説明

遮音壁、遮音パネル及び板バネ

【課題】落下防止用ワイヤーを用いることなく板バネによる遮音パネルの押圧固定を安定して実現でき、しかも施工労力の負担を軽減できる固定方法の提供。
【解決手段】ウェブ部の両端に一対のフランジ部が連設されたH形鋼からなる支柱と、支柱における一方のフランジ部32に内側から当接して配設される遮音パネル4と、支柱における他方のフランジ部31と遮音パネル4との間に狭持され、その狭持方向に弾性を呈するように金属板を折り曲げてなる板バネとを備え、遮音パネル4における上面のフランジ部31、32に対応する位置には係止用孔部が形成され、板バネは、縦辺部41と、上辺部42と、上辺部42の先端から下側に向けて突出された係止片43とを有し、遮音パネル4の側面に縦辺部41が当接され、上辺部42が遮音パネル4の上面に当接されるとともに、係止片43が係止用孔部に係止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路の中央分離帯あるいは道路、鉄道等の路側部に立設配備される遮音壁、並びにその遮音壁を構成する遮音パネルに関し、車両の走行等による振動によって生じる固定金具脱落の防止性、取り付け容易性に優れた遮音壁、遮音パネル並びにこれに適用される板バネに関する。
【背景技術】
【0002】
高速道路などにおいては車両の高速走行に伴って大きな騒音が発生し、道路周辺の環境を損なう。このため、車両の走行に伴って発生する騒音などが外部に漏れるのを防止するために、道路の両側に遮音壁を設けることが一般的に行われている。この遮音壁は、車両走行方向に向けて所定間隔で支柱を設け、隣接する支柱間に遮音パネルを複数段に亘って積み上げて壁体構造を形成する場合が多い。
【0003】
図6(a)は、従来の支柱73と遮音パネル74との取り付け構造の詳細を示す拡大平面図であり、図6(b)は、その側断面図を示している。支柱73は、ウェブ部83の両端に一対のフランジ部81、82が連設されたH形鋼からなる。遮音パネル74は、車道を走行する車両から直接伝わる騒音を遮音できるように遮音機能が施されたパネルである。この遮音パネル74は、支柱73における一方のフランジ部81と、板バネ76との間で保持された状態で取り付けられる。その結果、遮音パネル74は、支柱73を構成するH形鋼の内側に取り付けられることになる。
【0004】
なお、従来においては、後述する落下防止用ワイヤー94を設けることなく、単に板バネ76を、フランジ部82と遮音パネル74との間に狭持させるのみで固定する場合もあった。しかしながら、単に板バネ76を、フランジ部82と遮音パネル74との間に狭持させるのみでは、車両の走行による振動によって板バネ76が落下してしまう虞があった。また、板バネ76を狭持させる際においてハンマー等を利用して打ち込む作業が入るため、施工労力の負担が増大してしまう。
【0005】
このため、特許文献1に示すように、遮音パネル74の上面には孔86を、板バネ76の上面に孔85を設け、落下防止用ワイヤー94をこの孔85、86に挿通させる。これにより、車両の走行による振動によって板バネ76が落下してしまうのを防止することが可能となる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−41524号公報
【特許文献2】特開2000−240014号公報
【特許文献3】特開2002−188124号公報
【特許文献4】特開2006−2356号公報
【特許文献5】特開2008−190220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、この特許文献1の開示技術では、遮音パネル74、板バネ76の双方にそれぞれ孔を穿設する必要があるところ、部品の加工労力、加工コストが増大してしまうという問題点があった。また、特許文献1の開示技術では、実際にこれを取り付ける際の位置合わせを行う際には、遮音パネル74と板バネ76の双方に形成された孔を合わせる作業が発生し、施工精度の向上、作業の省力化を図る上での障壁となっていた。更にこの特許文献1の開示技術では、落下防止用ワイヤー94を挿通する際の施工労力の負担が増大してしまうという問題点が依然として残っていた。
【0008】
また、従来において、板バネとして例えば特許文献2〜5に示す技術が開示されているが、特許文献1の開示技術のように何れも板バネに丸穴を穿設したものであり、上述した問題点を何れも解消しえるものではなかった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、落下防止用ワイヤーを用いることなく板バネによる遮音パネルの押圧固定を安定して実現でき、しかも施工労力の負担を軽減できる固定することが可能な遮音壁、遮音パネル並びこれに適用される板バネを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る遮音壁は、上述した課題を解決するために、所定間隔で立設された支柱間に遮音パネルを取り付けた遮音壁