説明

通信装置、通信システムおよび制御プログラム

【課題】煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認させることができる通信装置、通信システムおよび制御プログラムを提供すること。
【解決手段】MFP10は、表示パネル50でスクロール表示されているコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146の全てを出力するように指示されると、そのコンテンツURL146の全てを、更新コンテンツ情報132を使用して特定してPC70,71へ出力する。PC70,71は、MFP10から出力されたコンテンツURL146を受信すると、コンテンツ提供サーバ90,91にアクセスして、MFP10から出力された全てのコンテンツURL146の示す各コンテンツを、表示部82へ一編に表示する。よって、MFPシステム2のユーザは、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信システムおよび制御プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
RSS(Resource Dcscription Framework Site Summary)形式の記事を配信する配信サイトから、RSS形式の記事を取得し、その取得したRSS形式の記事に含まれるタイトルの一覧等を表示する技術については、例えば、特開2008−165692号公報に記載の情報処理装置が知られている。
【0003】
この情報処理装置では、配信サイトから取得したRSS形式の記事に含まれるタイトルの一覧をRSS記事表示部12へ表示すると共に、ボタン13A〜13Fを、表示されたタイトルの一覧に対応させてRSS記事表示部12へ表示している。このボタン13A〜13Fによって、情報処理装置は、配信サイトから取得したRSS形式の記事に含まれるURL(RSS形式の記事によって概要が表示された元の情報のリンク先を示す情報)へアクセスして、元の情報が掲載されたWebサイト(以下、「コンテンツ」と称す)をRSS記事表示部12へ表示させる指示をユーザから受け付けることができる。
【0004】
よって、ユーザは、ボタン13A〜13Fのいずれかを操作することで、その操作されたボタン13A〜13Fのいずれかに対応するコンテンツをRSS記事表示部12に表示させることができる。
【特許文献1】特開2008−165692号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上述した特開2008−165692号公報に記載された技術では、ボタン13A〜13Fの操作に伴ってRSS記事表示部12に表示されるコンテンツは、操作が行われたボタンに対応するコンテンツ、即ち、1のコンテンツに限られている。よって、コンテンツを複数確認したい場合には、ユーザは、まず、ボタン13A〜13Fのいずれかの操作を行い、その操作に伴ってRSS記事表示部12へ表示されているコンテンツを確認した後、続いて、RSS記事表示部12の表示を、コンテンツが表示された状態から、タイトルとボタン13A〜13Fとが一覧表示される状態に一旦切り換え、改めて、ボタン13A〜13Fのいずれかを操作して、別のコンテンツをRSS記事表示部12へ表示させる、という非常に煩雑な操作を行わなければならないという問題点があった。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認させることができる通信装置、通信システムおよび制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために請求項1記載の通信装置は、コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能なものであり、前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段と、その位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得手段と、その関連情報取得手段により取得されたコンテンツ関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、その関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段と、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する表示制御手段と、その表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付手段と、その受付手段により選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全てを前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定手段と、その特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段とを備えている。なお、通信表示手段は、通信装置と一体に設けられても、或いは、通信装置とは別体に設けられても良い。通信表示手段が、通信装置とは別体に設けられる場合には、通信表示手段は、通信装置と通信可能に構成される。
【0008】
請求項2記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記受付手段は、前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルのそれぞれに対して、そのコンテンツのタイトルの選択を示す第1の操作が行われたか否かを判定する第1判定手段と、その第1判定手段により前記第1の操作が行われたと判定されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な出力受付手段とを備え、前記特定手段は、前記第1の操作が行われたと判定されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記出力受付手段により受け付けられた場合に、そのコンテンツの位置情報の全てを、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する第1特定手段を備え、前記出力手段は、前記第1特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を前記通信表示手段へ出力する第1出力手段を備えている。
【0009】
請求項3記載の通信装置は、請求項2記載の通信装置において、前記コンテンツ関連情報は、前記コンテンツが要約された情報である要約情報を更に含むものであり、前記コンテンツ関連情報に含まれる前記コンテンツの要約情報の1つを複数行の表示形態で表示可能な要約表示領域が1つ設けられた単数表示手段を備え、前記受付手段は、前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの1つに対して、そのコンテンツのタイトルの選択を示す前記第1の操作とは操作が異なる第2の操作が行われたか否かを判定する第2判定手段と、その第2判定手段により前記1のコンテンツのタイトルに対して前記第2の操作が行われたと判定された場合に、その第2の操作が行われた前記1のコンテンツのタイトルに対応する1の前記コンテンツの要約情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定し、その特定した前記1のコンテンツの要約情報を前記単数表示手段の要約表示領域に表示する要約表示手段と、その要約表示手段により前記要約表示領域に表示された前記1のコンテンツの要約情報に対して、その1のコンテンツの要約情報の選択を示す前記第2の操作が行われたか否かを判定する要約判定手段とを備え、前記特定手段は、前記要約判定手段により前記1のコンテンツの要約情報に対して前記第2の操作が行われた場合に、その第2の操作が行われた前記1のコンテンツの要約情報に対応する1の前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する第2特定手段を備え、前記出力手段は、前記第2特定手段により特定された前記1のコンテンツの位置情報を前記通信表示手段へ出力する第2出力手段を備えている。
【0010】
請求項4記載の通信装置は、コンテンツのタイトルとそのコンテンツが要約された情報である要約情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの要約情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能なものであり、前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段と、その位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得手段と、その関連情報取得手段により取得されたコンテンツ関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、その関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段と、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する表示制御手段と、その表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付手段と、その受付手段により選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの要約情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定手段と、その特定手段により特定された前記コンテンツの要約情報を、その特定された要約情報に対応する前記コンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示させるスクロール表示手段とを備えている。
【0011】
請求項5記載の通信装置は、請求項4記載の通信装置において、前記受付手段は、前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルのそれぞれに対して、前記コンテンツのタイトルの選択を示す第1の操作が行われたか否かを判定する第1判定手段を備え、前記特定手段は、前記第1判定手段により前記第1の操作が行われたと判定されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの要約情報の全てを、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する要約特定手段を備え、前記スクロール表示手段は、前記要約特定手段により特定された前記全てのコンテンツの要約情報を、その特定された要約情報の各々に対応する前記コンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示させる第1スクロール表示手段を備えている。
【0012】
請求項6記載の通信装置は、請求項5記載の通信装置において、前記コンテンツ関連情報は、前記コンテンツの位置情報を更に含むものであり、前記第1スクロール表示手段により前記表示領域にスクロール表示されているコンテンツの要約情報に対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な出力受付手段と、前記スクロール表示されているコンテンツの要約情報に対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記出力受付手段により受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する位置情報特定手段と、その位置情報特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段とを備えている。
【0013】
請求項7記載の通信装置は、コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能なものであり、前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段と、その位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得手段と、その関連情報取得手段により取得されたコンテンツ関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、その関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段と、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する表示制御手段と、その表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な全受付手段と、前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記全受付手段により受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する全位置情報特定手段と、その全位置情報特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段とを備えている。
【0014】
