説明

難燃性ポリアミド成形化合物及びその使用

本発明は、脂肪族ポリアミド及び部分芳香族ポリアミドの混合物をベースとする無ハロゲン成形化合物であって、防炎剤としてホスフィン酸の塩を含有する成形化合物に関する。さらに、本発明は成形品、詳細には電気・電子産業用の構成要素を製造するための、本発明によるポリアミド成形化合物の使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防炎剤としてホスフィン酸の塩を含有する脂肪族ポリアミドと部分芳香族ポリアミドとの混合物をベースとする無ハロゲン難燃性成形化合物に関する。さらに本発明は、本発明によるポリアミド成形化合物を使用して、成形品、詳細には電気・電子産業用の部品を製造することに関する。
【背景技術】
【0002】
脂肪族ポリアミドをベースとする成形化合物は、卓越した特性プロファイルを有しているため、極めて多くの用途において成形品を製造するために使用されている。難燃特性を有するポリアミド成形化合物は、特に適切な防火を保証するため、電気・電子産業における構成要素のために必要とされる。
【0003】
ポリアミドは、ハロゲン化合物の添加によって難燃処理が施されることが多い。ハロゲン含有ポリアミド成形化合物は、他の短所に加えて、焼却による廃棄中にハロゲン含有物質を放出するため、毒物学的な問題がある。このため、ポリアミドのための数種の無ハロゲン防炎剤が開発されてきた。
【0004】
独国特許第1931387号は、ポリアミドに赤リンを添加することを開示している。このタイプの成形化合物は固有の濃色を有しているため、着色の可能性が制限される。さらに、ポリアミド成形化合物の製造及び加工中には毒性ホスフィンが形成されるため、非常に厳密な安全上の注意が必要である。
【0005】
例えば水酸化マグネシウムなどの無機防炎剤の使用は、独国特許第19525873号において周知である。適切な難燃加工を施すためには多量の補充量が必要とされるため、強度が低下し、極めて脆弱な成形化合物が形成される。
【0006】
例えばシアヌル酸メラミンなどの窒素含有防炎剤は、特に欧州特許第0614933号に記載されている。詳細には、ガラス繊維強化調製物の形状のポリアミドでは、有効性が限定される。
【0007】
ガラス繊維強化ポリアミド成形化合物のためには、例えばポリリン酸メラミンなどのリン/窒素含有防炎剤系が、特に欧州特許第0782599号において提案されている。UL94による燃焼性分類V0に対しては、少なくとも25重量%の補充量が必要とされるため、各々の用途には適切ではない低破断伸びを有する成形化合物を生じさせる。
【0008】
また、別の群の無ハロゲン防炎剤として、リン化合物が提案されている。そこで、ポリアミド用の防炎剤としてのホスフィン酸及びジホスフィン酸のカルシウム及びアルミニウム塩を使用することは、欧州特許第0792912号に記載されている。ポリアミド6及びポリアミド66は、特に適合するポリアミドであると記載されている。30重量%の補充量を用いてそのポリアミドから製造された成形化合物は、1.2mmの試験片厚みで、UL94による燃焼性分類V0を達成する。かかるホスフィン酸塩は比較的多量に使用する必要があることも、欧州特許第1024167A1号に示されている。欧州特許第1024167号の表1から推測できるように、UL94のV0分類を達成するには、ガラス繊維強化ポリアミド6については20重量%をはるかに超える量、ガラス繊維強化ポリアミド66については、30重量%超のホスフィン酸アルミニウムが必要とされる。このタイプのものを多量に補充すると、機械的特性に有害な作用が及ぶ。成形化合物の破断伸びが小さいことにより脆弱であると、例えば電器産業において頻繁に製造されるように、構成要素同士がスナップ接続される場合には、複数の問題が生じる。これらの構成要素は、通常は射出成形によって製造されてから短期間で組み立てが行われる、すなわち調整を行わずに組み立てが行われるため、材料が脆弱であることによりこれらのスナップ接続が離脱すると、相当に大きな破壊が発生する。このことを防ぐためには、その用途には、新規に成形した状態で、少なくとも2%の破断伸びを有する成形化合物が必要とされる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のことから、本発明の目的は、最新技術、詳細には欧州特許第1024167号に記載のポリアミド成形化合物と比較して、その機械的特性、特に破断伸びが大幅に改善された新規のポリアミド成形化合物を提案することである。さらにポリアミド化合物は、最大0.8mmの試験片厚みでUL94の燃焼性分類V0による要件を満たさなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的は、請求項1の特徴によって達成される。
【0011】
驚くべきことに、請求項1に記載の成形化合物は、改善された機械的特性、詳細には新規に成形した状態で少なくとも2%の破断伸びを有する成形品の製造を可能にすることがわかった。本発明による成形化合物はさらに、最新技術と比較して極めて少ない補充量のホスフィン酸の塩を防炎剤として使用できると共に、なおもUL94による燃焼性分類V0を達成できることを特徴とする。本発明によれば、本発明の成形化合物が脂肪族ポリアミドをベースとする場合には、脂肪族ポリアミンの一部を部分芳香族ポリアミドで置換することで上記効果を達成できることが明らかである。
【0012】
したがって本発明の主題は、難燃性ポリアミド成形化合物であって、
a)20〜80重量%の1種以上の脂肪族ポリアミドと、
b)1〜40重量%の1種以上の部分芳香族ポリアミドと、
c)1〜30重量%の防炎剤であって、式(1)のホスフィン酸の塩、
【化1】

