説明

【課題】様々なカット技術に適応でき、特に、逆手での作業が容易である鋏を提供することを課題とする。
【課題を解決する手段】静刃11を有する第1の鋏体10と動刃21を有する第2の鋏体20とを支点軸ボルト30により回動自在に連結して成る鋏1であって、上記第1の鋏体が、静刃が形成されると共に上記支点軸ボルトが挿通されている刃体部12と指を掛ける柄体13とから成り、上記第1の鋏体の刃体部と柄体とは上記2つの鋏体の開閉方向及び上記開閉方向に直交する方向に回動自在に連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は新規な鋏に関する。詳しくは、理美容作業に好適であり、特殊なカット技術に適用可能とする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
理美容業界におけるカット技術の進歩は目覚ましく、スライドカット、エフェクトカット等の特殊技術もかなり普及してきた。
【0003】
また、最近では、さらにカットスピードを速くするために、従来の鋏の持ち方から逆手法という新しい鋏の使用方法も現れてきた。
【0004】
従来の鋏の持ち方は、図5に示すように、鋏aを、静刃b側を上、動刃c側を下になるように置き、その状態で、親指dを動刃側の指輪eに挿入し、続いて、薬指fを静刃側の指輪gに入れて鋏aを握る。この図5に示す鋏の握り方を順手という。
【0005】
これに対して逆手は、図6に示すように、鋏aを静刃b側を下、動刃c側を上にした状態で、親指dを動刃側の指輪eに挿入し、中指iを静刃側の指輪gに入れて鋏aを握る。
【0006】
つまり、鋏aを握り上げると、順手では刃先hが真上を向き(図5参照)、逆手では刃先hが真下を向く(図6参照)ことになる。
【0007】
最近までは、ほとんどの理美容技術者は逆手に持って鋏を使うことなど全く考えていなかった。そのため、頭頂部の毛髪を切る場合などは、鋏の切っ先(刃先)hを下げるために、図7に示すように、右腕j(右利きの場合。左利きで左利き用鋏を使用する場合は左腕)の肘kを大きく上げ、且つ、手首を不自然に曲げた状態で作業しなければならなかった。
【0008】
図7に示すような、肘を大きく上げた姿勢のままで長時間切断作業を続けることは、肩や手首に大きな負担を与えてしまい、肩こりや腱鞘炎の原因となっていた。
【0009】
また、肘を肩の位置から上げて切断作業を続けることは、鋏aが不安定になり易く、ヘヤーデザインを正確に決めることが難しくなってしまう、と言う問題も発生していた。
【0010】
一流美容師とかトップスタイリストと呼ばれる技術者たちは、一ヶ月に500人以上の客をカットするため、疲労も激しく、体調を崩すこともあり、疲れずに、正確なカットができる方法の模索が行われていた。
【0011】
そこで、肘の位置を下げたままでも使える鋏への要望が強く、特許文献1に示すような鋏も開発されている。
【0012】
【特許文献1】実開平2−109562号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
ところで、特許文献1に示された鋏にあっては、刃体と柄体との間が鋏体の開閉方向へ回動調整自在に連結されているため、肘をそれほど高く上げなくても、刃先を下に向けることができるという利点を有するが、従来の鋏ほどではないが、なお、肘を上げる必要があり、通常のカット作業に比較して不自然な姿勢にならざるを得ない点に変わりがない。
【0014】
肘を高く上げなくて済むように、従来の順手用の鋏を逆手に持って作業しても、各指の挿入方向が逆になるため、順手用に設計されている指輪や指掛けの角度が逆手の場合の指の角度に適応しておらず、指に擦過傷やまめなどが出来たり、甚だしくは、関節を痛めたりする危険があった。
【0015】
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、様々なカット技術に適応でき、特に、逆手での作業が容易である鋏を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明鋏は、上記した課題を解決するために、静刃を有する第1の鋏体と動刃を有する第2の鋏体とを支点軸ボルトにより回動自在に連結して成り、上記第1の鋏体が、静刃が形成されると共に上記支点軸ボルトが挿通されている刃体部と指を掛ける柄体とから成り、上記第1の鋏体の刃体部と柄体とは上記2つの鋏体の開閉方向及び上記開閉方向に直交する方向に回動自在に連結されているものである。
【0017】
従って、本発明鋏にあっては、静刃側の柄体の刃体部に対する角度を自在に調整することが出来る。
【発明の効果】
【0018】
本発明鋏は、静刃を有する第1の鋏体と動刃を有する第2の鋏体とを支点軸ボルトにより回動自在に連結して成る鋏であって、上記第1の鋏体が、静刃が形成されると共に上記支点軸ボルトが挿通されている刃体部と指を掛ける柄体とから成り、上記第1の鋏体の刃体部と柄体とは上記2つの鋏体の開閉方向及び上記開閉方向に直交する方向に回動自在に連結されていることを特徴とする。
