説明

遊技機

【課題】遊技機に備えられる発光装置の位置や発光態様に左右されることなく、常に適切なターゲット領域に狙い打ちできるように示唆することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】透光性を有し、裏側領域が視認可能であり、遊技球転動領域A1を備える遊技盤ベース7と、遊技盤ベースの表面領域Aに設けられ、遊技球転動領域内に備えられる入賞装置を含む遊技部材とで構成される遊技盤6と、遊技盤ベースの所定領域に画像による演出を表示する画像表示手段と、画像表示手段と遊技盤ベースとの間に備えられ、画像表示手段の画像表示領域の一部を隠蔽する隠蔽部材(例えば上部発光装置44)と、遊技盤の透光性を有する領域の背面に、遊技球を入賞装置への入賞率を高くするためのターゲット領域TAに狙い打ちできるように示唆する示唆表示部40とを備え、示唆表示部は、隠蔽部材と対応する位置に備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)、詳しくは、光による装飾若しくは演出を行う発光装置を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)では、例えば、遊技者が発射ハンドルを操作して、遊技球を発射領域から遊技球転動領域へと打ち込み、遊技球が遊技球転動領域を転動流下して所定の入賞装置への入賞を契機に所定の賞球が得られる。
また、所定の入賞装置、例えば遊技球が入賞することにより、遊技者にとって有利な遊技状態である大当たり遊技状態に移行するか否かの抽選処理を起動する始動領域としての始動入賞装置が備えられているものが知られており、この種の遊技機にあっては、遊技者は遊技球をその始動入賞装置に入賞させようと発射ハンドルを操作して遊技球の打ち込み位置を調整する。そしてこの種の遊技機では大当たり遊技状態に移行すると、入賞口領域の広い(遊技球が入賞し易い)大入賞口が所定ラウンド数開閉作動する大入賞装置が備えられており、遊技者は大当たり遊技状態に移行すると、この大入賞口へ遊技球を入賞させるべく遊技球の打ち込み位置を調整する。
【0003】
このように遊技球を所定の入賞装置に入賞させようと遊技者は遊技球の打ち込み位置を調整するが、遊技盤には沢山の遊技釘が備えられており、この遊技釘によって遊技球の転動流下する動きが左右されるものである。
従って、遊技球転動領域の所定のターゲット領域に遊技球を狙い打ちすることが賞球を稼ぐポイントであるとも言える。
例えば、通常の遊技状態の時、一般に最も各種入賞装置(一般入賞装置・始動入賞装置及び大入賞装置など)への入賞率が高いとされる天釘(例えば遊技球転動領域の最上部に備えられている釘)の左端と山釘(例えば天釘の左端の釘と隣り合う釘)との間の領域である、いわゆる「ぶっこみ」付近を狙って遊技球を打ち込むのがよいとされている。すなわち、このぶっこみといわれる所定の領域が上述のターゲット領域である。
【0004】
従来の遊技機において、遊技球転動領域内の理想的な打ち込み位置、すなわちターゲット領域を示唆するために、遊技盤の背面側に備えた画像表示手段を介して、ぶっこみ領域に対応する位置に所定の示唆部を画像表示している遊技機が提案されている(特許文献1)。
また、所定のターゲット領域である特定の入賞口や特定の遊技釘までの球軌跡をライン状に並べたランプや、その球軌跡に相当するゾーンを面照明によって表示したり、あるいは線状に配置した光源によって表示したりすることで、遊技球のターゲット領域を示唆する遊技機も提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−267555号公報
【特許文献2】特開平9−140865号公報
【0006】
昨今の遊技機は、遊技者の興趣を向上するため種々の演出を凝らす傾向にあり、演出の1つとして遊技機に様々な発光装置や、その発光装置からの光を拡散させる拡散機構などを備え、光による演出表示を行っている。
例えば、各入賞装置・役物の周辺、あるいは遊技機前面に備えられるガラス枠を構成する横枠や上枠などにさまざまな発光装置や拡散機構を設置し、通常の遊技状態、リーチ遊技状態、大当たり遊技状態などそれぞれの遊技状態によって異なる光の演出表示を施すことで、遊技者の気持ちを高揚させて期待感を高めるものがある。
【0007】
