説明

遠隔操作システム

【課題】複数機能を有する端末の異なる機能同士を互いに干渉しあうことなく処理する。
【解決手段】被操作端末は、操作端末を検出する探索部と、割込み処理の発生を検知する検知部と、現在の操作状態を記憶する記憶部と、現在の操作状態に応じた操作情報を作成する操作情報制御部と、操作結果情報に応じて操作端末の操作状況と現在の操作状態とを同期させる第1同期部とを備え、操作端末は、操作情報を画面表示させるとともに操作結果情報を出力する操作情報解析部と、操作情報に応じて操作端末の操作状況と現在の操作状態とを同期させる第2同期部とを備え、検知部が所定の割込み処理を検知した場合に、探索部は操作端末の検出を行い、第1同期部は操作端末へ操作情報制御部が作成した操作情報を送信し、第2同期部は、操作情報解析部に画面表示を行わせるとともに、被操作端末に対して操作情報解析部が作成した操作結果情報を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔操作システムに関し、更に詳しくは、複数の機能を有する機器においてある一つの機能を使用中に同一機器内の別機能を使用する際に、使用中の機器とは異なる機器を用いて、使用中の機器の内部の別機能を実現するための遠隔操作システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の機能を有する機器においてそれらの複数の機能を同時に使用することを目的とした技術では、例えば携帯電話を対象としている技術としては、携帯電話の通話中に携帯電話に受信したメールを読む機能を使用するときに、使用中の携帯電話に付属する表示装置を用いてメール等のデータを表示する技術(例えば、特許文献1)、ナビゲーションシステム(被操作端末)の操作データを携帯電話(操作端末)の表示画面に表示し、携帯電話を用いてナビゲーションシステムの操作を行う(例えば、特許文献2)技術などがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−291052号公報
【特許文献2】特開2006−246113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では携帯電話のキー操作が必要であるために、通話中等の状態のためにキー操作に制限がある、携帯電話の全てのメモリデータにアクセスすることを想定しておらず、また、通話等の主として使用している機能に支障をきたすという問題があった。
【0005】
また、上記特許文献2に記載の技術では、操作端末が操作をしようとして初めて被操作端末が反応するという形態になっており、被操作端末で複数の機能を処理する必要が生じた場合に被操作端末からその指示を出すことは想定されておらず、被操作端末の状態とは無関係に被操作端末に何らかの割り込み処理が発生する状況には対応できないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、複数の機能を有する機器の異なる機能同士をお互いに干渉しあうことなく処理することが可能な遠隔操作システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の遠隔操作システムは、複数の機能を有する被操作端末と、被操作端末の任意の機能を処理できる操作端末と、からなる遠隔操作システムであって、被操作端末は、操作端末を検出する対応端末探索部と、割込み処理の発生を検知する割込み発生検知部と、現在の操作状態を記憶する記憶部と、現在の操作状態に応じた操作情報を作成する操作情報制御部と、操作結果情報に基づいて、操作端末での操作状況と現在の操作状態とを同期させる第1端末間状態同期部と、を備え、操作端末は、操作情報を解釈して画面表示させるとともに、操作結果情報を作成して出力する操作情報解析部と、操作情報に基づいて、操作端末での操作状況と現在の操作状態とを同期させる第2端末間状態同期部と、を備え、割込み発生検知部が所定の割込み処理を検知した場合に、対応端末探索部は操作端末の検出を行い、第1端末間状態同期部は検出された操作端末に対して操作情報制御部が作成した操作情報を送信し、第2端末間状態同期部は、操作情報解析部に操作情報に応じた画面表示を行わせるとともに、被操作端末に対して操作情報解析部が作成した操作結果情報を送信する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の機能を有する機器において複数機能を同時に使用する必要が生じた場合においても、複数機能同士で干渉しあうことなく処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態1における遠隔操作システムの全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1における携帯電話101の構成図
【図3】本発明の実施の形態1における映像装置102の構成図
【図4】本発明の実施の形態1における携帯電話101での処理の流れを示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1における映像装置102での処理の流れを示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1における携帯電話101の操作画面と映像装置102で表示される操作画面を示す図