において、ウェブ部の両端に一対のフランジ部が連設されたH形鋼からなる支柱と、上記支柱における一方のフランジ部に内側から当接して配設される遮音パネルと、上記支柱における他方のフランジ部と上記遮音パネルとの間に狭持され、その狭持方向に弾性を呈するように金属板を折り曲げてなる板バネとを備え、上記遮音パネルにおける上面の上記フランジ部に対応する位置には係止用孔部が形成され、上記板バネは、縦辺部と、上記縦辺部の上端から上記遮音パネル側に遮音パネル厚み方向に折り曲げられた上辺部と、上記上辺部の先端から下側に向けて突出された係止片とを有し、上記遮音パネルの側面に上記縦辺部が当接され、上記上辺部が上記遮音パネルの上面に当接されるとともに、上記係止片が上記係止用孔部に係止されてなることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る板バネは、縦辺部と、上記縦辺部の上端から略直角方向に折り曲げられた上辺部と、上記上辺部から下側に向けて突出された係止片と、上記縦辺部の下端から上記上辺部の折曲げ方向と正反対側へ斜め上方に折り曲げられた傾斜辺部と、上記傾斜辺部の上端から上記縦辺部側へ折り返された内辺部とを備え、上記傾斜辺部が弾性収縮可能とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
上述した構成からなる本発明によれば、板バネは、縦辺部、上辺部2が遮音パネルに対して強固に取り付けられて不動状態となり、傾斜辺部がその下端を中心としてD方向へ弾性変形可能に構成することが可能となる。このため、車両の走行に伴って遮音パネルに振動が生じても、板バネが狭持方向に弾性変形することにより、その振動を吸収することが可能となる。
【0013】
特に、係止片を係止させる係止用孔部は、上述したように、互いに対面しているフランジ部に対応する位置に形成されている。このため、この係止用孔部を目印にして、この係止片を係止させてこの板バネを取り付けることにより、板バネ自体をちょうど互いに対面しているフランジ部に対応する位置、即ちH形鋼におけるフランジ、ウェブに囲まれる溝の内側に取り付けることが可能となる。このため、本発明によれば板バネの位置合わせ精度を向上させることができ、また、その位置合わせに伴う労力を低減させることも可能となる。
【0014】
また、係止片を係止用孔部に係止させることにより、板バネを固定する本発明によれば、車両の走行による振動によって板バネがずれて落下してしまうのを防止することが可能となる。特に本発明によれば、板バネの落下防止を、落下防止用ワイヤーを挿通することなく実現することが可能となる。このため、施工労力を軽減させることが可能となる。また落下防止用ワイヤーを挿通するための孔を遮音パネルや板バネに設ける必要も無く、落下防止用ワイヤーも必要としないので、部品の加工労力、加工コスト、材料コストを低減させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】(a)は、本発明を適用した遮音壁の平面図、(b)は、その遮音壁の正面図、(c)は、遮音壁の側面図である。
【図2】支柱と遮音パネルとの取り付け構造の詳細を示す拡大平面図である。
【図3】支柱と遮音パネルとの取り付け構造の詳細を示す拡大側面図である。
【図4】本発明に係る遮音壁に適用される板バネの斜視図である。
【図5】(a)は、本発明に係る遮音壁に適用される板バネの平面図、(b)は、その正面図、(c)は、その側面図である。を示している。
【図6】従来技術について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、道路の中央分離帯あるいは道路、鉄道等の路側部に立設配備される遮音壁に関し、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1(a)は、本発明を適用した遮音壁1の平面図を、図1(b)は、その遮音壁1の正面図を、更に図1(c)は、遮音壁1の側面図を示している。
【0018】
遮音壁1は、コンクリート製のベース2上において、所定間隔で立設された支柱3と、この支柱3間に取り付けられた遮音パネル4とを備えている。図2は、この支柱3と遮音パネル4との取り付け構造の詳細を示す拡大平面図であり、図3は、その拡大側面図を示している。
【0019】
支柱3は、ウェブ部33の両端に一対のフランジ部31、32が連設されたH形鋼からなる。このフランジ部32は、車道側Aに位置するように配置され、フランジ31は、車道の外側Bに位置するように配置される。
【0020】
遮音パネル4は、車道を走行する車両から直接伝わる騒音を遮音できるように遮音機能が施されたパネルである。遮音パネル4は、薄板からなる断面長方形状の鋼管を配列させたパネルで構成されていてもよいし、コンクリート板で構成されていてもよい。また、この遮音パネル4は、周知の吸音材を配列させたパネルとして構成されていてもよい。この遮音パネル4は、支柱3における一方のフランジ部32と、板バネ5との間で保持された状態で取り付けられる。その結果、遮音パネル4は、車道側Aに面した状態で支柱3を構成するH形鋼の内側に取り付けられることになる。
