説明

通訳者の自動案内システム

【課題】複数の人が同時に通話可能なシステムを用いる場合において、利用者と通訳者が円滑に通訳業務を進められるように
【解決手段】利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補をインターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、通訳者が選ばれて接続が開始されてからの時間を計時してインターフェイスに表示する計時手段を備え、利用者と選択された通訳者との音声通話を、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆるインターネット電話を利用した通訳サービスのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からインターネット電話を利用した通訳サービスのシステムに関連する発明がいくつも開示されている。
例えば、AT&Tの出願である特開平6−225024号公報には、「少なくとも発呼者の電話番号と被呼者の電話番号とからなる電話呼を受信するための手段と、前記発呼者の電話番号の予め定められた指標を検出するため及び自動的に前記電話呼を言語通訳サービスへ向けるための手段と、からなることを特徴とする、電話ネットワ−クにおける言語通訳サービス提供装置。」を初めとする請求項23項目よりなる技術思想が開示されている。
【0003】
また実用新案登録2602103号公報には、「小型の携帯用無線端末機を使用して、通訳オペレータのいる無線通訳センターとの間で、無線通信を行って、無線端末機から話した言葉を、無線通訳センターで他言語に即時通訳してもらう通訳サービスシステムにおいて、無線端末機に通訳言語の自動選択指定機能を所持するもの。」が記載されている。
【0004】
また、特開2002−64634号公報においては下記の技術が記載されている。「通訳サービスを要求する1以上の発信者端末と、通訳結果を受信する1以上の受信者端末と、通訳者が通訳サービスを提供する1以上の通訳者端末と、通訳仲介サーバとがネットワークを介して接続され、前記通訳仲介サーバに、通訳者端末の接続情報と当該通訳者が提供可能な通訳サービスを示す通訳者情報とを登録しておき、前記通訳仲介サーバは、発信者端末から、通訳サービスを要求するために必要な通訳要求情報と、通訳の対象となる通訳対象情報と、受信者端末の接続情報とを受信すると、登録された通訳者情報の中から前記通訳要求情報に適合した通訳者を選択し、該選択された通訳者に対応する通訳者端末の接続情報により通訳者端末と接続して前記通訳対象情報を送信し、前記通訳者端末から通訳結果を受信し、前記受信者端末の接続情報により前記受信者端末と接続して前記通訳結果を送信する、ことを特徴とする通訳サービス方法。」である。
【0005】
また「通訳サービスを要求する1以上の発信者端末と、通訳結果を受信する1以上の受信者端末と、通訳者が通訳サービスを提供する1以上の通訳者端末と、通訳仲介サーバとがネットワークを介して接続され、前記通訳仲介サーバに、通訳者端末の接続情報と当該通訳者が提供可能な通訳サービスを示す通訳者情報とを登録しておき、前記通訳仲介サーバは、発信者端末から、通訳サービスを要求するために必要な通訳要求情報と受信者端末の接続情報とを受信すると、登録された通訳者情報の中から前記通訳要求情報に適合した通訳者を選択し、該選択された通訳者に対応する通訳者端末の接続情報により通訳者端末を呼び出し、前記発信者端末と前記通訳者端末とを接続するとともに、前記受信者端末の接続情報により受信者端末を呼び出し、前記通訳者端末と前記受信者端末とを接続し、前記発信者端末から通訳の対象となる通訳対象情報を受信して前記通訳者端末に送信し、該通訳者端末からの前記通訳対象情報の通訳結果を受信して前記受信者端末に送信する、ことを特徴とする通訳サービス方法。」である。
「通訳サービスを要求する1以上の発信者端末と、通訳結果を受信する1以上の受信者端末と、通訳者が通訳サービスを提供する1以上の通訳者端末と、通訳仲介サーバとがネットワークを介して接続された通訳サービスシステムであって、通訳仲介サーバは、通訳者端末の接続情報と当該通訳者が提供可能な通訳サービスを示す通訳者情報とを記憶する記憶手段と、発信者端末から、通訳サービスを要求するために必要な通訳要求情報と、通訳の対象となる通訳対象情報と、受信者端末の接続情報とを受信すると、前記記憶された通訳者情報の中から前記通訳要求情報に適合した通訳者を選択する通訳者選択手段と、前記選択された通訳者に対応する通訳者端末の接続情報により通訳者端末と接続して前記通訳対象情報を送信し、前記通訳者端末から通訳結果を受信し、前記受信者端末の接続情報により前記受信者端末と接続して前記通訳結果を送信する接続制御手段とを具備する、ことを特徴とする通訳サービスシステム。」である。
【0006】
さらにまた、「通訳サービスを要求する1以上の発信者端末と、通訳結果を受信する1以上の受信者端末と、通訳者が通訳サービスを提供する1以上の通訳者端末と、通訳仲介サーバとがネットワークを介して接続された通訳サービスシステムであって、通訳仲介サーバは、通訳者端末の接続情報と当該通訳者が提供可能な通訳サービスを示す通訳者情報とを記憶する記憶手段と、発信者端末から、通訳サービスを要求するために必要な通訳要求情報と受信者端末の接続情報とを受信すると、前記記憶された通訳者情報の中から前記通訳要求情報に適合した通訳者を選択する通訳者選択手段と、前記選択された通訳者に対応する通訳者端末の接続情報により通訳者端末を呼び出し、前記発信者端末と前記通訳者端末とを接続するとともに、前記受信者端末の接続情報により受信者端末を呼び出し、前記通訳者端末と前記受信者端末とを接続し、前記発信者端末から通訳の対象となる通訳対象情報を受信して前記通訳者端末に送信し、該通訳者端末からの前記通訳対象情報の通訳結果を受信して前記受信者端末に送信する接続制御手段とを具備する、ことを特徴とする通訳サービスシステム。」などである。
