説明

電子冷却器

【課題】結露水などの凝集液の再蒸発により生じたガスが内管に流入しにくくすると共に、外管内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮して分析の応答速度を速くする。
【解決手段】熱交換部2に接触して上下方向に配設され、上部にガス導入部5及び下部にドレン排出部6が設けられた外管3と、外管3に挿設され、上部にガス導出部7が設けられるとともに、外管3内部に下部開口4Hが位置する内管4と、外管3内部において、下部開口4Hの下方にその少なくとも一部を覆うように設けられ、ドレン排出部6側からのガスが下部開口4Hに流入することを遮る遮蔽構造12とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば排ガス等のサンプルガス中に含まれる水蒸気等を凝集させて除去する電子冷却器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、排ガス分析装置などの大気汚染分析装置において、窒素酸化物(NO)や二酸化硫黄(SO)等を測定対象として、非分散赤外線式分析計(NDIR)や化学発光式分析計(CLD)等のガス分析計が用いられている。そして、これらの分析機器は、サンプルガス中の水分の干渉影響により測定誤差を生じてしまうことから、当該分析機器の前段に電子冷却器が接続される。
【0003】
この電子冷却器は、サンプルガスを冷却して、当該試料ガス中の水蒸気を結露させることによって、サンプルガス中から水分を分離除去するものである。その基本構成としては、特許文献1及び特許文献2に示すように、例えばアルミニウム又は銅などの熱伝導性に優れた金属からなる熱交換部に上下方向に密着配設される外管と、当該外管内に挿入して設けられた内管とを備えている。そして、外管の上部には、サンプルガスを導入するためのガス導入部が設けられ、外管の下部には、サンプルガス中の水分が結露して生じたドレン水を排出するためのドレン排出部が設けられている。また、内管の上部には、水分が除去されたサンプルガスを分析機器に導くためのガス導出部が設けられており、内管の下部開口が外管の内部に配置されている。
【0004】
このような構成において、サンプルガスが、ガス導入部から外管内部に導入されて、この外管内を下降する。この下降時に、試料ガスは、熱交換部によって所定の熱交換を受けることによって冷却されると共に、水分が結露されることによって分離されて、除湿・乾燥したサンプルガスが内管の下部開口に流入して、内管内を上昇して、ガス導出部を経て分析機器に供給される。一方、分離された水分(結露水)は、ドレン排出部を経てドレンとして排出される。
【0005】
しかしながら、従来の電子冷却器では、一旦結露して生じた結露水が外気温度に近づいているドレン排出部において蒸発してしまい、又はドレン排出部に至るまでに蒸発してしまい、再びサンプルガスに含まれて内管内に流入してしまうという問題がある。その結果、ガス中の水分濃度が高くなり、例えば分析機器による水分の干渉影響による測定誤差を十分に低減することができないという問題が起こる。
【0006】
また、冷却効率の問題から熱交換部近傍に内管の下部開口が位置するように構成され、一方で、熱交換部と外気温度に近づいているドレン排出部との距離をある程度取る必要があることから、内管の下部開口からドレン排出部までの距離が長くなってしまい、外管内部の空間が大きくなってしまう。そうすると、外管内部のサンプルガスの置換時間が長くなってしまい、分析機器へのサンプルガスの供給が遅れ、応答速度が遅くなってしまうという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−233890号公報
【特許文献2】実開昭63−199049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、結露水などの凝集液の再蒸発により生じたガスが内管に流入しにくくすると共に、外管内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮して分析の応答速度を速くすることをその主たる所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明に係る電子冷却器は、熱交換部に接触して上下方向に配設され、上部にサンプルガスを導入するためのガス導入部及び下部に結露したドレン水を排出するためのドレン排出部が設けられた外管と、前記外管に挿設され、上部にサンプルガスを導出するためのガス導出部が設けられるとともに、前記外管内部に下部開口が位置する内管と、前記外管内部において、前記下部開口の下方にその少なくとも一部を覆うように設けられ、前記ドレン排出部側からのガスが前記下部開口に流入することを遮る遮蔽構造とを備えることを特徴とする。
【0010】
