説明

遠隔操作装置の筐体構造

【課題】繰り返し組み立て及び分解を実施可能で、温度変化や衝撃によって部材が外れ難い遠隔操作装置の筐体を提供することにある。
【解決手段】リモコン筐体1は、表側に操作部を設置するフロント部2と、フロント部2の裏側に固定される裏蓋3と、フロント部2の裏側に固定される電池蓋4とを備えており、フロント部2と裏蓋3は、フロント部に形成された嵌合凹部10と、裏蓋3に形成された嵌合凸部11とがスライド嵌合され、さらに、フロント部2と裏蓋3はビス留めされ、フロント部2と電池蓋4は、フロント部2に形成された嵌合凹部10と、電池蓋4に形成された嵌合凸部とがスライド嵌合され、裏蓋3と電池蓋4は、電池蓋4に形成された係合爪部8が裏蓋3に形成された係合孔部9で係止されることによって固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン等の遠隔操作装置の筐体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、リモコン等の遠隔操作装置の筐体は、複数の操作キーが設置されるフロント部と、フロント部の裏側に設置される裏蓋と、フロント部に設置される電池蓋とで構成されている。また、フロント部と裏蓋の固定方法として、裏蓋に形成されたフック部をフロント部に形成された孔部に嵌め合わせ、さらに、裏蓋とフロント部とをビス留めする方法が用いられており、裏蓋と電池蓋の固定方法として、電池蓋に形成された係合爪部が裏蓋に形成された係合孔部に係止される方法が用いられている。
【0003】
こうした遠隔操作装置の筐体を分解する場合、フロント部と裏蓋とのビス留めを容易に外すことが出来たとしても、両部材の嵌合がきつく両部材を容易に分解することは出来ない。また、該筐体の組み立て及び分解を繰り返し行った場合には、裏蓋に形成されたフック部の変形及び破損が生じ、フロント部と裏蓋との嵌合を適切に行うことが出来なくなる。さらに、筐体に急激な温度変化や衝撃が加えられた場合、フロント部と裏蓋の嵌合が外れ、両部材に隙間が生じる。また、上述の遠隔操作装置の筐体では、電池蓋と裏蓋に設けられた係合部のみで固定されているので、筐体に衝撃が加えられた場合、電池蓋が裏蓋から外れ易い。
【0004】
こうした問題を解決するために、種種の発明が提案されている。例えば、特許文献1では、空気調和機用リモコンの筐体について記載されており、該筐体の裏蓋に設けられた略くさび型の爪部をフロント部に設けられた切り欠き部にスライドして挿入することによって、筐体が組み立てられる構造が開示されている。特許文献2では、電池蓋と裏蓋を一体にした裏蓋と、フロント部の2点で構成される遠隔操作装置の筐体について記載されており、フロント部に設けられた凹条部と裏蓋に設けられた凸条部を嵌合してスライド可能にする構成が開示されている。また、この筐体構造では、裏蓋に設けられた係合爪部をフロント部の側面に設けられた貫通孔に係入し、さらに該係合爪部をフロント部内部に設けられた電池室の壁部に形成された小凹部で係止することによって、フロント部に対して裏蓋を2段階で開閉することが出来る。特許文献3では、電子機器のバッテリー収納部について記載されており、収納部の蓋に設けられたL字状の係合凸部が収納部に設けられた係合凹部に係合し、さらに、該蓋に設けられた嵌合凸部を収納部に設けられた嵌合凹部にスライド嵌合させる構造が開示されている。
【特許文献1】実公平6−48260号公報(第2頁、第1図)
【特許文献2】公報特開平11−98583号公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献3】特開2000−260406号公報(第3―4頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明では、フロント部と裏蓋の嵌合が、裏蓋に設けられた爪部をフロント部に設けられた切り欠き部にスライド挿入することによって行われるので、比較的容易に筐体の組み立て及び分解を行うことが出来るが、組み立て及び分解を繰り返した場合や、筐体に衝撃が加えられた場合、爪部が変形及び破損する可能性が大きい。特許文献2の発明では、フロント部に設けられた凹条部と裏蓋に設けられた凸条部を嵌合してスライド可能とする構造であるので、フロント部と裏蓋をフック部によって固定する場合に比して、落下時の衝撃に強い構造となっている、しかし、筐体に衝撃が加えられる等して裏蓋に設けられた係合爪部が破損した場合、フロント部と裏蓋が容易に外れてしまう。また、特許文献3の発明では、蓋に設けられた嵌合凸部と収納部に設けられた嵌合凹部がスライド嵌
