための選択領域A2と、数字入力領域A1に入力された数字及び選択領域A2を操作して選択されたデータ単位に基づいて算出された購入代金を表示する領域(以下、「購入代金表示領域」という。)A3と、有するWebページデータを表示部150に表示させるようになっている。特に、設定処理部131は、数字入力領域A1に数字が入力され、かつ、選択領域A2の一のデータ単位が選択されると、入力された数字及び選択されたデータ単位に基づいて購入代金を算出し、当該算出された購入代金を購入代金表示領域A3に表示するようになっている。そして、設定処理部131は、操作部170によってデータ量が入力されると、入力された数字及び選択されたデータ単位によって定まるデータ量を設定データ量のデータとしてデータ記憶部120に記憶するようになっている
【0063】
記録管理部132は、ダウンロードアプリの起動中に、ダウンロード処理部136がコンテンツデータをダウンロードする毎に、ダウロードされたコンテンツデータを、その種別情報及び属性情報とともにデータ記憶部120に記憶するとともに、設定データ量の設定後において当該ダウンロードしたコンテンツデータのデータ量を順次積算して取得済みデータ量としてデータ記憶部120に更新しつつ記憶するようになっている。
【0064】
取得可能データ量算出処理部133は、ダウンロードアプリを起動した際に、または、ダウンロードアプリの起動中に操作部170によって所定の操作指示を受信した場合に、データ記憶部120に記憶された設定データ量からデータ記憶部120に記憶されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出するようになっている。そして、取得可能データ量算出処理部133は、算出された取得可能データ量を表示部150に表示させるようになっている。
【0065】
例えば、算出された取得可能データ量を表示部150に表示させる場合には、取得可能データ量算出処理部133は、図4に示すように、取得可能データ量D10を表示部150に表示させるようになっている。また、取得可能データ量算出処理部133は、取得可能データ量D10の表示とともに、データ量の追加購入に関する処理の実行開始指示D20及び指標情報生成処理の実行開始指示D30を、操作部170の操作によって選択可能に表示部150に表示させるようになっている。
【0066】
なお、データ量の追加購入に関する処理の実行開始指示D20が選択された場合には、設定処理部131は、選択処理を実行し、設定データ量に取得可能データ量を加算したデータ量をデータ記憶部120に新たな設定データ量として上書き記憶し、指標情報生成処理の実行開始指示D30が選択された場合には、検出処理部134及び指標情報生成処理部135は、各部の処理を実行するようになっている。
【0067】
検出処理部134は、操作部170を介して指標情報を用いた指標情報ダウンロード処理が選択されたと判断した場合には、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、各コンテンツデータに対応付けて記憶されている種別情報に基づいて、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出するようになっている。
【0068】
具体的には、検出処理部134は、電子メールで使用可能な絵文字データ、通話機能または通信機能の着信時または送信時に用いるメロディデータ、歌データ及びボイスデータ、楽曲に関する歌詞のデータ及び楽譜データ、テキスト入力する際に用いる辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データなどのデータベース300に既に記録されたコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出するようになっている。
【0069】
例えば、図4に示すように、取得可能データ量が150kバイトであると算出されている場合であって、ユーザの操作部170による操作により、表示部150に表示されている指標情報生成処理の実行開始指示D30に含まれる「ここ」という画面上の部分が選択されると、検出処理部134は、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、各コンテンツデータに対応付けて記憶されている種別情報に基づいて、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出するようになっている。
【0070】
指標情報生成処理部135は、操作部170を介して指標情報ダウンロード処理の実行開始指示D30が選択され、検出処理部134によってコンテンツデータにおける種別毎のデータ数が検出されると、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成し、表示制御部155を介して表示部150に生成した指標情報を表示するようになっている。
【0071】
具体的には、指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータにおける種別毎のデータ数に基づいて、絵文字データ、メロディデータ、歌データ、ボイスデータ、歌詞のデータ、楽譜データ、辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データなどのデータベース300に既に記憶されたコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、円グラフまたは棒グラフのグラフデータGを指標情報として生成し、当該指標情報を有するWebページデータを表示部150に表示するようになっている。
【0072】
例えば、指標情報生成処理部135は、図5(a)及び(b)に示すように、絵文字データ(以下、単に「絵文字」ともいう。)、メロディデータ(以下、単に「メロディ」ともいう。)、歌データ(以下、単に「歌」ともいう。)、ボイスデータ(以下、単に「ボイス」ともいう。)、ゲームプログラム(以下、単に「ゲーム」ともいう。)を、円グラフまたは棒グラフのグラフデータGを指標情報として生成し、表示部150に表示させるようになっている。
【0073】
なお、指標情報生成処理部135は、表示部150に表示させた各種別名称を操作部170によって選択可能に表示させるようになっている。また、このとき、何れかの種別名称が選択された場合には、ダウンロード処理部136は、後述する所定の処理を実行するようになっている。
【0074】
ダウンロード処理部136は、管理サーバ装置200及びデータベース300と連動しつつ、所定のWebページデータを用いて操作部170の操作に従ってユーザが希望するコンテンツデータをダウンロードする通常ダウンロード処理と、指標情報に基づいてデータベース300から推奨されたコンテンツデータをダウンロードする指標情報ダウンロード処理と、を択一的に実行するようになっている。なお、通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理は、上記の設定データ量の設定後に実行される。
【0075】
具体的には、通常ダウンロードの場合には、ダウンロード処理部136は、設定データ量の設定直後、または、設定データ量設定後であって操作部170からの操作指示が入力されたときに、通常ダウンロード処理を開始するようになっている。そして、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理の実行を開始すると、端末用通信制御部110を介して管理サーバ装置200と通信を行いつつ、操作部170及び表示制御部155と連動し、Webページデータを用いてコンテンツデータをデータベース300からダウンロードするようになっている。
【0076】
例えば、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理を実行する場合であって歌データをダウンロードする場合には、図6(a)、(b)及び(c)に示すように、Webページデータに基づいて、データベース300に記録されているコンテンツデータの中から、アーティスト名、歌の名称など一のコンテンツデータを特定するための情報を表示部150に表示させつつ、表示制御部155及び操作部170と連動して操作部170から当該コンテンツデータを特定するための情報を入力させ、ユーザがダウンロードを希望する一のコンテンツデータを特定させる。
【0077】
また、ダウンロード処理部136は、特定されたコンテンツデータに基づいて、取得済みデータ量と、特定されたコンテンツデータをダウンロードした場合の残りのデータ量と、を表示させつつ、ダウンロードを確認させるための画像であって、操作部170によってダウンロードの実行開始を選択可能に形成された画像を表示部150に表示させる。
【0078】
そして、ダウンロード処理部136は、操作部170によってダウンロードの実行開始が選択された場合には、Webページデータを介して管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300からダウンロードを開始し、記録管理部132と連動してダウンロードしたコンテンツデータをデータ記憶部120に記憶するようになっている。
【0079】
特に、本実施形態においては、ダウンロード処理部136は、ダウンロードの実行開始が選択された場合には、データベース300におけるコンテンツデータをダウンロードするためのURLに基づいて当該コンテンツデータをダウンロードするようになっている。
【0080】
一方、指標情報ダウンロード処理の場合には、ダウンロード処理部136は、指標情報が表示部150に表示された場合であって、表示された指標情報における一の種別データが選択された場合に、Webページデータを介して管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300に記録され、予め定められた推奨するコンテンツデータの内容(すなわち、名称、データ量またはコンテンツを紹介するための内容情報)を、操作部170によって選択可能に表示部150に表示させるようになっている。
【0081】
そして、ダウンロード処理部136は、表示されたコンテンツデータの中から、一のコンテンツデータにおけるダウンロードの実行を開始すると、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、記録管理部132と連動してデータベース300からコンテンツデータをダウンロードするようになっている。
【0082】
特に、ダウンロード処理部136は、Webページデータに基づいて、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300に登録されてから一定期間内であることを示す新着情報(その順番を示す新着順の情報も含む)、人気ランキングや満足度ランキングなどのランキング情報、コンテンツデータの登録順、または、データ記憶部120に記憶されたコンテンツデータの履歴などの属性に関する情報(以下、「属性情報」ともいう。)に基づいて、データベース300に記録され、予め定められた推奨するコンテンツデータを抽出し、抽出したコンテンツデータにおける内容情報を、操作部170によってダウンロード可能に表示部150に表示するようになっている。
【0083】
なお、履歴とは、コンテンツデータのジャンルなど、データ記憶部120に記憶されたコンテンツデータの属性と名称とから構成されるダウンロード順の情報であり、ダウンロード処理部136は、当該各履歴と一致する属性、多くの履歴と一致する属性、各履歴と類似する属性など所定の条件に合致するデータベース300に記録されている各コンテンツデータを、操作部170によって選択可能に表示部150に表示するようになっている。
【0084】
例えば、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理を実行する場合であって絵文字データをダウンロードする場合には、図7に示すように、データベース300に記録されているコンテンツデータの中から、複数のコンテンツデータをダウンロード選択可能にWebページデータとして表示部150に表示するようになっている。
【0085】
また、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一のコンテンツデータが選択された場合には、当該Webページデータに基づいて管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300から該当するコンテンツデータのダウンロードを開始するようになっている。
【0086】
そして、記録管理部132と連動してダウンロードしたコンテンツデータをデータ記憶部120に記憶するようになっている。特に、本実施形態においては、ダウンロード処理部136は、ダウンロードの実行開始が選択された場合には、データベース300におけるコンテンツデータをダウンロードするためのURLに基づいて当該コンテンツデータをダウンロードするようになっている。
【0087】
<管理サーバ装置>
次に、本実施形態の管理サーバ装置200について説明する。
【0088】
管理サーバ装置200は、主にCPU、ROM、RAM及びハードディスクによって構成され、携帯用電話機100との間においてデータの授受を行うための通信機能を有している。また、管理サーバ装置200は、データベース300の管理と当該データベース300に記録されているコンテンツデータの管理、及び、各携帯用電話機100毎にデータベース300からダウンロードしたデータに基づく課金管理を行う。例えば、ROMには、各機能を実行するための制御情報が記録されるとともに、ハードディスクには、制御プログラムまたはOS(Operating System)などの各種プログラムが記録されている。また、CPUは、ハードディスクに記録されたプログラムを実行することにより、上述の各種の機能を実現し、RAMは、ワークエリアとして用いられる。
【0089】
特に、管理サーバ装置200は、通信機能としては、各携帯用電話機100における検出処理の実行指示、コンテンツデータのダウンロードの要求指示を受信した際に、当該携帯用電話機100との通信回線を確立し、データベース300の検索及びコンテンツデータの検出、または、該当するコンテンツデータのデータベース300からの携帯用電話機100への送信を実行するようになっている。
【0090】
また、管理サーバ装置200は、上記のように各携帯用電話機100毎に実行された設定処理に基づいて、各携帯用電話機100の識別情報(以下、「ユーザID」という。)及び設定された設定データ量を取得し、図示しない課金サーバ装置によってユーザID毎の課金指示を実行するようになっている。
【0091】
なお、図示しない課金サーバ装置においては、ユーザIDに基づいて携帯用電話機100を契約しているユーザに対して設定データ量に基づいて、クレジットカード払い手続きに関する処理、銀行からの請求額の引き落としに関する処理、請求書を発行するための処理などユーザに対して設定データ量に対する料金の支払いに関する各種の処理が実行される。また、本実施形態においては、設定データ量が設定されれば、たとえ、当該設定データ量に相当するデータをデータベース300から取得しなかったとしても、当該設定データ量に基づく課金処理は実行されるようになっている。
【0092】
<データベース>
次に、本実施形態におけるデータベース300について説明する。
【0093】
データベース300には、URLに対応付けられて各種のコンテンツデータが記憶されている。また、各コンテンツデータには、電子メールで使用可能な絵文字データ、待ち受け用の携帯用電話機100の表示画面に表示するための待ち受けデータなどの画像データ(静止画像及び動画像を含む)、音データ(メロディデータ、歌データ及びボイスデータを含む)、辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データ、または、これらの複合的なデータの他に、これらの種別を示す種別情報と、各種の属性情報が含まれる。特に、属性情報には、データベース300に登録されてから一定の期間内である「新着」を示す新着情報、人気ランキングや満足度ランキングなどのランキング情報などの各情報が含まれる。
【0094】
また、データベース300においては、管理サーバ装置200の制御に基づいて、記録されている各コンテンツデータ検索されるとともに、該当するデータが読み出されて携帯用電話機100に送信するようになっている。
【0095】
<ダウンロード処理>