このようなものであれば、遮蔽構造が内管の下部開口の少なくとも一部を覆うことによって、ドレン排出部側からのガスが下部開口に流入しにくくしているので、ガス導出部から導出されるサンプルガスに含まれる水分等の測定干渉成分を可及的に低減することができる。また、外管内部に遮蔽構造を設けることによって、外管内部の空間を小さくすることができ、外管内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮することができ、分析の応答速度を速くすることができる。
【0011】
ドレン排出部側からのガスを一層下部開口に流入しにくくすると共に、外管内部に導入されたサンプルガスが遮蔽構造からドレン排出部側に流入しにくくするためには、前記遮蔽構造が、前記下部開口の下方に設けられてその下部開口の略全てを覆うとともに、結露したドレン水をドレン排出部に流す流路を外管内面との間で形成する遮蔽ブロックから構成されることが望ましい。
【0012】
仮に凝縮液が遮蔽構造上に滞留すると、当該凝集液中にサンプルガス中の測定対象成分が溶けてしまい、測定誤差を生じる可能性がある。この問題を解決するためには、前記遮蔽構造が、前記下部開口側に傾斜面を有し、当該傾斜面の下端が、結露したドレン水をドレン排出部に流す流路に繋がっていることが望ましい。
【発明の効果】
【0013】
このように構成した本発明によれば、結露水などの凝集液の再蒸発により生じたガスが内管に流入しにくくすると共に、外管内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮して分析の応答速度を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子冷却器の構成を模式的に示す図である。
【図2】同実施形態の遮蔽ブロック及び支持部材を主として示す拡大図である。
【図3】同実施形態の遮蔽ブロック及び支持部材を示す斜視図である。
【図4】遮蔽構造の変形例を示す図である。
【図5】遮蔽構造の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明に係る電子冷却器100の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
本実施形態に係る電子冷却器100は、例えば自動車排ガス等のサンプルガス中に含まれる窒素酸化物(NO)や二酸化硫黄(SO)を測定する非分散赤外線式分析計(NDIR)や化学発光式分析計(CLD)等のガス分析計に当該サンプルガスを供給するライン上に設けられるものであり、サンプルガスを冷却して、当該サンプルガス中の測定干渉成分である水蒸気を結露させることによって、サンプルガス中から水分を分離除去するものである。
【0017】
具体的にこのものは、図1に示すように、例えばペルチェ素子からなるサーモモジュール1と、サーモモジュール1の吸熱面に密着して設けられ、例えばアルミニウム又は銅などの熱伝導性に優れた金属からなる熱交換部2と、熱交換部2に密着して上下方向に配設された外管3と、外管3内に挿入されて外管3と二重管構造を構成し、外管3内部に下部開口4Hが位置する内管4とを備えている。また、電子冷却器100は、外管3の上部に設けられ、当該外管3内部にサンプルガスを導入するためのガス導入部5と、外管3の下部に設けられ、外管3内部において凝縮(結露)された凝集液(結露水)を外部に排出するためのドレン排出部6と、内管4の上部に設けられ、サンプルガスを外部(ガス分析計)に導出するためのガス導出部7とを備えている。なお、サーモモジュール1の放熱面には放熱フィン8が密着して設けられており、さらに放熱フィン8におけるサーモモジュール1の反対側にはフィン8冷却用の冷却ファン9が設けられている。なお、ドレン排出部6には図示しない排出用吸引ポンプが接続されており、この排出用吸引ポンプによりドレン排出部6から例えば6cc/分の小容量でガス(結露水を含む)が吸引される。一方、ガス導出部7には図示しない導出用吸引ポンプが接続されており、この導出用吸引ポンプによりガス導出部7から例えば700cc/分の大容量でガスが吸引される。
【0018】
熱交換部2は、外管3の外側周面に沿って密着して配設されており、上下方向に沿って2つに分割されたブロック体(不図示)からなる。各ブロック体の分割面には、外管3が嵌るように断面概略半円状の凹溝が形成されている。
【0019】
外管3と内管4との間には、螺旋状部材10が設けられており、外管3と内管4との間を流れるサンプルガスの流路表面積を大きくするように構成している。本実施形態の螺旋状部材10は、例えばステンレス鋼からなるスプリング部材であり、外管3及び内管4とは分離した部材であり、後述する遮蔽ブロック12及び支持部材13により着脱可能に構成されている。
【0020】
ガス導入部5及びガス導出部7は、分岐ブロック11に設けられており、当該分岐ブロック11には、外管3及び内管4が二重管構造となるように接続される。ガス導入部5及びガス導出部7にはサンプルガス配管(不図示)が接続される。一方、ドレン排出部6は、外管3の下端に接続されるドレンブロックより形成されている。このドレン排出部6にはドレン排出管(不図示)が接続される。
【0021】