請求項8記載の通信装置は、請求項7記載の通信装置において、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルを前記複数表示手段の表示領域のうちの1の表示領域を使用して順次スクロール表示させるタイトル表示手段と、そのタイトル表示手段によって前記コンテンツのタイトルが前記1の表示領域に順次スクロールされている場合に、その表示されている前記コンテンツのタイトルの選択を受け付け可能なタイトル受付手段と、そのタイトル受付手段により前記コンテンツのタイトルの選択が受け付けられた場合に、そのコンテンツのタイトルを含むコンテンツ関連情報を特定する関連情報特定手段とを備え、前記表示制御手段は、前記関連情報特定手段により特定されたコンテンツ関連情報に含まれる全てのコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する全表示制御手段を備え、前記全受付手段は、前記全表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な第2全受付手段を備え、前記全位置情報特定手段は、前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記第2全受付手段により受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する第2全位置情報特定手段を備え、前記出力手段は、前記第2全位置情報特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を前記通信表示手段へ出力する全出力手段を備えている。
【0015】
請求項9記載の通信装置は、請求項1から3、または6から8のいずれかに記載の通信装置において、前記通信装置は、前記コンテンツのタイトルを少なくとも表示可能な表示画面を備え、前記通信表示手段は、前記通信装置と別体に設けられると共にその通信装置と通信可能に構成され、その通信装置の表示画面よりも広い表示画面を有する外部装置である。
【0016】
請求項10記載の通信システムは、請求項1から3、または6から9のいずれかに記載の通信装置と、その通信装置から出力されたコンテンツの位置情報により示される記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な外部装置とを備えている。
【0017】
請求項11記載の制御プログラムは、コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置により実行されるものであり、前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得ステップと、その関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を関連情報記憶手段に記憶する記憶ステップと、その記憶ステップにより前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、そのコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段に、その表示領域に対応させて固定表示する表示制御ステップと、その表示制御ステップにより前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付ステップと、その受付ステップにより選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全てを前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定ステップと、その特定ステップにより特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段に出力させる出力ステップとを、前記通信装置に実行させるものである。
【0018】
請求項12記載の制御プログラムは、コンテンツのタイトルとそのコンテンツが要約された情報である要約情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの要約情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置により実行されるものであり、前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得ステップと、その関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を関連情報記憶手段に記憶する記憶ステップと、その記憶ステップにより前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、そのコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段に、その表示領域に対応させて固定表示する表示制御ステップと、その表示制御ステップにより前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付ステップと、その受付ステップにより選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの要約情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定ステップと、その特定ステップにより特定された前記コンテンツの要約情報を、その特定された要約情報に対応する前記コンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示させるスクロール表示ステップとを、前記通信装置に実行させるものである。
【0019】
請求項13記載の制御プログラムは、コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置により実行されるものであり、前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得ステップと、その関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を関連情報記憶手段に記憶する記憶ステップと、その記憶ステップにより前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、そのコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段に、その表示領域に対応させて固定表示する表示制御ステップと、その表示制御ステップにより前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な全受付ステップと、前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記全受付ステップにより受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する全位置情報特定ステップと、その全位置情報特定ステップにより特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力できる出力手段に出力する出力ステップとを、前記通信装置に実行させるものである。
【発明の効果】
【0020】
請求項1記載の通信装置によれば、受付手段により、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択が受け付けられると、特定手段は、その選択されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全てを、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、出力手段は、特定手段により特定された全てのコンテンツの位置情報を通信表示手段へ出力する。すると、通信表示手段は、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを全て一編に表示する。よって、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認させることができるという効果がある。
【0021】
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加え、第1の操作が行われたと第1判定手段によって判定されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全ての出力が出力受付手段により受け付けられると、第1特定手段は、第1の操作が行われたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全てを、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。その特定された特定された全てのコンテンツの位置情報を、第1出力手段は、通信表示手段へ出力する。よって、第1の操作が行われたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全てを、誤りなく確実に出力することができるという効果がある。
【0022】
請求項3記載の通信装置によれば、請求項2記載の通信装置の奏する効果に加え、要約表示手段は、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの1つに対して第2の操作が行われると、その第2の操作が行われた1のコンテンツのタイトルに対応する1のコンテンツの要約情報を特定し、その特定した1のコンテンツの要約情報を要約表示領域に表示する。その後、要約表示領域に表示された1のコンテンツの要約情報に対して、第2の操作が行われると、第2特定手段は、表示された1のコンテンツの要約情報に対応する1のコンテンツの位置情報を、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、第2出力手段は、第2特定手段により特定された1のコンテンツの位置情報を通信表示手段へ出力する。よって、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの1つに対して第2の操作が行われた場合には、まず、コンテンツのタイトルに対応するコンテンツの要約情報を表示して、その後に、第2の操作が行われると、そのコンテンツの要約情報に対応するコンテンツの位置情報を出力するという、ユーザが操作を行う場合に通常行い得る一般的な操作形態を実現することができるという効果がある。
【0023】
請求項4記載の通信装置によれば、受付手段により、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択が受け付けられると、特定手段は、その選択されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの要約情報を、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、スクロール表示手段は、特定手段により特定されたコンテンツの要約情報を、その特定された要約情報に対応するコンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示する。よって、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツの要約情報を複数確認させることができるという効果がある。
【0024】
請求項5記載の通信装置によれば、請求項4記載の通信装置の奏する効果に加え、要約特定手段は、第1の操作が行われたと第1判定手段によって判定されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの要約の全てを、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、第1スクロール手段は、要約特定手段により特定された全てのコンテンツの要約情報を、その特定された要約情報の各々に対応するタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示する。よって、第1の操作が行われたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの要約情報の全てを、誤りなく確実にスクロール表示することができるという効果がある。
【0025】
請求項6記載の通信装置によれば、請求項5記載の通信装置の奏する効果に加え、位置情報特定手段は、表示領域にスクロール表示されているコンテンツの要約情報に対応するコンテンツの位置情報の全ての出力が出力受付手段により受け付けられると、そのコンテンツの位置情報の全てを、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、出力手段は、位置情報特定手段により特定された全てのコンテンツの位置情報を通信表示手段へ出力する。すると、通信表示手段は、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを全て、即ち、スクロール表示されているコンテンツの要約情報に対応するコンテンツを全て、一編に表示する。よって、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認させることができるという効果がある。
【0026】
