説明

電動リールのバッテリ取付構造

【課題】電動リールに比較的容量の大きい重いバッテリを取り付けることができるようにするとともに、電動リールにバッテリを装着した状態で電動リールを釣竿から取り外すことができるようにする。
【解決手段】リール本体1の第1側カバー8aの前部底面には、バッテリ取付手段30である第1取付部31の面ファスナが接着固定され、バッテリ20のバッテリ本体21には、バッテリ取付手段30である第2取付部32の面ファスナが接着固定されており、第1取付部31の面ファスナに第2取付部32の面ファスナを取り付けることによって、バッテリ20はリール本体1の第1側カバー8aの底部に着脱自在に装着される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ取付構造、特に、電動リールに電力を供給するバッテリを電動リールに着脱可能に取り付ける電動リールのバッテリ取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、釣竿に装着される電動リールは、スプールを回転させて釣り糸を巻き取るためのモータを有している。このモータはバッテリに電気的に接続されたコードにより電力が供給される。コードの一端は、バッテリに設けられたバッテリコネクタ部の端子に接続される鰐口クリップ等のコードコネクタ部を有している。コードの他端は、リールに設けられたリールコネクタ部の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有している。このような電動リールでは、バッテリコネクタ部にコードコネクタ部の鰐口クリップを接続し、コードの他端の雌ねじ部をリールコネクタ部の雄ねじ部に接続すると、リール内部の配線によりモータに電気的に接続され、これによりバッテリの電力が電動リールへ供給される。
【0003】
このような電動リールは、たとえば小型の電動リールであって、釣竿に電動リールを装着した状態でしゃくり動作等を行う場合には、電動リールとバッテリとの間のコードがしゃくり動作の邪魔になるおそれがある。そこで、電動リールのリールコネクタ部にバッテリのバッテリコネクタ部を直付けすることによって電動リールにバッテリを取り付けたものや(たとえば、特許文献1参照)、電動リールのリール取付脚と釣竿のリールシートとの間にバッテリホルダを取り付けることによって電動リール及び釣竿にバッテリを取り付けたものが知られている(たとえば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4299815号公報
【特許文献2】特許第4418768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の電動リールでは、電動リールのリールコネクタ部にバッテリのバッテリコネクタ部を直付けすることによって電動リールにバッテリを取り付けている場合には、比較的小さいリールコネクタ部だけでバッテリを支持しているので、比較的容量の大きい重いバッテリを取り付けるには、スペースや強度が不足するおそれが生じる。また、電動リールのリール取付脚と釣竿のリールシートとの間にバッテリホルダを取り付けることによって電動リール及び釣竿にバッテリを取り付けている場合には、電動リールと釣竿との間にバッテリホルダが設けられているので、電動リールを釣竿から取り外すときには、電動リールまたは釣竿からバッテリホルダ及びバッテリを取り外す必要があり、このため、電動リールにバッテリを装着した状態で電動リールを釣竿から取り外すことができない。
【0006】
本発明の課題は、電動リールのバッテリ取付構造において、電動リールに比較的容量の大きい重いバッテリを取り付けることができるようにするとともに、電動リールにバッテリを装着した状態で電動リールを釣竿から取り外すことができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明1に係る電動リールのバッテリ取付構造は、電動リールに電力を供給するバッテリを電動リールに着脱可能に取り付ける電動リールのバッテリ取付構造であって、電動リールと、バッテリと、バッテリ取付手段とを備えている。電動リールは、リール本体と、リール本体の下部にリール本体と別体で設けられ釣竿のリールシートに装着するためのリール取付脚と、リール本体の外部にリール本体と別体で設けられたリールコネクタ部とを有している。バッテリは、バッテリ本体と、バッテリ本体の外部に設けられたバッテリコードと、バッテリコードの先端に設けられリールコネクタ部に電気的に接続されるバッテリコネクタ部とを有している。バッテリ取付手段は、リール本体の外側面に設けられた第1取付部と、第1取付部に着脱自在にバッテリ本体の外側面に設けられた第2取付部とを有している。
【0008】
