説明

道路用標示体及び道路用標示体の製造方法

【課題】車両の踏み付け等により柱状基体が変形しても、塗膜の剥離及びガラスビーズの脱離が起こりにくく、長期に亘って塗膜の保持及び高い視認性を維持することができる道路用標示体、及び道路用標示体の製造方法を提供する。
【解決手段】塗膜層2がインキを用いて形成されていることで、インキの接着性により柱状本体1と塗膜層2とが強固に接着されると共に、塗膜層2にガラスビーズ3が強固に固着されてガラスビーズ3の脱離が起こりにくくなるが、更に塗膜層2が柔軟性を持つものとなって柱状本体1の変形に追随できるものとなり、車両の踏み付け等により柱状基体1が変形しても、塗膜層2の剥離及びガラスビーズ3の脱離が起こりにくく、長期に亘って塗膜層2の保持及び高い視認性を維持できるものとなり得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車線のセンターライン標示、車線誘導標示或いは交通規制誘導標示等を目的として、舗装路面に固定し配列した状態で用いる道路用標示体及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、道路用標示体にガラスビーズの外面にガラスビーズを付着させて再帰反射性を高めたものとしては、例えば特許文献1において、柱状基体表面の一部又は全部に再帰反射塗装を施した道路標識柱であって、その再帰反射塗膜が、柱状基体表面に形成された金属粉顔料を含有する透明樹脂からなる厚み20〜80μmの反射層と、該反射層上に形成された透明又は着色剤入り樹脂からなる厚み10〜50μmの定着層と、粒径70〜150μmで屈折率1.8〜2.0のガラスビーズを、その一部が前記反射層及び定着層内に埋没・固着しかつ一部が定着層外に露出するように、略一層に密に敷きつめて形成されたガラスビーズ層とからなることを特徴とする高視認性道路標識柱が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−160522号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の如き道路標識柱では、反射層、定着層を形成する塗膜として、明細書中にはウレタン系樹脂やフッ素系樹脂が記載されているが、かかる樹脂を用いた塗膜では、柱状基体が可とう性の合成樹脂からなり、車両の踏み付けの繰り返し等により頻繁且つ大きな変形が起こるものである場合に容易に塗膜に割れが生じ、塗膜の剥離及びガラスビーズの脱落が起こる恐れがあった。
【0005】
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、車両の踏み付け等により柱状基体が変形しても、塗膜の剥離及びガラスビーズの脱離が起こりにくく、長期に亘って塗膜の保持及び高い視認性を維持することができる道路用標示体、及び道路用標示体の製造方法を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる道路用標示体は、可とう性の熱可塑性合成樹脂を用いて形成され車両の衝突等により曲がり且つ復元する柱状本体の外側に透明な塗膜層が設けられ、ガラスビーズが少なくとも一部分を前記塗膜層の外側に露出させて埋設されたものであって、前記塗膜層が前記柱状本体に接着可能なインキを用いて形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
また該柱状本体の両端にキャップ及び/又はベースが取り付けられて形成され、前記柱状本体は中空円筒状の形状となされたものであって、前記柱状本体の中空内面を用いて前記キャップ及び/又はベースが取り付けられていることを特徴とするものである。
【0008】
また前記ガラスビーズは、外面にシランカップリング剤処理により形成された被膜層が設けられたものであることを特徴とするものである。
【0009】
また本発明に係わる道路用標示体の製造方法は、可とう性の熱可塑性合成樹脂を用いて形成され車両の衝突等により曲がり且つ復元する柱状本体の外側に透明なインキを塗布してインキ層を形成し、該インキ層の硬化前に前記インキ層上にガラスビーズを散布して前記インキ層にガラスビーズの一部を埋設させて付着させた後、前記インキを硬化させて塗膜層を形成し、前記ガラスビーズの少なくとも一部が前記塗膜層の外部に露出させることを特徴とするものである。
【0010】
また前記柱状本体は、同一断面が連続する円筒形状のものであって、該柱状本体の両端にキャップ及びベースを取り付けて形成することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の本発明に係わる道路用標示体によれば、塗膜層がインキを用いて形成されていることで、インキの接着性により柱状本体と塗膜層とが強固に接着されると共に、塗膜層にガラスビーズが強固に固着されてガラスビーズの脱離が起こりにくくなるが、更に塗膜層が柔軟性を持つものとなって柱状本体の変形に追随できるものとなり、車両の踏み付け等により柱状基体が変形しても、塗膜の剥離及びガラスビーズの脱離が起こりにくく、長期に亘って塗膜の保持及び高い視認性を維持できるものとなり得る。
