録画装置
【課題】録画装置において、電子番組表で予約録画を行うTV番組、及び予約録画の種類を容易に確認できるようにする。
【解決手段】EPGの表示が指示されると、HDRは、TV番組の情報を格納した番組情報を読み込むと共に、メモリの予約録画番組情報を読み込み(S11)、予約録画を行うTV番組、及び予約録画を行うTV番組の予約録画の種類に基づいて、EPG内のTV番組の表示形式を変更する(S12)。具体的には例えば、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎日予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を赤色で表示するよう表示形式を変更する。また、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎週予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を青色で表示するよう表示形式を変更する。そして、変更されたTV番組の表示形式に基づくEPGを表示する。
【解決手段】EPGの表示が指示されると、HDRは、TV番組の情報を格納した番組情報を読み込むと共に、メモリの予約録画番組情報を読み込み(S11)、予約録画を行うTV番組、及び予約録画を行うTV番組の予約録画の種類に基づいて、EPG内のTV番組の表示形式を変更する(S12)。具体的には例えば、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎日予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を赤色で表示するよう表示形式を変更する。また、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎週予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を青色で表示するよう表示形式を変更する。そして、変更されたTV番組の表示形式に基づくEPGを表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子番組表を表示可能な録画装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送局から配信されるテレビジョン(以下、TVという)番組についての番組情報を取得し、取得した番組情報に基づく電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を表示可能なハードディスクレコーダ(以下、HDRという)が普及している。この種のHDRでは、ユーザが予約録画したいTV番組を登録する際に、電子番組表の中から予約録画したいTV番組を選択することにより登録できるものが多い。
【0003】
図11は、電子番組表の一例を示す。図11に示す電子番組表の中のサッカー中継B101を予約録画登録した場合、サッカー中継B101の表示欄には、予約録画を行うTV番組である旨を示す記号(ここでは時計マークM101)が表示される。これにより、ユーザは電子番組表を見るだけで予約録画を行うTV番組であるか否かを確認することができる。
【0004】
ところで、電子番組表の各TV番組の表示欄の大きさは、TV番組の放送時間の長さに応じて決まる。上記図11に示すスポーツニュースB102は放送時間が短いため、このスポーツニュースB102を予約録画登録した場合、スポーツニュースB102の表示欄に時計マークM101を表示できない。従って、ユーザは、スポーツニュースB102が予約録画を行うTV番組であるか否かを、電子番組表を見るだけでは判断できないため、スポーツニュースB102の表示欄を選択して、図12に示すようにスポーツニュースB102の情報画面を表示させることにより、予約録画を行うTV番組であるか否かを確認しなければならず、操作が煩雑であるという問題がある。
【0005】
これに対して、特許文献1には、予約番組の録画状況に応じて、色等により表示属性を変更させて電子番組表に対応付けることにより、指定番組の情報を予約状況毎に互いに異なる表示形態で表示させることができる文字放送受信装置が開示されている。この文字放送受信装置では、電子番組表の文字色等を見るだけで、予約録画登録されているTV番組を確認することができる。
【0006】
ところで、近年、所定のTV番組の予約録画を毎日行う毎日予約録画や、所定のTV番組の予約録画を毎週行う毎週予約録画等の複数の予約録画の種類を有するHDRがある。この種のHDRのユーザから、電子番組表を見るだけでTV番組の予約録画の種類を知りたいという要望がある。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の文字放送受信装置では、電子番組表に予約録画の種類を表示しないため、ユーザは、TV番組の予約録画の種類を表示させるための操作を行う必要があり、操作が非常に煩雑であるという問題がある。
【0008】
これに対して、特許文献2には、視聴者によって電子番組表からTV番組の視聴予約が実行されると、CPUが、電子番組表の予約登録されたTV番組(予約番組)に対し予約登録された事を示す記号を付与し、予約番組の時間帯を全てのチャンネルに渡って着色して電子番組表を表示する放送受信装置が開示されている。しかしながら、この放送受信装置であっても、上記問題を解決できない。
【0009】
また、特許文献3には、マニュアル予約によるチャンネルと日と開始時刻と終了時刻とに基づいて、これらに符合するTV番組及びその前後のTV番組についての情報を取得し、これらの情報に基づいて、時間軸に沿って番組の配列を示すと共に、予約時間帯については他とは区別される色等を付加した画像を生成して表示する放送受信装置が開示されている。しかしながら、この放送受信装置であっても、上記問題を解決できない。
【0010】
また、特許文献4には、パターン予約についての画像のタイムテーブルのうち、パターン予約の予約内容を示す領域を青塗りの四角で表示させ、個別予約の予約内容を示す領域を赤色の枠で、おまかせ予約の予約内容を示す領域を緑色の枠で、現在録画中の番組を示す領域をオレンジ色の枠でそれぞれ表示させる情報処理装置が開示されている。しかしながら、この情報処理装置では予約録画の種類によって表示枠の色が異なるだけであるため、ユーザが予約録画を行うTV番組であるか否かということや、予約録画の種類を、容易に確認できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2000−69380号公報
【特許文献2】特開2005−117180号公報
【特許文献3】特開2007−60321号公報
【特許文献4】特開2007−104614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、電子番組表の表示において、予約録画を行うテレビジョン番組、及び予約録画の種類を容易に確認することができるようにして、ユーザによる視認性を良くする録画装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、放送局から配信されるテレビジョン番組の情報を含む電子番組表を取得する電子番組表取得手段と、前記電子番組表取得手段によって取得された電子番組表を表示する表示手段と、予約録画を行うテレビジョン番組を記憶する予約録画番組記憶手段と、前記予約録画番組記憶手段に記憶されたテレビジョン番組の予約録画の種類を記憶する予約録画種類記憶手段と、ユーザによって操作され、前記表示手段に表示される電子番組表の中からテレビジョン番組を選択するための番組選択手段と、装置各部を制御する制御手段とを備える録画装置において、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組、及び前記予約録画種類記憶手段に記憶された、予約録画を行うテレビジョン番組の予約録画の種類に基づいて、電子番組表内のテレビジョン番組の表示形式を変更する表示形式変更手段と、テレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを記憶するためのアイコン記憶手段と、前記アイコン記憶手段から、予約録画の種類を示すアイコンを取得するためのアイコン取得手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記表示手段に電子番組表を表示する際に、前記表示形式変更手段によって変更された表示形式に基づき、電子番組表内のテレビジョン番組を表示し、前記表示手段に電子番組表を表示しているときに、ユーザが前記番組選択手段を用いて、該表示手段に表示している電子番組表の中からテレビジョン番組を選択すると、前記アイコン取得手段を用いて、該ユーザによって選択されたテレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを取得した後、取得したアイコンを前記表示手段に表示するものである。
