説明

雄螺子

【課題】取り残された螺子部の取外し作業性を向上できる雄螺子を得る。
【解決手段】雄螺子10における螺子部12の上端部12Aには、第2の工具係合部18が形成されている。この第2の工具係合部18は螺子部12の上端部12Aを雄螺子10の径方向に沿って貫通しており、第2の工具係合部18の断面形状は矩形となっている。従って、フランジ部14と螺子部12との境界部が破断した場合には、螺子部12の上端部12Aに第2の工具係合部18が露出するようになっている。このため、第1工具係合部16と同じ方向から第2の工具係合部18に工具としてのマイナスドライバーの先端部を係合することができるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取付け工具用係合部が破断した場合にも工具により取外し可能な雄螺子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、取付け工具用係合部が破断した場合にも工具により取外し可能な雄螺子としては、例えば、特許文献1がある。この従来技術の雄螺子では、螺子部の端部に形成した飾り頭部と、この飾り頭部と離間して工具との係合部を有して螺子部の締め付け時に工具を係合する螺子回し作用頭部と、この螺子回し作用頭部と飾り頭部とを一体化する連結部とを備えている。そして、連結部に所定以上の回転トルクが加わり、連結部が破断した場合には、螺子部の先端に形成されている係合部に工具を係合させることで、螺子を緩めて取外すことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−188695号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の雄螺子では、連結部が破断した場合に、破断した締め付け側には工具を係合させる部位が無い。このため、取り残された螺子部を取外す場合には、締め付け時と反対方向となる螺子部の先端側から工具を係合させる必要があり、取外し作業性が良くない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、取り残された螺子部の取外し作業性を向上できる雄螺子を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明の雄螺子は、螺子部の軸方向端部に設けられ、工具と係合可能な第1の工具係合部と、前記螺子部の端部に形成され、前記螺子部と前記第1の工具係合部との境界部が破断することで工具と係合可能になる第2の工具係合部と、を有する。
【0007】
請求項1に記載の発明の雄螺子では、螺子部の軸方向端部に設けられた第1の工具係合部に工具を係合させて、雄螺子を締め込む。一方、締め込み時の過剰トルク等によって、螺子部と第1の工具係合部との境界部が破断した場合には、工具と係合可能となった第2の工具係合部に工具を第1工具係合部と同じ方向から係合させて螺子部を取外すことができる。このため、第2の工具係合部に工具を係合させる方向が、第1の工具係合部に工具を係合させる方向と逆方向となる場合に比べて、例えば、作業スペースを容易に確保できるので、取り残された螺子部の取外し作業性を向上できる。
【0008】
請求項2に記載の発明の雄螺子は、螺子部の軸方向端部に設けられたフランジ部と、前記フランジ部を挟んで前記螺子部と反対側に形成され、工具と係合可能な第1の工具係合部と、前記螺子部の端部に形成され、前記螺子部と前記フランジ部との境界部が破断することで工具と係合可能になる第2の工具係合部と、を有する。
【0009】
請求項2に記載の発明の雄螺子では、螺子部の軸方向端部に設けられたフランジ部を挟んで螺子部と反対側に形成された第1の工具係合部に工具を係合させて、雄螺子を締め込む。一方、締め込み時の過剰トルク等によって、螺子部とフランジ部との境界部が破断した場合には、工具と係合可能となった第2の工具係合部に工具を第1工具係合部と同じ方向から係合させて螺子部を取外すことができる。このため、第2の工具係合部に工具を係合させる方向が、第1の工具係合部に工具を係合させる方向と逆方向となる場合に比べて、例えば、作業スペースを容易に確保できるので、取り残された螺子部の取外し作業性を向上できる。
【0010】
請求項3記載の発明は請求項1または請求項2に記載の雄螺子において、前記第2の工具係合部は前記螺子部の端部を径方向に貫通する横孔である。
【0011】
請求項3記載の雄螺子では、第2の工具係合部が螺子部の一端を径方向に貫通する横孔であるため、構成が簡単な成形型や、成形後の切削加工等によって、第2の工具係合部を容易に形成することができる。
【0012】
請求項4記載の発明は請求項1または請求項2に記載の雄螺子において、前記第2の工具係合部は前記螺子部を軸方向に貫通する縦孔である。
【0013】
請求項4記載の雄螺子では、第2の工具係合部が螺子部を軸方向に貫通する縦孔であるため、螺子部の端部の破断範囲が大きくなった場合にも、第2の工具係合部に工具を確実に係合させることができる。
【0014】
