説明

遊技機用音声発生制御装置

【課題】 音声制御基板に新たに入力ポートを追加することなく、無音状態を創り出す。
【解決手段】 本発明は、音声の音量レベルに対応付けて設けられた複数の接点C1,C2,C3を有する音量調整回路36と、該接点のうちのいずれか一つの接点を選択可能に設けられる音量設定手段34と、音量調整回路36から分岐して設けられる無音回路44と、無音回路44に設けられる無音設定手段35と、音量調整回路36と2個の入力ポート41,42を介して接続される音声制御手段43とを備え、音量調整回路36は、音量設定手段34の選択した接点に基づき所定の接点選択信号を生成すると共に、無音設定手段35の操作に基づき、無音回路44と協働して無音信号を生成し、音声制御手段43は、前記接点選択信号に基づき所定の音量レベルの音声データを生成すると共に、前記無音信号に基づき無音の音声データを生成するように構成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機において、遊技機の遊技状態に応じて出力される音声の音量を所要レベルに制御可能な音声発生制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機には、演出効果のため音声発生制御装置が搭載されており、遊技結果や遊技過程等の遊技状態に対応させて、音響装置から様々な音声が発せられるようになっている。そして、このような音声発生制御装置には、音響装置の近傍に音量設定スイッチが設けられており、遊技店のスペースや遊技機の設置状況等の遊技店側の都合、或いは遊技者の要望により、音響装置から発せられる音声の音量を複数段階に調整可能なようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−143407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記した従来の遊技機用音声発生制御装置では、音量設定スイッチを操作することにより、音声の音量を大きくしたり、小さくしたり調整することはできるが、無音状態に設定することができないため、例えば、遊技機の検定審査時や遊技機の社内プレゼンテーション時などに、音声を介して遊技機の機密事項が外部に漏洩するおそれがあるといった問題があった。したがって、この場合、機密性を保持するためには、ハーネスを取り外す等する必要があり、その作業に非常に手間が掛かっていた。
【0004】
また、技術的には、無音状態を創り出すことも可能ではあるが、そのためには、所定の音声データを生成する音声制御装置に入力ポートを新たに追加する必要があるため、製造コストが増大するといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、音声制御基板に新たに入力ポートを追加することなく、無音状態を創り出すことのできる遊技機用音声発生制御装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、遊技状態に応じて出力される音声の音量を所要レベルに制御可能な遊技機用音声発生制御装置であって、音声の音量レベルに対応付けて設けられた複数の接点C1,C2,C3を有する音量調整回路36と、接点C1,C2,C3のうちのいずれか一つの接点を選択可能に設けられる音量設定手段34と、音量調整回路36から分岐して設けられる無音回路44と、無音回路44に設けられる無音設定手段35と、音量調整回路36と2個の入力ポート41,42を介して接続される音声制御手段43とを備え、音量調整回路36は、音量設定手段34の選択した接点に基づき所定の接点選択信号を生成すると共に、無音設定手段35の操作に基づき、無音回路44と協働して無音信号を生成し、音声制御手段43は、前記接点選択信号に基づき所定の音量レベルの音声データを生成すると共に、前記無音信号に基づき無音の音声データを生成するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
そして、好ましくは、音量調整回路36は、第1の音量レベルに対応付けて設けられた第1接点C1に接続される第1回路37と、前記第1の音量レベルより大きい第2の音量レベルに対応付けて設けられた第2接点C2に接続される第2回路38とを備え、無音回路44は、第1回路37から分岐して設けられているのがよい。
【0008】
また、音量調整回路36は、第1の音量レベルに対応付けて設けられた第1接点C1に接続される第1回路37と、前記第1の音量レベルより大きい第2の音量レベルに対応付けて設けられた第2接点C2に接続される第2回路38とを備え、無音回路44は、第2回路38から分岐して設けられていてもよい。
【0009】
さらに、音量調整回路36は、前記第2の音量レベルより大きい第3の音量レベルに対応付けて設けられた第3接点C3をさらに備えており、第3接点C3は孤立して設けられていてもよい。
