説明

鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造

【課題】 比較的狭いトイレルーム内に好適に適用可能な鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を提供する。
【解決手段】 上面視略長方形をなすトイレルーム100の長手方向一方に便器150が配置され、かつ便器150と反対側のコーナー部近傍に手洗い器11が設置されるとともに、当該手洗い器11の上方に手洗い器11の幅と略同等かそれよりも小さい幅を有する鏡12が備わった鏡付き手洗い器10のトイレ内配置構造であって、手洗い器11がトイレ使用者の肩幅より狭い幅を有するとともに、トイレルーム100の長手方向をなす側壁110の便器150と反対側端部近傍に沿って配置され、かつ手洗い器上方に設置された鏡12が当該側壁110に対して便器側のトイレルーム空間に向かって傾いている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、比較的狭いトイレルーム内に好適に適用可能な鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からトイレルームに設けた鏡付き手洗い器は知られている(例えば、特許文献1参照)。このような従来型の鏡付き手洗い器が、例えば幅800mm程度、奥行き1200mm程度の上面視長方形形状を有した比較的狭いトイレルーム内に配置されることもある。そして、このような鏡付き手洗い器は、図4に示すように、トイレルーム内の長手方向一方に偏倚して設けられた便器と反対側のコーナー部においてこのコーナー部をなす2つの壁部(側壁110と端壁120)に対して斜めに備えつけられる場合がある。
【0003】
このような鏡付き手洗い器50の配置構造によると、鏡付き手洗い器50の背面とトイレルーム100のコーナー部との間に上面視三角形のデッドスペース101が生じてしまい、トイレルーム内の限られた空間を有効に活用できなくなる。
【0004】
かかる不都合を防止するために、図5に示すような鏡付き手洗い器60をトイレルーム100の長手方向をなす側壁110の便器150と反対側端部近傍にこの側壁110に沿って設置する配置構造も考えられている。
【特許文献1】特開2000−160658号公報(5−6頁、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図5に示すような鏡付き手洗い器60をトイレルーム100の長手方向をなす側壁110の便器150と反対側端部近傍にこの側壁110に沿って設置する配置構造において、トイレルーム100が比較的狭い場合、鏡付き手洗い器60の幅を広くとると便器150に着座した使用者の膝が鏡付き手洗い器60にぶつかって使い勝手が悪くなる(図5における点線参照)。
【0006】
このため、図5の実線及び図6に示すように例えば使用者の肩幅よりかなり狭い幅を有する鏡付き手洗い器70を側壁110に設置し、便器150に座った使用者の膝がこの鏡付き手洗い器70と干渉しないようにすることが考えられるが、このような位置に幅の狭い鏡付き手洗い器70を配置すると、例えば使用者がこの鏡付き手洗い器70を使って手を洗う際に、図7に示すように一方の肩が端壁120にぶつからないように上体を便器側にずらして手を洗う必要がある(図7中の点線で示す円C参照)。
【0007】
鏡72はその裏面全体がトイレルーム100の側壁110と接するように鏡付き手洗い器70に備わっているので、使用者の上半身が便器側にずれたまま手を洗った後に使用者が身繕いのために自分の顔や襟元を確認するときに鏡72に自分の顔や襟元が映らず見づらくなる。そして、鏡72で自分の顔や襟元を見ようとするために、使用者は上半身を便器150と反対側のトイレルーム100の端壁120にずらさなければならず、使用者の片方の肩(図7中の右側の肩)がトイレルーム100の端壁120とぶつかり、不快感を与えてしまう。
【0008】
一方、上述したコーナー部に斜めに鏡付き手洗い器50を設けた場合(図4参照)、図6及び図7に示したような使用者の肩がトイレルーム100の端壁120に当たる不都合はないが、トイレルーム内のデッドスペース101の問題に加えて、以下のような問題が生じる。
【0009】
具体的には、例えば集合住宅の室内や店舗においてはトイレルームの配置に制約を受ける関係上、トイレルーム100への出入り用扉130をトイレルーム100の便器150と反対側の端壁120に設ける場合がある(図8参照)。この場合、トイレルーム100のコーナー部に鏡付き手洗い器50を斜めに設けたのでは、トイレルーム100の出入り用扉130の幅が狭くなり(図8中、幅B参照)、トイレルーム100からの出入りがしにくくなるという問題もある。
【0010】
本発明の目的は、比較的狭いトイレルーム内に好適に適用可能な鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決するために、本発明にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造は、
