説明

間接副資材のデータ管理・電子認証システム

【課題】
通信ネットワークに接続された各ユーザーの情報機器により該ユーザーが簡易な手段でもって各方面の販売会社又は大規模総合商社等から間接副資材又は工場用品を商品履歴データ又は商品選定判断基準データに基づき適正に購入できると共に併せて電子認証手続も可能にしたシステムの技術を提供する。
【解決手段】
当該各メーカー5は完成品又は半製品等種々の形態で当該間接副資材又は工場用品に係る一切の製品を生産するものである。そして、当該間接副資材、工場用品又はその部品に係る情報を大規模総合商社7つまり卸売会社から得て各ユーザー10、特にエンドユーザーの発注に応じて当該間接副資材、工場用品やその部品等を販売する販売代理店や販売会社8は、間接副資材、工場用品やその部品に関し商品履歴データや商品選定判断基準をデータとして保存するデータベースを有し、例えば、A社8AからD社8Dの4社すなわち複数社がある。該販売会社8等は独自のシステムを構築し、ネットワーク9を介して各ユーザー10及びサーバー11に接続している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークに接続された各ユーザーの情報機器により簡易な手段でもって各方面の販売会社等から間接副資材の商品履歴データ情報や商品選定判断基準情報を取込み、適正に選定しかつ発注できると共に購入した間接副資材の電子証明を可能ならしめる間接副資材のデータ管理・電子認証システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の商品の受発注システムとしては、特開平11−39396号公開特許公報に開示した技術がある。これについて図6に基づき説明すれば、商品の発注をするためのユーザーとしての発注クライアント1、商品の発注を受けるメーカーとしての受注クライアント2及び商品の発注状況を登録するデータベースサーバ3はインターネット回線4を介して相互に接続しており、当該データベースサーバ3では、当該商品の発注に関する発注データの登録及び登録されている発注データの提供を受けることがWWW(World Wide Web)上で検索可能であり、ユーザーとしての該発注クライアント1及びメーカーとしての受注クライアント2との間では電子メールの送受信が可能となるように構成されている。
【0003】
そして、発注端末からデータベース端末への発注データの登録を上記WWW上で行なうようにし、該発注端末及び受注端末間では電子メールの送受信を可能とする。そして、該発注端末で商品等の発注をしようとするときは、WWWブラウザを利用して、データベース端末から与えられた発注データ登録用のHTMLファイルに登録事項を記述し、かつこのHTMLファイルをデータベース端末に送信すると共に該発注データ登録用のHTMLファイルを電子メールに添付して受注端末に送信する。これによりメーカーとしての受注クライアント2は受注状況が明確化する。
【特許文献1】特開平11−39396号公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来に於ける商品の受発注システムはユーザー側の発注クライアント1が当該商品を購入する際、その商品の仕様や希望価格等を検討したうえでインターネット回線4を経由して、多数社存在するメーカーとしての受注クライアント2やその他当該商品を取扱う販売会社又はその代理店等に電子メール等で買入れを申し込むものであった。
然るに、これの検索作業に手間を要すると共に適切な受注クライアント2から適切な価格、品質、性能又は機能を備えた商品を選定することは困難を極める上に買入れた後に他の受注クライアント2の商品情報等により当該商品が不適切であることが判明し、再買入れしなければならないという問題点があった。
又一方、受注クライアント2側としても全体としても各社の取扱う製品やその基準が不揃いであり、該受注クライアント2の業界全体として統一されておらず多方面に渉る発注クライアント1のあらゆる要求を満足する商品を迅速に提供することは現実的不可能であるという問題点があった。
そして、従来の商品の受発注システムでは、パソコンに於いて、その電子調達Webサイトで間接副資材等の商品履歴データを取出しかつ蓄積することやクライアント等のバイヤーが間接副資材等を選定する際のランク付等の判断基準データがなく不便であった。さらに、当該間接副資材等の電子認証手続が存在しないという問題点があった。
