説明

録画再生装置及びその制御プログラム

【課題】記録媒体に蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行う機会を増やすことができる録画再生装置を提供する。
【解決手段】テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツを録画及び再生可能な録画再生装置100であって、放送コンテンツを蓄積するHDD150と、HDD150を制御する制御部140とを具備し、制御部140は、HDD150が使用されない時間である不使用時間を特定し、特定した不使用時間において、蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行うようにHDD150を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツを録画及び再生可能な録画再生装置及びその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツ(すなわち映像データ及び音声データ)を録画及び再生可能な録画再生装置が広く用いられている。このような録画再生装置は放送コンテンツを蓄積するためのHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体を有する。
【0003】
記録媒体の記録容量は有限であることから、記録媒体の空き容量を確保するために、録画再生装置のスタンバイ状態において、記録媒体に蓄積された放送コンテンツに対し、圧縮処理や、削除、他の記録媒体への移動を自動で行う録画再生装置が提案されている(特許文献1〜3参照)。
【0004】
録画再生装置のスタンバイ状態とは、自装置の主電源がオンであり、且つ、自装置が放送コンテンツを再生しない状態を意味する。なお、以下においては、記録媒体に蓄積された放送コンテンツに対し、圧縮処理、削除、他の記録媒体への移動等を自動で行うことを適宜「保守動作」と称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−50984号公報
【特許文献2】特開2006−245715号公報
【特許文献3】特開2006−18958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1〜3は、スタンバイ状態での保守動作について開示しているものの、放送コンテンツ再生状態での保守動作について開示していない。ここで、録画再生装置の放送コンテンツ再生状態とは、自装置の主電源がオンであり、且つ、自装置が放送コンテンツを再生する状態を意味する。
【0007】
保守動作を行う機会を増やすためには、放送コンテンツ再生状態での保守動作を可能にすることが望まれる。しかしながら、放送コンテンツ再生状態においては、ユーザからの操作により記録媒体を使用しなければならない状況が生じ得るため、保守動作を行うことが困難であり、保守動作を行う機会を増やすことができない問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、記録媒体に蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行う機会を増やすことができる録画再生装置及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明に係る録画再生装置の特徴は、テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツを録画及び再生可能な録画再生装置であって、前記放送コンテンツを蓄積する記録媒体(例えばHDD150)と、前記記録媒体を制御する制御部(例えば制御部140)とを具備し、前記制御部は、前記記録媒体が使用されない時間である不使用時間を特定し、特定した前記不使用時間において、蓄積された前記放送コンテンツに対する保守動作を行うように前記記録媒体を制御することを要旨とする。
【0010】
このような録画再生装置によれば、記録媒体が使用されない時間である不使用時間を特定し、特定した不使用時間において、蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行うように記録媒体を制御することによって、スタンバイ状態だけでなく、放送コンテンツ再生状態での保守動作も可能になり、保守動作を行う機会を増やすことができる。
【0011】
本発明に係る録画再生装置の他の特徴は、上記の特徴に係る録画再生装置において、前記制御部は、自装置の主電源がオンであって前記放送コンテンツを再生しない状態、及び自装置の主電源がオンであって前記放送コンテンツを再生する状態の何れの状態においても、特定した前記不使用時間において前記保守動作を行うように前記記録媒体を制御することを要旨とする。
【0012】
このような録画再生装置によれば、自装置の主電源がオンであって放送コンテンツを再生しない状態(すなわちスタンバイ状態)、及び自装置の主電源がオンであって前記放送コンテンツを再生する状態(すなわち放送コンテンツ再生状態)のそれぞれで保守動作を行うことで、保守動作を行う機会を増やすことができる。
【0013】
本発明に係る録画再生装置の他の特徴は、上記の特徴に係る録画再生装置において、自装置の周囲にユーザが存在するか否かを検出するためのセンサ(例えば人感センサ130)をさらに具備し、前記制御部は、前記センサの出力に基づいて前記不使用時間を特定することを要旨とする。
【0014】
このような録画再生装置によれば、自装置の周囲にユーザが存在するか否かを検出するためのセンサの出力に基づいて不使用時間を特定することによって、自装置の周囲にユーザが存在しないことに応じて不使用時間を特定できる。
【0015】
本発明に係る録画再生装置の他の特徴は、上記の特徴に係る録画再生装置において、前記制御部は、ユーザによる自装置の使用状況を記憶し、前記記憶した使用状況に基づいて前記不使用時間を特定することを要旨とする。