しかし、上述のように光による演出表示が盛んになるにしたがって、遊技機の表面は各発光装置からの直接の光・反射光などが溢れており、従来のように、画像やランプによって打ち込み位置を表示する遊技機では、その画像やランプなどからなる示唆表示部では、他の発光装置からの光やその光が遊技機の各部材に反射してなる反射光等と干渉しあい、その示唆表示部が見え難くなることもあった。特に、上述したいわゆる「ぶっこみ」位置である遊技球転動領域における上方領域は、役物を装飾する役物ランプや外枠に備えられる装飾ランプに近いこともあり、所定のターゲット領域に狙い打ちできるように示唆する示唆表示部が見え難くなる虞があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、遊技機に備えられる発光装置の位置や発光態様に左右されることなく、常に適切なターゲット領域に狙い打ちできるように示唆することが可能な遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような目的を達成するために、本発明は、透光性を有し、裏側領域が視認可能であり、遊技球転動領域A1を備える遊技盤ベース7と、
前記遊技盤ベース7の表面領域Aに設けられ、前記遊技球転動領域A1内に備えられる入賞装置(例えば一般入賞装置8など)を含む遊技部材とで構成される遊技盤6と、
前記遊技盤ベース7の所定領域に画像による演出を表示する画像表示手段18と、
前記画像表示手段18と遊技盤ベース7との間に備えられ、前記画像表示手段18の画像表示領域A2の一部を隠蔽する隠蔽部材(例えば上部発光装置44)と、
前記遊技盤6の透光性を有する領域の背面に、遊技球を前記入賞装置(例えば一般入賞装置8など)への入賞率を高くするためのターゲット領域TAに狙い打ちできるように示唆する示唆表示部40とを備え、
前記示唆表示部40は、前記隠蔽部材(例えば上部発光装置44)と対応する位置に備えられていることを特徴とする遊技機としたことである。
【0010】
本発明によれば、示唆表示部40が所定のターゲット領域TAへと遊技球を適切に狙い打ちできるように示唆することができる。また、示唆表示部40が、画像やランプなどの光により示唆するものではなく、遊技盤6の一定領域に備えられるものなので、隠蔽部材(例えば上部発光装置44)からの光の反射を受け難い。
これにより、装飾発光や演出発光が行われていたとしても、遊技者は狙い打つべく位置を見誤ることなく遊技を行うことができる。
さらに、示唆表示部40が遊技盤6の背面側に備えられることにより、遊技盤表面、すなわち遊技球転動領域A1の平滑度を損なうこともない。
【0011】
また、本発明によれば隠蔽部材(例えば上部発光装置44)を備えたことにより生じる画像表示領域A2の一部を隠蔽する隠蔽領域A5と対応する位置に示唆表示部40を備えるため、示唆表示部40が画像表示領域A2を隠すことがない。画像演出を妨げることなく遊技球のターゲット領域TAへの打ち込み位置を示唆できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、遊技機に備えられる発光装置の位置や発光態様に左右されることなく、常に適切なターゲット領域に狙い打ちできるように示唆することが可能な遊技機を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】遊技機の一例を示す概略正面斜視図である。
【図2】背面側にリアユニットを備えた遊技盤の概略正面図である。
【図3】背面側にリアユニットを備えた遊技盤の概略斜視図である。
【図4】リアユニットの概略斜視図である。
【図5】リアユニットの概略正面図である。
【図6】リアユニットの概略背面図である。
【図7】(a)は遊技盤ベースの背面側に示唆表示部を凹設した領域部分を背面側から見た状態の部分概略斜視図、(b)は遊技盤ベースの背面側に凹設した示唆表示部とリアユニットに備えた発光装置と画像表示手段との位置関係を示す部分概略断面図、(c)は遊技盤ベースの背面側に備えた示唆表示部の他の実施形態とリアユニットに備えた発光装置と画像表示手段との位置関係を示す部分概略断面図である。
【図8】背面側にリアユニットを備えた他の遊技盤形態を示す概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の遊技機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明遊技機の一例として、図に示す形態の弾球遊技機(以下、単に遊技機という。)を挙げて説明するが、本実施形態は本発明遊技機の一例にすぎずなんら図示した形態に限定解釈されるものではなく、その他の形態を有する遊技機、あるいは封入球式遊技機なども対象で、本発明の範囲内で設計変更可能である。
すなわち、本実施形態では、図1に示すように、画像表示手段によって、遊技領域に複数種類の図柄が変動表示する演出を行う形態の遊技機を想定して以下説明するが、本発明の遊技機はこのような演出形態を備えない遊技機も対象である。
【実施例1】
【0015】