合されるので、フック部による嵌合に比して強度を高めることは出来るが、電子機器に衝撃が加えられることや、収納部の蓋の取り付け及び取り外しを繰り返し行うことで、L字状の係合凸部が変形及び破損する虞がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、繰り返し組み立て及び分解を実施可能で、温度変化や衝撃によって部材が外れ難い遠隔操作装置の筐体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明に係るリモコン筐体は、表側に操作部を設置するフロント部と、フロント部の裏側に固定される裏蓋と、フロント部の裏側に固定される電池蓋とを備えるリモコン筐体であって、フロント部と裏蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、裏蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合され、さらに、フロント部に備えられたビス留め用ボスと裏蓋に備えられたビス留め用孔部とがビスによって固定され、フロント部と電池蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、電池蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合され、裏蓋と電池蓋は、電池蓋に形成された係合爪部が裏蓋に形成された係合孔部で係止されることによって固定されることを特徴とする。
【0008】
このリモコン筐体によれば、フロント部と裏蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と裏蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とがスライド可能に嵌合され、さらに、フロント部と電池蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と電池蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とがスライド可能に嵌合されるので、フロント部と裏蓋及び電池蓋との嵌合が外れ難いだけでなく、筐体の組み立て及び分解を繰り返し実施しても嵌合部の変形及び破損が生じ難くなっている。また、嵌合にフック部を使用する場合に比して衝撃や温度変化に強い構造となっている。
【0009】
さらに、この遠隔操作装置の筐体によれば、フロント部と裏蓋がビス留めされることによって、フロント部と裏蓋との固定をより確実にすることが出来る。
【0010】
そして、この遠隔操作装置の筐体によれば、電池蓋に形成された係合爪部が裏蓋に形成された係合孔部で係止されるので、電池蓋とフロント部が嵌合されることに加えて電池蓋と裏蓋も固定されるので、電池蓋が筐体から外れ難い構造になっている。
【0011】
第2発明に係る遠隔操作装置の筐体は、表側に操作部を設置するフロント部と、フロント部の裏側に固定される裏蓋と、フロント部の裏側に固定される電池蓋とを備える遠隔操作装置の筐体であって、フロント部と裏蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、裏蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合され、フロント部と電池蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、電池蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合されることを特徴とする。
【0012】