【0010】
さらにまた、音量調整回路36は、第1接点C1と第2接点C2の2個の接点のみを備えていてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、無音設定手段を操作することにより無音状態を創り出すことができるため、遊技機の検定審査時や遊技機の社内プレゼンテーション時などに、音声を介して遊技機の機密事項が外部に漏洩するのを確実に防止することができると共に、その作業を容易に行うことができる。
【0012】
また、音声制御装置に新たに入力ポートを追加する必要がないため、製造コストの低減化を図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置について説明する。なお、以下の説明では、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合について例示して説明する。
【0014】
先ず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の概略構成について説明する。ここで、図1は、パチンコ遊技機において外枠を省略してガラス扉を開放した状態を示す正面図、図2はパチンコ遊技機の裏セット盤を示す背面図である。
【0015】
このパチンコ遊技機1は、外郭方形枠サイズに形成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠2(図2参照)の開口前面に、外枠2に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠3が、外枠2の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具4a,4bによって外枠2に対して開閉可能に取り付けられていると共に、外枠2の正面右側に設けられた施錠装置5により閉鎖状態に保持されるようになっている。
【0016】
前枠2の上部領域には、遊技盤6が収容されており、遊技盤6は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧版を基板とし、その前面側には、環状に取り付けられたガイドレール7に囲まれて、略円形状の遊技領域8が形成されている。遊技領域8には、その略中央部に画像表示装置の表示部9が配置されており、画像表示装置の表示部9の周りには、センター飾り10、始動入賞口11、大入賞口12、入賞口13等がそれぞれ配設されている。また、遊技領域8の下端部には、アウト口14が配設されており、始動入賞口11や大入賞口12等に入賞せずに落下したアウト球を遊技盤6の背面側から機外に排出できるようになっている。
【0017】
前枠3の前面上部側には、遊技盤6を視認可能なように透明なガラス板を備えたガラス扉15が横向き開閉可能且つ着脱可能に取り付けられ、このガラス扉15は、常には施錠装置5により遊技盤6の前面を覆うように閉鎖状態に保持されている。
【0018】
また、前枠3の前面下部側であって、ガラス扉15の下方には、球皿16が横向き開閉可能且つ着脱可能に取り付けられ、球皿16は、常には施錠装置(図示せず)により閉鎖状態に保持されている。球皿16には、前面側に膨出して球貯留部17が形成されており、遊技中に払い出される遊技球をこの球貯留部17に貯留可能となっている。また、球貯留部17の正面右側下部には、発射ハンドル18が前方に突出して取り付けられており、発射ハンドル18を回転操作することにより、球貯留部17から供給された遊技球が遊技領域8に発射されるようになっている。
【0019】
さらに、前枠2の下部領域には遊技補助盤19が形成されており、この遊技補助盤19の各部には、遊技領域8内に遊技球を打球する打球駆動部20、球皿16に排出しきれない遊技球を一時的に貯留する貯留ケース21、貯留ケース21の出口に設けられた枠側シャッタ22、遊技状態に応じて効果音を発生させる音響装置23等がそれぞれ配設されている。
【0020】
また、前枠3の背面側には裏セット盤24が複数(図2では5個)のレバー25により着脱可能に設けられている。そして、裏セット盤24の各部には、遊技島の球貯留装置(図示せず)からの予備賞球を貯留する貯留タンク26、貯留タンク26内に貯留された予備賞球を整列させて流下させる予備賞球案内流路27、球圧を軽減して予備賞球を下方に流下させるカーブレール28、賞球の払い出し処理を行う球払出装置29、球払出装置29から払い出された賞球を球皿16に導く賞球排出経路30、球払出装置29を制御する払出制御装置31、遊技球の発射強度や発射タイミングを制御する発射制御装置32、前記画像表示装置の裏側に位置して画像表示、効果音等の演出、効果ランプ等の表示制御を行うサブ制御装置33等がそれぞれ配設されており、このサブ制御装置33に本実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置が搭載されている。