【特許文献1】特開平6−225024号公報
【特許文献2】実用新案登録2602103号公報
【特許文献3】特開2002−64634号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
最近は、例えば「Skype(TM)」と呼ばれる、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能なシステムが登場している。この技術を利用した場合、通訳を希望する利用者とその利用者と異国語で話す者と同時通訳者が3者間で話をすれば、簡単に同時通訳(ほとんどタイムラグのない逐次通訳でも良い)業務を行うことができる時代になった。この場合のポイントは、利用者と通訳者の連絡さえ取れれば、複数の人が同時に通話可能なシステムを利用するので、後は利用者が異国語で話す者を追加するだけで足りる。またP2P技術を応用しないで、複数の人が同時に通話可能なシステムも存在する。
【0008】
もちろん上述したような従来技術を応用することも考えられるが、それでも解決できない問題が残る。すなわち、同時通訳(ほとんどタイムラグのない逐次通訳でも良い)を希望する利用者は、どこにアクセスすれば、適切な通訳者を探せるのかが不明であり、また通訳者もどこにアクセスすれば利用者(顧客)が得られるのかが不明確である不具合がある。また課金をどのように行うのかについても当事者間で円滑に進めることは難しい。
特に問題なのは以下の点である。
(1)登録されている通訳者のうち、利用者の希望した時に、誰が通訳サービスに対応できるのかが分からない。
(2)いつから計時して、どのようにインターフェイス(ホームページ)上で表示するのか工夫が必要である。
(3)個人情報の保護という観点から見ても、直接取引きは好ましくない。
(4)外部から無差別に接続されてしまう不具合が発生する可能性がある。
(5)通訳作業中の通訳者に対して、複数の利用者のアクセスが発生するケースが考えられ、そうなると正常な通訳業務が行えない。
(6)通訳者と利用者が、2回目以降は直接に取引してしまい、中継システムの意味がなくなってしまう。特に、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能なシステムの場合だと、中継システムなしでも、通訳者と利用者を接続できてしまうため、この問題は深刻である。
【0009】
そこで本発明は、複数の人が同時に通話可能なシステムを用いる場合において、利用者と通訳者が円滑に通訳業務を進められるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するため、本発明は以下の構成を備えている。
少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、利用者と選択された通訳者との音声通話を、複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システムとしたものである。
【0011】
また、本発明は以下の構成を備えている。少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、利用者と選択された通訳者との音声通話を、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システムとしたものである。
【0012】
さらに、本発明は以下の構成を備えている。少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、通訳者が選ばれて接続が開始されてからの時間を計時して前記Web上のインターフェイスに表示する計時手段を備え、利用者と選択された通訳者との音声通話を、複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システムとしたものである。
【0013】
さらに、本発明は以下の構成を備えている。少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、通訳者が選ばれて接続が開始されてからの時間を計時して前記Web上のインターフェイスに表示する計時手段を備え、利用者と選択された通訳者との音声通話を、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システムとしたものである。
【0014】
さらに、これらの構成において、この計時時間に応じて課金するように構成すると共に、計時してから一定期間は課金しないように構成したものである。
【0015】
さらに、これらの構成において、このインターフェイスでは、通訳者のIDを表示せずに自動案内システム側が用意したIDでログインしたように表示するよう構成したものである。
【0016】
さらに、これらの構成において、このインターフェイスでは、通訳者の音声通話中は、その通訳者はログオフ状態として表示させる手段を備えたものである。
【0017】
さらに、これらの構成において、このインターフェイスでは、通訳者のIDを表示せずに自動案内システム側が用意したIDでログインしたことを表示するように構成し、
このインターフェイスでは、通訳者の音声通話中は、その通訳者はログオフ状態として表示させる手段を備えたものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明は以下のような効果を奏する。
・直接にサービスを提供するのではなく、通訳システム上でサービスのやりとりをするので、個人情報が保護される。
・通訳者が、外部から無差別に接続されてしまう不具合が発生しない。
・登録されている通訳者のうち、利用者の希望した時に、誰が通訳サービスに対応できるのかを明確に把握できるため、円滑な通訳業務が行える。
・通訳者と接続してから、計時してインターフェイス(ホームページ)上で計時情報を表示するので、利用者も通訳者も安心して通訳サービスが受けられる。