及び/又は、式(2)のジホスフィン酸の塩及び/又はそれらのポリマーを含有する防炎剤と、
【化2】

式中、
、Rは、同一もしくは相違しており、直鎖状もしくは分枝状C−Cアルキル、及び/又はアリールを意味し;
は、直鎖状もしくは分枝状C−C10アルキレン、C−C10アリーレン、−アルキルアリーレンもしくはアリールアルキレンを意味し;
Mは、元素周期表の第2もしくは第3主族または副族からの金属イオンを意味し;
mは、2もしくは3を意味し;
nは、1もしくは3を意味し;
xは、1もしくは2を意味し;
d)5〜60重量%の繊維状もしくは粒子状充填剤またはそれらの混合物と、
e)0.05〜10重量%の標準的添加物であって、安定剤、加工助剤、アンチドリッピング剤、着色剤、顔料などを含む添加物と、
を含む難燃性ポリアミド成形化合物である。
【0013】
ホモポリアミド及びコポリアミドは、本発明による脂肪族ポリアミド(a)として使用することができ、それらの繰返し単位が脂肪族アミン及び脂肪族ジカルボン酸から、またはアミノカルボン酸から抽出され、これらのアミノカルボン酸はそれらのラクタムの形状で使用することもできる。典型として、ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド66、ポリアミド66/6、ポリアミド46がある。
【0014】
ホモポリアミドもしくはコポリアミドのいずれをも本発明による部分芳香族ポリアミド(b)として使用することができ、それらの繰返し単位はジカルボン酸及びジアミンから、そしてまたアミノカルボン酸もしくは各々に対応するラクタムから抽出される。適切なジカルボン酸は、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸及び1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの芳香族及び脂肪族ジカルボン酸である。適切なジアミンは、例えばヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、ジ−(4−ジアミノシクロヘキシル)−メタン、ジ−(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)−メタンなどの脂肪族及び脂環式ジアミン、ならびに例えばm−キシレンジアミン及びp−キシレンジアミンなどの芳香族基を有するジアミンである。適切なアミノカルボン酸は、アミノカプロン酸、アミノウンデカン酸、及びアミノラウリン酸である。典型として、ポリアミド6I、ポリアミド6T/6I、ポリアミド6T/6、ポリアミド6T/66、ポリアミド6T/6I/66、ポリアミド9T、ポリアミド10T、ポリアミド12T、ポリアミド6T/12、ポリアミドMXD6がある。
【0015】
本発明による防炎剤(c)の場合は、式(1)のホスフィン酸の塩、
【化1】

