説明

通信装置

【課題】 待ち受け状態でも機能一覧表示の状態でも、同一の背景画像を表示させることにより、画面デザインの切換えによる不快感をなくす。
【解決手段】 受信待機状態において、ディスプレイに蝶のデザインの壁紙を表示していると(S1ステップ)、S2ステップにおいて、ユーザがメニュー表示の操作を行うと、ディスプレイにはメニュー画面が表示される(S2、S9、S11ステップ)。その際、メニュー画面上の文字表示領域と、蝶の絵が表示される領域とがかぶさらないように表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話装置等の通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の携帯電話装置等の通信装置には、待受状態で表示部に自分のお気に入りの画像を表示させる所謂壁紙機能が搭載されている。また、この壁紙機能に関する特許出願も数多くなされており、例えば特許文献1や特許文献2には、時刻に応じて壁紙を切り替わる技術が記載されている。
【特許文献1】特開平7−325689号公報
【特許文献2】特開平10−13883号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の携帯電話装置では、待ちうけ状態(基地局からの着信を待ち受けている状態や、携帯電話装置が発呼処理やメール作成処理等のイベントを実行していない状態)での背景画像はユーザの操作により決定することができるが、機能の一覧(メニュー)を表示している際の背景画像はユーザの操作により決定できないか、或いは決定できるとしても、待ちうけ時の背景画像とは異なるデザインの画像しか選択できなかった。
【0004】
このように、待ちうけ時の背景画像と機能一覧の背景画像とが異なっている為に、ユーザにとっては、操作の度に全く異なるデザインの背景が切換え表示され見づらいといった問題がある。
【0005】
又、引用文献1や引用文献2に記載されている技術では、所定の時刻になると自動的に背景画像が変わる為、突然背景のデザインが変わり、ユーザによっては見づらいといった問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこのような課題を解決する為のものであり、請求項1記載の通信装置は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、前記表示手段は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記予め定められた画像のキャラクターと前記文字とが重ならないように表示することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の通信装置は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、前記表示手段は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記予め定められた画像のキャラクターを表示する領域と前記文字を表示する領域とを分離して表示することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の通信装置は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、前記予め定められた画像は開始画像から終了画像までの一連の画像からなる動画であり、前記表示手段は、待ち受け状態で前記動画を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記動画の終了画像のキャラクターと前記文字とが重ならないように、前記動画の終了画像と前記文字とを表示することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の通信装置は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、前記予め定められた画像は開始画像から終了画像までの一連の画像からなる動画であり、前記表示手段は、待ち受け状態で前記動画を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記動画の終了画像のキャラクターを表示する領域と前記文字を表示する領域とが別領域になるように、前記動画の終了画像と前記文字とを表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の通信装置は、待ち受け時に表示される背景画像と機能一覧を表示する際の背景画像とが同じか或いは類似するデザインの背景画像である為、ユーザは、操作の度に背景画像のデザインが変化し見づらいといった課題を解決することが可能である。
【0011】
又、機能一覧を表示する場合のように、文字を表示する際には、背景画像のキャラクター(例えば、蝶や花や動物等)部分と文字部分とが重ならないように表示する為、文字がみづらいという問題を回避することが可能である。
【実施例】
【0012】