この遠隔操作装置の筐体によれば、フロント部と裏蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と裏蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とがスライド可能に嵌合され、さらに、フロント部と電池蓋は、フロント部の筐体裏面側に形成された嵌合凹部と電池蓋の筐体表面側に形成された嵌合凸部とがスライド可能に嵌合されるので、フロント部と裏蓋及び電池蓋との嵌合が外れ難いだけでなく、筐体の組み立て及び分解を繰り返し実施しても嵌合部の変形及び破損が生じ難くなっている。また、嵌合にフック部を使用する場合に比して衝撃や温度変化に強い構造となっている。
【0013】
第3発明に係る遠隔操作装置の筐体は、第2発明に係る遠隔操作装置の筐体に於いて、フロント部に備えられたビス留め用ボスと裏蓋に備えられたビス留め用孔部とがビスによって固定されることを特徴とする。
【0014】
この遠隔操作装置の筐体によれば、フロント部に備えられたビス留め用ボスと裏蓋に備えられたビス留め用孔部とがビス留めされることによって、フロント部と裏蓋との固定を
より確実にすることが出来る。
【0015】
第4発明に係る遠隔操作装置の筐体は、第2乃至第3発明の何れか一つに係る遠隔操作装置の筐体に於いて、裏蓋と電池蓋は、電池蓋に形成された係合爪部が裏蓋に形成された係合孔部で係止されることによって固定されることを特徴とする。
【0016】
この遠隔操作装置の筐体によれば、電池蓋に形成された係合爪部が裏蓋に形成された係合孔部で係止されるので、電池蓋とフロント部が嵌合されることに加えて電池蓋と裏蓋も固定されるので、電池蓋が筐体から外れ難い構造になっている。
【0017】
第5発明に係る遠隔操作装置の筐体は、第2乃至第4発明の何れか一つに係る遠隔操作筐体に於いて、遠隔操作装置は電子機器のリモコンであることを特徴とする。
【0018】
この遠隔操作装置の筐体によれば、遠隔操作装置が電子機器のリモコンであるので、該遠隔装置装置の筐体構造を様々な電子機器のリモコンに適用することが出来る。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、遠隔操作装置の筐体を外れにくく、繰り返し組み立て及び分解を実施可能にすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
[構成]
図1は、本実施形態に係るリモコン筐体1を分解した状態に於ける概略構成図である。また、図2(a)は本実施形態に係るリモコン筐体1の組み立てた状態に於ける斜視図であり、図2(b)は本実施形態に係るリモコン筐体1の断面図であり、図2(c)は本実施形態に係るリモコン筐体1の電池蓋4を内側から見た斜視図である。
【0021】
図1及び2に図示されている通り、樹脂成形により形成された略直方体のリモコン筐体1は、フロント部2と、裏蓋3と、電池蓋4で構成される。
【0022】
フロント部2は、表側に複数の入力キーを設置する貫通孔15(図2(b)参照)を備えており、その内部空間は、板状片部13によって基盤が設置される基板設置部17と電池が設置される電池設置部18とに区分されている。フロント部2の裏側周縁部には、断面形状が略L字状の嵌合凹部10が形成されている。該嵌合凹部10はフロント部2の裏側周縁部上に2本形成されており、各々が該周縁部上に於いて、フロント部2の上面の位置から、底面から一定距離の位置まで延ばされ、さらに上面の裏側周縁部上に於いて中心方向に向かって一定距離延ばされている。該2本の嵌合凹部10は上面の裏側周縁部上で接することなく一定間隔を保っているが、この部分は、赤外線発光部を設置するための開口部14として使用される。また、フロント部2の底面内側壁部近傍にはボス7が形成されている。該ボス7は、フロント部2の表面内壁から裏面方向略垂直に延びるように形成されており、その先端面にビス取り付け用のビス穴が形成されている。
【0023】
裏蓋3はフロント部2の裏側を略一面に覆うように設置され、裏蓋3の側面端部に沿って、断面形状略L字の嵌合凸部11が形成されている。該嵌合凸部11の上面側から底面側への長さは、フロント部2に設けられている基板設置部17の上面側から板状片部13までの長さと略同一である。そして、嵌合凸部11はフロント部2に形成された嵌合凹部10と嵌合し、裏蓋3をリモコン筐体1の上面側から底面側にスライドさせることによってフロント部2と裏蓋3が取り付けられる。この時、フロント部2の基板設置部17に設置される基板(図示せず)は、フロント部2と裏蓋3に挟設されるので、フロント部2または/及び裏蓋3にビス留め等の方法で固定される必要はない。また、裏蓋3の側壁19の端部には枠部20が一体に形成されている。枠部20には電池設置用の開口部12が形成されており、枠部20の底面側の1辺にはビス留め用の貫通孔6が形成されている。さらに、側壁19には、電池蓋4に形成される係合爪部8を挿入して、係止するための係合
