説明

防犯面格子

【課題】棧形の防犯面格子において、縦棧と横棧の結合部分が破壊されると、これを電気的に検出して警報を発し、外部から侵入する犯罪を未然に防止することができる安全性の高い防犯面格子を提供する。
【解決手段】面格子1の横棧2の内部に、縦棧3と交差する部分に位置するよう配置され、縦棧3と横棧2の結合が解かれるとこれを検出するスイッチ7を設け、同じく横棧2の内部に、前記スイッチ7と電気的に接続した電源及び発音器を設け、前記縦棧3と横棧2の結合が解かれてスイッチ7がこれを検出すると発音器が発音する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、建物における窓等の開口部分の室外側に取り付け、外部からの侵入を防ぐために用いる面格子、更に詳しくは、面格子を破壊して侵入しようとした場合に、これを検知して警報を発することにより外部からの侵入を確実に防止することができるようにした防犯面格子に関する。
【背景技術】
【0002】
建物における窓等の開口部分には、外部からの侵入を防ぐために、室外側に面格子を取り付けることが行われており、このような面格子は、外部からの侵入を困難にすることで防犯のために大きく貢献している。
【0003】
上記面格子としては、複数本の縦棧と横棧の組み合わせからなる棧形の面格子と、周枠内に棧材を縦、横、斜め等に配置した枠形の面格子が多く採用されており、一般的にこのような面格子は、アルミ型材を材料に用いて組み立てられている。
【0004】
従来、上記のような面格子の防犯機能を向上させる方法として、面格子の上部適当な位置に人体感知センサを取り付け、面格子に対して人が接近すると、これを感知して開錠を阻止するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−180727号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような、人体感知センサによる人の接近を感知する方法は、感知の範囲に制限があり、感知範囲外の部分で面格子の取り外しや破壊が行われる危険性があり、また、外部から人体感知センサが作動しないように処理することも技術的に可能となるので、安全性の面で十分なものとはいえない。
【0006】
ところで、縦棧と横棧の組み合わせからなる棧形の面格子や、周枠内に棧材を縦、横、斜め等に配置した枠形の面格子において、この面格子を破壊して室内に侵入しようとする場合、棧形や枠形の面格子の構造上、室外側に位置する棧材を躯体側に固定された棧材や枠体から取外す方法が最も簡単であり、実際にこのような方法での室内への侵入犯罪が増加している。
【0007】
具体的には、縦棧と横棧のビスによる交差結合部分や、周枠に対する棧材の結合部分に、ドライバー等の工具を差し込んでこの結合部分を破壊し、室外側の棧材を取外すことで人が通れる条件をつくり、この後、窓等のガラスを割って開放することにより、室内に侵入するものであり、このような荒手の犯罪により、面格子を取り付けていても安心することができない事態になっている。
【0008】
そこで、この発明の課題は、縦棧と横棧の組み合わせからなる棧形の面格子や、周枠内に棧材を縦、横、斜め等に配置した枠形の面格子において、縦棧と横棧や周枠と棧材の結合部分が破壊されると、これを電気的に検出して警報を発し、外部から侵入する犯罪を未然に防止することができる安全性の高い防犯面格子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記のような課題を解決するため、この発明は、縦棧と横棧を結合して組み合わせた面格子において、前記縦棧と横棧の何れか一方の内部に、縦棧と横棧の交差する部分に位置するよう配置され、縦棧と横棧の結合が解かれるとこれを検出するスイッチを設け、前記スイッチと電気的に接続した電源及び発音器を面格子の適所に設け、前記縦棧と横棧の結合が解かれてスイッチがこれを検出すると発音器が発音するようにした構成を採用したものである。
【0010】
上記縦棧と横棧の何れか一方の内部に設けたスイッチが、常時閉で縦棧と横棧の他方に端子を当接させることによって開となり、このスイッチを縦棧と横棧の各交差点の部分に位置するよう複数を配置し、各スイッチを並列状態に接続して電源と接続し、前記縦棧と横棧の結合が解かれて何れかのスイッチが閉になると発音器が通電によって発音するようにしたり、上記電源及び発音器の何れか一方又は両方が面格子の外部に配置されている構造とすることができる。