特に、上述した従来の商品受発注システムは、その取扱い商品については、例えば、一般的な商品であるパソコン機器やそれに関連するサービスに係るものであって、特殊な作業工具又は雑工具等の間接副資材や工場用品の提供に伴うシステムに適用できないという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムは、ユーザーからネットワークを利用して簡易なシステムでもって特殊な作業工具等の間接副資材や工場用品を広範囲の企業群の中から選定でき、パソコンに於ける電子調達Webサイトで該間接副資材等の履歴データや商品選定判断基準データを取出しかつ蓄積することにより該間接副資材等を迅速に調達することができ併せて電子認証を行なうシステムを提供することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積したデータベースを保存すると共に販売代理店又は販売会社に該商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を出力する大規模総合商社(卸売会社)と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を受ける大規模総合商社(卸売会社)と、該大規模総合商社(卸売会社)から提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積してデータベース化すると共にこれを保存する販売代理店又は販売会社と、該販売代理店又は販売会社から提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積したデータベースを保存すると共に販売代理店又は販売会社に該商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を出力する大規模総合商社(卸売会社)と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたシステムに於いて、前記メーカー、前記販売代理店(販売会社)又は前記大規模総合商社(卸売会社)に備えたリーダライタと、該リーダライタによって前記間接副資材のIDを読み出しこれを受信しかつ認証情報を格納したICカードによる認証手続を行なう上記ネットワークに接続されたサーバーとでなることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を受ける大規模総合商社(卸売会社)と、該大規模総合商社(卸売会社)から提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積してデータベース化すると共にこれを保存する販売代理店又は販売会社と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたシステムに於いて、前記メーカー、前記販売代理店(販売会社)又は前記大規模総合商社(卸売会社)に備えたリーダライタと、該リーダライタによって前記間接副資材のIDを読み出しこれを受信しかつ認証情報を格納したICカードによる認証手続を行なう上記ネットワークに接続されたサーバーとでなることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の間接副資材の電子認証システムであって、前記サーバーが、前記大規模総合商社(卸売会社)又は前記販売代理店若しくは販売会社でなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムは、上述の構成を有するので次の効果がある。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積したデータベースを保存すると共に販売代理店又は販売会社に該商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を出力する大規模総合商社(卸売会社)と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたことを特徴とする間接副資材のデータ管理システムを提供する。
このような構成としたので、間接副資材又はその部品や工場用品を発注元のユーザーはあらゆる製品の中からネットワークを通じて大規模総合商社からの商品履歴データ又は商品選定判断基準データ等に基づき速やかに合理的に調達でき、作業能率の向上を図るという効果がある。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を受ける大規模総合商社(卸売会社)と、該大規模総合商社(卸売会社)から提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積してデータベース化すると共にこれを保存する販売代理店又は販売会社と、該販売代理店又は販売会社から提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたことを特徴とする間接副資材のデータ管理システムを提供する。
