説明

隔壁形成用無鉛ガラス

【課題】従来材料に対して、プラズマディスプレイに使用したときに衝撃による欠け落ちが起こりにくい隔壁材料の提供を目的とする。
【解決手段】下記酸化物基準のモル%表示で、BとSiOとAlの含有量の合計が72%以上、LiOが5〜19%であり、KO/(LiO+NaO)のモル比が1以下であり、室温でのヤング率が80GPa以下である隔壁形成用無鉛ガラス。詳細なガラス組成としては、Bを20〜55%、SiOを10〜50%、Alを4〜20%、LiO、NaOおよびKOのいずれか1種以上を含み含有量の合計が5〜20%、ZnOを0〜20%含有するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマディスプレイ装置(PDP)の隔壁の製造に好適な無鉛ガラスに関する。
【背景技術】
【0002】
PDPは代表的な大画面フルカラー表示装置である。
PDPは、表示面として使用される前面基板と多数のストライプ状またはワッフル状の隔壁が形成された背面基板とを対向させて封着し、それら基板間に放電ガスを封入して製造される。
【0003】
前面基板は、前面ガラス基板上に面放電を発生する複数の表示電極対が形成されており、それら電極対が透明ガラス誘電体によって被覆されているものである。電極対は通常、ITO等の透明電極およびその表面の一部に形成されるバス電極とからなる。バス電極としては銀電極、Cr−Cu−Cr電極等が用いられる。
背面基板上には、電極のほかに隔壁、蛍光体層が形成されている。
【0004】
前面基板の電極を被覆するガラス(誘電体)は、ガラス粉末を含有するグリーンシートを電極上に転写後焼成する、ガラス粉末を含有するペーストを電極上に塗布後焼成する、等の方法によって形成される。
背面基板上に形成される隔壁に用いるガラスには、低温で焼成できること、焼成後に目標の形状を保つこと、振動、衝撃により隔壁に欠けが生じないことが求められている。
【0005】
さらに、最近ではプラズマテレビの画質を向上させるために画素数を多くしたり、輝度を高くしたりする試みがなされている。画素数を多くすることにより、隔壁により仕切られる画素の面積が小さくなる。隔壁の構造が従来のままであれば、画面の開口部が小さくなり、画面が暗くなるため、隔壁の幅を狭くし、画素の大きさを保つ工夫がなされている。また、輝度を高くするためには紫外線を受けて発光する蛍光体の面積を大きくすることが重要であり、その際には隔壁の高さを高くする工夫がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3696725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようにプラズマディスプレイの隔壁は幅が狭く、高さが高くなることにより、従来の隔壁材料ではパネルを組み立てる工程での何らかの衝撃やパネル化した後の前面基板との接触衝撃により一部が欠け落ちるおそれがあった。隔壁の一部がかけ落ちることにより、画素の不良やセル間のクロストークを引き起こすおそれがある。隔壁が欠け落ちるのを防ぐには衝撃に対してクラックが発生しにくい材料が求められる。このクラックの発生しやすさについては後述するクラックイニシエーションロード(以下CILと略記する。)、落球強度H/Hを指標と考えた。
【0008】
また、衝撃に対して強い材料とするには材料に応力がかけられたときに歪を発生させない。つまりヤング率(以下、Eと称することもある)が低いことが求められる。特許文献1で提案されている隔壁材料について、ヤング率を測定し、PDPガラス基板(αが83×10−7/℃である旭硝子社製PD200。以下、「従来ガラス基板」ということがある。)上に隔壁用ガラスを焼成しガラス基板全面を被覆し、落球強度H/Hを測定したところ、CILは405g/cm、落球強度は1.8、ヤング率は86GPaであった。
【0009】
HとHについては、本明細書の実施例等で詳細に説明するが、Hは隔壁形成用ガラスでガラス層を形成したガラス基板の落球試験によりガラス基板が破壊したときの高さであり、Hはガラス層のないガラス基板の落球試験によりガラス基板が破壊したときの高さである。
【0010】
本発明は、従来材料に対して、プラズマディスプレイに使用したときに衝撃による欠け落ちが起こりにくい隔壁材料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、酸化物基準のモル%表示で、BとSiOとAlの含有量の合計が72%以上であり、室温でのヤング率が85GPa以下である隔壁形成用無鉛ガラスである。
【0012】
また、本発明は、酸化物基準のモル%表示で、BとSiOとAlの含有量の合計が72%以上、LiOが5〜19%であり、KO/(LiO+NaO)のモル比が1以下である隔壁形成用無鉛ガラスである。