【0011】
また、別の発明は、周枠と、この周枠の内側に棧材を設けて形成された面格子において、前記周枠と棧材の何れか一方の内部に、周枠と棧材の結合部分に位置するよう配置され、周枠と棧材の結合が解かれるとこれを検出するスイッチを設け、前記スイッチと電気的に接続した電源及び発音器を面格子の適所に設け、前記周枠と棧材の結合が解かれてスイッチがこれを検出すると発音器が発音するようにした構成を採用したものである。
【0012】
上記周枠と棧材の何れか一方の内部に設けたスイッチが、常時閉で周枠と棧材の他方に端子を当接させることによって開となり、このスイッチを周枠と棧材の各結合部分に位置するよう複数を配置し、各スイッチを並列状態に接続して電源と接続し、前記周枠と棧材の結合が解かれて何れかのスイッチが閉になると発音器が通電によって発音するようにしたり、上記電源及び発音器の何れか一方又は両方が面格子の外部に配置されている構造とすることができる。
【0013】
ここで、同一の棧材や周枠内に位置する複数のスイッチは、この棧材や周枠内に収納した配線基板を用いて並列に接続し、上下又は両側に離れて位置する配線基板は棧材や周枠内に収めたコードで接続し、更に、配線基板やリード線を利用してスイッチと電源、発音器を接続し、縦棧と横棧の交差結合部分や周枠と棧材の結合部分が破壊されると、スイッチが閉となって発音器に電流が流れ、警報を発することで外部から侵入する犯罪を未然に防止する。
【発明の効果】
【0014】
この発明によると、面格子における縦棧と横棧の交差する部分や周枠と棧材の結合部分の内部にスイッチを設け、このスイッチに電源及び発音器を接続したので、縦棧と横棧の結合部分や周枠と棧材の結合部分を破壊するとスイッチがこれを検出し、発音器が発音することになり、この発音で侵入せんとするものが逃げ出すか、家人や近隣の人に侵入を知らせることにより、外部から侵入する犯罪を未然に防止することができ、安全性の優れた防犯面格子となる。
【0015】
また、スイッチや電源及び発音器は、面格子における棧材又は周枠と棧材の結合部分の内部に収納されているので、面格子の外部からその存在が全く分からず、面格子の意匠や美観を損なわないと同時に、外部からスイッチや電源及び発音器等を作動しないように事前に処理することが困難になり、防犯面格子による安全性の確保が確実に行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0017】
図1乃至図7は、棧形の面格子を用いた防犯面格子の実施の形態を示し、面格子1は、上下に所定の間隔で平行配置した横棧2と、上下横棧2間の前面に一定の間隔で配置した多数本の縦棧3の組み合わせからなり、横棧2と各縦棧3の交点はビスやリベット等の締結具4によって結合されている。
【0018】
上記横棧2は、図2のように、室内側に向く後面が開放し、室外側に向く面の上下コーナが弧状となるアルミ製筒状体2aの開放面を同じくアルミ製の蓋板5で閉鎖した断面筒形に形成され、蓋板5は上下縁に設けた溝をアルミ製筒状体2aの開口縁に嵌め込んで挿入することによって取付けられ、この横棧2の両端はキャップ6によって閉鎖されている。
【0019】
また、縦棧3は、図4のように、室外側に向く面が弧状となる筒形断面のアルミ型材で形成され、両端はキャップ3aによって閉鎖され、交差する横棧2との交点が外部から隠蔽状となる締結具4によって結合される。
【0020】
上記の面格子1において、上下に位置する横棧2の内部で各縦棧3と横棧2の交差する部分の位置にスイッチ7を配置し、同じく横棧2の内部に、電池を用いた電源8と、ブザーを用いた発音器9と、この電源8と発音器9及び前記スイッチ7を電気的に接続する配線基板10が組み込まれている。
【0021】
図4のように、配線基板10には各縦棧3と横棧2の交差する部分の位置にスイッチ7の取付け孔11が設けてあり、図7(a)の回路図に示すように、スイッチ7はノーマリークローズのものを用い、横棧2の内部で縦棧3と横棧2の交差する部分の位置に配置した状態で、端子7aが横棧2に設けた孔12から縦棧3に当接することによって図7(b)のように開状態となる。
【0022】
各スイッチ7は、図7(a)、(b)の回路図に示すように、接続回路13、13間に並列状態に接続し、一方の接続回路13に直列の電源8と発音器9を接続し、接続回路13、13の一端をジャンパーピン14の抜き差しによって開閉自在とし、接続回路13の他端を一対のコネクター15で他の配線基板10の接続回路13、13と接続するようになっている。なお、一方の接続回路13には、発音器9の発音確認を行うためのテストスイッチ16が発音器9と並列に設けてある。
