説明

電子メッセージング・プロトコルのメッセージにおける画像コンテンツの変更

電子メッセージング・プロトコルのメッセージの配布キャンペーンの複数の受信者のセットが識別される。各セットは、1人または複数の受信者であってよい。スクリプト言語は、受信者に向けられる各メッセージに付加される。付加されたスクリプト言語は、(並べられた場合に)合成画像を形成するために選択された複数の画像オブジェクト/ファイルを参照する。合成された画像は、セットのうちの1つに固有のものである。その他の実施形態もまた説明され、請求される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ターゲット電子メッセージを、その画像コンテンツの変更を通してパーソナライズまたはカストマイズすることに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットやワールド・ワイド・ウェブの普及とともに、電子メール・メッセージなどの、ターゲット電子メールを送信することは、重要な広告手段となっている。オンライン広告キャンペーンのためのソフトウェアは、(例えば企業によって定義される)一組の規則を顧客や人口統計情報のデータベースに適用するように設計されている。ソフトウェアは、企業の売上をさらに促進するか、または組織の顧客を教育するために、メッセージをいつ、どのようにして、どんなコンテンツで誰に送信するのかを判定する。例えば、ターゲット電子メールのメッセージは、特定のテキストまたは画像を参照するための、自動的に付加されるハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)のスクリプトを有している。これらはメッセージの受信者の機能として選択される。例えば、ある特定の顧客は、事前に定められたテキストと画像との組合せによって示された特別なオファーを受信するということが決定される。これらは、ターゲット・メッセージを開封するときに、受信者のクライアント・プログラムによって表示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0003】
本発明の実施形態は、同じ参照符号が同様の要素を指す添付の図面の図の中で、限定するためにではなく、例として示される。本開示の中の本発明の「1つの」実施形態という言及は、必ずしも同一の実施形態を言及するわけではなく、少なくとも1つということを意味することに留意されたい。
【0004】
本発明の実施形態は、各メッセージをその受信者に対してパーソナライズするために、画像コンテンツが異なる、ターゲット電子メールを自動的に生成することができる電子メール・エンジンに関する。例えば図1は、どのようにして各メッセージが、その各々の受信者に発行されるクレジット・カードの画像を用いてパーソナライズされるかを示す構成図である。はじめに、複数の画像オブジェクトすなわちファイル104が定義される。この例の中で、画像オブジェクト104の各々は、複数の文字数字のうちの異なる1つを表示するために必要とされるデータを含む。これらの文字は、例えば26字の英語のアルファベット、十進数0〜9、いくつかの句読点を含んでいる。画像オブジェクト104は、パーソナライズされたメッセージを作るために、コンテンツの作成者によって定義される規則に従って、電子メール・エンジンによって使用されるその他の画像オブジェクトまたはテキストとともに、データベース(図1には不図示)の中に格納される。
【0005】
次に、電子メール・メッセージ108が、例えばその受信者の名前でパーソナライズされる状況を考える。標準のヘッダ109に加えて、電子メール・エンジンは、ここではマークアップ言語タグのセット110である特定のスクリプト言語をメッセージ108に挿入する。セット中の各タグ110は、受信者の名前111の文字を順次参照する画像オブジェクトのうちの1つを参照することから選択される。タグ110は、例えばHTML画像タグ<img>である。したがって、タグのセット110は全体として、メッセージの受信者の名前を表示する14の連結された画像になる。一旦メッセージが受信されて、(受信者によって使用される)クライアント・プログラムによって解釈されると、受信者の名前が表示される。
【0006】
上述の技術は、その各々の受信者の名前を表示する(各メッセージのための)画像オブジェクトを手動で作成するよりもずっと速く、カストマイズされた画像コンテンツを有するメッセージを作るという潜在的な利点を有している。電子メール広告キャンペーンの一部など、そうしたメッセージを送信される顧客が何百、何千といる場合、時間が大幅に節約される。
【0007】
この技術は、例えば銀行またはクレジット・カードの発行会社が、特別なクレジット・カードのオファーを受けるために選択される(既存または潜在的)顧客を大勢有している場合にも使用される。その場合、マークアップ言語タグの別のセット114が、銀行からの「無記入」、または一般的なクレジット・カードをともに定義する、1つまたは複数のさらなる画像オブジェクト116〜119を参照するメッセージ108に挿入される。カード所有者の名前が記載される領域は、図示のように左側の空欄であってもよく、タグ110の機能によって表示モニタに書き込まれてもよい。したがってタグ110、114(およびそれらの対応する画像オブジェクト104、116〜119)は、受信者の名前で発行されたクレジット・カードとして現れ、表示される「合成」画像128を生ずるように設計されていると言える。タグ110、114は、HTML<table>タグに挿入されるHTML<img>タグであってもよい。異なる長さ(文字)の名前に対応するために、画像オブジェクト117によって与えられる全長が限度を超えることのないように、使用する「空間」画像オブジェクト116のサイズを判定するアルゴリズムが使用される。