次に、図8を用いて本実施形態おける通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理を含むダウンロード処理の動作について説明する。なお、図8は、本実施形態のダウンロード処理の動作を示すフローチャートである。
【0096】
本動作においては、既に、設定データ量を設定する設定処理が実行されているとともに、少なくとも事前に一回の通常ダウンロード処理が実行されているものとする。また、設定データ量及び取得済みデータ量の各データがそれぞれデータ記憶部120に記憶されているものとする。
【0097】
まず、操作部170の操作によってダウンロードアプリが起動されると(ステップS101)、取得可能データ量算出処理部133は、データ記憶部120に記憶された設定データ量からデータ記憶部120に記録されている取得済みデータ量を減算し、取得可能データ量を算出する(ステップS102)。
【0098】
次いで、取得可能データ量算出処理部133は、Webページデータに基づいて、算出された取得可能データ量を表示部150に表示させつつ、操作部170によって選択可能な指標情報ダウンロード処理の実行開始指示を有する表示を行う(ステップS103)。
【0099】
次いで、ダウンロード処理部136が、操作部170によって指標情報ダウンロード処理が選択されたか否かを判断する(ステップS104)。このとき、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理が選択されたと判断した場合には、ステップSS105の処理に移行する。また、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理とは異なる通常ダウンロード処理が指示された場合には、通常ダウンロード処理の実行を開始して(ステップS105)本動作を終了させる。なお、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理を開始すると、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200及びデータベース300と連動し、URLに基づいて所定のコンテンツデータをダウンロードし、当該ダウンロードしたコンテンツデータをデータ記憶部120に記憶する。
【0100】
次いで、ステップS104の処理において、ダウンロード処理部136が、操作部170によって指標情報ダウンロード処理が選択されたと判断した場合には、検出処理部134は、データベース300を検索して取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する(ステップS106)。具体的には、検出処理部134は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索する。そして、検出処理部134は、各コンテンツデータに対応付けて記憶されている種別情報に基づいて、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する。
【0101】
次いで、指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成し、表示制御部155の制御の下、Webページデータによって表示部150に生成した指標情報を表示する(ステップS107)。例えば、指標情報生成処理部135は、図4(a)または(b)に示すような各種別を操作部170によって選択可能なグラフデータGを生成して指標情報として表示する。
【0102】
次いで、ダウンロード処理部136は、表示された指標情報における何れか一のコンテンツデータの種別が選択された否かを判断し(ステップS108)、何れか一の種別が選択されたと判断した場合には、ステップS109の処理に移行し、その他の操作が実行されたと判断した場合には、本動作を終了させる。
【0103】
次いで、ステップS108の処理において、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一の種別表示が選択されたと判断した場合には、Webページデータに基づいて、予め定められた推奨する複数のコンテンツデータを操作部170によって選択可能に表示部150に表示させる(ステップS109)。
【0104】
次いで、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一のコンテンツデータが選択されたか否かを判断し(ステップS110)、一のコンテンツデータが選択されたと判断した場合には、ステップS111の処理に移行し、何れのコンテンツデータが選択されなかったと判断した場合には、本動作を終了させる。例えば、何れのコンテンツデータが選択されなかったと判断する場合には、推奨する複数のコンテンツデータが表示部150に表示されてから所定の時間経過した場合、当該表示が中止された場合、または、一のコンテンツデータを選択する以外の操作が入力された場合などである。
【0105】
次いで、ダウンロード処理部136は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、記録管理部132と連動してデータベース300からコンテンツデータをダウンロードしてデータ記憶部120に記憶し(ステップS111)、本動作を終了させる。
【0106】
<作用効果>
以上、本実施形態の携帯用電話機100は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することができるので、ユーザがコンテンツデータを取得する前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができる。また、携帯用電話機100は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることができるので、コンテンツデータを取得する前にデータ量を購入した場合に、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。したがって、本実施形態の携帯用電話機100は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0107】
本実施形態の携帯用電話機100は、新着情報またはユーザのダウンロード履歴などの属性情報に基づいて、推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報が表示されるので、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げることができる。
【0108】
本実施形態の携帯用電話機100は、指標情報における一のコンテンツデータの種別が選択された場合に、属性情報に基づいて推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報をも提示することができるので、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるとともに、提示するコンテンツデータに関してユーザの嗜好を反映させることができる。
【0109】
また、本実施形態の携帯用電話機100は、例えば、ブラウジング機能を用いることによってデータベース300から取得すべきコンテンツデータの設定データ量を容易に設定することができる。
【0110】
また、本実施形態の携帯用電話機100は、データベース300から取得すべきコンテンツデータの設定データ量をユーザが任意に設定することができるので、利便性を向上させることができるとともに、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。
【0111】
<変形例>
次に、図9を用いて本実施形態の変形例について説明する。
【0112】
本実施形態の指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、円グラフまたは棒グラフのグラフデータGを指標情報として生成し、当該指標情報を有するWebページデータを表示部150に表示するようになっているが、データ記憶部120に既に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、データベース300に記憶されているコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、指標情報、例えば、グラフデータGを生成するようにしてもよい。例えば、指標情報生成処理部135は、データ記憶部120に既に記憶されたコンテンツデータの種別、または、過去一月または過去一年に取得して記録されたコンテンツデータの種別と一致する種別のコンテンツデータのデータ数を指標情報として生成するようにしてもよい。ただし、この指標情報は、属性情報によって特定されたコンテンツデータの種別における全データ数を100%として生成される。
【0113】
さらに、指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、単純な指標情報を生成するとともに、上述したユーザが既に取得してデータ記憶部120に記憶されたコンテンツデータの種別によって、すなわち、当該記憶されたコンテンツデータの属性情報によって指標情報(属性情報を加味した指標情報)を生成してもよい。この場合に、表示制御部155は、図9に示すように、表示部150に2つの指標情報(単純な指標情報G1と属性情報を加味した指標情報G2)を比較可能に表示させる。したがって、視覚的にかつ客観的に取得済み、または、未取得のコンテンツデータを把握すること、及び、それに基づいて、コンテンツデータを選択することができる。ただし、図9は、2つの指標情報を表示部150に並列表示させているが、一の指標情報を操作部170の操作に基づいて切り替えてもよい。また、図9においては、2つの指標情報を円グラフで表するようなっているが、棒グラフで表示しても良い。
【0114】
上述の実施形態においては、携帯用電話機100にコンテンツデータをダウンロードさせるようになっているが、携帯用電話機100に代えて、パーソナルコンピュータ、ゲーム機やPDAなどの情報端末装置にダウンロードさせてもよい。
【0115】
上記のデータベース300は、管理サーバ装置200に組み込まれていてもよいし、また、コンテンツデータにおいては、複数のデータベース300に分けて記録されていてもよい。
【0116】
[第2実施形態]
次に、図10〜図12の各図を用いて本発明に係るネットワークシステム10の第2実施形態について説明する。
【0117】
本実施形態においては、第1実施形態において、携帯用電話機100がダウンロードアプリを実行することによってダウンロード処理及びその他の各処理を実行している点に代えて、管理サーバ装置200の管理の下に、Webページデータの通信機能に基づいて通信を行いつつ、ダウンロード処理などの各処理を実行する点に特徴がある。なお、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0118】
<管理サーバ装置>
次に、図10を用いて本実施形態の管理サーバ装置200について説明する。なお、図10は、本実施形態の管理サーバ装置200の構成を示すブロック図である。
【0119】
管理サーバ装置200は、主にCPU、ROM、RAM及びハードディスクによって構成され、携帯用電話機100との間においてデータの授受を行うための通信機能、データベース300の管理、各携帯用電話機100毎にデータベース300からダウンロードしたデータに基づく課金管理、並びに、各コンテンツデータの管理を行う。例えば、ROMには、各機能を実行するための制御情報が記録されるとともに、ハードディスクには、制御プログラムまたはOS(Operating System)などの各種プログラムが記録されている。また、CPUは、ハードディスクに記録されたプログラムを実行することにより、上述の各種の機能を実現し、RAMは、ワークエリアとして用いられる。
【0120】
特に、本実施形態の管理サーバ装置200は、ブラウザ機能が搭載された携帯用電話機100に各情報を閲覧させつつ、データ通信、及び、データ通信によって取得したデータに基づいて携帯用電話機100にデータベース300からコンテンツデータをダウンロードさせるための処理(以下、「ダウンロード制御処理」という。)を実行するようになっている。
【0121】
ダウンロード制御処理には、
(1)各携帯用電話機100が固有に有するユーザIDを用いて、各携帯用電話機100毎に、購入金額を提示しつつ、データベース300から取得すべきコンテンツデータの設定データ量を予め設定させる設定処理
(2)携帯用電話機100の指示に基づいて当該携帯用電話機100にコンテンツデータをダウンロードさせる通常ダウンロード処理、
(3)各携帯用電話機100毎であって、上記の設定処理後であって各携帯用電話機100がデータベース300からコンテンツデータをダウンロードする毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算し、積算した取得済みデータ量を管理する記録管理、
(4)携帯用電話機100からのユーザ指示に基づいて、当該携帯用電話機100における設定データ量からその記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータの取得可能データ量を算出する取得可能データ量算出処理、
(5)該当する携帯用電話機100において、算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出処理、
(6)該当する携帯用電話機100において、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報の基となる指標情報基データを生成し、当該生成された指標情報基データを当該携帯用電話機100に提供する指標情報基データ提供処理、及び
(7)指標情報基データに基づいてコンテンツデータを携帯用電話機100にダウンロードさせる指標情報ダウンロード処理、
の各処理が含まれる。
【0122】
具体的には、管理サーバ装置200は、各携帯用電話機100及びデータベース300と通信を行う通信インターフェース210と、Webページデータに基づく携帯用電話機100からの指示に基づいて、ダウンロード制御処理を実行するサーバ用データ処理部220と、図示しない課金処理を行う課金処理用のサーバ装置と連動して課金に関する情報を提供する課金処理部230と、を有している。
【0123】
なお、例えば、本実施形態における通信インターフェース210は、本発明の通信制御手段を構成し、サーバ用データ処理部220は、本発明の設定手段、積算手段、算出手段、検出手段及び提供手段を構成する。
【0124】
通信インターフェース210は、サーバ用データ処理部220の制御の下、ネットワークNを介して各携帯用電話機100またはデータベース300と通信回線を構築し、携帯用電話機100毎に予め定められたユーザID及びコンテンツデータなど種々のデータの授受を行う。特に、通信インターフェース210は、携帯用電話機100と、ネットワークNを介してURLによって指定されるアドレスを有するWebページデータの授受及び当該Webページデータを介して所定のデータの授受を行うための所定の通信制御を行うようになっている。
【0125】
サーバ用データ処理部220は、例えば、CPUその他のコンピュータを構成する各種のハードウェアから形成されているとともに、上述の設定処理、記憶管理、取得可能データ量算出処理、検出処理、指標情報基データ提供処理、通常ダウンロード処理、及び指標情報ダウンロード処理の各処理を実現するようになっている。例えば、サーバ用データ処理部220は、各種制御プログラムを実行しつつ、通信インターフェース210と連動して上述の各種の処理を実行する。
【0126】
なお、サーバ用データ処理部220は、Webページデータを用いて該当する携帯用電話機100と通信を行いつつ管理サーバ装置200においてコンテンツデータのダウンロードに関する上述の各処理を実行する点を除き、第1実施形態の端末用データ処理部130と同様の処理を実行するようになっている。
【0127】
課金処理部230は、図示しない課金処理を行う課金処理用のサーバ装置に、課金に関する情報、例えば、各携帯用電話機100毎の設定データ量及びユーザIDの各情報を提供し、課金処理用のサーバ装置に課金処理を実行させるようになっている。
【0128】
<ダウンロード制御処理>
次に、図11及び図12を用いて本実施形態において、管理サーバ装置200によって実行されるダウンロード制御処理の動作について説明する。なお、図11及び図12は、本実施形態のダウンロード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【0129】