図1は、本発明の一実施例にかかる携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯電話機は、アンテナ14と接続された通信部13を備えている。この通信部13は、後述のベースバンド部10と接続されており、ベースバンド部10からの信号を、アンテナ14を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ14を介して基地局からの電波を受信する。
【0013】
ベースバンド部10は、CDMA処理回路11と、音声コーデック12と、を有している。ここで、CDMA処理回路11は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック12は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【0014】
また、ベースバンド部10には、切替回路20が接続されている。この切替回路20には、増幅回路21を介して第1スピーカ22が接続されている。この第1スピーカ22は、増幅回路21で増幅されたベースバンド部10の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ22は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0015】
また、切替回路20には、増幅回路23を介してマイクロホン24が接続されている。このマイクロホン24は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン24により入力された電気信号は、増幅回路23で増幅されてベースバンド部10に出力される。
【0016】
また、切替回路20には、増幅回路25を介して第2スピーカ26が接続されている。この第2スピーカ26は、増幅回路25で増幅されたベースバンド部10の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ26は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ26は、着信報知の鳴動も行う。なお、これらの3つの増幅回路21,23,25は、ゲインを固定しており、第1スピーカ22及び第2スピーカ26の音量やマイクロホン24の感度を変更することはできないようになっている。
【0017】
この切替回路20は、ベースバンド部10との接続を、第1スピーカ22用の増幅回路21とマイクロホン24用の増幅回路23側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ26用の増幅回路25とマイクロホン24用の増幅回路23側にするかを切り替える。
【0018】
また、通信部13、ベースバンド部10、切替回路20は、それぞれ制御回路30に接続されている。制御回路30には、ROM31,RAM32が接続されており、ROM31には、制御回路30を動作させるためのシステムプログラムが格納され、RAM32は、制御回路30の動作に必要な各種情報が記憶される。
例えば、RAM32には、図2〜図6や図7〜図11に示すような画像データが格納されている。図2〜図6の画像は同一の種類の画像データであり、図2〜図4の画像データは、携帯電話装置が待ち受け状態の際に表示される画像データであり、図5の画像データは、ユーザの操作に基づいて機能一覧を表示させる際の画像データであり、図6の画像データは、ユーザの操作に基づいて例えば図5の基本設定の項目が選択された後に表示させる画像データである。図2〜図4の画像データは、携帯電話装置が待ち受け状態になると2匹の蝶(キャラクター)が画面左右側から出現し(図2)、画面右側にある花に向かって飛び、最終的には、2匹の蝶が花の近くに留まるという画像データ(動画)である。図5の画像データは、図4の画像データに機能一覧の表示を合成させた画像データであるが、機能一覧(データフォルダ、基本設定、テレビ等)の文字が表示されている領域に蝶や花といった画像が重ならないようにしている。更に、図6の画像データは、図4の画像データに選択された機能の一覧の表示を合成させた画像データであるが、機能一覧(プロフィール、時間/料金/申込、等)の文字が表示されている領域に蝶や花といった画像が重ならないようにしている。
【0019】
このように、待ち受け状態や機能一覧を表示させる状態において、常に背景に蝶や花といったユーザのお気に入りの画像を表示させ尚且つこの蝶や花の画像に機能一覧の文字が重ならないようにしている。この為、ユーザの好みの画像を常に背景に表示させることができ、尚且つ文字を見やすくすることができる。
【0020】
尚、本実施例装置では、表示される蝶や花といったものをキャラクターと称している。他に人物、車、建物、食べ物、動物、等もキャラクターとして称しているが、文字や数字等はキャラクターとして定義していない。
