説明

配管用カバーの抜け止め構造

【課題】複雑な形状の配管用の筒状カバーを必要とすることなく、その筒状カバーの端部に配管用の接続カバーをガタツキのない状態で確実に外嵌接続させることのできる配管用カバーの抜け止め構造。
【解決手段】配管用の筒状カバー1と筒状カバー1の端部に外嵌接続される配管用の接続カバー2との相対的な抜けを防止するための配管用カバーの抜け止め構造で、筒状カバー1の外周面から突出する抜け止め部8bが、接続カバー2の内周面に突設のストッパ14に当接して、筒状カバー1と接続カバー2の相対的な抜けを防止するように構成され、筒状カバー1と接続カバー2との間のガタツキを防止するガタツキ防止部15が、筒状カバー1の外周面と接続カバー2の内周面との間において、抜け止め部8bの存在箇所以外の部位に介在されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管用の筒状カバーとその筒状カバーの端部に外嵌接続される配管用の接続カバーとの相対的な抜けを防止するための配管用カバーの抜け止め構造に関する。
【背景技術】
【0002】
このような配管用カバーの抜け止め構造としては、従来、筒状カバーの外周にその筒状カバーの長手方向に沿う複数の溝を形成して、その複数の溝内に軟質樹脂製の抜け止め用の嵌入部材を嵌入保持させ、他方、接続カバーの内周面に複数の突起を突設して、筒状カバー側の嵌入部材と接続カバー側の突起が当接することで、筒状カバーと接続カバーの相対的な抜けを防止するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平4−31393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記公報に記載の従来技術では、抜け止め用の嵌入部材を必要とするのに加え、筒状カバーの外周に嵌入部材を嵌めるための複数の溝が必要となり、筒状カバーの形状が複雑になって、筒状カバーが高価なものになるという欠点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、複雑な形状の配管用の筒状カバーを必要とすることなく、その筒状カバーの端部に配管用の接続カバーをガタツキのない状態で確実に外嵌接続させることのできる配管用カバーの抜け止め構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴構成は、配管用の筒状カバーとその筒状カバーの端部に外嵌接続される配管用の接続カバーとの相対的な抜けを防止するための配管用カバーの抜け止め構造であって、前記筒状カバーの外周面から突出する抜け止め部が、前記接続カバーの内周面に突設のストッパに当接して、前記筒状カバーと接続カバーの相対的な抜けを防止するように構成され、前記筒状カバーと接続カバーとの間のガタツキを防止するガタツキ防止部が、前記筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面との間において、前記抜け止め部の存在箇所以外の部位に介在されているところにある。
【0007】
本発明の第1の特徴構成によれば、配管用の筒状カバーの外周面から突出する抜け止め部が、配管用の接続カバーの内周面に突設のストッパに当接して、筒状カバーと接続カバーの相対的な抜けを防止するように構成されているので、筒状カバーの外周面に抜け止め部を突設し、接続カバーの内周面にストッパを突設するだけの簡単な構成で、筒状カバーと接続カバーの抜けが防止される。
したがって、筒状カバーの外周に抜け防止に寄与する溝などを設ける必要がなく、筒状カバーの形状を単純化して、筒状カバーの低廉化を図ることができる。
その場合、筒状カバーの外周面に抜け止め部を突設する関係上、筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面との間には、抜け止め部の突出長さに相当する隙間が必然的に生じて、それがガタツキの原因となるが、そのガタツキを防止するガタツキ防止部が、筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面との間において、抜け止め部の存在箇所以外の部位に介在されているので、筒状カバーと接続カバーとの間のガタツキも確実に防止され、その結果、複雑な形状の配管用の筒状カバーを必要とすることなく、その筒状カバーの端部に配管用の接続カバーをガタツキのない状態で確実に外嵌接続させることが可能となる。
【0008】
本発明の第2の特徴構成は、前記ガタツキ防止部が、前記筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面に沿って周方向に複数個介在されているところにある。
【0009】
本発明の第2の特徴構成によれば、ガタツキ防止部が、筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面に沿って周方向に複数個介在されているので、例えば、ガタツキ防止部を抜け止め部の存在箇所以外の部位全長にわたって介在させる場合に比べて、ガタツキ防止部を少量の材料で安価に作製することができ、ガタツキ防止部を3個以上介在させる場合には、筒状カバーと接続カバーとの間のガタツキを一層確実に防止することができる。