本動作においては、既に、設定データ量を設定する設定処理が実行されているとともに、少なくとも一回の通常ダウンロード処理が実行されているものとする。また、設定データ量及び取得済みデータ量がそれぞれサーバ用データ処理部220に記憶されているものとする。
【0130】
まず、一の携帯用電話機100において、端末用制御管理部180が操作部170を介してコンテンツデータにおけるダウンロードの実行指示を受信すると(ステップS201)、端末用通信制御部110は、ユーザIDとともに管理サーバ装置200にコンテンツデータにおけるダウンロードの実行要求(以下、「ダウンロードの実行要求」という。)を送信する(ステップS202)。
【0131】
次いで、管理サーバ装置200において、通信インターフェース210が携帯用電話機100からダウンロードの実行要求を受信すると(ステップS301)、サーバ用データ処理部220は、ユーザIDに基づいて、記憶されている設定データ量から取得済みデータ量を減算し、取得可能データ量を算出する(ステップS302)。
【0132】
次いで、サーバ用データ処理部220は、通信インターフェース210を介して算出された取得可能データ量のデータとともに、通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理を実行するためのWebページデータを、ダウンロードの実行要求を送信した携帯用電話機100に送信する(ステップS303)。
【0133】
次いで、携帯用電話機100において、端末用通信制御部110が取得可能データ量のデータとともに通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理を実行するためのWebページデータを受信すると(ステップS203)、表示制御部155は、表示部150に当該Webページデータを表示し、操作部170からの入力を待機する(ステップS204)。
【0134】
次いで、操作部170を介して所定の指示が入力されると(ステップS205)、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理か指標情報ダウンロード処理かを判断し(ステップS206)、通常ダウンロード処理と判断した場合には、ステップS207の処理に移行し、指標情報ダウンロード処理と判断した場合には、ステップS208の処理に移行する。
【0135】
ステップS206の処理においては、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理と判断した場合には、通常ダウンロード処理の実行を開始して(ステップS207)本動作を終了させる。なお、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理の実行の開始後は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200に通常ダウンロード処理の実行要求を送信しつつ、当該管理サーバ装置200及びデータベース300と連動し、第1実施形態と同様なコンテンツデータのダウンロードを実行する。
【0136】
また、ステップS206の処理において、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理と判断した場合には、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200に指標情報ダウンロード処理の実行要求を送信する(ステップS208)。
【0137】
次いで、管理サーバ装置200において、通信インターフェース210がWebページデータを送信した携帯用電話機100からの所定の要求を受信すると(ステップS304)、サーバ用データ処理部220は、当該要求が通常ダウンロード処理の開始要求か指標情報ダウンロード処理の開始要求かを判断する(ステップS305)。 サーバ用データ処理部220は、通常ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、ステップS306の処理に移行し、指標情報ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、ステップS307の処理に移行する。
【0138】
次いで、ステップS305の処理において、サーバ用データ処理部220は、通常ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、該当する携帯用電話機100及びデータベース300と連動し、第1実施形態と同様なコンテンツデータのダウンロードを実行し(ステップS306)、本動作を終了させる。
【0139】
また、ステップS305の処理において、サーバ用データ処理部220は、指標情報ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検出する(ステップS307)。
【0140】
次いで、サーバ用データ処理部220は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報の基となる指標情報基データを生成し、通信インターフェース210を介して該当する携帯用電話機100に当該生成した指標情報基データを送信する(ステップS308)。
【0141】
最後に、サーバ用データ処理部220は、携帯用電話機100からの指示を待ってダウンロード処理または終了処理その他の処理を実行して(ステップS309)本動作を終了させる。
【0142】
他方、携帯用電話機100においては、端末用通信制御部110が指標情報基データを受信すると(ステップS209)、表示制御部155は、受信した指標情報基データに基づいて指標情報を生成し、Webページデータによって生成した指標情報を閲覧可能に表示する(ステップS210)。
【0143】
次いで、ダウンロード処理部136は、表示された指標情報における何れか一のコンテンツデータの種別が選択された否かを判断し(ステップS211)、何れか一の種別が選択されたと判断した場合には、ステップS212の処理に移行し、その他の操作が実行されたと判断した場合には、本動作を終了させる。
【0144】
次いで、ステップS211の処理において、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一の種別表示が選択されたと判断した場合には、管理サーバ装置200の管理の下、Webページデータの通信機能に基づいて、当該選択された一の種別に属するコンテンツデータを閲覧させつつ、ユーザの指示に基づいて第1実施形態と同様に、ダウンロードを実行し(ステップ212)、本動作を終了する。具体的には、ダウンロード処理部136は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200と通信を行うとともに、予め定められた推奨する複数のコンテンツデータを操作部170によって選択可能に表示部150に表示させてダウンロードを実行する。
【0145】
<作用効果>
以上、本実施形態の携帯用電話機100は、第1実施形態の第1実施同様、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0146】
<変形例>
次に、本実施形態の変形例について説明する。
【0147】
上述の実施形態においては、携帯用電話機100にコンテンツデータをダウンロードさせるようになっているが、第1実施形態と同様に、当該携帯用電話機100に代えて、パーソナルコンピュータ、ゲーム機またはPDAなどの情報端末装置を用いてもよい。
【0148】
上記のデータベース300は、管理サーバ装置200に組み込まれていてもよいし、また、コンテンツデータにおいては、複数のデータベース300に分けて記録されていてもよい。
【0149】
また、上述のダウンロード制御処理において、取得可能データ量算出処理、検出処理及び指標情報提供処理を管理サーバ装置200で実行するようになっているが、当該管理サーバ装置200とデータの授受を実行し、全ての処理または一部の処理について携帯用電話機100に搭載されたアプリによって実行されてもよい。
【0150】
また、上述のダウンロード制御処理において、管理サーバ装置200が指標情報基データを携帯用電話機100に提供し、当該携帯用電話機100が提供された指標情報基データに基づいて表示部150に選択可能に指標情報表示するが、管理サーバ装置200が、指標情報を生成して該当する携帯用電話機100に送信するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0151】
B … バス
10 … ネットワークシステム
100 … 携帯用電話機
110 … 端末用通信制御部
120 … データ記憶部
130 … 端末用データ処理部
131 … 設定処理部
132 … 記録管理部
133 … 取得可能データ量算出処理部
134 … 検出処理部
135 … 指標情報生成処理部
136 … ダウンロード処理部
140 … 撮像カメラ部
150 … 表示部
155 … 表示制御部
160 … 機能制御部
170 … 操作部
180 … 端末用制御管理部
190 … ROM/RAM
200 … 管理サーバ装置
210 … 通信インターフェース
220 … サーバ用データ処理部
230 … 課金処理部
300 … データベース
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末装置がコンテンツデータを取得するための技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットなどのネットワークの発達に伴って、並びに、無線通信技術または種々の回路素子及び表示装置の小型化など周辺技術の発達に伴って、携帯用電話機などの通信端末装置が急速に普及している。また、通信端末装置が普及するにつれて、通話機能だけでなく、音楽データを再生する再生機能、電子メールの授受を行う通信機能、ゲームプログラムを実行するゲーム機能、または、電子書籍を閲覧するためのリーダ機能など、種々のコンテンツデータを利用することができるものも普及している。特に、最近では、このような種々のコンテンツデータを通信端末装置に提供するサービスも増加し、サーバ装置を利用してコンテンツデータを販売する販売システムも一般化している。
【0003】
このような販売システムの一つとして、コンテンツデータを通信端末装置にダウンロードさせる際に、ダウンロードされたコンテンツデータのデータ量に基づいて課金を行う販売システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。具体的には、この販売システムは、単位データ量毎にコンテンツデータに価格情報を付加して配信し、当該単位データ量当たりの価格情報に基づいて課金を実行するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−351021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の販売システムにあっては、コンテンツデータのデータ量に基づいて課金を行っているだけであり、理論的には無制限にコンテンツデータを購入することができるので、多くのサービスを利用している場合には、サービス毎に課金管理を行ってくれるが、全体としてはユーザ自身によって課金管理を行う必要がある。また、このような販売システムにあっては、ダウンロードしたデータ量に対比させて推奨するコンテンツデータを提示することができず、ユーザに対してコンテンツデータの購入の幅を広げ、当該コンテンツデータの購入を促進させることができない。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザによって容易に課金管理を行うことができるとともに、コンテンツデータを効率的に購入することが可能であって、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることが可能な通信端末装置などを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記課題を解決するため、本発明の通信端末装置は、取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置において、ネットワークを介して前記データベースと通信を行う通信手段と、前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段と、前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段と、所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段と、前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える構成を有している。
【0008】
この構成により、本発明の通信端末装置は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することができるので、通信端末装置のユーザがコンテンツデータを取得する前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができる。また、本発明の通信端末装置は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることができるので、コンテンツデータを取得する前にデータ量のみを購入した場合に、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。したがって、本発明の通信端末装置は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0009】
(2)また、本発明の通信端末装置は、前記表示制御手段が、操作手段によって前記表示手段に表示された指標情報における一の種別が選択された場合に、当該選択された種別に属し、取得が推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報を前記表示手段に表示する構成を有している。
【0010】
この構成により、本発明の通信端末装置は、推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報が表示されるので、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0011】
(3)また、本発明の通信端末装置は、前記データベースから取得したコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに記録される前記記録手段を更に有し、前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する構成を有している。
【0012】
この構成により、本発明の通信端末装置は、属性情報に基づいて指標情報を生成することができるので、ユーザの嗜好を反映させた指標情報を提供することができる。したがって、本発明の通信端末装置は、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができる。
【0013】
(4)また、本発明の通信端末装置は、前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて生成された単純な指標情報と、当該検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて生成された属性情報を加味した指標情報と、をそれぞれ生成し、前記表示制御手段が、前記単純な指標情報と前記属性情報を加味した指標情報を比較可能に前記表示手段に表示させる構成を有している。
【0014】
この構成により、本発明の通信端末装置は、ユーザが既にダウンロードした種別のコンテンツデータと未だダウンロードしていない種別のコンテンツデータなど、既に取得したコンテンツデータの属性情報に基づいて比較対象となる指標情報を生成することができるので、視覚的にかつ客観的に取得済み、または、未取得のコンテンツデータを把握すること、及び、それに基づいて、コンテンツデータを選択することができる。
【0015】
(5)また、本発明の通信端末装置は、前記設定手段が、取得可能なコンテンツデータのデータ量を任意に設定することが可能に形成されている構成を有している。