【0014】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の録画装置において、前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更するものである。
【0015】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の録画装置において、前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画種類記憶手段に記憶された予約録画の種類に応じて、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更するものである。
【0016】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の録画装置において、前記予約録画の種類には、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎週行う毎週予約録画と、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎日行う毎日予約録画と、所定のシリーズに含まれる全てのテレビジョン番組を予約録画するシリーズ予約録画と、分割して配信される一組のテレビジョン番組の全てを予約録画するスプリット予約録画とを含むものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電子番組表を表示する際に、予約録画の種類に応じた表示形式に基づき、電子番組表内の予約録画を行うテレビジョン番組を表示する。そのため、ユーザは電子番組表を見るだけで予約録画を行うテレビジョン番組、及びそのテレビジョン番組の予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性が良くなる。
【0018】
また、電子番組表を表示しているときに、ユーザによって電子番組表の中からテレビジョン番組が選択されると、選択されたテレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを表示する。そのため、ユーザは、アイコンを見るだけで予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性がさらに良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るHDRと、このHDRに接続されたTV受像機とを含む録画システムを示す斜視図。
【図2】上記HDRの内部構成を示すブロック図。
【図3】上記TV受像機の内部構成を示すブロック図。
【図4】上記HDRにおけるEPG表示処理の手順を示すフローチャート。
【図5】上記EPG表示処理における表示形式変更処理の手順を示すフローチャート。
【図6】上記HDRにおけるTV番組の情報画面表示処理の手順を示すフローチャート。
【図7】上記HDRにおけるEPGの表示の一例を示す説明図。
【図8】上記HDRにおけるTV番組の情報画面の一例を示す説明図。
【図9】上記HDRにおけるTV番組の情報画面の別の一例を示す説明図。
【図10】上記HDRにおけるTV番組の情報画面の別の一例を示す説明図。
【図11】従来のEPGの表示の一例を示す説明図。
【図12】従来のTV番組の情報画面の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態に係るハードディスクレコーダ(請求項における録画装置)について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、ハードディスクレコーダ(以下、HDRという)1と、このHDR1にHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル4を介して接続されたテレビジョン(以下、TVという)受像機(表示手段)2とを含む録画システム100の概略構成を示す。図2は、HDR1の内部構成を示し、図3は、TV受像機2の内部構成を示す。
【0021】
HDR1、及びTV受像機2は、いずれもHDMIに対応した機器であり、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)に基づくCECコマンドと、CECコマンドに対するレスポンスデータとを送受信可能である。
【0022】
HDMIケーブル4は、映像信号及び音声信号等の伝送ラインであるTMDS(Transition Minimized Differential Singnaling)ラインと、CECコマンドを双方向に伝送するための伝送ラインであるCECラインとを含むものである。HDMI−CECでは、HDMIケーブル4で接続された相手先(CEC対応機器)を指定して送信するコマンドと、HDMIケーブル4で接続されたすべてのCEC対応機器にコマンドを通知するブロードキャストタイプのコマンドとが定義されており、これらを組み合わせて通信を行う。
【0023】
HDR1は、放送局から放送されるTV番組の予約録画や、録画したTV番組の再生等を行うことができる。また、HDR1は、放送局から送信されるTV番組の情報を含むEPG(電子番組表)を取得して、そのEPGの映像をTV受像機2に出力することができる。TV受像機2は、HDMIケーブル4を介してHDR1から供給されたTV番組の映像やEPGの映像をディスプレイ24に表示できる。
【0024】
HDR1は、図2に示すように、アンテナ11に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部12と、デコーダ部13と、リモコン(番組選択手段)5から送信されるリモコン信号を受信するリモコン信号受信部14と、HDMI規格に対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部15とを備える。また、HDR1は、各種情報を記憶したメモリ(予約録画番組記憶手段、予約録画種類記憶手段、アイコン記憶手段)16と、チューナ部12によって受信されたTV番組等のコンテンツを録画するハードディスク(以下、HDDという)17と、HDD17に対するTV番組の書き込みや読み出しを行うアクセス部18と、装置各部を制御するための制御用マイコン(制御手段)10とをさらに備える。
【0025】
リモコン5は、複数のボタン(図示せず)を有し、ユーザによってボタンが操作されると各種動作指示をHDR1に対して行う。具体的には例えば、受信中のTV番組の録画指示や、放送予定のTV番組の予約録画指示や、EPGの中からTV番組を選択して情報画面を表示させる指示等を行うことができる。
【0026】
チューナ部12は、アンテナ11を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の放送開始時間や放送終了時間、ジャンル、タイトル名、及び出演者等の番組情報とが含まれている。
【0027】
デコーダ部13は、チューナ部12によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTS(トランスポートストリーム)パケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0028】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン10に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン10に出力する。
【0029】
データデコード回路は、SI(Service Information)データを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン10に出力する。SIデータは、TV番組の番組情報が格納されたEIT(Event Information Table)等を有している。