請求項7記載の通信装置によれば、全受付手段により、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全ての出力が受け付けられると、全位置情報特定手段は、そのコンテンツの位置情報の全てを、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、出力手段は、全位置情報特定手段により特定された全てのコンテンツの位置情報を通信表示手段へ出力する。すると、通信表示手段は、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを全て、即ち、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツを全て、一編に表示する。よって、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認させることができるという効果がある。
【0027】
請求項8記載の通信装置によれば、請求項7記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、タイトル表示手段によってコンテンツのタイトルが1の表示領域に順次スクロールされている場合に、そのスクロール表示されているコンテンツのタイトルの選択がタイトル受付手段に受け付けられると、関連情報特定手段は、その選択されたコンテンツのタイトルを含むコンテンツ関連情報を特定する。そして、全表示制御手段は、関連情報特定手段により特定されたコンテンツ関連情報に含まれる全てのコンテンツのタイトルをそれぞれ、表示領域に対応させて固定表示する。その後、第2全受付手段により、表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全ての出力が受け付けられると、第2全位置情報特定手段は、固定表示されたコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の全てを、関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する。そして、全出力手段は、第2全位置情報特定手段により特定された全てのコンテンツの位置情報を通信表示手段へ出力する。よって、請求項8記載の通信装置によれば、まず、コンテンツのタイトルを1の表示領域にスクロール表示し、次に、そのスクロール表示されているコンテンツのタイトルが選択されると、全てのコンテンツのタイトルを固定表示し、最後に、固定表示された全てのコンテンツのタイトルに対応するコンテンツの位置情報の出力が受け付けられると、全てのコンテンツの位置情報を出力するという、ユーザが操作を行う場合に通常行い得る一般的な操作形態を実現することができるという効果がある。
【0028】
請求項9記載の通信装置によれば、請求項1から3、または6から8のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、通信装置から出力されるコンテンツの位置情報に対応する全てのコンテンツを、通信装置の表示画面よりも広い表示画面を有する外部装置に一編に表示させることができる。よって、ユーザはコンテンツを快適に確認することができるという効果がある。
【0029】
請求項10記載の通信システムによれば、請求項9に記載の通信装置と同様な効果を奏することができる。
【0030】
請求項11記載の制御プログラムによれば、請求項1に記載の通信装置と同様な効果を奏することができる。
【0031】
請求項12記載の制御プログラムによれば、請求項4に記載の通信装置と同様な効果を奏することができる。
【0032】
請求項13記載の制御プログラムによれば、請求項7に記載の通信装置と同様な効果を奏することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるMFPシステム2の概略を示した図である。MFPシステム2は、MFP(Multifunction Peripheral)10と複数のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す)70,71と複数のコンテンツ提供サーバ90,91とを備える。なお、図1では、1つのMFP10と2つのPC70,71と2つのコンテンツ提供サーバ90,91としか示されていないが、これらの数は適宜変更することができる。
【0034】
図1に示すMFP10は、印刷機能、スキャナ機能、電話機能等を実現する通信装置であり、LAN回線4に接続されている。各PC70,71は、MFP10の印刷機能やスキャナ機能を制御する制御装置であり、LAN回線4に接続されている。LAN回線4は、ルータ6を介してインターネット8に接続されている。各コンテンツ提供サーバ90,91は、インターネット8に接続されている。本実施形態では、コンテンツ提供サーバ90が1つのサイトを公開しており、コンテンツ提供サーバ91が他の1つのサイトを公開している。各サイトは、複数のコンテンツを含んでいる。さらに、各コンテンツ提供サーバ90,91は、自身のサイトが含んでいる複数のコンテンツの要約情報であるフィード情報(RSS形式のフィード情報)を記憶している。これらの情報の具体的な内容については、後で詳しく説明する。
【0035】
次に、PC70の内部構成について説明する。なお、PC71は、PC70と同様の内部構成であるので、その説明を省略する。PC70は、CPU72とハードディスク74と表示部82と操作部84を主に有する。なお、図1には示されていないが、PC70は、LAN回線4に接続されているネットワークインターフェイスも有している。
【0036】
CPU72は、演算装置であり、基本プログラム76および常駐ソフト78に従って処理を実行する。ハードディスク74は、基本プログラム76および常駐ソフト78を記憶している。基本プログラム76は、PC70の基本的な動作を制御するためのプログラムである。基本プログラム76は、例えば、インターネット8のサイトからコンテンツをダウンロードして表示するためのブラウザを含んでいる。
【0037】
常駐ソフト78は、MFP10からの指示に従って動作するためのプログラムである。常駐ソフト78は、例えば、コンピュータ読取可能媒体からPC70にインストールされる。また、常駐ソフト78は、例えば、インターネット8のサイトからダウンロードされてPC70にインストールされてもよい。
【0038】
ハードディスク74は、設定ファイル80を記憶している。設定ファイル80は、MFP10のIPアドレスを含んでいる。設定ファイル80の記憶内容は、例えば、ユーザによって設定される。設定ファイル80に記憶されたIPアドレスにより、PC70は、MFP10を識別することができる。なお、設定ファイル80に記憶される情報は、MFP10を識別することができる情報であればよく、ノード名等でも可能であり、IPアドレスに限定されない。
【0039】
表示部82は、様々な情報を表示することができる。表示部82は、MFP10が有する表示パネル50(図2参照)より大きい表示画面を有する。操作部84は、キーボードやマウスによって構成される。ユーザは、操作部84を操作することによって、様々な指示や情報をPC70に入力することができる。
【0040】
次に、図2を参照してMFP10について説明する。図2は、MFP10の電気的構成を示すブロック図である。MFP10は、制御部12と表示パネル50とキーパッド52と印刷部54とスキャン部56とFAX部58とネットワークインターフェイス(以後、「ネットワークI/F」と称す)60とPSTNインターフェイス(以後、「PSTN I/F」と称す)62とスピーカ64とを主に有する。なお、制御部12と各部50〜64とは、バスライン66を介して互いに接続されている。制御部12は、CPU14とROM16とRAM18とNVRAM20を主に有する。
【0041】
CPU14は、演算装置であり、ROM16に記憶されている各プログラム16a〜16cに従って処理を実行する。CPU14が実行する処理については、図5〜図8を用いて後に詳しく説明する。ROM16は、各プログラム16a〜16cを記憶する書き込み不能な不揮発性のメモリである。
【0042】
基本機能プログラム16aは、MFP10の基本的な動作を制御するためのプログラムである。基本機能プログラム16aは、例えば、表示パネル50に表示される表示データを生成するためのプログラムを含んでいる。また、基本機能プログラム16aは、例えば、印刷部54、スキャン部56、FAX部58等の各部50〜64を制御するためのプログラムを含んでいる。インターネット接続プログラム16bは、インターネット8に接続するためのプログラムである。フィード情報利用プログラム16cは、ユーザによるキーパッド52の操作により起動されると、コンテンツ提供サーバ90,91から取得されるフィード情報を解析し、表示パネル50で表示を行うための情報(以下、「表示情報」と称す)を作成し、その表示情報を表示する処理を実行するプログラムである。
【0043】
RAM18は、各記憶領域18a〜18cおよび選択フラグ18dを有する読み書き可能な揮発性のメモリである。基本機能ワーク領域18aは、基本機能プログラム16aに従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶するための記憶領域である。フィード情報解析ワーク領域18bは、フィード情報利用プログラム16cに従って処理が実行される過程で作成される各種データを記憶するための記憶領域である。表示情報記憶領域18cは、フィード情報利用プログラム16cに従い、取得されたフィード情報を利用して作成される表示情報を記憶するための記憶領域である。
【0044】
選択フラグ18dについて説明する。本実施形態のMFP10では、フィード情報の取得先であるURLは、0からn−1までの計n個(nは1以上の数)、後述するURL記憶領域20bに記憶されている(図3参照)。そして、本実施形態のMFP10では、設定されたフィード情報の取得先である各URL毎に(0からn−1までの各URL毎に)、0からm−1までの計m個(mは1以上の数)の更新コンテンツ132が表示情報記憶領域18cに記憶されている(図4参照)。よって、選択フラグ18dは、選択0フラグ18d0〜選択(n−1)(m−1)フラグ18d(n−1)(m−1)までの計n×m個、設けられている。なお、この選択フラグ18dは、更新コンテンツ情報132と対応付けられているので、表示情報記憶領域18cに記憶される更新コンテンツ情報132の数に応じて、使用又は不使用が決定される。
【0045】
NVRAM20は、各記憶領域20a,20bを有する書き換え可能な不揮発性のメモリである。基本機能パラメータ記憶領域20aは、CPU14が、基本機能プログラム16aに従って処理を実行する際に利用される各種パラメータ(例えば印刷機能における設定、スキャン機能における設定等)を記憶するための記憶領域である。URL記憶領域20bは、各コンテンツ提供サーバ90,91が有するフィード情報の取得先を示すURLを記憶するための記憶領域である。
【0046】
例えば、ユーザは、各コンテンツ提供サーバ90,91からのコンテンツ提供サービスを受けるためのURL設定を行う必要がある。このURL設定は、表示パネル50に表示されるサイト設定画面(図示せず)で行うことができる。サイト設定画面で、コンテンツ提供サーバ90,91のフィード情報の取得先を示すURLが、キーパッド52を使用してユーザにより設定されると、その設定されたURLがURL記憶領域20bに記憶される。
【0047】
なお、URL設定は、サイト設定画面以外にも、PC70,71を利用して設定してもよい。例えば、ユーザがPC70を利用してコンテンツ提供サーバ90からのコンテンツ提供サービスを受けるためのURL設定を行なった場合、コンテンツ提供サーバ90のフィード情報の取得先を示すURLがPC70からMFP10へ出力される。これにより、コンテンツ提供サーバ90のフィード情報の取得先を示すURLがURL記憶領域20bに記憶されるように構成しても良い。
【0048】
表示パネル50は、様々な情報を表示する表示装置である。表示パネル50の表示画面は、PC70,71が有する表示画面より小さい。なお、表示パネル50は、タッチパネルとして機能する。キーパッド52は、複数のキーによって構成される。ユーザは、キーパッド52を操作することによって様々な指示や情報をMFP10に入力することができる。印刷部54は、インクジェットタイプ、レーザタイプ等の印刷機構を有する。スキャン部56は、CCD、CIS等の読取機構を有する。FAX部58は、FAX通信を実行するための各種動作を実行する。ネットワークインターフェイス60は、LAN回線4に接続されている。よって、MFP10は、PC70,71と通信可能であると共に、インターネット8にアクセス可能である。PSTNインターフェイス62は、図示省略しているPSTN(Public Switched Telephone Network)に接続されている。PSTNは、FAX通信や電話通信を行う際に利用される。スピーカ64は、電話機能による新着が行われた場合に、鳴動音を出力する放音装置である。
【0049】
次に、図3を参照して、URL記憶領域20b(図2参照)の記憶内容について説明する。図3は、URL記憶領域20bの記憶内容の一例を示した図である。URL記憶領域20bは、各コンテンツ提供サーバ90,91のフィード情報の取得先を示すURL102を記憶できる。図3の例では、URL記憶領域20bには、n個のURL102が記憶されている。各URL102には、識別番号100が付与されている。本実施形態では、識別番号100を符号「i」で表現する。
【0050】