図1は遊技機の一例を示す概略正面斜視図、図2は背面側にリアユニットを備えた遊技盤の概略正面図、図3は背面側にリアユニットを備えた遊技盤の概略斜視図、図4はリアユニットの概略斜視図、図5はリアユニットの概略正面図、図6はリアユニットの概略背面図、図7(a)は遊技盤ベースの背面側に示唆表示部を凹設した領域部分を背面側から見た状態の部分概略斜視図、(b)は遊技盤ベースの背面側に凹設した示唆表示部とリアユニットに備えた発光装置と画像表示手段との位置関係を示す部分概略断面図、(c)は遊技盤ベースの背面側に備えた示唆表示部の他の実施形態とリアユニットに備えた発光装置と画像表示手段との位置関係を示す部分概略断面図、図8は背面側にリアユニットを備えた他の遊技盤形態を示す概略正面図である。
【0016】
遊技機は、図1に示すように遊技場の島設備に配設される本体枠1を含み、該本体枠1には図2に示す遊技盤6が装着されている。
そして、遊技盤6の背面側には、図7(b)に示すように、遊技盤6の表面領域A(遊技球転動領域A1,画像表示領域A2)に画像による演出を表示する画像表示手段(例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)など)18と、その画像表示手段18と遊技盤6との間に備えられ、発光装置(例えば上部発光装置44,下部発光装置47)を保持する保持手段を備えたリアユニット33が配設される。
なお、図7(b)は、遊技盤6とリアユニット33と画像表示手段18との奥行き方向の配設関係を概略図で示している。
【0017】
本体枠1の前面側には、図1に示すように、透光性を有する合成樹脂板やガラス板などを組み込んで前記遊技盤6を視認可能にして開閉可能に配設される開閉扉2と、該開閉扉2の前面側に一体に備えられる上皿3と、該開閉扉2の下方にて本体枠1の前面側に配設される下皿4およびハンドル5が備えられている。
上皿3の前面側には、画像表示手段18に変動表示される図柄の変動を、遊技者により停止操作可能な操作手段(図柄停止ボタン)20が備えられている。
【0018】
この開閉扉2は、本実施形態によれば、扉枠2aの前面所定箇所にLED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)などの図示しない発光装置が備えられ、扉枠2aの前面には、たとえばクロムメッキなどの金属色を有する加工が施された装飾パネル2bが備えられており、装飾パネル2bの発光装置に対応する領域は所定形状に刳り貫かれているとともに、所定の凹凸加工がなされた光拡散部を有するランプカバー2cが設置されている。
さらに前記装飾パネル2bは、遊技領域Aを臨ませている開口領域2dにある内側領域2eが、内から外に向けて拡開する傾斜面2fをもって形成されている。
従って、本実施形態の遊技機は、このように遊技者側と対面する遊技機の前面側にあたる開閉扉2が、発光装置によって発光するとともに、その発光した光が金属色を有する装飾パネル2bに反射して遊技機前面の全領域を強く発光させる。特に本実施形態では、金属色を有する装飾パネル2bの内側領域2eが、内から外に向けて拡開する傾斜面2fを有しているため、発光装置から照射される光は、ランプカバー2cの光拡散部によって拡散されその周辺の装飾パネル2bに反射するということのみではなく、傾斜面2fによって遊技領域Aの前面を覆うように反射する。
【0019】
本実施形態におけるハンドル5は、図1に示すように、遊技者側から見た状態で下皿4の左側(図1にて左側)に備えられており、ハンドル5の回動操作により内蔵されている図示しない遊技球発射機構(例えば発射ソレノイドなど)を操作し、遊技球を遊技盤6の遊技球転動領域A1へ打ち出すものである。なお、ハンドル5は、遊技球を発射操作する場合に、遊技者側から見て時計方向に回転させる形態と、反時計方向に回転させる形態のいずれであってもよい。
このようにハンドル5を遊技機の左側に備えたことにより、操作手段(図柄停止ボタン)20の操作が右手で行えるため、ボタン操作がし易い。また、特に左利きの遊技者にとってハンドル操作がし易くなるという利点もある。
なお、ハンドル5は、遊技者側から見た状態で右側に備えられる形態であってもよく特に限定解釈されるものではない。
【0020】
画像表示手段(液晶表示装置)18は、所定の可変表示開始条件が成立、例えば始動入賞装置9に遊技球が入賞し、遊技状態表示部13の変動表示が開始することを開始条件として複数種類の装飾図柄19a,19b,19cが変動表示を開始するスロットマシンのリールの如く装飾図柄による演出表示領域を少なくとも有している(図1参照)。ただし、本発明の範囲内でその他の演出画像、例えば遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報などによる演出表示領域を備えることも可能である。
また、装飾図柄19a,19b,19cの表示領域の大小及び形状は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。表示領域全体の大小及び形状も任意で、本実施形態のように遊技盤6全体が後述する透明な部材からなる場合には、遊技盤6全体の大きさに対応した大きい領域にわたる大きな表示領域とすることができる。