このバッテリ取付構造では、リール本体の外側面に設けられた第1取付部に、バッテリ本体の外側面に設けられた第2取付部を取り付けることによって電動リールにバッテリを取り付けているので、比較的スペースがあるリール本体の外側面に比較的スペースがあるバッテリ本体の外側面をダイレクトに取り付けることができ、このため、電動リールに比較的容量の大きい重いバッテリを取り付けることができる。さらに、ここでは、従来のように電動リールのリール取付脚と釣竿のリールシートとの間にバッテリホルダを設けることなく、電動リールにバッテリを取り付けているので、電動リールにバッテリを装着した状態で電動リールを釣竿から取り外すことができる。
【0009】
発明2に係るバッテリ取付構造は、発明1のバッテリ取付構造において、第1取付部及び第2取付部の少なくともいずれかは、リール本体の外側面及びバッテリ本体の外側面の少なくともいずれかに一体的に形成されている。この場合、第1取付部または第2取付部がリール本体またはバッテリ本体の外側面と一体成形されているので、電動リールに比較的容量の大きい重いバッテリを取り付けた場合でも、第1取付部または第2取付部がリール本体またはバッテリ本体の外側面から離反しにくくなる。
【0010】
発明3に係るバッテリ取付構造は、発明1のバッテリ取付構造において、第1取付部及び第2取付部の少なくともいずれかは、リール本体の外側面及びバッテリ本体の外側面の少なくともいずれかに装着可能に別体で形成されている。この場合、従来からある電動リールやバッテリに第1取付部または第2取付部を後から取り付けることができるので、従来からある電動リールやバッテリにおいても、発明1の効果が得られる。
【0011】
発明4に係るバッテリ取付構造は、発明3のバッテリ取付構造において、第1取付部及び第2取付部の少なくともいずれかは、リール本体の外側面及びバッテリ本体の外側面の少なくともいずれかに接着固定されている。この場合、第1取付部や第2取付部の取り付けが容易になるとともに、リール本体やバッテリ本体の任意の位置に第1取付部または第2取付部を取り付けできる。
【0012】
発明5に係るバッテリ取付構造は、発明4のバッテリ取付構造において、第1取付部及び第2取付部は、表面に形成された面ファスナである。この場合、面ファスナによって、バッテリのリール本体に対する脱着が容易になる。
【0013】
発明6に係るバッテリ取付構造は、発明3のバッテリ取付構造において、第1取付部及び第2取付部の少なくともいずれかは、リール本体の外側面及びバッテリ本体の外側面の少なくともいずれかにねじ止め固定されている。この場合、第1取付部または第2取付部をリール本体やバッテリ本体にねじ止め固定することによって、第1取付部または第2取付部がリール本体またはバッテリ本体の外側面から離反しにくくなる。
【0014】
発明7に係るバッテリ取付構造は、発明1から3及び6のいずれかのバッテリ取付構造において、第1取付部は、係合凸部または係合凹部である。第2取付部は、係合凸部または係合凹部に係合する係合凹部または係合凸部である。この場合、バッテリのリール本体に対する脱着が強固になる。
【0015】
発明8に係るバッテリ取付構造は、発明1から3のいずれかのバッテリ取付構造において、第1取付部は、第2取付部であるバッテリ本体の外側面を巻き付け可能なベルト部材の内側面である。この場合、ベルト部材をバッテリ本体に巻き付けることによってバッテリをリール本体に取り付けているので、たとえばベルト部材の長さを調節するだけで異なる大きさのバッテリをリール本体に容易に取り付けできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電動リールのバッテリ取付構造において、リール本体の外側面に設けられた第1取付部に、バッテリ本体の外側面に設けられた第2取付部を取り付けることによって電動リールにバッテリを取り付けているので、電動リールに比較的容量の大きい重いバッテリを取り付けることができるとともに、電動リールにバッテリを装着した状態で電動リールを釣竿から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態を採用した電動リールの斜視図。
【図2】前記電動リールの左側面断面図。
【図3】前記電動リールの左側面図。
【図4】前記電動リールの平面図。
【図5】前記電動リールの正面図。
【図6】前記電動リールの底面図。
【図7】本発明の一実施形態を採用したバッテリの斜視図。
【図8】前記電動リールに前記バッテリを装着したときの図3に相当する図。
【図9】前記電動リールに前記バッテリを装着したときの図5に相当する図。
【図10】前記電動リールに前記バッテリを装着したときの図6に相当する図。
【図11】他の実施形態の図9に相当する図。
【図12】他の実施形態の図10に相当する図。
【図13】他の実施形態の図9に相当する図。
【図14】他の実施形態の図10に相当する図。