【0021】
次に、図3、及び図4、図5を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態に係る音声発生制御装置について説明する。ここで、図3は遊技機用音声発生制御装置を示す図、図4は本実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の構成を示す回路図、図5は遊技機用音声発生制御装置の作用を説明するための論理例を示す図である。
【0022】
先ず、本実施の形態に係る音声発生制御装置の構成について説明する。
【0023】
この音声発生制御装置には、図3に良く示されているように、サブ制御基板33の下部に音量設定スイッチ34と、無音設定スイッチ35とが隣接して設けられており、音量設定スイッチ34は、左右にスライド操作することにより大、中、小3段階の音量レベルに切換え可能な3素子のスライドスイッチで、一端は接地されており、また、無音設定スイッチ35は、押圧操作可能なプッシュボタンタイプのスイッチとなっている。
【0024】
図4に示されているように、この音量設定スイッチ34は音量調整回路36に接続されるようになっており、音量調整回路36には、音量設定スイッチ34が選択可能なように前記3段階の音量レベルに対応付けてそれぞれ第1〜第3接点C1,C2,C3が設けられている。そして、第1接点C1には第1回路37が接続され、第2接点C2には第2回路38が接続され、第3接点C3は孤立して設けられている。また、第1回路37及び第2回路38には、それぞれ、第1抵抗39、第2抵抗40が設けられており、VCC接点を介して電源が供給可能となっている。さらに、第1回路37及び第2回路38は、第1入力ポート41と第2入力ポート42の2個の入力ポートを介して、音声制御装置43にそれぞれ接続されている。
【0025】
また、無音設定スイッチ35は無音回路44に接続可能となっており、無音回路44は音量調整回路36の第2回路38から分岐して音量調整回路36に接続されており、無音回路44の一端は接地されている。
【0026】
次に、本実施の形態に係る音声発生制御装置の作用について説明する。
【0027】
音量設定スイッチ34が、図3に示すように、「大」の音量レベル側にスライド操作され、第3接点C3に接続されると、第1回路37及び第2回路38には、それぞれ、VCC接点を介して所定の電圧が供給され、第1回路37及び第2回路38は共に、ハイレベル(H)信号を生成し、これらの信号は第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そして、このように、第1入力ポート41及び第2入力ポート42の両方の入力ポートから、それぞれ、ハイレベル(H)信号が入力されると、音声制御装置43は、図5に示すように、音量設定スイッチ34が第3接点C3を選択したと判断し、大音量レベルの音声データを生成し、パチンコ遊技機1の遊技状態に応じて、大音量の音声を発するよう音響装置23を制御する。
【0028】
また、音量設定スイッチ34が、「中」の音量レベル側にスライド操作され、第2接点C2に接続されると、第1回路37にはVCC接点を介して所定の電圧が供給されるが、第2回路38は接地されるため、第1回路37がハイレベル(H)信号を生成する一方、第2回路38はローレベル(L)信号を生成し、これらの信号はそれぞれ第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そして、このように、第1入力ポート41からハイレベル(H)信号が入力されると共に第2入力ポート42からローレベル(L)信号が入力されると、音声制御装置43は、図5に示すように、音量設定スイッチ34が第2接点C2を選択したと判断し、中音量レベルの音声データを生成し、パチンコ遊技機1の遊技状態に応じて、中音量の音声を発するよう音響装置23を制御する。
【0029】
さらに、音量設定スイッチ34が、「小」の音量レベル側にスライド操作され、図4に示すように、第1接点C1に接続されると、第1回路37は接地され、第2回路38にはVCC接点を介して所定の電圧が供給されるため、第1回路37がローレベル(L)信号を生成する一方、第2回路38はハイレベル(H)信号を生成し、これらの信号はそれぞれ第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そして、このように、第1入力ポート41からローレベル(H)信号が入力されると共に第2入力ポート42からハイレベル(L)信号が入力されると、音声制御装置43は、図5に示すように、音量設定スイッチ34が第1接点C1を選択したと判断し、小音量レベルの音声データを生成し、パチンコ遊技機1の遊技状態に応じて、小音量の音声を発するよう音響装置23を制御する。