【0016】
この構成により、本発明の通信端末装置は、データベースから取得すべきコンテンツデータの設定データ量をユーザが任意に設定することができるので、利便性を向上させることができる。
【0017】
(6)また、本発明の通信端末装置は、前記指標情報に基づいて前記データベースからコンテンツデータを取得する取得手段を更に備える構成を有している。
【0018】
この構成により、本発明の通信端末装置は、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。
【0019】
(7)上記課題を解決するため、本発明のコンテンツデータ提供用サーバ装置は、 通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するサーバ装置であって、ネットワークを介して前記データベースと前記通信端末装置との通信制御、並びに、当該通信端末装置及び当該データベースとの通信を実行する通信制御手段と、前記通信端末装置毎に、各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定手段と、各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段と、所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、前記通信端末装置からの指示に基づいて、前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を表示するための情報を該当する通信端末装置に提供する提供手段と、を備える構成を有している。
【0020】
この構成により、本発明のコンテンツデータ提供用サーバ装置は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、通信端末装置に対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0021】
(8)上記課題を解決するため、本発明の通信端末装置用プログラムは、取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置にて実行されるプログラムであって、前記通信端末装置を、ネットワークを介して前記データベースと通信を制御する通信手段、前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段、前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段、所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段、前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段、前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段、として機能させる構成を有している。
【0022】
この構成により、本発明の通信端末装置用プログラムは、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる通信端末装置を提供することができる。
【0023】
また、上記課題を解決するため、本発明のコンテンツデータ提供用プログラムは、 通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するプログラムであって、前記サーバ装置または前記通信端末装置の何れか一方を、各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定制御手段、各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段、所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として演算する演算手段、前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を解析する解析手段、前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を該当する通信端末装置に表示させる表示制御手段、として機能させる構成を有している。
【0024】
この構成により、本発明のコンテンツデータ提供用プログラムは、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、コンテンツデータの購入を促進させることができる通信端末装置またはサーバ装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の通信端末装置、コンテンツデータ提供用サーバ装置、通信端末用プログラム及びコンテンツデータ提供用プログラムは、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係るネットワークシステムにおける第1実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図2】第1実施形態の各携帯用電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における設定処理を説明するための図である。
【図4】第1実施形態において、取得可能データ量算出処理によって算出された表示部に表示される取得可能データ量の一例である
【図5】第1施形態における指標情報(グラフデータ)の例である。
【図6】第1実施形態における通常ダウンロード処理を説明するための図である。
【図7】第1実施形態における指標情報ダウンロード処理に基づいて表示されたコンテンツデータの例である。
【図8】第1実施形態のダウンロード処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】第1施形態における指標情報(グラフデータ)のその他の例である。
【図10】第2実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】第2実施形態のダウンロード制御処理の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図12】第2実施形態のダウンロード制御処理の動作を示すフローチャート(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は、管理サーバ装置の管理の下、携帯用電話機の操作に基づいてデータベースに記録されたコンテンツデータを当該携帯用電話機に提供するネットワークシステムのそれぞれの装置に対して、本発明の通信端末装置、サーバ装置、通信端末用プログラム及びコンテンツデータ提供用プログラムを適用した場合の実施形態である。
【0028】
[第1実施形態]
はじめに、図1〜図8を用いて本発明に係るネットワークシステム10の第1実施形態について説明する。
【0029】
<ネットワークシステムの概要構成>
まず、図1を用いて本実施形態のネットワークシステム10の概要構成について説明する。なお、図1は、本実施形態におけるネットワークシステム10の構成を示すシステム構成図である。
【0030】
本実施形態のネットワークシステム10は、図1に示すように、複数の携帯用電話機100と、該当する携帯用電話機100にコンテンツデータを提供するための種々の制御を行う管理サーバ装置200と、複数のコンテンツデータが記録されたデータベース300と、を有している。そして、複数の携帯用電話機100は、基地局BSを介して、管理サーバ装置200及びデータベース300は、直接的に、インターネット上において提供されるWorld Wide Web システムなどのネットワークNにそれぞれ接続されている。
【0031】
なお、例えば、本実施形態における携帯用電話機100は、本発明の通信端末装置を構成し、管理サーバ装置200は、本発明のサーバ装置を構成する。また、例えば、本実施形態のデータベース300は、本発明のデータベース300を構成する。
【0032】
本実施形態においては、携帯用電話機100と管理サーバ装置200またはデータベース300とのデータの授受に関しては、HTML(Hyper Text Markup Language)またはXML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語によって構成されたWWWシステム用のリソースデータ(以下、「Webページデータ」ともいう。)を用いるようになっている。また、コンテンツデータには、電子メールなどのテキストに用いられる絵文字データと、メロディ、歌またはボイスなどの音データと、静止画像または動画像などの画像データと、ゲームプログラムと、電子書籍などのテキスト及び画像から構成された書籍データと、が含まれる。
【0033】
また、携帯用電話機100は、コンテンツデータの授受を行うためのユーザに閲覧させるためのリソースデータを読み込んで所定の画面を形成するためのブラウザ機能を有している。そして、各携帯用電話機100は、当該ブラウザ機能を含むとともに、各携帯用電話機100が有する種々のハードウェアと協働し、かつ、コンテンツデータを取得する際にその指標となる指標情報をユーザに閲覧させて、コンテンツデータを取得(ダウンロード)させるためのアプリケーションプログラム(以下、「ダウンロードアプリ」という。)を搭載している。
【0034】
ダウンロードアプリによって実行される処理には、
(1)購入金額を認識させつつ、データベース300から取得すべきコンテンツデータのデータ量(以下、「設定データ量」という。)をユーザに予め設定させるための設定処理、
(2)管理サーバ装置200の指示に従ってコンテンツデータをダウンロードさせるダウンロード処理(以下、「通常ダウンロード処理」という。)、
(3)上記の設定処理後であって、データベース300からコンテンツデータをダウンロードする毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算し、積算したデータ量(以下、「取得済みデータ量」という。)を内部に記録する記録管理、
(4)携帯用電話機100のユーザの指示(以下、「ユーザ指示」という。)に基づいて、設定データ量から記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量(以下、「取得可能データ量」という。)を算出する取得可能データ量算出処理、
(5)算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出処理、
(6)検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、指標情報を生成し、当該生成された指標情報をユーザに閲覧可能に表示させる指標情報生成処理、及び
(7)指標情報に基づいてコンテンツデータをダウンロードさせるダウンロード処理(以下、「指標情報ダウンロード処理」という。)、
の各処理が含まれる。
【0035】
このような構成により、携帯用電話機100は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することによって、ユーザが事前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができるようになっている。そして、携帯用電話機100は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることによって、指標情報の利用に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができるようになっている。
【0036】
したがって、携帯用電話機100は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができるようになっている。
【0037】
特に、複数のWebサイト、すなわち、Webサイト毎に構成されるデータベースから取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを検索させることによって、複数のWebサイトからコンテンツデータを横断的に取得可能にしてユーザの利便性を向上させることができる。
【0038】
通常、コンテンツデータには、電子メールで使用可能な絵文字データ、通話機能または通信機能の着信時または送信時に用いるメロディデータ、歌データ及びボイスデータ、楽曲に関する歌詞のデータ及び楽譜データ、テキスト入力する際に用いる辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データ等、複数の種別が存在している。このため、種別によってデータ量(パケット数)が大きく異なり、各コンテンツデータの管理が難しくなるので、種別が異なるコンテンデータを一のWebサイトよって提供するよりは、種別毎に異なる複数のWebサイトで管理することが一般的である。例えば、絵文字データ管理用サーバ装置と当該絵文字データが記憶されるデータベース、メロディデータ用管理サーバ装置と当該目御ディデータが記憶されるデータベース、ゲームプログラム用サーバ装置と当該ゲームプログラムデータが記憶されるデータベース、及び、電子書籍データ用管理サーバ装置と当該電子書籍データが記憶されるデータベースなど、データの種別毎にデータベースとそのデータの管理を実行するサーバ装置を分けて種別毎に一のWebサイトによってコンテンツデータを提供するサービスを運営することが一般的である。
【0039】
また、Webサイトの管理上、コンテンツ毎に購入するサービスよりも、所定のポイントを予めユーザに購入させ、当該ポイントに基づいてコンテンツデータを購入させることが一般的である。しがって、ユーザが所望コンテンツデータと購入したポイント数が一致しない場合には、購入したポイントが無駄になる。例えば、100ポイントを100円で購入するなど加入したコースのポイントを消費して、ポイント数に対応付けられたコンテンツデータを購入した場合に、80ポイントのコンテンツデータを購入すると、20ポイントが余ってしまう。この20ポイントを使用しない場合には、余ったポイントが無駄になり、却って購入金額以上の支払いをしているのと同じ状況になる。また、余ったポイントが当該Webサイトで扱うコンテンツの購入必要最低ポイントに満たない場合には、ポイントを無駄にしないためにさらに追加でポイントを購入しなければならず、ユーザにおいては利便性が良いとは言えない。
【0040】
そこで、本実施形態においては、コンテンツデータの種別毎に分かれている複数のWebサイトにおいて取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを検索させて取得可能なコンテンツデータに関する指標情報を表示させることも可能になるので、他の種類のコンテンツデータを管理するWebサイトに導くこと、及び、複数のWebサイトから横断的にコンテンツデータを取得させることができるので、ユーザにおける利便性を向上させることができる。
【0041】
なお、本実施形態においては、各コンテンツデータは、固有のURL(Uniform Resource Locator)と呼ばれるアドレス(以下、「URL」という。)からなるコンテンツIDに基づいてデータベース300に記録されており、携帯用電話機100は、コンテンツIDを指定することによって取得することができるようになっている。
【0042】
<携帯用電話機>
1.携帯用電話機の構成
次に、図2を用いて本実施形態の各携帯用電話機100の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態の各携帯用電話機100の構成を示すブロック図である。
【0043】
各携帯用電話機100は、通話機能の他に、電子書籍を閲覧可能な機能(以下、「電子ブックリーダ機能」という。)、ゲームプログラムに基づいてゲームを実行することが可能なゲーム機能、電子メールなどの送受信が可能なメール通信機能など種々の機能を有する通信端末装置である。また、各携帯用電話機100は、音データ、画像データ、テキストデータ及びゲームプログラムを含むコンテンツデータを、ダウンロードアプリに基づいてダウンロード可能な構成を有している。
【0044】