【図15】他の実施形態の図8に相当する図。
【図16】他の実施形態の図8に相当する図。
【図17】他の実施形態の図8に相当する図。
【図18】他の実施形態の図8に相当する図。
【図19】他の実施形態の図9に相当する図。
【図20】他の実施形態の図9に相当する図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の一実施形態が採用された電動リールは、図1から図6に示すように、外部電源から供給された電力により駆動されるとともに、手巻きリールとして使用するときの電源を内部に有する小型の電動リールである。また、電動リールは糸繰り出し長さ又は糸巻取長さに応じて仕掛けの水深を表示する水深表示機能を有するリールである。電動リールは、釣竿Rに装着可能なリール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール10の回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、水深表示用のカウンタケース4とを備えている。
【0019】
リール本体1は、図1から図6に示すように、左右1対の第1側板7a及び第2側板7bと、第1側板7a及び第2側板7bを下部及び前部で連結する第1連結部材7c及び第2連結部材7dとからなるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の第1側カバー8a及び第2側カバー8bと、フレーム7の前部を覆う前カバー9とを有している。第2側カバー8bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持されている。ハンドル2の支持部分の上方には、モータ12を複数段階に制御するための速度調整レバー5が揺動自在に支持されている。第1側カバー8aの前部底面には、下方に突出する膨出部8cが形成されており、膨出部8cの下面には、後述するバッテリ20のバッテリコネクタ部23が下方から接続されるリールコネクタ部19が形成されている。
【0020】
また、リール本体1の下部の第1連結部材7cには、釣竿Rに装着するための竿取付脚部14が一体形成されている。リール本体1の前部の第2連結部材7dは、スプール10の前方に筒状に形成されており、内部にスプール10を駆動するモータ12が固定されている。前カバー9には、釣り糸通過用の横長の開口部9aが形成されている。リール本体1の内部には、モータ12及びハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に支持されている。また、リール本体1の後部には、ハンドル2及びモータ12とスプール10との駆動伝達をオン、オフする図示しないクラッチ操作部材11が配置されている。このクラッチ操作部材11をオン操作すると、仕掛けの自重による糸繰り出し中に、糸繰り出し動作を停止できる。
【0021】
また、リール本体1の内部には、図2に示すように、スプール10に連動して動作するレベルワインド機構13やハンドル2の回転をスプール10に伝達する図示しない伝達機構等が設けられている。レベルワインド機構13は、スプール10と連動して釣り糸をスプール10に均一に巻き取るために設けられている。リール本体1の第1側板7a及び第2側板7bの上部に、図1及び図2に示すように、釣り糸の先に装着された仕掛けの水深を表示するカウンタケース4が固定されている。カウンタケース4には、上面に配置された液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示部6と、表示部6の後方に左右方向に並べて配置された2つの第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2とが装着されている。第1スイッチSW1は、たとえば、0セット用のスイッチであり、第2スイッチSW2は、たとえば、棚メモ等のメモリ用のスイッチである。
【0022】
リール本体1の第1側カバー8aの前部底面には、図6、図8から図10に示すように、バッテリ取付手段30である第1取付部31が設けられ、バッテリ20のバッテリ本体21には、図7、図8から図10に示すように、バッテリ取付手段30である第2取付部32が設けられており、第1取付部31に第2取付部32を取り付けることによって、バッテリ20はリール本体1の第1側カバー8aの底部に着脱自在に装着されている。
【0023】