次に、図4を参照して、表示情報記憶領域18cの記憶内容について説明する。図4は、表示情報記憶領域18cの記憶内容の一例を示した図である。表示情報記憶領域18cは、URL記憶領域20bに記憶されているURL毎に表示情報112を記憶することが可能である。上述したように、URL記憶領域20bにはn個(nは1以上の整数)のURL102が記憶されている(図3参照)。このために、表示情報記憶領域18cにもn個の表示情報112が記憶されている。各表示情報112には、識別番号110が付与されている。本実施形態では、識別番号110を符号「i」で表現する。なお、識別情報110と上述した識別情報100は、同一情報である。
【0051】
次に、個々の表示情報112のデータ構成について説明する。表示情報112は、サイト情報120を含んでいる。サイト情報120は、サイトタイトル文字列122とフィード更新日時情報124を含んでいる。サイトタイトル文字列122は、サイトのタイトルの文字列である。フィード更新日時情報124は、コンテンツ提供サーバ90,91においてフィード情報が更新された日時(最新の更新日時)に関する情報である。
【0052】
表示情報112は、更新コンテンツ情報132を含んでいる。更新コンテンツ情報132の数は、サイトが有するコンテンツの数に等しい。例えば、図4では、「i=0」に対応する表示情報112は、m個(mは1以上の整数)の更新コンテンツ情報132を有する。これは、「i=0」に対応するサイトがm個のコンテンツを有することを意味する。例えば、所定のサイトにおいて天気予報に関するコンテンツとスポーツに関するコンテンツとが存在する場合、そのサイトに対応する表示情報112は、2個の更新コンテンツ情報132を有することになる。各更新コンテンツ情報132には、識別番号130が付与されている。本実施形態では、識別番号130を符号「j」で表現する。
【0053】
各更新コンテンツ情報132は、コンテンツタイトル文字列140とコンテンツ更新日時情報142とコンテンツ要約文字列144とコンテンツURL146とを含んでいる。上述の例の場合、天気予報に関するコンテンツに対応する更新コンテンツ情報132が情報140〜146を含んでおり、スポーツに関するコンテンツに対応する更新コンテンツ情報132も情報140〜146を含んでいる。コンテンツタイトル文字列140は、コンテンツのタイトルの文字列である。コンテンツ更新日時情報142は、コンテンツ提供サーバにおいてコンテンツが更新された日時(最新の更新日時)に関する情報である。
【0054】
コンテンツ要約文字列144は、コンテンツが有する文字列が要約化されたものである。換言すると、コンテンツ要約文字列144は、コンテンツのタイトルより多い文字列である一方、コンテンツの全体の文字列より少ない文字列であり、コンテンツの内容が反映された文字列である。コンテンツURL146は、コンテンツのURLである。なお、本実施形態においては、MFP10は、表示パネル50に、上述したコンテンツタイトル文字列140を少なくとも1行の表示形態でスクロール表示する。ただし、MFP10は、表示パネル50に、更に、およびコンテンツ更新日時情報142やコンテンツURL146をスクロール表示することも可能である。
【0055】
次に、図5〜図8を参照して、MFP10のCPU14によって実行される処理について説明する。まずは、図5を参照して、MFP10のCPU14によって実行されるメイン処理について説明する。図5は、MFP10により実行されるメイン処理を示したフローチャートである。メイン処理は、MFP10のROM16に記憶されたフィード情報利用プログラム16cが起動された場合に実行が開始される。そして、このメイン処理は、フィード情報利用プログラム16cが起動されている期間中、繰り返し実行される。
【0056】
メイン処理では、まず、CPU14は、表示パネル50に1行の表示形態でスクロール表示させるコンテンツタイトル文字列140を含む表示情報112を決定する(S1)。具体的には、CPU14は、S1の処理で、表示情報記憶領域18fに記憶されている識別番号110である符号「i」(図4参照)の値を決定して、表示情報112を決定している。なお、本実施形態においては、CPU14は、S1の処理で、表示情報記憶領域18fに記憶された識別番号110(符号)が最小値「0」である表示情報112を、最初の表示情報に決定する。
【0057】
そして、CPU14は、決定した表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140を、表示パネル50の表示領域の1つに順次切り換えてスクロール表示する(S2)。具体的には、CPU14は、S2の処理で、表示情報記憶領域18fに記憶されている識別番号130である符号「j」(図4参照)の値を決定して、スクロール表示するコンテンツタイトル文字列140を決定している。なお、本実施形態においては、CPU14は、S2の処理で、表示情報記憶領域18fに記憶された識別番号130(符号)が最小値「0」であるコンテンツタイトル文字列140を、最初のコンテンツタイトル文字列に決定する。これにより、符号が「0」であるコンテンツタイトル文字列140が表示パネル50の表示領域の1つにスクロール表示される。そして、符号が「0」であるコンテンツタイトル文字列140のスクロール表示が終了すると、CPU14は、現在の符号に1加算して、符号を「1」に決定する。これにより、符号が「1」であるコンテンツタイトル文字列140が次に表示パネル50の表示領域の1つにスクロール表示される。なお、表示領域の1つについては、図9(a)を参照して後述する。
【0058】
ここで、図9を参照して、表示パネル50に表示されるコンテンツタイトル文字列140等の表示形態について説明する。図9(a)は、S1の処理で決定した表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140が表示領域51aにスクロール表示されている場合を図示したものであり、図9(b)は、S1の処理で決定した表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140が表示領域51a〜51cに固定表示されている場合を図示したものである。
【0059】
また、図9(c)は、表示領域51aに固定表示されたコンテンツタイトル文字列140に対してユーザのタッチが長時間(例えば、1秒間以上)行われ、固定表示のコンテンツタイトル文字列140に代えて、そのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144が表示領域51aにスクロール表示される場合を図示したものである。また、図9(d)は、図9(c)の状態において、更に、表示領域51cに固定表示されたコンテンツタイトル文字列140に対してユーザのタッチが長時間(例えば、1秒間以上)行われ、固定表示のコンテンツタイトル文字列140に代えて、そのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144が表示領域51cにスクロール表示される場合を図示したものである。
【0060】
最後に、図9(e)は、表示領域51a,51cにスクロール表示されているコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146の全てをPC70へ出力して、出力された全てのコンテンツURL146の示すコンテンツをPC70の表示部82に一編に表示した場合を図示したものである。
【0061】
図5に示すメイン処理でS2の処理が実行されると、図9(a)に示すように、S1の処理で決定した表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140が1の領域である表示領域51aにスクロール表示される。このスクロール表示により、ユーザは、S1の処理で決定した表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140を確認することができる。
【0062】
図5の説明に戻る。S2の処理後、CPU14は、表示領域51aにスクロール表示されているコンテンツタイトル文字列140へのタッチ操作が行われたか否かを判定する(S3)。このタッチ操作が行われたか否かは、例えば、ユーザの指が表示領域51aに触れたか否かで判定される。
【0063】
そして、CPU14は、表示領域51aにスクロール表示されているコンテンツタイトル文字列140へのタッチ操作が行われていないと判定すると(S3:No)、現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140が、表示領域51aで全てスクロール表示されたか否かを判定する(S4)。具体的には、CPU14は、S4の処理で、表示情報記憶領域18fに記憶されている識別番号130である符号「j」(図4参照)の値が最大値となり、その最大値の符号「j」に対応するコンテンツタイトル文字列140のスクロール表示が終了したか否かで判定を行っている。例えば、図4に示すように、決定された表示情報に含まれるコンテンツタイトル文字列140が符号「0」〜「m−1」まで存在する場合には、CPU14は、現在の符号が最大値である「m−1」となり、その符号「m−1」のコンテンツタイトル文字列140のスクロール表示が終了したときに、現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140が、表示領域51aで全てスクロール表示されたと判定する。一方、CPU14は、現在の符号が「m−1」未満であれば、コンテンツタイトル文字列140の全てのスクロール表示が完了していないと判定する。
【0064】
S4の処理で、CPU14は、現在決定されている表示情報に含まれるコンテンツタイトル文字列140が、表示領域51aで全てスクロール表示されたと判定すると(S4:Yes)、表示情報112を変更するために、S1の処理へ戻る。一方、CPU14は、コンテンツタイトル文字列140の全てのスクロール表示が完了していないと判定すると、S2の処理へ戻る。
【0065】
S3の処理で、CPU14は、表示領域51aにスクロール表示されているコンテンツタイトル文字列140へのタッチ操作が行われたと判定すると(S3:Yes)、現在決定されている表示情報112を識別情報110から特定し、その特定した表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140を、表示パネル50の各表示領域に固定表示する(S5)。なお、なお、各表示領域の1つについては、図9(b)を参照して後述する。
【0066】
ここで、図9(b)を参照して、CPU14によりS5の処理が実行された場合について説明する。なお、図9(b)においては、S1の処理で現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140は3つであるとして、即ち、識別情報130である符号「j」は、「0」〜「2」までの計3つであるとして説明を行う。
【0067】
図5に示すメイン処理でS5の処理が実行されると、図9(b)に示すように、現在決定されている表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140が各表示領域51a〜51cに固定表示される。この全てのコンテンツタイトル文字列140の固定表示により、ユーザは、コンテンツのタイトルを短時間で確認することができる。なお、図9(b)に示すように、コンテンツタイトル文字列140が各表示領域51a〜51cに固定表示されると、決定ボタン51dが表示パネル50に表示される。この決定ボタン51dは、後述するS12の処理(全選択モード処理)へ移行するためのボタンである。
【0068】
なお、表示パネル50に設けられる表示領域は、S1の処理(図5参照)で現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140の数に応じて、CPU14により増減が行われる。例えば、S1の処理(図5参照)で現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140が5つである場合には、表示領域51a〜51cに加え、更に2つの表示領域が表示パネル50に設けられる。一方、例えば、S1の処理(図5参照)で現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140が1つである場合には、表示領域51aだけが表示パネル50に設けられる。
【0069】
図5の説明に戻る。なお、S5の処理以降においては、S5の処理で、図9(b)に示す表示が表示パネル50に行われたものとして説明を行う。S5の処理後、CPU14は、表示領域51a〜51cに固定表示されているコンテンツタイトル文字列140のいずれかへのタッチ操作が行われたか否かを判定する(S6)。このタッチ操作が行われたか否かは、例えば、ユーザの指が表示領域51a〜51cのいずれかに触れたか否かで判定される。
【0070】
CPU14は、S5の処理で、表示領域51a〜51cに固定表示されているコンテンツタイトル文字列140のいずれかへのタッチ操作が行われていないと判定すると(S6:No)、S5の処理へ戻る。一方、CPU14は、固定表示されているコンテンツタイトル文字列140のいずれかへのタッチ操作が行われたと判定すると(S6:Yes)、行われたタッチ操作は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の短押し操作か否かを判定する(S7)。なお、CPU14は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140に対して、即ち、表示領域51a〜51cに対して、ユーザのタッチが短時間(例えば、1秒間未満)行われた場合に、短押し操作が行われたと判定する。