【0008】
この技術の他の応用例は、カリフォルニア州ハリウッドのj2 Global Communicationsなどの統合メッセージング・サービス・プロバイダの比較的多数の選択された顧客またはサブスクライバの各々に、1箱の名刺を提供することにある。顧客はj2Globalのファックスおよび/または音声メール受信サービスのサブスクライバに料金を支払っていても、支払っていなくてもよい。そうしたサービスを用いて、選択された受信者の各々に固有のものであるインバウンドのファックス番号は、音声メッセージおよび/またはファクシミリを受信するのに受信者によって使用されるために割り当てられる。これらは(サービス・プロバイダによって)取り込まれ、例えば電子メール・メッセージの添付ファイルのかたちで、サブスクライバの電子メール・アドレスに発送される。名刺は無料であるか、またはターゲット・メッセージの中に購入価格が含まれてもよい。オファーは、顧客による何らかの行為(例えばサービスレベルの向上を要求することなど)に左右されても、また左右されなくてもよい。これは、例えば無料の名刺の箱を渡す見返りとして、受信者のインバウンドのファックス番号を「公開」し、プロバイダのためにより多くの売上を生み出すために番号が大いに使用されるようにしてもよい。
【0009】
ここで図2を参照すると、(j2 Globalの顧客である)受信者によって一旦開封された、ターゲット・メッセージ208は、受信者の名刺として現れるものの合成画像218を表示する。現れる名刺は、連結された画像の列として受信者の名前(例えば受信者が人物である場合、ファースト・ネーム、ミドル・ネームの頭文字、ラスト・ネーム)を含んでいる。これらの結果は、タグのセット110を形成する。さらに、受信者に割り当てられたインバウンドのファックス番号もまた、さらなるタグのセット210の結果として(連結された画像として)表示されてよい。したがって名前とファックス番号のオブジェクトは、カード保持者の名前とファックス番号のためにとっておかれた名刺の空欄部分を埋める。さらなる可能性は、対応するタグ214から生じる広告ロゴなどの、パーソナライズされているか、または標準的なグラフィック画像の表示を含む。
【0010】
ターゲット・メッセージの画像コンテンツをパーソナライズするための上述の技術は、各受信者に固有の完成された名刺の詳細な画像を作成し、格納することを必要とせずに、パーソナライズされた、ターゲット・メッセージを数多く生成するために、ここで使用されてもよい。その代わりに、一般的であるか、または無記名の名刺が作成されてもよい。この画像はその後、ターゲット・メッセージの各々ために再利用されてもよい。メッセージが生成されているときにターゲット・メッセージの各々をパーソナライズするために、さらなるスクリプト言語を挿入してもよい。このさらなるスクリプト言語は、選択された受信者の各々に固有のものである(名前およびインバウンドのファックス番号などの)テキスト文字列を表示する合成画像を全体として生ずる、事前に定義された画像オブジェクトを参照するために選択される。各受信者に固有のものであり、この方法で表示できるその他のテキスト文字列は、郵送での宛先や電子メール・アドレスを含む。
【0011】
マーチャントまたは組織に代わってターゲット・メッセージを生成するためのソフトウェア・プロセスは、以下の通りである。はじめにデータベース記録が、選択された受信者の電子メール・アドレスなどの検索条件に基づいてアクセスされる。マーチャントのために、データベース記録は少なくとも以下の領域、すなわち顧客の名前、顧客の電子メール・アドレス、(顧客、ならびに顧客が使用するマーチャントのサービスの程度と種類は、どれだけの期間にわたり日付をつけられているかなどの)顧客に関するその他情報を有している。所与の電子メール・アドレスのために、電子メール・エンジンはデータベース中の選択された受信者の名前を調べ、次いで名前を形成するテキストを分析する。次いで検出された特徴の各々のために、同等のスクリプトが生成される。例えば、「"if parsed_character=='a' then set equivalent_script<img src="http://hostname/a.gif">"」などの複数の条件命令が、可能な特徴の各々のための1つとして事前に定義されてもよい。生成された同等のスクリプトのセットは、受信者のクライアント・プログラムによって解釈される場合、受信者の名前の合成画像を形成する。サブスクライバEdward Patrickにターゲットを指定した電子メール・メッセージに挿入される、結果として生じるスクリプトは、以下の通りであってよい。
<img src="http://hostname/e.gif">
<img src="http://hostname/d.gif">
<img src="http://hostname/w.gif">