・計時した結果を一つの目安にして課金することで、利用者に対しては、仕事量に応じた合理的な課金が行え、また通訳者には相応の報酬を提供できるようになる。もちろん、計時時間は目安にするだけで、実際の課金においては通訳者のスキルも加味しても良い。
・通訳者と利用者は、自動案内システムを経由して通訳業務を行うので、2回目以降に直接に取引してしまうケースを減らすことができる。特に、通訳者のIDを表示せずに自動案内システム側が用意したIDでログインしたように表示することで、直接取引きを防止する効果が高くなる。
・通訳作業中の通訳者をログオフとして扱うよう構成すると、ひとりの通訳者に対して、同時に複数の利用者のアクセスが発生することを回避できる。換言すると、通訳作業中の通訳者に対する別の利用者からの接続を回避でき、利用者全体に対して余計な混乱を起こさせずにすむ。
・計時してから一定期間は課金しないように構成すると、利用者の要求に通訳者がマッチしているかを無償で試すことができ、適した通訳者の提供が可能となる。
【実施例1】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、システムの全体構成例を示す。1,2,3が通訳を希望する利用者の端末である。例示するために3人の端末を示しただけで、もっと多数の利用者の端末が存在する。
5は本発明に関する自動案内システムである。
6,7,8は言語に関する専門知識が豊富な通訳者の端末である。例示するために3人の端末を示しただけで、もっと多数の通訳者の端末が存在する。この図1においては、利用者が利用者端末3を介して、外国の顧客の端末9と通話したいと考えている状態を矢印で示した。利用者が通訳者の自動案内システム5より案内される通訳者のうち誰に依頼するのかは後述する。以降の図においては利用者の端末3により、通訳者の端末7が選ばれる場合を想定して説明を行う。
【0021】
なお、利用者は上述したように、端末を介して、例えば「Skype(TM)」と呼ばれるP2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能なシステムを利用して仕事を進めることになる。注目していただきたいのは、利用者と選ばれた通訳者は、通訳者の自動案内システム5を経由してから、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能なシステムに接続される点である。
ちなみに利用者端末と通訳者端末は本発明の通訳者の自動案内システム5を経由するが、利用者と外国の顧客9と接続するのは、通訳者の自動案内システム5を経由せずに、直接にP2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能なシステムなどを用いて通話できるようになっている。
【0022】
図3は、通訳者の自動案内システム5を主に説明したものである。10はP2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトである。
本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・利用者が予め納付した通訳料金を記憶する利用者予納金額データベース11
・通訳に対する報酬を支払える通話可能な残高があるかチェックする残高チェック手段12
・利用に応じた通訳の課金手段13
といった支払いを司るシステムが用意されている。
【0023】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・利用者の氏名や業種や要求する通訳スキルを記憶する利用者データベース14
・利用者が自動案内システムを使用している時間を計時してインターフェイスに表示する計時手段15
・利用者データベース14に基づいて、利用者の情報を表示する利用者情報表示手段17
といった利用者のログインに関連するシステムが用意されている。
なお、図示は省略したが、IDを発行する手段を設け、Web上から簡単にログインIDとパスワードと住所と支払い手段などをオンラインで登録できるように構成する。ただ、ログインIDとパスワードの発行はインターネットを利用して行うのが簡便だが、郵便や電子メールによりの単にIDを発行することも可能なので、本発明における必須の構成要件ではない。
なお、パスワードも発行するようにしているのは、第三者が勝手にIDを利用する事態を回避するためである。また支払い手段については、郵便や銀行の預金口座からの引き落としや、振込みにより予納できるようにしても良いし、クレジットカードで決済するようにしても良い。
【0024】
さらに、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・通訳者の自動案内システムのインターフェイス18である。これは実際に運用される場合には、いわゆるホームページという形で提供される。
【0025】
さらに、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・通訳者の氏名や通話スキルなどを記憶する通訳者データベース19
・利用者が自動案内システムに通訳者を選択可能な通訳者選択手段20
・利用者と通訳者の端末を接続する通訳者との接続手段21
・通訳者のIDを表示せずに、通訳者がログインする手段22
・通訳者を前記通訳者の自動案内システムのインターフェイス18でログオフと表示させる手段23
である。
【0026】
本発明の通訳者の自動案内システム5は、上記の構成を備えているものである。従って、例えば利用者端末3は、自動案内システム5にログインするだけである。また、通訳者端末7も同様に、自動案内システム5にログインするだけである。実質的には、利用者端末3と通訳者端末7とは、(P2P技術を利用した)複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10によって接続されることになるのだが、その間に通訳者の自動案内システム5が介在することになる。