【0030】
リモコン信号受信部14は、リモコン5から受信した赤外線信号を電気信号に変換して制御用マイコン10に転送する。HDMI端子部15には、TV受像機2と接続されたHDMIケーブル4の一端が接続されている。
【0031】
メモリ16は、制御用マイコン10を動作させるためのプログラム16aと、EITの内容に基づく情報が格納された番組情報16bと、予約録画を行うTV番組の各種情報が格納された予約録画番組情報16cと、予約録画の種類を示すアイコンが格納されたアイコン情報16dとを格納している。
【0032】
予約録画番組情報16cは、予約録画を行うTV番組と、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類とを含む。予約録画の種類には、所定のTV番組の予約録画を毎週行う「毎週予約録画」と、所定のTV番組の予約録画を毎日行う「毎日予約録画」と、所定のシリーズに含まれる全てのTV番組を予約録画する「シリーズ予約録画」と、分割して配信される一組のTV番組の全てを予約録画する「スプリット予約録画」等がある。スプリット予約録画は、具体的には例えば、TV番組が前半分部分と後半部分とに分けられて放送される場合に、前半分と後半部分のそれぞれを録画して一組のTV番組とするものである。予約録画番組情報16cには、例えば、「○月○日の午後8時から午後8時54分までAチャンネルのドラマAAAを、毎週予約録画する」等の情報が含まれる。
【0033】
アイコン情報16dには、TV番組の予約録画の種類を示すアイコンが含まれる。具体的には例えば、毎日予約録画を示す時計型アイコンや、毎週予約録画を示す星型アイコンや、シリーズ予約録画を示すハート型アイコン等が含まれる。
【0034】
制御用マイコン10は、再生制御部10aと、録画制御部10bと、番組情報取得部(電子番組表取得手段)10cと、HDMI通信制御部10dと、EPG表示制御部(表示形式変更手段)10eと、アイコン取得部(アイコン取得手段)10fとを有し、ユーザによるリモコン5の操作に基づいてHDR1の制御処理を行う。
【0035】
再生制御部10aは、アクセス部18によってHDD17から読み出されたTV番組の再生を行い、再生されたTV番組の映像信号及び音声信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に出力する処理を行う。録画制御部10bは、ユーザによる録画指示や予約録画番組情報16cの内容に基づき、チューナ部12によって受信されたTV番組を、アクセス部18を用いてHDD17に録画する処理を行う。
【0036】
番組情報取得部10cは、デコーダ部13から受信したEITに基づき、TV番組のタイトル名や放送開始時間等の番組情報を取得して、メモリ16の番組情報16bとして格納する処理を行う。
【0037】
HDMI通信制御部10dは、TV受像機2に対して、HDMI−CEC規格に基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、再生制御部10aによって再生されたコンテンツの映像信号及び音声信号の送信を行う。また、HDMI通信制御部10dは、EPG表示制御部10eによって生成されたEPGの映像信号の送信を行う。
【0038】
EPG表示制御部10eは、メモリ16の番組情報16bから番組情報を取得し、取得した番組情報に基づくEPGを表示するための映像信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に出力する処理を行う。
【0039】
また、EPG表示制御部10eは、EPGを表示する際に、メモリ16の予約録画番組情報16cに含まれる、予約録画を行うTV番組、及び予約録画を行うTV番組の予約録画の種類(の情報)に基づいて、EPG内のTV番組の表示形式を変更する処理(表示形式変更処理)も行う。
【0040】
アイコン取得部10fは、メモリ16のアイコン情報16dから、予約録画の種類を示すアイコンを取得する。
【0041】
TV受像機2は、図3に示すように、アンテナ21に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部22と、デコーダ部23と、映像を表示するディスプレイ24と、音声を出力するスピーカ25と、ユーザによって操作される複数のボタンを有する操作部26とを備える。また、TV受像機2は、HDMIに対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部27と、各種情報を記憶したメモリ28と、装置各部を制御するための制御用マイコン29とをさらに備える。
【0042】
チューナ部22は、アンテナ21を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組タイトル等の番組情報とが含まれている。
【0043】
デコーダ部23は、チューナ部22によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTSパケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0044】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン29に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン29に出力する。データデコード回路は、SIデータを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン29に出力する。
【0045】
ディスプレイ24は、チューナ部22によって受信されたTV番組の映像や、HDR1から供給されたTV番組の映像やEPGの映像を表示する。スピーカ25は、チューナ部22によって受信されたTV番組の音声や、HDR1から供給された音声を出力する。HDMI端子部27には、HDR1と接続されたHDMIケーブル4の他端が接続されている。メモリ28は、制御用マイコン29を動作させるためのプログラム28aを格納している。
【0046】
制御用マイコン29は、映像出力部29aと、音声出力部29bと、HDMI通信制御部29cとを有し、ユーザによる操作部26の操作に基づいてTV受像機2の制御処理を行う。
【0047】
映像出力部29aは、デコーダ部23から受信したTV番組の映像信号や、HDR1から供給された映像信号をディスプレイ24に出力する。音声出力部29bは、デコーダ部23から受信したTV番組の音声信号や、HDR1から供給された音声信号をスピーカ25に出力する。HDMI通信制御部29cは、HDR1に対して、HDMI−CECに基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、HDR1から送信された映像信号及び音声信号の受信を行う処理をする。
【0048】
次に、HDR1におけるEPGの表示処理の手順について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0049】
まず、ユーザによるリモコン5の操作により、EPGの表示が指示されると(S1)、HDR1の制御用マイコン10は、EPG表示制御部10eを用いて、メモリ16の番組情報16bを読み込み(S2)、EPGを生成する(S3)。
【0050】
そして、制御用マイコン10は、EPG表示制御部10eを用いて、表示形式変更処理を行い(S4)、上記S3で生成したEPGのTV番組の表示形式を変更した後、表示形式変更処理によって変更されたTV番組の表示形式に基づくEPGをTV受像機2のディスプレイ24に表示させる(S5)。
【0051】
次に、上記表示形式変更処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めEPGが生成されているものとする。
【0052】
まず、制御用マイコン10は、EPG表示制御部10eを用いて、メモリ16の予約録画番組情報16cを読み込み(S11)、予約録画を行うTV番組、及び予約録画を行うTV番組の予約録画の種類に基づいて、EPG内のTV番組の表示形式を変更する(S12)。具体的には例えば、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎日予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を赤色で表示するよう表示形式を変更する。また、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎週予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を青色で表示するよう表示形式を変更する。