【0012】
また請求項2の発明によれば、ガラスビーズが埋設されていない柱状本体の中空内面を用いてキャップ及び/又はベースを取り付けることで、接着や溶着等による取り付けにおいてガラスビーズによる悪影響をなくすることができ、柱状本体とキャップ及び/又はベースとの取付強度を高いレベルで確保することができ好ましい。
【0013】
また請求項3の発明によれば、ガラスビーズ外面に設けられたシランカップリング剤により形成された被膜層が介在することにより、塗膜層とガラスビーズとの接着性が更に高められ、よりガラスビーズの脱離が起こりにくくなり好ましい。
【0014】
また請求項4に記載の本発明に係わる道路用標示体の製造方法によれば、未硬化状態のインキにガラスビーズを付着させることができ、得られた道路用標識体はガラスビーズを稠密に配置して高い再帰反射性を備えたものとなる。また圧力を加える等、特殊な操作を行うことなくガラスビーズの一部を塗膜層から露出させることができ、形成に係わる作業を簡便なものとできる。
【0015】
また請求項5の発明によれば、同一断面が連続した柱状本体にガラスビーズを付着させることで、連続した同じ作業により付着を行うことができ、柱状本体の製造効率は高いものとなり好ましい。また得られた柱状本体を適宜の長さに裁断してキャップ及びベースを取り付けて道路用標示体を形成できることで、種々の高さのものを形成するのに対応が容易となり、在庫の削減や納期の対応などに有利となり好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
【0017】
図1は、上記のポールを用いての道路用標識体の実施の一形態を示すもので、図1のイ)は柱状本体全体の斜視図、ロ)は断面の詳細を示す断面図である。まずイ)において、柱状本体1は両端が開口された円筒状の中空体であり、ポリウレタン樹脂による押出成形により形成されたものである。ロ)に示す如く、柱状本体1の外面に塗膜層2が設けられており、柱状本体1の厚みは3mmで、塗膜層2の膜厚は0.15mmである。塗膜層2はインキを用いて形成され、塗膜層2には半分程度を塗膜層2の外側に露出させて、粒径0.06〜0.09mmのガラスビーズ3が埋設されている。
【0018】
柱状本体1を形成する材料は、成形が比較的容易で車両の衝突や踏み付けに対する復元性、耐久性等に優れるポリウレタン樹脂が好適に用いられるが、特に限定されるものではなく、車両の衝突等によって曲がり且つ復元するポールが形成できるものであればよく、天然ゴムや合成ゴムには密着するインキがないことから適用は困難であるが、成形の容易さ及び復元性、耐久性等の高い熱可塑性合成樹脂である熱可塑性の軟質ポリオレフィン、ポリオレフィン系やスチレン系等各種エラストマーなどを用いることができる。
【0019】
塗膜層2を形成するインキは、柱状本体1との密着性が高く、柱状本体1の変形に追随できるものであれば特に限定されるものではなく、油性凸版インキ、フレキソインキ、ドライオフセットインキ、グラビアインキ、グラビアオフセットインキ、パッドインキ、オフセットインキ等を用いてもよいが、優れた上述の特性を備えたスクリーンインキを好適に用いることができる。インキはベース樹脂にビヒクル、種々の補助剤を加えた透明の、いわゆるメジウムを好適に用いることができ、熱硬化型、紫外線、赤外線等の光硬化型、電子線硬化型等のものを用いてもよいが、溶剤を用いた蒸発乾燥型のものを用いれば、柱状本体1の形成に用いられる熱可塑性合成樹脂を変形させることなく、また塗膜層2の硬化時にガラスビーズ3による光の屈折の悪影響を受けることなく塗膜層2を形成することができ好ましい。
【0020】
またビヒクルに含まれる乾性油、不乾性油、加工油等の油脂類によってインキには柔軟性が具備され、ビヒクルのベース樹脂により塗膜としてのマトリックスが形成される。ベース樹脂は柱状本体1の材質に応じて選択されるもので、柱状本体1の少なくとも外面を形成する材料が、例えばポリウレタン樹脂であればビヒクルのベース樹脂はウレタン系のものが、軟質ポリオレフィンやポリオレフィン系エラストマーであればゴム系、ウレタン系、UV硬化樹脂系のものが、軟質塩化ビニル樹脂であればビニル系のものが、スチレン系エラストマーであればアクリル系のものを用いることで、柱状本体1の表面と塗膜層2との高い密着性を得ることができる。これらの油脂類及びベース樹脂に対し、溶剤を加えてビヒクルを形成するが、加える溶剤は蒸発乾燥型のものであれば炭化水素系、エステル系、ケトン系、アルコール系に加え、多価アルコール誘導体などを用いることができる。加える量は必要とされる粘度に応じたもので、例えば塗布可能な程度であったり、ポットライフの時間に応じた粘度であったりしてよい。