【0021】
画像表示手段(液晶表示装置)18に表示される装飾図柄は、例えばスロット機のリールのように左右に3列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に並んで区別され、それぞれが上から下に向かって回転するように変動表示されているリール画像で、各装飾図柄19a,19b,19cの列毎に複数の装飾図柄が変動表示される。表示される装飾図柄19a,19b,19cは、特別図柄とは異なる図柄であって、上述の通り、特別図柄の変動開始に応じて変動が開始され、特別図柄の表示結果が導出されるまでの間に、後述する操作手段20を遊技者が操作することによって停止表示がなされる。また、装飾図柄は、3つの図柄でなくてもよく、また変動表示の態様も上下方向に限られるものではなく、横方向あるいは前後方向などでもよい。
また、本実施形態では、3つの列のそれぞれの停止表示が、それぞれ1つずつ表示される実施の形態であるが、一つの列に複数、例えば3つずつ停止表示される形態などであってもよい。
【0022】
操作手段20は、本実施形態では、三列で変動表示する画像表示手段18の各図柄列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に応じて三箇所のボタン(左図停止ボタン20a,中図停止ボタン20b,右図停止ボタン20c)が、図1に示すように、上述した上皿3の前面に横並びで備えられている。
この操作手段20の配設個所、配設個数若しくは形状などは特に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
【0023】
この操作手段20は、例えば図示しない遊技制御手段(副制御基板)に電気的に接続されている。そして、左図停止ボタン20aが押下されると左図停止信号が、中図停止ボタン20bが押下されると中図停止信号が、右図停止ボタン20cが押下されると右図停止信号がそれぞれ遊技制御手段に入力されるようになっている。すなわち、それぞれの停止信号は、それぞれが対応する図柄を停止表示させるための信号であり、これら信号を受信した遊技制御手段により、画像表示手段(液晶表示装置)18に変動表示中の対応図柄列の図柄を停止表示させるための制御が行われる。つまり、左図停止ボタン20a、中図停止ボタン20b、右図停止ボタン20cは、変動表示される各装飾図柄19(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止させる機能を有している。
【0024】
本実施形態では、図示しないが、本体枠1内で画像表示手段18の背面には、遊技の進行を制御する主制御基板(主制御回路)や、該主制御基板(主制御回路)からの信号に従って各演出装置(上部発光装置44,下部発光装置47、画像表示手段18,スピーカなど)を制御する副制御基板(副制御回路)などの制御装置を配した図示しない基板ベースが装着されている。
本実施形態では、前記開閉扉2が配設される本体枠1の前面側上部に、該本体枠1上部に備えられる左右のスピーカを覆うように任意形状のカバー部材25が配設されている。
【0025】
遊技盤6は、図2及び図3に示すように、透光性部材からなる遊技盤ベース7の表面領域に、外側のガイドレールL1と、正面視左側で外側のガイドレールL1の内側に配され、所定の遊技球発射領域Dを形成する内側のガイドレールL2を備え、そのガイドレールL1,L2によって区画された表面領域には、一般入賞装置8、遊技状態を大当りとするか否かの抽選処理を起動する始動領域としての始動入賞装置9、大当たり遊技状態の発生に基づき、入賞口の開放動作を行うアタッカと称する特別電動役物を構成する大入賞装置11、遊技球の流下に変化を与える天釘30などの多数の遊技釘などの遊技部材を備えて遊技球転動領域A1を構成している。
【0026】
遊技盤ベース7は、例えば本実施形態では、その遊技盤ベース7の全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能な透明な遊技盤ベースとし、この遊技盤ベース7の背面領域には、遊技球を、遊技盤の表側の遊技球転動領域A1における所定のターゲット領域TAに狙い打ちできるように示唆する示唆表示部40を備えている。
また、遊技盤ベース7は、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有し、その透光性部材で形成した領域を介して裏側に配設される画像表示手段(液晶表示装置)18、及び前記示唆表示部40などが遊技者側から視認されることで演出効果・装飾効果などを奏し得るものであればよい。
【0027】