【0071】
CPU14は、S7の処理で、行われたタッチ操作は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の短押し操作であると判定すると(S7:Yes)、通常モード処理へ移行する(S8)。一方、CPU14は、S7の処理で、行われたタッチ操作は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の短押し操作ではないと判定すると(S7:No)、行われたタッチ操作は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の長押し操作か否かを判定する(S9)。なお、CPU14は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140に対して、即ち、表示領域51a〜51cに対して、ユーザのタッチが長時間(例えば、1秒間以上)行われた場合に、長押し操作が行われたと判定する。
【0072】
CPU14は、S9の処理で、行われたタッチ操作は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の長押し操作であると判定すると(S9:Yes)、複数選択モード処理へ移行する(S10)。一方、CPU14は、S9の処理で、行われたタッチ操作は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の長押し操作ではないと判定すると(S9:No)、行われたタッチ操作は、決定ボタン51dの押下操作か否かを判定する(S11)。
【0073】
CPU14は、S11の処理で、行われたタッチ操作は、決定ボタン51dの押下操作であると判定すると(S11:Yes)、全選択モード処理へ移行する(S12)。一方、CPU14は、行われたタッチ操作は、決定ボタン51dの押下操作でないと判定すると(S11:No)、行われたタッチ操作は、メイン処理を終了する操作であると判定して、フィード情報利用プログラム16cの起動を終了する終了処理を実行し(S13)、メイン処理を終了する。
【0074】
次に、図6を参照して、MFP10のCPU14によって実行される通常モード処理について説明する。図6は、MFP10により実行される通常モード処理を示したフローチャートである。通常モード処理では、まず、S6の処理(図5参照)で短押し操作されたコンテンツタイトル文字列140が、表示情報記憶領域18cに記憶されているか否かが判定される(S21)。
【0075】
S21の判定の必要性について説明する。本実施形態のMFP10は、インターネット接続プログラム16bを使用してコンテンツ提供サーバ90,91に定期的(例えば、30分毎)にアクセスして、フィード情報を取得し、表示情報記憶領域18cに記憶された表示情報112を更新する。よって、コンテンツタイトル文字列140が短押し操作された直後に、表示情報112が更新されると、短押し操作されたコンテンツタイトル文字列140が表示情報記憶領域18cに記憶されていない場合が発生し得る。この場合を想定して、S21の判定を行うのである。
【0076】
CPU14は、S21の処理で、短押し操作されたコンテンツタイトル文字列140が、表示情報記憶領域18cに記憶されていないと判定すると(S21:No)、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140の短押し操作が新たに行われたか否かを判定する(S22)。そして、CPU14は、コンテンツタイトル文字列140の短押し操作が新たに行われたと判定した場合には(S22:Yes)、S21の処理を改めて実行する。一方、CPU14は、コンテンツタイトル文字列140の短押し操作が新たに行われていないと判定した場合には(S22:No)、コンテンツタイトル文字列140の短押し操作が新たに行われるまで、S22の処理を繰り返し実行する。
【0077】
S21の処理で、CPU14は、短押し操作されたコンテンツタイトル文字列140が、表示情報記憶領域18cに記憶されていると判定すると(S21:Yes)、短押しされたコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144を、更新コンテンツ132から特定し、その全文を、S5の処理による表示(図9(b)参照)に代えて、表示パネル50に固定表示する(S23)。このS23の処理では、CPU14は、まず、S6の処理(図5参照)で短押しされたコンテンツタイトル文字列140を特定し、その特定したコンテンツタイトル文字列140を含む更新コンテンツ情報132(図4参照)を特定する。そして、CPU14は、特定した更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツ要約文字列144の全文を、S5の処理による表示に代えて、表示パネル50に固定表示する。
【0078】
S23の処理後、CPU14は、表示パネル50に固定表示されているコンテンツ要約文字列144の短押し操作が行われたか否かを判定する(S24)。なお、コンテンツ要約文字列144の短押し操作とは、固定表示されたコンテンツ要約文字列144に対してユーザのタッチが短時間(例えば、1秒間未満)行われる操作を示している。
【0079】
CPU14は、表示パネル50に固定表示されているコンテンツ要約文字列144の短押し操作が行われていないと判定すると(S24:No)、決定ボタン51d(図9(b)参照)が押下されたか否かを判定する(S25)。CPU14は、決定ボタン51dが押下されていないと判定すると(S25:No)、S23の処理へ戻り、コンテンツ要約文字列144の固定表示を継続する。
【0080】
一方、CPU14は、S24の処理で、表示パネル50に固定表示されているコンテンツ要約文字列144の短押し操作が行われたと判定した場合(S24:Yes)、およびS25の処理で、決定ボタン51dが押下されたと判定した場合には(S25:Yes)、短押しされたコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146を、更新コンテンツ情報132から特定し、PC70,71へ出力する(S26)。このS26の処理では、CPU14は、まず、短押しされたコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132(図4参照)を特定する。そして、CPU14は、特定した更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツURL146を、ネットワークI/F60を介してPC70,71へ出力する。
【0081】
なお、MFP10から出力されたコンテンツURL146をPC70,71が受信すると、PC70,71は、予めインストールされているブラウザプログラムを起動した後、コンテンツ提供サーバ90,91にアクセスして、図9(e)に示すように、MFP10から出力されたコンテンツURL146の示すコンテンツを表示部82へ表示する。これにより、ユーザは、固定表示されているコンテンツ要約情報144に対応するコンテンツ、即ち、所望のコンテンツを、表示パネル50よりも大きい画面(広い画面)であるPC70,71の表示部82を使用して快適に確認することができる。
【0082】
上述した通り、通常モード処理では、S6の処理(図5参照)で短押しされたコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144の全文を表示パネル50へ固定表示する。そして、このコンテンツ要約文字列144が短押しされると、コンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146をPC70,71へ出力する。よって、通常モード処理によれば、ユーザによりコンテンツタイトル文字列140の短押し操作が行われた場合には、まず、コンテンツ要約文字列144を表示して、その後に、コンテンツ要約文字列144の短押し操作が行われると、コンテンツURL146をPC70,71へ出力するという、ユーザが操作を行う場合に通常行い得る一般的な操作形態を実現することができる。
【0083】
次に、図7を参照して、MFP10のCPU14によって実行される複数選択モード処理について説明する。図7は、MFP10により実行される複数選択モード処理を示したフローチャートである。なお、複数選択モード処理では、図9(c)に示すように、例えば、表示領域51aに固定表示されたコンテンツタイトル文字列140が長押し操作された場合に、固定表示のコンテンツタイトル文字列140に代えて、そのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144を表示領域51aにスクロール表示する処理や、図9(d)に示すように、図9(c)の状態において、更に、例えば、表示領域51cに固定表示されたコンテンツタイトル文字列140が長押し操作された場合に、固定表示のコンテンツタイトル文字列140に代えて、そのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144を表示領域51cにスクロール表示する処理が実行される。
【0084】
複数選択モード処理では、まず、CPU14は、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144は、表示情報記憶領域18cに記憶されているか否かを判定する(S31)。なお、長押し操作は、メイン処理のS6の処理(図5参照)では、コンテンツタイトル文字列140に対してのみ行われるが、この複数選択モード処理では、長押し操作が、コンテンツタイトル文字列140に加え、コンテンツ要約文字列144に対しても行われる。よって、CPU14は、S31の処理で、コンテンツタイトル文字列140に加え、コンテンツ要約文字列144に対しても、長押し操作が行われたか否かを判定している。また、CPU14が、S31の判定を行う理由は、通常モード処理でS21の判定(図6参照)を行う理由と同様である。
【0085】
CPU14は、S31の処理で、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144が、表示情報記憶領域18cに記憶されていないと判定すると(S31:No)、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140、またはスクロール表示されたコンテンツ要約文字列144の長押し操作が新たに行われたか否かを判定する(S32)。そして、CPU14は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140、またはスクロール表示されたコンテンツ要約文字列144の長押し操作が新たに行われたと判定した場合には(S32:Yes)、S31の処理を改めて実行する。一方、CPU14は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140、またはスクロール表示されたコンテンツ要約文字列144の長押し操作が新たに行われていないと判定した場合には(S32:No)、コンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144の長押し操作が新たに行われるまで、S32の処理を繰り返し実行する。
【0086】
S31の処理で、CPU14は、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144が、表示情報記憶領域18cに記憶されていると判定すると(S31:Yes)、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132(図4参照)に対応する選択フラグ18dはオフであるか否かを判定する(S33)。
【0087】
S33の処理で、CPU14は、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dがオフであると判定すると(S33:Yes)、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dをオンにする(S34)。一方、S33の処理で、CPU14は、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dがオフでないと判定すると、即ち、オンであると判定すると(S33:Yes)、長押し操作されたコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dをオンにする(S35)。
【0088】
このS33〜S35の処理について詳しく説明する。S33の処理で、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dがオフであると判定されると(S33:Yes)、S33の処理の時点では、長押し操作された表示領域では、コンテンツ要約情報144のスクロール表示が行われていない状態となっている。即ち、長押し操作された表示領域では、コンテンツタイトル文字列140が表示パネル50に固定表示された状態となっている。よって、ユーザが長押し操作できる対象は、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140となる。従って、CPU14は、S33の処理で、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dがオフであると判定すると(S33:Yes)、長押し操作されたのは、コンテンツタイトル文字列140であると判定し、S34の処理で、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dをオンにするのである。
