説明

遠心分離機

【課題】回転室の上方から駆動部を作業性良く着脱することができる遠心分離機を提供すること。
【解決手段】試料を収容するロータ20と、該ロータ20を収納する回転室10と、前記ロータ20を回転駆動する駆動部11を有する遠心分離機において、前記駆動部11に、上方から該駆動部11を支持するためのハンドル33を設ける。具体的には、前記駆動部11の上部にハウジングホルダ(ホルダ部材)21を取り付け、該ハウジングホルダ21に複数の孔21aを形成し、該孔21aに一対のハンドル33を上下動可能に挿通し、不使用時にはハンドル33が下限位置にて収納されて該ハンドル33とハウジングホルダ21の間に作業者の指が入る程度の隙間が形成され、使用時にはハンドル33が持ち上げられて上限に位置して該ハンドル33とハウジングホルダ21との間に作業者の手が入る程度の隙間が形成されるよう構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医学、薬学、農学等の分野において試料の分離に使用される遠心分離機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の遠心分離機を図4に示す(特許文献1参照)。
【0003】
即ち、図4は従来の遠心分離機の縦断面図であり、図示の遠心分離機1’は冷却遠心分離機であって、その筐体2の内部は水平なプレート状のフレーム3で上下2段に仕切られており、上段には、上面が開口するドラム状のチャンバ4が収容されている。そして、このチャンバ4の周囲には断熱部及び防護壁5が配置されており、断熱部の外周部には円管部材6が配置されており、この円管部材6とチャンバ4との間に形成される空間に発泡ウレタンや発泡スチロール等の断熱材7が充填されている。又、チャンバ4の外周面には、蒸発管としての冷却コイル8が巻装されている。尚、チャンバ4内にはドア9によって密閉される回転室10が形成されており、この回転室10はドア9によって開閉される。
【0004】
他方、筐体2内の前記フレーム3によって仕切られた下段の中心部には、駆動部11がフレーム3に支持されて収納されており、該駆動部11のハウジンング12には駆動源としての不図示の電動モータが内蔵されている。
【0005】
ここで、図5に詳細に示すように、ハウジング12の上方にはモータベース13が取り付けられており、このモータベース13を図4に示すようにフレーム3上に載置し、これに形成された複数の円孔14(図5参照)に挿通するボルト15をフレーム3に締め付けることによって、駆動部11がフレーム3に吊り下げ支持された状態で筐体2内の下段に収納されている。
【0006】
又、駆動部11のハウジング12に内蔵された不図示の電動モータの出力軸(モータ軸)16は、ハウジング12から垂直上方に延び、その周囲はシャフトケース17及びセンサホルダ18によって覆われており、この出力軸16の前記センサホルダ18から上方へ突出する上端部にはクラウン19が圧入によって結着されている。そして、出力軸16の上端部とこれに結着されたクラウン19は、図4に示すように、チャンバ4の底部中央に形成された孔4aを貫通してチャンバ4内の回転室10内に臨んでおり、クラウン19にはロータ20が取り外し可能に取り付けられている。
【0007】
更に、前記モータベース13の上方には円板状のハウジンクホルダ21が複数のダンピングラバー24を介して弾性支持されており、該ハウジングホルダ21は前記ダンピングラバー24に設けられたボルト22とこれに螺着されたナット23によってモータベース13に取り付けられている。尚、駆動部11の回転中の振動はダンピングラバー24の吸振作用によって減衰される。
【0008】
ここで、図5に示すように、前記シャフトケース17は、前記ハウジングホルダ21上に複数のボルト25によって取り付けられており、その上方に位置する前記センサホルダ18には、ロータ20(出力軸16)の回転を検出するための不図示の回転センサが装着されている。そして、このセンサホルダ18は、回転センサの検出位置を調整するためにその上下位置が調整された後、不図示のネジによって固定される。
【0009】
ところで、チャンバ4の中央底部に形成された前記円孔4aの周囲は、図4に示すように、樹脂にて円筒状に成形されたカラー26を介してフレーム3に支持されている。そして、チャンバ4の中央底部に形成された前記円孔4aは、その周縁に結着されたゴム製のカバー27によって閉塞されている。尚、カラー26内の密閉された空間には、駆動部11のモータベース13、ハウジングホルダ21、シャフトケース17等が収納されている。又、フレーム3の中央部には、駆動部11のハウジング12が通過し得る程度の大きさの孔3aが形成されている。
【0010】