【0053】
次に、HDR1におけるTV番組の情報画面表示処理の手順について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めEPGが表示されているものとする。
【0054】
まず、ユーザがリモコン5を用いて、表示しているEPGの中からTV番組を選択すると(S21)、制御用マイコン10は、選択されたTV番組が録画中である場合(S22でYES)、アイコン取得部10fを用いて、アイコン情報16dから録画中を示すアイコンを取得する(S23)。そして、制御用マイコン10は、ユーザによって選択されたTV番組の情報を、S23で取得したアイコンと共に、TV受像機2のディスプレイ24に表示する(S33)。
【0055】
一方、選択されたTV番組が録画中でない場合(S22でNO)、制御用マイコン10は、選択されたTV番組の予約録画の種類を判断する(S24)。この判断の結果、予約録画の種類が毎週予約録画である場合(S25でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、毎週予約録画を示すアイコンを取得する(S26)。一方、毎日予約録画である場合(S25でNO、S27でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、毎日予約録画を示すアイコンを取得する(S28)。
【0056】
また、上記S24の判断の結果、シリーズ予約録画である場合(S25でNO、S27でNO、S29でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、シリーズ予約録画を示すアイコンを取得する(S30)。また、スプリット予約録画である場合(S25でNO、S27でNO、S29でNO、S31でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、スプリット予約録画を示すアイコンを取得する(S32)。
【0057】
そして、制御用マイコンは、ユーザによって選択されたTV番組の情報を、上記S26、S28、S30、S32のそれぞれの処理で取得したアイコンと共に、TV受像機2のディスプレイ24に表示する(S33)。
【0058】
一方、上記S24の判断の結果、いずれの予約録画の種類でもない場合(予約録画を行うTV番組ではない場合)、制御用マイコン10は、ユーザによって選択されたTV番組の情報だけをTV受像機2のディスプレイ24に表示する(S34)。
【0059】
次に、HDR1によるEPGの表示について、図7乃至図10を参照して説明する。図7は、上記図5の処理によって表示されるEPGの一例を示す。図8乃至図10のそれぞれは、ユーザによって選択されたEPG内のTV番組の情報を示す画面(以下、情報画面という)の一例を示す。ここでは、スポーツニュースA1、ライブ情報番組A2、及びサッカー中継A3のそれぞれが予約録画を行うTV番組であるものとする。また、予約録画を行わないTV番組のタイトル名を黒色で表示するものとする。
【0060】
図7に示すEPGのスポーツニュースA1は、予約録画を行うTV番組であると共に、予約録画の種類として「毎日予約録画」を示すものとして、タイトル名が赤色で表示される。スポーツニュースA1の情報画面には、図8に示すように、予約録画の種類として「毎日予約録画」を示す時計型アイコンB1が表示される。
【0061】
図7に示すEPGのライブ情報番組A2は、予約録画を行うTV番組であると共に、予約録画の種類として「毎週予約録画」を示すものとして、タイトル名が青色で表示される。ライブ情報番組A2の情報画面には、図9に示すように、予約録画の種類として「毎週予約録画」を示す星型アイコンB2が表示される。
【0062】
図7に示すEPGのドキュメント番組A3は、予約録画を行うTV番組であると共に、予約録画の種類として「シリーズ予約録画」を示すものとして、タイトル名が黄色で表示される。ドキュメント番組A3の情報画面には、図10に示すように、予約録画の種類として「シリーズ予約録画」を示すハート型アイコンB3が表示される。
【0063】
上述したように、本実施形態に係るHDR1においては、EPGを表示する際に、予約録画の種類に応じた表示形式に基づき、EPG内の予約録画を行うTV番組を表示する。そのため、ユーザはEPGを見るだけで予約録画を行うTV番組、及びそのTV番組の予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性が良くなる。
【0064】
また、EPGを表示しているときに、ユーザによってEPGの中からTV番組が選択されると、選択されたTV番組の予約録画の種類を示すアイコンを表示する。そのため、ユーザは、アイコンを見るだけで予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性がさらに良くなる。
【0065】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、請求項に示す録画装置がHDRである例を示したが、これに限られず、TV番組を予約録画できると共に、EPGを表示可能なAV機器であればよい。また、請求項に示す表示手段がTV受像機である例を示したが、EPGの映像を表示可能なAV機器であればよい。
【0066】
また、上記実施形態の表示形式変更処理において、予約録画を行うTV番組のタイトル名等のフォントを、予約録画の種類に応じて変更してもよい。また、予約録画を行うTV番組の表示色は、予約録画を行わないTV番組と区別でき、かつ、予約録画の種類毎に異なっていればよい。
【符号の説明】
【0067】
1 HDR(録画装置)
2 TV受像機(表示手段)
5 リモコン(番組選択手段と)
10 制御用マイコン(制御手段)
16 メモリ(予約録画番組記憶手段、予約録画種類記憶手段、アイコン記憶手段)
10c 番組情報取得部(電子番組表取得手段)
10e EPG表示制御部(表示形式変更手段)
10f アイコン取得部(アイコン取得手段)
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子番組表を表示可能な録画装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送局から配信されるテレビジョン(以下、TVという)番組についての番組情報を取得し、取得した番組情報に基づく電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を表示可能なハードディスクレコーダ(以下、HDRという)が普及している。この種のHDRでは、ユーザが予約録画したいTV番組を登録する際に、電子番組表の中から予約録画したいTV番組を選択することにより登録できるものが多い。
【0003】
図11は、電子番組表の一例を示す。図11に示す電子番組表の中のサッカー中継B101を予約録画登録した場合、サッカー中継B101の表示欄には、予約録画を行うTV番組である旨を示す記号(ここでは時計マークM101)が表示される。これにより、ユーザは電子番組表を見るだけで予約録画を行うTV番組であるか否かを確認することができる。
【0004】
ところで、電子番組表の各TV番組の表示欄の大きさは、TV番組の放送時間の長さに応じて決まる。上記図11に示すスポーツニュースB102は放送時間が短いため、このスポーツニュースB102を予約録画登録した場合、スポーツニュースB102の表示欄に時計マークM101を表示できない。従って、ユーザは、スポーツニュースB102が予約録画を行うTV番組であるか否かを、電子番組表を見るだけでは判断できないため、スポーツニュースB102の表示欄を選択して、図12に示すようにスポーツニュースB102の情報画面を表示させることにより、予約録画を行うTV番組であるか否かを確認しなければならず、操作が煩雑であるという問題がある。
【0005】
これに対して、特許文献1には、予約番組の録画状況に応じて、色等により表示属性を変更させて電子番組表に対応付けることにより、指定番組の情報を予約状況毎に互いに異なる表示形態で表示させることができる文字放送受信装置が開示されている。この文字放送受信装置では、電子番組表の文字色等を見るだけで、予約録画登録されているTV番組を確認することができる。