【0023】
上記した電源8は、その取換えが簡単に行えるよう、図6のように、横棧2における蓋板5の一部を所定間隔で切り離し、この切り離し部分を一方蓋板5にヒンジで取付けた蓋部材17によって開閉自在とし、この蓋部材17の内面に電源8となる電池を着脱自在に取付ける電池ホルダー18を設け、電池ホルダー18内に電池を差し込めば、一方の接続回路13と接続されるようになっている。
【0024】
なお、蓋部材17を閉位置にすれば、蓋板5の開口部分は閉じられ、面格子1を室外側から見ても蓋部材17の存在はわからない状態となる。
【0025】
上記した面格子1において、スイッチ7と電源8及び発音器9を接続した配線基板10は、上下横棧2における一方に組み込み、他方の横棧2内の配線基板10は接続回路13にスイッチ7を並列に接続しただけで電源や発音器を省いたものとし、上下に位置する配線基板10の接続回路13を、コネクター15を用いて縦棧3内を通して横棧2内に引き込んだコードで接続するようにすれば、使用する電源8や発音器9の数を削減することができて経済的である。
【0026】
図示の場合、面格子1は、上下の横棧2をブラケットで窓用サッシや建物躯体側に固定する例を示したが、これとは別に、両側に配置した縦棧3を窓用サッシや建物躯体側に固定するようにし、この縦棧3の前面に多数の横棧2を並べて固定したタイプであってもよく、この場合、スイッチ7、配線基板10や電源8、発音器9は縦棧内に収納すればよい。
【0027】
また、配線基板10や電源8、発音器9を横棧2又は縦棧3の内部に収納し、スイッチ7を横棧2又は縦棧3と窓用サッシや建物躯体への取付けブラケットとの結合部分に配置し、窓用サッシや建物躯体から防犯面格子1全体が取外された場合にも、発音が生じるようにしてもよい。
【0028】
図8乃至図11は、防犯面格子の他の実施の形態として、枠形の面格子を用いた例を示し、図8に示す例の面格子1は、上枠材21と下枠材22及び両側の側枠材23で矩形状に組み立てられた枠部材24の内側に多数本の縦棧25を一定間隔の配置で固定し、図9に示す例の面格子1は、枠部材24の内側に多数本の横棧26を一定間隔の配置で固定し、図10に示す例の面格子1は、枠部材24の内側に多数本の傾斜棧27を一定間隔の配置で交差するように固定し、図11に示す例の面格子1は、枠部材24の内側に多数本の縦棧25と横棧26を一定間隔の配置で交差するように固定した構造になっている。
【0029】
これら、枠形の面格子1において、枠部材24を形成する中空材の上枠材21と下枠材22及び両側の側枠材23の何れかの内部で、縦棧25や横棧26及び傾斜棧27の端部を結合した部分の位置に、端子が縦棧25や横棧26及び傾斜棧27に当接するスイッチ7が配置され、更に、電源8と発音器9及びこれらを電気的に接続する配線基板10が組み込み配置されている。
【0030】
このように、枠部材24を形成する中空材の内部に、スイッチ7と電源8、発音器9、配線基板10を組み込み配置した場合、中空材の室内側に向く面の配線基板10等と対応する位置に図6で示したように、扉式の開閉部を設け、電源8の交換と、電源交換後の発音テストが容易に行うことができるようにしておく。
【0031】
図12乃至図14に示す防犯面格子の更に他の実施の形態は、面格子1に対して電源8と発音器9の何れか一方又は両方を、面格子1の外部に取付ける場合の例を示し、スイッチ7と配線基板10は中空材の内部に収納し、外部に配置せんとする電源8と発音器9の何れか一方又は両方をボックス28内に収め、スイッチ7と外部に配置したボックス28内の電源8及び又は発音器9は、中空材の内部に納めたケーブルで接続すればよい。
【0032】
なお、面格子1は、縦棧の枠形面格子を図示したが、図9乃至図11で示した枠形面格子や、図1で示した棧形の面格子であってもよく、更に、ボックス28の面格子1に対する取付け位置は、図12の例に限るものではなく、面格子1のどの位置にでも取付けることができる。
【0033】
図12において、上記面格子1のボックス28を取付けた部分は、側枠材23と隣接する縦棧25間の室外側に、金属板や樹脂板、硬質ガラス板等のガードプレート29を張設し、ボックス28をガードプレート29で覆うことで室外側から見えないようにしたり手で触れることができないようにし、ボックス28が破壊されたり取外されることのないようにしている。