【0089】
一方、S33の処理で、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dがオフでない、即ち、選択フラグ18dがオンであると判定されると(S33:No)、S33の処理の時点では、長押し操作された表示領域では、コンテンツ要約情報144のスクロール表示が行われている状態となっている。よって、ユーザが長押し操作できる対象は、スクロール表示されたコンテンツ要約文字列144となる。従って、CPU14は、S33の処理で、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dがオンであると判定すると(S33:No)、長押し操作されたのは、スクロール表示されているコンテンツ要約文字列144であると判定し、S34の処理で、長押し操作されたコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132に対応する選択フラグ18dをオンにするのである。
【0090】
S34またはS35のいずれかの処理後、CPU14は、選択フラグ18dが少なくとも1つオンであるか否か、即ち、コンテンツ要約文字列144のスクロール表示を少なくとも表示領域51a〜51cのいずれかで行うか否かを判定する(S36)。CPU14は、選択フラグ18dのいずれもがオフであると判定すると(S36:No)、表示領域51a〜51cのいずれにおいても、コンテンツ要約文字列144のスクロール表示を行わないと判定し、メイン処理のS5の処理へ戻る(図5参照)。これにより、表示パネル50は、図9(b)の状態となる。
【0091】
一方、CPU14は、選択フラグ18dの少なくとも1つがオンであると判定すると(S36:Yes)、表示領域51a〜51cのいずれか又は全てにおいて、コンテンツ要約文字列144のスクロール表示を行うと判定し、これを実現する処理であるS37以降の処理へ移行する。
【0092】
S37の処理では、CPU14は、選択フラグ18dがオンである更新コンテンツ情報132を特定し、その更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツ要約文字列144をスクロール表示する(S37)。そして、CPU14は、選択フラグ18dがオフである更新コンテンツ情報132を特定し、その更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツタイトル文字列140を固定表示する(S38)。
【0093】
ここで、例えば、メイン処理のS6の処理で(図5参照)、図9(b)に示す表示領域51aに固定表示されたコンテンツタイトル文字列140が長押し操作された場合には、S37およびS38の処理の実行によって、図9(c)に示すように、表示領域51aに固定表示のコンテンツタイトル文字列140に代えて、そのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144が表示領域51aにスクロール表示される。MFPシステム2のユーザは、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツ要約文字列144を複数確認することができる。なお、表示領域51b,51cには、コンテンツタイトル文字列140が引き続き固定表示される。
【0094】
その後、CPU14は、決定ボタン51dが押下されたか否かを判定し(S39)、決定ボタン51dが押下されていないと判定すると(S39:No)、コンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144の長押し操作が行われたか否かを判定する(S40)。
【0095】
CPU14は、コンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144の長押し操作が行われていないと判定すると(S40:No)、S37の処理へ戻る。一方、CPU14は、コンテンツタイトル文字列140またはコンテンツ要約文字列144の長押し操作が行われたと判定されると(S40:Yes)、S31の処理へ戻り、S31〜S40の処理を再び実行する。
【0096】
ここで、例えば、図9(c)に示す状態であったときに、表示領域51cに固定表示されたコンテンツタイトル文字列140が長押し操作された場合には、S40の処理で「Yes」と判定されて、再び、S31〜S38の処理が行われる。すると、図9(d)に示すように、表示領域51cに固定表示のコンテンツタイトル文字列140に代えて、そのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144が表示領域51cにスクロール表示される。なお、表示領域51aには、コンテンツ要約文字列144が引き続きスクロール表示され、表示領域51bには、コンテンツタイトル文字列140が引き続き固定表示される。
【0097】
また、例えば、図9(d)に示す状態であったときに、表示領域51cにスクロール表示されたコンテンツ要約文字列144が長押し操作された場合には、S40の処理で「Yes」と判定されて、再び、S31〜S38の処理が行われる。すると、図9(c)に示すように、表示領域51cでのコンテンツ要約文字列144のスクロール表示に代えて、そのコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツタイトル文字列140が再び、表示領域51cに固定表示される。なお、表示領域51aには、コンテンツ要約文字列144が引き続きスクロール表示され、表示領域51bには、コンテンツタイトル文字列140が引き続き固定表示される。
【0098】
S39の処理において、CPU14は、決定ボタン51dが押下されたと判定すると(S39:Yes)、選択フラグ18dがオンである更新コンテンツ情報132が含んでいるコンテンツURL146、即ち、スクロール表示されているコンテンツ要約情報144が含まれた更新コンテンツ情報132が含んでいるコンテンツURL146を全て特定し、PC70,71へ出力する(S41)。このS41の処理では、CPU14は、まず、選択フラグ18dがオンである更新コンテンツ情報132(図4参照)を特定する。そして、CPU14は、特定した更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツURL146を、ネットワークI/F60を介してPC70,71へ出力する。
【0099】
なお、MFP10から出力されたコンテンツURL146をPC70,71が受信すると、PC70,71は、予めインストールされているブラウザプログラムを起動した後、コンテンツ提供サーバ90,91にアクセスして、図9(e)に示すように、MFP10から出力されたコンテンツURL146の示すコンテンツを表示部82へ表示する。これにより、ユーザは、固定表示されているコンテンツ要約情報144に対応するコンテンツ、即ち、所望のコンテンツを、表示パネル50よりも大きい画面(広い画面)であるPC70,71の表示部82を使用して快適に確認することができる。
【0100】
S41の処理後、CPU14は、選択フラグ18dを全てオフして(S42)、この複数選択モード処理を終了する。
【0101】
上述した通り、複数選択モード処理では、長押し操作を行うことで、コンテンツタイトル文字列140の固定表示を、コンテンツ要約情報144のスクロール表示に切り換えることができる。また、スクロール表示されているコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146の全てを、PC70,71へ一編に出力することができる。
【0102】
また、複数選択モード処理では、コンテンツタイトル文字列140の長押し操作が行われた場合に、スクロール表示するコンテンツ要約文字列144を次のようにして特定している。即ち、まず、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140を含む更新コンテンツ情報132を特定し、その後、その特定した更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツ要約文字列144を、スクロール表示するコンテンツ要約文字列144と特定している。よって、長押し操作されたコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ要約文字列144を、誤りなくスクロール表示させることができる。
【0103】
次に、図8を参照して、MFP10のCPU14によって実行される全選択モード処理について説明する。図8は、MFP10により実行される全選択モード処理を示したフローチャートである。全選択モード処理では、まず、メイン処理のS5の処理(図5参照)の実行により、現在、表示領域51a〜51cに固定表示されている全てのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツを、PC70,71に表示させるメッセージを表示パネル50に表示する(S51)。このS51の処理では、メイン処理のS5の処理の実行により、図9(b)に示すように、表示領域51a〜51cにコンテンツタイトル文字列140が固定表示されている場合には、「固定表示された3つのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツを、PC70,71に表示させますか?」というメッセージを表示パネル50に表示する。
【0104】
次に、CPU14は、S51の処理で表示されたメッセージと共に、OKボタン(図示せず)およびキャンセルボタン(図示せず)を表示パネル50に表示する(S52)。そして、CPU14は、OKボタンが押下されたか否かを判定する(S53)。
【0105】
S53の処理で、CPU14は、OKボタンが押下されたと判定した場合には(S53:Yes)、現在、表示領域51a〜51cに固定表示されている全てのコンテンツタイトル文字列140に対応する全てのコンテンツURL146を、更新コンテンツ情報132から特定し、PC70,71へ出力する(S54)。このS54の処理では、CPU14は、まず、固定表示されているコンテンツタイトル文字列140を含む更新コンテンツ情報132(図4参照)を全て特定する。次に、CPU14は、特定した全ての更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツURL146を全て特定する。そして、特定した全てのコンテンツURL146を、ネットワークI/F60を介してPC70,71へ出力する。S54の処理後、CPU14は、この全選択モード処理を終了する。
【0106】
なお、MFP10から出力されたコンテンツURL146をPC70,71が受信すると、PC70,71は、MFP10から出力されたコンテンツURL146の示すコンテンツを表示部82へ表示する。これにより、ユーザは、表示領域51a〜51cに固定表示されている全てのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツ、即ち、所望のコンテンツを、PC70,71の表示部82を使用して快適に確認することができる。
【0107】
一方、S53の処理で、CPU14は、OKボタンが押下されていないと判定すると(S53:No)、キャンセルボタンが押下されたか否かを判定する(S55)。CPU14は、キャンセルボタンが押下されたと判定すると(S55:Yes)、表示領域51a〜51cに固定表示されている全てのコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツを、PC70,71に表示させない指示がユーザによって行われたと判定し、メイン処理のS5の処理へ戻る(図5参照)。これにより、表示パネル50は、図9(b)の状態となる。
【0108】
一方、S55の処理で、CPU14は、キャンセルボタンが押下されていないと判定すると(S55:No)、S52の処理へ戻る。これにより、CPU14は、OKボタンまたはキャンセルボタンのいずれかが押下されるまで、S52,S53,S55の処理を繰り返し実行する。
【0109】
上述した通り、全選択モード処理では、ユーザがOKボタンを押下することにより、現在、表示領域51a〜51cに固定表示されている全てのコンテンツタイトル文字列140に対応する全てのコンテンツURL146を、一編にPC70,71へ出力することができる。
【0110】
上述した通り、本実施形態のMFPシステム2によれば、MFP10は、表示パネル50でスクロール表示されているコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146の全てを出力するように指示されると、そのコンテンツURL146の全てを、表示情報記憶領域18cに記憶された更新コンテンツ情報132を使用して特定する。そして、MFP10は、その特定された全てのコンテンツURL146をPC70,71へ出力する。PC70,71は、MFP10から出力されたコンテンツURL146を受信すると、コンテンツ提供サーバ90,91にアクセスして、コンテンツ提供サーバ90,91が提供するサイトに含まれる各コンテンツを、即ち、MFP10から出力された全てのコンテンツURL146の示す各コンテンツを、表示部82へ一編に表示する。よって、MFPシステム2のユーザは、煩雑な表示切り換え操作を必要とせずに、コンテンツを複数確認することができる。
【0111】