このような構成としたので、間接副資材又はその部品や工場用品を発注元のユーザーはあらゆる製品の中からネットワークを通じて販売代理店又は販売会社からの商品履歴データ又は商品選定判断基準等に基づき速やかに合理的に調達でき、作業能率の向上を図るという効果がある。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積したデータベースを保存すると共に販売代理店又は販売会社に該商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を出力する大規模総合商社(卸売会社)と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたシステムに於いて、前記メーカー、前記販売代理店(販売会社)又は前記大規模総合商社(卸売会社)に備えたリーダライタと、該リーダライタによって前記間接副資材のIDを読み出しこれを受信しかつ認証情報を格納したICカードによる認証手続を行なう上記ネットワークに接続されたサーバーとでなることを特徴とする間接副資材の電子認証システムを提供する。
このような構成としたので、間接副資材や工場用品又はその部品を発注元のユーザーあらゆる製品の中からネットワークを通じて大規模総合商社(卸売会社)で構築した間接副資材等の商品履歴データや商品選定判断基準データを有効に利用し速やかに合理的に調達できると共に電子認証を直ちに行い作業能率の向上を図るという効果がある。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、複数社又は多数社のメーカーから提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を受ける大規模総合商社(卸売会社)と、該大規模総合商社(卸売会社)から提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積してデータベース化すると共にこれを保存する販売代理店又は販売会社と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたシステムに於いて、前記メーカー、前記販売代理店(販売会社)又は前記大規模総合商社(卸売会社)に備えたリーダライタと、該リーダライタによって前記間接副資材のIDを読み出しこれを受信しかつ認証情報を格納したICカードによる認証手続を行なう上記ネットワークに接続されたサーバーとでなることを特徴とする間接副資材の電子認証システムを提供する。
このような構成としたので、間接副資材若しくは工場用品又はその部品を発注元のユーザーはあらゆる製品の中からネットワークを通じて販売代理店又は販売会社で構築した間接副資材又は工場用品等の商品履歴データや商品選定判断基準データを有効に利用し速やかに合理的に調達できると共に電子認証を直ちに行い作業能率の向上を図るという効果がある。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、前記サーバーが、前記大規模総合商社(卸売会社)又は前記販売代理店若しくは販売会社でなることを特徴とする請求項3又は4記載の間接副資材の電子認証システムを提供する。
このような構成としたので、サーバーが大規模総合商社(卸売会社)又は販売会社等を含んだ管理会社でなり、兼業可能としたシステムを構築でき、実施化が容易となり経済的効果を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムに於ける実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る間接副資材のデータ管理システムの全体構成を示す図である。本発明は、生産補助材又は工場用品としてのドライバ又はペンチ等の作業工具や雑工具等間接副資材の販売や受発注及びその管理形態に係るものであり、各ユーザーが各販売代理店又は各販売会社の販売システムにネットワークを介してアクセスし、各該販売会社等が提供する例えば、ユーザインターフェスを使用して、商品履歴データや商品選定判断基準データ、つまりいわゆる「目利きのデジタル化」の商品ランク付情報で上記間接副資材を購入するものである。この発明の一つの実施の形態としては、当該各販売会社等と各ユーザーすなわちバイヤーとの間で間接副資材やその部品の販売案件が発生した際に、該各販売会社の受注システムと各ユーザーの発注システムの間でやり取りする通信フォーマットに関するものである。
尚、上記工場用品としては、作業用工具、作業用治具、電動工具、エアーツール、パレット、重油・灯油又はクリーンルーム用品等が含まれる。
【0019】
5は、A社5A、B社5B、C社5C、D社5D、E社5E及びF社5Fから構成される各メーカーであって、間接副資材やその部品又は工場用品等を生産し、これを販売する会社等である。
当該各メーカー5は完成品又は半製品等種々の形態で当該間接副資材に係る一切の製品を生産するものであって、下請会社もこれに包含する。
【0020】
6は、上記各メーカー5が生産する間接副資材やその部品に関し商品履歴や商品選定判断基準をデータとして保存するデータベースであり、上記各メーカー5が取扱う各社、各種の膨大な情報に基づき、これを加工し、分析かつ解析し情報として蓄積データ及びいわゆる目利きのデジタル化データとして保存している。従って、間接副資材や工場用品等の新製品を新規に生産すれば、新規の商品履歴データ等として新たに蓄積加工される。
【0021】