<img src="http://hostname/a.gif">
<img src="http://hostname/r.gif">
<img src="http://hostname/d.gif">
<img src="http://hostname/space.gif">
<img src="http://hostname/p.gif">
<img src="http://hostname/a.gif">
<img src="http://hostname/t.gif">
<img src="http://hostname/r.gif">
<img src="http://hostname/i.gif">
<img src="http://hostname/c.gif">
<img src="http://hostname/k.gif">
【0012】
こうした電子メール・メッセージが受信者のクライアント・プログラムで開封される場合、プログラムはその所与のリソース・ロケータのアドレスから(この例ではhttpプロトコルを使用して)画像オブジェクトの各々をロードしようとする。次いで、ロードされた画像オブジェクトは、メッセージの中で指定された方法で(例えば所与のサイズ/スケーリング・パラメータに従って、ウィンドウ中の指定された位置で)表示される。画像オブジェクトは、マーチャントのサーバか、またはマサチューセッツ州ケンブリッジのAkami Technologies社などの第三者のサービス・プロバイダのサーバによって、格納され、取り扱われることが可能である。
【0013】
上述の実施形態のさらなる変更形態として、第1のマーチャントの顧客に送信されるターゲット電子メール・メッセージは、受信者に別のウェブ・サイトへのリンクを提供するように設計されることもある。この別のウェブ・サイトは、第2のマーチャントによって所有されているか、または管理されているものである。例えば受信者が、自分の電子メール・クライアントのウィンドウ中に表示される名刺をクリックすると、受信者のローカル・ブラウザが起動されて第2マーチャントの特定のウェブ・ページをロードするように、httpリンクがメッセージに付加される。この第2マーチャントは実際の名刺の供給源であり、受信者はこれを通じてさらに名刺を注文することが可能である。
【0014】
上述の技術の即時のアプリケーションは、企業によって、または企業に代わって、その製品および/またはサービスを宣伝するために、ターゲット電子メール・メッセージを送信する。上で説明されたように、メッセージは、各受信者に固有の(名前、ファックス番号、またはメール・アドレスなどの)テキスト文字列を表示する合成画像を定義しているスクリプト言語によってパーソナライズされる。代替としてこの技術は、企業の宣伝以外の目的のために、その他の種類の画像コンテンツをパーソナライズするために、より一般的な意味で適用されることもある。例えばこの技術は、非営利組織または教育組織によって、(1つまたは複数の合成画像を含む)その画像コンテンツが受信者の何らかの別の固有の特徴によって異なる、ターゲット・メッセージを送信するために使用されてもよく、この場合の受信者は、例えばその組織のメンバーであってもよい。これらのいわゆる固有の特徴は、ただ1人の受信者についてではなく、代わりに受信者のグループについて固有のものであってもよく、例えば同じジップ・コードの中に存在する受信者は、他のものとは異なる同じ画像コンテンツを受信するために選択されることが可能である。
【0015】
ターゲット電子メール・メッセージを生成するための方法論は、汎用コンピュータで動作するソフトウェアによって実施されてもよい。図3は、そのような例のソフトウェアの構成図を示す。データベース304はメンバー記録(例えば名前、電子メール・アドレス、インバウンドのファックス番号などのその他のメンバー特有の情報をリストアップする顧客またはサブスクライバ記録)を格納する。データベース304はまた、データ収集メソッド308の使用を通じて収集されたデータも格納してよい。この収集されたデータは、例えば報告された顧客とウェブ・サイトとの相互作用や、顧客と報告を返された以前のターゲット電子メール・メッセージとの間の相互作用を介して観察された、顧客行動についての統計などを含む。
【0016】
収集されたデータは、(データベースの中にある受信者から)所与の広告キャンペーンのための受信者を選択するか、または識別するためにキャンペーン・マネージャ310によって使用することができる。次いで選択された受信者のリストや、それらの各々のパーソナライズされた画像コンテンツの説明は、シンプル・メール転送プロトコル(SMTP)のメール・サーバなどの電子メール・エンジンを含むアウトバウンド・メール転送エージェント(oMTA:outbound mail transfer agent)に与えられる。電子メール・エンジンはターゲット・メッセージを生成し、パーソナライズされた合成画像を記述するために適切なスクリプトを付加し、メッセージをそれらの各々の受信者に送信する。
【0017】