【0016】
このような録画再生装置によれば、記憶された、ユーザによる自装置の使用状況に基づいて不使用時間を特定することによって、ユーザの行動パターンを学習し、過去の使用実績に応じて不使用時間を特定できる。
【0017】
本発明に係る録画再生装置の他の特徴は、上記の特徴に係る録画再生装置において、前記制御部は、前記放送コンテンツを再生する状態であって、前記記録媒体に対する前記放送コンテンツの蓄積及び前記記録媒体に蓄積された前記放送コンテンツの再生の何れも行わない時間を前記不使用時間として特定することを要旨とする。
【0018】
このような録画再生装置によれば、放送コンテンツを再生する状態(すなわち放送コンテンツ再生状態)であっても、記録媒体に対する放送コンテンツの蓄積及び記録媒体に蓄積された放送コンテンツの再生の何れも行わない時間を不使用時間として特定できる。
【0019】
本発明に係る制御プログラムの特徴は、テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツを録画及び再生可能な録画再生装置に、前記放送コンテンツを蓄積する記録媒体が使用されない時間である不使用時間を特定する手順と、特定した前記不使用時間において、蓄積された前記放送コンテンツに対する保守動作を行う手順とを実行させることを要旨とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、記録媒体に蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行う機会を増やすことができる録画再生装置及びその制御プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1実施形態に係る録画再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第2実施形態に係る録画再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】第2実施形態に係る録画再生装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図面を参照して、本発明の第1実施形態、第2実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の各実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
【0023】
なお、以下の各実施形態では、記録媒体としてのHDDを例に説明するが、HDDに限らず、SSD(Solid State Drive)等の他の記録媒体として使用してもよい。また、以下の各実施形態は、別個独立に実施する場合に限らず、相互に組み合わせて実施してもよい。
【0024】
(1)第1実施形態
(録画再生装置の構成)
まず、第1実施形態に係る録画再生装置の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る録画再生装置100の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、録画再生装置100は、テレビ放送波(例えば、地上デジタル放送波)を受信するアンテナ10と接続される入力端子101と、自装置が再生する放送コンテンツを出力する1又は複数の出力端子102とを有する。録画再生装置100は、ユーザからの操作を受け付けるリモコン20を用いて遠隔操作される。出力端子102は、LAN(Local Area Network)に接続されるLANインタフェースであってもよく、USB対応機器(例えば、USB対応HDD)に接続されるUSBインタフェースであってもよい。
【0026】
録画再生装置100は、入力端子101に接続されるチューナ部110と、リモコン20からのリモコン信号が入力される受光部120と、自装置の周囲にユーザが存在するか否かを検出するための人感センサ130と、チューナ部110、受光部120及び人感センサ130それぞれの出力が入力される制御部140と、制御部140に接続されるHDD150と、制御部140の出力が入力される映像・音声出力部160とを有する。映像・音声出力部160の出力は出力端子102に接続される。さらに、録画再生装置100は、ユーザによって切り替えられる電源スイッチ180と、電源スイッチ180に接続される電源部170とを有する。
【0027】
チューナ部110は、入力されるテレビ放送信号を復調及び復号することで放送コンテンツを得る。放送コンテンツは、映像データ及び音声データによって構成される。また、チューナ部110は、制御部140からの制御により、リモコン20で指定されたチャンネルに切り換える選局動作を行う。
【0028】
リモコン20は、電源ボタン、選局ボタン、録画ボタン、再生ボタン等の各種のボタンを有し、押下されたボタンに対応するリモコン信号を送信する。受光部120は、リモコン信号を電気信号に変換し、当該電気信号を制御部140に入力する。
【0029】
人感センサ130は、ユーザから放射される赤外線による温度変化を検出し、検出信号を制御部140に入力する。人感センサ130の検出範囲は、録画再生装置100が設置される一般的な室内範囲に相当する範囲に予め設定される。
【0030】
制御部140は、放送コンテンツを再生する機能と、録画再生装置100全体を制御する機能とを有する。制御部140は、録画再生装置100の制御のための制御プログラムを記憶するフラッシュメモリ141と、フラッシュメモリ141に記憶された制御プログラムを実行するCPU142(Central Processing Unit)と、CPU142の作業領域として使用されるDRAM(Dynamic Random Access Memory)143とを有する。
【0031】
HDD150は、録画時において、制御部140から入力される放送コンテンツを蓄積する。また、HDD150は、録画された放送コンテンツの再生時において、蓄積した放送コンテンツが制御部140により読み出される。