なお、図1で示した外国の顧客の端末9とは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10によって、例えば通訳者7と利用者3の端末に直接に接続されることになる。
【0027】
本発明の実施形態1におけるフローチャートを図4に示す。まずステップ1であるS1においては、利用者が自動案内システムにログインしたか、換言すれば「ログインした利用者がいるか」をチェックしている。正確には、「ログインした利用者がいるか」は割り込み処理として扱われるが、説明を簡略にするために、このようなフローチャートで説明する。
なお、利用者側の端末のインターフェイスであるホームページにおいては、図11で示したような画面100が表示されることになる。この画面には利用したいサービスを選べるオプションボックスである。
101は「お客様ログイン」、102は「新規入会」、103は「事業案内」、104は「会社概要」である。これらのオプションボックスの中から、利用者はこれらのオプションから望むサービスを選ぶことになる。選んだ時点で、OKボタンである105をクリックすることになる。なお、キャンセルボタンである106をクリックするとサービスから抜けることができる。
【0028】
もしも、「ログインした利用者がいるか」の答えが「No」の場合は、単にリターンする(ステップS2)。また、「Yes」の場合にはステップS3に進み、自動案内システムへのログイン処理が行われる。これは、利用者端末から、IDとパスワードを入力することになる。
図11において「お客様ログイン」が選ばれて、OKボタンである105をクリックした時のホームページを図12に示す。利用者側の端末のインターフェイスであるホームページ110において、IDの入力項目111と、パスワードの入力項目112とOKボタンである113とキャンセルボタンである114が表示されることになる。そこで、例えばIDとして「patbank」とパスワードとして「ABC0206」と入力して、それが既に利用者データベースに記録されている内容と一致した場合にログインできることになる。
【0029】
ステップS4においては、ホームページと音声通話ソフトが連動すると記述されている。特許請求の範囲に準じて説明すると、ホームページとは、「少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイス」のことを指す。
また音声通話ソフトとは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10のことを指す。
【0030】
ステップS5では、ホームページ(インターフェイス)に、通訳者一覧ならびに各通訳者のプロフィールなどのスキル情報を表示すると共にオンラインの通訳者を表示する。
これを図13により、利用者側の端末のインターフェイスであるホームページ120の画面に基いて作用を補足して説明する。まず、ページの左側には、
「利用方法」というラジオボタン121と、
「お客様情報」というラジオボタン122と、
「通訳者選択」というラジオボタン123と、
「クレジット追加」というラジオボタン124と、
「お問い合わせ」というラジオボタン125と、
「ヘルプ」というラジオボタン126と、
「トップページへ」というラジオボタン127と、
「ログアウト」というラジオボタン128とが表示される。
そして、図13の状態では「利用方法」というラジオボタンが選択されているので、ページの右側には、利用方法の簡単な説明が表示される。例えば「利用方法 まず通訳者選択を選び、通訳言語をクリックしてください。次に通訳者の一覧が表示されます。選んでください。」といったメッセージである。
【0031】
図13において、「通訳者選択」というラジオボタン123を選択した場合のページ130を図14に示す。説明の都合上、(図13において説明した)ラジオボタンの描画は省略したが、いくつものラジオボタンを画面左側に備えている。
「通訳者選択」というラジオボタン123の右側には、通訳言語の選択ボタンが表示されている。
「英語」ボタン132と、
「中国語」ボタン133と、
「韓国語」ボタン134と、
「タイ語」ボタン135と、
「インドネシア語」ボタン136と、
「ベトナム語」ボタン137と、
「ドイツ語」ボタン138と、
「イタリア語」ボタン139と、
「スペイン語」ボタン140と、
「フランス語」ボタン141と、
「その他」ボタン142と、
より構成されている。
【0032】
図示は省略したが例えば、「英語」ボタン132をクリックした場合、「日常会話」か「ビジネス会話」の選択肢を表示して利用者に選ばせるように構成しても良い。
このように言語が決まった場合に、通訳者を利用者により指定できるようにしたホームページ150を図15に示す。
説明の都合上、(図13において説明した)ラジオボタン123以外の描画は省略したが、いくつものラジオボタンを画面左側に備えている。画面の右側には、通訳者データベースから得られた通訳者候補のスキル情報が、
通訳者1人目の情報153、
通訳者2人目の情報154、
通訳者3人目の情報155
と3つ表示されている。実際の通訳者候補は3人以上いるから、右側にスクロールバー156が表示されており、これをスライドさせることで他の候補者のスキル情報を参照することができる。
【0033】
図16において、通訳者1人目の情報153を詳しく説明した。いわゆる通訳者のスキル情報160が文字で表記されている。例えば、「出身国」「年齢」「性別」「資格」「学位」「TOEICの点数」、「通訳(できる)言語」「得意分野」「過去実績」「通訳者よりのメッセージである。
ちなみに、TOEIC(トーイック)とは Test of English for International Communication の略称であり、英語によるコミュニケーション能力を評価するテストのことである。他に有名なテストとしては、TOEFLなどがある。