【0034】
図15乃至図18は、上述した各実施の形態の防犯面格子において、スイッチ7、電源8、発音器9と配線基板10の関係とパターン及び、面格子1に対するこれらの組込みの異なる例を示している。
【0035】
図15は、所定の長さを有する配線基板10に複数のスイッチ7と電源8を実装し、複数の配線基板10を中間ケーブル30で接続すると共に、別に用意したブザー基板31に発音器9を実装し、配線基板10とブザー基板31の回路をコネクター32で接続するようにしたものである。
【0036】
図16は、所定の長さを有する配線基板10に複数のスイッチ7と電源8及び発音器9を実装し、複数の配線基板10を中間ケーブル30で接続するようにしたものである。
【0037】
図17は、所定の長さを有する配線基板10に複数のスイッチ7を設け、外部ユニット基板33に電源8と発音器9を実装すると共に、発音器9の発音確認を行うためのテストスイッチ16を設け、配線基板10と外部ユニット基板33を中間ケーブル30で接続するようにしたものであり、図12で示したボックス28内に収納された外部ユニット基板33は、面格子1の外部に配置されることになる。
【0038】
図18は、配線基板10を縦棧3と横棧2の結合部分に対して個々に配置するタイプであり、この配線基板10に一つのスイッチ7を設け、各配線基板10を中間ケーブル30で必要数を順次接続するようにし、また、外部ユニット基板33に電源8と発音器9を実装すると共に、発音器9の発音確認を行うためのテストスイッチ16を設け、配線基板10と外部ユニット基板33を中間ケーブル30で接続するようにしたものであり、図12のボックス28内に収納された外部ユニット基板33は、面格子1の外部に配置されることになる。
【0039】
なお、各実施の形態において、スイッチ7は、ノーマリークローズの構造を例示したが、例えば、電磁リレーのような他の構造のスイッチ類を用いるようにしてもよく、また、図示省略したが、面格子1の適当な位置やボックス28に、電池が寿命になると、これを知らせるための電源切れの表示ランプを設けるようにすることができる。
【0040】
この発明の防犯面格子は、上記のような構成であり、次に、図1乃至図7の実施の形態を用いて作用を説明する。
【0041】
図2と図3のように、面格子1を建物の開口部における室外側に取り付け、開口部からの侵入を阻止して防犯を担うものである。
【0042】
建物の開口部における室外側に面格子1を取付けた通常の状態で、横棧2内の各スイッチ7は図5(b)のごとく端子7aが縦棧3に当接することによって、図7(b)の回路図に示すように開状態となり、発音器9に対する通電がオフとなっている。このように、各スイッチ7にノーマリークローズのものを用いると、通常の状態で電源8の消費はなく、電源8の長寿命化が図れるという利点がある。
【0043】
上記の状態で面格子1の縦棧3と横棧2の結合部分を工具で破壊して外部から侵入しようとすると、縦棧3が横棧2から取外されることにより、取外された縦棧3で押し込まれていたスイッチ7の端子7aが押し込みを解かれることになり、このため、スイッチ7は自動的に閉状態となる。
【0044】
図7(b)の開状態にある各スイッチ7の内の一つでも自動的に閉状態になると、発音器9に対する電源8からの通電がオンとなって発音器9が発音することになり、この発音で侵入せんとするものが逃げ出すか、家人や近隣の人に侵入を知らせることにより、防犯面格子1を破壊して外部から侵入する犯罪を未然に防止することができ、安全性の高い防犯面格子となる。
【0045】
なお、発音器9の発音を止めるには、図7の場合、横棧2の端部キャップ6を外し、配線基板10に設けたジャンパーピン14を抜き取ればよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】この発明に係る防犯面格子の棧形の面格子を用いた実施の形態を示す正面図
【図2】図1の防犯面格子の窓への取り付け状態を示す縦断面図
【図3】図1の防犯面格子の窓への取り付け状態を示す横断面図
【図4】図1の防犯面格子のスイッチ組込み部分の構造を示す分解斜視図
【図5】(a)は図1の防犯面格子のスイッチ組込み部分の縦棧がない状態の縦断面図、(b)は縦棧がある状態の縦断面図
【図6】横棧に対する電源組み込み部分の構造を示す斜視図
【図7】(a)はスイッチと電源及び発音器の接続回路を示す防犯面格子への組込み前の状態を示す回路図、(b)は同防犯面格子への組込み後の通常の状態を示す回路図