【図7】本発明の実施の形態1における携帯電話101と映像装置102との間で送受信される情報の一覧例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における遠隔操作システムの全体構成図である。図1に示すように、本発明における遠隔操作システムは、双方向通信が可能な携帯電話101(被操作端末)と、双方向通信が可能な映像装置(テレビジョン)102(操作端末)から構成される。映像装置102には、ユーザが操作するためのリモートコントローラーが付属している。
【0012】
図2は、被操作端末である携帯電話101の構成図である。図2に示すように、携帯電話101は、端末間の通信を行う端末間通信部201、通信中の端末間の状態の同期をとる端末間状態同期部202、必要とする機能を備えた操作端末を探索する対応端末探索部203、被操作端末の割込み処理の発生を検知する割込み発生検知部204、画面のデータを保持している操作データ保持部205、被操作端末の操作状態を記憶するメモリ206、操作データ保持部205の情報及び被操作端末の操作状態に応じて操作情報を作成して操作端末に送信するための制御を行う操作情報制御部207、操作状態に応じた制御を実行するメモリ制御部208、ユーザの入力を受け付ける入力部209、ユーザに情報を出力する表示部210、通話処理を行う通話部211から構成される。205〜211については従来の携帯電話で実現されている基本機能である。
【0013】
図3は、操作端末である映像装置102の構成図である。図3に示すように、映像装置102は、端末間の通信を行う端末間通信部301、操作端末の状態に基づき被操作端末からの要求を受け付けることが可能かどうかを通信網に通知する受信可能性通知部302、被操作端末からの接続要求・終了要求を受け付け、操作端末を接続可能状態・切断状態とする接続要求受信部303、通信中の端末間の状態の同期をとる端末間状態同期部304、被操作端末から受信した操作情報を解析したり、操作端末による操作結果を被操作端末に送信するための情報(操作結果情報)を作成したりする操作情報解析部305、操作端末の内部状態の把握や制御を行う内部状態制御部306、被操作端末をユーザが遠隔で操作するための装置であるリモコン部307、被操作端末がリモコン部307からの情報を受信するリモコン受信部308、操作情報等のインタフェースをユーザに提示する表示部309から構成される。306〜309については、従来の映像装置で実現されている基本機能である。
【0014】
図4、図5は、被操作端末である携帯電話101と操作端末である映像装置102との間の処理の流れを示したフローチャートである。図4は被操作端末側処理、図5は操作端末側処理を示す。被操作端末に蓄積されている画像データの閲覧をしている最中に、被操作端末が通話を受信した場合を例に挙げて、以下にその処理の流れを説明する。
【0015】
まず、被操作端末において画像データを閲覧している。図6の601は被操作端末で画像データを閲覧している段階での被操作端末の表示部210に表示されている画像データ閲覧画面(サムネイル表示画面)である。サムネイル表示画面を表示している状態で、被操作端末の通話部211が着信を受信すると、割込み発生検知部204は通話状態であることを検知する(ステップS401で「YES」)。メモリ制御部208は、通話状態が検知されると、通話状態を検知した時点での操作状態をメモリ206に記憶させる(ステップS402)。次に、対応端末探索部203は、通信可能なネットワーク上において、メモリ206に記憶している操作状態で使用する操作情報を転送するのに適した操作端末が存在するかどうかを探索する(ステップS403)。
【0016】
対応端末探索部203は、操作端末を検出できなければ(ステップS403で「NO」)、通話終了まで何も行わず、通話を終了すると、メモリ制御部208は、記憶していた操作状態を回復させる処理を行う。一方、操作端末を検出できれば(ステップS403で「YES」)、端末間通信部201に検出した操作端末に対してアクセス要求を送信させる(ステップS404)。ここでアクセス要求は、ユーザによる入力操作により明示的に送信してもよい。
【0017】
対応端末探索部203は、ステップS404で端末間通信部201に送信させたアクセス要求に対して、「アクセス拒否」の応答を受信した場合(ステップS405で「NO」)、他に通信可能な操作端末を発見するまで、ステップS403からステップS405の処理を繰り返す。通信可能な操作端末が存在しなければ(ステップS403で「NO」)、通話終了まで何も行わず、通話を終了すると、メモリ制御部208は、記憶していた操作状態を回復させる処理を行う。一方、「アクセス許可」の応答を受信した場合(ステップS405で「YES」)、端末間通信部201にUPnP(Universal Plug and Play)などの既存技術を用いて操作端末と接続させ、操作情報制御部207はステップS402でメモリ制御部208が記憶させた操作状態に基づき、端末間状態同期部202で同期を取りながら、操作情報を操作データ保持部205のデータに基づいて作成して接続状態になっている操作端末に送信する(ステップS406)。ここで、被操作端末から送信される操作情報の一例を図7の701に示す。701は操作状態としてサムネイル表示画面を表示している状態である場合の操作情報を示す。操作情報は操作画面構成データと内部メモリデータとから構成され、操作画面構成データには、現在表示している画面を生成するために必要となる、例えばHTML(HyperText Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)、Java(登録商標)Scriptなどの言語で記述された現画面生成データと、現在表示している画面から遷移した先の画面を構成するために必要となる、現画面生成データと同種の情報からなる遷移画面生成データと、各画面を操作するために必要となるキー操作データと、バッテリ残量を示すバッテリ情報と、現在の日時を示す日時情報、などが含まれる。また、内部メモリデータには、現画面や遷移画面を表示するのに必要となる画像データや音声データ、動画データ、アドレス帳データなどが含まれる。ここで、遷移画面生成データは、現画面生成データから1操作で遷移する画面のみに限っても良いし、遷移できる全画面データであっても良い。また、画像や音声等の各種データはデータ本体であっても良いし、データ本体へのリンク情報であっても良い。