孔部9が形成されている。
【0024】
電池蓋4は、裏蓋3の枠部20を覆い、さらに、フロント部2に設けられた電池設置部18を覆うようにして設置される。電池蓋4の上面端部には係合爪部8が形成されており、係合爪部8の先端部はテーパ形状になっている。また、図2(c)に図示されているように、電池蓋4の内側周縁部に於いて、底面側から上面側に向かって断面形状略矩形の嵌合凸部16が2本形成されている。嵌合凸部16は、フロント部2に形成された嵌合凹部10と嵌合され、電池蓋4をリモコン筐体1の底面側から上面側に向かってスライドさせることによって、電池蓋4はフロント部2に取り付けられる。なお、嵌合凸部16と嵌合凹部10が嵌合するためには、嵌合凸部16の上面側から底面側までの長さは、嵌合凹部10の底面側先端から底面までの距離よりも長くなければならない。
【0025】
[組み立て方法]
本実施形態に係るリモコン筐体1の組み立て方法は、まず、フロント部2の嵌合凹部10と裏蓋3の嵌合凸部11を嵌合させ、裏蓋3をリモコン筐体1の上面から底面方向にスライドさせる。そして、裏蓋3の枠部20の下部に形成された貫通孔6と、フロント部2の底面内側近傍に設けられたボス7の位置を合わせて、ビス5によって裏蓋3とフロント部2を固定する。その後、電池蓋4の嵌合凸部16をフロント部2に形成された嵌合凹部10と嵌合し、リモコン筐体1の底面側から上面側にスライドさせる。さらに、電池蓋4の上面端部に設置された係合爪部8を、裏蓋3に形成された係合孔部9に挿入し、該係合爪部8の先端部分を側壁9の基板設置部17側で係止させる。
【0026】
一方、図2(a)に図示されたリモコン筐体1の状態で、リモコン筐体1の電池蓋4を取り外す場合には、電池蓋4に形成された係止爪部8近傍の裏面端部を表面側に押し下げて、裏蓋3に形成された係合孔部9と電池蓋4に形成された係合孔部9との係止状態を解除し、この状態で電池蓋4をリモコン筐体1の底面側にスライドさせて、フロント部2に形成された嵌合凹部10と電池蓋4に形成された嵌合凸部11との嵌合を外す。また、フロント部2と裏蓋3の嵌合を外す場合には、裏蓋3の貫通孔6を介してフロント部2に形成されたボス7に固定されたビス5を外し、裏蓋3をリモコン筐体1の上面側にスライドさせることによって、フロント部2に形成された嵌合凹部10と裏蓋3に形成された嵌合凸部11との嵌合を外す。
【0027】
[作用効果]
本実施形態に係るリモコン筐体1によれば、フロント部2と裏蓋3は、フロント部2に形成された嵌合凹部10と裏蓋3に形成された嵌合凸部11とがスライド可能に嵌合され、さらに、フロント部2と電池蓋4は、フロント部2に形成された嵌合凹部10と電池蓋4に形成された嵌合凸部11とがスライド可能に嵌合されるので、フロント部2と裏蓋3及び電池蓋4との嵌合がフック部を使用して嵌合された場合に比して、急激な温度変化や筐体落下時等の衝撃が加えられた場合でも嵌合が外れ難くなる。また、フック部を使用して嵌合された場合に比して、筐体が衝撃を受けた場合に嵌合凹部10と嵌合凸部11が変形及び破損する可能性が低く、筐体の組み立て及び解体を繰り返し実行した場合でも、嵌合部の変形及び破損が生じ難い。
【0028】
また、本実施形態に係るリモコン筐体1によれば、フロント部2に形成された嵌合凹部10が裏蓋3に形成された嵌合凸部11との嵌合に使用されるだけでなく、電池蓋4に形成された嵌合凸部16との嵌合にも使用されるので、余分な部材を形成、若しくは、設置する必要がなく、生産コストを抑えることが出来る。
【0029】
また、本実施形態に係るリモコン筐体1によれば、フロント部2と裏蓋3とがビス留めされることによって、フロント部2と裏蓋3をより確実に固定することが出来る。さらに
、嵌合凹凸部を用いた構造によって、フロント部2と裏蓋3とを1箇所のビス留めで確実に固定できるので、必要なビスの数を最小限にすることができ、生産コストを抑えることが出来る。
【0030】
