説明

防災シヤツター用安全装置

【目的】 防災シャッターの安全性を向上させることができる防災シャッター用安全装置を得る。
【構成】 自動閉鎖装置28は防災信号を受信するとブレーキ解除レバー54を介してブレーキを解除し、シャッターカーテン12の閉方向への移動を開始させる。感知レバー74がシャッターカーテン12の移動軌跡上の障害物に当接すると、防災シャッター用安全装置66に送信機76、受信機78を介して信号が入力され、ブレーキを作動させてシャッターカーテン12の移動を停止させ、所定時間経過した後にブレーキを解除してシャッターカーテン12の閉方向への移動を再開させる。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は非常時にシャッターカーテンを閉止する防災シャッターに適用される防災シャッター用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、防火区画等には防火または防煙等のための防災シャッターが設置されている。防災シャッターのシャッターカーテンは、平常時にはモータ等の駆動力で開閉されるようになっている。また、モータ停止時には自動的にブレーキがかかってシャッターカーテンの自重による閉方向への移動を阻止し、シャッターカーテンを所定位置に保持するようにしている。また、防災シャッターは自動閉鎖装置を備えている。自動閉鎖装置は火災等の非常時に防災信号を出力する防災盤に接続されており、防災信号が入力されると前記モータのブレーキを解除してシャッターカーテンを自重によって閉方向へ移動させる。これにより通路が閉鎖され、延焼等を防止することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の防災シャッターでは自動閉鎖装置がモータのブレーキを解除すると、シャッターカーテンの下端部が床面に当接して全閉となるまでシャッターカーテンの自重によって閉方向へ移動する。このため、シャッターカーテンの移動軌跡上に人間等の障害物が存在していた場合には、該障害物にシャッターカーテンがぶつかって危害を加えることがあり、非常に危険であった。
【0004】
本考案は上記事実を考慮して成されたもので、防災シャッターの安全性を向上させることができる防災シャッター用安全装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る防災シャッター用安全装置は、防災信号を受信したときにシャッターカーテンの閉方向への移動を開始させる自動閉鎖装置と、シャッターカーテンの移動軌跡上に存在する障害物を検出する障害物検出手段と、シャッターカーテンが閉方向へ移動しているときに前記障害物検出手段によって障害物が検出された場合に前記移動を停止させ所定時間経過した後に前記移動を再開させる制御手段と、を有している。
【0006】
【作用】
本考案では、障害物検出手段によってシャッターカーテンの移動軌跡上に存在する障害物を検出するよう構成し、自動閉鎖装置によってシャッターカーテンの移動を開始させ、シャッターカーテンが閉方向へ移動しているときに障害物を検出した場合にはシャッターカーテンの移動を停止させ、所定時間経過した後に前記移動を再開させるようにしている。また、前記所定時間経過後に再び障害物を検出した場合には、再度移動を停止させることができる。このため、シャッターカーテンの移動軌跡上に例えば人間等が存在していた場合にシャッターカーテンの移動が停止されるので、該人間に危害を加えることがなく、防災シャッターの安全性を向上させることができる。
【0007】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。図1には本考案に係る防災シャッター用安全装置を備えた防災シャッター10が示されている。
【0008】
防災シャッター10は金属製のシャッターカーテン12を備えている。シャッターカーテン12の両端部には、断面形状が略コ字状の金属製のガイドレール18がまぐさ部14から床面16まで延設されている。シャッターカーテン12は両端部をガイドレール18に案内されて上下動するようになっている。このシャッターカーテン12の上端部は巻取シャフト20に取付けられている。
【0009】