【0006】
ところで、近年、所定のTV番組の予約録画を毎日行う毎日予約録画や、所定のTV番組の予約録画を毎週行う毎週予約録画等の複数の予約録画の種類を有するHDRがある。この種のHDRのユーザから、電子番組表を見るだけでTV番組の予約録画の種類を知りたいという要望がある。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の文字放送受信装置では、電子番組表に予約録画の種類を表示しないため、ユーザは、TV番組の予約録画の種類を表示させるための操作を行う必要があり、操作が非常に煩雑であるという問題がある。
【0008】
これに対して、特許文献2には、視聴者によって電子番組表からTV番組の視聴予約が実行されると、CPUが、電子番組表の予約登録されたTV番組(予約番組)に対し予約登録された事を示す記号を付与し、予約番組の時間帯を全てのチャンネルに渡って着色して電子番組表を表示する放送受信装置が開示されている。しかしながら、この放送受信装置であっても、上記問題を解決できない。
【0009】
また、特許文献3には、マニュアル予約によるチャンネルと日と開始時刻と終了時刻とに基づいて、これらに符合するTV番組及びその前後のTV番組についての情報を取得し、これらの情報に基づいて、時間軸に沿って番組の配列を示すと共に、予約時間帯については他とは区別される色等を付加した画像を生成して表示する放送受信装置が開示されている。しかしながら、この放送受信装置であっても、上記問題を解決できない。
【0010】
また、特許文献4には、パターン予約についての画像のタイムテーブルのうち、パターン予約の予約内容を示す領域を青塗りの四角で表示させ、個別予約の予約内容を示す領域を赤色の枠で、おまかせ予約の予約内容を示す領域を緑色の枠で、現在録画中の番組を示す領域をオレンジ色の枠でそれぞれ表示させる情報処理装置が開示されている。しかしながら、この情報処理装置では予約録画の種類によって表示枠の色が異なるだけであるため、ユーザが予約録画を行うTV番組であるか否かということや、予約録画の種類を、容易に確認できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2000−69380号公報
【特許文献2】特開2005−117180号公報
【特許文献3】特開2007−60321号公報
【特許文献4】特開2007−104614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、電子番組表の表示において、予約録画を行うテレビジョン番組、及び予約録画の種類を容易に確認することができるようにして、ユーザによる視認性を良くする録画装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、放送局から配信されるテレビジョン番組の情報を含む電子番組表を取得する電子番組表取得手段と、前記電子番組表取得手段によって取得された電子番組表を表示する表示手段と、予約録画を行うテレビジョン番組を記憶する予約録画番組記憶手段と、前記予約録画番組記憶手段に記憶されたテレビジョン番組の予約録画の種類を記憶する予約録画種類記憶手段と、ユーザによって操作され、前記表示手段に表示される電子番組表の中からテレビジョン番組を選択するための番組選択手段と、装置各部を制御する制御手段とを備える録画装置において、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組、及び前記予約録画種類記憶手段に記憶された、予約録画を行うテレビジョン番組の予約録画の種類に基づいて、電子番組表内のテレビジョン番組の表示形式を変更する表示形式変更手段と、テレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを記憶するためのアイコン記憶手段と、前記アイコン記憶手段から、予約録画の種類を示すアイコンを取得するためのアイコン取得手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記表示手段に電子番組表を表示する際に、前記表示形式変更手段によって変更された表示形式に基づき、電子番組表内のテレビジョン番組を表示し、前記表示手段に電子番組表を表示しているときに、ユーザが前記番組選択手段を用いて、該表示手段に表示している電子番組表の中からテレビジョン番組を選択すると、前記アイコン取得手段を用いて、該ユーザによって選択されたテレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを取得した後、取得したアイコンを前記表示手段に表示するものである。
【0014】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の録画装置において、前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更するものである。
【0015】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の録画装置において、前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画種類記憶手段に記憶された予約録画の種類に応じて、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更するものである。
【0016】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の録画装置において、前記予約録画の種類には、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎週行う毎週予約録画と、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎日行う毎日予約録画と、所定のシリーズに含まれる全てのテレビジョン番組を予約録画するシリーズ予約録画と、分割して配信される一組のテレビジョン番組の全てを予約録画するスプリット予約録画とを含むものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電子番組表を表示する際に、予約録画の種類に応じた表示形式に基づき、電子番組表内の予約録画を行うテレビジョン番組を表示する。そのため、ユーザは電子番組表を見るだけで予約録画を行うテレビジョン番組、及びそのテレビジョン番組の予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性が良くなる。
【0018】
また、電子番組表を表示しているときに、ユーザによって電子番組表の中からテレビジョン番組が選択されると、選択されたテレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを表示する。そのため、ユーザは、アイコンを見るだけで予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性がさらに良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るHDRと、このHDRに接続されたTV受像機とを含む録画システムを示す斜視図。
【図2】上記HDRの内部構成を示すブロック図。
【図3】上記TV受像機の内部構成を示すブロック図。
【図4】上記HDRにおけるEPG表示処理の手順を示すフローチャート。
【図5】上記EPG表示処理における表示形式変更処理の手順を示すフローチャート。
【図6】上記HDRにおけるTV番組の情報画面表示処理の手順を示すフローチャート。
【図7】上記HDRにおけるEPGの表示の一例を示す説明図。
【図8】上記HDRにおけるTV番組の情報画面の一例を示す説明図。
【図9】上記HDRにおけるTV番組の情報画面の別の一例を示す説明図。
【図10】上記HDRにおけるTV番組の情報画面の別の一例を示す説明図。
【図11】従来のEPGの表示の一例を示す説明図。
【図12】従来のTV番組の情報画面の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態に係るハードディスクレコーダ(請求項における録画装置)について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、ハードディスクレコーダ(以下、HDRという)1と、このHDR1にHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル4を介して接続されたテレビジョン(以下、TVという)受像機(表示手段)2とを含む録画システム100の概略構成を示す。図2は、HDR1の内部構成を示し、図3は、TV受像機2の内部構成を示す。