【0032】
映像・音声出力部160は、制御部140が再生した放送コンテンツを、出力端子102を介して外部に出力する。
【0033】
電源部170は、録画再生装置100の各ブロックに電力を供給する。また、電源部170は、電源スイッチ180に対するユーザからの操作に応じて、録画再生装置100全体への電力の供給を停止する。以下においては、録画再生装置100において電力供給が行われる状態を主電源オン状態と称し、録画再生装置100において電力供給が行われない状態を主電源オフ状態と称する。
【0034】
一方、制御部140は、リモコン20に対する電源オン/オフ操作に応じて、スタンバイ状態と放送コンテンツ再生状態とを切り換える。
【0035】
スタンバイ状態は、主電源オン状態であって、且つ、放送コンテンツを再生しない状態である。また、スタンバイ状態においては、制御部140には電力が供給されるが、映像・音声出力部160には電力が供給されない。
【0036】
放送コンテンツ再生状態は、主電源オン状態であって、且つ、放送コンテンツを再生する状態である。また、放送コンテンツ再生状態においては、録画再生装置100の各ブロックに電力が供給される。
【0037】
放送コンテンツ再生状態には、チューナ部110からの放送コンテンツを制御部140が再生して出力する通常再生状態と、HDD150に蓄積された放送コンテンツを制御部140が読み出して再生して出力する録画コンテンツ再生状態とがある。
【0038】
(録画再生装置の動作)
次に、第1実施形態に係る録画再生装置100の動作について説明する。
【0039】
制御部140は、HDD150が使用されない時間である不使用時間を特定し、特定した不使用時間において、蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行うようにHDD150を制御する。ここで、「HDDの使用」とは、例えば、HDD150に対して放送コンテンツを蓄積すること、及び、HDD150に蓄積された放送コンテンツを再生することを意味する。また、保守動作とは、HDD150に蓄積された放送コンテンツに対し、圧縮処理や、削除、他の記録媒体への移動を自動で行うことを意味する。また、HDD150に対するデフラグ等の処理も保守動作に含まれる。
【0040】
スタンバイ状態においては、予約録画が実行される時間以外の時間はHDDの不使用時間となる。このため、制御部140は、スタンバイ状態において、予約録画が実行される時間以外の時間を不使用時間として特定し、特定した不使用時間において保守動作を行う。なお、予約録画の設定情報はフラッシュメモリ141に記憶されており、CPU142は、予約録画が実行される時間と現在の時間とを比較することで、現在の時間が予約録画実行時間に該当するか否かを把握できる。
【0041】
一方、放送コンテンツ再生状態においては、チューナ部110からの放送コンテンツを録画(すなわちHDD150に蓄積)している時間、及び、HDD150に蓄積された放送コンテンツを再生している時間以外の時間は、HDDの不使用時間となる。すなわち、制御部140は、放送コンテンツ再生状態において、制御部140は、チューナ部110からの放送コンテンツを録画せずに再生している時間をHDDの不使用時間として特定できる。
【0042】
ただし、チューナ部110からの放送コンテンツを制御部140が録画せずに再生している時間であっても、ユーザからの録画操作や録画コンテンツ再生操作によりHDD150を使用しなければならない状況が生じ得る。このため、第1実施形態においては、制御部140は、人感センサ130が反応していないことを確認し、チューナ部110からの放送コンテンツを制御部140が録画せずに再生している時間であって人感センサ130が反応していない時間をHDD150の不使用時間として特定する。これにより、放送コンテンツ再生状態であっても、録画再生装置100が設置された室内にユーザが存在しない時間には、保守動作を行うことが可能になる。
【0043】
(第1実施形態の効果)
以上説明したように、第1実施形態に係る録画再生装置100は、HDD150が使用されない時間である不使用時間を特定し、特定した不使用時間において、蓄積された放送コンテンツに対する保守動作を行うようにHDD150を制御する。これにより、放送コンテンツ再生状態での保守動作も可能になり、保守動作を行う機会を増やすことができる。
【0044】
また、第1実施形態では、録画再生装置100は、自装置の主電源がオンであって放送コンテンツを再生しない状態(すなわちスタンバイ状態)、及び自装置の主電源がオンであって放送コンテンツを再生する状態(すなわち放送コンテンツ再生状態)のそれぞれで保守動作を行う。これにより、保守動作を行う機会を増やすことができる。
【0045】
さらに、第1実施形態では、録画再生装置100は、人感センサ130の出力に基づいて不使用時間を特定することによって、録画再生装置100が設置された室内にユーザが存在しないことに応じて不使用時間を特定できる。
【0046】
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態では、ユーザの視聴行動履歴を考慮して不使用時間を特定する。第2実施形態では、第1実施形態と異なる点を主として説明し、重複する説明を省略する。
【0047】
(録画再生装置の構成)
図2は、第2実施形態に係る録画再生装置100の構成を示すブロック図である。
【0048】
図2に示すように、第2実施形態に係る録画再生装置100は、第1実施形態で説明した人感センサ130を有していない。第2実施形態に係る制御部140は、ユーザによる録画再生装置100の使用状況を記憶し、記憶した使用状況に基づいてHDD150の不使用時間を特定する。その他の構成については第1実施形態と同様である。
【0049】
(録画再生装置の動作)
次に、第2実施形態に係る録画再生装置100の動作について説明する。図3は、第2実施形態に係る録画再生装置100の動作を示すフローチャートである。
