説明

通信網を介した結果予想ゲームサービス方法

本発明は、所定事件の結果を予想し、金銭またはサイバーマネーなどを賭けて進行する賭けゲームのような結果予想ゲームに関するもので、本発明によると、顧客が所定事件の結果を予想した後、所定事件の結果が導出された時、自分に支給されうる金額を予め決定し、結果を予想できる結果予想ゲームに関する技術が開示される。従って、本発明による場合、顧客に支給されうる金額が予め決定されるために、所定事件の進行と関係なく持続的に結果予想ゲームが楽しめながら、自分が意図しない金額が支給されることを防止できる新しい結果予想ゲームに関するサービス方法が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信網を介した結果予想ゲームサービス方法に関し、さらに詳しくは、少なくとも二以上の結果のいずれか一つの結果に帰結される所定事件の結果を予想する結果予想ゲームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
結果予想ゲームの代表的な例には、賭けゲームが挙げられる。賭けゲームは、メインゲーム、例えば、競馬のようなゲームに付随して実行されるゲームであり、観戦者間に競馬の結果を予想して賭けられるようにし、競馬の終了結果によって結果を当てた顧客に配当金を支給するゲームである。
このような賭けゲームは、移動通信や有無線インターネット網の発展によって通信網を利用して行われており、その代表的な例としては、大韓民国特許公開番号2001−0088616号(発明の名称:リアルタイム賭けが可能な通信網囲碁システム、以下、‘引用技術’という)の技術などがある。この引用技術は、囲碁サイトの一般接続者が開設された囲碁大局中継室に接続し、サイバーマネーを有して賭けができるようにした後、囲碁大局が終了すれば、賭け情報が入力された賭け情報貯蔵データベースから配当率を算定し、この算定配当率によって計算された配当金をサイバーマネーとして積み立てる技術を開示してある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の引用発明やオフライン上の競馬ゲームなどに付随して行われる賭けゲームでは、顧客が賭けた全ての賭け金を取り集めた後、配当率を算定する。そしてメインゲームの終了結果に応じて顧客に算定配当率によって配当金を支給する方法を使用する。
ところが、斯かる配当金の算定は、賭けが完了した後、全顧客の賭け金を取り集めて配当率を決定し、その配当率に従って配当金を算定するために、ある特定の顧客自分の意志とは関係がなく、配当率及び配当率に従う配当金が決定されてしまう。従って、顧客自分の賭けに関し、自分がどれ位の配当金を引き取るかなどについては、顧客の賭けが完了した後、分かるようになっているため、実際、賭けの途中に顧客自分の配当金を分からないことである。
【0004】
このような従来の賭けゲームは、全顧客の賭け金を取り集めて配当率を算定するために、メインゲームの開始前やメインゲームが開始された後、ゲーム進行過程中の序盤までのみ賭けられるようにするなどのように、賭け時期を限定するしかなかった。なぜならば、賭け時期の制約がなければ、メインゲームの結果予想が導出される時点で、賭けた者が、それより、先に賭けた者より有利になるしかなかったので、賭け時期を限定することを必須的なものであった。
【0005】
この理由により、実際の賭けゲームを楽しむことができる時間は限定されてしまうので、限定された時間後には賭けゲームを持続的に楽しむことができなかったことがあった。従って、賭け時期が終了してから、メインゲームの結果が出てくる時までには、退屈し、賭けゲームの興味が低減されてしまうことがある。さらに、このようなことから、リーグ戦などのように、長期間に亘って行われるゲームを賭けゲームのメインゲームにすることを難しくする要素である。
【0006】
また、大部分の顧客は高配当を狙い、賭けをすることになるが、従来の賭けゲームでは、自分の意志とは関係なく、配当率及び配当金が決定されるために、意図しない低配当にされうる蓋然性が大きく、賭けゲームの興味を低減させる問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法の第1例は、
接続された顧客を認証する認証段階;上記認証段階で認証された顧客が所定事件の結果を予想し、当該所定事件の結果に対する予想が当たった場合、特定金額に換算されうる媒介体を顧客が決定した金額で購入申請ができるように支援する申請ガイド段階;上記所定事件の結果が通報される結果受領段階;及び上記結果受領段階で受領された結果に応じて、所定事件の結果に対する予想を当てた顧客に、上記特定金額から手数料を引いた金額を支給する金額支給段階;を含むことを特徴とする。
【0008】
従って、顧客は自分が予想した結果が当たった場合に、いくらの金額が支給されるかがあらかじめ分かる。一方、このような方法によると、ある顧客の購入申請のあった時点に、他の顧客が所定事件の進行結果を当該時点で把握して対応または放置の要否を決定することができるため、所定事件の結果が導出される直前までに、媒介体に対する購入申請とそれによる取引確定がなされるようになり、顧客は時期の限定無しに媒介体に対する購入申請が可能になり、所定事件の結果が導出される直前までに結果予想ゲームを楽しめるようになった。
一例として、所定事件の結果が自明になる時点以前と以後を例に挙げると、結果が自明になる時点以前の購入申請は、取引が成立する可能性は高いが、結果が自明になる時点以後の購入申請は購入申請した者が、どのような結果を予想して購入申請をしたのか(購入申請した者が有利な結果を予想して購入申請をしたか、または、不利な結果を予想して購入申請をしたか)によって、それに対応する他者の購入申請が行われることになる。即ち、もし、購入申請した者が不利な結果を予想して購入申請をしたのであれば、それに対応する他者の購入申請が殺到することになるが、購入申請した者が不利な結果を予想して購入申請をしたのであれば、それに対応する他者の購入申請がないことになる。
【0009】