具体的には、各携帯用電話機100は、管理サーバ装置200、データベース300及び他の携帯用電話機100と通信を行う端末用通信制御部110と、ダウンロードしたコンテンツデータ等の所定データが記憶されるデータ記憶部120と、ダウンロードアプリを実行し、種々の処理を行う端末用データ処理部130と、を有している。また、各携帯用電話機100は、所定の撮像領域を撮像する撮像カメラ部140と、所定の画像を表示する表示部150と、表示部150における表示制御を行う表示制御部155と、電子ブックリーダ機能またはゲーム機能などコンテンツデータの利用に伴う種々の機能を実行する機能制御部160と、を有している。そして、各携帯用電話機100は、各種の操作を行うための操作部170と、電話機全体を制御する端末用制御管理部180と、ダウンロードアプリが記録されるとともに端末用制御管理部180が各部材を制御するための制御プログラム及び当該制御プログラムが実行される際に用いられるメモリ機能を有するROM/RAM190と、を有している。さらに、携帯用電話機100は、マイク及びスピーカなど携帯用電話機100として図示しない種々の必要な部材を有し、上記の各部は、バスBによって互いに接続され、データの授受が実行される。
【0045】
なお、例えば、本実施形態における端末用通信制御部110は、本発明の通信手段を構成し、端末用データ処理部130は、本発明の設定手段、記録制御手段、算出手段、検出手段、生成手段及び取得手段を構成する。また、例えば、本実施形態における表示部150は、本発明の表示手段を構成し、表示制御部155は、本発明の表示制御手段を構成する。さらに、例えば、本実施形態のデータ記憶部120は、本発明の記録手段を構成する。
【0046】
端末用通信制御部110は、端末用データ処理部130または端末用制御管理部180の制御の下、図示しないアンテナ及び有線ネットワークに接続される基地局BSを介して携帯用電話機100などの他の携帯用電話機100、管理サーバ装置200またはデータベース300と通信回線を構築し、種々のデータの授受を行う。
【0047】
特に、端末用通信制御部110は、ダウンロードアプリの起動中に、URLによって指定されるアドレスを有するWebページデータの授受及び当該Webページデータを介して所定のデータの授受を行うための所定の通信制御を行う。
【0048】
データ記憶部120には、他の携帯用電話機を保有する保有者などの名称を示す名称データ、電話番号データ、電子メールのアドレスデータ、属性を示す属性データ及びその他のデータから構成される電話帳データと、絵文字データ、ゲームプログラム、音データ、画像データ、電子書籍データなどのコンテンツデータと、が記憶される。また、これらの記憶されたデータは、操作部170、端末用データ処理部130または機能制御部160の指示に基づいて、読み出されるようになっている。さらに、データ記憶部120には、後述する、設定データ量のデータ及び取得済みデータ量のデータなど、ダウンロードアプリで用いられる各種のデータが記憶される。
【0049】
端末用データ処理部130は、例えば、CPUその他のコンピュータを構成する各種のハードウェアから形成されているとともに、ダウンロードアプリの起動中に、上述の設定処理、記憶管理、取得可能データ量算出処理、検出処理、指標情報生成処理、通常ダウンロード処理、及び指標情報ダウンロード処理の各処理を実現するようになっている。例えば、端末用データ処理部130は、ROM/RAM190に記録されたダウンロードアプリ及びダウンロードアプリ上で携帯用電話機100の各部を制御するための各種制御プログラムを実行しつつ、端末用通信制御部110、データ記憶部120、表示制御部155及び操作部170の各部と連動し、または、制御して上述の各種の処理を実行する。
【0050】
具体的には、端末用データ処理部130は、ダウンロードアプリを起動することによって、図2に示すように、設定処理を実行する設定処理部131、記憶管理を実行する記録管理部132と、取得可能データ量算出処理を実行する取得可能データ量算出処理部133と、検出処理を実行する検出処理部134と、指標情報生成処理を実行する指標情報生成処理部135と、各ダウンロード処理を実行するダウンロード処理部136と、を構築する。
【0051】
例えば、本実施形態における設定処理部131は、本発明の設定手段を構成し、記録管理部132は、本発明の記録制御手段を構成する。また、例えば、本実施形態における取得可能データ量算出処理部133は、本発明の算出手段を構成し、検出処理部134は、本発明の検出手段を構成する。さらに、例えば、本実施形態の指標情報生成処理部135は、生成手段を構成し、ダウンロード処理部136は、本発明の取得手段を構成する。なお、この端末用データ処理部130における各部の詳細については後述する。
【0052】
撮像カメラ部140は、光電変換する撮像素子(以下、「CCD」という)と、当該CCDを格納する筐体及び撮像レンズなどのカメラ機構と、を備え、操作部170の操作に基づいて、CCDに形成された所定の被写範囲の影像を所定の画像データに変換し、表示部150に表示させる。
【0053】
表示部150は、例えば、液晶素子またはEL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部155において生成された表示データに基づいて操作に関する種々の告知画像、操作画像、電子メール及び撮像カメラ部140によって撮像された画像など所定の画像を表示するようになっている。特に、本実施形態では、表示部150は、表示制御部155の制御の下、ダウンロードアプリの実行中に、指標情報、コンテンツデータの名称または特徴などの属性情報及びユーザに対して指示入力を促す情報を、端末用データ処理部130及び操作部170と連動して表示するようになっている。
【0054】
表示制御部155は、端末用制御管理部180の制御の下または端末用データ処理部130の制御の下、表示部150に表示させるために必要な表示データを生成するようになっており、生成された表示データを当該表示部150に出力するようになっている。特に、端末用データ処理部130の制御の下、生成した指標情報を表示部150に閲覧可能に、かつ、表示されているコンテンツデータを操作部170と連動してダウンロード可能に、表示部150に表示させるようになっている。
【0055】
機能制御部160は、表示制御部155及び操作部170と連動し、楽曲再生機能、電子ブックリーダ機能、ゲーム機能などのコンテンツデータを利用する各種の機能を実現するための構成を有している。
【0056】
操作部170は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーなどの多数のキーにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。特に、操作部170は、ダウンロードアプリの起動時に上述の各種の処理を実行するための操作を行う際に用いられるようになっている。
【0057】
端末用制御管理部180は、主にCPUによって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、携帯用電話機100の全般的な機能及びダウンロードアプリを実行するための全般的な機能を総括的に制御するようになっている。
【0058】
ROM/RAM190には、携帯用電話機100として機能するための各種の制御プログラムが記録されているとともに、ダウンロードアプリが記録されている。また、このROM/RAM190は、各種の処理が実行される際のワークエリアとして用いられる。
【0059】
2.端末用データ処理部の詳細
次に、図3〜図7の各図を用いて本実施形態のデータ処理部における各部の構成及びその動作の詳細について説明する。なお、図3は、本実施形態における設定処理を説明するための図であり、図4は、本実施形態において、取得可能データ量算出処理によって算出された表示部150に表示される取得可能データ量の一例である。また、図5は、本実施形態における指標情報、具体的には、グラフデータGの例であり、図6は、本実施形態における通常ダウンロード処理を説明するための図である。さらに、図7は、本実施形態における指標情報ダウンロード処理に基づいて表示されたコンテンツデータの例である。
【0060】
設定処理部131は、ダウンロードアプリの起動中に、表示制御部155及び操作部170と連動しつつ、データベース300から取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定データ量としてユーザに予め設定させるとともに、当該設定された設定データ量をデータ記憶部120に記憶するようになっている。具体的には、設定処理部131は、表示部150に予め定められた複数のデータ量(以下、「規定データ量」という。)をコースとして選択可能に表示させ、当該表示され規定データ量中から(すなわち、コースの中から)一のデータ量を選択させることによって設定データ量をユーザに設定(以下、「選択設定」という。)させるようになっている。また、設定処理部131は、選択設定に代えて、表示部150に操作部170によってデータ量が入力可能な画像を表示させ、操作部170によって任意のデータ量を入力させることによって設定データ量をユーザに設定(以下、「入力設定」という。)させるようになっている。そして、設定処理部131は、選択設定により、または、入力設定により、設定された設定データ量をデータとしてデータ記憶部120に記憶するようになっている。
【0061】
例えば、設定処理部131は、選択設定の場合には、図3(a)に示すように、2Mバイト、1Mバイト、500kバイトの各コースの規定データ量と、当該規定データ量の購入代金と、を表示部150に操作部170によって選択可能に表示させるようになっている。そして、設定処理部131は、操作部170によって表示されている一の規定データ量がコースとして選択されると、選択された規定データ量を設定データ量のデータとしてデータ記憶部120に記憶するようになっている。
【0062】
また、入力設定の場合には、設定処理部131は、例えば、図3(b)に示すように、任意の数字を入力可能な数字入力領域A1と、データ単位を選択するための選択領域A2と、数字入力領域A1に入力された数字及び選択領域A2を操作して選択されたデータ単位に基づいて算出された購入代金を表示する領域(以下、「購入代金表示領域」という。)A3と、有するWebページデータを表示部150に表示させるようになっている。特に、設定処理部131は、数字入力領域A1に数字が入力され、かつ、選択領域A2の一のデータ単位が選択されると、入力された数字及び選択されたデータ単位に基づいて購入代金を算出し、当該算出された購入代金を購入代金表示領域A3に表示するようになっている。そして、設定処理部131は、操作部170によってデータ量が入力されると、入力された数字及び選択されたデータ単位によって定まるデータ量を設定データ量のデータとしてデータ記憶部120に記憶するようになっている
【0063】
記録管理部132は、ダウンロードアプリの起動中に、ダウンロード処理部136がコンテンツデータをダウンロードする毎に、ダウロードされたコンテンツデータを、その種別情報及び属性情報とともにデータ記憶部120に記憶するとともに、設定データ量の設定後において当該ダウンロードしたコンテンツデータのデータ量を順次積算して取得済みデータ量としてデータ記憶部120に更新しつつ記憶するようになっている。
【0064】
取得可能データ量算出処理部133は、ダウンロードアプリを起動した際に、または、ダウンロードアプリの起動中に操作部170によって所定の操作指示を受信した場合に、データ記憶部120に記憶された設定データ量からデータ記憶部120に記憶されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出するようになっている。そして、取得可能データ量算出処理部133は、算出された取得可能データ量を表示部150に表示させるようになっている。
【0065】
例えば、算出された取得可能データ量を表示部150に表示させる場合には、取得可能データ量算出処理部133は、図4に示すように、取得可能データ量D10を表示部150に表示させるようになっている。また、取得可能データ量算出処理部133は、取得可能データ量D10の表示とともに、データ量の追加購入に関する処理の実行開始指示D20及び指標情報生成処理の実行開始指示D30を、操作部170の操作によって選択可能に表示部150に表示させるようになっている。
【0066】
なお、データ量の追加購入に関する処理の実行開始指示D20が選択された場合には、設定処理部131は、選択処理を実行し、設定データ量に取得可能データ量を加算したデータ量をデータ記憶部120に新たな設定データ量として上書き記憶し、指標情報生成処理の実行開始指示D30が選択された場合には、検出処理部134及び指標情報生成処理部135は、各部の処理を実行するようになっている。
【0067】
検出処理部134は、操作部170を介して指標情報を用いた指標情報ダウンロード処理が選択されたと判断した場合には、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、各コンテンツデータに対応付けて記憶されている種別情報に基づいて、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出するようになっている。
【0068】
具体的には、検出処理部134は、電子メールで使用可能な絵文字データ、通話機能または通信機能の着信時または送信時に用いるメロディデータ、歌データ及びボイスデータ、楽曲に関する歌詞のデータ及び楽譜データ、テキスト入力する際に用いる辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データなどのデータベース300に既に記録されたコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出するようになっている。
【0069】
例えば、図4に示すように、取得可能データ量が150kバイトであると算出されている場合であって、ユーザの操作部170による操作により、表示部150に表示されている指標情報生成処理の実行開始指示D30に含まれる「ここ」という画面上の部分が選択されると、検出処理部134は、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、各コンテンツデータに対応付けて記憶されている種別情報に基づいて、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出するようになっている。
【0070】
指標情報生成処理部135は、操作部170を介して指標情報ダウンロード処理の実行開始指示D30が選択され、検出処理部134によってコンテンツデータにおける種別毎のデータ数が検出されると、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成し、表示制御部155を介して表示部150に生成した指標情報を表示するようになっている。
【0071】
具体的には、指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータにおける種別毎のデータ数に基づいて、絵文字データ、メロディデータ、歌データ、ボイスデータ、歌詞のデータ、楽譜データ、辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データなどのデータベース300に既に記憶されたコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、円グラフまたは棒グラフのグラフデータGを指標情報として生成し、当該指標情報を有するWebページデータを表示部150に表示するようになっている。
【0072】
例えば、指標情報生成処理部135は、図5(a)及び(b)に示すように、絵文字データ(以下、単に「絵文字」ともいう。)、メロディデータ(以下、単に「メロディ」ともいう。)、歌データ(以下、単に「歌」ともいう。)、ボイスデータ(以下、単に「ボイス」ともいう。)、ゲームプログラム(以下、単に「ゲーム」ともいう。)を、円グラフまたは棒グラフのグラフデータGを指標情報として生成し、表示部150に表示させるようになっている。
【0073】
なお、指標情報生成処理部135は、表示部150に表示させた各種別名称を操作部170によって選択可能に表示させるようになっている。また、このとき、何れかの種別名称が選択された場合には、ダウンロード処理部136は、後述する所定の処理を実行するようになっている。
【0074】
ダウンロード処理部136は、管理サーバ装置200及びデータベース300と連動しつつ、所定のWebページデータを用いて操作部170の操作に従ってユーザが希望するコンテンツデータをダウンロードする通常ダウンロード処理と、指標情報に基づいてデータベース300から推奨されたコンテンツデータをダウンロードする指標情報ダウンロード処理と、を択一的に実行するようになっている。なお、通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理は、上記の設定データ量の設定後に実行される。