【図8】この発明に係る防犯面格子において、縦棧タイプの枠形面格子の実施の形態を示す正面図
【図9】この発明に係る防犯面格子において、横棧タイプの枠形面格子の実施の形態を示す正面図
【図10】この発明に係る防犯面格子において、傾斜棧タイプの枠形面格子の実施の形態を示す正面図
【図11】この発明に係る防犯面格子において、縦棧と横棧が交差するタイプの枠形面格子の実施の形態を示す正面図
【図12】この発明に係る防犯面格子の電源と発音器を外部に配置した実施の形態の正面図
【図13】図12の防犯面格子の窓への取り付け状態を示す拡大した縦断側面図
【図14】図12の防犯面格子の窓への取り付け状態を示す拡大した横断平面図
【図15】(a)は配線基板の第1のパターンを示す回路図、(b)はこの配線基板を組み込んだ面格子の正面図
【図16】(a)は配線基板の第2のパターンを示す回路図、(b)はこの配線基板を組み込んだ面格子の正面図
【図17】(a)は配線基板の第3のパターンを示す回路図、(b)はこの配線基板を組み込んだ面格子の正面図
【図18】(a)は配線基板の第4のパターンを示す回路図、(b)はこの配線基板を組み込んだ面格子の正面図
【符号の説明】
【0047】
1 防犯面格子
2 横棧
3 縦棧
4 締結具
5 蓋板
6 キャップ
7 スイッチ
8 電源
9 発音器
10 配線基板
11 取付け孔
12 孔
13 接続回路
14 ジャンパーピン
15 コネクター
16 テストスイッチ
17 蓋部材
18 電池ホルダー
21 上枠材
22 下枠材
23 側枠材
24 枠部材
25 縦棧
26 横棧
27 傾斜棧
28 ボックス
29 ガードプレート
30 中間ケーブル
31 ブザー基板
32 コネクター
33 外部ユニット基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦棧と横棧を結合して組み合わせた面格子において、前記縦棧と横棧の何れか一方の内部に、縦棧と横棧の交差する部分に位置するよう配置され、縦棧と横棧の結合が解かれるとこれを検出するスイッチを設け、前記スイッチと電気的に接続した電源及び発音器を面格子の適所に設け、前記縦棧と横棧の結合が解かれてスイッチがこれを検出すると発音器が発音するようにしたことを特徴とする防犯面格子。
【請求項2】
上記縦棧と横棧の何れか一方の内部に設けたスイッチが、常時閉で縦棧と横棧の他方に端子を当接させることによって開となり、このスイッチを縦棧と横棧の各交差点の部分に位置するよう複数を配置し、各スイッチを並列状態に接続して電源と接続し、前記縦棧と横棧の結合が解かれて何れかのスイッチが閉になると発音器が通電によって発音するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の防犯面格子。
【請求項3】
上記電源及び発音器の何れか一方又は両方が面格子の外部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防犯面格子。
【請求項4】
周枠と、この周枠の内側に棧材を設けて形成された面格子において、前記周枠と棧材の何れか一方の内部に、周枠と棧材の結合部分に位置するよう配置され、周枠と棧材の結合が解かれるとこれを検出するスイッチを設け、前記スイッチと電気的に接続した電源及び発音器を面格子の適所に設け、前記周枠と棧材の結合が解かれてスイッチがこれを検出すると発音器が発音するようにしたことを特徴とする防犯面格子。
【請求項5】
上記周枠と棧材の何れか一方の内部に設けたスイッチが、常時閉で周枠と棧材の他方に端子を当接させることによって開となり、このスイッチを周枠と棧材の各結合部分に位置するよう複数を配置し、各スイッチを並列状態に接続して電源と接続し、前記周枠と棧材の結合が解かれて何れかのスイッチが閉になると発音器が通電によって発音するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の防犯面格子。
【請求項6】
上記電源及び発音器の何れか一方又は両方が面格子の外部に配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の防犯面格子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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