【0019】
従って、本発明鋏にあっては、静刃側の柄体の刃体部に対する角度を自在に調整することが出来る。そのため、採用するカット技術における指の位置に適合するように、指を掛ける部分である柄体の角度を調整して、肘、肩、指等への負担を軽減することが出来る。また、不自然な姿勢を強いられることがないため、ヘヤーデザインも正確に決めることが出来る。
【0020】
請求項2に記載した発明にあっては、上記第2の鋏体は、動刃が形成されると共に上記支点ボルトが挿通されている刃体部と指を挿入するための動刃側指輪が形成された柄体とが一体に連結されて成り、上記動刃側指輪は、指の腹側が当接する板状をした腹当て部と該腹当て部によって開放端が略閉塞される略半環状をした抜け防止部とから成り、上記腹当て部と抜け防止部とはそれぞれの一端部において上記柄体に、上記2つの鋏体の開閉方向にほぼ直交する方向に、回動調整可能に取り付けられたので、動刃側指輪の角度も採用するカット技術における指の位置に適合するように調整して、肘、肩、指等への負担を軽減することが出来る。また、不自然な姿勢を強いられることがないため、ヘヤーデザインも正確に決めることが出来る。
【0021】
請求項3に記載した発明にあっては、上記第1の鋏体の柄部には、指を挿通する静刃側指輪と指掛け部が設けられており、上記静刃側指輪と指掛け部とは、上記2つの鋏体の開閉方向に対する角度を各別に調整することが可能に構成されているので、静刃側指輪に挿入する指、例えば、薬指と、指掛け部に掛ける指、例えば、小指との間隔や相互の角度及び各指の長さの個人差に適応して、使用するカット技術に最も適合した姿勢での作業を可能にする。
【0022】
請求項4に記載した発明にあっては、上記指掛け部は、静刃側柄体を挿通された固定ボルトが螺合されることによって静刃側柄体に取り付けられ、該指掛け部と静刃側柄体との間には挿脱且つ増減可能なスペーサを介挿することが可能であるので、指掛け部の静刃側指輪との間の高さ(鋏体の開閉方向での位置)の調整が出来、個人差への対応をより細密に行うことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、本発明鋏を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
鋏1は、静刃11を有する第1の鋏体10と動刃21を有する第2の鋏体20とが支点軸ボルト30により回動自在に結合されて成る。上記各鋏体10、20は、それぞれ静刃11又は動刃21を有する刃体部12、22と指を掛ける部分となる柄体13、23とから成り、2つの刃体部12、22はその柄体13、23寄りの端部において支点軸ボルト30によって結合され、それぞれに各別に形成された静刃11と動刃21とは向かい合った状態となっている。
【0025】
なお、以下の説明において、方向を示すときは、便宜上、静刃11及び動刃21の刃先が向いている方向を前、その反対側を後、静刃11の位置している側を下方として説明する。
【0026】
静刃側の第1の鋏体10の刃体部12と柄体13とはヒンジ体14を介して互いに直交する2方向に回動自在に連結されている。ヒンジ体14の一端は刃体部12の後端部に固定ボルト15によって2つの刃体部12、22の開閉方向に沿って回動自在に連結されている。固定ボルト15は図示しない螺軸部と該螺軸部の一端に設けられた頭部15aを有し、上記頭部15aには係合溝15bが形成されている。そして、固定ボルト15の螺軸部がヒンジ体14の前端に形成された図示しない挿通孔を側方から挿通された後刃体部12の後端に形成された図示しない螺孔に螺合され、その状態で、固定ボルト15を刃体部の螺孔に強く捻じ込むことによってヒンジ体14が刃体部12に固定される。そして、固定ボルト15を刃体部12の螺孔に対して緩めることによって、ヒンジ体14を刃体部12、22の開閉方向に沿う方向に回動させることができる。なお、固定ボルト15を螺孔に強く捻じ込んだり、また、強く捻じ込まれている固定ボルト15を緩める際には大きな力を固定ボルト15に伝える必要がある。そのために、マイナスドライバーの先端や硬貨の周縁部を頭部15aの係合溝15bに係合させ、ドライバーや硬貨を回転させることによって、固定ボルト15に大きな回転力を伝達することができる。
【0027】
上記ヒンジ体14の後端部に柄体13の先端部が固定ボルト15によって回動自在に連結される。固定ボルト15はその螺軸部が柄体13の先端部に形成された図示しない挿通孔を下方から挿通され、ヒンジ体14に形成された図示しない螺孔に螺合され、その状態で、固定ボルト15をヒンジ体14の螺孔に強く捻じ込むことによって柄体13とヒンジ体14との刃体部12、22の開閉方向に直交する方向での角度関係が固定される。そして、固定ボルト15をヒンジ体14の螺孔に対して緩めることによって、柄体13のヒンジ体14に対する刃体部12、22の開閉方向に直交する方向での角度を調整することができる。
【0028】
以上にように、柄体13がヒンジ体14を介して刃体部12に連結されることによって、柄体13の刃体部12に対する角度を互いに直交する2方向において自在に調整することができる。
【0029】
第1の鋏体10の柄体13には指、通常は薬指を挿入する指輪16と、指、通常は小指を掛ける指掛け部17が設けられている。指輪16はほぼ円環状をしており、柄体13の前後方向における中央より僅かに後方に寄った位置の上面に円周を展開した向きが前後方向に沿う向きで固定されている。
【0030】
指掛け部17はほぼL字状をしており、基部17aの後端から立上部17bが上方へ向けて突設されている。そして、指輪16より後方で柄体13を上下に貫通して形成された図示しない挿通孔を下方から挿通された固定ボルト15の螺軸部が指掛け部17の基部17aに形成された図示しない螺孔に螺合され、その状態で、固定ボルト15を指掛け部17の螺孔に強く捻じ込むことによって指掛け部17の柄体13に対する刃体部12、22の開閉方向に直交する方向での角度関係が固定される。そして、固定ボルト15を指掛け部17の螺孔に対して緩めることによって、指掛け部17の柄体13に対する刃体部12、22の開閉方向に直交する方向での角度を調整することができる。
【0031】
上記指掛け部17と柄体13との間には必要に応じてスペーサ18、18を介挿することができる。上記スペーサ18は薄い板状をしており、スペーサ18を介挿することにより、指掛け部17の柄体13からの高さを高くすることができる。図1ではスペーサ18を2枚介挿した状態を示してあるが、1枚或いは3枚以上介挿しても良いし、また、スペーサ18を介挿しなくても良い。
【0032】
動刃側の第2の鋏体20にあっては、刃体部22と柄体23とは一体に形成されている。そして、柄体23の後端部には指、通常は親指を挿入する指輪24が設けられる。上記指輪24は、指の腹が当接する腹当て部25と該腹当て部25に腹を当接させ指の抜けを防止する抜け防止部26とによって構成される。腹当て部25は板状、例えば、ほぼ円板状をしており、周縁部に図示しない挿通孔が形成されている。抜け防止部26はほぼコ字状を為すように形成され、一端部26aには図示しない螺穴が形成されている。
【0033】
指輪24を構成する腹当て部25及び抜け防止部26は固定ボルト15によって柄体23の後端部に取り付けられる。すなわち、柄体23の後端部を上下に貫通して設けられた図示しない挿通孔を上方から挿通された固定ボルト15の螺軸部が腹当て部25の挿通孔を挿通され、さらに、抜け防止部26の一端部26aに形成された螺穴に螺合され、その状態で、固定ボルト15を抜け防止部26の螺穴に強く捻じ込むことによって、抜け防止部26及び腹当て部25は柄体23に対する刃体部12、22の開閉方向に直交する方向での角度関係が固定される。そして、固定ボルト15を抜け防止部26の螺穴に対して緩めることによって、腹当て部25及び抜け防止部26の柄体23に対する刃体部12、22の開閉方向に直交する方向での角度を調整することができる。
【0034】
第2の鋏体20の柄体23の刃体部22側の端部の上面にはヒットポイント27が上方へ向けて突設されている。また、ヒットポイント27の上端部には硬質ゴム、合成ゴム等から成る緩衝体27aが固定されている。静刃11と動刃21とを閉じて切断動作を行ったときに、上記ヒットポイント27の先端が第1の鋏体10の刃体部12の下面に当接して、それ以上に静刃11と動刃21とが噛み合うことを防止する。これによって、静刃11と動刃21との噛み合いが深くなりすぎて、静刃11と動刃21を開く動作が遅くなることを防止して、カッティングスピードが落ちることが無いようにしている。
【0035】
上記鋏1にあっては、通常、親指を挿入する指輪24を腹当て部25及び抜け防止部26によって構成し、且つ、腹当て部25、抜け防止部26共に柄体23に対する角度を各別に調整することが可能に構成している。これによって、順手で鋏1を握る場合と逆手で鋏1を握る場合とで、指輪24の角度及び形状を最適な状態として、無理な指の姿勢によって、例えば、親指を痛めることが無いようにし、且つ、指の鋏1に対する位置を安定させることができる。例えば、逆手の場合は、腹当て部25及び抜け防止部26を図2に示すように調整し、順手の場合は、腹当て部25及び抜け防止部26を図3に示すように調整する。なお、図2及び図3に示した調整状態はあくまで一例であって、使用する者の手及び指の特徴によって千差万別の調整位置がある。
【0036】