遊技盤ベース7を形成する透光性部材は、例えば、遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有し、かつ透明な材質のものを選択する。例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂材、ポリアリレート樹脂材などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
遊技盤ベース7の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース7を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース7に色彩・模様を施したりすることも可能であり、前記画像表示手段(液晶表示装置)18の表示に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤ベース7の裏面側に配設される画像表示手段(液晶表示装置)18の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
【0028】
示唆表示部40は、図2、図3及び図7に示すように、遊技盤6の表側の遊技球転動領域A1における所定のターゲット領域TAに遊技球を狙い打ちできるように、その打ち込み位置を示唆するもので、遊技機の正面側から視認可能に遊技盤ベース7の背面に備えられている。
ここで、「ターゲット領域TA」とは、例えば、通常の遊技状態の時、遊技者がその領域を狙って遊技球を打ち込むことが最も各種入賞装置(一般入賞装置8・始動入賞装置9及び大入賞装置11など)への入賞率が高いと一般に言われている理想的な領域であり、具体的には、天釘30(例えば遊技球転動領域A1の最上部に備えられている釘)の左端30aと山釘31(例えば天釘30の左端の釘30aと隣り合う釘)との間の領域である、いわゆる「ぶっこみ」といわれる所定の領域が該当する。
【0029】
示唆表示部40は、内側ガイドレールL2の先端L20と遊技球転動領域A1との境界領域A3よりも上方であって、かつその境界領域A3と前記ターゲット領域(ぶっこみ位置)TAとの間の領域(示唆領域)A4に備えられており、例えば本実施形態では、図2、図3及び図7に示すように、星形に凹設された第1の凹部41と、その第1の凹部41と隣接して発射領域D方向に向けて所定長さで延設された第2の凹部42とで形成された略流れ星(ほうき星)形状に凹設されている。そして、その第1の凹部41の先端41a側が、上述したぶっこみ位置(ターゲット領域TA)と対応するように位置している。
また、本実施形態では、遊技盤ベース7の背面側に配設されるリアユニット33の前面上部に、上部発光装置44(上部盤面LEDともいう。)が備えられており、その上部発光装置44の前方に示唆表示部40が位置するように備えられている(図2参照)。
【0030】
さらに示唆表示部40には、所定の着色が施されている。所定の着色としては、特に限定解釈されないが、光の反射によって示唆表示部40が見え難くならない程度の色が好ましく、遊技機によってその都度選択・設定される。
なお、本実施形態の示唆表示部40は、遊技盤ベース7の背面に所定の形状に凹設されるものであるため、遊技盤ベース7の成形時に同時に凹設することができ、示唆表示部40の形成・配設工程が軽減できコスト安価にもなる。また、本実施形態では、第1の凹部41と第2の凹部42が連通して形成されていないが、第1の凹部41と第2の凹部42は連通して凹設されているものでもよい。
【0031】
リアユニット33は、上述した通り、遊技盤ベース7と画像表示手段18との間に備えられ、発光装置(上部発光装置44,下部発光装置47)を保持する保持手段を備え、その保持手段により所定の発光装置(上部発光装置44,下部発光装置47)が備えられている。
【0032】
例えば本実施形態では、図5及び図6に示すように、遊技盤ベース7の背面側に着脱可能に取り付けられており、遊技盤ベース7と略同一の大きさに形成され、かつ画像表示手段18を視認可能とする貫通孔34を設けた略矩形状の枠部35と、その枠部35の貫通孔34の下方領域35kの裏側に着脱可能に設けることで、その貫通孔34の下方領域35kを塞いでいる背面板39とで構成されている。
そして、その貫通孔34の上方領域に着脱可能に取り付けられ、遊技領域の上方領域を光により演出・装飾する上部発光装置44(上部盤面LED)と、背面板39の中央領域に着脱可能に取り付けられ、遊技領域の下方領域を光により演出・装飾する下部発光装置47(下部盤面LED)とを備えている。
これら上部発光装置44(上部盤面LED)と下部発光装置47(下部盤面LED)は、それぞれ副制御基板(副制御回路)によって制御されており、遊技状態、選択された演出に応じて発光演出を行うようになっている。