このように構成した電子冷却器100において、ガス導入部5から外管3内部に導入されたサンプルガスは、外管3及び内管4の間に形成された流路L1を通って下方に流れる。このとき、外管3及び内管4の間に配置された螺旋状部材10に沿って螺旋状に下方に流れる。この下降時において、サンプルガスは、外管3、内管4及び螺旋状部材10を介して熱交換部2から所定の熱交換を受けることによって例えば2℃〜5℃に冷却される。そして、この冷却によってサンプルガス中に含まれる水分が結露してサンプルガスから分離される。これによって除湿・乾燥されたサンプルガスは、内管4の下部開口4Hに流入して上昇し、ガス導出部7を経てガス分析計(不図示)に供給される。一方、結露により生じた結露水は、外管3の下方に流れてドレン排出部6を経て外部に排出される。
【0022】
しかして本実施形態の電子冷却器100は、図1及び図2に示すように、ドレン排出部6側からのガスが下部開口4Hに流入しにくくする遮蔽構造12を備えている。ここでドレン排出部6からのガスとしては、一旦結露した結露水が蒸発することによって生じる水蒸気及び当該水蒸気を含むサンプルガス等である。
【0023】
この遮蔽構造12は、外管3内部において内管4の下部開口4Hの下方に設けられている。そして、遮蔽構造12は、内管4の中心軸C方向、つまり下部開口4Hを下方向から見て、下部開口4Hの少なくとも一部を覆うように設けられている。
【0024】
本実施形態の遮蔽構造12は、特に図2に示すように、下部開口4Hの下方に設けられてその下部開口4Hの略全てを覆うとともに、結露水をドレン排出部6に流す流路を外管3の内側周面との間で流路L2を形成する遮蔽ブロックから構成されている。この遮蔽ブロック12は、外管3の内径よりも小さく、内管4の外径と略同一又は大きい径を有する概略円柱状をなすものである(図3参照)。なお、遮蔽ブロック12の材質は、表面が疎水性及び耐腐食性を有するものであれば限定されないが、本実施形態ではフッ素樹脂を用いて形成されている。この遮蔽ブロック12は、下部開口4Hの下方に位置するように支持部材13によって支持されている。
【0025】
この支持部材13は、図2及び図3に示すように、遮蔽ブロック12の下面に一端が接続された支持ロッド131と、当該支持ロッド131の他端に設けられ外管3の下部開口を閉塞して固定される固定板132とを備えている。固定板132には、外管3の下部に流れる結露水をドレン排出部6に流れるようにするための貫通孔132Hが設けられている。なお、固定板132は、ドレンブロック(ドレン排出部6)を外管3に接続する際に同時に固定される。
【0026】
この支持部材13によって外管3内部に支持された遮蔽ブロック12は、図2に示すように、その中心軸が内管4の中心軸Cと略一致するように、下部開口4Hから離間した位置に配置される。また、遮蔽ブロック12は、中心軸C方向から見て内管4の下部開口4Hの全部を覆うように配置される。このとき、遮蔽ブロック12の外側周面と外管3の内側周面との間に結露水をドレン排出部6に導く流路L2が形成される。この流路L2は、結露水を下部に流すことが可能であり、サンプルガスが下部に流れにくいサイズを有する。結露水を下部に流すことが可能であれば、可及的に流路L2の幅(遮蔽ブロック12の外側周面と外管3の内側周面と間隔)は狭い方が良い。この遮蔽ブロック12により外管3内部の空間が、流路L2を介在して、内管4の下部開口4Hを含む上部空間Saと、ドレン排出部6に連続する下部空間Sbとに分割される。この構成により、ドレン排出部6側からのガス(下部空間Sbのガス)が内管4の下部開口4Hに流入しにくくしている。また、外管3内部に導入されたサンプルガスを下部空間Sbに流入しにくくし、サンプルガスの置換が必要な空間を上部空間Saのみとすることによりサンプルガスの置換時間を短縮するようにしている。
【0027】
また、遮蔽ブロック12の下部開口4H側には傾斜面12aが形成されている。本実施形態の遮蔽ブロック12は回転体形状をなすものであり、遮蔽ブロック12の下部開口4H側(上端部)が先端に行くに従って窄まる形状(尖った形状)し、これにより傾斜面12aが形成されている。この傾斜面12aにより、遮蔽ブロック12の下部開口4H側(上端部)に付着した結露水が傾斜面12aを伝って流れ易くしており、結露水が遮蔽ブロック12の上端部に滞留することにより、サンプルガス中の測定対象成分が結露水に溶けてしまうことを防止している。また、結露水が下方に向かって流れる傾斜面12aは流路L2に繋がっており、傾斜面12aを流れ落ちた結露水が流路L2に流れ込むことから、サンプルガスとの接触を小さくすることができる。このとき、流路L2が結露水で充填されることにより、ドレン排出部6側からのガスの逆戻りを一層防止することができる。さらに、ドレン排出部6には排出用吸引ポンプが接続されて例えば6cc/分でガスを吸引していることから、結露水が流路L2の入口や内部で詰まることを防止できる。なお、排出用吸引ポンプの吸引量(例えば6cc/分)は、導出用吸引ポンプの吸引量(例えば700cc/分)に比べて極めて小さいため、ガス導出部へのサンプルガスの流れに対する排出用吸引ポンプによる吸引影響を実質的に無視することができる。
【0028】