また、本実施形態に係るリモコン筐体1によれば、電池蓋4に形成された係合爪部8が裏蓋3に形成された係合孔部9で係止されるので、電池蓋4とフロント部2が嵌合されるだけでなく、電池蓋4と裏蓋3も固定することが可能とり、電池蓋4がリモコン筐体1から外れ難い構造にすることが出来る。
【0031】
[その他の実施形態]
本実施形態では、フロント部2の底面から嵌合凹部10の底面側先端までの一定間隔を維持する構成としたが、この間隔を維持せずに嵌合凹部10の上面側から底面側までの長さを長くする構成としてもよい。この際、電池蓋4に形成される嵌合凸部16の底面側から上面側までの長さが長くなる程、フロント部2から電池蓋4を底面側にスライドさせる距離が長くなるので、電池蓋4を外れ難くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本実施形態に係るリモコン筐体の概略構成図
【図2】本実施形態に係るリモコン筐体の斜視図と断面図、及び、電池蓋の斜視図
【符号の説明】
【0033】
1 リモコン筐体
2 フロント部
3 裏蓋
4 電池蓋
5 ビス
6 貫通孔
7 ボス
8 係合爪部
9 係合孔部
10 嵌合凹部
11 嵌合凸部
12 開口部
13 板状片部
14 開口部
15 貫通孔
16 嵌合凸部
17 基板設置部
18 電池設置部
19 側壁
20 枠部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表側に操作部を設置するフロント部と、
前記フロント部の裏側に固定される裏蓋と、
前記フロント部の裏側に固定される電池蓋と、を備えるリモコン筐体であって、
前記フロント部と前記裏蓋は、前記フロント部の前記筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、前記裏蓋の前記筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合され、さらに、前記フロント部に備えられたビス留め用ボスと前記裏蓋に備えられたビス留め用孔部とがビスによって固定され、
前記フロント部と前記電池蓋は、前記フロント部の前記筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、前記電池蓋の前記筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合され、
前記裏蓋と前記電池蓋は、前記電池蓋に形成された係合爪部が前記裏蓋に形成された係合孔部で係止されることによって固定されることを特徴とする電子機器のリモコン筐体。
【請求項2】
表側に操作部を設置するフロント部と、
前記フロント部の裏側に固定される裏蓋と、
前記フロント部の裏側に固定される電池蓋と、を備える遠隔操作装置の筐体であって、
前記フロント部と前記裏蓋は、前記フロント部の前記筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、前記裏蓋の前記筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合され、
前記フロント部と前記電池蓋は、前記フロント部の前記筐体裏面側に形成された嵌合凹部と、前記電池蓋の前記筐体表面側に形成された嵌合凸部とが、スライド可能に嵌合されることを特徴とする遠隔操作装置の筐体。
【請求項3】
前記フロント部に備えられたビス留め用ボスと前記裏蓋に備えられたビス留め用孔部とがビスによって固定されることを特徴とする、請求項2に記載の遠隔操作装置の筐体。
【請求項4】
前記裏蓋と前記電池蓋は、前記電池蓋に形成された係合爪部が前記裏蓋に形成された係合孔部で係止されることによって固定されることを特徴とする、請求項2乃至3の何れか一つに記載の遠隔操作装置の筐体。
【請求項5】
前記遠隔操作装置は電子機器のリモコンであることを特徴とする、請求項2乃至4の何れか一つに記載の遠隔操作装置の筐体。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−49049(P2006−49049A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−227247(P2004−227247)
【出願日】平成16年8月3日(2004.8.3)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】