現時点で異なる技術が利用可能であるが、メール・サーバによってターゲット電子メール・メッセージを生成し、送信するための好ましい方法は、以下の例を使用して説明される、いわゆるリアルタイム、または連続的プロセスである。はじめに、電子メール・メッセージの「from:」の領域が埋められる。これは、例えばユーザに発信元の電子メール・アドレスを手動で入力するように促すか、または(キャンペーン・マネージャ310などの)別のソフトウェア部品から情報を自動的に受信することによって行われてもよい。後者のやり方は、1つまたは複数の発信元アドレスとともに、選択された受信者の電子メール・アドレス(宛先アドレス)のリストを有している。次に、メール・サーバはSMTPなどのネットワーク通信プロトコルを使用して、特定の発信元アドレスが現在有効であるか否かを確認する。有効である場合、送信者OKの確認応答が表示されるか、または返信される。有効ではない場合、サーバはユーザに警告を出すか、および/または問題が修正されるまで電子メール・メッセージのさらなる処理を停止してもよい。この「SMTP対話」機能は、有効な発信元を反映していないメッセージを生成することについての時間の浪費をなくし、格納場所を取り消すことに役立つ。
【0018】
次に、メッセージの「To:」の領域を埋めようとすることにプロセスは続く。ここで必要とされる情報は再度、ユーザによる手動の入力か、または(キャンペーン・マネージャ310などの)別のソフトウェア部品から自動的に情報を受信することによって得られる宛先の電子メール・アドレスを含む。次いでサーバは再びネットワーク通信プロトコルを使用して、特定の宛先アドレスがメッセージを受け入れられるか否かを確認する。メッセージを受け入れられる場合、受信者OKの確認応答が表示されるか、または返信される。メッセージを受け入れられない場合、サーバはユーザに警告を出すか、および/または問題が修正されるまで電子メール・メッセージのさらなる処理を停止してもよい。この機能は、最終的にバウンスになるかもしれないメッセージを生成することについての時間の浪費をなくし、格納場所を取り消すことに役立つ。
【0019】
次に、メッセージの本体部分を埋めることにプロセスは続く。スクリプト言語および/またはプレーン・テキストは、ユーザによる手動の入力、および/または別のプログラムからの自動の入力によって本体部分に入力される。この「データ」段階の終わりを合図するために、特別な特徴が定義されてもよい。現在の時間および/または日付を示す時間および/または日付スタンプは、このデータ段階の間に挿入されてもよい。次に、再び自動的に、またはユーザによる手動の入力にしたがった命令で、送信されるメッセージを準備することにプロセスは続く。次いで、その後に続くメッセージは、本質的に同じ方法で生成され、送信される。
【0020】
上述のリアルタイムの技術を用いることによって、メッセージは時間/日付スタンプの挿入後、比較的すぐに送信されることが保証されるので、スタンプの効果はスタンプの後まもなくメッセージを開く受信者によって実感されるであろう。反対に、メッセージがこうしたリアルタイムの方法で作成され、送信されなかったならば、例えばメッセージが完成され、エンキューされた後の相当の期間、受信者のメール・サーバがダウンしていた場合、時間/日付スタンプは効力を失くすであろう。
【0021】
要約のために、複数の、ターゲット電子メッセージの間で画像コンテンツを変更する技術の様々な実施形態が説明されてきた。上述の明細書の中で、本発明はその特定の例示的実施形態を参照して説明されてきた。しかしながら、添付の特許請求項で言及される本発明の幅広い精神および範囲から逸脱することなく、本発明に対する修正および変更がなされてもよいことは明白であろう。例えば、図1および2に示すように画像を1列で水平方向に連結するのではなく、構成要素の画像オブジェクトが垂直方向のみで並べられているか、または垂直方向と水平方向とを組み合わせて並べられている合成画像が説明されてもよい。したがって、本明細書および図面は、制限的な意味よりも、むしろ例示的な意味で考えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この実施例の中で受信者に発行されてもよいクレジット・カードの合成画像を用いて、どのようにしてメッセージがパーソナライズされてよいのかを示す構成図である。
【図2】ターゲット・メッセージ内の、受信者の名刺の合成画像の別の例を示す図である。
【図3】オンラインでのターゲットが指定メッセージのキャンペーンを実行することに関与する、様々なソフトウェア部品の構成図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)各々が複数の文字数字のうちの異なる1つを表示するためのデータを含む複数の画像オブジェクト/ファイルを定義するステップと、
b)マークアップ言語タグの第1セットを電子メール・メッセージの中に挿入するステップとを含み、前記第1セットが一旦解釈されると、前記メッセージの受信者の名前を表示する複数の連結された画像を生ずるように、タグの前記第1セットの各々が前記複数の画像オブジェクト/ファイルのうちの1つを参照する、電子メール・メッセージを作成するための方法。
【請求項2】
前記複数の文字数字は英語のアルファベット文字A〜Z、および十進数0〜9である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
マークアップ言語タグの第2セットを前記メッセージに挿入するステップをさらに含み、前記第2セットの全体が、前記受信者のクライアント・プログラムによって一旦解釈されると、表示されるクレジット・カードの画像を生ずる請求項2に記載の方法。