請求項5記載の発明は請求項1〜4の何れか1項に記載の雄螺子において、前記第1の工具係合部は六角ナット形状である。
【0015】
請求項5記載の雄螺子では、第1の工具係合部は六角ナット形状であるため、第1の工具係合部に係合する工具として一般的な工具であるスパナを使用できる。
【0016】
請求項6記載の発明は請求項1〜5の何れか1項に記載の雄螺子において、前記第1の工具係合部は、他の部材を取付けるための取付け手段を備える。
【0017】
請求項6記載の雄螺子では、第1の工具係合部に備えられた取付け手段によって、雄螺子が取付けられた部材に他の部材を取付けることができる。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の本発明の雄螺子は、上記構成としたので、取り残された螺子部の取外し作業性を向上できる。
【0019】
請求項2に記載の本発明の雄螺子は、上記構成としたので、取り残された螺子部の取外し作業性を向上できる。
【0020】
請求項3に記載の本発明の雄螺子は、上記構成としたので、第2の工具係合部を容易に形成することができる。
【0021】
請求項4に記載の本発明の雄螺子は、上記構成としたので、第2の工具係合部に工具を確実に係合させることができる。
【0022】
請求項5に記載の本発明の雄螺子は、上記構成としたので、第1の工具係合部に係合する工具として一般的な工具であるスパナを使用できる。
【0023】
請求項6に記載の本発明の雄螺子は、上記構成としたので、雄螺子が取付けられた部材に他の部材を取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の第1実施形態に係る雄螺子を示す側面図である。
【図2】図1の2−2断面線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る雄螺子の使用状態を示す側断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る雄螺子の破断状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る螺子部の取外しを示す側断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る雄螺子を示す側面図である。
【図7】図6の7−7断面線に沿った断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る雄螺子を示す側面図である。
【図9】図8の9−9断面線に沿った断面図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る雄螺子を示す側面図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る雄螺子を示す斜視面図である。
【図12】本発明の第6実施形態に係る雄螺子を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
(第1実施形態)
次に、本発明の雄螺子の第1実施形態を図1〜5に従って説明する。なお、図中矢印UPは雄螺子の上方方向を示す。
【0026】
図1に示すように、本実施形態に係る雄螺子10は樹脂材料で形成されており、長手方向である軸方向の一方の端部が、外周部に螺子山を形成した螺子部12となっている。なお、この螺子部12によって雄螺子10は被締結部材に螺合されるようになっている。また、雄螺子10における螺子部12の軸方向端部である上端部12Aには、フランジ部14が一体的に設けられている。このフランジ部14は下面14Aが平面となっており、下面14Aの中央が螺子部12の上端部12Aに連結されている。
【0027】
一方、フランジ部14の上面14Bは上方へ凸の傾斜面となっており、上面14Bの中央に工具と係合可能な第1の工具係合部16が設けられている。即ち、第1の工具係合部16は、フランジ部14を挟んで螺子部12と反対側に形成されている。また、第1の工具係合部16は六角ナット形状となっており、スパナが係合可能となっている。
【0028】
雄螺子10における螺子部12の上端部12Aには、第2の工具係合部18が形成されている。この第2の工具係合部18は螺子部12の上端部12Aを雄螺子10の径方向に沿って貫通する横孔となっており、第2の工具係合部18の断面形状は矩形となっている。
【0029】
図2に示すように、第2の工具係合部18は雄螺子10の軸心を通って直線状に形成されており(螺子部12の直径上に形成されており)、構成が簡単な成形型や、成形後の切削加工等によって形成できるようになっている。
【0030】
従って、図4に示すように、雄螺子10を被締結部材の一例としてのエンジン20に形成した螺子孔36に螺合した状態で、雄螺子10のフランジ部14と螺子部12との境界部が破断した場合には、螺子部12の上端部12Aとともに第2の工具係合部18が露出するようになっている。このため、図5に示すように、第2の工具係合部18に工具としてのマイナスドライバー22の先端部22Aを第1工具係合部16と同じ方向(図面上方)から係合することができるようになっている。