バッテリ20は、図7に示すように、電動リールに電力を供給するための繰り返し充電可能なボトル形状の蓄電池であって、内部にリチウムイオンポリマー素子を備えたボトル形状のバッテリ本体21と、バッテリ本体21の先端部から一体的に延びるバッテリコード22と、バッテリコード22の先端部に設けられ電動リールのリールコネクタ部19に接続されるバッテリコネクタ部23とを有している。バッテリ本体21の外側面には、バッテリ取付手段30である第2取付部32が着脱可能に別体で形成されている。第2取付部32は、表面が電動リールの第1取付部31に着脱可能に係止される面ファスナであって、裏面がバッテリ本体21の外側面に接着固定されている。一方、電動リールの第1取付部31は、図6に示すように、表面がバッテリ20の第2取付部32に着脱可能に係止される面ファスナであって、裏面がリール本体1の第1側カバー8aの底面に別体で接着固定されている。バッテリ20は、図8から図10に示すように、リール本体1の第1側カバー8aの底部に横向き(バッテリ本体21の長手方向がリール本体1の前後方向となる向き)にバッテリコネクタ部23が後方に位置するように着脱自在に装着されている。
【0024】
この電動リールでは、リール本体1の第1側カバー8aの底面に設けられた第1取付部31の面ファスナに、バッテリ本体21の外側面に設けられた第2取付部32の面ファスナを取り付けることによって、電動リールにバッテリ20を取り付けている。そして、バッテリ20のバッテリコネクタ部23を電動リールのリールコネクタ部19に接続することによって、バッテリ20の電力が電動リールに供給される。
【0025】
ここでは、リール本体1の第1側カバー8aの底部に設けられた第1取付部31に、バッテリ本体21の外側面に設けられた第2取付部32を取り付けることによって電動リールにバッテリ20を取り付けているので、比較的スペースがあるリール本体1の外側面に比較的スペースがあるバッテリ本体21の外側面をダイレクトに取り付けることができ、このため、電動リールに比較的容量の大きい重いバッテリ20を取り付けることができる。さらに、ここでは、従来のように電動リールの竿取付脚部14と釣竿Rのリールシートとの間にバッテリホルダを設けることなく、電動リールにバッテリ20を取り付けているので、電動リールにバッテリ20を装着した状態で電動リールを釣竿Rから取り外すことができる。
【0026】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、小型の電動リールを例にあげて説明したが、電動リールの大きさや形状はこれに限定されるものではない。
【0027】
(b) 前記実施形態では、バッテリ20はボトル形状であったが、バッテリ20の大きさや形状はこれに限定されるものではなく、図18に示すように、円板(略円柱)状のバッテリ20をリール本体1の第1側カバー8aの左側部に着脱自在に装着する構成にしてもよいし、図19及び図20に示すように、箱型(略直方体)形状のバッテリ20をリール本体1の第1側カバー8aの底部や左側部に着脱自在に装着する構成にしてもよい。また、前記実施形態では、バッテリコード22はバッテリ本体21の先端部から一体的に延びていたが、バッテリコード22をバッテリ本体21から着脱可能な構成にしてもよい。
【0028】
(c) 前記実施形態では、バッテリ20はリール本体1の第1側カバー8aの底部に着脱自在に装着されていたが、図11及び図12に示すように、バッテリ20をリール本体1の第2側カバー8bの底部に着脱自在に装着する構成にしてもよい。また、図13及び図14に示すように、バッテリ20をリール本体1の第1側カバー8a及び第2側カバー8bの両側の底部に着脱自在に装着する構成にしてもよい。
【0029】
(d) 前記実施形態では、バッテリ20はリール本体1の第1側カバー8aの底部に着脱自在に装着されていたが、図15及び図16に示すように、バッテリ20をリール本体1の第1側カバー8aの左側部に横向き(バッテリ本体21の長手方向がリール本体1の前後方向となる向き)または縦向き(バッテリ本体21の長手方向がリール本体1の上下方向となる向き)となるように着脱自在に装着する構成にしてもよい。
【0030】
(e) 前記実施形態では、バッテリ20はリール本体1の第1側カバー8aの底部に着脱自在に装着されていたが、図17に示すように、バッテリ20をリール本体1の第1側カバー8aの底部に一端部が固定されたベルト部材をバッテリ本体21の外周に凹んで形成された溝部に巻き付けてベルト部材の他端部を面ファスナ等によってベルト部材の一端部に固定することによって、バッテリ20をリール本体1に着脱自在に装着する構成にしてもよい。ここでは、ベルト部材がバッテリ本体21の溝部に巻き付けられているので、ベルト部材がバッテリ本体21の溝部によって前後移動が規制されるので、ベルト部材がバッテリ本体21から抜けにくくなる。
【0031】