画面の右側には、接続ボタンがあり、これをクリックした場合には、利用者が通訳者を指定したことになる。
【0034】
ステップS6では「通訳者が利用者により指定されたか。」をチェックしている。もしも、「キャンセル」ならば、ステップS7でリターンすることになる。Yesならば、ステップS8において、通訳者端末に利用者情報を表示することになる。換言すれば、利用者情報を通訳者の端末に表示するものである。図17に通訳者の端末のホームページ170でどのように表示されるかを示した。いわゆる利用者(この場合には例えば「patbank」というIDの利用者)の名前、会社名、業種、保持クレジットなどの情報171が示される。また本発明の重要なポイントである計時手段によって計時された時間が分数記録172の窓に表示されている。
【0035】
ステップS9においては、「通訳業務が開始された通訳者はホームページ上で自動的にログオフ状態として表示。」している。これは換言すれば、前記インターフェイス上において、通訳者一覧のうちで、通訳業務を開始した通訳者がログオフ状態として表示されることを指す。
【0036】
次のステップS10においては、丸数字の1に続くと記述されている。これは別に示したフローチャートである図5のZ1に続くことを示す。
【0037】
実施例の概要を把握していただくために、図5における通訳業務ならびに、課金システムのフローチャートを示す。この図5のフローチャートは他の実施例でも用いられるものである。従って丸数字の1をステップZ1として示した。
ステップZ2においては、通訳者との接続時間の記録開始が行われる。ステップZ3において通訳者に接続される。
さらにステップZ4によって課金が開始される。
【0038】
なお、この課金の開始は、利用者が通訳者選定後、接続ボタンを押してすぐ分数の記録や課金を開始しても良いが、以下のように構成しても良い。すなわち、最初の10分程度は通訳内容の説明時間とし、接続開始から10分経過後に記録時間と課金が開始される構成としても良い。このように構成することで、万一通訳者の方で荷が重い通訳内容であっても、利用者に金銭的負担をかけることなく別の通訳者に当たってもらうことができるのである。
【0039】
Z3とZ4に記載の「三者間通話の開始」に関しては、本発明のシステムが制御するものではない。あくまでも利用者と通訳者の中継を行うものである。利用者が外国の顧客とP2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10を用いて通話を開始した時に、初めて「第三者間の通話」が可能になる。
しかし現実問題としては、利用者が適する通訳者を見つけた段階で、即座に外国の顧客と連絡すると思われるので、参考のために示した。
【0040】
ステップZ5によってホームページ(特許請求の範囲の記述ではインターフェイス)の上で、通訳者との接続時間の表示が行われる。
図18を用いて利用者のホームページ180の上でどのように表示されるかを説明する。画面の上部が利用者情報181であり、画面の下部が通訳者情報182である。そして、計時手段によって計時中の接続分数は分数表示部183に表示される。そして、利用者が接続を切断したい時のために切断ボタン184が表示されている。
【0041】
ステップZ6において、ホームページ(特許請求の範囲の記述ではインターフェイス)の上で、切断ボタン184が押されたか(クリックされたか)をチェックしている。答えが「No」ならば、通話は継続される。もしも切断ボタン184が押された場合には、ステップZ7に進み、通訳者との接続が停止される。
さらにステップZ8において、通訳者との接続時間の記録が停止される。さらにステップZ9にて課金が停止される。課金が停止されたことをホームページ(特許請求の範囲の記述ではインターフェイス)の上で表示するように構成しても良い。
【0042】
ステップZ10において、通訳を終えた通訳者は、ログイン状態として、ホームページ(特許請求の範囲の記述ではインターフェイス)に表示される。その後に「リターン」してサブルーチンを抜けることになる。
【0043】
図6によって少しアレンジした課金を重視した制御フローチャートを示す。
まずステップ1であるT1においては、利用者が自動案内システムにログインしたか、換言すれば「ログインした利用者がいるか」をチェックしている。正確には、「ログインした利用者がいるか」は割り込み処理として扱われるが、説明を簡略にするために、このようなフローチャートで説明した。
【0044】
もしも、「ログインした利用者がいるか」の答えが「No」の場合は、単にリターンする(ステップT2)。また、Yesの場合にはステップT3に進み、自動案内システムへのログイン処理が行われる。これは、利用者端末から、IDとパスワードを入力することになる。
ステップT4においては、ホームページと音声通話ソフトが連動すると記述されている。特許請求の範囲に準じて説明すると、ホームページとは、「少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイス」のことを指す。
また音声通話ソフトとは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10のことを指す。
【0045】
ステップT5では、ホームページ(インターフェイス)に、通訳者一覧を表示すると共にオンラインの通訳者を表示するものである。
【0046】
ステップT6では、「予納残高が一定以上あるか?」がチェックされる。もしも「No」ならば、ステップT7において「利用者に残高不足である旨を表示」して警告する。「Yes」の場合は残高が十分にあるため、警告はなされない。
なお、この実施例においては課金するにあたり、接続時間を参考にして課金するようにしているが、例えば月額で定額制に構成しても良い。
【0047】