次に、図7〜図11の画像についてである。図7〜図11の画像は同一の種類の画像データであり、図7〜図9の画像データは、携帯電話装置が待ち受け状態の際に表示される画像データであり、図10の画像データは、ユーザの操作に基づいて機能一覧を表示させる際の画像データであり、図11の画像データは、ユーザの操作に基づいて例えば図10の基本設定の項目が選択された後に表示させる画像データである。図7〜図9の画像データは、携帯電話装置が待ち受け状態になると一羽の鳥(キャラクター)が画面左側から出現し(図7)、画面右側にある植物に向かって飛び、最終的には、一羽の鳥が植物の近くに留まるという画像データ(動画)である。図10の画像データは、図9の画像データに機能一覧の表示を合成させた画像データであるが、機能一覧(データフォルダ、基本設定、テレビ等)の文字が表示されている領域に蝶や花といった画像が重ならないようにしている。更に、図11の画像データは、図10の画像データに選択された機能の一覧の表示を合成させた画像データであるが、機能一覧(プロフィール、時間/料金/申込、等)の文字が表示されている領域に蝶や花といった画像が重ならないようにしている。
【0021】
このように、待ち受け状態や機能一覧を表示させる状態において、常に背景に鳥や植物といったユーザのお気に入りの画像を表示させ尚且つこの鳥や植物の画像に機能一覧の文字が重ならないようにしている。この為、ユーザの好みの画像を常に背景に表示させることができ、尚且つ文字を見やすくすることができる。
【0022】
又、本実施例装置では、制御回路30は、所定の時間(例えば1分)を計時する機能を有している。例えば、図2〜図6のいずれかの画像を表示している状態で、制御回路30が所定の時間を計時完了し尚且つ筐体の開閉動作やキー操作等があると、ディスプレイ60には、図7〜図11のいずれかの画像の表示に切り替わる。
制御回路30には、入力部40が接続されている。入力部40は、電話番号等の入力を行うテンキー41と、通話の開始を操作する通話キー42と、通話の終了を操作する切キー43と、OKキー44と、クリアキー45とを有している。又、本実施例においては、ユーザがこの入力部40を操作することにより、着信履歴の表示や着信拒否相手先の設定等を行うことが可能である。
【0023】
また、制御回路30には、例えば液晶パネルからなるディスプレイ60と、そのバックライトとして、例えばLED素子51からなる照明部61が接続されている。このディスプレイ60により、着信履歴の一覧等が表示される。開閉検出部70は、筐体の開閉を検出する。
【0024】
次に本実施例装置の動作について以下に説明する。図7〜図8は本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【0025】
図7において、まずユーザが携帯電話装置の筐体を開くと、制御回路30は、S1ステップで所定時間(例えば1分)の計時を開始し、S2ステップへ処理を進める。尚、ユーザが筐体を開くと、受信待機状態で表示される画像として、図2〜図4の画像が順にディスプレイ60に表示される。図4の画像が表示される状態になると、着信やユーザのキー操作や筐体の開閉等の操作がない限り、図4の画像の表示が維持される。
【0026】
S2ステップでは、制御回路30は、入力部40からメニュー表示の操作があると判定すると、S8ステップへ処理を進め、そうでなければ、S3ステップへ処理を進める。
【0027】
S3ステップでは、制御回路30は、開閉検出部70から筐体が閉じたことを示す信号を検出すると、筐体が閉じられたと判定してS4ステップへ処理を進め、そうでなければ、S2ステップへ処理を戻す。
【0028】
S4ステップでは、制御回路30は、ディスプレイ60の表示をオフし、S5ステップへ処理を進める。
【0029】
S5ステップでは、制御回路30は、開閉検出部70から筐体が開いたことを示す信号を検出すると、筐体が開いたと判定してS6ステップへ処理を進める。
【0030】
S6ステップでは、制御回路30は、前記S1ステップで開始した所定時間の計時が終了したと判定すると、S7ステップへ処理を進め、そうでなければ、S1ステップへ処理を戻す。
【0031】
S7ステップでは、制御回路30は、ディスプレイ60に図7〜図9に示す画像を順に表示し、タイマをクリアしS1ステップへ処理を戻す。
【0032】
S8ステップでは、制御回路30は、前記S1ステップで計時開始した所定時間の計時を終了したと判定すると、S9ステップへ処理を進め、そうでなければS11ステップへ処理を進める。
【0033】
S9ステップでは、制御回路30は、S2ステップでディスプレイ60に表示されている画像が図2〜図4のいずれかの画像であれば、図10のメニュー画面をディスプレイ60に表示させ、一方、S2ステップでディスプレイ60に表示されている画像が図7〜図9の画像であれば、図5のメニュー画面をディスプレイ60に表示させ、S10ステップへ処理を進める。
即ち、S2ステップでメニュー表示の操作がなされた時に所定時間の計時がなされていたら、メニュー表示の操作がなされた時の壁紙の画像と異なる画像をS9ステップで表示させる。即ち、S2ステップで図2〜図4に示す蝶の壁紙が表示されていたら、S10ステップで図10の鳥のメニュー画面を表示させ、一方、S2ステップで図7〜図9に示す鳥の壁紙が表示されていたら、S10ステップで図5の蝶のメニュー画面を表示させる。
【0034】