【0021】
また、遮音パネル4の上面には、係止用孔部48が形成されている。この係止用孔部48は、図2に示すように、互いに対面しているフランジ部31、32に対応する位置、即ちH形鋼におけるフランジ31、32、ウェブ33に囲まれる溝の内側に形成されている。
【0022】
図4は、板バネ5の斜視図であり、図5(a)は、板バネ5の平面図、図5(b)は、その正面図、図5(c)は、その側面図を示している。板バネ5は、縦辺部41と、縦辺部41の上端からC方向(遮音パネル厚み方向)に折り曲げられた上辺部42と、上辺部42の先端から下側に向けて突出された係止片43と、縦辺部41の下端からD方向へ斜め上方へ折り曲げられた傾斜辺部44と、傾斜辺部44の上端からC方向へ折り曲げられた内辺部45とを有している。この板バネ5は鉄板やステンレス板等を始めとした金属製の板から構成されている。また、係止片43は、上辺部42における板幅方向中央部から突出されている。この板バネ5は、縦辺部41を保持しつつ、傾斜辺部44におけるD方向への頂部44aをC方向に向けて押圧すると、当該傾斜辺部44がC方向へ弾性変形可能とされている。即ち、この板バネ5は、狭持方向(C方向及びD方向)に向けて弾性を呈するように構成されている。
【0023】
なお、板バネ5は、上述した構成に限定されるものではなく、例えば内辺部45が1回以上に亘って折り曲げられていてもよい。また、この板バネ5は、少なくとも縦辺部41と、上辺部42と、係止片43とを有し、C方向に押圧したときにC方向に弾性を呈するように金属板を折り曲げてなるものであればいかなる構成であってもよい。
【0024】
このような板バネ5は、図2、3に示すように、支柱3におけるフランジ部31と遮音パネル4との間に狭持されることになる。この狭持時には、遮音パネル4の側面4bに縦辺部41を当接させ、遮音パネル4の上面に上辺部42を当接させ、更に係止片43を係止用孔部48に係止させることにより、これを固定する。また、傾斜辺部44における頂部44aには、フランジ部31が当接されることになる。即ち、遮音パネル4に取り付けられたこの板バネ5は、あたかも縦辺部41と、縦辺部41の上端から遮音パネル4側に遮音パネル厚み方向に折り曲げられた上辺部42と、上辺部42の先端から下側に向けて突出された係止片43とが形成されているものと考えることができる。
【0025】
なお、この係止片43は、上辺部42の先端から突出されている場合に限定されるものではなく、例えば上辺部42のいかなる箇所から突出されるものであってもよい。
【0026】
また、遮音パネル4の上辺部が上の遮音パネル4と連結するために、凸構造または凹構造の場合は、板バネ5の係止片43を上辺部43の先端に設けることで、遮音パネル4の厚み方向中間付近になるべく近い位置に係止用孔部48を配置することができる。この係止用孔部48は遮音パネル4の厚み方向中間付近になるべく近い位置に配置するほうが望ましく、板バネ5の弾性力による遮音パネル4のゆがみの懸念がなくなる。 また、係止片43を上辺部42の先端中ほどに設けて左右対称の構造とすることで、支柱3を上から見てウェブ33の左右どちら側にも設置することができる。
【0027】
このような状態とすることにより、板バネ5は、縦辺部41、上辺部42が遮音パネル4に対して強固に取り付けられて不動状態となり、傾斜辺部44がその下端を中心として図中C方向又はD方向へ弾性変形可能に構成することが可能となる。このため、車両の走行に伴って遮音パネル4に振動が生じても、板バネ5がC方向又はD方向(狭持方向)に弾性変形することにより、その振動を吸収することが可能となる。
【0028】
なお、この遮音パネル4は上下方向に積層されて構成されることから、図3に示すように上辺部42は、その真上に積層される他の遮音パネル4との間で狭持されることになる。因みに、遮音パネルの上下面には、互いの嵌合性を向上させる観点から、凸部4c及び凹部4dが形成されていてもよい。
【0029】
特に、係止片43を係止させる係止用孔部48は、上述したように、互いに対面しているフランジ部31、32に対応する位置に形成されている。このため、この係止用孔部48を目印にして、この係止片43を係止させてこの板バネ5を取り付けることにより、板バネ5自体をちょうど互いに対面しているフランジ部31、32に対応する位置、即ちH形鋼におけるフランジ31、32、ウェブ33に囲まれる溝の内側に取り付けることが可能となる。このため、本発明によれば板バネ5の位置合わせ精度を向上させることができ、また、その位置合わせに伴う労力を低減させることも可能となる。
【0030】