【0010】
本発明の第3の特徴構成は、前記ガタツキ防止部が、前記筒状カバーと接続カバーの接続方向に沿って長い条状に構成されて、前記接続カバーの内周面に突設されているところにある。
【0011】
本発明の第3の特徴構成によれば、ガタツキ防止部が、筒状カバーと接続カバーの接続方向に沿って長い条状に構成されているので、例えば、筒状カバーと接続カバーの接続方向に沿って短い突起物で構成する場合に比べて、ガタツキ防止部に対する筒状カバー外周面の接触面積を大きくすることができ、筒状カバーと接続カバーとの間のガタツキをより一層確実に防止することができる。また、接続カバー内への筒状カバーの挿入長さの変化にもガタツキ防止部の接続方向での長さ分だけ対応することが可能になって、筒状カバーと接続カバーとの間のガタツキを更に確実に防止することができる。
そして、そのガタツキ防止部が、接続カバーの内周面に突設されているので、接続カバーと別体に構成されている場合と比較して、ガタツキ防止部を紛失するおそれも少なく、取り扱いや施工も容易となる。
【0012】
本発明の第4の特徴構成は、前記抜け止め部が、前記筒状カバーの端部に挟持固定可能な抜け止めクリップに設けられているところにある。
【0013】
本発明の第4の特徴構成によれば、抜け止め部が、筒状カバーの端部に挟持固定可能な抜け止めクリップに設けられているので、抜け止めクリップを必要とするものの、筒状カバーの形状をより一層単純化して、筒状カバーの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】配管用カバーを適用した空調装置の全体図
【図2】配管用カバーの要部の縦断側面図
【図3】抜け止めクリップの斜視図、正面図、背面図、および、縦断側面図
【図4】配管用カバーの要部の分解斜視図
【図5】抜け止めクリップの作用を説明するための配管用カバーの要部の縦断側面図
【図6】配管用カバーの要部の横断上面図
【図7】配管用カバーの要部の横断拡大図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明による配管用カバーの抜け止め構造につき、その実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明が対象とする配管用カバーは、例えば、図1に示すように、空調装置の室内機Aと室外機Bを接続する各種の空調用の管や電線などの配管類Cをカバーするのに使用されるもので、その配管類Cは、室内機Aから延出して建物の天井に沿って配設され、建物の壁Wを貫通した後、壁Wの外面に沿って上下方向に配設されて室外機Bに接続される。
配管類Cをカバーする配管用のカバーとしては、通常、合成樹脂製の直線状の筒状カバー1が使用され、その筒状カバー1が、合成樹脂製の配管用の接続カバー2としてのエルボカバー2aや連結カバー2bを介して互いに接続され、筒状カバー1の端部には、同じく合成樹脂製の配管用の接続カバー2の一例である縮径用の端末カバー2cが接続され、その端末カバー2cから配管類Cが延出されている。
【0016】
筒状カバー1は、図2および図4に示すように、互いに嵌合接続可能な一対の半割りカバー体3,4により構成され、室内に配設の筒状カバー1は、吊り金具5を介して天井に吊下げ保持され、室外に配設の筒状カバー1については、一方の半割りカバー体3が固定金具6を介して壁Wに固定保持され、その一方の半割りカバー体3に対して他方の半割りカバー体4が嵌合接続されるとともに、必要に応じて、両半割りカバー3,4どうしが図外の適宜手段により互いに強固に接続される。
配管用の接続カバー2としてのエルボカバー2a、連結カバー2b、および、端末カバー2cは、その筒状カバー1の端部に相対的な抜けを防止した状態で、かつ、ガタツキのない状態で外嵌接続され、その際に適用されるのが、本発明による抜け止め構造である。
【0017】
以下、筒状カバー1と接続カバー2の抜け止め構造について説明するが、接続カバー2はその形状が異なるだけで、接続のための構成は全て同じであるため、エルボカバー2aを例にして説明する。
この抜け止め構造には、筒状カバー1の端部に挟持固定可能な抜け止めクリップ7が使用され、その抜け止めクリップ7は、例えば、ばね鋼の打ち抜きにより形成されていて、図3に示すように、筒状カバー1の端部を外側と内側から弾性的に挟持する外側舌片8と内側舌片9、および、両舌片8,9の基端部を互いに連結する連結部10を備え、側面視においてほぼコの字状に形成されている。
両舌片8,9は、その差し込み方向(縦方向)のほぼ中央部が互いに近接するように、連結部10から遊端部側に向けて斜めに折曲され、両遊端部8b,9bが互いに離間するように、ハの字状に開口されていて、外側舌片8の遊端部8aが、後に詳しく説明する抜け止め部として機能するように構成されている。
【0018】
抜け止めクリップ7の外側舌片8は、その横幅方向に沿って複数本(図3の実施形態では2本)の外側爪部8aを一体的に備え、その外側爪部8aが、筒状カバー1の外周面に食い込むべく連結部10に向けて内側へ斜めに突出するように設けられている。
