説明

難燃性プレナムケーブル

難燃性ケーブルの場合、驚くべきことに、少なくとも2つの絶縁層と、2.6以下の複合誘電定数と、0.005以下の複合散逸率とを有する絶縁導体を、たとえ絶縁層の1つが2.6を超える誘電定数または0.005を超える散逸率を持っていても調製できることが見出されている。驚くべきことに、2.6以下の複合誘電定数および0.005以下の複合散逸率を有する絶縁導体が、絶縁層ポリマーとしての非ハロゲン化ポリオレフィンを用いて調製できることも見出されており、ここでポリオレフィンは比較的不十分な誘電/散逸特性を有し、絶縁層組成物はハロゲン化またはアンチモントリオキシド難燃性添加剤を実質的に含まない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気通信用難燃性ケーブルに関する。より詳しくは、本発明は、少なくとも2つの絶縁層と、2.6以下の複合誘電定数と、0.005以下の複合散逸率とを有する絶縁導体に関する。絶縁導体を用いて作製された電気通信ケーブルは、空気循環システムのプレナムスペースで使用するのに特に適している。
【背景技術】
【0002】
建物の建設において、火事の場合に延焼ならびに煙の発生および広がりを抑制する材料を使用することが極めて重要である。したがって、これらの材料要件を満たす電気通信ケーブルを選択および設置することが重要である。
【0003】
空気循環システムのプレナム・チャンバ用電気通信ケーブルの従来の設計は一般に、ポリビニルクロライドまたはフルオロポリマーをジャケット材料として使用する。また、大半のプレナム・ケーブル絶縁体開発は、高レベルの難燃性または煙抑制添加剤を有する高価なフッ素化エチレンポリマー(「FEP」)またはポリオレフィンを使用した、難燃性の改善および煙発生の低減に焦点を合わせてきた。不運なことに、添加剤はポリオレフィンの誘電特性を低下させる。また、添加剤がハロゲン化されている場合、それらは燃焼中に腐食性ガスを発生する。
【0004】
TIA/EIA 568A規格は、カテゴリ5および5eケーブルについての電気的要件、たとえば0.772〜100MHzの周波数範囲での所与の導体対に関するインピーダンス、減衰、リターンロスおよびクロストーク要件を定めている。この試験には、100メートルのケーブルを使用する。インピーダンスは、0.772MHzにて少なくとも85であり、100MHzにて115又はそれ以下であるが望ましい。リターンロスは、0.772〜100MHzの試験周波数に応じて、25dBにて少なくとも17であることが望ましい。減衰は、0.772MHz〜100MHzの試験周波数に応じて、5.8〜22dB又はそれ以下であることが望ましい。
【0005】
インピーダンスおよび減衰は重要な電気特性である。インピーダンスは、ケーブルの長さに沿った信号伝送への耐性である。ケーブルのインピーダンスは、導体の直径およびその特性、絶縁体の種類およびその厚さ、ならびに個々の対が撚り合わされる堅さによって制御される。より太いケーブルは、より高いインピーダンスを与える。絶縁体が厚すぎる場合、ケーブルインピーダンスは、最大所望値を超えることができる。
【0006】
減衰は、信号が伝送される距離での信号強度の低下である。導体および絶縁体は、ケーブル減衰の主な原因である。より大きな導体またはより小さい抵抗は、より低い減衰を与える。絶縁体のより大きな厚さも、より低い減衰を与える。
【0007】
所与のケーブル設計により、絶縁体の所望の誘電特性は、ケーブルのカテゴリ5/5e電気要件を満たすために、ASTM D 1531試験方法によって、1MHzにて2.6又はそれ以下である誘電定数(DC)および0.005又はそれ以下である散逸率(DF)を有することになっている。
【0008】
NFPA 262試験は、配線管に収容されたケーブルなしで、ダクト、プレナム、および周囲空気を運搬するために使用される他のスペースに設置される電気および光ファイバーケーブルの火炎伝播距離および光学煙密度を決定する火災試験方法である。ケーブルはケーブルトレー内に配置され、25フィート長のケーブルが幅11.25インチの全トレー幅を覆う。点火バーナーの炎(88kW)が、気流速度240フィート/分でケーブルトレーの一端に点けられる。試験時間は20分である。ケーブルは、火炎伝播が5フィート又はそれ以下である場合、ピーク煙が0.5又はそれ以下である場合、そして平均煙が0.15又はそれ以下である場合は、合格と見なされる。ケーブルが後者の基準を満たす場合、それは難燃性である。
【0009】
米国特許第5,462,803号は、導体を包囲するフルオロポリマーを備えた導体と、ポリ塩化ビニルの外層とを備えたケーブルについて記載されている。
【0010】
米国特許第5,563,377号は、安価な「難燃性ポリオレフィン」内層およびFEPを含有する外層を使用することについて記載されている。ポリオレフィンに難燃性を付与するために、塩素化、臭素化または金属添加剤が使用されている。
【0011】
カナダ出願第2,238,596号は、ポリオレフィンおよび難燃性添加剤から調製した発泡難燃性内層について記載されている。
【0012】
Gingue, et al.への米国特許第5,670,748号は、ポリオレフィンまたはポリウレタンの発泡層およびハロゲン化材料の外層によって包囲された導体について記載されている。
【0013】
難燃性ケーブルの場合、驚くべきことに、少なくとも2つの絶縁層と、2.6又はそれより小さい複合誘電定数(composite dielectric constant)と、0.005又はそれより小さい複合散逸率(composite dissipation factor)とを有する絶縁導体を、たとえ絶縁層の1つが2.6を超える誘電定数または0.005を超える散逸率を持っていても調製できることが見出されている。
【0014】
2つの層を備えた絶縁導体の場合、複合誘電定数εt
【数3】