【0013】
前記課題を解決するためには隔壁材料にクラックの発生が起こりにくくする必要があり、CILと落球強度H/Hの値が高く、ヤング率の値を低くすることが重要であると考えた。鋭意検討の結果各特性値はガラス組成と相関があり、上記の組成範囲を規定するにいたった。
【発明の効果】
【0014】
本発明によればCILと落球強度H/Hの値が高く、ヤング率の値が低い、隔壁材料を提供でき、隔壁の欠けが起こりにくいことが期待される。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明のガラスは通常、粉砕後分級して粉末化されて隔壁に用いられる。
ガラスペーストを用いて隔壁を作製する場合、粉末化された本発明のガラス(以下、本発明のガラス粉末という。)はSiO、Al、ZrOなどのセラミックスフィラー、必要に応じてTiOなどの顔料が加えられ、ビヒクルと混練されガラスペーストとされる。このガラスペーストは、誘電体層が形成された背面基板上に塗布され、サンドブラスト法や感光法により隔壁の形状が形成される。
なお、隔壁の形状が形成された後、背面板は典型的には600℃以下の温度で焼成が行われる。
【0016】
本発明のガラスのTsは610℃以下であることが好ましい。610℃超では600℃以下の温度での焼成においてはガラスフリットの流動性が低下し、焼結が不足した欠けやすい隔壁となるおそれがある。より好ましくは600℃以下である。
【0017】
本発明のガラスのEは85GPa以下である。85GPaを超えると、衝撃を十分に吸収できず、隔壁に傷を生じさせるおそれがある。80GPa以下であることが好ましい。70GPa以下であることがより好ましい。隔壁の欠けは隔壁と前面基板の電極被覆ガラス層が衝突して傷つくことによって起こると考えられるが、このとき隔壁のEが80GPa以下であれば衝突による衝撃が十分吸収され、傷つきにくくなると考えられるからである。典型的には70GPa以下である。
【0018】
Eはたとえば次のようにして測定する。
徐冷されたガラスを厚み10mmの板状に加工し、JIS R 1602−1995「ファインセラミックスの弾性率試験方法 5.3超音波パルス法」によりEを測定する。
【0019】
本発明のガラスのαは80×10−7/℃以下であることが好ましい。80×10−7/℃超であるとガラス基板に隔壁を形成したとき、ガラス基板の強度が低下する。より好ましくは75×10−7/℃以下である。さらに好ましくは71×10−7/℃以下である。また、本発明のガラスのαは典型的には50×10−7/℃以上である。αが50×10−7/℃未満であると、ガラス基板のαすなわちαとの差によって生じる応力が大きくなりすぎて、基板の変形や破壊が生じるおそれがある。
【0020】
αはたとえば次のようにして測定する。
徐冷されたガラスを長さ20mm、直径5mmの円柱状に加工し、石英ガラスを標準試料としてリガク社製熱膨張計TMA−8310を用いて50〜350℃における平均線膨張係数αを測定する。
【0021】
本発明のガラスのCILは450g/cm以上であることが好ましい。CILが450g/cm未満である場合には隔壁に衝撃が加わった場合にクラックが入りやすいおそれがある。より好ましくは600g/cm以上である。
【0022】
CILはたとえば次のようにして測定する。
溶融ガラスをステンレス鋼製の型枠に流し込み、徐冷する。
徐冷されたガラスを板状ガラスに加工し、その一方の表面を鏡面研磨して、典型的な大きさが50mm×50mm、厚みが10mmであるガラス試験片を得る。
このガラス試験片を用いて、ビッカース硬度試験機を使用し、相対湿度が35%以下のグローブボックス内でガラス試験片表面にビッカース圧子を15秒間押し込み、亀裂数を測定する。そのときの押し込み荷重は10g〜1kgの間で測定し、クラックが2本となる荷重を測定した。
【0023】
本発明のガラスの落球強度H/Hは2.5以上であることが好ましい。H/Hが2.5未満では、隔壁に衝撃が加わった場合にクラックが入りやすいおそれがある。より好ましくは3.0以上である。
【0024】
H/Hは次のようにして測定する。
典型的には大きさが100mm×100mm、厚みが1.8mmであるガラス基板を製造し、粒度が#1500である耐水研磨紙の上に置き、そのガラス基板の上面の3cmの高さから45gのステンレス鋼製球を落下させる。このステンレス鋼製球の落下によってガラス基板が割れないときは落下高さを5mm高くしてステンレス鋼製球を落下させる。ガラス基板が割れるまで落下高さを5mm刻みで高くしてステンレス鋼製球を落下させる。
このようなガラス基板破壊試験を5回繰り返し、得られた破壊高さの平均値をHとする。