上面視略長方形をなすトイレルームの長手方向一方に便器が配置され、かつ当該便器と反対側のコーナー部近傍に手洗い器が設置されるとともに、当該手洗い器の上方に手洗い器の幅と略同等かそれより小さい幅を有する鏡が備わった鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において、
前記手洗い器がトイレ使用者の肩幅より狭い幅を有するとともに、前記トイレルームの長手方向をなす側壁の前記便器と反対側端部近傍に沿って配置され、かつ前記手洗い器上方に設置された鏡が当該側壁に対して便器側のトイレルーム空間に向かって傾いていることを特徴としている。
【0012】
鏡付き手洗い器の手洗い器がトイレルームの便器と反対側のコーナー部近傍の側壁に沿って配置されているので、トイレルーム内にデッドスペースを生じさせずに済む。
【0013】
また、これに加えてトイレルームの幅方向のスペースを広く確保できる。また、手洗い器が使用者の肩幅より狭くなっているので、便器に使用者が座った状態で手洗い器に使用者の膝が当たることもない。また、鏡付き手洗い器の鏡だけ便器側のトイレルーム空間に向かって傾いているので、幅の狭い手洗い器をこのような位置に配置しても使用者がトイレルームの便器と反対側端壁に一方の肩を無理に押し付けることなく幅の狭い鏡を楽に見ることが可能となる。
【0014】
すなわち、狭いトイレを有効に使う必要上、トイレルームの奥行き方向のスペースを確保するために手洗い器の横幅を限定するとともに、トイレルームの幅方向のスペースを確保するために手洗い器の設置向きを限定した場合に生じる不具合を、鏡付き手洗い器の鏡をこのように傾斜させることで解消することができる。
【0015】
また、本発明の請求項2に記載の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造は、請求項1に記載の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において、
前記鏡付き手洗い器の鏡を便器側のトイレルーム空間に対して角度調整可能となるように手洗い器に備えたことを特徴としている。
【0016】
鏡付き手洗い器の鏡をこのように角度調整可能とすることによって、使用者が鏡を最適な角度に調整可能となり、鏡付き手洗い器の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0017】
また、本発明の請求項3に記載の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造は、請求項1又は請求項2に記載の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において、
前記鏡を前記鏡付き手洗い器の幅方向一部に対応するように備えるとともに、当該鏡付き手洗い器の幅方向残りの部分に対応するようにタオル掛けを備えたことを特徴としている。
【0018】
このように鏡付き手洗い器の幅方向においてタオル掛けを鏡に並べて備えることで、手洗い器上の水切れしない位置にタオル掛けを配置でき、使用者の顔が見やすい鏡と相俟って鏡付き手洗い器の使い勝手を更に向上させることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、比較的狭いトイレルームにおいて、トイレルームの幅方向や奥行き方向のスペースを確保するために、小型の手洗い器を設置した場合も、手洗い時に使用者の顔が見やすい鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造について図面に基づいて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を示した概略平面図である。また、図2は図1に示したトイレルーム100の便器150と反対側の端壁120にトイレルーム100への出入り用扉140を設けた状態を示した概略平面図である。
【0021】
本発明の一実施形態にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造は、図1に示すように、上面視長方形のトイレルーム100の長手方向一方に便器150が配置されるとともに、トイレルーム100の長手方向をなす側壁110の便器150と反対側端部近傍に鏡付き手洗い器10が配置されている。そして、鏡付き手洗い器10は、例えば陶器でできた手洗い鉢からなる手洗い器11と、この手洗い器11の上部に備わり、手洗い器11と同等の幅の鏡12を有している。また、手洗い器11は使用者の肩幅より狭い幅を有し、手洗い器11の背面全体が側壁110に接するように配置されている。また、手洗い器11に備わった鏡12は、側壁110に対して便器側のトイレルーム空間に向かって若干傾いた状態で手洗い器11に備わっている。
【0022】
本実施形態にかかる鏡付き手洗い器10はトイレルーム100にこのように配置されているので、以下のような作用を生じる。鏡付き手洗い器10の手洗い器11がトイレルーム100の便器150と反対側のコーナー部近傍の側壁110に沿って配置されていることで、従来のようなコーナー部をなす2つの壁部(側壁110と端壁120)に対して鏡付き手洗い器50を斜めに備えつけた場合のように、鏡付き手洗い器50の背面とトイレルームのコーナー部との間に上面視三角形のデッドスペース101が生じてしまうことがなく、トイレルーム内のスペースを有効活用できる。