なお、この背面板39は透光性を有する部材で形成されている。
また、枠部35の下方領域35kの略中央領域には、大入賞装置11の大入賞口用の開口36と、その開口36の下方に設けられているアウト口用の開口38を有している。
【0033】
上部発光装置44(上部盤面LED)は、上述の通り、貫通孔34の上方領域、すなわち、本実施形態では、遊技盤6の遊技領域に形成される前記境界領域A3よりも上方の領域に奥行き方向で対向する位置であって、その上方領域の左右方向略全域にわたる長さをもって構成されている。
【0034】
具体的には、例えば図示しない複数個のLED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)を備えた上部装飾用のLED基板45と、その各LEDを覆う上部装飾用のランプレンズ46とで構成されており、そのランプレンズ46の前面には所定の凹凸加工が施されることにより光拡散部が形成され、その光拡散部を備えたランプレンズ46の前面側を遊技盤ベース7の背面に向けている。
このような位置に上部発光装置44が備えられることにより、リアユニット33の背面側に配設される画像表示手段18による画像表示領域A2には、前記上部発光装置44によりその一部(画像表示領域A2の上方領域)が隠される隠蔽領域A5が形成される。
そして、前記示唆表示部40及びターゲット領域(ぶっこみ位置)TAは、この隠蔽領域A5と対応する位置に備えられている。
特に限定解釈はされないが、この上部発光装置44にあっては、次のように構成することで、さらに画像表示領域A2を効果的に発光装飾することができる。
すなわち、例えば、上部発光装置44を構成するランプレンズ46を奥行き方向に所定角度傾斜させた状態に配設する。これにより、リアユニット33の背面側に配設され、貫通孔34から視認可能な画像表示手段18に、その表面の光拡散部から拡散された光が照射される。よって、画像表示領域A2をこの上部発光装置44によって発光装飾させることができるため、装飾効果が極めて高くなる。なお、ランプレンズ46を傾斜させて配設するとともに、あるいはランプレンズの傾斜配設に代えて、LEDをリアユニット33の奥行き方向に向けて傾斜状に配設することも可能である。
また、LEDそのものを下向きに配設(貫通孔34の中心軸方向に向けて配設)するとともに、指向性を高めるためにLEDの先端側に近接させてレンズを備える構成を採用することも可能である。
【0035】
下部発光装置47(下部盤面LED)は、図示しない複数個のLED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)を備えた下部装飾用のLED基板48と、その各LEDを覆う下部装飾用のランプレンズ49とで構成されており、そのランプレンズ49の前面には所定の凹凸加工が施されることにより光拡散部が形成されている。
なお、本実施形態では、リアユニット33に下部発光装置47を備えた実施の一形態をもって説明するが、少なくとも上部発光装置44を備えていれば本実施形態の範囲内であり、下部発光装置47は備えなくても良い。
【0036】
従って本実施形態によれば、リアユニット33に備えた大型の上部発光装置44や下部発光装置47、開閉扉2に備えた発光装置からの直接光、及びこれら発光装置からの光を受けて反射する金属色を有する開閉扉2の装飾パネル2bからの反射光などによって、遊技領域の前面側には沢山の光が溢れて遊技釘(例えば天釘30など)などの遊技部材が見え難い状態が生じ得る。
特に、天釘30やターゲット領域(ぶっこみ領域)TAが存する遊技領域の上方部分は、遊技盤6の背面側にて、遊技領域の上方左右方向全域にわたって配されている上部発光装置44が位置し、その上部発光装置44によって沢山の光が溢れている状態であるため、天釘30やターゲット領域(ぶっこみ領域)TAが遊技者から見難い状態になり得る。
しかし、本実施形態のように、遊技盤ベース7の背面側に所定形状に形成された示唆表示部40を凹設し、かつ所定の着色を施したものであれば、このように遊技領域の前面側に沢山の光が溢れて遊技釘などの遊技部材が見え難くなっている状態であっても、遊技者に的確な遊技球の打ち込み位置を示唆することができる。
【0037】
本実施形態のように、示唆表示部40を遊技盤6の背面に設けることで、遊技盤6の表面、すなわち遊技球転動領域A1の平滑度を損なうことがない。
「変形例」
【0038】
示唆表示部40は、光の反射により見え難くならず一定の目印を形成するものであれば特に本実施形態に限定解釈されるものではない。
例えば、図7(c)に開示のように、所定の形状に形成され、遊技盤ベース7の背面に貼り付けられるシール構造を採用することも可能である。