S10ステップでは、制御回路30は、タイマをクリアした後に所定時間の計時を再度スタートし、図13のS12ステップへ処理を進める。
【0035】
S11ステップでは、制御回路30は、S2ステップでディスプレイ60に表示されている画像が図2〜図4のいずれかの画像であれば、図5のメニュー画面をディスプレイ60に表示させ、一方、S2ステップでディスプレイ60に表示されている画像が図7〜図9の画像であれば、図10のメニュー画面をディスプレイ60に表示させ、図13のS12ステップへ処理を進める。
即ち、S2ステップでメニュー表示の操作がなされた時に所定時間の計時がなされていなければ、メニュー表示の操作がなされた時の壁紙の画像と同じ種類の画像をS11ステップで表示させる。即ち、S2ステップで図2〜図4に示す蝶の壁紙が表示されていたら、S11ステップで図5の蝶のメニュー画面を表示させ、一方、S2ステップで図7〜図9に示す鳥の壁紙が表示されていたら、S11ステップで図10の鳥のメニュー画面を表示させる。
【0036】
図13のS12ステップでは、制御回路30は、入力部40から表示されている一覧(データフォルダ、基本設定、テレビ、マルチメディア、等)からいずれかの項目を選択する操作があると判定すると、S16ステップへ処理を進め、そうでなければ、S13ステップへ処理を進める。
【0037】
S13ステップでは、制御回路30は、入力部40からクリアキー45の入力操作があると判定すると、S14ステップへ処理を進め、そうでなければS12ステップへ処理を戻す。
【0038】
S14ステップでは、制御回路30は、所定時間(例えば1分)の計時が終了したと判定すると、S15ステップへ処理を進め、そうでなければ、図12のS1ステップへ処理を戻す。
【0039】
S15ステップでは、制御回路30は、S11ステップ或いはS9ステップで表示されたメニュー画面が蝶のメニュー画面(図5の画像)であれば、S15ステップにおいて、ディスプレイ60に鳥の壁紙(図7〜図9の画像)を表示し、一方、S11ステップ或いはS9ステップで表示されたメニュー画面が鳥のメニュー画面(図10の画像)であれば、S15ステップにおいて、ディスプレイ60に蝶の壁紙(図2〜図4の画像)を表示する。
【0040】
即ち、S13〜S15ステップでは、メニュー一覧を表示している状態でクリアキーが押下されると、表示画面は受信待機状態における表示画面に切り替わるのであるが、クリアキーが押下された際に制御回路30が所定時間の計時を完了する(或いは既に完了した)と、メニュー一覧を表示していた際と異なるデザインの受信待機状態における表示画面に切り替わる。
【0041】
S16ステップでは、制御回路30は、所定時間(例えば1分)の計時を行った或いは既に計時を終了したと判定すると、S17ステップへ処理を進め、そうでなければS19ステップへ処理を進める。
【0042】
S17ステップでは、制御回路30は、前記S12ステップで選択された項目を表示するが、S12ステップで表示されている画像が蝶のメニュー画像(図5の画像)であれば、S17ステップでは、鳥の選択された項目の画像(図11の画像)が選択される。即ち、S12ステップで表示されている画像が鳥の画像であれば、S17ステップで表示する画像は蝶の画像であり、一方、S12ステップで表示されている画像が蝶の画像であれば、S17ステップで表示する画像は鳥の画像である。
【0043】
S18ステップでは、制御回路30は、タイマをクリアし続いて所定時間の計時を再開し、S20ステップへしょりを進める。
【0044】
S19ステップでは、制御回路30は、前記S12ステップで選択された項目を表示するが、S12ステップで表示されている画像が蝶のメニュー画像(図5の画像)であれば、S17ステップでは、蝶の選択された項目の画像(図6の画像)が選択される。即ち、S12ステップで表示されている画像が蝶の画像であれば、S17ステップで表示する画像は蝶の画像であり、一方、S12ステップで表示されている画像が鳥の画像であれば、S17ステップで表示する画像は鳥の画像である。
【0045】
S20ステップでは、制御回路30は、入力部40からクリアキー45の入力操作があると判定すると、S21ステップへ処理を進める。
【0046】
S21ステップでは、制御回路30は、所定時間の計時が完了したか既に完了していると判定すると、S22ステップへ処理を進め、そうでなければ、図12のS2ステップへ処理を進める。
【0047】
S22ステップでは、制御回路30は、S19ステップ或いはS17ステップで表示された画面が蝶の画面(図6の画像)であれば、S22ステップにおいて、ディスプレイ60に鳥の壁紙(図7〜図9の画像)を表示し、一方、S19ステップ或いはS17ステップで表示された画面が鳥の画面(図11の画像)であれば、S22ステップにおいて、ディスプレイ60に蝶の壁紙(図2〜図4の画像)を表示する。その後、制御回路30は、図12のS1ステップへ処理を戻す。
【0048】