又、筐体2内のフレーム3によって仕切られた下段には、前記駆動部11の他、回転室10を冷却するための冷凍機28が収納されており、この冷凍機28は、コンプレッサ29と、コンデンサ30、不図示の膨張弁、排風ファン31、冷媒配管32、前記冷却コイル8等を含んで構成されている。尚、この冷凍機28は、コンデンサ30にて液化した冷媒を減圧した後、この冷媒を前記冷却コイル8に流して蒸発させることによって回転室10内を冷却するが、冷媒は閉ループを循環して冷凍作用を繰り返す。
【0011】
而して、前記冷凍機28から冷却コイル8に冷媒を流して回転室10内を冷却しながら、駆動部11の電動モータを駆動すると、その出力軸16の回転はクラウン19を介してロータ20に伝達されるため、該ロータ20が回転駆動され、これに収納された試料が遠心分離される。
【0012】
ここで、回転室10には、遠心分離する試料を収納したロータ20を冷却してその温度を設定温度まで早く下げる能力が求められるため、冷却コイル8をチャンバ4の中央底部全域にまで密着させることが望ましい。
【0013】
しかし、ロータ20を回転駆動する駆動部11は、これの交換時やメンテナンス時に回転室10の上方から着脱できた方が都合が良いため、チャンバ4の底部中央には駆動部11が通過できる程度の大きさの前記孔4aが形成されており、この孔4aに駆動部11を上から通過させてモータベース13をフレーム3上に載置し、このモータベース13を前述のように複数のボルト15によってフレーム3に取り付けることによって駆動部11をフレーム3に吊り下げ支持せしめる構成を採用している。
【0014】
即ち、この種の冷却遠心分離機1’においては、駆動部11を回転室10の上方から着脱することができるようにチャンバ4の底部中央に孔4aを形成しているが、回転室10の冷却能力の低下を最小限に抑えるため、駆動部11の外形形状を可能な限り側面に突起物が突出しないものとし、チャンバ4の底部中央に形成された前記孔4aを駆動部11が通過し得る程度の最小限の大きさとしている。
【0015】
【特許文献1】特開2001−104827号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
ところが、図4及び図5に示す前記従来の冷却遠心分離機1’においては、チャンバ4の底部中央に形成された孔4aの大きさが駆動部11の外径よりも僅かに大きい程度であるため、駆動部11を回転室10の上方からフレーム3に固定したり、フレーム3から駆動部11を取り外してこれを回転室10の上方から取り出す際には、チャンバ4の孔4aとハウジングホルダ21の間の狭い空間に指を入れて駆動部11を持ち上げる必要があるため、作業者にとって手元の安定性がなく、作業性が悪いという問題があった。
【0017】
又、作業者がセンサホルダ18を手で掴むことによってその取付位置がずれ、回転センサの機能が損なわれる可能性や、クラウン19を手で掴むことによってベアリングにスラスト荷重が負荷されてベアリングに悪影響を及ぼす等の可能性があった。
【0018】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、回転室の上方から駆動部を作業性良く着脱することができる遠心分離機を提供することにある。
【0019】
又、本発明の他の目的とする処は、回転室の冷却効率を下げることなく、駆動部の着脱を作業性良く行うことができる遠心分離機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、試料を収容するロータと、該ロータを収納する回転室と、前記ロータを回転駆動する駆動部を有する遠心分離機において、前記駆動部に、上方から該駆動部を支持するためのハンドルを設けたことを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記駆動部の上部にホルダ部材を取り付け、該ホルダ部材に前記ハンドルを収納可能に設けたことを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ホルダ部材に複数の孔を形成し、該孔に一対の前記ハンドルを上下動可能に挿通し、不使用時にはハンドルが下限位置にて収納され、使用時にはハンドルが持ち上げられて上限に位置するよう構成したことを特徴とする。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、不使用時には前記ハンドルと前記ホルダ部材の間に第1の隙間が形成され、使用時には前記ハンドルと前記ホルダ部材との間に前記第1の隙間よりも大きな第2の隙間が形成されるよう構成したことを特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記回転室の底部に、前記駆動部が通過する孔を形成し、この孔を前記駆動部が通過し得る程度の大きさとするとともに、該孔を除く回転室の周囲に冷却コイルを巻装したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