【0021】
また塗膜層2は、透明なインキを用いることで柱状本体1表面の色調を流用することができるが、昼光下で塗膜層2がガラスビーズ3と相俟って不自然に白く見える白浮きが生じる恐れがあり、塗膜層2に柱状本体1の表面の色調と近似する色調の顔料又は染料を配合してかかる白浮きを防ぐようにしてもよい。インキに配合される顔料、染料等の色料は、無機顔料、有機顔料をビヒクルに直接配合したり、顔料を溶媒に溶解させた上でビヒクルに配合したりしてもよい。また、塗膜層2には、イソシアネート等の強化剤を配合しておき塗膜としての強度を高めておけば、車両の衝突等による衝撃により塗膜に割れ等が生じる恐れが小さくなり好ましい。
【0022】
また塗膜層2に光反射性微粒子を配合しておけば、図2に示す如くガラスビーズ3に入射された光L1はガラスビーズ3内で屈折されて再帰反射する光L2として外界に放出されるが、一部の光はガラスビーズ3と塗膜層2との界面で再帰反射されずに柱状本体1側に向かおうとする光L3となる。その光L3を光反射性微粒子6により外界側に反射させることができ、再帰反射性を更に高めることができる。光反射性微粒子は、金属粉、ガラス粉、雲母粉等を単独で用いてもよく、雲母粉を二酸化チタンや酸化鉄などで被覆したいわゆるパール顔料等、適宜のものを用いることができる。光反射性微粒子は、インキ100重量部に対して10〜20重量部程度配合すれば、塗膜層2の透明性をそれ程損なうことなく十分な再帰反射性を得ることができる。
【0023】
ガラスビーズ3は、特に処理を施さないものを用いてもよいが、ガラスビーズ3の断面図である図3に示す如くコア部31がアミノシランカップリング剤により処理されて、コア部31の全周に亘って被覆層32が形成されているものを用いれば、かかる被覆層32が塗膜層2のベース樹脂と高い接着性を備えることで、ガラスビーズ3と塗膜層2との接着性が更に向上されて塗膜層2からのガラスビーズ3の脱離を抑制することに繋がり好ましい。コア部31を形成するビーズは石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等をビーズ状に成形したものを用いることができ、その粒径は10〜500μm程度のものを用いることができるが、好適には50〜100μmのものである。また被覆層32を形成するアミノシランカップリング剤は、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン等を用いることができる。
【0024】
図4及び図5は、図1に示した柱状本体1を用いて形成した道路用標示体の一例を示すもので、図4は道路用標示体の正面図、図5は形成時を示す断面図である。まず図4において、道路用標示体10は同一断面が連続する中空円筒状の柱状本体1の上下端にキャップ4及びベース5が取り付けられて形成され、柱状本体1の上方部分には、3ヶ所に柱状本体1の全周に亘って反射シートである反射体R1が貼着されて、夜間における視認性を向上させている。本実施形態において、反射体R1は融着前に柱状本体1に貼着されているが、融着後に貼着することもでき、更に柱状本体1上に形成された塗膜層2及びガラスビーズ3を除去してその部分に貼着してもよい。またベース5にもガラス製のビーズを埋設した反射体R2が巻着されて更に夜間における視認性を高めるようになされている。
【0025】
次に図5において、イ)はキャップ及びベースの取り付け前の状態を示す断面図、ロ)は取り付け後の状態を示す断面図である。柱状本体1は中空部11を備えた円筒状のもので、キャップ4には中空部11に嵌入される挿入部41が備えられ、キャップ4の柱状本体1への取り付けは、柱状本体1の上端から挿入部41が中空部11に挿入され、中空部11の内面と挿入部41の外面とが当接されて溶着されて溶着部Y1が形成されることで行われる。またベース5には柱状本体1の下端が嵌挿できる取付溝51が設けられており、下端からは路面への取付用のアンカーボルトAが突設されている。ベース5の柱状本体1への取り付けは、柱状本体1の下端が取付溝51に嵌挿され、中空部11の内面と、取付溝51の内側に設けられた取付面52とが当接され溶着されて溶着部Y2が形成されることで行われる。柱状本体1と、キャップ4及びベース5との溶着は、回転融着を行うことで融着部が目立つことなく強固な融着ができ好ましいが、それに限定されず接着や超音波溶着等適宜の方法で取り付けを行うことができる。キャップ4及びベース5は、いずれも柱状本体1の内面と溶着されることで、表面に埋設されたガラスビーズ3が取付強度に悪影響を及ぼすことのないようになされている。
【0026】
キャップ4及びベース5の形成に用いられる材料についても同様に成形の容易さ及び復元性、耐久性等に優れる熱可塑性合成樹脂を好適に用いることができるが、特に限定されるものではなく適宜の材料を用いてよい。また柱状本体1と融着により一体化するにおいては、少なくとも柱状本体1の内面と当接する部位を、柱状本体1の形成に用いられるものと相溶性を有するものを用いるのが好ましく、また同種類のものを用いれば、外力や温度変化に対する耐性を高めることができ、より好ましい。