このように示唆表示部40をシール構造とすることにより、示唆表示部40が簡単に貼付可能で作業容易かつ安価でもある。また、シール構造とすることで、容易に示唆表示部40の設置が可能であるばかりか、例えば先に遊技盤ベース7の背面に貼り付けていた所定形状の示唆表示部40を、別の形状の示唆表示部40に容易に取り替えることが可能である。従って、任意に示唆表示部40の形状を変更できるため、遊技盤6の遊技領域に表される示唆表示部40を日によって変更することも可能で、これにより遊技者の視覚的な興趣を向上する。
なお、このシールに代えてセルシートからなる構造を採用することも可能である。
また、遊技盤ベース7の背面に直接印刷する構造なども可能である。
【0039】
示唆表示部40の形状・柄なども特に本実施形態に限定解釈されるものではなく、遊技機の機種や映像のモチーフに合わせることにより興趣を高めることもできる。例えば遊技中の小役図柄として映像演出中に表示される図柄を採用することが考えられる。
【0040】
さらに、特に図示はしないが、遊技盤ベース7の背面側に、発射領域Dからターゲット領域TAに向けて移動可能に設けられた駆動式の示唆表示部を採用することも可能である。例えば、ソレノイドなどの駆動機構と、着色された合成樹脂材などで所定形状に形成し、ソレノイドによって進退自在に構成されたプランジャに連結される示唆表示部材とで構成する。そして、前記駆動機構を遊技盤ベース7の背面側所定箇所に固定し、プランジャによって進退自在に構成された示唆表示部材を、上述した遊技盤ベース7の背面側の所定領域、例えば、内側ガイドレールL2の先端L20と遊技球転動領域A1との境界領域A3よりも上方であって、かつその境界領域A3と前記ターゲット領域(ぶっこみ位置)TAとの間の領域(示唆領域)A4に配設するとともに、その示唆表示部材の先端側を、上述したターゲット領域(ぶっこみ位置)TAに向けて前進可能に備える。
【0041】
このような駆動式の示唆表示部であっても、ランプや液晶によって示唆表示部を表示するものと比して、光の反射によって見え難くなるということもなく、遊技者にターゲット領域TAへの遊技球の打ち込み位置を適切に示唆することが可能である。また、駆動式とすることにより、遊技機の演出効果も向上し、遊技の興趣が図れる。また、示唆表示部材の作動は、特に限定されないが、例えば遊技球の遊技領域への打ち込みに合わせて進退作動させるものとしてもよい。
【0042】
また、本実施形態において示唆表示部40を設ける領域を、ターゲット領域TAであるいわゆる「ぶっこみ」位置の近辺として説明しているが、例えば上部発光装置44(上部盤面LED)のような大型のLEDの前面で打ち込み位置が重要になってくるような場所であれば、そのターゲット領域TAは「ぶっこみ」位置に限定解釈されない。すなわち、遊技者にとって理想的な打ち込み領域とは、遊技機によって異なるもので、上述のぶっこみ位置に限定されるものではない。
【実施例2】
【0043】
図8は本発明の実施例2を示し、遊技盤6には大入賞装置11の他に、第2の大入賞装置50を備えている。すなわち、本実施形態の遊技機は、大入賞装置11の他に第2の大入賞装置50を備えて、所定条件の下に大入賞装置11の開放作動と第2の大入賞装置50の開放作動が得られる形態を有するもので、第2の大入賞装置50の正面視円形状を有する形状と側面側がスライドして大入賞口を開放するという意外性を備えている。
第2の大入賞装置50は、第1の大入賞装置11よりも上方に位置するように備えている。本実施形態において第1の大入賞装置11は、遊技機を正面視したときに、遊技領域Aを遊技盤6の上下方向で二分した下方の遊技球転動領域A1の最下部であって、遊技盤6の左右方向の略中央位置に配設し、第2の大入賞装置50は、遊技領域Aを遊技盤6の上下方向で二分した上方の遊技球転動領域A1で、かつ天釘30の配設領域の下方に配設している(図8参照)。
【0044】
第2の大入賞装置50は、筒周面(側面)の左上方領域A5が円周方向にスライドして第2の大入賞口50aを開閉作動する正面視円形状の短尺円筒形状に構成されており、画像表示領域A2よりも上方の遊技領域に配設され、その第2の大入賞口50aを、いわゆるターゲット領域(ぶっこみ位置)TAに向けて開口するように備えている。図中82は、第2の大入賞装置50の左右に配された役物飾り(装飾カバー)である。
【0045】
役物飾り82は、本実施形態では、図8に示すように、遊技盤6の正面視で、画像表示領域A2の左側面上方位置から画像表示領域A2に下縁62aが沿うように右方向に延び、その画像表示領域A2の上方の遊技球転動領域A1を左右方向に横切るように位置する横長役物飾り部62と、その横長役物飾り部62と連続し、正面視で右側に位置する外側のガイドレールL11に沿って下方に延び、画像表示領域A2の右側面から外側のガイドレールL11までの一定領域を占めるとともに、その画像表示領域A2の右側の遊技球転動領域A1を上下方向に横切るように位置する縦長役物飾り部63とで、全体略鉤型の正面視形状を構成している。