7は、間接副資材やその部品に係る製品を各メーカー5から依頼を受けて取扱う大規模総合商社、つまり卸売会社であって、例えば「アズワン」「日伝」「山善」等である。該大規模総合商社7は上記データベース6から、例えば、各種市販されているパソコン等の情報機器やPDA(情報端末器)又は携帯電話等でリアルタイムに各メーカー5から生産された新製品を含む各種の間接副資材又はその部品や工場用品等の商品履歴データ又は商品選定判断基準データの情報を入手する。
尚、上記データベース6は各メーカー5側で商品履歴等のデータを作成し、処理し加工する場合、該メーカー5側に備えているが、上記大規模総合商社7すなわち卸売会社側で各メーカー5からの製品情報を得て、これを加工、処理及び蓄積して各大規模総合商社7に備えてもよい。当該データベース6の重要性や本システムの効率化又は保存管理の便宜性から第三者機関やサーバーに設置してもよい。そして、この設置場所はデータの加工や解析又は蓄積作業等の合理性や便宜性及び安全性の見地から決定する。
【0022】
8は、当該間接副資材又はその部品に係る情報を大規模総合商社7つまり卸売会社から得て各ユーザー10、特にバイヤー、エンドユーザーの発注に応じて当該間接副資材やその部品又は工場用品等を販売する販売代理店や販売会社であって、例えば、A社8AからD社8Dの4社すなわち複数社がある。該販売会社8等は独自のシステムを構築し、ネットワーク9を介して各ユーザー10に接続している。該ユーザー10は例えば、バイヤーであって、A社10A、B社10B、C社10C、D社10Dの4社を挙げたがこれに限定されず多数社が加わるものとする。
【0023】
而して、上記ユーザー10の各社A社10A、B社10B、C社10C、D社10Dのいずれかの各社は例えば、小型ペンチや把手部の径廻りが大きいプラスドライバー等の作業工具に於いて、その商品履歴データや商品選定判断基準データに基づき所定の間接副資材を購入する場合、自前の簡易型情報機器又はPDA(情報端末器)により、ネットワーク9を介して販売代理店又は販売会社8のデータベースを共有化した情報機器に当該発注信号を送信する。これにより販売代理店又は該販売会社8はこの発注信号を下に、受信の旨を前記ユーザー10の各社10AないしD社10Dの発注該当企業すなわちバイヤーに伝達すると共に、該発注企業すなわちバイヤーが所定のランク付を保有しかつ商品履歴を有する小型ペンチ等の上記作業工具を納品する。このように多種多量な発注企業の商品関連データに基づく要望にも迅速にリアルタイムに取引を実現する作用を奏する。
【実施例1】
【0024】
次に、図2に基づき、本発明に係る間接副資材のデータ管理システムに於ける実施例1について説明する。
【0025】
当該実施例は例えば、ユーザー10の各社のうちA社10Aに備えた情報機器等のデータ管理システムの一例を示し、また、販売代理店又は販売会社8の各社のうちA社8Aに備えた情報機器等のデータ管理システムの一例を示すものであって、ネットワーク9を介して、互いに交信し、間接副資材や工場用品又はその部品の商取引を成立させる構成となっている。
【0026】
上記ユーザー10のA社10Aは、バイヤーであって、例えば、間接副資材や工場用品は、その部品を受注企業である販売代理店又は販売会社に発注するための自前のシステムを備えている。
該発注システムは、例えば、情報機器又は携帯情報端末(PDA)でなるユーザー端末101、該ユーザー端末101の表示装置102、入力装置103、及びICリーダ104で構成されている。そしてこの発注システムはA社10A以外の各社B社10BないしD社10Dの共用としてもよく、全体を単一の発注システムで構築することもできる。このICリーダ104は、ICコードアンテナより読み取られた間接副資材や工場用品又はその部品に係るICコード番号をホスト装置に伝達するための機器である。そして、該ICリーダ104は、ICタグ情報取得手段として、該ユーザー10Aが所有する現有情報機器からICタグデータを取得し、該ICタグデータを用いて例えば、間接副資材の製品個体データベースつまり、安全データシート等の製品データや製造ルートを識別するロット番号、製造年月日データ等を検索することにより後述する受注企業、すなわち、販売代理店又は販売会社8Aから間接副資材や工場用品又はその部品に関する種々な情報を得ることとしてもよい。
【0027】
上記販売代理店又は販売会社8のA社8Aは例えば、間接副資材や工場用品又はその部品を発注元であるユーザー10のA社10Aに納品するため及び発注状況をリアルタイムに検出するための自前の販売会社8の受注システム81を備えている。
そして、該販売会社8の受注システム81は当該間接副資材や工場用品又はその部品の受注を受けるためのシステムであって、その受信信号を下に、ネットワーク9を介して、前記ユーザーA社10Aの発注システムにその旨を送信する。
【0028】