【0027】
図6は、本発明に係わる道路用標示体の製造方法の、実施の一形態を示す断面図である。円筒状に押出成形された柱状本体1の外面にロールコーターRによって均一な膜厚にインキCが塗布される。柱状本体1外面に塗布された直後のインキ層C1に対して、上方からホッパーHを用いてガラスビーズ3が散布されるが、インキ層C1は硬化前で十分な流動性を保っており、高い付着効率で稠密に、且つ特に操作を行うことなくインキ層C1にガラスビーズ3を少なくとも一部を露出させて埋設することができる。ここで柱状本体1は回転させながらインキCの塗布及びガラスビーズ3の付着を行えば、ロールコーターR及びホッパーHを効率よく用いることができ好ましい。
【0028】
インキCは、溶媒乾燥型のものを用いることで、上述の効果に加え、図7に示す如き効果も得られる。図7において、イ)はインキの溶媒乾燥前の断面図、ロ)は乾燥後の断面図であり、インキCが柱状本体1に塗布されインキ層C1にガラスビーズ3が埋設された直後は例えばイ)に示す如くガラスビーズ3の半分程度がインキ層C1に埋設されている。溶媒が揮発するに伴い、インキ層C1の厚みが減少し、溶媒乾燥後にはガラスビーズ3は塗膜層2に三分の一程度埋設された状態となるが、ガラスビーズ3の周囲にはロ)に示す如くインキ層C1の厚み分の塗膜層2が残存し、またインキCにより形成された塗膜層2は粘性が高いことからガラスビーズ3と塗膜層2との接着に寄与するものとなり、塗膜層2の厚み分以上の接着性を得ることに繋がる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係わる道路用標示体に用いられる柱状本体の、実施の一形態を示す説明図である。
【図2】光反射性微粒子による再帰反射の状態を示す断面図である。
【図3】本発明に係わる道路用標示体に用いられるガラスビーズの一例を示す断面図である。
【図4】本発明に係わる道路用標示体の、実施の一形態を示す正面図である。
【図5】図4に示した道路用標示体の形成の一例を示す断面図である。
【図6】本発明に係わる道路用標示体の製造方法の、実施の一形態を示す断面図である。
【図7】インキ層及び塗膜層とガラスビーズとの関係を示す断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 柱状本体
2 塗膜層
3 ガラスビーズ
32 被覆層
4 キャップ
5 ベース
6 光反射性微粒子
10 道路用標示体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可とう性の熱可塑性合成樹脂を用いて形成され車両の衝突等により曲がり且つ復元する柱状本体の外側に透明な塗膜層が設けられ、ガラスビーズが少なくとも一部分を前記塗膜層の外側に露出させて埋設されたものであって、前記塗膜層が前記柱状本体に接着可能なインキを用いて形成されていることを特徴とする道路用標示体。
【請求項2】
該柱状本体の両端にキャップ及び/又はベースが取り付けられて形成され、前記柱状本体は中空円筒状の形状となされたものであって、前記柱状本体の中空内面を用いて前記キャップ及び/又はベースが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
【請求項3】
前記ガラスビーズは、外面にシランカップリング剤処理により形成された被膜層が設けられたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路用標示体。
【請求項4】
可とう性の熱可塑性合成樹脂を用いて形成され車両の衝突等により曲がり且つ復元する柱状本体の外側に透明なインキを塗布してインキ層を形成し、該インキ層の硬化前に前記インキ層上にガラスビーズを散布して前記インキ層にガラスビーズの一部を埋設させて付着させた後、前記インキを硬化させて塗膜層を形成し、前記ガラスビーズの少なくとも一部が前記塗膜層の外部に露出させることを特徴とする道路用標示体の製造方法。
【請求項5】
前記柱状本体は、同一断面が連続する円筒形状のものであって、該柱状本体の両端にキャップ及びベースを取り付けて形成することを特徴とする請求項4に記載の道路用標示体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−9567(P2006−9567A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−155834(P2005−155834)
【出願日】平成17年5月27日(2005.5.27)
【出願人】(000002462)積水樹脂株式会社 (781)
【出願人】(394014087)近藤化学工業株式会社 (4)
【Fターム(参考)】