防災シャッター10は金属製のシャッターカーテン12を備えている。シャッターカーテン12の両端部は、断面形状が略コ字状でまぐさ部14から床面16へ鉛直方向に沿って延設されたガイドレール18によって支持されており、シャッターカーテン12はガイドレール18に案内されて開方向(上昇方向)または閉方向(下降方向)へ移動可能とされている。シャッターカーテン12の上端部は、まぐさ部12の上方に配置された巻取シャフト20に取付けられている。
【0010】
巻取シャフト20は開閉機としてのモータ22の駆動軸にチェーン24を介して連結されている。巻取シャフト20はモータ22の駆動力がチェーン24を介して伝達されて回転され、これによってシャッターカーテン10は巻取シャフト18に巻取りまたは巻戻されて開方向または閉方向へ移動され、開閉されるようになっている。なおモータ22は、モータ22への給電がない場合に駆動軸の回転を停止させるブレーキ(図示省略)を内蔵している。
【0011】
まぐさ部14の上方には制御装置34が配設されている。制御装置34には信号線36を介して操作器38が接続されている。操作器38には、シャッターカーテン12を開方向へ移動、閉方向へ移動、及び前記移動を停止させるための操作スイッチ40、42、44が設けられている。制御装置34は操作器38の各スイッチの操作に応じてシャッターカーテン12が移動するようにモータ22の駆動を制御する。
【0012】
また、モータ22に隣接して、シャッターカーテン12の上限位置(全開位置)を検出する上限リミットスイッチ46と、下限位置(全閉位置)を検出する下限リミットスイッチ48及び非常用下限リミットスイッチ65を備えた位置検出ユニット32が設けられている。この位置検出ユニット32は、雄ねじが形成されモータ22の回転力がギア33を介して伝達されて軸回転するシャフトと、前記雄ねじに螺合されシャフトの軸回転によりシャフトの軸線に沿って移動する移動ブロックと、で構成されており、移動ブロックの移動範囲両端位置に前記リミットスイッチ46、48が取付けられている。従って、移動ブロックの移動範囲とシャッターカーテン12の移動範囲とを対応させておくことにより、シャッターカーテン12の全開位置及び全閉位置を検出することができる。なお、上限及び下限リミットスイッチ46、48は制御装置34に接続されており、非常用下限リミットスイッチ65は、後述する防災シャッター用安全装置66に接続されている。
【0013】
一方、シャッターカーテン12の下端部には感知レバー74が配設されている。感知レバー74はシャッターカーテン12の幅方向に沿って延設されたシャフト75に回動可能に軸支されており、シャッターカーテン12の移動軌跡上に存在する人間等の障害物に接触すると回動されるようになっている。感知レバー74の配設部位近傍には送信機76が設けられており、まぐさ部14の上方にはこの送信機76に対応して受信機78が設けられている。感知レバー78、送信機76及び受信機78は障害物検出手段を構成し、送信機76は感知レバー74が回動されると、受信機78へ向けて障害物検出信号を送信する。受信機78は後述する防災シャッター用安全装置66から電力が供給されて作動し、前記障害物検出信号を受信すると、防災シャッター用安全装置66へ後述するスイッチ104駆動用の信号を出力する。
【0014】
図2に示すように、モータ22には前記ブレーキを作動させるか、またはブレーキの作動を停止させるブレーキ解除レバー54が取付けられている。通常、ブレーキ解除レバー54は図示しない付勢手段の付勢力によって図2に実線で示す位置に保持されており、モータ22の停止時にブレーキが効いて、シャッターカーテン12の自重による移動が阻止される。また、ブレーキ解除レバー54が図2想像線の位置へ操作されると、ブレーキが効かずシャッターカーテン12は自重によって閉方向へ移動することになる。
【0015】
また、モータ22の上方にはブラケット26を介して自動閉鎖装置28が取付けられている。自動閉鎖装置28は非常用プレート30を備えている。非常用プレート30は自動閉鎖装置28のケーシング50に設けられた孔50Aに挿通されている。このブレーキ解除レバー54に対応して非常用プレート56が配設されている。非常用プレート30は先端部が図2下方へ屈曲され、全体として略L字型とされている。この先端部にはボルト52が固定されており、このボルト52の先端が前記ブレーキ解除レバー54と対応するように配置されている。非常用プレート30の後端部側には図2下方へ突出するブラケットが取付けられている。またケーシング50の底面にも前記ブラケットに対応してブラケットが取付けられており、この一対のブラケットの間には引張コイルばね56が掛け渡されている。引張コイルばね56は非常用プレート30を図2矢印A方向へ付勢している。