また、本実施形態のMFPシステム2によれば、MFP10は、スクロール表示されているコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146を、即ち、PC70,71に出力するコンテンツURL146を次のようにして特定している。即ち、スクロール表示されているコンテンツ要約文字列144を含む更新コンテンツ情報132を特定し、その後、その特定した更新コンテンツ情報132に含まれるコンテンツURL146を、PC70,71に出力するコンテンツURL146と特定している。よって、スクロール表示されているコンテンツ要約文字列144に対応するコンテンツURL146を、誤りなくPC70,71へ出力することができる。
【0112】
また、本実施形態のMFPシステム2によれば、MFP10は、まず、表示領域51aにコンテンツタイトル文字列140のスクロール表示を行い、次に、そのスクロール表示されているコンテンツタイトル文字列140へのタッチ操作が行われると、現在決定されている表示情報112に含まれる全てのコンテンツタイトル文字列140を表示領域51a〜51cに固定表示し、最後に、固定表示されたコンテンツタイトル文字列140に対応するコンテンツURL146全ての出力がOKボタンの押下により指示されると、その全てのコンテンツURL146の出力を行う形態となっている。よって、ユーザが操作を行う場合に通常行い得る一般的な操作形態を実現することができる。
【0113】
なお、請求項に記載の関連情報取得ステップは、MFP10が、インターネット接続プログラム16bを使用してコンテンツ提供サーバ90,91に定期的(例えば、30分毎)にアクセスして、フィード情報を取得する処理に該当する。また、請求項に記載の記憶ステップは、MFP10が、取得されたフィード情報を解析して、そのフィード情報から生成した表示情報112を表示情報記憶領域18cに記憶させる処理に該当する。
【0114】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0115】
本実施形態においては、MFP10は、通常モード処理のS26の処理(図6参照)、複数選択モード処理のS41の処理(図7参照)および全選択モード処理のS54の処理(図8参照)において、コンテンツURL146をPC70,71へ出力したが、これに限られるものではない。即ち、上述の処理においては、MFP10に予め登録したPCのみへ、コンテンツURL146を出力しても良い。この場合には、コンテンツURL146が、MFP10に登録していないPCへ出力されてしまうことを防止することができる。
【0116】
また、本実施形態においては、MFP10は、ブラウザプログラムを有していなかったが、これに限られるものではなく、MFP10は、ブラウザプログラムをNVRAM20内に有していてもよい。この構成の場合には、次の構成としても良い。即ち、MFP10は、通常モード処理のS26の処理(図6参照)、複数選択モード処理のS41の処理(図7参照)および全選択モード処理のS54の処理(図8参照)においては、コンテンツURL146をPC70,71へ出力するのではなく、NVRAM20へ出力し、コンテンツURL146をNVRAM20の所定領域に記憶する構成とする。そして、MFP10は、ブラウザプログラムを起動した後、MVRAM20の所定領域に記憶されたコンテンツURL146を使用してコンテンツ提供サーバ90,91にアクセスする構成する。そして、MFP10を、コンテンツURL146の示すコンテンツを表示パネル50へ表示する構成しても良い。これにより、ユーザは、所望のコンテンツを、MFP10の表示パネル50を使用して確認することができる。
【0117】
また、本実施形態においては、表示パネル50に設けられる表示領域を、S1の処理(図5参照)で現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140の数に応じて、CPU14により増減させたが、これに限られるものではない。即ち、表示パネル50に設けられる表示領域を、例えば、表示領域51a〜51cの3つに固定しても良い。この場合には、CPU14は、S1の処理(図5参照)で現在決定されている表示情報112に含まれるコンテンツタイトル文字列140が5つであれば、まず、表示領域51a〜51cに、3つのコンテンツタイトル文字列140を固定表示する。次に、その固定表示から所定時間(例えば、3秒)経過すると、残りの2つのコンテンツタイトル文字列140を表示領域51a,51bに表示する。そして、残りの2つのコンテンツタイトル文字列140の固定表示から所定時間が経過すると、再び、最初の3つのコンテンツタイトル文字列140を固定表示する構成すれば良い。この構成の場合には、表示パネル50における表示領域の占有面積の最大値を一定とすることができるので、表示領域以外の領域に、MFP10に関する情報を表示することができる。
【0118】
また、本実施形態においては、コンテンツタイトル文字列140の固定表示およびコンテンツ要約文字列144のスクロール表示を行う対象をMFP10としたが、これに限られるものではない。即ち、コンテンツタイトル文字列140の固定表示およびコンテンツ要約文字列144のスクロール表示を行う対象を、スキャナ装置、プリンタ装置、或いは電話機等、表示パネル50が搭載可能である装置としても良い。この構成の場合には、スキャナ装置、プリンタ装置、或いは電話機に設けられた表示パネル50に、コンテンツタイトル文字列140の固定表示およびコンテンツ要約文字列144のスクロール表示を行うことができる。
【0119】
また、本実施形態のMFPシステム2では、MFP10と、PC70,71とは、ケーブルにて(有線にて)、互いに接続されていたが、これに限られるものではない。即ち、MFP10およびPC70,71の各々に無線通信インターフェイスを設け、その無線通信インターフェイスを用いて、MFP10とPC70,71とを無線通信によって電気的に接続しても良い。
【0120】
また、本実施形態においては、各コンテンツ提供サーバ90,91は、コンテンツとフィード情報の両方を記憶していたが、これに限られるものではなく、コンテンツを記憶するためのサーバとフィード情報を記憶するためのサーバが別体に構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0121】
【図1】本発明の一実施形態におけるMFPシステムの概略を示した図である。
【図2】MFPの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】URL記憶領域の記憶内容の一例を示した図である。
【図4】表示情報記憶領域の記憶内容の一例を示した図である。
【図5】MFPにより実行されるメイン処理を示したフローチャートである。
【図6】MFPにより実行される通常モード処理を示したフローチャートである。
【図7】MFPにより実行される複数選択モード処理を示したフローチャートである。
【図8】MFPにより実行される全選択モード処理を示したフローチャートである。
【図9】表示パネルに表示されるコンテンツタイトル文字列140等の表示形態を示した図である。
【符号の説明】
【0122】
2 MFPシステム(通信システムの一例)
10 MFP(通信装置の一例)
16b インターネット接続プログラム(要約情報取得手段の一例)
16c フィード情報利用プログラム(制御プログラムの一例)
18c 表示情報記憶領域(関連情報記憶手段の一例)
18d 選択フラグ(特定手段の一部の一例、要約特定手段の一部の一例)
20b URL記憶領域(位置情報記憶手段の一例)
50 表示パネル(複数表示手段の一部の一例、単数表示手段の一例、表示画面の一部の一例)
51a〜51c 表示領域(複数表示手段の一部の一例)
70,71 パーソナルコンピュータ(外部装置の一例)
82 表示部(表示画面の一部の一例)
S2 メイン処理(タイトル表示手段の一例)
S3 メイン処理(タイトル受付手段の一例)
S5 メイン処理(表示制御手段の一例、関連情報特定手段の一例、全表示制御手段の一例、表示制御ステップの一例)
S7 メイン処理(第2判定手段の一例)
S9 メイン処理(第1判定手段の一部の一例)
S23 通常モード処理(要約表示手段の一例)
S24,S25 通常モード処理(要約判定手段の一例)
S26 通常モード処理(特定手段の一部の一例、出力手段の一部の一例、第2特定手段の一例、第2出力手段の一例、特定ステップの一部の一例、出力ステップの一部の一例)
S37 複数選択モード処理(特定手段の一部の一例、スクロール表示手段の一例、要約特定手段の一部の一例、第1スクロール手段の一例、特定ステップの一部の一例、スクロール表示ステップの一例)
S39,S40 複数選択モード処理(出力受付手段の一例)
S41 複数選択モード処理(特定手段の一部の一例、出力手段の一部の一例、第1判定手段の一部の一例、第1特定手段の一例、第1出力手段の一例、位置情報特定手段の一例、特定ステップの一部の一例、出力ステップの一部の一例)
S53 全選択モード処理(全受付手段の一例、第2全受付手段の一例、全受付ステップの一例)
S54 全選択モード処理(全位置情報特定手段の一例、出力手段の一例、第2全位置情報特定手段の一例、全出力手段の一例、全位置情報特定ステップの一例、出力ステップの一例)
メイン処理、通常モード処理、複数選択モード処理(受付手段の一例、受付ステップの一例)




【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置であって、
前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段と、
その位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得手段と、
その関連情報取得手段により取得されたコンテンツ関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
その関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段と、
前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する表示制御手段と、
その表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付手段と、
その受付手段により選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全てを前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定手段と、
その特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記受付手段は、
前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルのそれぞれに対して、そのコンテンツのタイトルの選択を示す第1の操作が行われたか否かを判定する第1判定手段と、
その第1判定手段により前記第1の操作が行われたと判定されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な出力受付手段とを備え、
前記特定手段は、前記第1の操作が行われたと判定されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記出力受付手段により受け付けられた場合に、そのコンテンツの位置情報の全てを、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する第1特定手段を備え、
前記出力手段は、前記第1特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を前記通信表示手段へ出力する第1出力手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
前記コンテンツ関連情報は、前記コンテンツが要約された情報である要約情報を更に含むものであり、
前記コンテンツ関連情報に含まれる前記コンテンツの要約情報の1つを複数行の表示形態で表示可能な要約表示領域が1つ設けられた単数表示手段を備え、
前記受付手段は、
前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの1つに対して、そのコンテンツのタイトルの選択を示す前記第1の操作とは操作が異なる第2の操作が行われたか否かを判定する第2判定手段と、
その第2判定手段により前記1のコンテンツのタイトルに対して前記第2の操作が行われたと判定された場合に、その第2の操作が行われた前記1のコンテンツのタイトルに対応する1の前記コンテンツの要約情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定し、その特定した前記1のコンテンツの要約情報を前記単数表示手段の要約表示領域に表示する要約表示手段と、
その要約表示手段により前記要約表示領域に表示された前記1のコンテンツの要約情報に対して、その1のコンテンツの要約情報の選択を示す前記第2の操作が行われたか否かを判定する要約判定手段とを備え、
前記特定手段は、前記要約判定手段により前記1のコンテンツの要約情報に対して前記第2の操作が行われた場合に、その第2の操作が行われた前記1のコンテンツの要約情報に対応する1の前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する第2特定手段を備え、
前記出力手段は、前記第2特定手段により特定された前記1のコンテンツの位置情報を前記通信表示手段へ出力する第2出力手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