【0075】
具体的には、通常ダウンロードの場合には、ダウンロード処理部136は、設定データ量の設定直後、または、設定データ量設定後であって操作部170からの操作指示が入力されたときに、通常ダウンロード処理を開始するようになっている。そして、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理の実行を開始すると、端末用通信制御部110を介して管理サーバ装置200と通信を行いつつ、操作部170及び表示制御部155と連動し、Webページデータを用いてコンテンツデータをデータベース300からダウンロードするようになっている。
【0076】
例えば、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理を実行する場合であって歌データをダウンロードする場合には、図6(a)、(b)及び(c)に示すように、Webページデータに基づいて、データベース300に記録されているコンテンツデータの中から、アーティスト名、歌の名称など一のコンテンツデータを特定するための情報を表示部150に表示させつつ、表示制御部155及び操作部170と連動して操作部170から当該コンテンツデータを特定するための情報を入力させ、ユーザがダウンロードを希望する一のコンテンツデータを特定させる。
【0077】
また、ダウンロード処理部136は、特定されたコンテンツデータに基づいて、取得済みデータ量と、特定されたコンテンツデータをダウンロードした場合の残りのデータ量と、を表示させつつ、ダウンロードを確認させるための画像であって、操作部170によってダウンロードの実行開始を選択可能に形成された画像を表示部150に表示させる。
【0078】
そして、ダウンロード処理部136は、操作部170によってダウンロードの実行開始が選択された場合には、Webページデータを介して管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300からダウンロードを開始し、記録管理部132と連動してダウンロードしたコンテンツデータをデータ記憶部120に記憶するようになっている。
【0079】
特に、本実施形態においては、ダウンロード処理部136は、ダウンロードの実行開始が選択された場合には、データベース300におけるコンテンツデータをダウンロードするためのURLに基づいて当該コンテンツデータをダウンロードするようになっている。
【0080】
一方、指標情報ダウンロード処理の場合には、ダウンロード処理部136は、指標情報が表示部150に表示された場合であって、表示された指標情報における一の種別データが選択された場合に、Webページデータを介して管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300に記録され、予め定められた推奨するコンテンツデータの内容(すなわち、名称、データ量またはコンテンツを紹介するための内容情報)を、操作部170によって選択可能に表示部150に表示させるようになっている。
【0081】
そして、ダウンロード処理部136は、表示されたコンテンツデータの中から、一のコンテンツデータにおけるダウンロードの実行を開始すると、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、記録管理部132と連動してデータベース300からコンテンツデータをダウンロードするようになっている。
【0082】
特に、ダウンロード処理部136は、Webページデータに基づいて、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300に登録されてから一定期間内であることを示す新着情報(その順番を示す新着順の情報も含む)、人気ランキングや満足度ランキングなどのランキング情報、コンテンツデータの登録順、または、データ記憶部120に記憶されたコンテンツデータの履歴などの属性に関する情報(以下、「属性情報」ともいう。)に基づいて、データベース300に記録され、予め定められた推奨するコンテンツデータを抽出し、抽出したコンテンツデータにおける内容情報を、操作部170によってダウンロード可能に表示部150に表示するようになっている。
【0083】
なお、履歴とは、コンテンツデータのジャンルなど、データ記憶部120に記憶されたコンテンツデータの属性と名称とから構成されるダウンロード順の情報であり、ダウンロード処理部136は、当該各履歴と一致する属性、多くの履歴と一致する属性、各履歴と類似する属性など所定の条件に合致するデータベース300に記録されている各コンテンツデータを、操作部170によって選択可能に表示部150に表示するようになっている。
【0084】
例えば、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理を実行する場合であって絵文字データをダウンロードする場合には、図7に示すように、データベース300に記録されているコンテンツデータの中から、複数のコンテンツデータをダウンロード選択可能にWebページデータとして表示部150に表示するようになっている。
【0085】
また、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一のコンテンツデータが選択された場合には、当該Webページデータに基づいて管理サーバ装置200と通信を行いつつ、データベース300から該当するコンテンツデータのダウンロードを開始するようになっている。
【0086】
そして、記録管理部132と連動してダウンロードしたコンテンツデータをデータ記憶部120に記憶するようになっている。特に、本実施形態においては、ダウンロード処理部136は、ダウンロードの実行開始が選択された場合には、データベース300におけるコンテンツデータをダウンロードするためのURLに基づいて当該コンテンツデータをダウンロードするようになっている。
【0087】
<管理サーバ装置>
次に、本実施形態の管理サーバ装置200について説明する。
【0088】
管理サーバ装置200は、主にCPU、ROM、RAM及びハードディスクによって構成され、携帯用電話機100との間においてデータの授受を行うための通信機能を有している。また、管理サーバ装置200は、データベース300の管理と当該データベース300に記録されているコンテンツデータの管理、及び、各携帯用電話機100毎にデータベース300からダウンロードしたデータに基づく課金管理を行う。例えば、ROMには、各機能を実行するための制御情報が記録されるとともに、ハードディスクには、制御プログラムまたはOS(Operating System)などの各種プログラムが記録されている。また、CPUは、ハードディスクに記録されたプログラムを実行することにより、上述の各種の機能を実現し、RAMは、ワークエリアとして用いられる。
【0089】
特に、管理サーバ装置200は、通信機能としては、各携帯用電話機100における検出処理の実行指示、コンテンツデータのダウンロードの要求指示を受信した際に、当該携帯用電話機100との通信回線を確立し、データベース300の検索及びコンテンツデータの検出、または、該当するコンテンツデータのデータベース300からの携帯用電話機100への送信を実行するようになっている。
【0090】
また、管理サーバ装置200は、上記のように各携帯用電話機100毎に実行された設定処理に基づいて、各携帯用電話機100の識別情報(以下、「ユーザID」という。)及び設定された設定データ量を取得し、図示しない課金サーバ装置によってユーザID毎の課金指示を実行するようになっている。
【0091】
なお、図示しない課金サーバ装置においては、ユーザIDに基づいて携帯用電話機100を契約しているユーザに対して設定データ量に基づいて、クレジットカード払い手続きに関する処理、銀行からの請求額の引き落としに関する処理、請求書を発行するための処理などユーザに対して設定データ量に対する料金の支払いに関する各種の処理が実行される。また、本実施形態においては、設定データ量が設定されれば、たとえ、当該設定データ量に相当するデータをデータベース300から取得しなかったとしても、当該設定データ量に基づく課金処理は実行されるようになっている。
【0092】
<データベース>
次に、本実施形態におけるデータベース300について説明する。
【0093】
データベース300には、URLに対応付けられて各種のコンテンツデータが記憶されている。また、各コンテンツデータには、電子メールで使用可能な絵文字データ、待ち受け用の携帯用電話機100の表示画面に表示するための待ち受けデータなどの画像データ(静止画像及び動画像を含む)、音データ(メロディデータ、歌データ及びボイスデータを含む)、辞書データ、ゲームプログラム、電子書籍データ、または、これらの複合的なデータの他に、これらの種別を示す種別情報と、各種の属性情報が含まれる。特に、属性情報には、データベース300に登録されてから一定の期間内である「新着」を示す新着情報、人気ランキングや満足度ランキングなどのランキング情報などの各情報が含まれる。
【0094】
また、データベース300においては、管理サーバ装置200の制御に基づいて、記録されている各コンテンツデータ検索されるとともに、該当するデータが読み出されて携帯用電話機100に送信するようになっている。
【0095】
<ダウンロード処理>
次に、図8を用いて本実施形態おける通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理を含むダウンロード処理の動作について説明する。なお、図8は、本実施形態のダウンロード処理の動作を示すフローチャートである。
【0096】
本動作においては、既に、設定データ量を設定する設定処理が実行されているとともに、少なくとも事前に一回の通常ダウンロード処理が実行されているものとする。また、設定データ量及び取得済みデータ量の各データがそれぞれデータ記憶部120に記憶されているものとする。
【0097】
まず、操作部170の操作によってダウンロードアプリが起動されると(ステップS101)、取得可能データ量算出処理部133は、データ記憶部120に記憶された設定データ量からデータ記憶部120に記録されている取得済みデータ量を減算し、取得可能データ量を算出する(ステップS102)。
【0098】
次いで、取得可能データ量算出処理部133は、Webページデータに基づいて、算出された取得可能データ量を表示部150に表示させつつ、操作部170によって選択可能な指標情報ダウンロード処理の実行開始指示を有する表示を行う(ステップS103)。
【0099】
次いで、ダウンロード処理部136が、操作部170によって指標情報ダウンロード処理が選択されたか否かを判断する(ステップS104)。このとき、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理が選択されたと判断した場合には、ステップSS105の処理に移行する。また、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理とは異なる通常ダウンロード処理が指示された場合には、通常ダウンロード処理の実行を開始して(ステップS105)本動作を終了させる。なお、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理を開始すると、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200及びデータベース300と連動し、URLに基づいて所定のコンテンツデータをダウンロードし、当該ダウンロードしたコンテンツデータをデータ記憶部120に記憶する。
【0100】
次いで、ステップS104の処理において、ダウンロード処理部136が、操作部170によって指標情報ダウンロード処理が選択されたと判断した場合には、検出処理部134は、データベース300を検索して取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する(ステップS106)。具体的には、検出処理部134は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索する。そして、検出処理部134は、各コンテンツデータに対応付けて記憶されている種別情報に基づいて、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する。
【0101】
次いで、指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成し、表示制御部155の制御の下、Webページデータによって表示部150に生成した指標情報を表示する(ステップS107)。例えば、指標情報生成処理部135は、図4(a)または(b)に示すような各種別を操作部170によって選択可能なグラフデータGを生成して指標情報として表示する。
【0102】
次いで、ダウンロード処理部136は、表示された指標情報における何れか一のコンテンツデータの種別が選択された否かを判断し(ステップS108)、何れか一の種別が選択されたと判断した場合には、ステップS109の処理に移行し、その他の操作が実行されたと判断した場合には、本動作を終了させる。
【0103】
次いで、ステップS108の処理において、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一の種別表示が選択されたと判断した場合には、Webページデータに基づいて、予め定められた推奨する複数のコンテンツデータを操作部170によって選択可能に表示部150に表示させる(ステップS109)。
【0104】
次いで、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一のコンテンツデータが選択されたか否かを判断し(ステップS110)、一のコンテンツデータが選択されたと判断した場合には、ステップS111の処理に移行し、何れのコンテンツデータが選択されなかったと判断した場合には、本動作を終了させる。例えば、何れのコンテンツデータが選択されなかったと判断する場合には、推奨する複数のコンテンツデータが表示部150に表示されてから所定の時間経過した場合、当該表示が中止された場合、または、一のコンテンツデータを選択する以外の操作が入力された場合などである。
【0105】
次いで、ダウンロード処理部136は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200と通信を行いつつ、記録管理部132と連動してデータベース300からコンテンツデータをダウンロードしてデータ記憶部120に記憶し(ステップS111)、本動作を終了させる。
【0106】
<作用効果>
以上、本実施形態の携帯用電話機100は、予め取得すべきコンテンツデータのデータ量を設定することができるので、ユーザがコンテンツデータを取得する前に購入金額を認識することができるとともに、当該ユーザによって容易に課金管理を行うことができる。また、携帯用電話機100は、取得可能なデータ量以下のコンテンツデータに関する指標情報を表示させることができるので、コンテンツデータを取得する前にデータ量を購入した場合に、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。したがって、本実施形態の携帯用電話機100は、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0107】
本実施形態の携帯用電話機100は、新着情報またはユーザのダウンロード履歴などの属性情報に基づいて、推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報が表示されるので、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げることができる。
【0108】
本実施形態の携帯用電話機100は、指標情報における一のコンテンツデータの種別が選択された場合に、属性情報に基づいて推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報をも提示することができるので、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるとともに、提示するコンテンツデータに関してユーザの嗜好を反映させることができる。