即ち、本発明によると、所定事件の結果が自明になる以前までに、結果予想ゲームを楽しめるようになることである。
また、 上記結果予想ゲームサービス方法は、上記申請ガイド段階で多数の顧客が媒介体に対する購入を申請し、特定顧客と他の顧客との結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客が申請した購入条件と他の顧客が申請した購入条件とが予め設定された条件を満たしていれば、特定顧客と他の顧客間との媒介体取引を確定取引確定段階を、さらに含むことを特徴とする。
【0010】
上記取引確定段階における、より具体的な例としては、 特定顧客が申請した購入額と他の顧客が申請した購入額とを合算した金額が上記した特定金額となれば、特定顧客と他の顧客と間の媒介体取引を確定することが挙げられる。
仮に、支給される金額がサイバー上で通用されるサイバーマネーの場合には、上記金額支給段階での手数料は0(ゼロ)であることが好ましい。
【0011】
また、本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法の第2例は、接続された顧客を認証する認証段階;上記認証段階で認証された顧客が所定事件の結果を予想し、当該所定事件の結果に対する予想が当たった場合、受け取ることができる配当金を決定して、賭けられるように支援する賭けガイド段階;上記所定事件の結果が通報される結果受領段階;及び上記結果受領段階で受領された結果に応じて、上記特定顧客と他の顧客の中所定事件の結果に対する予想を当てた顧客に、上記した配当金から手数料を引いた金額を支給する配当金支給段階;を含むことを特徴とする。
同様に、このような例による場合にも、顧客は自分が予想した結果が当たった場合に支給されうる配当金が予め分かり、また、所定事件が終了して結果が出てくる直前まで賭けられるため、顧客は、所定事件が進行される間、引続き結果予想ゲーム(賭けゲーム)が楽しめるようになる。
【0012】
また、上記結果予想ゲームサービス方法は、上記賭けガイド段階で多数の顧客が賭けを実行すれば、特定顧客と他の顧客の結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客の賭け条件と他の顧客の賭け条件とが予め設定された条件を満たしていれば、特定顧客と他の顧客と間の賭けを確定する賭け確定段階を、さらに含むことを特徴とする。
上記賭け確定段階の具体的な例としては、特定顧客と他の顧客との結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客の賭け金と他の顧客の賭け金とを合算した金額が上記した配当金となれば、特定顧客と他の顧客と間の賭けを確定することが挙げられる。
上記賭けガイド段階の具体的な例としては、上記認証段階で認証された顧客が所定事件の結果を予想し、それぞれの所定の配当率及び賭け金を決定することによって、配当金を決定するように支援し、このような場合、上記賭け確定段階は、上記申請ガイド段階で受け付けられた賭け金の中で上記所定の配当率により、相互の賭け関係が成立した賭け金を賭け確定させることが挙げられる。
【0013】
この時、顧客が配当率及び賭け金を決定する、さらに具体的な例としては、上記顧客の中から賭けを求める顧客が、少なくとも2つ以上の配当率中の少なくとも一つ以上の配当率を選択して入力できるように支援する段階;及び 上記で選択された配当率による賭けをして賭け金を入力できるように支援する段階;を含むことが挙げられる。
上記同様に、配当金として支給される金額がサイバー上で通用されるサイバーマネーの場合には、上記配当金支給段階での手数料は0(ゼロ)であるが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
<媒介体購入に関する例>
上述した本発明に係る第1例は、図1に示されるような結果予想ゲームをサービスするサーバーシステムによって具現され、このようなサーバーシステムは少なくとも一つ以上がサーバーによって結合されていてもよい。
図1を参照すれば、サーバーシステム100は、通信手段11、貯蔵手段12、認証手段13、申請ガイド手段14、取引確定手段15、算術手段16、結果受領手段17、金額支給手段18などで構成される。
【0015】
上記通信手段11は、通信網を介した通信を可能にすることによって、通信網を利用して接続する顧客端末機(コンピュータ、移動通信端末機等)等と通信できるようにし、通信網を介して結果予想ゲームサービスを提供できるようにする。
上記貯蔵手段12は、顧客の情報など結果予想ゲームを進行するのに必要な情報を貯蔵し、必要に応じて少なくとも一つ以上のデータベースを構築してある。即ち、顧客の認証情報が保存された認証データベース、顧客の保有金額に関する情報が保存された金額データベースなどのようなものである。ここで、金額データベースは顧客の決済手段の種類によって他の情報が記録されていることがあり、例えば、サイバーマネーや預けられた現金が決済手段の場合には、保有しているサイバーマネーや現金に対する情報が記録され、口座振替やカードを決済手段にする場合には銀行の口座番号やカード番号などの情報が記録される。
【0016】
上記認証手段13は、上記認証データベースに記録された情報に基づいて顧客を認証する。
上記申請ガイド手段14は、顧客の媒介体に対する購入を支援し、顧客が媒介体の購入額を決定して購入申請できるように支援する。ここで、媒介体は一種の債権、株式、またはサーバーシステム自主的に設定した花、チップ、くま人形のアバターなどが挙げられる。本実施例では説明の便宜のために、以下では媒介体を債権に想定して説明する。
【0017】
上記取引確定手段15は、顧客間の債権購入による条件が予め設定された条件を満たし、互いに対応されていれば、互いに対応する顧客間に債権購入に関する取引を確定する。例えば、aまたはb中の一つの結果に帰結される所定事件に対する結果を当てた時、200ウォンに換算された金額を支給されうる債権に対して、顧客Aが結果をaに予想して、60ウォンに購入申請をし、顧客Bが結果をbに予想して、140ウォンに購入申請を行えば、顧客Aと顧客Bと間の債権取引を確定することである。