請求項1記載の発明によれば、駆動部の組み立てやメンテナンスに際して該駆動部を着脱する場合には、駆動部に設けられたハンドルを手で掴んで駆動部全体を持ち上げることができるため、回転室の上方から駆動部を作業性良く着脱することができる。そして、この場合、作業者が駆動部の他の部材(例えば、センサホルダやクラウン等)を手で掴むことがないため、これらの部材の機能が阻害されることがない。
【0026】
請求項2及び3記載の発明によれば、不使用時にはハンドルをホルダ部材に収納することができるため、当該遠心分離機の運転時に該ハンドルが他の部材に干渉して遠心分離機の運転を阻害することがなく、遠心分離機の安定した運転が可能となる。
【0027】
請求項3記載の発明によれば、作業者は両手でハンドルを掴んで駆動部を持ち上げてこれを作業性良く、且つ、楽に着脱することができる。
【0028】
請求項4記載の発明によれば、駆動部の着脱に際しては、作業者は、収納状態にあるハンドルとホルダ部材の間に形成される第1の隙間に指を差し込んでハンドルを持ち上げることができ、ハンドルが持ち上げられると該ハンドルとホルダ部材との間に形成される比較的大きな第2の隙間に手を入れてハンドルを掴むことができるため、駆動部を作業性良く着脱することができる。
【0029】
請求項5記載の発明によれば、運転中に回転室を冷却する冷却遠心分離機において、駆動部を通すために回転室の底部に形成された孔の大きさを必要最小限に抑え、該孔を除く回転室の周囲に冷却コイルを巻装したため、回転室の冷却面積が増え、冷却コイルを流れる冷媒の蒸発によって回転室を効率良く冷却することができ、回転室の冷却効率を下げることなく、駆動部の着脱を作業性良く行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0031】
図1は本発明に係る遠心分離機の縦断面図、図2は図1のA部拡大詳細図、図3は同遠心分離機の駆動部上部の斜視図である。
【0032】
本実施の形態に係る遠心分離機1は、冷却遠心分離機であって、その基本構成は図4及び図5に示した従来の遠心分離機1’のそれと同じであるため、図1〜図3においては図4及び図5にて示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
【0033】
本実施の形態に係る遠心分離機1の特徴は、駆動部11の上部に、上方から該駆動部11を支持するための左右一対のハンドル33を設けたことを特徴とする。
【0034】
具体的には、各ハンドル33は、パイプ材又は棒材をコの字状に折曲加工して構成され、その両端の垂直部をハウジングホルダ21に形成された円孔21a(図2参照)に上方から通し、該垂直部のハウジングホルダ21の下方へ突出する端部に2つのナット(ダブルロックナット)34を螺着することによって、各ハンドル33がハウジングホルダ21に上下動可能に支持されている。尚、ハウジングホルダ21に形成された複数(4つ)の前記円孔21aの内径はハンドル33の外径よりも大きく設定されている。
【0035】
尚、本実施の形態に係る遠心分離機1においても、図2に示すように、フレーム3の中央部には、駆動部11のハウジング12が通過し得る程度の大きさの孔3aが形成され、チャンバ4の底部には、駆動部11が通過し得る程度の大きさの孔4aが形成されている。そして、チャンバ4の孔4aを除く外周面には冷却コイル8が巻装されている。
【0036】
而して、駆動部11の組み立てやメンテナンスに際して該駆動部11を回転室10の上方から着脱する場合には、駆動部11に設けられた左右のハンドル33を両手で掴んで駆動部11全体を持ち上げることができるが、着脱作業時以外のとき(ハンドル33の不使用時)には、図2に示すように、各ハンドル33は、その両端垂直部の下端がストッパとしてのモータベース13の上面に当接して下限位置にある。このとき、ハンドル33は収納状態にあり、該ハンドル33の水平部とハウジングホルダ21との間には作業者の指が入る程度の小さな第1の隙間S1が形成されている。
【0037】
そして、駆動部11を着脱する場合には、作業者は、図2に示すように収納状態にあるハンドル33とモータベース13との間に形成された小さな第1の隙間S1に指を入れて左右のハンドル33を持ち上げる。すると、ハンドル33は、その両端垂直部の下端部に螺着されたナット34がハウジングホルダ21の下面に当接するまで持ち上げられ、図3に示すように、該ハンドル33とハウジングホルダ21との間に形成される比較的大きな(前記第1の隙間S1よりも大きな)第2の隙間S2に手を入れることができる。従って、作業者は、左右のハンドル33を両手で掴んで駆動部11を楽に持ち上げることができ、該駆動部11をフレーム3に対して作業性良く着脱することができる。そして、ハンドル33から手を離せば、該ハンドル33は自重で落下し、その両端垂直部の下端がモータベース13の上面に当接した時点で再び収納状態となり、図2に示すように、該ハンドル33とハウジングホルダ21との間に作業者の指が入る程度の小さな第1の隙間S1が形成される。
【0038】