【0016】
図3に示すように、非常用プレート30の軸方向中間部には切欠部58が形成されている。一方、非常用モータ60の回転軸には円板62が取付けられており、円板62には直径方向に沿って一対のピン64が設けられている。通常、円板62は図3に示す状態で停止されている。図3に示す状態でピン64は切欠部58へ収容され、前記引張コイルばね56の付勢力に抗して非常用プレート30の軸方向移動を阻止し、ボルト52の先端とブレーキ解除レバー54とを離反させている。また非常時には、自動閉鎖装置28に隣接して配置された防災シャッター用安全装置66に、図示しない防災盤からの防災信号が入力され、後述するように防災シャッター用安全装置66を介して非常用モータが駆動されて円板62を図3反時計回りに回転させ、ピン64を切欠部58から離脱させるようになっている。これにより、非常用プレート30は引張コイルばね56の付勢力で図2及び図3矢印A方向へ軸移動され、ボルト52によってブレーキ解除レバー54を図2想像線の位置へ移動させる。
【0017】
また、非常用プレート30近傍には復帰用リミットスイッチ68が配設されている。復帰用リミットスイッチ68は非常用プレート30の移動に伴って作動レバーが押圧され、非常用プレート30の実線位置でオン、想像線位置でオフとされるようになっている。また、円板62の近傍には作動用リミットスイッチ70が配設されている。円板62の裏面には、図3に想像線で示すようにスイッチカム72が形成されている。作動用リミットスイッチ70は円板62の回転に伴って作動レバーが前記スイッチカム72によって押圧されて接点が切り換わるようになっている。
【0018】
次に図4を参照して防災シャッター用安全装置66を含む回路構成を説明する。前記防災盤からの防災信号は24ボルトの直流電圧として端子80A、80B間に印加される。端子80Aには、非常用下限リミットスイッチ65の共通端子65Aと、常開接点82の端子82Aと、が接続されている。非常用下限リミットスイッチ65は、通常は共通端子65Aと端子65Bとを導通させ、シャッターカーテン12が下限位置に到達すると共通端子65Aと端子65Cとを導通させるようになっている。また常開接点82は、後述する励磁コイル98が励磁されると端子82Aと端子82Bとを導通させるようになっている。
【0019】
非常用下限リミットスイッチ65の端子65Bは常閉接点84を介して作動用リミットスイッチ70の共通端子70Aに接続されている。常閉接点84は後述する遅延回路付き励磁コイル98によって接点が開閉される。作動用リミットスイッチ70は、前述のように円板62の回転に伴って接点が切り換わり、オフ状態で共通端子70Aを端子70Bと導通させ、オン状態で端子70Cと導通させる。一方、常開接点82の端子82B及び非常用下限リミットスイッチ65の端子65Cは復帰用リミットスイッチ68の共通端子68Aに接続されている。復帰用リミットスイッチ68は、前述のように回転非常用プレート30の移動に伴って接点が切り換わり、オフ状態で共通接点68Aを接点68Cと導通させ、オン状態で接点68Bと導通させる。
【0020】
作動用リミットスイッチ70の端子70B及び復帰用リミットスイッチ68の端子68Bはダイドード86、非常用モータ60を介して端子80Bに接続されている。また、非常用モータ60にはダイオード88が並列に接続されている。
また、作動用リミットスイッチ70の端子70Cは、受信機78、常閉接点90を介して端子80Bに接続されている。端子80Aと作動用リミットスイッチ70の端子70Cの間が導通されると、受信機78に電力が供給されて受信機78が作動する。また、常閉接点90は後述する励磁コイル98が励磁されると接点が開くようになっている。
【0021】