【0021】
HDR1、及びTV受像機2は、いずれもHDMIに対応した機器であり、HDMI−CEC(Consumer Electronics Control)に基づくCECコマンドと、CECコマンドに対するレスポンスデータとを送受信可能である。
【0022】
HDMIケーブル4は、映像信号及び音声信号等の伝送ラインであるTMDS(Transition Minimized Differential Singnaling)ラインと、CECコマンドを双方向に伝送するための伝送ラインであるCECラインとを含むものである。HDMI−CECでは、HDMIケーブル4で接続された相手先(CEC対応機器)を指定して送信するコマンドと、HDMIケーブル4で接続されたすべてのCEC対応機器にコマンドを通知するブロードキャストタイプのコマンドとが定義されており、これらを組み合わせて通信を行う。
【0023】
HDR1は、放送局から放送されるTV番組の予約録画や、録画したTV番組の再生等を行うことができる。また、HDR1は、放送局から送信されるTV番組の情報を含むEPG(電子番組表)を取得して、そのEPGの映像をTV受像機2に出力することができる。TV受像機2は、HDMIケーブル4を介してHDR1から供給されたTV番組の映像やEPGの映像をディスプレイ24に表示できる。
【0024】
HDR1は、図2に示すように、アンテナ11に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部12と、デコーダ部13と、リモコン(番組選択手段)5から送信されるリモコン信号を受信するリモコン信号受信部14と、HDMI規格に対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部15とを備える。また、HDR1は、各種情報を記憶したメモリ(予約録画番組記憶手段、予約録画種類記憶手段、アイコン記憶手段)16と、チューナ部12によって受信されたTV番組等のコンテンツを録画するハードディスク(以下、HDDという)17と、HDD17に対するTV番組の書き込みや読み出しを行うアクセス部18と、装置各部を制御するための制御用マイコン(制御手段)10とをさらに備える。
【0025】
リモコン5は、複数のボタン(図示せず)を有し、ユーザによってボタンが操作されると各種動作指示をHDR1に対して行う。具体的には例えば、受信中のTV番組の録画指示や、放送予定のTV番組の予約録画指示や、EPGの中からTV番組を選択して情報画面を表示させる指示等を行うことができる。
【0026】
チューナ部12は、アンテナ11を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の放送開始時間や放送終了時間、ジャンル、タイトル名、及び出演者等の番組情報とが含まれている。
【0027】
デコーダ部13は、チューナ部12によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTS(トランスポートストリーム)パケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0028】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン10に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン10に出力する。
【0029】
データデコード回路は、SI(Service Information)データを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン10に出力する。SIデータは、TV番組の番組情報が格納されたEIT(Event Information Table)等を有している。
【0030】
リモコン信号受信部14は、リモコン5から受信した赤外線信号を電気信号に変換して制御用マイコン10に転送する。HDMI端子部15には、TV受像機2と接続されたHDMIケーブル4の一端が接続されている。
【0031】
メモリ16は、制御用マイコン10を動作させるためのプログラム16aと、EITの内容に基づく情報が格納された番組情報16bと、予約録画を行うTV番組の各種情報が格納された予約録画番組情報16cと、予約録画の種類を示すアイコンが格納されたアイコン情報16dとを格納している。
【0032】
予約録画番組情報16cは、予約録画を行うTV番組と、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類とを含む。予約録画の種類には、所定のTV番組の予約録画を毎週行う「毎週予約録画」と、所定のTV番組の予約録画を毎日行う「毎日予約録画」と、所定のシリーズに含まれる全てのTV番組を予約録画する「シリーズ予約録画」と、分割して配信される一組のTV番組の全てを予約録画する「スプリット予約録画」等がある。スプリット予約録画は、具体的には例えば、TV番組が前半分部分と後半部分とに分けられて放送される場合に、前半分と後半部分のそれぞれを録画して一組のTV番組とするものである。予約録画番組情報16cには、例えば、「○月○日の午後8時から午後8時54分までAチャンネルのドラマAAAを、毎週予約録画する」等の情報が含まれる。
【0033】
アイコン情報16dには、TV番組の予約録画の種類を示すアイコンが含まれる。具体的には例えば、毎日予約録画を示す時計型アイコンや、毎週予約録画を示す星型アイコンや、シリーズ予約録画を示すハート型アイコン等が含まれる。
【0034】
制御用マイコン10は、再生制御部10aと、録画制御部10bと、番組情報取得部(電子番組表取得手段)10cと、HDMI通信制御部10dと、EPG表示制御部(表示形式変更手段)10eと、アイコン取得部(アイコン取得手段)10fとを有し、ユーザによるリモコン5の操作に基づいてHDR1の制御処理を行う。
【0035】
再生制御部10aは、アクセス部18によってHDD17から読み出されたTV番組の再生を行い、再生されたTV番組の映像信号及び音声信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に出力する処理を行う。録画制御部10bは、ユーザによる録画指示や予約録画番組情報16cの内容に基づき、チューナ部12によって受信されたTV番組を、アクセス部18を用いてHDD17に録画する処理を行う。
【0036】
番組情報取得部10cは、デコーダ部13から受信したEITに基づき、TV番組のタイトル名や放送開始時間等の番組情報を取得して、メモリ16の番組情報16bとして格納する処理を行う。
【0037】
HDMI通信制御部10dは、TV受像機2に対して、HDMI−CEC規格に基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、再生制御部10aによって再生されたコンテンツの映像信号及び音声信号の送信を行う。また、HDMI通信制御部10dは、EPG表示制御部10eによって生成されたEPGの映像信号の送信を行う。
【0038】
EPG表示制御部10eは、メモリ16の番組情報16bから番組情報を取得し、取得した番組情報に基づくEPGを表示するための映像信号を、HDMIケーブル4を介してTV受像機2に出力する処理を行う。
【0039】
また、EPG表示制御部10eは、EPGを表示する際に、メモリ16の予約録画番組情報16cに含まれる、予約録画を行うTV番組、及び予約録画を行うTV番組の予約録画の種類(の情報)に基づいて、EPG内のTV番組の表示形式を変更する処理(表示形式変更処理)も行う。
【0040】
アイコン取得部10fは、メモリ16のアイコン情報16dから、予約録画の種類を示すアイコンを取得する。
【0041】
TV受像機2は、図3に示すように、アンテナ21に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部22と、デコーダ部23と、映像を表示するディスプレイ24と、音声を出力するスピーカ25と、ユーザによって操作される複数のボタンを有する操作部26とを備える。また、TV受像機2は、HDMIに対応した外部機器を接続するためのHDMI端子部27と、各種情報を記憶したメモリ28と、装置各部を制御するための制御用マイコン29とをさらに備える。