また、役物飾り82は図示した本実施形態の構造になんら限定解釈されるものではなく、他の形態が本発明の範囲内で設計変更可能である。なお、役物飾り82は特に設置するものでなくとも本発明が達成可能であり、適宜遊技盤構成に応じて設置することが可能である。
【0046】
また、本実施形態で採用したこの第2の大入賞装置50は、遊技盤ベース7に取り付け固定される図示しないベース部材内に発光装置(LED(Light Emitting Diode 発光ダイオード))を備え、第2の大入賞口50aが開口した際に、その開口領域を発光させる演出を備えており、図示しない制御部(例えば副制御回路)からの発光信号に基づいて発光するように制御されている。
本実施形態では、次のように発光部の制御をしている。
例えば、通常時(大当たり遊技状態以外の時)は、図示しない制御部(例えば副制御回路)によりベース部材に備えられている全LEDは点灯制御されている。しかし、大当たり遊技状態に移行されると、ベース部材の上半分に備えられているLEDと下半分に備えられているLEDとが異なるように発光制御されるものとしている。すなわち、大当たり遊技状態に移行され、第2の大入賞口50aが開口すると、前記上半分に配されたLEDが点滅制御され、下半分に備えられているLEDは点灯制御されたままとなるようにしている。これにより、第2の大入賞口50a開放時の発光装飾効果をより高めることが可能となる。
【0047】
本実施形態によれば、遊技盤6の上方領域に備えた第2の大入賞装置50が短尺の円筒形状であり、かつその第2の大入賞口50aが、内側のガイドレールL2の先端L20と遊技球転動領域A1との境界領域A3方向に向けて開口するとともに、前記境界領域A3とターゲット領域TAとの間の領域(示唆領域)A4に示唆表示部40を備えた構成としたため、この示唆表示部40に従って遊技球を打ち込めば、遊技球はターゲット領域TAに打ち込まれ、その遊技球は、第2の大入賞装置50の円筒状の筒外周に沿って第2の大入賞口50a付近に転動流下する確率が高いので、第2の大入賞口50aに入賞し易くなる。従って、打ち出した遊技球に対して第2の大入賞口50aに入賞する入賞率が高くなる。
また、本実施形態によれば、第2の大入賞口50aを開放した際に、第2の大入賞装置50内に配設した発光装置からの光が第2の大入賞口50aを介して溢れ出し、第2の大入賞装置50及びターゲット領域TA周辺を発光させるため、第2の大入賞装置50及びターゲット領域TA周辺が遊技者側から見え難くなることがある。しかし、示唆表示部40に沿ってターゲット領域(ぶっこみ位置)TAを狙いさえすれば、ターゲット領域TAに打ち込まれた遊技球は、上述した通り、第2の大入賞装置50の円筒状の筒外周に沿って第2の大入賞口50a付近に転動流下するため、第2の大入賞口50aへの入賞を的確に狙い易くなる。
【符号の説明】
【0048】
A 遊技領域
A1 遊技球転動領域
A3 境界領域
A4 示唆領域
A5 隠蔽領域
TA ターゲット領域
6 遊技盤
7 遊技盤ベース
11 第1の大入賞装置
30 天釘
40 示唆表示部
44 上部発光装置
50 第2の大入賞装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性を有し、裏側領域が視認可能であり、遊技球転動領域を備える遊技盤ベースと、
前記遊技盤ベースの表面領域に設けられ、前記遊技球転動領域内に備えられる入賞装置を含む遊技部材とで構成される遊技盤と、
前記遊技盤ベースの所定領域に画像による演出を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段と遊技盤ベースとの間に備えられ、前記画像表示手段の画像表示領域の一部を隠蔽する隠蔽部材と、
前記遊技盤の透光性を有する領域の背面に、遊技球を前記入賞装置への入賞率を高くするためのターゲット領域に狙い打ちできるように示唆する示唆表示部とを備え、
前記示唆表示部は、前記隠蔽部材と対応する位置に備えられていることを特徴とする遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−63311(P2013−63311A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−266940(P2012−266940)
【出願日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【分割の表示】特願2007−165144(P2007−165144)の分割
【原出願日】平成19年6月22日(2007.6.22)
【出願人】(598098526)株式会社ユニバーサルエンターテインメント (7,628)
【Fターム(参考)】