【0025】
Hはガラス基板の一方の表面を、膜厚20〜30μmの隔壁形成用ガラスで被覆したガラス層付きガラス基板について、Hと同様にして測定された破壊高さの平均値である。
すなわち、隔壁形成用ガラスによって被覆されている表面を下にして前記耐水研磨紙の上に置く以外はH測定と同様にしてガラス層付きガラス基板破壊試験を5回繰り返し、得られた破壊高さの平均値をHとする。
【0026】
前記ガラス層付きガラス基板は次のようにして作製される。
隔壁形成用ガラスの粉末100gを、α−テルピネオール等にエチルセルロースを10質量%溶解した有機ビヒクル25gと混練してガラスペーストを作製し、大きさが100mm×100mmであるガラス基板上に、焼成後の膜厚が20μmとなるよう均一にスクリーン印刷し、120℃で10分間乾燥する。その後、このガラス基板を昇温速度毎分10℃で隔壁形成用ガラスの軟化温度(Ts)または(Ts−50℃)〜Tsの範囲の温度まで加熱してその温度に30分間保持して焼成を行い、ガラス基板上に膜厚20〜30μmの隔壁形成用ガラスの層を形成してガラス層付きガラス基板とする。
【0027】
次に、本発明のガラスの組成についてモル百分率表示を用いて説明する。
本発明の隔壁形成用無鉛ガラスの好ましいガラス組成は、Bを20〜55%、SiOを10〜50%、Alを4〜20%、LiO、NaOおよびKOのいずれか1種以上を含み含有量の合計が5〜20%、ZnOを0〜20%含有するものである。そして、KO/(LiO+NaO)のモル比が1以下、(B+SiO+Al)/(LiO+NaO+KO)で表されるモル比が4.2以上である。
【0028】
は所望とする範囲を含有させるとTsを下げ、Eを小さくし、CIL、H/Hを高くする等の効果を有する成分であり、必須である。20%未満では上記効果が不十分になるおそれがある。好ましくは44%以上である。55%超では耐水性が低下するおそれがある。また、ガラスが分相しやすくなる。耐水性を高くしたい等の場合には好ましくは50%以下、典型的には48%以下である。
【0029】
SiOはガラスの骨格をなし、Eを小さくし、CIL、H/Hを高くする等の効果を有する成分であり、必須である。10%未満ではガラスが不安定になるおそれがある。またはεが大きくなるおそれがある。好ましくは20%以上である。50%超ではTsが高くなる。好ましくは47%以下である。
【0030】
AlはEを小さくし、耐水性を高くする等の効果があり必須である。4%以下ではガラスのEが高くなるおそれがある。好ましくは6%以上である。20%超ではTsが高くなる。好ましくは18%以下である。
とSiOとAlの含有量の合計が72%以上であればEの値を小さくさせやすい。
【0031】
LiO、NaO、KOはTsを下げる成分であり、いずれか1種類以上が必須である。5%以下ではTsが高くなるおそれがある。より好ましくは8%以上である。20%超ではαが大きくなりすぎるおそれがある。特に、LiOは必須成分である。好ましくは7.5%以上、さらに好ましくは10%以上である。一方、19%超ではαが大きくなりすぎるおそれがある。
【0032】
O/(LiO+NaO)比が1より小さいことが好ましい。1を超える場合はαが大きくなりすぎるおそれがあり、H/Hが小さくなるおそれがある。
【0033】
ZnOは、ガラスを安定化する、Tsを下げる、αを小さくする、耐水性を高める等の効果を有する場合があり、この場合20%以下の範囲で含有してもよい。含有する場合は2%以上含むことが好ましい。20%超である結晶化が起こる可能性がある。ZnOの含有量は好ましくは15%以下である。
【0034】
α、Ts、化学的耐久性、ガラスの安定性、誘電率の調整などの目的で添加してもよい成分として、MgO、CaO、SrO、BaO、TiO、SnO、MnO、ZrO等の成分が例示される。これらの成分は、15%以下まで含有させることができる。好ましくは10%以下である。
なお、本発明のガラスはPbOを含有しない。
【実施例】
【0035】
表1のBからAlまでの欄にモル百分率表示で示した組成となるように原料を調合、混合した。これを、白金ルツボを用いて1400℃にそれぞれ加熱し60分間溶融した。例1〜22は実施例、例23〜27は比較例である。このうち、例9、10は半透明であり分相していると認められたので、以下に述べる測定などは行わなかった。なお、表2には各ガラスの質量百分率表示組成を示す。
【0036】
得られた溶融ガラスの一部をステンレス鋼製ローラーに流し込んでフレーク化した。得られたガラスフレークをアルミナ製のボールミルで16時間乾式粉砕後、気流分級を行い、平均粒径(D50)が2〜4μmであるガラス粉末を作製した。本明細書においてD50は、レーザ回折・散乱法で測定した値をいう。