及び/又は式(2)のジホスフィン酸の塩及び/又はそれらのポリマーが関係する。
【化2】

式中、
、Rは、同一もしくは相違しており、直鎖状もしくは分枝状C−Cアルキル、及び/又はアリールを意味し;
は、直鎖状もしくは分枝状C−C10アルキレン、C−C10アリーレン、−アルキルアリーレンもしくはアリールアルキレンを意味し;
Mは、元素周期表の第2もしくは第3主族または副族からの金属イオンを意味し、
mは、2もしくは3を意味し;
nは、1もしくは3を意味し;
xは、1もしくは2を意味する。
【0016】
本発明によるホスフィン酸塩の製造に適切なホスフィン酸は、例えばジメチルホスフィン酸、エチルメチルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、メチル−n−プロピルホスフィン酸、メタン−ジ(メチルホスフィン酸)、エタン−1,2−ジ(メチルホスフィン酸)、ヘキサン−1,6−ジ(メチルホスフィン酸)、ベンゼン−1,4−ジ(メチルホスフィン酸)、メチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸である。
【0017】
本発明によるホスフィン酸塩は、例えば欧州特許第0699708号に記載されているような、周知の方法によって製造できる。ホスフィン酸は、それにより金属カルボン酸塩、金属水酸化物もしくは金属酸化物を有する水溶液中で、本質的にはモノマーへ、場合によっては反応条件によってポリマーへ転換され、ホスフィン酸塩が製造される。
【0018】
式(1)及び式(2)によるホスフィン酸塩は、周期表の第2もしくは第3主族または副族からの金属イオンを含有していてもよく、ホスフィン酸のカルシウム塩及びアルミニウム塩が好ましい。これらのホスフィン酸塩はまた、それらの混合物の形態で使用することもできる。それらは、ポリマー内への混和中に良好な分散を達成するために、好ましくは粉末状で使用される。
【0019】
本発明による成形化合物は、成分c)として1〜30重量%、好ましくは5〜25重量%、特に好ましくは8〜20重量%の式(1)のホスフィン酸塩及び/又は式(2)のジホスフィン酸及び/又はそのポリマーを含有する。
【0020】
本発明による成形化合物は、成分d)として5〜60重量%の繊維状もしくは粒子状充填剤またはその混合物を含有してもよい。繊維状充填剤、繊維状強化手段の例としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、チタン酸カリウムウィスカを挙げることができるが、ガラス繊維が好適である。成形化合物内へのガラス繊維の混和は、エンドレスストランド(粗糸)の形状または切断形(ガラス短繊維)のいずれかで実行できる。ポリアミドとの適合性を改善するために、使用するガラス繊維はドレッシング及び接着剤を有してもよい。一般に、使用されるガラス繊維の直径は6から20μmの範囲内である。
【0021】
粒子状充填剤としては、特にガラス玉、チョーク、石英粉末、タルカム、珪灰石、カオリン、雲母が適切である。
【0022】
成分e)としての通常の添加物は、例えば断熱材料、酸化防止剤、光安定剤、潤滑剤、離型剤、核形成剤、顔料、着色剤、アンチドリッピング剤である。
【0023】
本発明による難燃性ポリアミド成形化合物は、それ自体は周知の方法によって製造できる。このために、成分は混合装置、例えば2軸押出機内で均質化される。通常の方法は、成分a)からe)を個別に、または個別の投入設備を介して事前に混合して混合装置へ導入するステップを含む。ポリマーメルト中での均質化は、部分芳香族ポリアミドの融点によって200〜350℃の温度で実行される。ポリマーメルトは、通常はストランド状に引き抜き、冷却し、造粒する。
【0024】
本発明による成形化合物は、射出成形工程により成形品を製造することに適している。
【0025】
実施例では、本発明による成形化合物を製造するために以下の出発物質を使用した。
【0026】
成分a)
ポリアミドa1):ポリアミド6、相対粘度(HSO中で1%)=2.7
ポリアミドa2):ポリアミド66、相対粘度(HSO中で1%)=2.67
成分b)
ポリアミドb1:67:33の比率のイソフタル酸及びテレフタル酸を有するポリアミド6I/6T、相対粘度(m−クレゾール中で0.5%)=1.72
ポリアミドb2:55:45のモル比のテレフタル酸及びアジピン酸を有するポリアミド6T/66、相対粘度(m−クレゾール中で0.5%)=1.69
ポリアミドb3:70:30の比率のテレフタル酸及びイソフタル酸を有するポリアミド6T/6I、相対粘度(m−クレゾール中で0.5%)=1.135
ポリアミドb4:ポリアミドMXD6、相対粘度(m−クレゾール中で0.5%)=1.85
成分c)
ジエチルホスフィン酸アルミニウム
メチルプロピルホスフィン酸カルシウム
成分d)
ポリアミドのための標準的ガラス繊維、繊維長4.5mm、直径10μm
成分e)
イルガノックス(Irganox)1098[チバ・スペシャルティ(Ciba Specialities)製]
ステアリン酸カルシウム
【実施例】
【0027】
表1にそれぞれ重量%で示す量の出発物質を、ワーナー&フライデラー(Werner&Pfleiderer)製の二軸押出機ZSK30により混合し、対応する成形化合物とした。成分a)、b)及びe)を予め混合し、配量用バランススケールを介して押出機の供給ゾーンへ供給した。ガラス繊維はサイドフィーダを介して供給した。成分の均質化は260から310℃の温度で実施した。
【0028】
成形化合物はストランド状に排出し、水浴中で冷却し、その後造粒した。顆粒を水分含量が0.08%未満となるまで乾燥させ、射出成形機上で試験片に加工した。その後、以下の試験を実施した。
【0029】
・通常の調整後に、0.4mm、0.8mm、もしくは1.6mmの厚みを有する試験片を対象としたUL−94による燃焼性試験
・新規に成形し、ISO527による弾性率試験
・新規に成形し、ISO527による破断伸び試験
・新規に成形し、ISO527による破壊応力試験
・新規に成形し、ISO179/1eUによる23℃での衝撃強さ試験
【0030】
【表1】