上記算術手段16は、顧客の債権購入や顧客間の取引確定時に伴われる必要な算術を遂行する。
【0018】
上記結果受領手段17は、所定事件の結果を受領する。このような結果受領手段17は外部の通信媒体から受領するか、サーバーシステム100自体が実行するゲームなどの結果を受領する役割を果たす。
上記金額支給手段18は、相互間に取引が確定した顧客中で所定事件の結果を当てた顧客(以下、‘結果勝顧客’という)に媒介体に対する換算金額を支給する。
上記のような、サーバーシステム100で行われる結果予想ゲームサービス方法に対して、図2を参照して説明する。
【0019】
1.認証(S201)
上記認証手段11は、顧客端末機を介して接続した顧客を認証する。このような認証の一例としては、周知のように、認証データベースに記録された顧客のID及びパスワードなどと、顧客が顧客端末機を解して入力するID及びパスワードなどを互いに比較し、一致しているのか否かを判断する。
【0020】
2.申請ガイド(S202)
上記申請ガイド手段14は、認証された顧客が現在サーバーシステム100自体でサービスしているゲームまたは別個のオフライン上で行われているゲームに対する結果を予想し、ゲームの結果に対する予想が当たった場合、特定金額を受け取ることができる債権を顧客が任意的な価格に決定して購入申請をできるように支援する。以下では、ゲームの一例として囲碁を例に上げて説明する。
図3の画面は顧客端末機に表示される画面であり、現在サーバーシステム100でサービスする囲碁サービスによって現在進行中の囲碁対局室に顧客が入場した場合を示している。
【0021】
図3の画面で、顧客が現在進行中の大局に対する結果を予想し、債権に対する購入を申請できるように‘債権購入’メニュー31が右側中断に構成されている。
顧客は現在進行中の大局の勝者が誰になるかを予想した後、‘債権購入’メニュー31をクリックすれば、図4のポップアップ・ウィンドウが表示される。図4のポップアップ・ウィンドウには現在対局者の中から誰が勝者になるかを選択できるように表示する。
【0022】
顧客が両対局者(イ・セドル、チョ・フンヒョン)中のイ・セドル勝選択した後、‘確認'メニュー41をクリックすると、イ・セドルの勝利を条件とする図5のポップアップ・ウィンドウ(以下、’イ・セドル窓‘という)が表示される。イ・セドル窓には、現在イ・セドルの勝利を条件で購入申請された債権と販売申請された債権が表示されている。
本実施例では、債権一つの支給金額は200ウォンと想定する。また、顧客は少なくとも一つ以上の債権を購入できる。従って、顧客が支給金額が200ウォンの債権を所定個数を購入すれば、イ・セドルが勝利したとき、200ウォン×
顧客が購入した債権の個数の金額から所定の手数料(手数料は0(ゼロ)であってもよい)を引いた金額を獲得するようになる。
【0023】
図5のイ・セドル窓を、より詳細に説明すれば、現在イ・セドル勝利を条件とする債権購入申請は10ウォンから100ウォンの間で行われている。即ち、イ・セドルが勝利した場合に200ウォンを獲得できる債権が下限のン10ウォンに520個、・・・、80ウォンに260個、上限の90ウォンに300個の購入申請されている状況である。
また、イ・セドル窓で、販売欄にある数字はチョ・フンヒョン勝利に購入申請されている債権の個数を示している。
【0024】
即ち、図6を参照すれば、イ・セドルの勝利を選択した顧客端末機200には、図5のイ・セドル窓の図6(a)ウィンドウが起動し、チョ・フンヒョンの勝利を選択した顧客端末機にはチョ・フンヒョン勝利を条件とする図6(b)窓(以下、‘チョ・フンヒョン窓’という)が表示される。
このように、図6で参照されるように、イ・セドルの勝利を条件で債権を購入申請すれば、チョ・フンヒョン窓の販売欄にはイ・セドルの勝利を条件で債権を購入申請した内訳が表示される。
【0025】
例えば、図7で示されるように、最初のある顧客がイ・セドルの勝利を条件で90ウォンに10個の債権購入を申請すれば(支給金額の200ウォン−債権購入金額の90ウォン=)110ウォンの価格でチョ・フンヒョン窓の販売欄に表示される。即ち、特定顧客がイ・セドルの勝利を条件として所定金額で債権購入申請をすれば、当該特定顧客の購入申請は債権の金額である200ウォン−所定金額の条件で、チョ・フンヒョン窓に債権販売が成立する。従って、イ・セドル窓とチョ・フンヒョン窓の内容は図6のように、互いに対応的な内容を有する。
【0026】
イ・セドルの勝利を予見する顧客がイ・セドル窓で債権を購入しようとする購入額の購入欄をクリックすれば、図8のように購入しようとする債権の個数を入力できるウィンドウが表示される。顧客が個数を入力し、‘確認’メニュー81をクリックすれば、顧客の購入申請は通信網を介してサーバーシステム100に伝送され、当該サーバーシステム100の算術手段16は、新しい顧客の購入申請によって既存のデータに、新しく申請された購入申請の内容を追加する、必要な更新算術を遂行する。
【0027】
3.取引確定(S203)
多数の顧客が債権に対する購入を申請すれば、取引確定手段15は、特定顧客と他の顧客との結果予想が互いに異なり、且つ特定顧客が購入申請した条件と他の顧客が購入申請した条件とが予め設定された条件を満たしていれば、特定顧客と他の顧客と間の取引を確定する。
これを、さらに詳しく説明すると、例えば、図5のイ・セドル窓で特定顧客がイ・セドルの勝利を条件で90ウォンに100個の債権購入申請をすれば、現在のイ・セドルの勝利に90ウォンに販売留保されている債権(即ち、逆に言えば、チョ・フンヒョンの勝利に110ウォンに購入留保された債権)の個数がないので、取引確定は留保され、代わりに図9のように90ウォンで購入申請する購入欄に100個の購入申請が追加カウントされて、400に増加される。しかし、仮に顧客Aが図5のイ・セドル窓で、イ・セドルの勝利を条件で110ウォンに100個の購入申請をすれば、現在、イ・セドルの勝利に110ウォンに販売留保されている債権(即ち、逆に言えば、チョ・フンヒョン勝利に90ウォンに購入留保された債権)数が200であるので、取引が直ちに確定され得る。