6は、前述したデータベースであり、特に本実施例では販売代理店又は販売会社8に備えた場合を例示する。61は、間接副資材又は工場用品の商品履歴データベース、62は、間接副資材又は工場用品の部品の商品履歴データベース、63は、間接副資材又は工場用品の商品ランク付データ・商品選定判断基準データ若しくはいわゆる目利きデジタル化データ等を蓄積・加工処理したデータベースであり、上記販売会社8の受注システム81に備えている。上記各データベース61、62及び63は新規な間接副資材又はその部品や工場用品が新たに加わる場合や販売を廃止する場合等に対処し、常に新規加工又は解析し更にこれを最新のデータとして蓄積している。
従って、発注元のユーザー10の各社は必要とする特殊な作業工具や雑工具等の間接副資材を受注企業としての販売代理店又は販売会社8の各社にネットワーク9を利用して発注すれば、その発注通信信号が、販売会社8の受注システム81等にリアルタイムに伝送されバイヤーが希望する所定の商品履歴や所定のランクを所持した間接副資材等を速やかに該販売代理店又は販売会社8のA社8Aから納品を受けることとなる。
また、上記販売会社8の受注システム81は各データベース61ないし63を含む構成は複数社で共用してもよく、全体を単一の受注システムとして構築することもできる。
尚、上述したデータベース6は図1に示すように大規模総合商社7の受注システムに配設してもよい。
【実施例2】
【0029】
次に、図3に基づき本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムに於ける上記間接副資材又は工場用品にICタグを貼付又は添付した構成及びICタグの構造を説明する。
図3(a)は、ICタグ12を間接副資材(工場用品を含む)13の一部、例えば、側面等に貼付した例である。該間接副資材13のいずれの部位に貼付してもよいが、該ICタグ12は、他の間接副資材等の接触やその他の原因又は取扱いの際の物理的外力により該間接副資材13から剥離しないように貼付ける。
【0030】
上記ICタグ12は、金属層を積層した紙やプラスチック基材にアンテナ用コイルパターン12aを金属層にエッチング形成したICチップ12bを接続することにより形成できる。上記ICチップ12bのメモリー容量が例えば、1(Kbit)であれば、128文字の記録が可能であり、当該間接副資材(工場用品を含む)13の配送や在庫管理等に差支えない。上記ICタグ12に記録する事項としては、品名、品番、製造年月日、単価(売価)、特徴点やICタグ13自体のIDコードや識別コードを記載する。
【0031】
図3(b)は、ICタグ12の一例を示す平面図である。該ICタグ12は、例えば、大きさが30(mm)×30(mm)以下に設計され、いわゆるデータキャリアともいわれ、プラスチック等の基材12cにアンテナ用コイルパターン12aを形成し、該アンテナ用コイルパターン12aと、ICチップ12bに内蔵されている容量素子とにより共振回路を形成し、一定周波数の電波を受信し送信できる。本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムの場合、例えば、135KHz(中波)ないし2.45GHz(マイクロ波)の周波数帯が使用される。そして、アンテナ用コイルパターン12aは導通部材12dにより、コイル接続端子12eを介してICチップ12bに接続している。また、上記ICタグ12に記録した間接副資材(工場用品を含む)13の各種品名、IDコード等の情報は後述するリーダライタが該ICタグ12に対して共振する呼出し信号を発信し、これを受信したICタグ12からの応答信号を記憶する。
【実施例3】
【0032】
次に、図4に基づき本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムの実施例3を明らかにする。
先づ、本発明に係る間接副資材のデータ管理システムを説明する。
上記ユーザー10のA社10Aは、バイヤーであって、例えば、間接副資材又は工場用品は、その部品を受注企業である販売代理店又は販売会社に発注するための自前のシステムを備えている。
該発注システムは、例えば、情報機器又は携帯情報端末(PDA)でなるユーザー端末装置101、該ユーザー端末装置101の表示装置102、及び入力装置103、及びICリーダ104としてのリーダライタ14、このリーダライタ14に挿入されるICカード14Aで構成されている。そしてこの発注システムはA社10A以外の各社B社10BないしD社10Dの共用としてもよく、全体を単一の発注システムで構築することもできる。このリーダライタ14はICタグ12のアンテナ用コイルパターン12aにより読み取られた間接副資材等又はその部品に係るIDコードや識別コードをホスト装置に伝達するための機器である。そして、該リーダライタ14はICタグ情報取得手段として、該ユーザー10Aが所有する現有情報機器からICタグデータを取得し、該ICタグデータを用いて例えば、間接副資材や工場用品の製品個体データベースつまり、安全データシート等の製品データや製造ルートを識別するロット番号、製造年月日データ等を検索することにより後述する受注企業、すなわち、販売代理店又は販売会社8Aから間接副資材や工場用品又はその部品に関する種々な情報を得ることとする。