【0031】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
難燃性ポリアミド成形化合物であって、
a)20〜80重量%の1種以上の脂肪族ポリアミドと、
b)1〜40重量%の1種以上の部分芳香族ポリアミドと、
c)1〜18重量%の防炎剤であって、式(1)のホスフィン酸の塩、
【化1】

及び/又は式(2)のジホスフィン酸の塩及び/又はそれらのポリマーを含有する防炎剤と、
【化2】

式中:
、Rは、同一もしくは相違しており、直鎖状もしくは分枝状C−Cアルキル、及び/又はアリールを意味し;
は、直鎖状もしくは分枝状C−C10アルキレン、C−C10アリーレン、−アルキルアリーレンもしくはアリールアルキレンを意味し;
Mは、元素周期表の第2もしくは第3主族または副族からの金属イオンを意味し;
mは、2もしくは3を意味し;
nは、1もしくは3を意味し;
xは、1もしくは2を意味し、
d)5〜60重量%の繊維状もしくは粒子状充填剤またはそれらの混合物と、
e)0.05〜10重量%の添加物と、
を含み、
a)からe)の比率の合計が100重量%となる、難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項2】
5〜15重量%の防炎剤を含有することを特徴とする、難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項3】
前記脂肪族ポリアミドa)がホモポリアミド及びコポリアミドによって形成される群から選択され、それらの繰返し単位が脂肪族アミン、脂肪族ジカルボン酸及び/又は脂肪族アミノカルボン酸から抽出され、前記アミノカルボン酸がそれらのラクタムの形状でも使用できることを特徴とする、請求項1または2に記載の難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項4】
前記部分芳香族ポリアミドb)がポリアミドによって形成される群から選択され、それらの繰返し単位が少なくとも1種の芳香族ジカルボン酸、そして必要に応じて1種以上の脂肪族ジカルボン酸ならびに1種以上の脂肪族及び/又は脂環式ジアミンから抽出されることを特徴とする、請求項1から3の少なくとも一項に記載の難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項5】
前記部分芳香族ポリアミドb)がポリアミドによって形成される群から選択され、それらの繰返し単位が少なくとも1種の脂肪族ジカルボン酸、そして必要に応じて1種以上の芳香族ジカルボン酸ならびにp−キシリレンジアミン及び/又はm−キシリレンジアミンから抽出されることを特徴とする、請求項1から3の少なくとも一項に記載の難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項6】
前記部分芳香族ポリアミドb)がポリアミドによって形成される群から選択され、それらの繰返し単位がテレフタル酸及び/又はイソフタル酸、そして必要に応じてアジピン酸およびヘキサメチレンジアミンから抽出されることを特徴とする、請求項1から5の少なくとも一項に記載の難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項7】
式(1)のホスフィン酸塩及び/又は式(2)のジホスフィン酸塩(式中、Mはカルシウムもしくはアルミニウムイオンを表す)及び/又はそれらのポリマーが、防炎剤c)として使用されることを特徴とする、請求項1から6の少なくとも一項に記載の難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項8】
前記添加物が、安定剤、加工助剤、アンチドリッピング剤、着色剤及び/又は顔料から選択されることを特徴とする、請求項1から7の一項に記載の難燃性ポリアミド成形化合物。
【請求項9】
成形品を製造するための、前記請求項の一項に記載の難燃性ポリアミド成形化合物の使用。
【請求項10】
最大で0.8mmの試験片の厚みでUL94による燃焼性分類V0の要件を満たす成形品を製造するための、請求項9に記載の難燃性成形化合物の使用。

【公表番号】特表2007−507566(P2007−507566A)
【公表日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530101(P2006−530101)
【出願日】平成16年10月6日(2004.10.6)
【国際出願番号】PCT/EP2004/011154
【国際公開番号】WO2005/035664
【国際公開日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(500477104)イーエムエス ケミー アクチエン ゲゼルシャフト (5)
【Fターム(参考)】