【0031】
図1に示すように、雄螺子10における第1の工具係合部16の上面16Aの中央には、他の部材を取付けるための取付け手段26が設けられている。この取付け手段26は第1の工具係合部16の上面16Aに立設された断面円形の軸部26Aと、この軸部26Aの上端に形成された球体26Bとを備えている。
【0032】
図3に示すように、雄螺子10における取付け手段26の球体26Bには、ゴムブッシュ30の係合部30Aが係合可能となっている。また、このゴムブッシュ30は、他の部材の一例としてのエンジンカバー32の取付孔34に取付けられている。従って、雄螺子10における取付け手段26にゴムブッシュ30の係合部30Aを係合させることで、例えば、エンジン20に雄螺子10を介してエンジンカバー32を取付けることができるようになっている。
【0033】
以上のように、本実施形態の雄螺子10は、螺子部12、フランジ部14、第1の工具係合部16及び取付け手段26が一体形成されており、螺子部12の上端部12Aに第2の工具係合部18が設けられている。
【0034】
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用を説明する。
先ず、図3に示すように、雄螺子10を螺子部12の先端12Bから被締結部材の一例としてのエンジン20に形成されている螺子孔36に挿入し、スパナ(図示省略)を雄螺子10の第1の工具係合部16に係合する。この状態で雄螺子10を回転させることにより、エンジン20の螺子孔36に、雄螺子10の螺子部12を締め込むことができる。この際、最終的にフランジ部14の下面14Aがエンジン20の上面20Aに当接して雄螺子10は固定される。
【0035】
次に、雄螺子10における取付け手段26に、エンジンカバー32にセットされたゴムブッシュ30の係合部30Aを係合させることで、エンジン20にエンジンカバー32を取付けることができる。
【0036】
一方、スパナにより第1の工具係合部16に作用する回転トルクが、雄螺子10における螺子部12とフランジ部14と境界部の強度を上回る所定以上の回転トルクに達した場合、または、エンジンカバー32に過負荷が作用し、雄螺子10における螺子部12とフランジ部14との境界部に所定以上の力が作用した場合には、雄螺子10における螺子部12とフランジ部14との境界部が破断される。これにより、図4に示すように、雄螺子10におけるフランジ部14を含む上方の部位が、螺子部12から破断する。
【0037】
この際、本実施形態の雄螺子10では、図5に示すように、螺子部12の上端部12Aとともに第2の工具係合部18が露出する。このため、第2の工具係合部18に工具としてのマイナスドライバー22の先端部22Aを、第1工具係合部16と同じ方向から係合することができる。この結果、第1工具係合部16と同じ方向からマイナスドライバー22を回転させることによって雄螺子10の螺子部12を緩めることができるので、エンジン20の螺子孔36から取り残された螺子部12を容易且つ迅速に取外すことができ、取外し作業性を向上できる。また、一般的な工具であるマイナスドライバー22を使用して容易に取り残された螺子部12を取外すことができる。
【0038】
また、本実施形態の雄螺子10では、第1の工具係合部16が六角ナット形状であるため、第1の工具係合部16に係合する工具としてスパナを使用できる。この結果、一般的な工具であるスパナを使用して容易に雄螺子10を締め付けることができる。
【0039】
また、本実施形態の雄螺子10では、第1の工具係合部16に備えられた取付け手段26によって、雄螺子10が取付けられたエンジン20にエンジンカバー32を取付けることができる。
【0040】
また、本実施形態の雄螺子10では、第2の工具係合部18が螺子部12の上端部12Aを径方向に貫通するため、構成が簡単な成形型や、成形後の切削加工等によって、第2の工具係合部18を容易に形成することができる。
【0041】
また、本実施形態は雄螺子10を樹脂材料で構成したため、軽量化及びコストダウンが可能になる。
【0042】
(第2実施形態)
次に、本発明の雄螺子の第2実施形態を図6及び図7に従って説明する。
なお、図中矢印UPは雄螺子の上方方向を示す。また、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の雄螺子10では、第2の工具係合部38が螺子部12を軸方向に貫通する縦孔となっており、第2の工具係合部38はスライダー金型等によって形成されている。
【0043】
図7に示すように、第2の工具係合部38は、螺子部12の軸心に沿って形成されており、第2の工具係合部38の軸方向から見た断面形状は、長方形となっている。
【0044】
従って、本実施形態の雄螺子10では、フランジ部14を含む上部が破断して、螺子部12の上端部12Aにおける破断範囲も大きくなった場合にも、第2の工具係合部38が螺子部12の上端部12Aに残る。この結果、残った第2の工具係合部38に工具としてのマイナスドライバーの先端部を第1工具係合部16と同じ方向から確実に係合させることができる。