また、端子80Aには常開接点92の端子92A、スイッチ104の端子104A及び常開接点94の端子94Aが接続されている。常開接点92、94は励磁コイル98が励磁されると接点を閉成するようになっている。常開接点92の接点92Bは遅延回路付き励磁コイル96を介して端子80Bに接続されている。遅延回路付き励磁コイル96は、電圧が印加されると常閉接点84を開放し、所定時間(T1 )経過後に閉成するよう構成されている。また、受信機78は前述のように電力が供給されて作動している状態で、送信機76からの障害物検出信号を受信するとスイッチ104駆動用の信号を出力する。スイッチ104は、この駆動用信号を受けてオンするようになっている。スイッチ104の端子104B及び常開接点94の端子94Bは励磁コイル98、常閉接点100を介して端子80Bに接続されている。励磁コイル98は、励磁されると常開接点82、92、94及び常閉接点90の接点を切り換える。また、励磁コイル98には遅延回路付き励磁コイル102が並列に接続されている。遅延回路付き励磁コイル102は、電圧が印加されると所定時間(T2 )後に常閉接点100を開放するようになっている。
【0022】
次に本実施例の作用を説明する。最初に防災シャッター10の平常時の動作について説明する。
【0023】
スイッチ40が操作されるとモータ22が正転し、巻取シャフト20がシャッターカーテン12を巻取る方向へチェーン24を介して回転され、シャッターカーテン12が開方向へ移動される。シャッターカーテン12が全開状態になると上限リミットスイッチ46がオンしてモータ22が停止し、ブレーキが作動してシャッターカーテン12の移動が停止される。
【0024】
次にスイッチ42が操作されるとモータが逆転し、巻取シャフト20がシャッターカーテン12を引出す方向へ回転され、シャッターカーテン12が閉方向へ移動される。シャッターカーテン12が全閉状態になると下限リミットスイッチ48がオンしてモータ22が停止し、ブレーキが作動してシャッターカーテン12の移動が停止される。
【0025】
次にシャッターカーテン12の開閉動作中に途中で停止させたい場合は、停止スイッチ44が操作される。これによりモータ22が停止し、ブレーキが作動することによってシャッターカーテン12は停止スイッチ44の操作時点の位置で停止する。
【0026】
次に火災等が発生した場合について説明すると、図示しない防災盤から防災信号が入力され、端子80A、80B間に24ボルトの直流電圧が印加される。これにより、非常用モータ60に電力が供給されて円板62を回転させ、円板62が半回転した時点で作動用リミットスイッチ70がスイッチカム72によって切換わり、非常用モータ60の駆動が停止される。これに伴って、切欠部58からピン64が離脱し、非常用プレート30が図2、図3の矢印A方向へ移動し、ブレーキ解除レバー54を図2想像線で示す位置へ移動させる。これにより、ブレーキが解除されシャッターカーテン12は閉方向へ移動する。また、非常用プレート30の図2、3の矢印A方向への移動に伴って復帰用リミットスイッチ68が切換わる。
【0027】
この防災信号が入力されてシャッターカーテン12が閉方向へ移動するときには、図5に示すように、作動用リミットスイッチ70は共通端子70Aと端子70Cとが導通し、復帰用リミットスイッチ68は共通端子68Aと端子68Bとが導通している。従って、非常用下限リミットスイッチ65、常閉接点84、作動用リミットスイッチ70を介して受信機78に電力が供給され、受信機78が作動される。
【0028】
ここで、シャッターカーテン12の移動軌跡上に人間等の障害物が存在している場合には、感知レバー74が該障害物に当接すると感知レバー74が回動し、送信機76から送信された障害物検出信号が受信機78で受信される。これにより受信機78からスイッチ104駆動用信号が出力され、スイッチ104がオンし、端子80Aからスイッチ104、励磁コイル98及び遅延回路付き励磁コイル102、常閉接点100を通って端子80Bに至る閉回路が形成されて励磁コイル98が励磁される。これに伴って、遅延回路付き励磁コイル102のタイマがスタートすると共に、常開接点82が閉成されて非常用モータ60が円板62を回転させ、非常用プレート30はピン64によって引張コイルばね56の付勢力に抗して図2、3の矢印A方向と反対の方向へ移動される。これにより、ブレーキ解除レバー54が図2の実線位置に復帰してブレーキがかかり、シャッターカーテン12の移動が停止される。さらに、作動用リミットスイッチ70及び復帰用リミットスイッチ68は図4に示す状態に復帰し、円板62が半回転した時点で非常用モータ60の駆動が停止される。
【0029】