【0033】
上記販売代理店又は販売会社8のA社8Aは例えば、間接副資材や工場用品又はその部品を発注元であるユーザー10のA社10Aに納品するため及び発注状況をリアルタイムに検出するための自前の販売会社8の受注システム81を備えている。
そして、該販売会社8の受注システム81は当該間接副資材13や工場用品又はその部品の受注を受けるためのシステムであって、その受信信号を下に、ネットワーク9を介して、前記ユーザーA社10Aの発注システムにその旨を送信する。
また、上記販売代理店(販売会社)8Aは上述したユーザー10のA社10Aと同様にユーザー端末装置101、表示装置102、入力装置103及びリーダライタ14、このリーダライタ14に挿入されるICカード14Aを備え、該リーダライタ14はICタグ情報取得手段として、該ユーザー10Aが所有する現有情報機器からICタグデータを取得し、該ICタグデータを用いて例えば、間接副資材や工場用品の上述した安全データシート等の製品データ等の製品個体データベースを検索することにより後述する受注企業、すなわち、販売代理店又は販売会社8Aから間接副資材や工場用品又はその部品に関する種々な情報を得ることとする。
【0034】
6は、前述したデータベースであり、特に本実施例では販売代理店又は販売会社8に備えた場合を例示する。61は、間接副資材又は工場用品の商品履歴データベース、62は、間接副資材又は工場用品の部品の商品履歴データベース、63は、間接副資材又は工場用品の商品ランク付データ・商品選定判断基準データ若しくはいわゆる目利きデジタル化データ等を蓄積・加工処理したデータベースであり、上記販売会社8の受注システム81に備えている。上記各データベース61、62及び63は新規な間接副資材又はその部品や工場用品が新たに加わる場合や販売を廃止する場合等に対処し、常に新規加工又は解析し更にこれを最新のデータとして蓄積している。
従って、発注元のユーザー10の各社は必要とする特殊な作業工具や雑工具等の間接副資材を受注企業としての販売代理店又は販売会社8の各社にネットワーク9を利用して発注すれば、その発注通信信号が、販売会社8の受注システム81等にリアルタイムに伝送されバイヤーが希望する所定の商品履歴や所定のランクを所持した間接副資材等を速やかに該販売代理店又は販売会社8のA社8Aから納品を受けることとなる。
また、上記販売会社の受注システム81は各データベース61ないし63を含む構成は複数社で共用してもよく、全体を単一の受注システム及びICタグ管理システムとして構築することもできる。
【0035】
また、図4に示すように大規模総合商社(卸売会社)7のA社7A例えば、「アズワン」等である場合、前記ユーザー10のA社10A及び販売代理店(販売会社)8のA社8Aと同様にユーザー端末装置101、表示装置102、入力装置103及びリーダライタ14、このリーダライタ14に挿入されるICカード14Aを備え、該リーダライタ14はICタグ情報取得手段として、該ユーザー10Aが所有する現有情報機器からICタグデータを取得し、該ICタグデータを用いて例えば、間接副資材や工場用品の製品個体データベースを検索することにより後述する受注企業、すなわち、販売代理店又は販売会社8Aから間接副資材13や工場用品又はその部品に関する種々な情報を得ることとする。
【0036】
11はサーバーであり、ネットワーク9に接続されている。該サーバー11は、上記間接副資材や工場用品の電子認証手続を行うものであり、例えば、ICタグ管理会社で構成してもよく、また、上記ユーザー10、上記メーカー5、上記大規模総合商社(卸売会社)7、販売代理店8等に備え又は兼業してもよい。
そして、該サーバー11によって、登録されたICタグ12が貼付された間接副資材等13が流通する際、該サーバー11のデータベースには該間接副資材等13のIDコードや識別コードが記憶される。そして、各ユー―ザー10等に備えたユーザー端末装置101が操作され、該ユーザー端末装置101の認証を行なうためにブラウザ(パソコン)が起動されて上記ネットワーク9を介して上記サーバー11へ接続が要求され、サーバー11に於いて、これを認識すれば、上記ユーザー10や上記大規模総合商社7又は上記販売代理店8等に備えたユーザー端末装置101のユーザーIDとパスワードを入力させるための信号が送信される。そして、上記ユーザー10等は入力装置103により該ユーザーIDとパスワードを入力し、上記サーバー11へ送信する。ここで、上記ユーザー10や販売代理店8等に備えたリーダライタ104が市場に流通する間接副資材等13のIDコードや識別コードを読み出し、ネットワーク9を介してサーバー11が一元管理する。
【0037】
次に、図4及び図5(a)、(b)、(c)に基づき、本発明に係る間接副資材の電子認証システムを説明する。
【0038】