即ち、駆動部11をフレーム3に取り付ける場合には、左右のハンドル33を両手で掴んで駆動部11を持ち上げ、この駆動部11を略垂直に保った状態で回転室10の上方から降ろし、チャンバ4の孔4aに駆動部11を通し、更に駆動部11のハウジング12をフレーム3の孔3aに通してモータベース13をフレーム3上に載置する。そして、ボルト15によってモータベース13をフレーム3に取り付ければ、駆動部11がフレーム3に吊り下げられた状態で固定される。
【0039】
又、フレーム3に取り付けられている駆動部11を取り外す場合には、カバー27を取り外した後、作業者は、回転室110の上方から手を入れて複数のボルト15を回してこれらを取り外し、左右のハンドル33を両手で掴んで駆動部11を持ち上げ、該駆動部11を回転室10の上方から取り出すことができる。
【0040】
以上のように、本実施の形態に係る遠心分離機1においては、駆動部11の組み立てやメンテナンスに際して該駆動部11を着脱する場合には、駆動部11に設けられた左右のハンドル33を両手で掴んで駆動部11全体を持ち上げることができるため、回転室10の上方から駆動部11を作業性良く着脱することができる。そして、この場合、作業者が駆動部11のセンサホルダ18やクラウン19を手で掴むことがないため、センサホルダ18の取付位置がずれて回転センサの機能が損なわれたり、クラウン19に内蔵された不図示のベアリングにスラスト荷重が負荷されてベアリングに悪影響を及ぼす等の不具合が発生することがない。
【0041】
又、ハンドル33の不使用時には該ハンドル33をハウジングホルダ21に収納することができるため、当該遠心分離機1の運転時に該ハンドル33が他の部材に干渉して遠心分離機1の運転を阻害することがなく、遠心分離機1の安定した運転が可能となる。
【0042】
更に、本実施の形態に係る冷却遠心分離機1においては、駆動部11を通すためにチャンバ4の底部に形成された孔4aの大きさを必要最小限に抑え、該孔4aを除くチャンバの周囲に冷却コイル8を巻装したため、回転室10の冷却面積が増え、冷却コイル8を流れる冷媒の蒸発によって回転室10を効率良く冷却することができ、回転室10の冷却効率を下げることなく、駆動部11の着脱を作業性良く行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、ロータを収納する回転室の上方から駆動部を着脱する方式を採用する遠心分離機に対して適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る遠心分離機の縦断面図である。
【図2】図1のA部拡大詳細図である。
【図3】本発明に係る遠心分離機の駆動部上部の斜視図である。
【図4】従来の遠心分離機の縦断面図である。
【図5】従来の遠心分離機の駆動部上部の斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 遠心分離機
2 筐体
3 フレーム
3a 孔
4 チャンバ
4a 孔
8 冷却コイル
10 回転室
11 駆動部
12 ハウジング
13 モータベース
17 シャフトケース
18 センサホルダ
19 クラウン
20 ロータ
21 ハウジングホルダ(ホルダ部材)
28 冷凍機
33 ハンドル
34 ナット
S1 第1の隙間
S2 第2の隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料を収容するロータと、該ロータを収納する回転室と、前記ロータを回転駆動する駆動部を有する遠心分離機において、
前記駆動部に、上方から該駆動部を支持するためのハンドルを設けたことを特徴とする遠心分離機。
【請求項2】
前記駆動部の上部にホルダ部材を取り付け、該ホルダ部材に前記ハンドルを収納可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の遠心分離機。
【請求項3】
前記ホルダ部材に複数の孔を形成し、該孔に一対の前記ハンドルを上下動可能に挿通し、不使用時にはハンドルが下限位置にて収納され、使用時にはハンドルが持ち上げられて上限に位置するよう構成したことを特徴とする請求項2記載の遠心分離機。
【請求項4】
不使用時には前記ハンドルと前記ホルダ部材の間に第1の隙間が形成され、使用時には前記ハンドルと前記ホルダ部材との間に前記第1の隙間よりも大きな第2の隙間が形成されるよう構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の遠心分離機。
【請求項5】
前記回転室の底部に、前記駆動部が通過する孔を形成し、この孔を前記駆動部が通過し得る程度の大きさとするとともに、該孔を除く回転室の周囲に冷却コイルを巻装したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遠心分離機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate