説明

運搬荷物ロープ操作簡略に要する支持具

【課題】従来の荷物や運搬時の車載物の紐やロープ掛けの中で広く行なわれていた南京結びは荷崩れ等が無い事で最も良き方法とされてきた。
しかし、その方法や作業がなかなか難技で修錬を重ねない限り誰もが扱うことが出来なかった。
単純なロープ掛けでは走行中荷崩れを起こすことがしばしばであった。敏捷性を必要とするあらゆる荷括りに簡単な作業で誰もが安全にできる用具が有ればそれらが解決出来ると考える。
【解決手段】図の様な変形の輪型に縄やロープを上部より潜らし通し、車などのフックに引っかけ、他方を手で引けば器具の作用で緩み戻る事なく荷物や物体を強く固定できる。安易に使用できる事が特徴である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【発明に属する技術分野】
【0001】
この発明は荷物固定の際のロープの結び方法で従来より特定に使われていた南京結びを一度の習得で子供にでも即、行なえる為の便利器具。
【背景技術】
【0002】
既存のロープ同士による 南京結びは誰もが簡単には習得、使用できなかった。また、自動車等で道路運搬中に結束部分が緩んで荷崩れを起すことがしばしばあり、事故の誘因にもなっていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の南京むすびではその結束方法が難儀でその使用が一部の者に限定された。それに加え、輸送中の結束の緩みも安全上、解決をする必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
従来のロープのみの結束の難儀さ、結束後の緩みの両者を解決すべく今回、新案ロープ移動固定結束具を考案、この器具により容易に結べて振動等による緩みも無くすようにした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
(イ)従来はロープ同士の結束で締めの調節を行なっていたが本発明は図−1の様な形状の器具にてロープの手結びでは強固に締められない物体の固定を安易に行なえる。その器具の素材は全金属が適しているが器具の形を縮小し材質をプラスティック等により荷造用ビニール紐にても応用が可能である。
右上部、左上部のくびれ部分の形状が最も画期的なポイントである。
(ロ)全体の形状は図−1の通りであるが上部中央の突起部分が本開発の核心部で他方ロープ固定より荷物に掛けおさえて端末ロープ固定位置の手前で作業が楽な部位で当用具の突起部に右上部から突起物右下手前に左へ突起物を巻くように上部右裏面に出し上からのロープを跨ぐように用具上面を跨いで手前に、更にそのロープを用具下部で後方(裏面)へ出しそのまま車体等のロープ留め金具に引っかけ先端を用具下部後方より用具を跨いで引き出してこの部分でこのロープを引っ張ると戻る事無く引っ張った分、荷物を締め上げることができ荷が緩む事はない。図−2 図−3
締め上げたロープの先端は適当な位置のフックに括る。
【発明の効果】
【0006】
本発明を使用することにより簡単に便利な南京結びが使えて荷役作業が格段にはかどり、何よりも荷物を正確に固定出来るため走行中の荷緩み荷崩れを起こす危険度が著しく減少する。
また、この用具の使い方はすぐに理解でき老若誰でも簡単に習得出来るのもこの用具の大きな特徴である。
軽微な費用で供給でき、車載物の安全にその普及は社会に大きく貢献出来るものと確信する。
【図面の簡単な説明】
【図−1】当発明物の全体図
【図−2】使用にあたっての説明
【図−3】使用にあたっての説明
【図−1】

【図−2】

【図−3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
運送荷物(物体)を荷台に積みロープで締め上げ、揺るがずに固定させるためのロープ結び簡易支持物。

【公開番号】特開2006−240731(P2006−240731A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−92702(P2005−92702)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(505112277)
【Fターム(参考)】