当電子認証システムは大概すれば、ネットワーク9を介してユーザー10、大規模総合商社(卸売会社)7及び販売代理店(販売会社)8と、サーバー11を接続した構成となっており、このユーザー10、大規模総合商社(卸売会社)7及び販売代理店(販売会社)8は各ユーザー端末装置101、すなわち、WWWブラウザ(パソコン)を搭載している。そして、該ユーザー端末装置101がサーバー11を示すURL(Uniform Resource Locator)を指定してホームページの表示を要求すると、上記サーバー11は電子認証手続を開始する。
ここで図5(a)は、前述した図4に於けるユーザー10のA社10A、大規模総合商社(卸売会社)7のA社7A及び販売代理店(販売会社)8のA社8Aに備えたリーダライタ14の外観構成図を示している。図5(b)は、上記リーダライタ14に挿入するICカード14Aの内部構成を示している。図(c)は、上記ICカード14Aの動作を示している。
【0039】
上記リーダライタ14は、携帯端末器(PDA)で構成してもよく、その左平側面にはICカード14Aの挿入口が配置してあり、これにICカード14Aを挿入する。反対側側面には、ケーブル(図示せず)を接続するためのコネクタ141が配置されている。該リーダライタ14の前面には表示パネル142、テンキー143、カーソルキー144等を備えている。さらに、カーソルキー144の上側には電源ボタン145、確定ボタン146を有している。
【0040】
そして、図5(b)に示すようにICカード14Aは、内部バス147を介してCPU148、ROM149、RAM150等を接続した構成となっている。また、内部バス147は、端末インターフェース回路151を介して外部接触端子152に接続し、上記リーダライタ14がEEPROM(Electrially Erasable Programmable ROM)153にアクセスできるように構成している。外部接触端子152は、リーダライタ14から電圧の供給を受けるためのVcc端子、クロック信号を供給させるためのクロック端子及びグランド端子等から構成され、データ入出力信号端子を介してデータをやり取りする。
【0041】
次に、図5(c)に基づき、当電子認証システムの動作を説明する。
ユーザー10はリーダライタ14の電源ボタン145をオン動作する。そして、認証情報を格納したICカード14Aを該リーダライタ14に挿入する。表示パネル142にURLが表示され、アクセスしたいURLが表示されれば、確定ボタン146をオン動作させ、ケーブルを使用して該リーダライタ14をユーザー端末装置101に接続すれば、該ユーザー端末装置101が指定されたURLにアクセスし、データを要求する(ステップ1)。そして、サーバー11はHTML形式の文書を返信する。該ユーザー端末装置101のブラウザのWeb画面、つまり電子調達サイトは、要求に対するHTML形式の文書を受信する(ステップ2)。そして、当該HTML形式の文書に従って、ICカード14Aに認証情報を要求し(ステップ3)、該ICカード14Aより認証情報を取得する(ステップ4)。而して、上記サーバー11に認証情報を返信する(ステップ5)。該サーバー11にて認証の結果、アクセスが許可されたら、HTML形式の文書が送信されるのでこれを受信し、ユーザー10のユーザー端末装置101の表示装置102で表示する(ステップ6)。かくして、間接副資材や工場用品等の電子認証手続が終了する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係る間接副資材のデータ管理システムの実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る間接副資材のデータ管理システムの実施例に基づくユーザー及び販売代理店又は販売会社に備えたシステム内の構成要素を示す構成図である。
【図3】本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムに使用するICタグの実施例を示すものであって、(a)は間接副資材等に貼付けた状態を示す側面図、(b)はICタグを示す平面図である。
【図4】本発明に係る間接副資材のデータ管理・電子認証システムの実施例に基づくユーザー及び販売代理店又は販売会社に備えたシステム内の構成要素を示す構成図である。
【図5】図4に示すシステムに備えたリーダライタ及び電子認証手続を示す図面であって、(a)はリーダライタの外観構成図、(b)はリーダライタに挿入するICカードの内部構成図、(c)は電子認証手続のフローチャートである。
【図6】従来の商品受発注システムの例を示す構成図である。
【符号の説明】
【0043】
5 メーカー
5A メーカーA社
5B メーカーB社
5C メーカーC社
5D メーカーD社
5E メーカーE社
5F メーカーF社
6 データベース
61 間接副資材又は工場用品の商品履歴データベース
62 間接副資材又は工場用品の部品の商品履歴データベース
63 間接副資材又は工場用品の商品ランク付データ・商品選定判断基準データベース
7 大規模総合商社(卸売会社)
7A 大規模総合商社(卸売会社)A社
8 販売代理店(販売会社)
8A 販売代理店(販売会社)A社
8B 販売代理店(販売会社)B社
8C 販売代理店(販売会社)C社
