説明

金網

【課題】カキ、サザエ等複雑な形状の食材を網焼きする時に使う金網を提供する。
【解決手段】針金を編んで作った平板状の金網を数センチメートル間隔で表曲げ、裏曲げを複数回交互に繰り返し曲げた事を特徴とする金網。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカキ、サザエ等複雑な形状の食材を網焼きするときに使う金網に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、バーベキューなどで食材を焼く金網としての単純な平板状の金網があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のバーベキューなどで使う金網は平面状であるため、普通の魚、肉等形状がフラットなものを焼くには裏返し両面を焼くことで十分その目的を達成することが出来た。
(イ)しかしながら、殻付きカキのような形状のバラツキが大きい2枚貝等を焼く場合には平板状の金網で焼くと口を開けた時、金網上でのすわりが不安定なため動いてしまい貝の旨味成分の入った汁がこぼれてしまうという問題があった。
(ロ)またサザエのような巻貝は平板状の金網に置いたのではフタの面を上にくるように安定に置くのが難しい。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものである。
【問題を解決するための手段】
【0004】
針金を編んで作った平板状の金網を数センチメートル間隔で表曲げ、裏曲げを複数回交互に繰り返し曲げる。以上を特徴とする金網である。
【発明の効果】
【0005】
カキ、サザエ等の硬い殻に入った貝等を安定よく網の上に置けるので、貝の旨味成分の入った汁をこぼすことなく焼くことができる。またピーマンの丸焼きなど形状が複雑なものを焼く場合には焼く面を安定よく下にもってきて全体を均一に焼くことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の一実施例について説明する。
図2に従来の一般的な長方形の平板状金網(2)を示す。この従来の平板状金網(2)のX方向(21)またはY方向(22)のうち一方向、この場合はY方向(22)を幅数センチメートル間隔でほぼ一定の角度90度から120度くらいで、表曲げ(11)、裏曲げ(12)を交互に繰り返し曲げた構造とする、これを図1に示す。この時、曲げの間隔および曲げ角度は1枚の金網ですべて同じである必要はない。
(ロ)カキのような2枚貝は形状のバラツキが大きい。折り曲げ金網(1)の上に置く時貝の比較的フラットな方をフタ側の殻、これと反対側のへこみのある方を器側の殻とするとその接触面を水平に置くことが困難な形状のものがある。このようなカキを水平に置く為図3に示すように折り曲げ金網(1)のY方向(22)にX方向(21)の両端部叉は両端部と中央部にバーベキュー用の金串(3)を通して、カキの低い方を支えて水平に保ち安定化する。
(ハ)サザエのような巻貝は大きさのバラツキはあるがが、形状は比較的相似形である。従って図4に示すように金串(3)を使わなくても巻貝の巻き方向の角度をフタが上面にくるように置くとフタはほぼ水平になり、焼けてきて汁が沸騰してもこぼれることがない。図4はコンロ(6)に折り曲げ金網(1)をのせた状態である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の構造を示す斜視図
【図2】従来の平板状金網を示す斜視図
【図3】本発明の使用状況を示す斜視図
【図4】本発明の別の使用状況を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 折り曲げ金網
11 表曲げ部
12 裏曲げ部
2 平板状金網
21 X方向
22 Y方向
3 金串
4 カキ
5 サザエ
6 コンロ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
針金を編んで作った平板状の金網を数センチメートル間隔で表曲げ、裏曲げを複数回交互に繰り返し曲げた事を特徴とする金網。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate