説明

鋼製アーク打設工法

【課題】鋼製セル同士間に鋼製アークを打設する際に、その作業を容易に行い得る鋼製アーク打設工法を提供する。
【解決手段】所定外周位置にセル側連結部材が設けられた円筒形状の鋼製セル1を所定間隔おきに設置した後、セル側連結部材に上下方向で案内されて係合し得るアーク側連結部材が両側縁部に設けられた横断面が円弧形状の鋼製アーク2を、両連結部材が係合しつつ鋼製セル同士間に打設する際に、鋼製アーク2の内周面に且つ円周方向に沿って設けられた円弧状リブ材23に切断面Cを形成した状態で、当該鋼製アーク2を鋼製セル同士間に打設し、その後、円弧状リブ材23の切断面Cを接合部材により接合する工法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接して設置される鋼製セル同士間に設置される鋼製アークを打設するための鋼製アーク打設工法に関する。
【背景技術】
【0002】
護岸工事を短期間で行う工法として、例えばセル工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このセル工法は、円筒形状の鋼製セルを、海底に順次並べて立設するとともに、これら鋼製セル同士を横断面が円弧形状の鋼製アークで連結して護岸を形成する方法である。なお、鋼製セル内および鋼製セルと鋼製アークとの間の空間部には土砂が充填される。
【0003】
ところで、鋼製アークを鋼製セルに連結するために、図15に示すように、鋼製セル61側には、上下方向の案内空間部62を有するセル側連結部材63が上下方向で設けられるとともに、鋼製アーク71側には、上記セル側連結部材63の案内空間部62に案内されるフランジ部72からなるアーク側連結部材73が設けられていた。なお、セル側連結部材63には、アーク側連結部材73の板状部を案内し得る溝状開口部64が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
したがって、所定場所に立設された鋼製セル61に鋼製アーク71を連結する場合、セル側連結部材63の案内空間部62にアーク側連結部材73のフランジ部72を案内させることにより、両者の連結が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭61−130512号公報
【特許文献2】特開昭58−110713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、重量のある鋼製セル61を軟弱地盤である海底に設置する場合、予め決められた位置に設置することが難しく、隣接する鋼製セル61,61間の距離が変化してしまう場合がある。したがって、このような状態で、鋼製アーク71を隣接する鋼製セル61,61に連結しようとすると、アーク側連結部材73のフランジ部72がセル側連結部材63の案内空間部62に案内(挿入)できなくなる場合があり、場合によっては、鋼製セルの設置状態に合わせて、鋼製アークを作り直す必要が生じるなど、経済的および時間的負担が大きくなるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、鋼製セル同士間に鋼製アークを打設する際に、互いの連結作業を容易に且つ簡単に行い得る鋼製アーク打設工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る鋼製アーク打設工法は、所定外周位置に第1連結部材が設けられた円筒形状の鋼製セルを所定間隔おきに設置した後、上記第1連結部材に上下方向で案内されて係合し得る第2連結部材が両側縁部に設けられた横断面が円弧形状の鋼製アークを、両連結部材が係合しつつ鋼製セル同士間に打設する際に、
上記鋼製アークの内周面に且つ円周方向に沿って設けられた円弧状リブ材に切断面を形成した状態で、当該鋼製アークを鋼製セル同士間に打設し、
その後、円弧状リブ材の切断面を接合部材により接合する工法である。
【0009】
また、請求項2に係る鋼製アーク打設工法は、請求項1に記載の打設工法において、円弧状リブ材の切断面を、平面視にて、V字形状、逆台形状またはI字形状にしたものである。
【0010】
また、請求項3に係る鋼製アーク打設工法は、請求項1に記載の打設工法において、接合部材を、円弧状リブ材の切断面を両側から挟持し得る一対の保持板材と、これら保持板材および円弧状リブ材を互いに連結する連結具とから構成したものである。
【0011】
さらに、請求項4に係る鋼製アーク打設工法は、請求項3に記載の打設工法において、接合部材に、切断により切り欠かれた円弧状リブ材の切欠部に配置される補強板材を具備させたものである。
【発明の効果】
【0012】
上記の打設工法によると、鋼製アークにより、鋼製セル同士を連結する際に、鋼製アークの内周面に設けられた円弧状リブ材に切断面を形成して当該円弧状リブ材を含む平面内で可撓性を持たせるようにしたので、鋼製セルの位置がずれた場合でも、第2連結部材を第1連結部材に係合させることができ、したがって連結作業を容易に且つ簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施例の鋼製アーク打設工法が用いられる護岸構造の概略斜視図である。
【図2】同工法が用いられる鋼製セルの概略縦断面図である。
【図3】同工法が用いられる鋼製セルの概略平面図である。
【図4】同工法が用いられる鋼製アークの概略縦断面図である。
【図5】同工法が用いられる鋼製アークの概略平面図である。
【図6】同鋼製セルと鋼製アークとの連結部分の横断面図である。
【図7】同鋼製アークの円弧状リブ材に切断面を形成した状態の要部平面図である。
【図8】同鋼製アークの円弧状リブ材の切断面を接合した状態を示す要部拡大側面図である。
【図9】同鋼製アークの円弧状リブ材の切断面の要部拡大側面図である。
【図10】同鋼製アークの円弧状リブ材の切断面を接合する接合部材の側面図である。
【図11】本発明の変形例に係る同鋼製アークの円弧状リブ材の切断面を形成した状態の要部平面図である。
【図12】同変形例に係る鋼製アークを接合部材により接合した状態を示す要部拡大平面図である。
【図13】同変形例に係る鋼製アークの円弧状リブ材の切断面を示す要部拡大平面図である。
【図14】本発明の他の変形例に係る鋼製アークの切断面を接合する接合部材を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図15】従来例に係る同鋼製セルと鋼製アークとの連結部材の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態に係る鋼製アーク打設工法を、具体的に示した実施例に基づき説明する。
この鋼製アーク打設工法は、図1に示すように、例えば護岸Aを形成(構築)するために、円筒形状の鋼製セル1を、海底に順次並べて立設した状態において、隣接する鋼製セル1,1同士間に円弧形状の鋼製アーク2を設置するとともにこの鋼製アーク2により、両鋼製セル1,1同士を互いに連結する工法である。
【0015】
まず、鋼製セルについて説明する。
この鋼製セル1は、図2および図3に示すように、鋼板を円筒形状に形成したものであり、具体的には、鋼板製の円筒体(セル胴板ともいう)11と、この円筒体11の内周面に上下方向(つまり、円筒体の軸心方向であり、鉛直方向でもある)で且つ所定間隔で配置された複数の縦リブ材12と、同じく、その内周面の上下複数箇所で円周方向(つまり水平方向)に配置された円周リブ材(横リブ材ともいえる)13と、上記円筒体11の外周面の所定位置(勿論、予め、決められている鋼製アークとの連結箇所である)に設けられた鋼製アーク2と連結するためのセル側連結部材(第1連結部材)14とから構成されている。
【0016】
一方、鋼製アーク2は、図4および図5に示すように、横断面(水平断面)が所定角度(例えば、90〜100度程度)の円弧形状に形成された所定長さ(鋼製セル1の円筒体11とほぼ同じ長さ)の鋼板製の樋状(トラフ状)の円弧体(アーク胴板ともいう)21と、この円弧体21の内周面に上下方向(つまり、長手方向)で且つ所定間隔で配置された縦リブ材22と、同じく、その内周面の上下複数箇所で円周方向(つまり水平方向)に配置された円弧状リブ材(横リブ材ともいえる)23と、上記円弧体21の両側縁部の全長に亘って設けられて上記セル側連結部材14に係合可能なアーク側連結部材(第2連結部材)24とから構成されている。
【0017】
次に、セル側連結部材14およびアーク側連結部材24を、図6に基づき説明する。
セル側連結部材14は、それぞれウエブ部31aとフランジ部31bとからなる左右一対のL字型鋼31が、フランジ部31bが互いに対向するように且つ両フランジ部31b,31b同士間に所定間隔を有するように、つまり溝状開口部Pを有するように、しかもそのウエブ部31aが円筒体11の表面に固定されたものであり(つまり、溝状開口部を有するガイド部材である)、これら両L字型鋼31,31間に上下方向の案内空間部Sが形成されている。勿論、上記セル側連結部材14は、鋼製アーク1との連結箇所の円筒体11の外周面に設けられている。
【0018】
また、アーク側連結部材24は、円弧体21の側縁部に取り付けられるとともにセル側連結部材14の案内空間部S内に挿入し得る大きさ(幅)のフランジ部(フランジ材)35により構成されており、正確に言うと、円弧体21の側縁部(板状部である)21aとフランジ部35とから構成されている(つまり、案内空間部に案内されるフランジ部を有する被ガイド部材である)。勿論、アーク側連結部材24のフランジ部35が取り付けられている基部としての円弧体21の側縁部21aが、セル側連結部材14の溝状開口部Pを挿通することになる。
【0019】
次に、鋼製アーク2の打設工法、すなわち鋼製セル1,1同士間に鋼製アーク2を設置する作業について説明する。
まず、護岸工事を行う地域の海底に鋼製セル1を移動させた後、バイブロハンマーなどを用いて、その下端部をある程度沈め、そして鋼製セル1内に土砂を充填することにより、鋼製セル1を設置する。この手順を回繰り返し行い、所定個数の鋼製セル1を所定間隔でもって設置する。
【0020】
次に、隣接する鋼製セル1,1同士間に鋼製アーク2を設置して両者を互いに連結する作業、つまり鋼製アーク2の打設作業について説明する。
すなわち、護岸設置近傍にて寝かせられている鋼製アーク2を、クレーンにより立て起こした後、その内周面に設けられた円弧状リブ材23の所定の複数位置(後で説明する図7では、1箇所だけを図示する)に切込みを入れて切断面Cを形成する(立て起こし時に、鋼製アークの強度が確保できれば、寝かせた状態で切断面を形成してもよい)。
【0021】
また、本実施例では、鋼製セル1,1同士間の距離が予定していた場合よりも少し狭くなった場合に対処するものとして説明する。
したがって、図7に示すように、曲率半径を小さくし得るように(仮想線から実線となるように)、切断面Cとして、V字形状の切欠部を所定箇所に形成する。
【0022】
この切断面Cの形成により、当該鋼製アーク2は円弧状リブ材23を含む断面内で可撓性を有し、特に、円弧の曲率半径が小さくなる方向に変形させることができる(勿論、曲率半径が大きくなる方向にでも変形させ得る)。
【0023】
次に、この切断面Cが形成された鋼製アーク2を、鋼製セル1,1同士間に移動させるととも、その側縁部に設けられたアーク側連結部材24を、すなわちフランジ部35をセル側連結部材14の案内空間部S内に挿入するとともに、順次、下方まで降下させて、鋼製アーク2を鋼製セル1,1同士間に設置する。
【0024】
そして、この後、接合部材により、切断面Cである切欠部の補強が行われる。
図8に示すように、この接合部材41は、切断面C近傍の円弧状リブ材23を両側から挟持し得る一対の保持板材42と、これら一対の保持板材42および切断面Cの両側に位置する円弧状リブ材23を一体的に連結し得るボルト・ナットなどの連結具(図示せず)とから構成されている。当然ながら、各板材23,42に複数のボルト挿通用の穴部が形成されることになるが、切断面Cを境にして、一方側には円形の穴部が形成されるとともに、他方側には位置ずれを吸収し得るように長穴が形成される。
【0025】
すなわち、図9に示すように、切断面Cの右側の円弧状リブ材23には円形の穴部23aが形成されるとともに、左側の円弧状リブ材23には2個の長円状の穴部23b,23cが形成され、且つこれら両長円状の穴部23b,23cの方向が互いに異なるように、例えば45度異なるように形成されている。
【0026】
そして、図10に示すように、保持板材42側には、円弧状リブ材23と同じ位置に、円形の穴部42aおよび長円状の穴部42b,42cが形成され、さらにこの長円状の穴部42b,42cと円弧状リブ材23の穴部23b,23cとの方向は、互いに90度異なるようにされている。
【0027】
勿論、他方の穴部として長円状のものを用いたのは、円弧状リブ材23の曲率半径が変化した場合に対処するものであり、また長円状の穴部の方向を変化させているのは、円弧状リブ材23に対して保持板材42がずれるのを防止するためである。
【0028】
したがって、円弧状リブ材23の切断面Cに対応する両側面に保持板材42を配置するとともに、両保持板材42,42および円弧状リブ材23に形成された穴部23a,23b,23c,42a,42b,42cにボルトを挿入しナットにより両者を互いに連結すればよい。
【0029】
そして、この後、鋼製アーク2内に土砂を充填すれば、鋼製アーク2の打設作業が完了する。なお、図6に示すように、セル側連結部材14のL字型鋼31と鋼製アーク2の円弧体21とに亘って、砂流出を防止するための砂用パッキン材32が取り付けられている。
【0030】
このように、鋼製アーク2により鋼製セル1,1同士を連結する際に、鋼製アーク2の内周面に設けられた円弧状リブ材23に切断面Cを形成して当該円弧状リブ材23を含む断面内(平面内)で可撓性を持たせるようにしたので、鋼製セル1の位置がずれた場合でも、アーク側連結部材24をセル側連結部材14に係合させることができ、したがって両者の連結作業を容易に且つ簡単に行うことができる。したがって、鋼製セル1,1同士の位置がずれた場合でも、従来のように、鋼製アークを作り直す必要もなく、したがって経済的および時間的負担が大幅に軽減される。
【0031】
上記実施例において、切断面の個数にもよるが、切断前と切断後における鋼製アークの曲率半径が許容し得る範囲σ[R′(切断後の半径)/R(切断前の半径)]としては、−25%〜+25%の範囲とされる。なお、現実的には、−10%〜+10%程度の範囲で変化させることで、十分に対応可能なものとなり得る。
【0032】
また、上記実施例においては、円弧状リブ材に切断面を形成する作業を、鋼製アークを立て起こした後で行うように説明したが、鋼製アークを立て起こす際に十分な強度を有する場合または十分な強度を有するように補強されている場合には、寝かせた状態で切断面を形成すれば、その作業は容易となる。
【0033】
ところで、上記実施例においては、円弧状リブ材23の切断面Cを平面視V字状として説明したが、例えば図11に示すように、その切断面Cを平面視逆台形状としてもよい。この場合、その切欠部の幅が広くなるため、両側の円弧状リブ材23,23同士を接続する際には、この広い切欠部に補強板材が配置される。
【0034】
すなわち、図12〜図14に示すように、この場合の接合部材51は、円弧状リブ材23を両側から挟持するとともに上面にフランジ部(フランジ材)53が設けられた一対の保持板材52と、この両保持板材52,52同士間の切断面Cに配置される補強板材54と、上記各板材52,54同士を連結するためのボルト・ナットなどの第1連結具55および両保持板材52,52を円弧状リブ材23側に設けられた固定用フランジ材25に連結するたのボルト・ナットなどの第2連結具56とから構成されている。
【0035】
勿論、接合部材51により接合した状態では、図12に示すように、補強板材54が切断面Cである切欠部に配置されるとともにその両側に保持板材52が配置された状態で、第1連結具55にてこれらを連結した後、保持板材52のフランジ部53と円弧状リブ材23側に設けられたフランジ材25とを、第2連結具56を介して互いに連結すればよい。
【0036】
また、上記実施例においては、円弧体21の曲率半径を小さくする場合について説明したが、逆に、円弧体21の曲率半径を大きくする場合には、円弧状リブ材23に設けられる切断面Cとしては、単に、直線状(I字状)の切断面(切れ目である)でよい。勿論、この場合にも、実施例で説明した接合部材41と同様の接合部材が用いられる。
【0037】
さらに、上記実施例においては、案内空間部Sを有する連結部材(ガイド部材)14を鋼製セル1側に設けるとともにフランジ部35を有する連結部材(被ガイド部材)24を鋼製アーク2側に設けたが、逆に、案内空間部を有する連結部材(ガイド部材)を鋼製アーク側に設けるとともにフランジ部を有する連結部材(被ガイド部材)を鋼製セル側に設けることもできる。
【符号の説明】
【0038】
1 鋼製セル
2 鋼製アーク
11 円筒体
12 縦リブ材
13 円周リブ材
14 セル側連結部材
21 円弧体
22 縦リブ材
23 円弧状リブ材
24 アーク側連結部材
31 L字型鋼
31a ウエブ部
31b フランジ部
35 フランジ部
41 接合部材
42 保持板材
51 接合部材
52 保持板材
53 フランジ部
54 補強板材
55 第1連結具
56 第2連結具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定外周位置に第1連結部材が設けられた円筒形状の鋼製セルを所定間隔おきに設置した後、上記第1連結部材に上下方向で案内されて係合し得る第2連結部材が両側縁部に設けられた横断面が円弧形状の鋼製アークを、両連結部材が係合しつつ鋼製セル同士間に打設する際に、
上記鋼製アークの内周面に且つ円周方向に沿って設けられた円弧状リブ材に切断面を形成した状態で、当該鋼製アークを鋼製セル同士間に打設し、
その後、円弧状リブ材の切断面を接合部材により接合することを特徴とする鋼製アーク打設工法。
【請求項2】
円弧状リブ材の切断面を、平面視にて、V字形状、逆台形状またはI字形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の鋼製アーク打設工法。
【請求項3】
接合部材を、円弧状リブ材の切断面を両側から挟持し得る一対の保持板材と、これら保持板材および円弧状リブ材を互いに連結する連結具とから構成したことを特徴とする請求項1に記載の鋼製アーク打設工法。
【請求項4】
接合部材に、切断により切り欠かれた円弧状リブ材の切欠部に配置される補強板材を具備させたことを特徴とする請求項3に記載の鋼製アーク打設工法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−12475(P2011−12475A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−158312(P2009−158312)
【出願日】平成21年7月3日(2009.7.3)
【出願人】(000005119)日立造船株式会社 (764)
【Fターム(参考)】