【0028】
従って、顧客Aの購入申請によって顧客Aとチョ・フンヒョンの勝利を条件で90ウォンに200個の債権を購入申請した他の顧客と間の債権取引が確定し、これにより、顧客間の取引が確定した内容は図10の窓に表示されるように、イ・セドル窓に、110ウォンに販売留保された債権が100開に減算され表示される。従って、イ・セドル窓やチョ・フンヒョン窓における、購入と販売の債権数は互いに重複しない。なぜならば、互いに重複する場合には、直ちに取引が確定され、その内容が賭け窓から消滅されるからである。
また、チョ・フンヒョン勝利を条件で90ウォンに200個の債権を購入申請した他の特定顧客は一人となっていてもよく、二人以上となっていてもよく、部分的な個数だけの取引が確定してもよい。例えば、顧客Aがチョ・フンヒョンの勝利を条件で90ウォンに100個の債権を購入申請し、顧客Bがチョ・フンヒョンの勝利を条件で90ウォンに100個の債権を購入申請した場合に、総200個の債権がチョ・フンヒョンの勝利を条件で90ウォンに購入申請されている。この時、特定顧客がイ・セドルの勝利を条件で110ウォンに90個の債権を購入申請すれば、総200個の確定保留された債権中の90個が減算され、110個が残るようになる。ここで、特定顧客と取引確定する顧客を選択しうる方法は、いくつかの例があり、その例として、顧客Aと顧客B中、まず、債権購入を申請した顧客に決める方式で解決してもよい。即ち、顧客Aが債権購入を、まず、申請したとするならば、顧客Aの100個の債権購入申請中の90個は取引確定され、10個は確定保留された状態となり、顧客Bの100個の購入申請は持続的に確定保留される。このように、1名の顧客は支給金額が200ウォンの債権を少なくとも一つ以上購入でき、このような場合、取引確定は購入申請された債権数別に行われることが好ましい。
【0029】
このように、顧客間の取引は特定顧客の債権に対する購入額と他の顧客の債権に対する購入額とを合算した金額が債権に対する支給金額となった時に確定する。
一方、サーバーシステム自主的に顧客との債権取引を遂行することができる。この場合には、顧客間に債権取引を確定させるための別途の段階、即ち、取引確定段階を備える必要がなく、段階(S203)は省略することができる。なぜならば、顧客が債権購入を申請すれば、直ぐにサーバーシステムとの債権取引に対する確定が決まるからである。
【0030】
4.結果受領(S204)
結果受領手段17は結果を通報する側から伝送される結果を受領する。例えば、囲碁がオフライン上で行われている場合には、オフライン上の囲碁結果に対する管理者の入力を受領するか、サーバーシステム100自体で行われる場合には、サーバーシステム100から自主的に確認される大局の結果を受領してもよく、またはインターネット上の他のサーバーから自動的にサーバーシステム100に伝送される結果を受領していてもよい。
【0031】
5.金額支給(S205)
金額支給手段18は結果受領手段17によって受領された結果に応じて、囲碁の結果に対する予想を当てた結果勝顧客が購入した債権に該当する支給金額から手数料を引いた金額を結果勝顧客に支給する。
例えば、特定顧客がイ・セドル勝利に50個の債権を1個当り60ウォンに購入申請し、他の顧客がチョ・フンヒョン勝利に50個の債権を1個当り140ウォンに購入申請して、特定顧客と他の顧客と間の取引が確定したとすれば、イ・セドルが勝利した場合、金額支給手段18は特定顧客に10000ウォンから手数料引いた金額を支給し、他の顧客には支給しない。また、支給金額がサイバー上のポイントの場合には、サーバーシステム100内で金額の支給が全てなされるが、実際現金の場合には周知するようなインターネット現金決裁サービスルートを解して支給することができる。ここで、支給金額がサイバー上のサイバーマネーの場合には、金銭を有して行う賭博性のゲームでなく、単純にサイバーマネーで遊戯するゲームに過ぎないので、支給金額から引いた手数料を0(ゼロ)にすることも好ましい。
【0032】
一方、本実施例では、金額支給時に手数料を引く方法を採用するが、応用によっては、サーバーシステム100で顧客が取引が確定する時点で手数料を引くことができる。このような場合には、取引確定のために予め設定された条件が変わることもある。即ち、例えば、顧客Aがイ・セドルの勝利を条件で110ウォンに債権購入申請をすれば、チョ・フンヒョンの勝利を予想する顧客Bの窓にはチョ・フンヒョン販売欄に110ウォンで購入しうる条件で表示され、顧客Bが110ウォンに債権購入申請をすれば、顧客Aと顧客Bと間の取引を確定させるものでる。結果勝顧客は債権が換算金額である200ウォン支給されることなり、結果的にサーバーシステムでは取引確定時点で顧客Aと顧客Bから20ウォンの手数料を取ることになる。即ち、結果勝顧客が獲得する債権額に手数料を合算した金額ほどを顧客が充足させなければ、顧客間に取引が確定できなくなる。
このように取引確定段階で手数料を引く場合には、金額支給段階での手数料は0(ゼロ)にするのが好ましい。
【0033】
一方、図12は、上記用な第1の実施例に係る結果予想ゲームサービスにおいて、囲碁の結果に対する予想数が3つ以上がある場合の例を示している。
例えば、囲碁王杯のように、複数の人から最後の勝者を選び出す場合には、導出されうる結果の予想が少なくとも3つ以上があり、このような例を参照して以下のように説明する。
【0034】
囲碁王杯の本戦に進出した囲碁棋士をチョ・フンヒョン、イ・セドル、イ・チャンホ、チョイ・チョルハンの4人に想定して説明してみる。
債権は自分の予想が当たった場合、400ウォンの金額が支給されるように想定する。
【0035】
現在、図12の各図表には確定保留された内容が表示されている。
図12で、現在チョ・フンヒョン勝利を条件とする債権購入申請が下限0ウォン〜上限100ウォン範囲、イ・セドル勝利を条件とする債権購入申請は下限10〜上限90ウォンの範囲、イ・チャンホ勝利を条件とする債権購入申請は下限10ウォン〜上限120ウォンの範囲、チョイ・チョルハン勝利を条件とする債権購入申請は下限10ウォン〜上限80ウォンの範囲内で確定留保された状態にある。