【0045】
なお、第2の工具係合部38の軸方向から見た断面形状は、長方形に限定されず、六角レンチが係合可能な六角形等の他の形状としてもよい。
【0046】
(第3実施形態)
次に、本発明の雄螺子の第3実施形態を図8及び図9に従って説明する。
なお、図中矢印UPは雄螺子の上方方向を示す。また、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の雄螺子10では、第2の工具係合部40が螺子部12を軸方向に貫通する縦孔となっており、スライダー金型等によって形成されている。
【0047】
図9に示すように、第2の工具係合部40は、螺子部12の軸心に沿って形成された雌螺子となっており、第2の工具係合部40は、螺子部12(右螺子)に対して逆螺子(左螺子)となっている。
【0048】
従って、本実施形態の雄螺子10では、フランジ部14を含む上部が破断して、螺子部12の上端部12Aにおける破断範囲も大きくなった場合にも、第2の工具係合部40が螺子部12の上端部12Aに残る。この結果、残った第2の工具係合部40に雄螺子を有する工具を第1工具係合部16と同じ方向から確実に係合させることができる。また、第2の工具係合部40が螺子部12と逆螺子となっているため、工具を第2の工具係合部に締め込むことで、螺子部12をエンジン20の螺子孔36から容易に取外すことができる。
【0049】
(第4実施形態)
次に、本発明の雄螺子の第4実施形態を図10に従って説明する。
なお、図中矢印UPは雄螺子の上方方向を示す。また、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の雄螺子10では、第2の工具係合部42の断面形状が、第1実施形態の矩形に内接する大きさとされた台形となっている。即ち、第2の工具係合部42の断面積S2が第1実施形態における第2の工具係合部18の断面積S1に比べて小さくなっている(S2<S1)。
【0050】
従って、本実施形態では、雄螺子10における螺子部12とフランジ部14との境界部である、第2の工具係合部42を形成した螺子部12の上端部12Aの強度を第1実施形態に比べて強くできる。この結果、雄螺子10における螺子部12とフランジ部14との境界部を破断し難くできる。
【0051】
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、雄螺子10における第1の工具係合部16に取付け手段26が設けているが、これに代えた、取付け手段26を設けない、図11に示される第5実施形態の構成の雄螺子10としてもよい。
【0052】
また、上記各実施形態では、雄螺子10における螺子部12と第1の工具係合部16との間にフランジ部14を設けたが、これに代えて、図12に示される第6実施形態の雄螺子10のように、フランジ部が無く、螺子部12の上端部12Aに第1の工具係合部16が一体的に形成された構成としてもよい。
【0053】
また、上記各実施形態では、雄螺子10を樹脂材で構成したが、これに代えて、雄螺子10を軽金属等の他の材料で構成してもよい。
【符号の説明】
【0054】
10 雄螺子
12 螺子部
14 フランジ部
16 第1工具係合部
18 第2工具係合部
20 エンジン(被締結部材)
22 マイナスドライバー(工具)
26 取付け手段
30 ゴムブッシュ
32 エンジンカバー
36 螺子孔
38 第2工具係合部
40 第2工具係合部
42 第2工具係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
螺子部の軸方向端部に設けられ、工具と係合可能な第1の工具係合部と、
前記螺子部の端部に形成され、前記螺子部と前記第1の工具係合部との境界部が破断することで工具と係合可能になる第2の工具係合部と、
を有する雄螺子。
【請求項2】
螺子部の軸方向端部に設けられたフランジ部と、
前記フランジ部を挟んで前記螺子部と反対側に形成され、工具と係合可能な第1の工具係合部と、
前記螺子部の端部に形成され、前記螺子部と前記フランジ部との境界部が破断することで工具と係合可能になる第2の工具係合部と、
を有する雄螺子。
【請求項3】
前記第2の工具係合部は前記螺子部の端部を径方向に貫通する横孔である請求項1または請求項2に記載の雄螺子。
【請求項4】
前記第2の工具係合部は前記螺子部を軸方向に貫通する縦孔である請求項1または請求項2に記載の雄螺子。
【請求項5】
前記第1の工具係合部は六角ナット形状である請求項1〜4の何れか1項に記載の雄螺子。
【請求項6】
前記第1の工具係合部は、他の部材を取付けるための取付け手段を備える請求項1〜5の何れか1項に記載の雄螺子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−57771(P2012−57771A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204130(P2010−204130)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)