【0018】
そして、操作情報制御部207は、操作端末から送信された操作結果情報(後ほど、詳述する)に基づきメモリ制御部208により被操作端末の操作状態を更新させ(ステップS408)、また次に操作端末に送信するための操作情報を生成し、通話が継続している間は(ステップS409で「NO」)、ステップS406からステップS409の処理を繰り返す。
【0019】
ここで、割込み発生検知部204は、常に被操作端末の通話状態をチェックしており、通話状態が終了していることを検知した場合は(ステップS409で「YES」)、端末間状態同期部202を介して、終了要求を操作端末に送信するとともに、メモリ制御部208に操作端末における被操作端末内の機能の現時点での操作状態を再現させて被操作端末の表示部210に出力し、操作端末との接続を切断する(ステップS410)。以上が、被操作端末側の処理である。
【0020】
次に、操作端末側処理について図5を用いて説明する。操作端末は、内部状態制御部305で操作端末が被操作端末からの接続要求を受信可能状態であるかどうかを判定し、受信可能性通知部302を通して受け状態(受信可能状態)であることをネットワーク上に通知する(ステップS501)。接続要求受信部303で被操作端末からのアクセス要求を受信した場合(ステップS502で「YES」)、表示部309に現在の表示に邪魔にならないように接続要求の発生を提示し、操作端末のユーザに被操作端末からのアクセスの可否の判断を促す(ステップS503)。表示に邪魔にならない提示とは、例えば、操作端末の表示部の四隅のいずれかに簡単な文字やアイコンを表示させる、あるいは点滅させる、または、短い警告音を鳴らす、などが考えられる。
ユーザは操作端末のリモコン部307を用いるなどにより、被操作端末からのアクセス要求に対する可否の判断(「アクセス許可」または「アクセス拒否」)を送信する(ステップS504からステップS506)。「アクセス拒否」を送信した場合(ステップS504が「NO」でステップS506へ進んだ場合)には、何も行わず終了する。この場合、操作端末の受信可能状態を解除してもよい。
また、「アクセス許可」を送信すると(ステップS504が「YES」でステップS505へ進んだ場合)、端末間状態同期部304が被操作端末から操作情報を受信するのを待ち(ステップS507)、受信した場合(ステップS507で「YES」)には、操作情報解析部305において操作端末上で表示し制御できる形態に修正し、表示部309に操作端末の表示部210上での表示と同等の操作インタフェースを出力する(ステップS508)。図6の602は、操作端末の表示部309上に被操作端末の表示部210上における画像データ閲覧画面(サムネイル表示画面)を出力した例である。
ユーザは、リモコン部307などを介して操作端末の表示部309上に出力された操作インタフェースを操作し、操作した結果は操作情報解析部305において解析され、操作結果情報として端末間状態同期部304を通じて被操作端末に送信される(ステップS509)。
図7の702は、操作結果情報の一例である。操作端末から被操作端末に対して新たに要求するデータである要求データと、被操作端末の情報の更新を要求する更新データから構成されている。要求データは、操作情報における操作画面生成データと同様の、遷移画面生成データ、キー操作データ、バッテリ情報、日時情報などと、それらに関連する内部メモリデータとからなる。また、更新データは、操作端末で削除や編集等の操作を行った内部メモリデータの情報からなる。
操作間状態同期部304は、接続要求受信部303が被操作端末からの終了要求を受信するまで(ステップS510で「NO」)、ステップS507からステップS510の処理を繰り返し、終了要求を受信した場合に(ステップS510で「YES」)、現時点での被操作端末の操作状態を操作情報解析部305、端末間状態同期部304を通じて被操作端末に送信し、被操作端末との接続を切断する(ステップS511)。
【0021】
かかる構成によれば、携帯電話のユーザが携帯電話内のデータを閲覧・編集している最中に通話を受信した場合にも、携帯電話で行っていた作業を周辺に存在するテレビジョンで継続することができるので、通話により作業を干渉されることのない状態を実現できる。また、通話中に携帯電話内のデータにアクセスする必要が生じた場合にも、テレビジョンから携帯電話の機能を呼び出すことが可能であるため、通話を妨げることなる異なる作業ができる環境をできる。
【0022】