内側舌片9も、その横幅方向に沿って複数本(図3の実施形態では3本)の内側爪部9aを一体的に備え、その内側爪部9aが、筒状カバー1の内周面に食い込むべく連結部10に向けて外側へ斜めに突出するように設けられている。
2本の外側爪部8aと3本の内側爪部9aは、その横幅方向に沿って互いに位相をずらせて、より具体的には、横幅方向に沿って互い違いになるように配設され、かつ、図3の(d)から明らかなように、側面視において、外側爪部8aと内側爪部9aが互いに交差するように配設されている。
【0019】
配管用の接続カバー2の一例であるエルボカバー2aは、図2および図4に示すように、互いに嵌合接続可能な左右一対の半割りカバー体11,12により構成され、両半割りカバー体11,12が、ボルトなどの連結金具13により互いに固定可能に構成されるとともに、筒状カバー1を接続する開口端部の内周面には、その全長にわたってストッパとして機能するフランジ14が一体的に突設されている。
各半割りカバー体11,12の内周面には、筒状カバー1と接続カバー2の接続方向に沿って長い条状のガタツキ防止部15が、周方向に沿って複数個(図2および図4の実施形態では2個ずつ)一体的に突設され、そのガタツキ防止部15の奥側端部近くには、筒状カバー1の挿入長さを規制するストッパ部16が、ガタツキ防止部15とほぼ直交する状態で周方向に沿って一体的に突設されている。
【0020】
より詳細に説明すると、ガタツキ防止部15は、図6に示すように、各半割りカバー体11,12に2個ずつ、半割りカバー体11,12の中央部に中心からほぼ90度の角度を隔てて配置され、両半割りカバー体11,12を接続した状態で、隣接するガタツキ防止部15どうしが中心からほぼ90度の角度位置に位置するように設けられている。
そのガタツキ防止部15は、図7に示すように、断面形状がほぼ台形に形成され、その上面15aが半割りカバー体11,12の接線L(図6参照)とほぼ平行になるように、一側面15bが半割りカバー体11,12の接線Lとほぼ直交するように構成され、他側面15cは、半割りカバー体11,12の半割り開口面に対して直交または鋭角になるように傾斜した傾斜面に構成されている。そのため、各半割りカバー体11,12を射出成形により作製する場合には、その他側面15cが金型を抜くときのじゃまにならず、射出成形による作製が容易となる。
そして、各ガタツキ防止部15は、フランジ14と同じ高さに設定されて、フランジ14に連続する状態に構成され、各ガタツキ防止部15の奥側(図5中の上側)の端面が、ストッパ部16の手前側面(図5中の下面)とほぼ面一になるように構成されている。
【0021】
つぎに、抜け止めクリップ7を使用して、筒状カバー1と接続カバー2を接続する施工手順およびその抜け止め構造について、筒状カバー1とエルボカバー2aの接続を例にして説明する。
まず、配管類Cを挿入した状態で室内に配設の筒状カバー1を吊り金具5により天井に吊下げ保持させ、室外に配設の筒状カバー1については、一方の半割りカバー体3を固定金具6により壁Wに固定保持させ、配管類Cを挿入した状態で他方の半割りカバー体4を一方の半割りカバー体3に嵌合接続し、必要に応じて、両半割りカバー体3,4どうしを適宜手段により強固に接続する。
この他方の半割りカバー体4の嵌合接続の前または後に、一方の半割りカバー体3の上端部にクリップ7をひとつ取り付ける。すなわち、図4および図5に示すように、ガタツキ防止部15の存在箇所以外の部位において、外側舌片8が半割りカバー体3の外側に位置し、内側舌片9が半割りカバー体3の内側に位置するようにクリップ7を取り付けるのであり、このクリップ7の取り付けは、ハの字状に開口している両舌片8,9の遊端部8b,9bによる案内作用で容易に行うことができる。
【0022】
その後、図2および図4に示すように、エルボカバー2aを構成する左右一対の半割りカバー体11,12を室内に配設の筒状カバー1と室外に配設の筒状カバー1とにわたって、それぞれの端部に外嵌接続して、両半割りカバー体11,12を連結金具13により連結固定する。
この連結固定状態では、施工精度上の困難性から、通常、図5の(a)に示すように、室外の筒状カバー1の上端部はストッパ部16にまで至っておらず、また、抜け止め部として機能する外側舌片8の遊端部8bとストッパとして機能するエルボカバー2aのフランジ14とは当接せず、遊端部8bとフランジ14との間には隙間がある。
ただし、エルボカバー2aの内周面に突設された複数個のガタツキ防止部15が、筒状カバー1の外周面とエルボカバー2aの内周面との間において周方向に介在するため、筒状カバー1とエルボカバー2aとの間でのガタツキは確実に防止され、また、クリップ7が抜け落ちようとしても、外側爪部8aと内側爪部9aが半割りカバー体3の外周面と内周面に食い込み勝手となるため、クリップ7の抜け落ちは確実に防止される。
【0023】
この連結固定状態において、例えば、地震や強風などによる何らかの外力に起因して筒状カバー1とエルボカバー2aが相対的に移動し、筒状カバー1がエルボカバー2a内に必要以上に入り込もうとすると、筒状カバー1の上端部がストッパ部16に当接して、それ以上の入り込みが防止される。