また、係止片43を係止用孔部48に係止させることにより、板バネ5を固定する本発明によれば、車両の走行による振動によって板バネ5がずれて落下してしまうのを防止することが可能となる。特に本発明によれば、板バネ5の落下防止を、従来の特許文献1に示すような落下防止用ワイヤーを挿通することなく、実現することが可能となる。このため、施工労力を軽減させることが可能となる。また落下防止用ワイヤーを挿通するための孔を遮音パネル4や板バネ5に設ける必要も無く、落下防止用ワイヤーも必要としないので、部品の加工労力、加工コスト、材料コストを低減させることも可能となる。
【0031】
なお本発明は、遮音壁1として構成される場合に限定されるものではなく、板バネ5が取り付けられた遮音パネル4として具体化されるものであってもよい。
【0032】
一般に道路用への適用を考える場合に、特許文献1に示すように板バネに穿設した穴にワイヤーを挿通させてこれを固定することにより衝突に伴う衝撃にも耐え得る構造とする必要があった。しかし、鉄道用の遮音壁の場合には、かかる衝突による耐衝撃性を考慮する必要が無いため、特許文献1に示すようなバネに穿設した穴にワイヤーを挿通させてこれを固定する構造は、その分施工労力が増加し、また不必要な構成が残ることにもなり加工労力の増大を招いていた。これに対して、本発明では、ワイヤーを通すことを前提としてない。このため、特に鉄道用のような耐衝撃性を考慮する必要のない箇所への適用時において、より施工労力、加工コストを低減させることができ、優位性を向上させることが可能となる。
【0033】
また本発明は、これら遮音壁1、遮音パネル4に適用される板バネとして具体化されるものであってもよいことは勿論である。更に本発明に係る板バネ5は、遮音壁1、遮音パネル4に適用される場合に限定されるものではなく、いかなる対象に対しても適用可能なものとして具体化されるものであってもよい。
【0034】
かかる場合には、縦辺部41と、縦辺部41の上端から略直角方向に折り曲げられた上辺部42と、上辺部42から下側に向けて突出された係止片43と、縦辺部41の下端から上辺部の折曲げ方向と正反対側へ斜め上方に折り曲げられた傾斜辺部44と、傾斜辺部44の上端から縦辺部41側へ折り返された内辺部45とを備え、傾斜辺部44が弾性収縮可能とされているものとして具体化される。
【符号の説明】
【0035】
1 遮音壁
2 ベース
3 支柱
4 遮音パネル
5 板バネ
31、32 フランジ部
33 ウェブ部
41 縦辺部
42 上辺部
43 係止片
44 傾斜辺部
45 内辺部
48 係止用孔部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定間隔で立設された支柱間に遮音パネルを取り付けた遮音壁において、
ウェブ部の両端に一対のフランジ部が連設されたH形鋼からなる支柱と、
上記支柱における一方のフランジ部に内側から当接して配設される遮音パネルと、
上記支柱における他方のフランジ部と上記遮音パネルとの間に狭持され、その狭持方向に弾性を呈するように金属板を折り曲げてなる板バネとを備え、
上記遮音パネルは、上端面に係止用孔部が形成され、
上記板バネは、縦辺部と、上記縦辺部の上端から上記遮音パネル側に遮音パネル厚み方向に折り曲げられた上辺部と、上記上辺部から下側に向けて突出された係止片とを有し、上記遮音パネルの側面に上記縦辺部が当接され、上記上辺部が上記遮音パネルの上面に当接されるとともに、上記係止片が上記係止用孔部に係止されてなること
を特徴とする遮音壁。
【請求項2】
上記板バネは、上記縦辺部の下端から上記他方のフランジ部側へ斜め上方へ折り曲げられた傾斜辺部と、上記傾斜辺部の上端から上記遮音パネル側へ折り曲げられた内辺部とを有し、上記傾斜辺部が上記フランジ部が対向する方向に弾性収縮可能とされていること
を特徴とする請求項1記載の遮音壁。
【請求項3】
請求項1又は2記載の遮音壁に適用される遮音パネルであって、
当該遮音パネルは、上面の左右端近傍に係止用孔部が形成され、
上記板バネは、縦辺部と、上記縦辺部の上端から上記遮音パネル側に遮音パネル厚み方向に折り曲げられた上辺部と、上記上辺部から下側に向けて突出された係止片とを有し、上記遮音パネルの側面に上記上辺部が当接され、上記縦辺部が上下に隣接する上記遮音パネル間で狭持されるとともに、上記係止片が上記係止用孔部に係止されてなること
を特徴とする遮音パネル。
【請求項4】
縦辺部と、
上記縦辺部の上端から略直角方向に折り曲げられた上辺部と、
上記上辺部から下側に向けて突出された係止片と、
上記縦辺部の下端から上記上辺部の折曲げ方向と正反対側へ斜め上方に折り曲げられた傾斜辺部と、
上記傾斜辺部の上端から上記縦辺部側へ折り返された内辺部とを備え、
上記傾斜辺部が弾性収縮可能とされていること
を特徴とする板バネ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−80330(P2011−80330A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−235536(P2009−235536)
【出願日】平成21年10月9日(2009.10.9)
【出願人】(000006839)日鐵住金建材株式会社 (371)
【Fターム(参考)】