【0050】
ステップS11において、制御部140は、HDD150が使用された時間帯(及び曜日)を複数日に渡って記録する。ここで、記録期間については、フラッシュメモリ141の記憶容量に応じた期間とすることができるが、記録を行う期間は長い方が好ましい。なお、ステップS11においては、HDD150が使用された時間帯(及び曜日)に代えて、HDD150が使用されなかった時間帯(及び曜日)を記録してもよい。
【0051】
ステップS12において、制御部140は、ステップS11での記録の結果から、HDD150が使用されない時間帯(及び曜日)を特定する。
【0052】
ステップS13において、制御部140は、ステップS12で特定された、HDD150が使用されない時間帯(及び曜日)において、HDD150の保守動作を行う。
【0053】
(第2実施形態の効果)
以上説明したように、第2実施形態に係る録画再生装置100は、録画再生装置100は、ユーザによる自装置の使用状況に基づいて不使用時間を特定する。これにより、ユーザの行動パターンの学習により、HDD150の不使用時間を特定できる。
【0054】
(3)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0055】
第1実施形態では、人体からの赤外線を検出する人感センサ130を使用していたが、人感センサ130に代えて、室内の明るさを検出するための明るさセンサを使用してもよい。この場合、制御部140は、明るさセンサの出力に基づいて、消灯されている状態であるか否かを判別する。そして、制御部140は、チューナ部110からの放送コンテンツを制御部140が録画せずに再生している時間であって消灯状態である時間をHDD150の不使用時間として特定できる。
【0056】
第1実施形態及び第2実施形態では、システムのルーチンワークを特に考慮していなかったが、システムのルーチンワークを考慮してもよい。例えば、制御部140は、主電源オン状態において、定期的に、テレビ放送波を受信して電子番組表(EPG)を取得し、EPGをフラッシュメモリ141に記憶させる制御を行う。そのような制御が行われている時間は、制御部140(CPU142)の負荷が高まっているため、保守動作を行わないことが好ましい。
【0057】
第1実施形態及び第2実施形態では、保守動作中にユーザからの操作があった場合を特に考慮していなかったが、保守動作中にユーザからの操作があった場合には、ユーザに対して映像又は音声によって警告を行った上で保守動作を中断する制御を行ってもよい。
【0058】
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【符号の説明】
【0059】
100…録画再生装置、101…入力端子、102…出力端子、110…チューナ部、120…受光部、130…人感センサ、140…制御部、141…フラッシュメモリ、142…CPU、143…DRAM、150…HDD、160…映像・音声出力部、170…電源部、180…電源スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツを録画及び再生可能な録画再生装置であって、
前記放送コンテンツを蓄積する記録媒体と、
前記記録媒体を制御する制御部とを具備し、
前記制御部は、
前記記録媒体が使用されない時間である不使用時間を特定し、
特定した前記不使用時間において、蓄積された前記放送コンテンツに対する保守動作を行うように前記記録媒体を制御することを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
前記制御部は、自装置の主電源がオンであって前記放送コンテンツを再生しない状態、及び自装置の主電源がオンであって前記放送コンテンツを再生する状態の何れの状態においても、特定した前記不使用時間において前記保守動作を行うように前記記録媒体を制御することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項3】
自装置の周囲にユーザが存在するか否かを検出するためのセンサをさらに具備し、
前記制御部は、前記センサの出力に基づいて前記不使用時間を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記制御部は、
ユーザによる自装置の使用状況を記憶し、
前記記憶した使用状況に基づいて前記不使用時間を特定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の録画再生装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記放送コンテンツを再生する状態であって、前記記録媒体に対する前記放送コンテンツの蓄積及び前記記録媒体に蓄積された前記放送コンテンツの再生の何れも行わない時間を前記不使用時間として特定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の録画再生装置。
【請求項6】
テレビ放送波を受信して得られた放送コンテンツを録画及び再生可能な録画再生装置に、
前記放送コンテンツを蓄積する記録媒体が使用されない時間である不使用時間を特定する手順と、
特定した前記不使用時間において、蓄積された前記放送コンテンツに対する保守動作を行う手順と
を実行させることを特徴とする制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−259374(P2011−259374A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−134241(P2010−134241)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【出願人】(390040187)株式会社バッファロー (378)
【Fターム(参考)】