【0023】
また、手洗い器11が使用者の肩幅より狭くなっているので、使用者が便器150に着座した状態で膝が手洗い器11にぶつかることもない。また、鏡付き手洗い器10の鏡12だけ便器側のトイレルーム空間に向かって若干傾斜しているので、幅の狭い手洗い器11をこのような位置に配置しても使用者がトイレルーム100の便器150と反対側の端壁120に一方の肩を無理に押し付けることなく、幅の狭い鏡12を楽に見ながら身繕いできる。
【0024】
これに加えて、例えば図2に示すように、トイレルーム100の便器150と反対側の端壁120にトイレルーム100への出入り用扉140を設けた場合、従来のようなコーナー部をなす2つの壁部(側壁110と端壁120)に対して鏡付き手洗い器50を斜めに備えつけた場合(図8参照)に較べて、人がトイレルーム100に出入りする動線を鏡付き手洗い器10が妨げなくなる。これによって、トイレルーム100への出入り用扉140の幅を大きくとることができ(図2中、幅A参照)、トイレルーム100への出入りが楽になる。
【0025】
なお、この鏡付き手洗い器10の鏡12を固定式とする代わりに、適当なヒンジ手段等を用いて側壁110に対して角度調整可能となるように手洗い器11に取り付けても良い。これによって、使用者の体格の違いに応じて角度を変えて使い易くすることが可能となる。この場合、例えば女子用トイレと男子用トイレとで鏡の角度を適宜調整することが可能となる。すなわち、女子用トイレにおいては鏡を若干傾ける程度にしておいても使用者の肩がトイレルーム100の端壁120に干渉しないが、男子用トイレにおいてはより鏡を傾けておくことで使用者の肩がトイレルーム100の端壁120に干渉しないようにできる。
【0026】
また、鏡12の幅は本実施形態のように手洗い器11と同等であることに限定されず、これより狭くても構わない。
【0027】
続いて、上述した実施形態にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造の変形例について説明する。ここで、図3は、本発明の変形例にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を示した概略平面図である。なお、上述した実施形態と同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。この鏡付き手洗い器20のトイレ内配置構造の変形例においては、上述の実施形態と同様に、トイレルーム100の長手方向をなす側壁110の便器150と反対側端部近傍に鏡付き手洗い器20が配置されている。そして、鏡付き手洗い器20は、例えば陶器でできた手洗い鉢からなる手洗い器21と、この手洗い器21の上部に備わった鏡22及びタオル掛け23を有している。なお、手洗い器21は使用者の肩幅より狭い幅を有し、手洗い器21の背面全体が側壁110に接したまま配置されている。
【0028】
また、鏡付き手洗い器20の手洗い器上方は鏡付き手洗い器20の幅方向において便器150と反対側半分に鏡22を備えるとともに、幅方向残りの部分即ち便器側にタオル掛け23を備えている。そして、鏡22は上述の実施形態と同様に便器側のトイレルーム空間に向かって若干傾いた状態で手洗い器21に取り付けられている。
【0029】
このような鏡付き手洗い器20の配置構造とすることで、上述した実施形態の作用を達成することができる。すなわち、従来のように、鏡付き手洗い器50の背面とトイレルーム100のコーナー部との間に上面視三角形のデッドスペース101が生じてしまうことがない。また、手洗い器21が使用者の肩幅より狭くなっているので、使用者が便器150に着座した状態で膝が手洗い器21にぶつかることもない。また、鏡付き手洗い器20の鏡22だけ便器150に向かって若干傾斜しているので、幅の狭い手洗い器21をこのような位置に配置しても使用者がトイレルーム100の便器150と反対側端壁120に一方の肩を無理に押し付けることなく幅の狭い鏡22を見て身繕いすることが可能となる。
【0030】
また、トイレルーム100への出入り用扉140を図1に示す場合と同様にトイレルーム100の端壁120に設けた場合、手洗い器21が使用者のトイレルーム100への出入りの動線を妨げることがないので、トイレルーム100への出入り用扉140の幅を大きくとることができ、トイレルーム100への出入りが楽になる。
【0031】
また、本変形例においてはこのような作用に加えて手洗い器上の水切れしない位置にタオル掛け23を配置でき、使用者の顔が見やすい鏡22と相俟って鏡付き手洗い器20の使い勝手を向上させることができる。
【0032】
なお、本変形例においても、鏡付き手洗い器20の鏡22を固定式とする代わりに、適当なヒンジ手段等を用いて手洗い器21に対して角度調整可能となるように手洗い器21に取り付けても良い。これによって、使用者の体格の違いに応じて角度を変えて鏡付き手洗い器20をより使いやすくすることが可能である。
【0033】