【請求項4】
コンテンツのタイトルとそのコンテンツが要約された情報である要約情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの要約情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置であって、
前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段と、
その位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得手段と、
その関連情報取得手段により取得されたコンテンツ関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
その関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段と、
前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する表示制御手段と、
その表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付手段と、
その受付手段により選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの要約情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定手段と、
その特定手段により特定された前記コンテンツの要約情報を、その特定された要約情報に対応する前記コンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示させるスクロール表示手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
【請求項5】
前記受付手段は、前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルのそれぞれに対して、前記コンテンツのタイトルの選択を示す第1の操作が行われたか否かを判定する第1判定手段を備え、
前記特定手段は、前記第1判定手段により前記第1の操作が行われたと判定されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの要約情報の全てを、前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する要約特定手段を備え、
前記スクロール表示手段は、前記要約特定手段により特定された前記全てのコンテンツの要約情報を、その特定された要約情報の各々に対応する前記コンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示させる第1スクロール表示手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
【請求項6】
前記コンテンツ関連情報は、前記コンテンツの位置情報を更に含むものであり、
前記第1スクロール表示手段により前記表示領域にスクロール表示されているコンテンツの要約情報に対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な出力受付手段と、
前記スクロール表示されているコンテンツの要約情報に対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記出力受付手段により受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する位置情報特定手段と、
その位置情報特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段とを備えていることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
【請求項7】
コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置であって、
前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段と、
その位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得手段と、
その関連情報取得手段により取得されたコンテンツ関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
その関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段と、
前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する表示制御手段と、
その表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な全受付手段と、
前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記全受付手段により受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する全位置情報特定手段と、
その全位置情報特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
【請求項8】
前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルを前記複数表示手段の表示領域のうちの1の表示領域を使用して順次スクロール表示させるタイトル表示手段と、
そのタイトル表示手段によって前記コンテンツのタイトルが前記1の表示領域に順次スクロールされている場合に、その表示されている前記コンテンツのタイトルの選択を受け付け可能なタイトル受付手段と、
そのタイトル受付手段により前記コンテンツのタイトルの選択が受け付けられた場合に、そのコンテンツのタイトルを含むコンテンツ関連情報を特定する関連情報特定手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記関連情報特定手段により特定されたコンテンツ関連情報に含まれる全てのコンテンツのタイトルをそれぞれ、前記複数表示手段の表示領域に対応させて固定表示する全表示制御手段を備え、
前記全受付手段は、前記全表示制御手段により前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な第2全受付手段を備え、
前記全位置情報特定手段は、前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記第2全受付手段により受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する第2全位置情報特定手段を備え、
前記出力手段は、前記第2全位置情報特定手段により特定された前記全てのコンテンツの位置情報を前記通信表示手段へ出力する全出力手段を備えていることを特徴とする請求項7記載の通信装置。
【請求項9】
前記通信装置は、前記コンテンツのタイトルを少なくとも表示可能な表示画面を備え、
前記通信表示手段は、前記通信装置と別体に設けられると共にその通信装置と通信可能に構成され、その通信装置の表示画面よりも広い表示画面を有する外部装置であることを特徴とする請求項1から3、または6から8のいずれかに記載の通信装置。
【請求項10】
請求項1から3、または6から9のいずれかに記載の通信装置と、その通信装置から出力されたコンテンツの位置情報により示される記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な外部装置とを備えていることを特徴とする通信システム。
【請求項11】
コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置により実行される制御プログラムであって、
前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得ステップと、
その関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を関連情報記憶手段に記憶する記憶ステップと、
その記憶ステップにより前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、そのコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段に、その表示領域に対応させて固定表示する表示制御ステップと、
その表示制御ステップにより前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付ステップと、
その受付ステップにより選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全てを前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定ステップと、
その特定ステップにより特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段に出力させる出力ステップとを、前記通信装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項12】
コンテンツのタイトルとそのコンテンツが要約された情報である要約情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの要約情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置により実行される制御プログラムであって、
前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得ステップと、
その関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を関連情報記憶手段に記憶する記憶ステップと、
その記憶ステップにより前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、そのコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段に、その表示領域に対応させて固定表示する表示制御ステップと、
その表示制御ステップにより前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルの選択を複数受け付け可能な受付ステップと、
その受付ステップにより選択が受け付けられた前記コンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの要約情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する特定ステップと、
その特定ステップにより特定された前記コンテンツの要約情報を、その特定された要約情報に対応する前記コンテンツのタイトルが固定表示された表示領域に、そのタイトルの固定表示に代えてスクロール表示させるスクロール表示ステップとを、前記通信装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項13】
コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを少なくとも含むと共に、前記コンテンツのタイトルとそのコンテンツの位置情報とを複数含むことが可能なコンテンツ関連情報の位置情報である関連位置情報が示す装置にアクセス可能な通信装置により実行される制御プログラムであって、
前記関連位置情報を複数記憶可能な位置情報記憶手段に記憶された関連位置情報が示す装置のそれぞれにアクセスして、前記装置の各々から前記コンテンツ関連情報をそれぞれ取得する関連情報取得ステップと、
その関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を関連情報記憶手段に記憶する記憶ステップと、
その記憶ステップにより前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して、そのコンテンツ関連情報に含まれるコンテンツのタイトルをそれぞれ、そのコンテンツのタイトルの1つを1行の表示形態で表示可能な表示領域が複数設けられた複数表示手段に、その表示領域に対応させて固定表示する表示制御ステップと、
その表示制御ステップにより前記複数表示手段の表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力を受け付け可能な全受付ステップと、
前記表示領域に固定表示されたコンテンツのタイトルに対応する前記コンテンツの位置情報の全ての出力が前記全受付ステップにより受け付けられた場合に、その全ての前記コンテンツの位置情報を前記関連情報記憶手段に記憶されたコンテンツ関連情報を使用して特定する全位置情報特定ステップと、
その全位置情報特定ステップにより特定された前記全てのコンテンツの位置情報を、そのコンテンツの位置情報が示す記憶装置にアクセスしてその記憶装置に記憶されたコンテンツを表示可能な通信表示手段へ出力する出力手段に出力させる出力ステップとを、前記通信装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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