なお、本発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、そのような発明の一部をソフトウェアとして構成することができることはもちろんである。またそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品もこの発明の技術的な範囲に含まれることも当然である。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明にかかる遠隔操作システムは、被操作機器の任意の機能を実現するための操作データやメモリデータを周辺の操作機器を検出して送信し、また操作機器から操作結果を被操作機器に送信することで、操作機器を用いて被操作機器の任意の機能を実行する特徴を有し、これにより、携帯電話の通話中等で携帯電話の画面やボタンを使用できない状態のときに、メールなどの携帯電話のメモリ内部のデータを周辺に存在するテレビジョンを使用して、携帯電話本体で使用している機能には干渉することなく全ての携帯電話内の機能を使用し、データを表示や編集することを可能となり、携帯電話とテレビジョンとの連携に有用である。
【0024】
また携帯電話とテレビジョンとの連携の例以外にも、ビデオカメラで撮影中に機器の画面やボタンを使用できない状況で、撮影したデータを確認、あるいは編集等をするという要求に対して同様にビデオカメラとテレビジョン、あるいはビデオカメラと携帯電話、異なるビデオカメラ同士、などとを接続して制御機器(テレビ、携帯電話等)側から被制御機器(ビデオカメラ)の機能にアクセスする場合にも有用である。
【符号の説明】
【0025】
101 携帯電話
102 映像装置
201 端末間通信部
202 端末間状態同期部
203 対応端末探索部
204 割込み発生検知部
205 操作データ保持部
206 メモリ
207 操作情報制御部
208 メモリ制御部
209 入力部
210 表示部
211 通話部
301 端末間通信部
302 受信可能性通知部
303 接続要求受信部
304 端末間状態同期部
305 操作情報解析部
306 内部状態制御部
307 リモコン部
308 リモコン受信部
309 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の機能を有する被操作端末と、前記被操作端末の任意の機能を処理できる操作端末と、からなる遠隔操作システムであって、
前記被操作端末は、
前記操作端末を検出する対応端末探索部と、
割込み処理の発生を検知する割込み発生検知部と、
現在の操作状態を記憶する記憶部と、
前記現在の操作状態に応じた操作情報を作成する操作情報制御部と、
操作結果情報に基づいて、前記操作端末での操作状況と前記現在の操作状態とを同期させる第1端末間状態同期部と、を備え、
前記操作端末は、
前記操作情報を解釈して画面表示させるとともに、前記操作結果情報を作成して出力する操作情報解析部と、
前記操作情報に基づいて、前記操作端末での操作状況と前記現在の操作状態とを同期させる第2端末間状態同期部と、を備え、
前記割込み発生検知部が所定の割込み処理を検知した場合に、前記対応端末探索部は前記操作端末の検出を行い、前記第1端末間状態同期部は検出された前記操作端末に対して前記操作情報制御部が作成した前記操作情報を送信し、
前記第2端末間状態同期部は、前記操作情報解析部に前記操作情報に応じた画面表示を行わせるとともに、前記被操作端末に対して前記操作情報解析部が作成した前記操作結果情報を送信する、
ことを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項2】
前記被操作端末は、通話部を更に備え、
前記所定の割込み処理は前記通話部に対する通話着信である、ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
【請求項3】
前記所定の割込み処理が前記通話部に対する通話終了である場合は、
前記第1端末状態同期部は、前記操作端末に対して切断通知を送信するとともに、前記操作端末から受信した前記操作結果情報に応じた画面表示を行わせるとともに、
前記第2端末間状態同期部は、前記切断通知を受信した時点での前記操作結果情報を前記被操作端末へ送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作システム。
【請求項4】
複数の機能を有する被操作端末と、前記被操作端末の任意の機能を処理できる操作端末と、からなる遠隔操作システムにおいて、
前記操作端末を検出する対応端末探索部と、
割込み処理の発生を検知する割込み発生検知部と、
現在の操作状態を記憶する記憶部と、
前記現在の操作状態に応じた操作情報を作成する操作情報制御部と、
前記操作端末から受信した操作結果情報に基づいて、前記操作端末での操作状況と前記現在の操作状態とを同期させる第1端末間状態同期部と、を備え、
前記割込み発生検知部が所定の割込み処理を検知した場合に、前記対応端末探索部は前記操作端末の検出を行い、前記第1端末間状態同期部は検出された前記操作端末に対して前記操作情報制御部が作成した前記操作情報を送信する、ことを特徴とする被操作端末。
【請求項5】
複数の機能を有する被操作端末と、前記被操作端末の任意の機能を処理できる操作端末と、からなる遠隔操作システムにおいて、
前記被操作端末から受信した操作情報を解釈して画面表示させるとともに、操作結果情報を作成して出力する操作情報解析部と、
前記操作情報に基づいて、前記操作端末での操作状況と前記被操作端末の操作状態とを同期させる第2端末間状態同期部と、を備え、
前記第2端末間状態同期部は、前記操作情報解析部に前記操作情報に応じた画面表示を行わせるとともに、前記被操作端末に対して前記操作情報解析部が作成した前記操作結果情報を送信する、ことを特徴とする操作端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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