(f) 前記実施形態では、第1取付部31及び第2取付部32はリール本体1の第1側カバー8aの底面やバッテリ本体21の外側面に別体で接着固定されていたが、第1取付部31または第2取付部32をリール本体1またはバッテリ本体21にねじ止め固定したり、第1取付部31または第2取付部32をリール本体1またはバッテリ本体21と一体成形する構成にしてもよい。また、第1取付部31を係合凸部または係合凹部となるように形成し、第2取付部32を第1取付部31と係合する係合凹部または係合凸部となるように形成し、第2取付部32を第1取付部31にビンディング係合させる構成にしてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 リール本体
2 ハンドル
3 スタードラグ
4 カウンタケース
5 速度調整レバー
6 表示部
7 フレーム
7a 第1側板
7b 第2側板
7c 第1連結部材
7d 第2連結部材
8a 第1側カバー
8b 第2側カバー
8c 膨出部
9 前カバー
9a 開口部
10 スプール
11 クラッチ操作部材
12 モータ
13 レベルワインド機構
14 竿取付脚部
19 リールコネクタ部
20 バッテリ
21 バッテリ本体
22 バッテリコード
23 バッテリコネクタ部
30 バッテリ取付手段
31 第1取付部
32 第2取付部
R 釣竿
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動リールに電力を供給するバッテリを前記電動リールに着脱可能に取り付ける電動リールのバッテリ取付構造であって、
リール本体と、前記リール本体の下部に前記リール本体と別体で設けられ釣竿のリールシートに装着するためのリール取付脚と、前記リール本体の外部に前記リール本体と別体で設けられたリールコネクタ部とを有する電動リールと、
バッテリ本体と、前記バッテリ本体の外部に設けられたバッテリコードと、前記バッテリコードの先端に設けられ前記リールコネクタ部に電気的に接続されるバッテリコネクタ部とを有するバッテリと、
前記リール本体の外側面に設けられた第1取付部と、前記第1取付部に着脱自在に前記バッテリ本体の外側面に設けられた第2取付部とを有するバッテリ取付手段と、
を備えた電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項2】
前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくともいずれかは、前記リール本体の外側面及び前記バッテリ本体の外側面の少なくともいずれかに一体的に形成されている、請求項1に記載の電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項3】
前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくともいずれかは、前記リール本体の外側面及び前記バッテリ本体の外側面の少なくともいずれかに装着可能に別体で形成されている、請求項1に記載の電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項4】
前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくともいずれかは、前記リール本体の外側面及び前記バッテリ本体の外側面の少なくともいずれかに接着固定されている、請求項3に記載の電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項5】
前記第1取付部及び前記第2取付部は、表面に形成された面ファスナである、請求項4に記載の電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項6】
前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくともいずれかは、前記リール本体の外側面及び前記バッテリ本体の外側面の少なくともいずれかにねじ止め固定されている、請求項3に記載の電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項7】
前記第1取付部は、係合凸部または係合凹部であり、
前記第2取付部は、前記係合凸部または前記係合凹部に係合する係合凹部または係合凸部である、請求項1から3及び6のいずれか1項に記載の電動リールのバッテリ取付構造。
【請求項8】
前記第1取付部は、前記第2取付部である前記バッテリ本体の外側面を巻き付け可能なベルト部材の内側面である、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動リールのバッテリ取付構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公開番号】特開2012−80823(P2012−80823A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−229713(P2010−229713)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】