【0036】
一方、チョ・フンヒョン窓、イ・セドル窓、イ・チャンホ窓、チョイ・チョルハン窓の各販売欄に表示される数について説明する。
まず、チョ・フンヒョン窓を例に上げて説明すれば、販売欄の下限販売数である200は、イ・セドル、イ・チャンホ、チョイ・チョルハンの勝利を条件で購入申請した上限の購入申請内容中で最小の購入数により販売数が決定され表示される。即ち、現在イ・セドル窓の上限購入は90ウォン、イ・チャンホ窓の上限購入は120ウォン、チョイ・チョルハン窓の上限購入は80ウォンで取引確定が保留された状態で行われている。これらのイ・セドル窓、イ・チャンホ窓、チョイ・チョルハン窓の上限購入の購入額を全部が合算すれば、290ウォンになる。従って、特定顧客がチョ・フンヒョンの勝利を条件で110ウォンに債権購入を申請すれば、このようなチョ・フンヒョン勝利を条件とする110ウォンの債権購入申請は、現在のチョ・フンヒョン窓で最も上限の債権購入申請になるものであり、イ・セドル窓、イ・チャンホ窓、チョイ・チョルハン窓の上限購入と特定顧客が申請した110ウォン上限購入とを合算すれば、400ウォンになるので、このような上限購入申請した顧客間に債権取引が確定する。即ち、特定顧客がチョ・フンヒョンの勝利を条件として110ウォンの債権購入申請をすれば、申請と同時に取引確定となる。ところが、このような特定顧客の債権購入数がどの線までいくかについて見ると、図12で、現在イ・セドル窓の上限購入数は200、イ・チャンホ窓の上限購入数は400、チョイ・チョルハン窓の上限購入数は370である。従って、特定顧客がチョ・フンヒョンの勝利を条件として110ウォンに500個の債権購入申請をしても、イ・セドル、イ・チャンホ、チョイ・チョルハン窓中の上限購入数が最低のイ・セドル窓の上限購入数が200に過ぎないため、200位が直ちに確定され、各窓に表示される内容は図13の窓でのように変わる。図13で、チョ・フンヒョン窓の上限購入が110ウォンに300個、イ・セドル窓の上限購入が80ウォンに120個、イ・チャンホ窓の上限購入が120ウォンに200個、チョイ・チョルハンの上限購入が80ウォンに170個に変わる。従って、図13で各窓の全ての上限購入額を合算しても390ウォンになるので、取引がこれ以上確定しなくなる。
【0037】
そこで、図12を参照すると、チョ・フンヒョン窓の販売欄に表示される下限販売数は図12の状態で現在イ・セドル窓、イ・チャンホ窓、チョイ・チョルハンの窓の上限購入中の最小の購入数を基準に表示される。
続いて、チョ・フンヒョン窓の販売欄に表示される下限(110ウォン)次の下限(120ウォン)販売数は、チョ・フンヒョン窓の下限(110ウォン)販売数が、全ての取引が確定されていることを基準にして表示される。即ち、図12のチョ・フンヒョン窓で、下限(110ウォン)販売数が、全ての取引が確定された時には、図13の窓で参照できるように、図13のイ・セドル窓、イ・チャンホ窓、チョイ・チョルハン窓の上限購入申請中で最小の販売数を有するイ・セドル窓の120個が図12の下限(110ウォン)次の下限(120ウォン)の販売数で表示される。このような方式で計算されて130ウォン〜390ウォンの販売数も決定される。
【0038】
同様に、イ・セドル窓、イ・チャンホ窓、チョイ・チョルハン窓の場合にも、チョ・フンヒョン窓と同じ方式で販売数が決定され表示される。
一方、図12のような状況で、特定顧客がチョ・フンヒョンの勝利を条件で110ウォンに購入申請をすれば、200個の限度内で直ちに取引確定が決まる。
例えば、顧客がチョ・フンヒョンの勝利を条件で110ウォンに500個の購入申請をすれば、200個は即時確定が決まり、図13のように、チョ・フンヒョン窓の110ウォン購入欄には300個の個数が確定保留されていることが表示される。このような新しい結果は、それぞれイ・セドル、イ・チャンホ、チョイ・チョルハンの勝利を条件とする窓に反映される。従って、イ・セドルの勝利を条件とする窓には、取引確定が留保された購入上限が80ウォンで表示され、直ちに取引が確定する販売下限は90ウォンになり、販売債権数は170になる。また、イ・チャンホの確定留保された購入上限は120ウォンを維持し、直ちに取引が確定される販売下限は130ウォンに債権数120個に、チョイ・チョルハンの留保された購入上限は80ウォンを維持し、直ちに取引が確定する販売下限は90ウォンに債権数120開に変更される。このような算術は算術手段からリアルタイムで行われる。
【0039】
その後、予想を当てた結果勝顧客は自分が購入申請して取引が確定した債権購入数に債権1個当り換算される400ウォンの金額を乗じた金額を獲得することができる。
<賭けに関する例1>
本実施例は、顧客が所定事件の結果を予想して賭けをした後、自分の予想が当たった場合、自分が予め決定した配当金を支給されうる結果予想ゲームの一例である賭けゲームに関するものである。
【0040】
もちろん、このような賭けゲームも賭けゲームをサービスするサーバーシステムによって具現可能である。
図16を参照すれば、サーバーシステム1600は、通信手段141、貯蔵手段142、認証手段143、賭けガイド手段144、賭け確定手段145、算術手段146、結果受領手段147、配当金支給手段148などで構成される。
【0041】
上記通信手段141は、通信網を用いて接続する顧客端末機等と通信できるようにして通信網を介した結果予想ゲームサービスを提供できるようにする。
上記貯蔵手段142は、顧客の情報など結果予想ゲームを進行するのに必要な情報を貯蔵する。
上記認証手段143は、接続した顧客を認証する。
【0042】
上記賭けガイド手段144は、顧客が配当金を決定して賭けられるように支援する。
上記賭け確定手段145は、顧客間の賭けで予め設定された条件を満たす顧客間の賭けを確定する。
【0043】
上記算術手段146は、顧客の賭け申請や賭け確定等で発生される算術を遂行する。
上記結果受領手段147は、所定事件の結果を受領する。
【0044】