によって定義され、式中、ε1およびε2は、それぞれ内部および外部絶縁層の誘電定数であり、r0は導体の半径である;r1はr0と内部絶縁層の厚さとの和である;r2はr1と外部絶縁層の厚さとの和である。
【0015】
複合散逸率(またはtanδ)は:
【数4】

として定義され、式中、tanδ1およびtanδ2は、それぞれ内部および外部絶縁層の散逸率である。
【0016】
驚くべきことに、2.6又はそれより小さい複合誘電定数および0.005又はそれより小さい複合散逸率を有する絶縁導体が、絶縁層ポリマーとしての非ハロゲン化ポリオレフィンを用いて調製できることも見出されており、ここでポリオレフィンは比較的不十分な誘電/散逸特性を有し、絶縁層組成物はハロゲン化またはアンチモントリオキシド難燃性添加剤を実質的に含まない。
【0017】
本発明の難燃性ケーブルは絶縁導体を含み、絶縁導体は導体と、導体を包囲する内部絶縁層と、内部絶縁層を包囲する外部絶縁層とを含む。絶縁導体は、2.6又はそれより小さい複合誘電定数および0.005又はそれより小さい複合散逸率を有する。内部絶縁層または外部絶縁層は、2.6を超える誘電定数、0.005を超える散逸率、またはその両方を有する。
【0018】
好ましい実施形態において、内部絶縁層を調製するための第1のポリマー組成物は、第1の非ハロゲン化ポリマーを含み、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモンオキシドを実質的に含まず、そして外部絶縁層を調製するための第2のポリマー組成物は、第2の非ハロゲン化ポリマーを含み、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモンオキシドを実質的に含まない。
【0019】
本発明で有用な非ハロゲン化ポリオレフィンの例は、ポリエチレンポリマー、ポリプロピレンポリマー、エチレンターポリマー、エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)またはエチレン−プロピレンゴムを含む。
【0020】
本明細書において用語として用いられるポリエチレンポリマーは、エチレンのホモポリマーあるいはエチレンおよびわずかな割合の、3〜12個の炭素原子、好ましくは4〜8個の炭素原子を有する1又はそれ以上のアルファ−オレフィン、および場合によりジエンのコポリマー、あるいはかかるホモポリマーおよびコポリマーの混合物またはブレンドである。混合物は、機械的ブレンドまたはin situブレンドでありうる。アルファ−オレフィンの例は、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、および1−オクテンである。ポリエチレンは、エチレンおよび不飽和エステル、たとえばビニルエステル(たとえばビニルアセテートあるいはアクリルまたはメタクリル酸エステル)のコポリマーまたはエチレンおよびビニルシラン(たとえばビニルトリメトキシシランおよびビニルトリエトキシシラン)のコポリマーでもありうる。第3のコモノマー、たとえば別のアルファ−オレフィンまたはジエン、たとえばエチルジエンノルボルネン、ブタジエン、1,4−ヘキサジエン、またはデシルシクロペンタジエンも含まれうる。
【0021】
エチレン/プロピレン/ジエンターポリマーは一般に、EPDMと呼ばれ、エチレン/プロピレンコポリマーは一般に、EPRと呼ばれる。EPDMでは、第3のコモノマーは、コポリマーの重量に基づいて1〜15重量パーセントの量で存在可能であり、好ましくは1〜10重量パーセントの量で存在する。コポリマーがエチレンを含めて2つまたは3つのコモノマーを含有することが好ましい。
【0022】
本明細書で使用されるように、ハロゲンは、周期律表に従って定義され、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、およびアスタチンを含む。したがって本明細書で使用されるように、非ハロゲン化ポリマーポリオレフィンは、ポリオレフィンを難燃性にする量でフッ素、塩素、または臭素によって置換されたポリオレフィンを除く。そのようであるため、フッ素化エチレンポリマーは除外される。
【0023】
本明細書で使用されるように、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモントリオキシドを実質的に含まないとは、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモントリオキシドが、絶縁組成物から調製した絶縁層に難燃性を付与するのに十分な量で存在しないことを意味する。好ましい態様において、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモントリオキシドは全く存在しないか、微量でのみ存在する。
【0024】
本発明によって使用できる非ハロゲン化難燃性添加剤の例は、エチレンジアミンホスフェート、メラミン、メラミンピロホスフェート、メラミンホスフェート、アンモニウムポリホスフェート、メラミンポリホスフェート、カルシウムカーボネート、タルク、粘土、有機修飾粘土、カルシウムヘキサボラート、アルミナ、チタンオキシド、カーボン・ナノチューブ、亜鉛ボラート、珪灰石、マイカ、シリコーンポリマー、ホスフェートエステル、ヒンダードアミン安定剤、メラミンオクトモリブダート、アンモニウムオクトモリブダート、拡張グラファイト、フリット、中空ガラスビーズおよびその混合物を含む。
【0025】
本発明のこの態様において、外部絶縁層は優れた難燃性を有し、内部絶縁層は優れた電気特性を有するであろう。どちらの絶縁層も所望のレベルを超えた煙を発生しないことが望ましい。外部絶縁層は好ましくは、樹脂100重量部当たり難燃性添加剤100〜300部を有することが望ましい。外部絶縁層に難燃性添加剤を上述のように装填すると、内部絶縁層は好ましくは、樹脂100重量部当たり難燃性添加剤30部未満を有することが望ましい。
【0026】
上述の難燃性添加剤の1又はそれ以上、たとえば樹脂100重量部当たり(phr)エチレンジアミンホスフェート120部およびメラミン30phrを用いて調合したポリオレフィンは、ASTM D 1531によって測定したように、1MHzにて3.34の誘電定数および0.0004の散逸率を有する。この絶縁組成物から調製した絶縁層は、市販用の誘電要件を満足しない。
【0027】
しかしながら、絶縁層を適切な第2の絶縁層と結合させたときに、生じた絶縁導体は市販用の誘電要件を満足できる。複合誘電定数および複合散逸率の式(以下に示す)は、適切な第2の絶縁層の選択を可能にする。
【0028】
複合誘電定数、εtは:
【数5】