ステップT8では「通訳者が利用者により指定されたか。」をチェックしている。もしも、「キャンセル」ならば、ステップT9でリターンすることになる。「Yes」ならば、ステップT10にて再び、「予納残高が一定以上あるか?」がチェックされる。もしも「No」ならば、ステップT11にてリターンすることになる。もしも「Yes」ならば、ステップT12に進む。ステップT12において、通訳者端末に利用者情報を表示することになる。換言すれば、利用者情報を通訳者の端末に表示するものである。
【0048】
ステップT13においては、「通訳業務が開始された通訳者はホームページ上で自動的にログオフ状態として表示。」している。これは換言すれば、前記インターフェイス上において、通訳者一覧のうちで、通訳業務を開始した通訳者がログオフ状態として表示されることを指す。
【0049】
次のステップT14においては、丸数字の1に続くと記述されている。これは前述したフローチャートである図5のZ1に続くことを示す。
以上が課金の未払いを意識して慎重に接続を行う場合のフローチャートである。
【実施例2】
【0050】
図7に実施形態2の構成図を示す。この図は通訳者の自動案内システム5を主に説明したものである。10はP2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトである。
本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・利用者が予め納付した通訳料金を記憶する利用者予納金額データベース31
・通訳に対する報酬を支払える通話可能な残高があるかチェックする残高チェック手段32
・自動案内システム通訳に対する通訳の課金手段33
といった支払いを司るシステムが用意されている。
【0051】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・利用者の氏名や業種や要求する通訳スキルを記憶する利用者データベース34
・利用者が自動案内システムを使用している時間を計時してインターフェイスに表示する計時手段35
・利用者が自動案内システムにログインできる手段36
・利用者データベース34に基づいて、利用者の情報を表示する利用者情報表示手段37
といった利用者のログインに関連するシステムが用意されている。
なお、IDを発行する手段35は、単にIDを発行するだけではなく、そのパスワードも発行するようにする方が望ましい。第三者が勝手にIDを利用する事態を回避できるからである。
【0052】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・通訳者の自動案内システムのインターフェイス38である。これは実際に運用される場合には、いわゆるホームページという形で提供される。
【0053】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・通訳者と利用者の氏名や通話スキルなどを記憶する通訳者データベース39
・利用者に最適な通訳者を利用者データベースと通訳者データベースから自動的に選択して接続する手段40
・通訳者のIDを表示せずに、通訳者がログインする手段42
・通訳者を前記通訳者の自動案内システムのインターフェイス38でログオフと表示させる手段43
である。
【0054】
本発明の通訳者の自動案内システム5は、上記の構成を備えているものである。従って、例えば利用者端末3は、自動案内システム5にログインするだけである。また、通訳者端末7も同様に、自動案内システム5にログインするだけである。実質的には、利用者端末3と通訳者端末7とは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10によって接続されることになるのだが、その間に通訳者の自動案内システム5が介在することになる。
なお、図1で示した外国の顧客の端末9とは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10によって直接に接続されることになる。
【0055】
図8は実施形態2の制御フローチャートを示す。まずステップ1であるU1においては、利用者が自動案内システムにログインしたか、換言すれば「ログインした利用者がいるか」をチェックしている。正確には、「ログインした利用者がいるか」は割り込み処理として扱われるが、説明を簡略にするために、このようなフローチャートで説明する。
【0056】
もしも、「ログインした利用者がいるか」の答えが「No」の場合は、単にリターンする(ステップU2)。また、「Yes」の場合にはステップU3に進み、自動案内システムへのログイン処理が行われる。これは、利用者端末から、IDとパスワードを入力することになる。
ステップU4においては、ホームページと音声通話ソフトが連動すると記述されている。特許請求の範囲に準じて説明すると、ホームページとは、「少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイス」のことを指す。
また音声通話ソフトとは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10のことを指す。
【0057】
ステップU5では、ホームページ(インターフェイス)に、通訳者一覧ならびに各通訳者のプロフィールなどのスキル情報を表示すると共にオンラインの通訳者を表示する。
【0058】
ステップU6では、利用者データベースから利用者情報を取得し、通訳者データベースから通訳者情報を取得してシステム側がもっともマッチングしている(最適な)通訳者を選出している。
ステップU7において、通訳者端末に利用者情報を表示することになる。換言すれば、利用者情報を通訳者の端末に表示するものである。
【0059】
ステップU8においては、「通訳業務が開始された通訳者はホームページ上で自動的にログオフ状態として表示。」している。これは換言すれば、前記インターフェイス上において、通訳者一覧のうちで、通訳業務を開始した通訳者がログオフ状態として表示されることを指す。