上記配当金支給手段148は、賭けが確定された顧客中の所定事件の結果を当てた顧客に配当金を支給する。
以下では、上記したサーバーシステム1400で行われる本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法に対する実施例について、囲碁ゲームを例に上げて、図15のフローチャート及び参照図を参照して詳細に説明する。
【0045】
1.認証(1501)
認証手段(43は、顧客端末機を利用して接続された顧客を認証する。
【0046】
2.賭けガイド(S1502)
上記賭けガイド手段144は認証された顧客が現在サーバーシステム1400自体でサービスしている囲碁または別個のオフライン(OFF-LINE)上で行われている囲碁に対する結果を予想して賭けられるように支援する。
このような賭けガイド例について、図16〜図24を参照して説明する。
【0047】
図16の画面はサーバーシステム1400において、直接サービスする囲碁サービスで進行中の囲碁対局室に顧客が入場した場合を示す。
図16の画面で顧客が現在進行中の大局に対する結果を予想して賭けられるように‘賭け’メニュー161が右側中断に構成されている。
【0048】
顧客は現在進行中の大局の勝者が誰になるかを予想した後、‘賭け’メニュー161をクリックすれば、図17のポップアップ・ウィンドウが表示される。図17のポップアップ・ウィンドウには現在対局者の中から誰が勝者になるのかを選択できるように表示する。
顧客Aが量対局者(イ・セドル、チョ・フンヒョン)中でイ・セドル勝選択すれば、図18の賭け窓が表示される。図18の賭け窓には、顧客が配当金を決定して賭けられるようになっている。顧客が配当金を決定して賭けられる例の中で、本実施例では顧客の賭け数によって顧客の配当金が決定される例を選択している。即ち、本実施例で顧客は今後自分の予想が当たるようになれば、賭け数1ポイント当たり200ウォンの配当金が支給されることになるが、顧客が10ポイントの賭け数で賭けをした場合、今後、顧客は2000ウォンの配当金が配当されうる資格が生まれる。この時、賭け数1ポイント当たり賭け金は顧客が選択することができる。例えば、図18の賭け窓で顧客は10ウォン〜190ウォンの範囲内の賭け金の中で自分が選択したい賭け金と当該賭け金に伴う賭け数を入力することによって、賭け数1ポイント当たりの賭け金を決定することができる。より具体的に説明すれば、顧客Aが図18の賭け窓で、1ポイント当たり90ウォンの賭け金を決定した後、90ウォンに該当する賭け数入力欄(A)をクリックすると、図19のように、賭け数を入力させるための窓が表示され、図19の賭け窓の賭け数入力欄に90の賭け数を入力し、‘確認’メニュー191をクリックすることによって、顧客Aは今後、支給されうる配当金が18,000ウォンになることが分かることになる。
【0049】
図20は多数の顧客が現在賭けをした状態で、特定顧客がイ・セドル勝利を条件とする賭け窓を活性化させた場合の賭け窓の内容を示している。現在イ・セドルの勝利を条件とする賭け窓には賭け数1ポイント当たり10ウォン〜100ウォンの賭け金を有する範囲内で賭け確定が留保されている。
図20の即時確定賭け数欄は顧客がチョ・フンヒョン勝利を条件とする賭けをして現在賭け確定が留保中にある内容である。
【0050】
即ち、図21を参照すれば、イ・セドルの勝利を条件とする賭け窓と、チョ・フンヒョン勝利を条件とする賭け窓と間の内容が互いに対応されていることが分かる。例えば、任意の顧客がイ・セドル勝利を条件として賭け数ポイント当たり90ウォンの賭け金で150賭け数を実行すれば、チョ・フンヒョン勝利を条件とする賭け窓の即時確定賭け数欄には賭け数ポイントが110ウォンの条件で即時確定賭け数欄に表示される。図22は多数の顧客が賭けを実行した場合、イ・セドルの勝利側の賭け窓とチョ・フンヒョンの勝利側の賭け窓を示している。図22のように、イ・セドルの勝利側の賭け窓の即時確定賭け数欄にはチョ・フンヒョンの勝利を条件で賭けを実行した賭け数が表示されるが、この時、第1の実施例と同様に、イ・セドルの勝利側の賭け窓の即時確定賭け数欄には賭け数1ポイント当たりの配当金額である200ウォンからチョ・フンヒョンの勝利を条件で実行する賭け数の1ポイント当たりの賭け金を引いた金額が表示される。
【0051】
3.賭け確定(S1503)
多数の顧客が賭けを実行すれば、賭け確定手段145は特定顧客と他の顧客との結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客の賭け条件と他の顧客の賭け条件とが互いに対応されれば、特定顧客と他の顧客と間の賭けを確定させる。これを図23を参照して、より具体的に説明する。
仮に、顧客Aがイ・セドルの勝利を条件で賭け数1ポイント当たり90ウォンの賭け金を選択し、100ポイントの賭けをし、顧客Bがチョ・フンヒョンの勝利を条件で賭け数1ポイント当たり110ウォンの賭け金を選択し、90ポイントの賭けを実行した場合、顧客Aの賭け数1ポイント当たりの賭け金である90ウォンと顧客Bの賭け数1ポイント当たりの賭け金である110ウォンの和が200ウォンになるため、顧客Aの90ポイントの賭け数と顧客Bの90ポイントの賭け数が互いに賭けが確定し、図24のように、顧客Aの残りの残高である10ポイントの賭けは確定が留保される。
【0052】
即ち、顧客間の賭け確定は特定顧客の賭け数1ポイント当たりの賭け金と他の顧客の賭け数1ポイント当たり賭け金との和が賭け数1ポイント当たり配当されうる配当金額である200ウォンになった場合に、特定顧客と他の顧客と間の賭けが確定する。
また、同じように、顧客は少なくとも1以上の賭け数によって賭けることができるので、賭け数別に顧客の賭けを確定させる。
【0053】
一方、同様の理由により、サーバーシステムと顧客と間に賭けが行われるようにする場合には、顧客間に確定を確定させる本段階が省略されてもよい。なぜならば、顧客は賭けを申請すると同時にサーバーシステムとの賭け確定が決まるからである。
【0054】
4.結果受領(S1504)
結果受領手段147は結果を通報する側で伝送する結果を受領する.