【0030】
次いで、このように、音量設定スイッチ34が、「小」の音量レベル側にスライド操作され、第1接点C1に接続された状態において、無音設定スイッチ35を押圧操作すると、第1回路37及び第2回路38はいずれも接地され、第1回路37及び第2回路38は無音回路44と協働して、それぞれローレベル(L)信号を生成し、これらの信号はそれぞれ第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そうすると、音声制御装置43は、図5に示すように、無音設定スイッチ35が押圧操作されたと判断し、無音の音声データを生成し、音声を発しないよう音響装置23を制御する。
【0031】
また、この無音状態を解除する場合には、無音設定スイッチ35を再度押圧操作するか、或いは、音量設定スイッチを「中」又は「大」の音量レベル側にスライド操作し、第2接点C2又は第3接点C3に切り替えることにより行うことができる。
【0032】
次に、図6及び図7を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る音声発生制御装置について説明する。ここで、図6は本実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の構成を示す回路図、図7は本実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の作用を説明するための論理例を示す図である。なお、以下の説明では、説明の簡略化のため、上記した第1の実施の形態と同等の構成については、図6中、図4と同一の符号を付し、それらの構成及び作用に関する詳細な説明は省略する。
【0033】
先ず、本実施の形態に係る音声発生制御装置の構成について説明する。
【0034】
本実施の形態に係る音声発生制御装置の場合、音量設定スイッチ51は、左右にスライド操作することにより大、小2段階の音量レベルに切換え可能なスライドスイッチとなっている。そして、この音量設定スイッチ51は音量調整回路52に接続されるようになっており、音量調整回路52には、音量設定スイッチ51が選択可能なように前記2段階の音量レベルに対応付けてそれぞれ第1接点C1及び第2接点C2が設けられ、第1接点C1には第1回路37が接続され、第2接点C2には第2回路38が接続されている。また、無音設定スイッチ35は無音回路44に接続可能となっており、無音回路44は音量調整回路52の第2回路38から分岐して音量調整回路52に接続されている。
【0035】
次に、本実施の形態に係る音声発生制御装置の作用について説明する。
【0036】
音量設定スイッチ51が第2接点C2に接続されると、第1回路37にはVCC接点を介して所定の電圧が供給されが、第2回路38は接地されるため、第1回路37がハイレベル(H)信号を生成する一方、第2回路38はローレベル(L)信号を生成し、これらの信号はそれぞれ第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そして、このように、第1入力ポート41からハイレベル(H)信号が入力されると共に第2入力ポート42からローレベル(L)信号が入力されると、音声制御装置43は、図7に示すように、音量設定スイッチ34が第2接点C2を選択したと判断し、大音量レベルの音声データを生成し、パチンコ遊技機1の遊技状態に応じて、大音量の音声を発するよう音響装置23を制御する。
【0037】
また、音量設定スイッチ34が、図6に示すように、第1接点C1に接続されると、第1回路37は接地され、第2回路38にはVCC接点を介して所定の電圧が供給されるため、第1回路37がローレベル(L)信号を生成する一方、第2回路38はハイレベル(H)信号を生成し、これらの信号はそれぞれ第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そして、このように、第1入力ポート41からローレベル(L)信号が入力されると共に第2入力ポート42からハイレベル(H)信号が入力されると、音声制御装置43は、図7に示すように、音量設定スイッチ34が第1接点C1を選択したと判断し、小音量レベルの音声データを生成し、パチンコ遊技機1の遊技状態に応じて、小音量の音声を発するよう音響装置23を制御する。
【0038】
次いで、このように、音量設定スイッチ51が第1接点C1に接続された状態において、無音設定スイッチ35を押圧操作すると、第1回路37及び第2回路38はいずれも接地され、第1回路37及び第2回路38は無音回路44と協働して、それぞれローレベル(L)信号を生成し、これらの信号はそれぞれ第1入力ポート41及び第2入力ポート42を介して音声制御装置43に入力される。そうすると、音声制御装置43は、図7に示すように、無音設定スイッチ35が押圧操作されたと判断し、無音の音声データを生成し、音声を発しないよう音響装置23を制御する。