以上のようにして、例えば、親指の鋏1に対する位置及び状態が安定するが、次に、人差し指、中指、薬指及び小指も無理なく鋏1を握ることが出来る位置及び状態にする必要がある。このとき、最も重要なのが薬指と小指の関係である。手の形状や5本の指の長さ、比率は皆同じではなく千差万別である。鋏1を使用する際には薬指の第2関節の爪側に指輪16が停止するのが理想であるが、小指が短い技術者にはそれが出来ず、小指を安定させようとすると、薬指が指輪に深く入りすぎて、関節を痛めてしまう。
【0037】
上記鋏1では、通常の鋏とは異なり、静刃側指輪16と指掛け部17を完全に分離してある。従って、薬指と小指とは互いに影響を受けること無しに最適位置を決めることが出来る。例えば、基準となる薬指の第2関節の爪側に指輪16を合わせるために、ヒンジ体14と柄体13とを固定している固定ボルト15をヒンジ体14の螺孔に対して緩めて、図4に示すように手前側か又は図4に示す状態の反対側へ回動させて指輪16の位置を最適位置とする。次に、小指の第1関節に指掛け部17が位置するように、指掛け部17を柄体13に固定している固定ボルト15を指掛け部17の螺孔に対して緩めて、指掛け部17を柄体13に対して回転させて最適角度にする。このとき、当該技術者にとって指掛け部17の柄体13からの高さが低すぎると、小指に力が入らず、鋏1の切っ先11a、21aが不安定になるので、適宜枚数のスペーサ18を指掛け部17と柄体13との間に介在させると良い。
【0038】
上記したように、本発明鋏は、使用者の手や指の特徴に合わせて指輪や指掛け部の角度や位置を調整することが出来、極めて使いやすく、且つ、疲労も少ない。特に、逆手法によるスライドカットやエフェクトカット等の特殊技法の実施に好適である。
【0039】
なお、上記した実施例において示した各部の構造及び形状は、本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図2乃至図4と共に本発明鋏の実施の形態を示すものであり、本図は正面図である。
【図2】動刃側の指輪を逆手用に調整した状態を示す要部の斜視図である。
【図3】動刃側の指輪を順手用に調整した状態を示す要部の斜視図である。
【図4】静刃側の指輪と指掛け部の調整状態を示す要部の斜視図である。
【図5】図6及び図7と共に従来の鋏の使用状態を示すものであり、本図は順手で鋏を持った状態を示す斜視図である。
【図6】逆手で鋏を持った状態を示す斜視図である。
【図7】順手で鋏を持ち、且つ、切っ先を真下に向けたときの腕の姿勢を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
1…鋏、10…第1の鋏体、11…静刃、12…刃体部、13…静刃側柄体、16…静刃側指輪、17…指掛け部、18…スペーサ、20…第2の鋏体、21…動刃、22…刃体部、23…動刃側柄体、24…動刃側指輪、25…腹当て部、26…抜け防止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
静刃を有する第1の鋏体と動刃を有する第2の鋏体とを支点軸ボルトにより回動自在に連結して成る鋏であって、
上記第1の鋏体が、静刃が形成されると共に上記支点軸ボルトが挿通されている刃体部と指を掛ける柄体とから成り、
上記第1の鋏体の刃体部と柄体とは上記2つの鋏体の開閉方向及び上記開閉方向に直交する方向に回動自在に連結されている
ことを特徴とする鋏。
【請求項2】
上記第2の鋏体は、動刃が形成されると共に上記支点軸ボルトが挿通されている刃体部と指を挿入するための動刃側指輪が形成された柄体とが一体に連結されて成り、
上記動刃側指輪は、指の腹側が当接する板状をした腹当て部と該腹当て部によって開放端が略閉塞される略半環状をした抜け防止部とから成り、上記腹当て部と抜け防止部とはそれぞれの一端部において上記柄体に、上記2つの鋏体の開閉方向にほぼ直交する方向に、回動調整可能に取り付けられた
ことを特徴とする請求項1に記載の鋏。
【請求項3】
上記第1の鋏体の柄部には、指を挿通する静刃側指輪と指掛け部が設けられており、上記静刃側指輪と指掛け部とは、上記2つの鋏体の開閉方向に対する角度を各別に調整することが可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鋏。
【請求項4】
上記指掛け部は、静刃側柄体を挿通された固定ボルトが螺合されることによって静刃側柄体に取り付けられ、該指掛け部と静刃側柄体との間には挿脱且つ増減可能なスペーサを介挿することが可能である
ことを特徴とする請求項3に記載の鋏。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−167097(P2007−167097A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−364560(P2005−364560)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【出願人】(598037787)
【Fターム(参考)】