【0109】
また、本実施形態の携帯用電話機100は、例えば、ブラウジング機能を用いることによってデータベース300から取得すべきコンテンツデータの設定データ量を容易に設定することができる。
【0110】
また、本実施形態の携帯用電話機100は、データベース300から取得すべきコンテンツデータの設定データ量をユーザが任意に設定することができるので、利便性を向上させることができるとともに、指標情報に基づいてコンテンツデータを効率的に選択及び取得させることができる。
【0111】
<変形例>
次に、図9を用いて本実施形態の変形例について説明する。
【0112】
本実施形態の指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、円グラフまたは棒グラフのグラフデータGを指標情報として生成し、当該指標情報を有するWebページデータを表示部150に表示するようになっているが、データ記憶部120に既に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、データベース300に記憶されているコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、指標情報、例えば、グラフデータGを生成するようにしてもよい。例えば、指標情報生成処理部135は、データ記憶部120に既に記憶されたコンテンツデータの種別、または、過去一月または過去一年に取得して記録されたコンテンツデータの種別と一致する種別のコンテンツデータのデータ数を指標情報として生成するようにしてもよい。ただし、この指標情報は、属性情報によって特定されたコンテンツデータの種別における全データ数を100%として生成される。
【0113】
さらに、指標情報生成処理部135は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、単純な指標情報を生成するとともに、上述したユーザが既に取得してデータ記憶部120に記憶されたコンテンツデータの種別によって、すなわち、当該記憶されたコンテンツデータの属性情報によって指標情報(属性情報を加味した指標情報)を生成してもよい。この場合に、表示制御部155は、図9に示すように、表示部150に2つの指標情報(単純な指標情報G1と属性情報を加味した指標情報G2)を比較可能に表示させる。したがって、視覚的にかつ客観的に取得済み、または、未取得のコンテンツデータを把握すること、及び、それに基づいて、コンテンツデータを選択することができる。ただし、図9は、2つの指標情報を表示部150に並列表示させているが、一の指標情報を操作部170の操作に基づいて切り替えてもよい。また、図9においては、2つの指標情報を円グラフで表するようなっているが、棒グラフで表示しても良い。
【0114】
上述の実施形態においては、携帯用電話機100にコンテンツデータをダウンロードさせるようになっているが、携帯用電話機100に代えて、パーソナルコンピュータ、ゲーム機やPDAなどの情報端末装置にダウンロードさせてもよい。
【0115】
上記のデータベース300は、管理サーバ装置200に組み込まれていてもよいし、また、コンテンツデータにおいては、複数のデータベース300に分けて記録されていてもよい。
【0116】
[第2実施形態]
次に、図10〜図12の各図を用いて本発明に係るネットワークシステム10の第2実施形態について説明する。
【0117】
本実施形態においては、第1実施形態において、携帯用電話機100がダウンロードアプリを実行することによってダウンロード処理及びその他の各処理を実行している点に代えて、管理サーバ装置200の管理の下に、Webページデータの通信機能に基づいて通信を行いつつ、ダウンロード処理などの各処理を実行する点に特徴がある。なお、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0118】
<管理サーバ装置>
次に、図10を用いて本実施形態の管理サーバ装置200について説明する。なお、図10は、本実施形態の管理サーバ装置200の構成を示すブロック図である。
【0119】
管理サーバ装置200は、主にCPU、ROM、RAM及びハードディスクによって構成され、携帯用電話機100との間においてデータの授受を行うための通信機能、データベース300の管理、各携帯用電話機100毎にデータベース300からダウンロードしたデータに基づく課金管理、並びに、各コンテンツデータの管理を行う。例えば、ROMには、各機能を実行するための制御情報が記録されるとともに、ハードディスクには、制御プログラムまたはOS(Operating System)などの各種プログラムが記録されている。また、CPUは、ハードディスクに記録されたプログラムを実行することにより、上述の各種の機能を実現し、RAMは、ワークエリアとして用いられる。
【0120】
特に、本実施形態の管理サーバ装置200は、ブラウザ機能が搭載された携帯用電話機100に各情報を閲覧させつつ、データ通信、及び、データ通信によって取得したデータに基づいて携帯用電話機100にデータベース300からコンテンツデータをダウンロードさせるための処理(以下、「ダウンロード制御処理」という。)を実行するようになっている。
【0121】
ダウンロード制御処理には、
(1)各携帯用電話機100が固有に有するユーザIDを用いて、各携帯用電話機100毎に、購入金額を提示しつつ、データベース300から取得すべきコンテンツデータの設定データ量を予め設定させる設定処理
(2)携帯用電話機100の指示に基づいて当該携帯用電話機100にコンテンツデータをダウンロードさせる通常ダウンロード処理、
(3)各携帯用電話機100毎であって、上記の設定処理後であって各携帯用電話機100がデータベース300からコンテンツデータをダウンロードする毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算し、積算した取得済みデータ量を管理する記録管理、
(4)携帯用電話機100からのユーザ指示に基づいて、当該携帯用電話機100における設定データ量からその記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータの取得可能データ量を算出する取得可能データ量算出処理、
(5)該当する携帯用電話機100において、算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出処理、
(6)該当する携帯用電話機100において、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報の基となる指標情報基データを生成し、当該生成された指標情報基データを当該携帯用電話機100に提供する指標情報基データ提供処理、及び
(7)指標情報基データに基づいてコンテンツデータを携帯用電話機100にダウンロードさせる指標情報ダウンロード処理、
の各処理が含まれる。
【0122】
具体的には、管理サーバ装置200は、各携帯用電話機100及びデータベース300と通信を行う通信インターフェース210と、Webページデータに基づく携帯用電話機100からの指示に基づいて、ダウンロード制御処理を実行するサーバ用データ処理部220と、図示しない課金処理を行う課金処理用のサーバ装置と連動して課金に関する情報を提供する課金処理部230と、を有している。
【0123】
なお、例えば、本実施形態における通信インターフェース210は、本発明の通信制御手段を構成し、サーバ用データ処理部220は、本発明の設定手段、積算手段、算出手段、検出手段及び提供手段を構成する。
【0124】
通信インターフェース210は、サーバ用データ処理部220の制御の下、ネットワークNを介して各携帯用電話機100またはデータベース300と通信回線を構築し、携帯用電話機100毎に予め定められたユーザID及びコンテンツデータなど種々のデータの授受を行う。特に、通信インターフェース210は、携帯用電話機100と、ネットワークNを介してURLによって指定されるアドレスを有するWebページデータの授受及び当該Webページデータを介して所定のデータの授受を行うための所定の通信制御を行うようになっている。
【0125】
サーバ用データ処理部220は、例えば、CPUその他のコンピュータを構成する各種のハードウェアから形成されているとともに、上述の設定処理、記憶管理、取得可能データ量算出処理、検出処理、指標情報基データ提供処理、通常ダウンロード処理、及び指標情報ダウンロード処理の各処理を実現するようになっている。例えば、サーバ用データ処理部220は、各種制御プログラムを実行しつつ、通信インターフェース210と連動して上述の各種の処理を実行する。
【0126】
なお、サーバ用データ処理部220は、Webページデータを用いて該当する携帯用電話機100と通信を行いつつ管理サーバ装置200においてコンテンツデータのダウンロードに関する上述の各処理を実行する点を除き、第1実施形態の端末用データ処理部130と同様の処理を実行するようになっている。
【0127】
課金処理部230は、図示しない課金処理を行う課金処理用のサーバ装置に、課金に関する情報、例えば、各携帯用電話機100毎の設定データ量及びユーザIDの各情報を提供し、課金処理用のサーバ装置に課金処理を実行させるようになっている。
【0128】
<ダウンロード制御処理>
次に、図11及び図12を用いて本実施形態において、管理サーバ装置200によって実行されるダウンロード制御処理の動作について説明する。なお、図11及び図12は、本実施形態のダウンロード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【0129】
本動作においては、既に、設定データ量を設定する設定処理が実行されているとともに、少なくとも一回の通常ダウンロード処理が実行されているものとする。また、設定データ量及び取得済みデータ量がそれぞれサーバ用データ処理部220に記憶されているものとする。
【0130】
まず、一の携帯用電話機100において、端末用制御管理部180が操作部170を介してコンテンツデータにおけるダウンロードの実行指示を受信すると(ステップS201)、端末用通信制御部110は、ユーザIDとともに管理サーバ装置200にコンテンツデータにおけるダウンロードの実行要求(以下、「ダウンロードの実行要求」という。)を送信する(ステップS202)。
【0131】
次いで、管理サーバ装置200において、通信インターフェース210が携帯用電話機100からダウンロードの実行要求を受信すると(ステップS301)、サーバ用データ処理部220は、ユーザIDに基づいて、記憶されている設定データ量から取得済みデータ量を減算し、取得可能データ量を算出する(ステップS302)。
【0132】
次いで、サーバ用データ処理部220は、通信インターフェース210を介して算出された取得可能データ量のデータとともに、通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理を実行するためのWebページデータを、ダウンロードの実行要求を送信した携帯用電話機100に送信する(ステップS303)。
【0133】
次いで、携帯用電話機100において、端末用通信制御部110が取得可能データ量のデータとともに通常ダウンロード処理及び指標情報ダウンロード処理を実行するためのWebページデータを受信すると(ステップS203)、表示制御部155は、表示部150に当該Webページデータを表示し、操作部170からの入力を待機する(ステップS204)。
【0134】
次いで、操作部170を介して所定の指示が入力されると(ステップS205)、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理か指標情報ダウンロード処理かを判断し(ステップS206)、通常ダウンロード処理と判断した場合には、ステップS207の処理に移行し、指標情報ダウンロード処理と判断した場合には、ステップS208の処理に移行する。
【0135】
ステップS206の処理においては、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理と判断した場合には、通常ダウンロード処理の実行を開始して(ステップS207)本動作を終了させる。なお、ダウンロード処理部136は、通常ダウンロード処理の実行の開始後は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200に通常ダウンロード処理の実行要求を送信しつつ、当該管理サーバ装置200及びデータベース300と連動し、第1実施形態と同様なコンテンツデータのダウンロードを実行する。
【0136】
また、ステップS206の処理において、ダウンロード処理部136は、指標情報ダウンロード処理と判断した場合には、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200に指標情報ダウンロード処理の実行要求を送信する(ステップS208)。
【0137】
次いで、管理サーバ装置200において、通信インターフェース210がWebページデータを送信した携帯用電話機100からの所定の要求を受信すると(ステップS304)、サーバ用データ処理部220は、当該要求が通常ダウンロード処理の開始要求か指標情報ダウンロード処理の開始要求かを判断する(ステップS305)。 サーバ用データ処理部220は、通常ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、ステップS306の処理に移行し、指標情報ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、ステップS307の処理に移行する。
【0138】
次いで、ステップS305の処理において、サーバ用データ処理部220は、通常ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、該当する携帯用電話機100及びデータベース300と連動し、第1実施形態と同様なコンテンツデータのダウンロードを実行し(ステップS306)、本動作を終了させる。
【0139】
また、ステップS305の処理において、サーバ用データ処理部220は、指標情報ダウンロード処理の開始要求であると判断した場合には、取得可能データ量算出処理部133によって算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータをデータベース300から検出する(ステップS307)。
【0140】
次いで、サーバ用データ処理部220は、検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報の基となる指標情報基データを生成し、通信インターフェース210を介して該当する携帯用電話機100に当該生成した指標情報基データを送信する(ステップS308)。
【0141】
最後に、サーバ用データ処理部220は、携帯用電話機100からの指示を待ってダウンロード処理または終了処理その他の処理を実行して(ステップS309)本動作を終了させる。
【0142】
他方、携帯用電話機100においては、端末用通信制御部110が指標情報基データを受信すると(ステップS209)、表示制御部155は、受信した指標情報基データに基づいて指標情報を生成し、Webページデータによって生成した指標情報を閲覧可能に表示する(ステップS210)。
【0143】
次いで、ダウンロード処理部136は、表示された指標情報における何れか一のコンテンツデータの種別が選択された否かを判断し(ステップS211)、何れか一の種別が選択されたと判断した場合には、ステップS212の処理に移行し、その他の操作が実行されたと判断した場合には、本動作を終了させる。
【0144】
次いで、ステップS211の処理において、ダウンロード処理部136は、操作部170によって一の種別表示が選択されたと判断した場合には、管理サーバ装置200の管理の下、Webページデータの通信機能に基づいて、当該選択された一の種別に属するコンテンツデータを閲覧させつつ、ユーザの指示に基づいて第1実施形態と同様に、ダウンロードを実行し(ステップ212)、本動作を終了する。具体的には、ダウンロード処理部136は、Webページデータの通信機能に基づいて、管理サーバ装置200と通信を行うとともに、予め定められた推奨する複数のコンテンツデータを操作部170によって選択可能に表示部150に表示させてダウンロードを実行する。
【0145】
<作用効果>