【0039】
また、この無音状態を解除する場合には、無音設定スイッチ35を再度押圧操作するか、或いは、音量設定スイッチを第2接点C2に切り替えることにより行うことができる。
【0040】
なお、上記した第1及び第2の実施の形態において、無音回路44は、第2回路38から分岐されているが、第1回路37から分岐されてもよい。そして、無音回路44が第1回路37から分岐されている場合には、音量設定スイッチ34,51が第2接点C2に接続された状態で無音設定スイッチ35を押圧操作することにより、無音状態が創り出されるようになる。
【0041】
また、音量設定スイッチ34,51、及び無音設定スイッチ35のタイプや設置位置、接点の数は、上記したタイプや設置位置、及び数に限定されるものではなく、各種変更が可能である。
【0042】
さらに、本発明は、その適用が上記したパチンコ遊技機1に限定されるものではなく、スロットマシン等の他の遊技機にも適用可能であることは言う迄もない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の裏セット盤を示す背面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の裏セット盤に設けられた遊技機用音声発生制御装置を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の作用を説明するための論理例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る遊技機用音声発生制御装置の作用を説明するための論理例を示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1 パチンコ遊技機
34 音量設定スイッチ
35 無音設定スイッチ
36 音量調整回路
37 第1回路
38 第2回路
41 第1入力ポート
42 第2入力ポート
43 音声制御装置
44 無音回路
C1 第1接点
C2 第2接点
C3 第3接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技状態に応じて出力される音声の音量を所要レベルに制御可能な遊技機用音声発生制御装置であって、
音声の音量レベルに対応付けて設けられた複数の接点を有する音量調整回路と、
前記接点のうちのいずれか一つの接点を選択可能に設けられる音量設定手段と、
前記音量調整回路から分岐して設けられる無音回路と、
該無音回路に設けられる無音設定手段と、
前記音量調整回路と2個の入力ポートを介して接続される音声制御手段と、
を備え、前記音量調整回路は、前記音量設定手段の選択した接点に基づき所定の接点選択信号を生成すると共に、前記無音設定手段の操作に基づき、前記無音回路と協働して無音信号を生成し、前記音声制御手段は、前記接点選択信号に基づき所定の音量レベルの音声データを生成すると共に、前記無音信号に基づき無音の音声データを生成するように構成されていることを特徴とする遊技機用音声発生制御装置。
【請求項2】
前記音量調整回路は、第1の音量レベルに対応付けて設けられた第1接点に接続される第1回路と、前記第1の音量レベルより大きい第2の音量レベルに対応付けて設けられた第2接点に接続される第2回路とを備え、前記無音回路は、前記第1回路から分岐して設けられている請求項1に記載の遊技機用音声発生制御装置。
【請求項3】
前記音量調整回路は、第1の音量レベルに対応付けて設けられた第1接点に接続される第1回路と、前記第1の音量レベルより大きい第2の音量レベルに対応付けて設けられた第2接点に接続される第2回路とを備え、前記無音回路は、前記第2回路から分岐して設けられている請求項1に記載の遊技機用音声発生制御装置。
【請求項4】
前記音量調整回路は、前記第2の音量レベルより大きい第3の音量レベルに対応付けて設けられた第3接点をさらに備えており、該第3接点は孤立して設けられている請求項2又は3に記載の遊技機用音声発生制御装置。
【請求項5】
前記音量調整回路は、前記第1接点と前記第2接点の2個の接点のみを備えている請求項2又は3に記載の遊技機用音声発声制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−271607(P2006−271607A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−93880(P2005−93880)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(390031783)サミー株式会社 (5,279)
【Fターム(参考)】