【0055】
5.配当金支給(S1505)
配当金支給手段148は結果受領手段147から受領された結果によって囲碁の結果に対する予想を当てた結果勝顧客が実施した賭け数に該当する配当金額から手数料を引いた金額を結果勝顧客に支給する。
例えば、特定顧客がイ・セドル勝利に賭け数1ポイント当たり60ウォンの賭け金で賭け数50の賭けをした後、賭けが確定されたとき 、イ・セドルが勝利した場合、配当金支給手段148は特定顧客に10,000ウォンから手数料(上記同様に、手数料は0(ゼロ)であってもよい。)を引いた金額を支給することになる。もちろん、イ・セドルが敗れたときには、特定顧客は自分が実施した賭け金である3,000ウォンの賭け金を失うことになる。
【0056】
もちろん、このような賭けゲームにおいても、サーバーシステム1600で取る手数料が、賭け確定時点で引かれることも可能であり、これは前述した媒介体購入に対する例と同様なので、これらの説明は省略する。
上記例においても、囲碁に対する結果の予想数が3つ以上ある場合の例は、第1の実施例の図12及び13を参照した説明と同じ概念で行われる。
【0057】
<賭けに関する例2>
本実施例は顧客が自ら配当率を決定することによって、配当金を決定して賭けられるようにするための賭けゲームに関する例である。このような賭けゲームも図25のサービスシステムで具現可能である。
もちろん、このような賭けゲームも賭けゲームをサービスするサーバーシステムにより具現され得る。
【0058】
図25を参照すれば、サーバーシステム2500は、通信手段251、貯蔵手段252、認証手段253、賭けガイド手段254、賭け確定手段255、算術手段256、結果受領手段257、配当金支給手段258などで構成される。
上記通信手段251は、通信網を用いて接続する顧客端末機などと通信できるようにし、通信網を介した結果予想ゲームサービスを提供することができる。
【0059】
上記貯蔵手段252は、顧客の情報など結果予想ゲームを進行するのに必要な情報を貯蔵する。
上記認証手段253は、接続した顧客を認証する。
上記賭けガイド手段254は、顧客が配当金を決定して賭けられるように支援する手段であり、さらには、顧客が配当率を決定した後、決定された配当率による賭け金を決定して賭けられるように支援する。
【0060】
上記賭け確定手段255は、顧客間の賭けで予め設定された条件を満たす顧客間の賭けを確定させる。
上記算術手段256は、顧客の賭け申請や賭け確定などで発生される算術を遂行する。
【0061】
上記結果受領手段257は、所定事件の結果を受領する。
上記配当金支給手段258は、賭けが確定した顧客中の所定事件の結果を当てた顧客に配当金を支給する手段であり、さらには、顧客が決定した配当率と当該配当率×賭け金で手数料(上記同様に0(ゼロ)であってもよい。)を引いた金額を支給する。
【0062】
以下では、上記したサーバーシステム2500で行われる本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法に対する実施例について、囲碁ゲームを例に上げ、図26のフローチャート及び参照図を参照して詳細に説明する。
【0063】
1.認証(S2601)
まず、上記認証手段253は、接続された顧客を認証する。
【0064】
2.賭けガイド(S2602)
上記で認証された顧客がそれぞれの所定の配当率及び賭け金を決定して賭けられるように支援する(S2602)。
さらに、賭けを求める顧客が既に定められた多数の配当率の中から、少なくともいずれか一つの配当率を選択して決定し、それに基づいて、賭けを実行して賭け金を入力できるように支援することである。
【0065】
これに対する例を図27に示された賭け状況板を例に上げて説明する。上記賭け状況板は顧客の配当率及び賭け金を決定して賭けられるように支援するために顧客端末機に表示させることで、説明の便宜のためにメインゲームが囲碁ゲームリン場合を例に挙げている。
上記賭け状況板には顧客が選択決定可能ないくつかの配当率を備えた賭け状況表271と、顧客が配当率を選択決定した後、その配当率に伴う賭け金を入力して賭けを実行できるようにする多数の賭け金入力キー272が設けられている。
【0066】
図27の賭け状況表271によれば、顧客が‘イ・セドル’黒(●):‘チョ・フンヒョン’白(○)間に10:1〜1:10の配当率中で選択して決定するようになっている。顧客は、このように、予め定められた多数個の配当率とメインゲームの状況を分析して賭けをすることができる。図4で、●:○に10:1という配当率は、黒側勝利に10を賭けると、勝利配当金として11を獲得するものであり、反対に、白側勝利に1を賭けると、勝利配当金として11を獲得することを意味する。簡単な例に、仮に、黒側の勝利を予見する顧客が●:○3:1に300ウォンの賭けをすれば、顧客端末機を操作して参照図である図28のように、3:1配当率欄で黒側を表示し、多数の賭け金入力キー272中、‘100’キー272aを3回クリックすることによって賭けられる。
もちろん、応用によっては顧客が任意の配当率(直接数字入力)を決定して入力できるようにし、そのような配当率による賭けをして賭け金を入力できるように支援するように具現できるなど当率決定に関しては様々な応用例を有する。
【0067】
3.賭け確定(S2603)
上記賭け確定手段255は、賭け状況板を利用して顧客が所定の配当率及び賭け金を決定し、それによる賭けをすれば、顧客間に予め設定された条件が満たされる場合に賭けを確定させる。
例えば、顧客Aが黒側イ・セドルの勝利を予想して配当率を10:1にして賭け金10,000ウォンの賭けをし、顧客Bが白側チョ・フンヒョンの勝利を予想して配当率1:10にして賭け金10,000の賭けをすれば、顧客Aの10,000ウォンと顧客Bの10,000ウォン中、1,000ウォンが賭け確定となり、顧客Bの残りの9,000ウォンは賭け確定が留保されたままで残る。
【0068】
参考として、図27の賭け状況表271で、有効賭け欄には現在賭け確定が留保された賭け金が合算されている。このように賭け確定が留保された賭け金がある場合に、対応される賭けをすれば賭けが直ちに確定する。
本実施例の場合にも、サーバーシステムと顧客間に賭けられるようにできるが、このような場合には本段階が省略されてよい。
【0069】
4.結果受領(S2604)
上記結果受領手段257は、メインゲーム、即ち、囲碁ゲームの結果を受領する。
【0070】
5.配当金支給(S2605)
上記配当金支給手段258は上記結果受領手段257から受領されたメインゲームの結果に基づいて、上記顧客に顧客それぞれが選択決定した配当率及び賭け金による配当金から手数料を引いた金額を支給する。例えば、黒側の勝利で囲碁ゲームが終了された場合に、黒側勝利に3:1の配当率で600ウォンの賭けをした顧客は800ウォンの配当金から手数料を引いた金額が支給される。白側勝利に1:3の配当率で700ウォンの賭けをした顧客は700ウォンを失うことになる。
もちろん、本実施例でも手数料は0(ゼロ)であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、通信網上で行われる賭けゲームのように所定結果を予想する結果予想ゲームに幅広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法中の媒介体購入に関する例をサービスするサーバーシステムに対するブロック図である。