また、励磁コイル98が励磁されることによって常開接点92、94が閉成され、遅延回路付き励磁コイル96が励磁されてタイマがスタートし常閉接点84を開放させると共に、常閉接点90が開放され、受信機78への電力の供給が停止される。これによりスイッチ104がオフになるが、スイッチ104に並列に接続されている常開接点94が閉成されているため、励磁コイル98の励磁状態が保持される。
【0030】
所定時間T2 が経過すると、遅延回路付き励磁コイル78は常閉接点100を開放させる。これにより励磁コイル98の励磁状態の保持が停止されて常開接点82、92、94を開放させると共に、常閉接点90を閉成させる。さらに所定時間T1 が経過すると、遅延回路付き励磁コイル96は開放させていた常閉接点84を閉成させる。これにより再び非常用モータ60が駆動され、ブレーキが解除されてシャッターカーテン12の閉方向への移動が再開される。
【0031】
また、シャッターカーテン12の閉方向への移動を再開して再度障害物が検出された場合には、上記と同様にして閉方向への移動を停止させ所定時間後に再開させる。このように、シャッターカーテン12の移動軌跡上の障害物が検出されなくなるまでシャッターカーテン12の移動停止を繰り返すので、人間等の障害物に危害を加えることはない。
【0032】
このように、本実施例では防災信号によってシャッターカーテン12が閉方向へ移動しているときに感知レバー74に障害物が当接した場合、シャッターカーテン12の閉方向への移動を停止させ、所定時間T1 経過した後に移動を再開させるようにしたので、防災シャッターの安全性を向上させることができる。
【0033】
なお、本実施例では障害物検出手段を、感知レバー72、送信機76及び受信機78で構成し、感知レバー72が障害物に当接したときにシャッターカーテン12の移動を停止させるようにしていたが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば赤外線、光等を利用した非接触式のセンサによって人間等の障害物を検出するよう構成してもよい。
【0034】
また、本実施例では防災信号によってシャッターカーテン12が閉方向へ移動しているときに感知レバー74に障害物が当接した場合、シャッターカーテン12のの移動を停止させて所定時間T1 経過した後に移動を再開させるようにしていたが、例えばシャッターカーテン12の移動を停止させた後に障害物の無を確認してから移動を再開させるようにしてもよい。
【0035】
また、本実施例では障害物を検出した場合にモータ22内蔵のブレーキを作動させるようにしていたが、シャッターカーテン12の移動を停止させるブレーキ装置を別途設け、該ブレーキ装置を作動させるようにしてもよい。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る防災シャッター用安全装置では、シャッターカーテンが閉方向へ移動しているときに障害物を検出した場合にシャッターカーテンの移動を停止させ所定時間経過した後に前記移動を再開させるようにしたので、防災シャッターの安全性を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る防災用シャッターの正面図である。
【図2】非常閉鎖装置の概略断面図である。
【図3】非常用プレートの作用を説明するための平面図である。
【図4】防災シャッター用安全装置及び自動閉鎖装置の回路図である
【図5】シャッターカーテンの閉方向への移動時の防災シャッター用安全装置の作用を説明する回路図である。
【符号の説明】
10 防災シャッター
12 シャッターカーテン
22 モータ
28 自動閉鎖装置
30 非常用プレート
54 ブレーキ解除レバー
66 防災シャッター用安全装置
74 感知レバー
76 送信機
78 受信機

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 防災信号を受信したときにシャッターカーテンの閉方向への移動を開始させる自動閉鎖装置と、シャッターカーテンの移動軌跡上に存在する障害物を検出する障害物検出手段と、シャッターカーテンが閉方向へ移動しているときに前記障害物検出手段によって障害物が検出された場合に前記移動を停止させ所定時間経過した後に前記移動を再開させる制御手段と、を有する防災シャッター用安全装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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