【請求項4】
タグの前記第1と第2セットによって、表示された名前とクレジット・カードが、前記受信者の名前で発行されたクレジット・カードとして現れる請求項3に記載の方法。
【請求項5】
電子メール広告キャンペーンの複数の異なる受信者に向けられた複数の電子メール・メッセージを、前記複数の電子メール・メッセージの各々がそれぞれの受信者の名前を表示する複数の連結された画像を生ずるように、前記b)を反復することによって処理するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
各セットが1つまたは複数の受信者を有する、電子メッセージング・プロトコルの配布キャンペーンの複数の受信者のセットを識別するステップと、
前記受信者に向けられた前記キャンペーンの複数のメッセージの各々に、スクリプト言語を付加するステップとを含み、並べられた場合に合成画像を形成するように選択されており、前記複数のセットのうちの1つに固有のものである複数の画像オブジェクト/ファイルを、付加されるスクリプト言語が参照する、電子メッセージング方法。
【請求項7】
各セットは単一の受信者であり、選択された画像オブジェクト/ファイルの各々は、単一の文字数字のものであり、前記合成画像が前記それぞれの受信者の名前を示す請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記合成画像に関して、表示されるクレジット・カードの画像を生ずる、前記メッセージの各々にスクリプト言語を付加するステップをさらに含み、前記表示される画像が、前記それぞれの受信者に発行されるものとして現れるクレジット・カードの画像である請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記合成画像に関して、前記それぞれの受信者のものとして現れる表示される名刺の画像を生ずる、前記メッセージの各々にスクリプト言語を付加するステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記識別される受信者は、電子メッセージング・プロトコルを介して着信するファクシミリをサブスクライバに伝える通信サービスのサブスクライバ/顧客であり、
前記それぞれの受信者に割り当てられ、名刺上に現れるように表示されるインバウンドのファックス番号を生ずる、前記メッセージの各々にスクリプト言語を付加するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
機械によってアクセスされる場合、それぞれ複数の選択された受信者に宛てられた複数の電子メール・メッセージを生成するデータが格納された機械可読媒体を含む製品であって、前記電子メール・メッセージが、その選択された受信者によって前記メッセージのうちの任意の1つが開封される場合、その選択された受信者に固有のものである複数の連結された画像から作られた合成画像を表示する製品。
【請求項12】
前記媒体は前記生成された複数の電子メール・メッセージの各々にスクリプトを付加するデータをさらに有し、
前記メッセージのうちの任意の1つの中の前記スクリプトが、前記合成画像を形成するために選択された画像オブジェクト/ファイルのセットを参照する請求項11に記載の製品。
【請求項13】
画像オブジェクト/ファイルの前記セットは、文字数字を表示するために必要とされるデータを含み、
前記選択された受信者に固有の前記合成画像は、前記文字を使用して綴られる前記選択された受信者の名前を提示する請求項12に記載の製品。
【請求項14】
前記媒体は、前記生成された複数の電子メール・メッセージの各々にさらなるスクリプトを付加するさらなるデータを有し、
前記さらなるスクリプトが、名刺を表示するために必要とされるデータを含む画像オブジェクト/ファイルのセットを参照し、
前記スクリプトが、解釈された場合に前記選択された受信者の名刺として現れるものを表示する請求項13に記載の製品。
【請求項15】
前記媒体は、前記生成された複数の電子メール・メッセージにさらなるスクリプトを付加するさらなるデータを有し、
前記さらなるスクリプトがクレジット・カードを表示するために必要とされるデータを含む画像オブジェクト/ファイルのセットを参照し、
前記スクリプトが、解釈されたときに前記選択された受信者のクレジット・カードとして現れるものを表示する請求項13に記載の製品。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2008−506166(P2008−506166A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−518240(P2007−518240)
【出願日】平成17年6月21日(2005.6.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/022081
【国際公開番号】WO2006/002245
【国際公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願人】(500502037)ジェイ2・グローバル・コミュニケーションズ (3)
【Fターム(参考)】