8D 販売代理店(販売会社)D社
81 販売会社の受注システム
9 ネットワーク
10 ユーザー
10A ユーザーA社
10B ユーザーB社
10C ユーザーC社
10D ユーザーD社
101 ユーザー端末装置
102 表示装置
103 入力装置
104 ICリーダ
11 サーバー
12 ICタグ
12a アンテナ用コイルパターン
12b ICチップ
12c 基材
12d 導通部材
12e コイル接続端子
13 間接副資材(工場用品)
14 リーダライタ
14A ICカード
141 リーダライタのコネクタ
142 リーダライタの表示パネル
143 リーダライタのテンキー
144 リーダライタのカーソルキー
145 リーダライタの電源ボタン
146 リーダライタの確定ボタン
147 ICカードの内部バス
148 ICカードのCPU
149 ICカードのROM
150 ICカードのRAM
151 ICカードの端末インターフェース回路
152 ICカードの外部接触端子
153 ICカードのEEPROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数社又は多数社のメーカーから提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積したデータベースを保存すると共に販売代理店又は販売会社に該商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を出力する大規模総合商社(卸売会社)と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたことを特徴とする間接副資材のデータ管理システム。
【請求項2】
複数社又は多数社のメーカーから提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を受ける大規模総合商社(卸売会社)と、該大規模総合商社(卸売会社)から提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積してデータベース化すると共にこれを保存する販売代理店又は販売会社と、該販売代理店又は販売会社から提供された工場用品又は部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたことを特徴とする間接副資材のデータ管理システム。
【請求項3】
複数社又は多数社のメーカーから提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積したデータベースを保存すると共に販売代理店又は販売会社に該商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を出力する大規模総合商社(卸売会社)と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたシステムに於いて、前記メーカー、前記販売代理店(販売会社)又は前記大規模総合商社(卸売会社)に備えたリーダライタと、該リーダライタによって前記間接副資材のIDを読み出しこれを受信しかつ認証情報を格納したICカードによる認証手続を行なう上記ネットワークに接続されたサーバーとでなることを特徴とする間接副資材の電子認証システム。
【請求項4】
複数社又は多数社のメーカーから提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を受ける大規模総合商社(卸売会社)と、該大規模総合商社(卸売会社)から提供された部品又は工場用品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報を加工又は解析かつ蓄積してデータベース化すると共にこれを保存する販売代理店又は販売会社と、該販売代理店又は販売会社から提供された部品を含む間接副資材の商品履歴データ情報及び商品選定判断基準情報をネットワークを介して発注情報として受信するユーザーとで構成されたシステムに於いて、前記メーカー、前記販売代理店(販売会社)又は前記大規模総合商社(卸売会社)に備えたリーダライタと、該リーダライタによって前記間接副資材のIDを読み出しこれを受信しかつ認証情報を格納したICカードによる認証手続を行なう上記ネットワークに接続されたサーバーとでなることを特徴とする間接副資材の電子認証システム。
【請求項5】
前記サーバーが、前記大規模総合商社(卸売会社)又は前記販売代理店若しくは販売会社でなることを特徴とする請求項3又は4記載の間接副資材の電子認証システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−4033(P2006−4033A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−177777(P2004−177777)
【出願日】平成16年6月16日(2004.6.16)
【出願人】(503416397)松野機工株式会社 (2)
【Fターム(参考)】