さらに、支持部材13により外管3内部に配置された遮蔽ブロック12は、外管3及び内管4の間に配置される螺旋状部材10を下方から押圧して固定するものである。つまり、螺旋状部材10と遮蔽ブロック12とが接触した状態で螺旋状部材10及び遮蔽ブロック12が固定される。これにより、螺旋状部材10表面で結露した結露水は螺旋状部材10を伝って下方に流れた結果、遮蔽ブロック12の傾斜面12aに接触することになり、結露水の分離を一層促進することができる。
【0029】
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る電子冷却器100によれば、遮蔽ブロック12が内管4の下部開口4H全体を遮ることによって、ドレン排出部6側からのガスが下部開口4Hに流入しにくくしているので、ガス導出部7から導出されるサンプルガスに含まれる水分の測定干渉成分を可及的に低減することができる。
【0030】
また、外管3内部に遮蔽ブロック12を設けることにより外管3内部の空間を小さくすることができるとともに、遮蔽ブロック12の外径を内管4の外径と略同一にして、サンプルガスが流れる空間を小さくしているので、外管3内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮することができ、分析の応答速度を速くすることができる。
【0031】
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0032】
例えば、前記実施形態では、遮蔽構造として外管3とは分離した部材(遮蔽ブロック12)により構成しているが、その他、図4に示すように、外管3の内管4下部開口4Hより下方において、外管3内の空間を狭める狭窄部材14を設けることによって、下部開口4Hの一部を遮ると共に、外管3内部の空間を小さくするように構成しても良い。この狭窄部材14は、内管の中心軸Cと同軸上に流路L3が形成されており、当該流路L3の内径(断面積)は内管4の下部開口4Hの内径(断面積)よりも小さく構成されている。また、狭窄部材14の上面には、傾斜面14aが形成されている。この狭窄部材14によっても、結露水などの凝集液の再蒸発により生じたガスが内管4に流入しにくくし、外管3内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮して分析の応答速度を速くすることができる。
【0033】
また、図5に示すように、外管3において内管4下部開口4Hの下方において、1又は複数の貫通孔15Hが形成された仕切り部材15を設けることによって、下部開口4Hの下方の一部を遮るようにしても良い。この場合も、結露水などの凝集液の再蒸発により生じたガスが内管4に流入しにくくし、外管3内部におけるサンプルガスの置換時間を短縮して分析の応答速度を速くすることができる。
【0034】
さらに、遮蔽構造としては、外管3に別部材を設けることの他、外管3の内径を内管4の下部開口4Hよりも下方において縮径して構成された構造としても良い。
【0035】
その上、前記実施形態の電子冷却器は単一流路を有するものであったが、複数の流路を有する冷却器であっても良い。
【0036】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0037】
100・・・電子冷却器
2 ・・・熱交換部
3 ・・・外管
4 ・・・内管
4H ・・・下部開口
5 ・・・ガス導入部
6 ・・・ドレン排出部
7 ・・・ガス導出部
12 ・・・遮蔽構造(遮蔽ブロック)
12a・・・傾斜面
L2 ・・・流路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換部に接触して上下方向に配設され、上部にサンプルガスを導入するためのガス導入部及び下部に凝縮液を排出するためのドレン排出部が設けられた外管と、
前記外管に挿設され、上部にサンプルガスを導出するためのガス導出部が設けられるとともに、前記外管内部に下部開口が位置する内管と、
前記外管内部において、前記下部開口の下方にその少なくとも一部を覆うように設けられ、前記ドレン排出部側からのガスが前記下部開口に流入することを遮る遮蔽構造とを備える電子冷却器。
【請求項2】
前記遮蔽構造が、前記下部開口の下方に設けられてその下部開口の略全てを覆うとともに、凝縮液をドレン排出部に流す流路を外管内面との間で形成する遮蔽ブロックから構成される請求項1記載の電子冷却器。
【請求項3】
前記遮蔽構造が、前記下部開口側に傾斜面を有し、当該傾斜面の下端が、凝縮液をドレン排出部に流す流路に繋がっている請求項1又は2記載の電子冷却器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−137646(P2011−137646A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−295988(P2009−295988)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(000155023)株式会社堀場製作所 (638)
【出願人】(593031540)株式会社ソダ工業 (5)
【Fターム(参考)】