以上、本実施形態の携帯用電話機100は、第1実施形態の第1実施同様、課金を気にすることなく積極的にコンテンツデータを取得させることができるとともに、指標情報によってユーザにおけるコンテンツデータの選択の幅を広げ、かつ、効率的に取得させることができるので、ユーザに対してコンテンツデータの購入を促進させることができる。
【0146】
<変形例>
次に、本実施形態の変形例について説明する。
【0147】
上述の実施形態においては、携帯用電話機100にコンテンツデータをダウンロードさせるようになっているが、第1実施形態と同様に、当該携帯用電話機100に代えて、パーソナルコンピュータ、ゲーム機またはPDAなどの情報端末装置を用いてもよい。
【0148】
上記のデータベース300は、管理サーバ装置200に組み込まれていてもよいし、また、コンテンツデータにおいては、複数のデータベース300に分けて記録されていてもよい。
【0149】
また、上述のダウンロード制御処理において、取得可能データ量算出処理、検出処理及び指標情報提供処理を管理サーバ装置200で実行するようになっているが、当該管理サーバ装置200とデータの授受を実行し、全ての処理または一部の処理について携帯用電話機100に搭載されたアプリによって実行されてもよい。
【0150】
また、上述のダウンロード制御処理において、管理サーバ装置200が指標情報基データを携帯用電話機100に提供し、当該携帯用電話機100が提供された指標情報基データに基づいて表示部150に選択可能に指標情報表示するが、管理サーバ装置200が、指標情報を生成して該当する携帯用電話機100に送信するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0151】
B … バス
10 … ネットワークシステム
100 … 携帯用電話機
110 … 端末用通信制御部
120 … データ記憶部
130 … 端末用データ処理部
131 … 設定処理部
132 … 記録管理部
133 … 取得可能データ量算出処理部
134 … 検出処理部
135 … 指標情報生成処理部
136 … ダウンロード処理部
140 … 撮像カメラ部
150 … 表示部
155 … 表示制御部
160 … 機能制御部
170 … 操作部
180 … 端末用制御管理部
190 … ROM/RAM
200 … 管理サーバ装置
210 … 通信インターフェース
220 … サーバ用データ処理部
230 … 課金処理部
300 … データベース
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置において、
ネットワークを介して前記データベースと通信を行う通信手段と、
前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段と、
前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段と、
所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、
前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、
前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段と、
前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする通信端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信端末装置において、
前記表示制御手段が、操作手段によって前記表示手段に表示された指標情報における一の種別が選択された場合に、当該選択された種別に属し、取得が推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報を前記表示手段に表示する、通信端末装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の通信端末装置において、
前記データベースから取得したコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに記録される前記記録手段を更に有し、
前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する、通信端末装置。
【請求項4】
請求項3に記載の通信端末装置において、
前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて生成された単純な指標情報と、当該検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて生成された属性情報を加味した指標情報と、をそれぞれ生成し、
前記表示制御手段が、前記単純な指標情報と前記属性情報を加味した指標情報を比較可能に前記表示手段に表示させる、通信端末装置。
【請求項5】
請求項1〜3の何れか一項に記載の通信端末装置において、
前記設定手段が、取得可能なコンテンツデータのデータ量を任意に設定することが可能に形成されている、通信端末装置。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載の通信端末装置において、
前記指標情報に基づいて前記データベースからコンテンツデータを取得する取得手段を更に備える、通信端末装置。
【請求項7】
通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するサーバ装置であって、
ネットワークを介して前記データベースと前記通信端末装置との通信制御、並びに、当該通信端末装置及び当該データベースとの通信を実行する通信制御手段と、
前記通信端末装置毎に、各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定手段と、
各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段と、
所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、
前記通信端末装置からの指示に基づいて、前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、
前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を表示するための情報を該当する通信端末装置に提供する提供手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツデータ提供用サーバ装置。
【請求項8】
取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置にて実行されるプログラムであって、
前記通信端末装置を、
ネットワークを介して前記データベースと通信を制御する通信手段、
前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段、
前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段、
所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段、
前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段、
前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段、
前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とする通信端末装置用プログラム。
【請求項9】
通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するプログラムであって、
前記サーバ装置または前記通信端末装置の何れか一方を、
各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定制御手段、
各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段、
所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として演算する演算手段、
前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を解析する解析手段、
前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を該当する通信端末装置に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツデータ提供プログラム。
【請求項1】
取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置において、
ネットワークを介して前記データベースと通信を行う通信手段と、
前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段と、
前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段と、
所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、
前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、
前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段と、
前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする通信端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信端末装置において、
前記表示制御手段が、操作手段によって前記表示手段に表示された指標情報における一の種別が選択された場合に、当該選択された種別に属し、取得が推奨されるコンテンツデータの内容を示す内容情報を前記表示手段に表示する、通信端末装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の通信端末装置において、
前記データベースから取得したコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに記録される前記記録手段を更に有し、
前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する、通信端末装置。
【請求項4】
請求項3に記載の通信端末装置において、
前記生成手段が、前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて生成された単純な指標情報と、当該検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数と、既に記録手段に記憶されているコンテンツデータの属性情報と、に基づいて生成された属性情報を加味した指標情報と、をそれぞれ生成し、
前記表示制御手段が、前記単純な指標情報と前記属性情報を加味した指標情報を比較可能に前記表示手段に表示させる、通信端末装置。
【請求項5】
請求項1〜3の何れか一項に記載の通信端末装置において、
前記設定手段が、取得可能なコンテンツデータのデータ量を任意に設定することが可能に形成されている、通信端末装置。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載の通信端末装置において、
前記指標情報に基づいて前記データベースからコンテンツデータを取得する取得手段を更に備える、通信端末装置。
【請求項7】
通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するサーバ装置であって、
ネットワークを介して前記データベースと前記通信端末装置との通信制御、並びに、当該通信端末装置及び当該データベースとの通信を実行する通信制御手段と、
前記通信端末装置毎に、各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定手段と、
各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段と、
所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段と、
前記通信端末装置からの指示に基づいて、前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段と、
前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を表示するための情報を該当する通信端末装置に提供する提供手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツデータ提供用サーバ装置。
【請求項8】
取得したコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムを利用し、データベースから前記コンテンツデータを取得する通信端末装置にて実行されるプログラムであって、
前記通信端末装置を、
ネットワークを介して前記データベースと通信を制御する通信手段、
前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定する設定手段、
前記データベースから前記コンテンツデータを取得する毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として記録手段に記録する記録制御手段、
所定のタイミングに、前記設定データ量から前記記録手段に記録されている取得済みデータ量を減算して取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として算出する算出手段、
前記算出された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を検出する検出手段、
前記検出された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報を生成する生成手段、
前記生成された指標情報を表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とする通信端末装置用プログラム。
【請求項9】
通信端末装置に取得させたコンテンツデータのデータ量に応じて課金を行う課金システムにおけるサーバ装置において、データベースに記録されたコンテンツデータを利用可能に通信端末装置に提供するプログラムであって、
前記サーバ装置または前記通信端末装置の何れか一方を、
各通信端末装置に前記データベースから取得すべき前記コンテンツデータのデータ量を設定データ量として予め設定させる設定制御手段、
各通信端末装置によって前記データベースから前記コンテンツデータが取得される毎に、当該コンテンツデータのデータ量を積算して取得済みデータ量として各通信端末装置に対応させて記録手段に記録する積算手段、
所定のタイミングに、該当する前記通信端末装置の設定データ量から当該通信端末装置の前記記録されている取得済みデータ量を減算し、当該通信端末装置における取得可能なコンテンツデータのデータ量を取得可能データ量として演算する演算手段、
前記演算された取得可能データ量以下のデータ量から構成されるコンテンツデータを前記データベースから検索し、取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数を解析する解析手段、
前記解析された取得可能なコンテンツデータの種別毎のデータ数に基づいて、前記コンテンツデータを取得する際に指標となる指標情報または当該指標情報を該当する通信端末装置に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツデータ提供プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−80277(P2012−80277A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−222944(P2010−222944)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】
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