【0042】
チューナ部22は、アンテナ21を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デジタル放送信号には、TV番組の映像信号及び音声信号と、配信されるTV番組の番組タイトル等の番組情報とが含まれている。
【0043】
デコーダ部23は、チューナ部22によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTSパケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0044】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御用マイコン29に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御用マイコン29に出力する。データデコード回路は、SIデータを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御用マイコン29に出力する。
【0045】
ディスプレイ24は、チューナ部22によって受信されたTV番組の映像や、HDR1から供給されたTV番組の映像やEPGの映像を表示する。スピーカ25は、チューナ部22によって受信されたTV番組の音声や、HDR1から供給された音声を出力する。HDMI端子部27には、HDR1と接続されたHDMIケーブル4の他端が接続されている。メモリ28は、制御用マイコン29を動作させるためのプログラム28aを格納している。
【0046】
制御用マイコン29は、映像出力部29aと、音声出力部29bと、HDMI通信制御部29cとを有し、ユーザによる操作部26の操作に基づいてTV受像機2の制御処理を行う。
【0047】
映像出力部29aは、デコーダ部23から受信したTV番組の映像信号や、HDR1から供給された映像信号をディスプレイ24に出力する。音声出力部29bは、デコーダ部23から受信したTV番組の音声信号や、HDR1から供給された音声信号をスピーカ25に出力する。HDMI通信制御部29cは、HDR1に対して、HDMI−CECに基づくCECコマンド及びレスポンスデータの送受信や、HDR1から送信された映像信号及び音声信号の受信を行う処理をする。
【0048】
次に、HDR1におけるEPGの表示処理の手順について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0049】
まず、ユーザによるリモコン5の操作により、EPGの表示が指示されると(S1)、HDR1の制御用マイコン10は、EPG表示制御部10eを用いて、メモリ16の番組情報16bを読み込み(S2)、EPGを生成する(S3)。
【0050】
そして、制御用マイコン10は、EPG表示制御部10eを用いて、表示形式変更処理を行い(S4)、上記S3で生成したEPGのTV番組の表示形式を変更した後、表示形式変更処理によって変更されたTV番組の表示形式に基づくEPGをTV受像機2のディスプレイ24に表示させる(S5)。
【0051】
次に、上記表示形式変更処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めEPGが生成されているものとする。
【0052】
まず、制御用マイコン10は、EPG表示制御部10eを用いて、メモリ16の予約録画番組情報16cを読み込み(S11)、予約録画を行うTV番組、及び予約録画を行うTV番組の予約録画の種類に基づいて、EPG内のTV番組の表示形式を変更する(S12)。具体的には例えば、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎日予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を赤色で表示するよう表示形式を変更する。また、予約録画を行うTV番組の予約録画の種類が「毎週予約録画」である場合、このTV番組のタイトル名を青色で表示するよう表示形式を変更する。
【0053】
次に、HDR1におけるTV番組の情報画面表示処理の手順について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めEPGが表示されているものとする。
【0054】
まず、ユーザがリモコン5を用いて、表示しているEPGの中からTV番組を選択すると(S21)、制御用マイコン10は、選択されたTV番組が録画中である場合(S22でYES)、アイコン取得部10fを用いて、アイコン情報16dから録画中を示すアイコンを取得する(S23)。そして、制御用マイコン10は、ユーザによって選択されたTV番組の情報を、S23で取得したアイコンと共に、TV受像機2のディスプレイ24に表示する(S33)。
【0055】
一方、選択されたTV番組が録画中でない場合(S22でNO)、制御用マイコン10は、選択されたTV番組の予約録画の種類を判断する(S24)。この判断の結果、予約録画の種類が毎週予約録画である場合(S25でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、毎週予約録画を示すアイコンを取得する(S26)。一方、毎日予約録画である場合(S25でNO、S27でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、毎日予約録画を示すアイコンを取得する(S28)。
【0056】
また、上記S24の判断の結果、シリーズ予約録画である場合(S25でNO、S27でNO、S29でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、シリーズ予約録画を示すアイコンを取得する(S30)。また、スプリット予約録画である場合(S25でNO、S27でNO、S29でNO、S31でYES)、制御用マイコン10は、アイコン取得部10fを用いて、スプリット予約録画を示すアイコンを取得する(S32)。
【0057】
そして、制御用マイコンは、ユーザによって選択されたTV番組の情報を、上記S26、S28、S30、S32のそれぞれの処理で取得したアイコンと共に、TV受像機2のディスプレイ24に表示する(S33)。
【0058】
一方、上記S24の判断の結果、いずれの予約録画の種類でもない場合(予約録画を行うTV番組ではない場合)、制御用マイコン10は、ユーザによって選択されたTV番組の情報だけをTV受像機2のディスプレイ24に表示する(S34)。
【0059】
次に、HDR1によるEPGの表示について、図7乃至図10を参照して説明する。図7は、上記図5の処理によって表示されるEPGの一例を示す。図8乃至図10のそれぞれは、ユーザによって選択されたEPG内のTV番組の情報を示す画面(以下、情報画面という)の一例を示す。ここでは、スポーツニュースA1、ライブ情報番組A2、及びサッカー中継A3のそれぞれが予約録画を行うTV番組であるものとする。また、予約録画を行わないTV番組のタイトル名を黒色で表示するものとする。
【0060】
図7に示すEPGのスポーツニュースA1は、予約録画を行うTV番組であると共に、予約録画の種類として「毎日予約録画」を示すものとして、タイトル名が赤色で表示される。スポーツニュースA1の情報画面には、図8に示すように、予約録画の種類として「毎日予約録画」を示す時計型アイコンB1が表示される。
【0061】
図7に示すEPGのライブ情報番組A2は、予約録画を行うTV番組であると共に、予約録画の種類として「毎週予約録画」を示すものとして、タイトル名が青色で表示される。ライブ情報番組A2の情報画面には、図9に示すように、予約録画の種類として「毎週予約録画」を示す星型アイコンB2が表示される。
【0062】
図7に示すEPGのドキュメント番組A3は、予約録画を行うTV番組であると共に、予約録画の種類として「シリーズ予約録画」を示すものとして、タイトル名が黄色で表示される。ドキュメント番組A3の情報画面には、図10に示すように、予約録画の種類として「シリーズ予約録画」を示すハート型アイコンB3が表示される。
【0063】
上述したように、本実施形態に係るHDR1においては、EPGを表示する際に、予約録画の種類に応じた表示形式に基づき、EPG内の予約録画を行うTV番組を表示する。そのため、ユーザはEPGを見るだけで予約録画を行うTV番組、及びそのTV番組の予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性が良くなる。