【0060】
次のステップU9においては、丸数字の1に続くと記述されている。これは別に示したフローチャートである図5のZ1に続くことを示す。
【実施例3】
【0061】
図9に実施形態3の構成図を示す。この図は通訳者の自動案内システム5を主に説明したものである。10はP2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトである。
本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・利用者が予め納付した通訳料金を記憶する利用者予納金額データベース51
・通訳に対する報酬を支払える通話可能な残高があるかチェックする残高チェック手段52
・自動案内システム通訳に対する通訳の課金手段53
といった支払いを司るシステムが用意されている。
【0062】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・利用者の氏名や業種や要求する通訳スキルを記憶する利用者データベース54
・利用者が自動案内システムを使用している時間を計時してインターフェイスに表示する計時手段55
・利用者が自動案内システムにログインできる手段56
・利用者データベース34に基づいて、利用者の情報を表示する利用者情報表示手段57
といった利用者のログインに関連するシステムが用意されている。
なお、IDを発行する手段55は、単にIDを発行するだけではなく、そのパスワードも発行する。第三者が勝手にIDを利用する事態を回避できるからである。
【0063】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・通訳者の自動案内システムのインターフェイス58である。これは実際に運用される場合には、いわゆるホームページという形で提供される。
【0064】
また、本発明の自動案内システム5は以下の構成を備えている。
・通訳者と利用者の氏名や通話スキルなどを記憶する通訳者データベース59
・利用者によって通訳者を検索できる通訳者検索手段60
・通訳の予約を行う通訳予約受付手段61
である。
【0065】
本発明の通訳者の自動案内システム5は、上記の構成を備えているものである。従って、例えば利用者端末3は、自動案内システム5にログインするだけである。また、通訳者端末7も同様に、自動案内システム5にログインするだけである。実質的には、利用者端末3と通訳者端末7とは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10によって接続されることになるのだが、その間に通訳者の自動案内システム5が介在することになる。
なお、図1で示した外国の顧客の端末9とは、P2P技術を利用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト10によって直接に接続されることになる。
【0066】
図10は実施形態3の制御フローチャートを示す。まずステップ1であるV1においては、利用者が自動案内システムにログインしたか、換言すれば「ログインした利用者がいるか」をチェックしている。正確には、「ログインした利用者がいるか」は割り込み処理として扱われるが、説明を簡略にするために、このようなフローチャートで説明する。
【0067】
もしも、「ログインした利用者がいるか」の答えが「No」の場合は、単にリターンする(ステップV2)。また、「Yes」の場合にはステップV3に進み、自動案内システムへのログイン処理が行われる。これは、利用者端末から、IDとパスワードを入力することになる。
【0068】
ステップV4では、オンラインとオフラインに限らず通訳者データベースに登録された全ての通訳者を参照し、ホームページ(インターフェイス)に、通訳者一覧ならびに各通訳者のプロフィールなどのスキル情報を表示する。
【0069】
ステップV5では「通訳者が利用者により指定されたか。」をチェックしている。もしも、「キャンセル」ならば、ステップV6でリターンすることになる。「Yes」ならば、ステップV7において、指定された通訳者端末に利用者情報を電子メールなどの手段を用いて通知することになる。もちろん、指定された通訳者がオンラインならば、利用者情報を通訳者の端末に表示しても良い。
なお、利用者は本システムのホームページ(インターフェイス)にアクセスし、フォームに従って、通訳の内容、背景、言語、求めるレベル、希望通訳日時等を入力すると、自動的に案内システム側にその内容が通知されるように構成しても良い。それに基いてシステム側が、情報を元に通訳者を選定し、利用者にメールにて予約日時等の報告する構成である。
【0070】
希望する通訳者に利用者が直接問い合わせるという方式にしてしまうと、万一その通訳者が受けられない場合、再度利用者の方で新たに通訳者に問い合わせるという作業が発生し煩雑になるからである。
実際の通訳業務は、利用者と通訳者の両者が都合の良い日時を選んで実施することになる。この時の制御フローは、図5に準ずる。このように制御することで、本発明の実施形態3を実施できるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0071】
コンピューターとインターネットを利用する電話機能を備え、複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトならば、P2P技術を応用したものはもちろん、他のシステムにも適用できる。またこの機能を備えているものならば、例えば携帯電話の高機能化により組み込める可能性もある。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明を利用した全体説明図である。
【図2】従来技術の説明図である。
【図3】本発明の構成を示す図である。
【図4】本発明の制御フローチャートを示す図である。