によって定義され、式中、ε1およびε2は、それぞれ内部および外部絶縁層の誘電定数であり、r0は導体の半径である;r1はr0と内部絶縁層の厚さとの和である;r2はr1と外部絶縁層の厚さとの和である。
【0029】
複合散逸率(またはtanδt)は:
【数6】

として定義され、式中、tanδ1およびtanδ2は、それぞれ内部および外部絶縁層の散逸率である。
【0030】
0.0212インチの直径を備えた24AWGワイヤならびに3.34の誘電定数および0.0004の散逸率を備えた外部絶縁層を有する絶縁導体の、2.6の複合誘電定数および0.005の複合散逸率を満足させるために、表1に各厚さにおける内部絶縁層の最大許容誘電特性を挙げる。絶縁層の全複合厚は8ミルである。
【0031】
【表1】

【0032】
25phr エチレンジアミンホスフェートおよび0.3phr相乗添加剤を用いて調合したポリオレフィンポリマーまたはポリマーブレンドは、1MHzにて2.30の誘電定数および
0.0004の散逸率を有する。表1により、これらの組成物は、5ミルまでの厚さにて電気的要件を満たすために、内部絶縁層化合物として使用できる。かかる絶縁導体の4ツイストペアで作製され、市販のプレナム認定ジャケット材料によって被覆されたケーブルは、TIA/EIA 568 A試験の電気的要件ならびにNFPA 262試験の防煙防炎要件を満たすであろう。
【0033】
好ましい実施形態において、内部絶縁層、外部絶縁層、または両方の絶縁層が発泡される。
【0034】
好ましい別の実施形態において、どちらの絶縁層も2.6を超える誘電定数または0.005を超える散逸率を持たない。
【0035】
以下の非制限的な実施例で、本発明を説明する。
【0036】
以下は、本発明の以下の実施例で使用される非ハロゲン化難燃剤を用いて調合したポリオレフィンポリマーの代表的な組成物である。
【0037】
【表2】