【0064】
また、EPGを表示しているときに、ユーザによってEPGの中からTV番組が選択されると、選択されたTV番組の予約録画の種類を示すアイコンを表示する。そのため、ユーザは、アイコンを見るだけで予約録画の種類を容易に確認することができるので、視認性がさらに良くなる。
【0065】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、請求項に示す録画装置がHDRである例を示したが、これに限られず、TV番組を予約録画できると共に、EPGを表示可能なAV機器であればよい。また、請求項に示す表示手段がTV受像機である例を示したが、EPGの映像を表示可能なAV機器であればよい。
【0066】
また、上記実施形態の表示形式変更処理において、予約録画を行うTV番組のタイトル名等のフォントを、予約録画の種類に応じて変更してもよい。また、予約録画を行うTV番組の表示色は、予約録画を行わないTV番組と区別でき、かつ、予約録画の種類毎に異なっていればよい。
【符号の説明】
【0067】
1 HDR(録画装置)
2 TV受像機(表示手段)
5 リモコン(番組選択手段と)
10 制御用マイコン(制御手段)
16 メモリ(予約録画番組記憶手段、予約録画種類記憶手段、アイコン記憶手段)
10c 番組情報取得部(電子番組表取得手段)
10e EPG表示制御部(表示形式変更手段)
10f アイコン取得部(アイコン取得手段)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送局から配信されるテレビジョン番組の情報を含む電子番組表を取得する電子番組表取得手段と、
前記電子番組表取得手段によって取得された電子番組表を表示する表示手段と、
予約録画を行うテレビジョン番組を記憶する予約録画番組記憶手段と、
前記予約録画番組記憶手段に記憶されたテレビジョン番組の予約録画の種類を記憶する予約録画種類記憶手段と、
ユーザによって操作され、前記表示手段に表示される電子番組表の中からテレビジョン番組を選択するための番組選択手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備える録画装置において、
前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組、及び前記予約録画種類記憶手段に記憶された、予約録画を行うテレビジョン番組の予約録画の種類に基づいて、電子番組表内のテレビジョン番組の表示形式を変更する表示形式変更手段と、
テレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを記憶するためのアイコン記憶手段と、
前記アイコン記憶手段から、予約録画の種類を示すアイコンを取得するためのアイコン取得手段とをさらに備え、
前記制御手段は、
前記表示手段に電子番組表を表示する際に、前記表示形式変更手段によって変更された表示形式に基づき、電子番組表内のテレビジョン番組を表示し、
前記表示手段に電子番組表を表示しているときに、ユーザが前記番組選択手段を用いて、該表示手段に表示している電子番組表の中からテレビジョン番組を選択すると、前記アイコン取得手段を用いて、該ユーザによって選択されたテレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを取得した後、取得したアイコンを前記表示手段に表示することを特徴とする録画装置。
【請求項2】
前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更することを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
【請求項3】
前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画種類記憶手段に記憶された予約録画の種類に応じて、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更することを特徴とする請求項2に記載の録画装置。
【請求項4】
前記予約録画の種類には、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎週行う毎週予約録画と、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎日行う毎日予約録画と、所定のシリーズに含まれる全てのテレビジョン番組を予約録画するシリーズ予約録画と、分割して配信される一組のテレビジョン番組の全てを予約録画するスプリット予約録画とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の録画装置。
【請求項1】
放送局から配信されるテレビジョン番組の情報を含む電子番組表を取得する電子番組表取得手段と、
前記電子番組表取得手段によって取得された電子番組表を表示する表示手段と、
予約録画を行うテレビジョン番組を記憶する予約録画番組記憶手段と、
前記予約録画番組記憶手段に記憶されたテレビジョン番組の予約録画の種類を記憶する予約録画種類記憶手段と、
ユーザによって操作され、前記表示手段に表示される電子番組表の中からテレビジョン番組を選択するための番組選択手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備える録画装置において、
前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組、及び前記予約録画種類記憶手段に記憶された、予約録画を行うテレビジョン番組の予約録画の種類に基づいて、電子番組表内のテレビジョン番組の表示形式を変更する表示形式変更手段と、
テレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを記憶するためのアイコン記憶手段と、
前記アイコン記憶手段から、予約録画の種類を示すアイコンを取得するためのアイコン取得手段とをさらに備え、
前記制御手段は、
前記表示手段に電子番組表を表示する際に、前記表示形式変更手段によって変更された表示形式に基づき、電子番組表内のテレビジョン番組を表示し、
前記表示手段に電子番組表を表示しているときに、ユーザが前記番組選択手段を用いて、該表示手段に表示している電子番組表の中からテレビジョン番組を選択すると、前記アイコン取得手段を用いて、該ユーザによって選択されたテレビジョン番組の予約録画の種類を示すアイコンを取得した後、取得したアイコンを前記表示手段に表示することを特徴とする録画装置。
【請求項2】
前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更することを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
【請求項3】
前記表示形式変更手段は、電子番組表に表示されるテレビジョン番組のうち、前記予約録画種類記憶手段に記憶された予約録画の種類に応じて、前記予約録画番組記憶手段に記憶された予約録画を行うテレビジョン番組の表示色を変更することを特徴とする請求項2に記載の録画装置。
【請求項4】
前記予約録画の種類には、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎週行う毎週予約録画と、所定のテレビジョン番組の予約録画を毎日行う毎日予約録画と、所定のシリーズに含まれる全てのテレビジョン番組を予約録画するシリーズ予約録画と、分割して配信される一組のテレビジョン番組の全てを予約録画するスプリット予約録画とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の録画装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−151799(P2012−151799A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−10798(P2011−10798)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】
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