このガラス粉末を試料として示差熱分析装置(DTA)を用いてガラス転移点(Tg)、Tsを測定した(単位:℃)。
【0037】
また、残った溶融ガラスをステンレス鋼製の型枠に流し込み、徐冷した。
徐冷されたガラスの一部を長さ20mm、直径5mmの円柱状に加工し、石英ガラスを標準試料としてリガク社製熱膨張計TMA−8310を用いてこのガラスのαを測定した(単位:10−7/℃)。
【0038】
徐冷されたガラスの他の部分を厚み約5mmの板状に加工し、オリンパスNDT社製超音波厚さ計35DLを使用し、JIS R1602−1995「ファインセラミックスの弾性率試験方法 5.3超音波パルス法」により弾性率(ヤング率)E(単位:GPa)を測定した。
【0039】
また、板状に加工した前記ガラスの片面を鏡面研磨し、残留応力を除去するため500〜520℃に1時間保持して徐冷した試験片を用いて、先に述べた方法によってCILを測定した(g/cm)。
【0040】
H/Hは大きさが100mm×100mm、厚みが1.8mmであるガラス基板を製造し、粒度が#1500である耐水研磨紙の上に置き、そのガラス基板の上面の3cmの高さから22gのステンレス鋼製球を落下させる。このステンレス鋼製球の落下によってガラス基板が割れないときは落下高さを5mm高くしてステンレス鋼製球を落下させる。ガラス基板が割れるまで落下高さを5mm刻みで高くしてステンレス鋼製球を落下させる。
このようなガラス基板破壊試験を5回繰り返し、得られた破壊高さの平均値をHとした。Hはガラス基板の一方の表面に、隔壁形成用ガラスで膜厚20μmとなるようにガラス層を形成したガラス層付きガラス基板について、Hと同様にして測定された破壊高さの平均値である。表1に示した例はすべて膜厚20μmとなるようにガラス層を形成したものの評価である。
すなわち、隔壁形成用ガラスによって被覆されている表面を下にして前記耐水研磨紙の上に置く以外はH測定と同様にしてガラス層付きガラス基板破壊試験を5回繰り返し、得られた破壊高さの平均値をHとした。
【0041】
CILは溶融ガラスをステンレス鋼製の型枠に流し込み、徐冷する。
徐冷されたガラスを板状ガラスに加工し、その一方の表面を鏡面研磨して、典型的な大きさが50mm×50mm、厚みが10mmであるガラス試験片を得る。
このガラス試験片を用いて、ビッカース硬度試験機を使用し、相対湿度が35%以下のグローブボックス内でガラス試験片表面にビッカース圧子を15秒間押し込み、亀裂数を測定する。そのときの押し込み荷重は10g〜1kgの間で測定し、クラックが2本となる荷重を測定した。1kgでも亀裂数が2本に達しない場合は>1000と記載した。
また、厚さ約3mmの板状試料の両面に直径38mmの円形の電極を設け、横川ヒューレットパッカード社製LCRメーター4192Aを使用して1MHzにおける比誘電率εを測定した。
【0042】
表1にこのようにして得られた測定結果または計算結果を示す。なお、表中の「−」は測定または計算をしなかったことを示す。
【0043】
【表1】

【0044】
【表2】

【0045】
【表3】

【産業上の利用可能性】
【0046】
電子部品の接着、封着、被覆、導体ペーストや抵抗ペースト等の電子回路部品用ペーストの結合材、およびプラズマディスプレイや蛍光表示管の誘電体層、隔壁、などに利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化物基準のモル%表示で、BとSiOとAlの含有量の合計が72%以上であり、室温でのヤング率が85GPa以下である無鉛ガラス。
【請求項2】
酸化物基準のモル%表示で、BとSiOとAlの含有量の合計が72%以上、LiOが5〜19%であり、KO/(LiO+NaO)のモル比が1以下である隔壁形成用無鉛ガラス。
【請求項3】
室温でのヤング率が80GPa以下である請求項1または2の隔壁形成用無鉛ガラス。
【請求項4】
(B+SiO+Al)/(LiO+NaO+KO)で表されるモル比が4.2以上である請求項1〜3いずれかに記載の隔壁形成用無鉛ガラス。
【請求項5】
酸化物基準のモル%表示で、Bを20〜55%、SiOを10〜50%、Alを4〜20%、LiO、NaOおよびKOのいずれか1種以上を含み含有量の合計が5〜20%、ZnOを0〜20%含有する請求項1〜4いずれかに記載の無鉛ガラス。

【公開番号】特開2011−236114(P2011−236114A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82685(P2011−82685)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000000044)旭硝子株式会社 (2,665)
【Fターム(参考)】