【図5】本発明の制御フローチャートを示す図である。
【図6】本発明の制御フローチャートを示す図である。
【図7】本発明の別構成を示す図である。
【図8】本発明の別構成の制御フローチャートを示す図である。
【図9】本発明の別構成を示す図である。
【図10】本発明の別構成の制御フローチャートを示す図である。
【図11】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図12】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図13】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図14】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図15】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図16】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図17】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【図18】本発明のインターフェイスであるホームページの画面を示す図である。
【符号の説明】
【0073】
5 通訳者の自動案内システム
10 P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフト
11 利用者予納データベース
14 利用者データベース
15 計時手段
16 ログイン手段
18 通訳者の自動案内システムのインターフェイス(ホームページ)
19 通訳データベース
20 通訳者選択手段
21 通訳者との接続手段
22 通訳者のIDを表示せずにログインする手段
23 通訳者をログオフであると表示させる手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、
利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、
利用者と選択された通訳者との音声通話を、複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項2】
少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、
利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、
利用者と選択された通訳者との音声通話を、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項3】
少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、
利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、通訳者が選ばれて接続が開始されてからの時間を計時して前記Web上のインターフェイスに表示する計時手段を備え、
利用者と選択された通訳者との音声通話を、複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項4】
少なくとも1以上の利用者端末と少なくとも1以上の通訳者端末とをインターネットを介して接続できるWeb上のインターフェイスと、
利用者が利用者情報を登録可能な利用者データベースと、通訳者の通訳スキルを登録可能な通訳者データベースとを備えると共に、利用者がインターネットを介してログインできるログイン手段と、ログインした利用者に対して通訳者データベースの中で、通話可能な通訳者の候補を前記インターフェイスに表示する通訳者選択手段を備え、通訳者が選ばれて接続が開始されてからの時間を計時して前記Web上のインターフェイスに表示する計時手段を備え、
利用者と選択された通訳者との音声通話を、P2P技術を応用した複数の人が同時に通話可能な音声通話ソフトで中継する接続手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項5】
請求項3または4において、この計時時間に応じて課金するように構成すると共に、計時してから一定期間は課金しないように構成したことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項6】
請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、
このインターフェイスでは、通訳者のIDを表示せずに自動案内システム側が用意したIDでログインしたように表示するよう構成したことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項7】
請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、
このインターフェイスでは、通訳者の音声通話中は、その通訳者はログオフ状態として表示させる手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システム。
【請求項8】
請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、
このインターフェイスでは、通訳者のIDを表示せずに自動案内システム側が用意したIDでログインしたことを表示するように構成し、
このインターフェイスでは、通訳者の音声通話中は、その通訳者はログオフ状態として表示させる手段を備えたことを特徴とする通訳者の自動案内システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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