【0038】
これらの実施例において、0.0212インチの直径を備えた24AWG導体は、2つの非ハロゲン化ポリオレフィンによって、8ミルの全複合絶縁厚にて絶縁される。化合物Aは、外部絶縁層の代表的な例である。化合物Aの誘電定数(DC)および散逸率(DF)は、ASTM D 1531によって測定されたように、それぞれ3.21および0.00047である。
【0039】
表3に、2.6の複合誘電定数および0.005の複合散逸率を満たすために、化合物Aを外部絶縁層として使用したときの、各厚さにおける内部絶縁層の最大許容誘電特性を挙げる。
【0040】
【表3】

【0041】
2.59の誘電定数および0.00042の散逸率を有する化合物Bは、化合物Aが外部絶縁層として使用されたときに、その高い誘電特性のために内部絶縁層として使用できない。しかしながら2.30の誘電定数および0.0004の散逸率を有する化合物Cは、化合物Aが外部絶縁層として使用されるときに、複合電気的要件を満たすために5ミルまで使用できる。
【0042】
市販のプレナム認定ジャケット材料(plenum-rated jacket materials)によって被覆され、内部絶縁層としての化合物Cおよび外部絶縁層としての化合物Aを用いた、かかる絶縁導体の4ツイストペア(4 twisted paris)は、TIA/EIA 568 A試験による電気的要件およびNFPA 262試験による防煙防炎を満たすであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)導体と;
(b)前記導体を包囲する内部絶縁層と;
(c)前記内部絶縁層を包囲する外部絶縁層と;
を包囲する絶縁導体を含み、
前記絶縁導体が2.6又はそれより小さい複合誘電定数および0.005又はそれより小さい複合散逸率を有し、前記内部絶縁層または外部絶縁層が2.6を超える誘電定数または0.005を超える複合散逸率を有する、難燃性ケーブル。
【請求項2】
(a)導体と;
(b)前記導体を包囲する内部絶縁層と;
(c)前記内部絶縁層を包囲する外部絶縁層と;
を包囲する絶縁導体を含み、
前記絶縁導体が2.6又はそれより小さい複合誘電定数および0.005又はそれより小さい複合散逸率を有し、前記内部絶縁層を調製するための第1のポリマー組成物が第1の非ハロゲン化ポリマーを含み、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモンオキシドを実質的に含まず、そして外部絶縁層を調製するための第2のポリマー組成物が第2の非ハロゲン化ポリマーを含み、ハロゲン化難燃性添加剤またはアンチモンオキシドを実質的に含まない、難燃性ケーブル。
【請求項3】
前記第1のポリマー組成物がさらに、第1の非ハロゲン化ポリマー100重量部当たり30重量部を超える量で非ハロゲン化難燃性添加剤を含み、第2のポリマー組成物がさらに、第2の非ハロゲン化ポリマー100重量部当たり100〜300重量部の量で非ハロゲン化難燃性添加剤を含む、請求項2に記載のケーブル。
【請求項4】
前記非ハロゲン化難燃性添加剤がエチレンジアミンホスフェート、メラミン、メラミンピロホスフェート、メラミンホスフェート、アンモニウムポリホスフェート、メラミンポリホスフェート、カルシウムカーボネート、タルク、粘土、有機修飾粘土、カルシウムヘキサボラート、アルミナ、チタンオキシド、カーボン・ナノチューブ、亜鉛ボラート、珪灰石、マイカ、シリコーンポリマー、ホスフェートエステル、ヒンダードアミン安定剤、メラミンオクトモリブダート、アンモニウムオクトモリブダート、拡張グラファイト、フリット、中空ガラスビーズおよびその混合物から成る群より選択される、請求項3に記載のケーブル。
【請求項5】
前記絶縁導体が
【数1】

および
【数2】

(式中、ε1およびε2は、それぞれ内部および外部絶縁層の誘電定数であり、r0は導体の半径である;r1はr0と内部絶縁層の厚さとの和である;r2はr1と外部絶縁層の厚さとの和であり;tanδ1およびtanδ2は、それぞれ内部および外部絶縁層の散逸率である)
によって定義される複合誘電定数(εt)および複合散逸率(tanδt)を有する2つの層を有する、請求項4に記載のケーブル。
【請求項6】
前記内部絶縁層、外部絶縁層、または両方の絶縁層が発泡される、請求項1に記載のケーブル。
【請求項7】
絶縁導体の4ツイストペアおよびプレナム認定ジャケット材料を含む、請求項1に記載のケーブル。

【公表番号】特表2008−501210(P2008−501210A)
【公表日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−519703(P2006−519703)
【出願日】平成17年5月5日(2005.5.5)
【国際出願番号】PCT/US2005/015618
【国際公開番号】WO2005/119704
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(591123001)ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アンド・プラスティックス・テクノロジー・コーポレイション (85)
【Fターム(参考)】