【図2】本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法中の媒介体購入に関する例に対するフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図4】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図5】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図6】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図7】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図8】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図9】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図10】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図11】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図12】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図13】図2のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図14】本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法中の賭けに関する第1例をサービスするサーバーシステムに対するブロック図である。
【図15】本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法中の賭けに関する第1例に対するフローチャートである。
【図16】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図17】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図18】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図19】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図20】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図21】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図22】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図23】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図24】図15のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図25】本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法中の賭けに関する第2例をサービスするサーバーシステムに対するブロック図である。
【図26】本発明に係る通信網を介した結果予想ゲームサービス方法中の賭けに関する第2例に対するフローチャートである。
【図27】図26のフローチャートを説明するために使われる参照図である。
【図28】図26のフローチャートを説明するために使われる参照図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続された顧客を認証する認証段階;
上記認証段階で認証された顧客が所定事件の結果を予想し、当該所定事件の結果に対する予想が当たった場合、特定金額に換算されうる媒介体を顧客が決定した金額で購入申請ができるように支援する申請ガイド段階;
上記所定事件の結果が通報される結果受領段階;及び
上記結果受領段階で受領された結果に応じて、所定事件の結果に対する予想を当てた顧客に、上記特定金額から手数料を引いた金額を支給する金額支給段階;を含むことを特徴とする通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項2】
上記申請ガイド段階で、多数の顧客が媒介体に対する購入を申請し、特定顧客と他の顧客との結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客が申請した購入条件と他の顧客が申請した購入条件とが予め設定された条件を満たしていれば、特定顧客と他の顧客間との媒介体取引を確定する取引確定段階を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項3】
上記取引確定段階は、特定顧客が申請した購入額と他の顧客が申請した購入額とを合算した金額が上記した特定金額となれば、特定顧客と他の顧客と間の媒介体取引を確定することを特徴とする請求項2に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項4】
上記金額支給段階における手数料は0(ゼロ)であることを特徴とする請求項1に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項5】
接続された顧客を認証する認証段階;
上記認証段階で認証された顧客が所定事件の結果を予想し、当該所定事件の結果に対する予想が当たった場合、受け取ることができる配当金を決定して、賭けられるように支援する賭けガイド段階;
上記所定事件の結果が通報される結果受領段階;及び
上記結果受領段階で受領された結果に応じて、上記特定顧客と他の顧客中の所定事件の結果に対する予想を当てた顧客に、上記した配当金から手数料を引いた金額を支給する配当金支給段階;を含むことを特徴とする通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項6】
上記賭けガイド段階で、多数の顧客が賭けを実行すれば、特定顧客と他の顧客との結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客の賭け条件と他の顧客の賭け条件とが予め設定された条件を満たしていれば、特定顧客と他の顧客と間の賭けを確定する賭け確定段階を、さらに含むことを特徴とする請求項5に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項7】
上記賭け確定段階は、特定顧客と他の顧客との結果予想が相互間に異なり、且つ特定顧客の賭け金と他の顧客の賭け金とを合算した金額が上記した配当金となれば、特定顧客と他の顧客と間の賭けを確定することを特徴とする請求項6に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項8】
上記賭けガイド段階は、上記認証段階で認証された顧客が所定事件の結果を予想し、それぞれの所定の配当率及び賭け金を決定することによって、配当金を決定するように支援し、
上記賭け確定段階は、上記申請ガイド段階で受け付けられた賭け金の中で上記所定の配当率により、相互の賭け関係が成立した賭け金を賭け確定させることを特徴とする請求項6に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項9】
上記賭けガイド段階は、上記顧客の中から賭けを求める顧客が、少なくとも2つ以上の配当率中の少なくとも一つ以上の配当率を選択して入力できるように支援する段階;及び
上記で選択された配当率による賭けをして賭け金を入力できるように支援する段階;を含むことを特徴とする請求項8に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。
【請求項10】
上記配当金支給段階で手数料は0(ゼロ)であることを特徴とする請求項6に記載の通信網を介した結果予想ゲームサービス方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公表番号】特表2007−526812(P2007−526812A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−501718(P2007−501718)
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000616
【国際公開番号】WO2005/086055
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(506293993)
【出願人】(506294004)
【Fターム(参考)】