このように、本実施例装置では、受信待機状態(待ちうけ状態)で蝶の画面を表示していると、メニュー表示する際や、メニュー表示において項目を選択した画面を表示する際にも、蝶の画面を表示する。この為、受信待機状態においてもメニュー表示の状態において同じ或いは類似するデザインの画面を表示することができる為、ユーザが何らかの操作を行う度に画面のデザインが頻繁に切り替わり、ユーザの気分を害することを回避することが可能である。
【0049】
又、所定時間毎に蝶のデザインの画面と鳥のデザインの画面が切り替わるように構成し、更に、所定時間が経過すると自動的に画面が切り替わるのではなく、所定時間が経過し更にユーザが何らかの操作を行った際に画面が切り替わる構成としたので、所定時間が経過する度に突然画面が切り代わり、ユーザの気分を害するといった事態を回避することが可能である。
【0050】
尚、本実施例装置では、蝶と鳥の2種類の画像を切換え表示する構成としたが、表示する画像の種類は2種類ではなく、それ以上の種類としても良い。
【0051】
又、本実施例では携帯電話装置について実施したが、カーナビゲーションやPDC(Personal Digital Assistant)等の通信装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施例にかかる携帯電話装置のブロック図である。
【図2】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図3】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図4】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図5】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図6】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図7】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図8】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図9】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図10】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図11】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図12】本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【図13】本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0053】
30・・・・制御回路
32・・・・RAM
40・・・・入力部
60・・・・ディスプレイ
70・・・・開閉検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、
前記表示手段は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記予め定められた画像のキャラクターと前記文字とが重ならないように表示することを特徴とする通信装置。
【請求項2】
待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、
前記表示手段は、待ち受け状態で予め定められた画像を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記予め定められた画像のキャラクターを表示する領域と前記文字を表示する領域とを分離して表示することを特徴とする通信装置。
【請求項3】
待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、
前記予め定められた画像は開始画像から終了画像までの一連の画像からなる動画であり、
前記表示手段は、待ち受け状態で前記動画を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記動画の終了画像のキャラクターと前記文字とが重ならないように、前記動画の終了画像と前記文字とを表示することを特徴とする通信装置。
【請求項4】
待ち受け状態で予め定められた画像を表示可能な表示手段を有する通信装置であり、
前記予め定められた画像は開始画像から終了画像までの一連の画像からなる動画であり、
前記表示手段は、待ち受け状態で前記動画を表示している際に、文字を表示する画面に切り替わると、前記動画の終了画像のキャラクターを表示する領域と前記文字を表示する領域とが別領域になるように、前記動画の終了画像と前記文字とを表示することを特徴とする通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−100386(P2009−100386A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−271876(P2007−271876)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】