逆に、筒状カバー1とエルボカバー2aが抜け側へ相対移動すると、図5の(b)に示すように、外側舌片8の遊端部8bとエルボカバー2aのフランジ14が当接して、筒状カバー1とエルボカバー2aとの相対的な抜けが防止される。
しかも、その際、筒状カバー1とエルボカバー2aの相対的な抜け側への移動に伴って、図5の(b)に矢印で示すように、フランジ14から外側舌片8の遊端部8bに押圧力が加わり、その押圧力によって外側舌片8の外側爪部8aと内側舌片9の内側爪部9aのいずれか一方または両方が筒状カバー1の外周面と内周面のいずれか一方または両方に食い込むため、筒状カバー1とエルボカバー2aとの相対的な抜けは、より一層確実に防止され、筒状カバー1とエルボカバー2aとの間のガタツキも、図6に示すように、ガタツキ防止部15が、筒状カバー1の外周面とエルボカバー2aの内周面との間において、クリップ7の存在箇所以外の部位に介在されて確実に防止されるのである。
【0024】
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、抜け止めクリップ7における外側舌片8の遊端部8bが、ストッパとしてのフランジ14に当接する抜け止め部として機能するように構成した例を示したが、例えば、筒状カバー1の外周面に抜け止め部として機能する突起などを一体的に突設して実施することも、また、筒状カバー1と別体に形成した突起などを筒状カバー1の外周面に適宜手段により固着して実施することもできる。
また、その抜け止め部8bは、筒状カバー1の径などに応じて、筒状カバー1の外周面にひとつだけ突設することも、筒状カバー1の外周面に複数突設することもできる。
【0025】
(2)先の実施形態では、接続カバー2の内周面に筒状カバー1との接続方向に沿って長い条状のガタツキ防止部15を突設した例を示したが、ガタツキ防止部15は、必ずしも筒状カバー1との接続方向に沿って長い条状である必要はなく、筒状カバー1との接続方向に短い突起物で構成することもできる。
そのガタツキ防止部15の個数についても、先の実施形態で示した4個に限らずに任意に設定することができ、極端な場合、抜け止め部8bの存在箇所以外の部位全長にわたってガタツキ防止部15を設けることもできる。
また、そのガタツキ防止部15は、接続カバー2の内周面に一体的に突設する以外にも、接続カバー2と別体に形成して、接続カバー2の内周面に適宜手段により固着して実施することも、接続カバー2に固着することなく、接続カバー2の内周面と筒状カバー1の外周面との間に挟んで実施することもできる。
さらに、配管用の接続カバー2の具体例として、エルボカバー2a、連結カバー2b、および、縮径用の端末カバー2cを示したが、それ以外にも、例えば、異径用の連結カバーやT型の連結カバーなど、各種の接続カバーに適用可能である。
【符号の説明】
【0026】
1 配管用の筒状カバー
2 配管用の接続カバー
7 抜け止めクリップ
8b 抜け止め部
14 ストッパ
15 ガタツキ防止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配管用の筒状カバーとその筒状カバーの端部に外嵌接続される配管用の接続カバーとの相対的な抜けを防止するための配管用カバーの抜け止め構造であって、
前記筒状カバーの外周面から突出する抜け止め部が、前記接続カバーの内周面に突設のストッパに当接して、前記筒状カバーと接続カバーの相対的な抜けを防止するように構成され、
前記筒状カバーと接続カバーとの間のガタツキを防止するガタツキ防止部が、前記筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面との間において、前記抜け止め部の存在箇所以外の部位に介在されている配管用カバーの抜け止め構造。
【請求項2】
前記ガタツキ防止部が、前記筒状カバーの外周面と接続カバーの内周面に沿って周方向に複数個介在されている請求項1に記載の配管用カバーの抜け止め構造。
【請求項3】
前記ガタツキ防止部が、前記筒状カバーと接続カバーの接続方向に沿って長い条状に構成されて、前記接続カバーの内周面に突設されている請求項2に記載の配管用カバーの抜け止め構造。
【請求項4】
前記抜け止め部が、前記筒状カバーの端部に挟持固定可能な抜け止めクリップに設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管用カバーの抜け止め構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−112080(P2011−112080A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−266555(P2009−266555)
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【出願人】(000119830)因幡電機産業株式会社 (147)
【Fターム(参考)】