また、この変形例においては、鏡付き手洗い器20の幅方向において便器150と反対側半分に鏡22を備えるとともに、幅方向残りの部分即ち便器側にタオル掛け23を備えていたが、この逆であっても良い。すなわち、鏡付き手洗い器の幅方向便器側半分に鏡を備えるとともに、幅方向残りの部分即ち便器と反対側にタオル掛けを備えていても良い。この場合であっても、本変形例において記載した作用を発揮することは十分可能である。
【0034】
なお、上述の実施形態では手洗い器11の上部に鏡12が一体に備わった構造を有していたが、本発明は必ずしもこの構造に限定されず、手洗い器と鏡が分離し別体として構成され、鏡が手洗い器の上方であって上述の実施形態に対応するようにトイレルームの側壁に配置されていても良い。
【0035】
また、上述の実施形態の変形例においては、鏡22とタオル掛け23が手洗い器21の上部に一体に備わった構造を有していたが、この場合も鏡及びタオル掛けが手洗い器と分離し別体として構成されかつ鏡及びタオル掛けが手洗い器の上方であって上述の変形例に対応するようにトイレルームの側壁に配置されていても良く、タオル掛けが手洗い器に備わり、鏡は手洗い器と分離して構成されかつ手洗い器の上方であって上述の変形例に対応するようにトイレルームの側壁に配置されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態にかかる鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を使用者が手を洗った状態とともに示した概略平面図である。
【図2】図1に示した鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において端壁にトイレルームへの出入り用扉を備えた場合を使用者が便器に座った状態とともに示した概略平面図である。
【図3】図1に示した鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造の変形例を示す概略平面図である。
【図4】従来の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を示した概略平面図である。
【図5】図4とは異なる従来の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を示した概略平面図である。
【図6】図5と同様の従来の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造を示した概略平面図である。
【図7】図6に示した従来の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において使用者が手を洗う状態を示した概略平面図である。
【図8】図4に示した鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において端壁にトイレルームへの出入り用扉を備えた場合を示した概略平面図である。
【符号の説明】
【0037】
10 鏡付き手洗い器
11 手洗い器
12 鏡
20 鏡付き手洗い器
21 手洗い器
22 鏡
23 タオル掛け
50,60,70 鏡付き手洗い器
72 鏡
100 トイレルーム
101 デッドスペース
110 側壁
120 端壁
130 出入り用扉
140 出入り用扉
150 便器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面視略長方形をなすトイレルームの長手方向一方に便器が配置され、かつ当該便器と反対側のコーナー部近傍に手洗い器が設置されるとともに、当該手洗い器の上方に手洗い器の幅と略同等かそれよりも小さい幅を有する鏡が備わった鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造において、
前記手洗い器がトイレ使用者の肩幅より狭い幅を有するとともに、前記トイレルームの長手方向をなす側壁の前記便器と反対側端部近傍に沿って配置され、かつ前記手洗い器上方に設定された鏡が当該側壁に対して便器側のトイレルーム空間に向かって傾いていることを特徴とする鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造。
【請求項2】
前記鏡付き手洗い器の鏡を便器側のトイレルーム空間に対して角度調整可能となるように手洗い器に備えたことを特徴とする、請求項1に記載の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造。
【請求項3】
前記鏡を前記鏡付き手洗い器の幅方向一部に対応するように備えるとともに、当該鏡付き手洗い器の幅方向残りの部分に対応するようにタオル掛けを備えたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の鏡付き手洗い器のトイレ内配置構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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