説明

集塵装置

【課題】塵又は埃の粒子が積もるとすぐにカーペット又は床板から集める集塵装置を提供する。
【解決手段】受口を備える集塵器、マットレスカバーを備える集塵マットレス、マットレス作用面、及び排塵器を含み、前記受口はダストパイプを介して排塵器につながり、マットレス作用面が排塵器につながる複数個の小孔をもって形成され、複数個の補強用肋材がマットレスカバーとマットレス作用面の間に配置され、及び空きスペースが補強用肋材の間に形成され、前記補強用肋材が凹型をしており、及び中空レイズドリングが集塵マットレスの外側縁部に沿って形成される、集塵装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動クリーナ装置、具体的には塵又は埃収集装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ホテル、病院、学校、工場、空港、ショッピングセンター、及び鉄道駅のような殆どの公共の場所、並びに車、家、台所、などの殆どの私的な場所においても、人の出入りによってカーペット又は床板に塵又は埃の粒子が堆積する。
【0003】
カーペット又は床板に残った塵又は埃は通常はブラシ及びゴミ箱を使って、又は電気掃除機を使って除去される。これらの方法は効果的であるが、以下のような欠点も持っている。
1)塵又は埃の粒子を積もった直後に除去できない。
2)清掃作業を頻繁に行わなければならず、さもなければ塵又は埃の粒子が堆積し周囲の美観にマイナスに影響する。
3)同じ繰り返しの清掃業務を周期的に行うには清掃スタッフを使う必要がある。
【0004】
従って、塵又は埃除去の分野においては多くの改良の機会が残っている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それ故、上で確認された欠点を克服するために、塵又は埃の粒子が積もるとすぐにカーペット又は床板から集める集塵装置を提供することは本発明の一つの目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上の目的を達成するために、受口を備える集塵器、マットレスカバーを備える集塵マットレス、マットレス作用面、及び排塵器、を備えた集塵装置を提供する。
【0007】
本発明の1つの実施形態において、前記受口はダスト管を経て排塵器につながっている。
【0008】
本発明の別の実施形態において、前記マットレス作用面は排塵器につながる複数個の小孔をもって形成される。
【0009】
本発明の別の実施形態において、複数個の補強用肋材がマットレスカバーとマットレス作用面の間に配置され、空きスペースが補強用肋材の間に形成される。
【0010】
本発明の別の実施形態において、前記補強用肋材は凹型をしている。
【0011】
本発明のさらに別の実施形態において、集塵マットレスの外側縁部に沿ってレイズドリングが形成され、該レイズドリングは中空である。
【発明の効果】
【0012】
その結果、既存の技術に比較して、本発明の集塵装置は以下の利点を提供する。
【0013】
1)カーペット又は床板に残った塵又は粒子を、積もった後直ちに掃除でき、それゆえ繰り返しの清掃作業を避けることができ、人手及び物的資源が節約される。
【0014】
2)カーペット又は床板の滑り止め性能が改良される。
【0015】
3)前記装置の構造はシンプル及びコンパクトであり、組み立てやすく操作しやすい。
【0016】
4)取得及び操作コストが低い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
理解を容易にするために、添付図面を参照して以下本発明をさらに説明する。
【0018】
図1を参照すると、本発明の集塵装置は、受口10を備える集塵器1、マットレスカバー3を備える集塵マットレス2、マットレス作用面4、及び排塵器6を含む。受口10はダスト管5を介して排塵器6につながっている。マットレス作用面4は、排塵器6につながっている複数個の小孔9をもって形成されている。受口は標準受口として形成され、種々のパイプへの結合に適している。マットレス作用面4は、良好な滑り止め性能を提供するために不規則に隆起した形状に設計されている。
【0019】
図2に示されるように、複数個の小孔9はマットレス作用面4の表面に形成される。人がマットレス作用面上を通り、踏みつけるとき、マットレス作用面4は重さによって撓み、塵又は埃の粒子が小孔を通り下に落ちるようになる。複数個の補強用肋材はマットレスカバー3とマットレス作用面4の間に配置され、ある量の空きスペースが凹型補強用肋材の間に形成される。該空きスペースがあることによって、塵又は粒子が空きスペースに落ち、集塵器1により集められることができ、それ故、カーペット又は床板が清潔に保たれ良好な大気環境を提供し得る。
【0020】
さらに、レイズドリング8もまた集塵マットレス2の外側縁部に沿って形成される。該レイズドリングは芳香を蓄えるために中空リングであってよい。該レイズドリング8もまた集塵装置の滑り止め性能に寄与する。
【0021】
本発明の集塵装置はホテル、病院、工場、学校、政府関係部署、空港、ショッピングセンター、鉄道駅、などの公共の場所、又は家、台所、車などの私的な場所において使用できる。
【0022】
本発明は好ましい実施形態に関連して説明されたが、特には説明されていない追加、修正、代用、及び削除が、特許請求の範囲に記載されている本発明の精神及び領域から逸脱することなく行われ得ることが当業者には正しく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の1つの実施形態による、集塵装置の断面図を示す。
【図2】図2は、本発明の1つの実施形態による、通行人の重量で変形したマットレス作用面の断面図を示す。
【図3】図3は、本発明の1つの実施形態による、マットレス作用面の平面図である。
【符号の説明】
【0024】
1…集塵器
2…集塵マットレス
3…マットレスカバー
4…マットレス作用面
5…ダスト管
6…排塵器
7…凹型補強用肋材
8…レイズドリング
9…小孔
10…受口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受口(10)を備える集塵器(1)、マットレスカバー(3)を備える集塵マットレス(2)、マットレス作用面(4)、及び排塵器(6)を含み、前記受口(10)がダストパイプ(5)を介して前記排塵器(6)につながり、前記マットレス作用面(4)が前記排塵器(6)につながる複数個の小孔(9)をもって形成される集塵装置。
【請求項2】
複数個の補強用肋材(7)が前記マットレスカバー(3)と前記マットレス作用面(4)の間に配置され、空きスペースが前記補強用肋材(7)の間に形成される請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記補強用肋材(7)が凹型である請求項2に記載の装置。
【請求項4】
レイズドリング(8)が前記集塵マットレス(2)の外側縁部に沿って形成され、前記レイズドリングが中空である請求項1に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−261888(P2009−261888A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−217066(P2008−217066)
【出願日】平成20年8月26日(2008.8.26)
【出願人】(508258909)
【出願人】(508258895)
【Fターム(参考)】