説明

電子レンジ含水高熱調理

【課題】電子レンジは水分加熱方式の為100度以上になると食材に含まれる水分が蒸気となり逃げ出す、又時間をかけて高熱にしても食材は乾燥状態になる。芋を加熱すると含水率が下がり食感が著しく損なわれる。また卵も破裂するなど危険である。電子レンジでの美味しいかつ食感が良い衛生的にも安全な高熱調理が求められている。
【解決手段】加熱容器の中で食材を多孔質構造の金属シリコンの粒子で覆う単純な構成で電子レンジ加熱すると、金属シリコンが短時間で200度以上の高熱になり、覆われた食材も高熱となるが水分が80%以上に保持増幅され均等に加熱されることで食感が著しく良くなった。高熱で水分が保持され食感を損なわない焼き芋が可能となった。卵も殻の破裂が無くなった。また金属シリコンは硬度が高く磨耗せず長寿命、重金属を含まず有害菌に対する除菌作用があることで併せて電子レンジでの高熱かつ短時間で効率的安全な調理法を実現した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素還元法で得られた金属シリコンの粒子で食材を覆って電子レンジで加熱することで200度以上の高熱調理を可能にすることを特徴とする調理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子レンジは水分を高温にして調理するもので水分は100度で蒸気となり200度以上の高熱が要求される調理は難しい。
【0003】
高熱処理方法があるが複雑で効果も小さいと考えられる。
【特許文献1】特許出願平7−326148
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の調理方法は水分加熱の為、高熱調理は望めなかった。
本発明は、金属シリコンの性質に着目し、電子レンジでの高熱及び安全な調理を可能とする調理法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は食材を金属シリコンの粒子で覆うことで、電子レンジでの高熱調理を可能とする調理法を提供することを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の金属シリコン調理法は、食材を多孔質構造の金属シリコンの粒子で覆うことで水分栄養分が保持増幅され、また均等に加熱されることで電子レンジでの高熱調理を可能とする調理法を提供する効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
食材を金属シリコンの粒子で覆うことで、電子レンジでの高熱調理を可能とする調理法を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は電子レンジ含水高熱調理の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【実施例1】
【0009】
図1は本発明の実施の形態における高熱調理装置内部の正面図である。加熱容器内1で食材2を金属シリコンの複数粒子3で覆い、電子レンジ4で加熱すると、金属シリコン3は200度以上となり、覆われた食材2を水分保持および均等加熱で高熱調理できる。
【0010】
図1は高熱調理の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【符号の説明】
【0011】
1 加熱容器
2 食材
3 金属シリコンの複数粒子
4 電子レンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭素還元法で得られた金属シリコンの粒子で食材を覆って電子レンジで加熱することで200度以上でも水分栄養分が保持増幅され均等に加熱される高熱調理を可能にすることを特徴とする調理方法。

【図1】
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【公開番号】特開2012−217370(P2012−217370A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−85191(P2011−85191)
【出願日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(591224032)
【Fターム(参考)】