説明

電子早見本装置を用いた通信販売システム

【課題】カラオケ装置の利用を促進し得る電子早見本装置を用いた通信販売システムを提供する。
【解決手段】電子早見本装置22は、タッチ入力された演奏曲の情報をカラオケ装置16へ送信する選曲送信手段130と、その選曲送信手段130により送信された演奏曲に関する商品の購入申込をタッチ入力操作に応じてサーバ装置20へ送信する購入申込送信手段134を備えたものであり、サーバ装置20は、購入申込送信手段134による購入申込を受け付ける購入申込受付手段136と、その購入申込受付手段136により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定する値段決定手段138とを、備えたものであることから、電子早見本装置22により選曲送信を行った演奏曲に限定して、その関連商品の所謂ギャザリングによる通信販売を実現できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置を遠隔操作するための電子早見本装置を用い、通信回線を介して所定のサーバ装置との間で情報の送受信を行うことにより商品の販売を行う通信販売システムに関する。
【背景技術】
【0002】
多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択された所定のカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
【0003】
斯かるカラオケ装置を遠隔操作するために、所定の映像を表示させると共に利用者の接触に応じてそのカラオケ装置への入力を行うタッチパネルディスプレイを備えた電子早見本装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された電子目次本機能付きカラオケリモコン装置がそれである。この技術によれば、上記タッチパネルディスプレイに表示される映像を参照しつつ、利用者の指や備え付けのペン等によりそのタッチパネルディスプレイに接触(タッチ入力)することにより簡便に上記カラオケ装置への入力を行うことができる。
【0004】
【特許文献1】特開2003−202872号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記電子早見本装置は、前記カラオケ装置の遠隔入力装置としてのみならず、無線LAN等を介しての通信端末としてカラオケボックス等の店舗における飲食物の注文等にも用いられている。しかし、前述したような従来の電子早見本装置は、単に飲食物の注文をし得る装置に過ぎず、その機能をもってカラオケ装置の利用を促進し得るものではなかった。本発明者は、カラオケ装置の利用を促進するための技術を開発すべく鋭意考案を継続した一結果として、前記カラオケ装置の遠隔入力装置としての前記電子早見本装置の特性を踏まえつつ、その電子早見本装置の通信機能を活かした、前記カラオケ装置の利用を促進し得る通信販売システムを発案するに至った。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、カラオケ装置の利用を促進し得る電子早見本装置を用いた通信販売システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させるカラオケ装置を遠隔操作するために、所定の映像を表示させると共に利用者の接触に応じて前記カラオケ装置への入力を行うタッチパネルディスプレイを備えた電子早見本装置を用い、通信回線を介して所定のサーバ装置との間で情報の送受信を行うことにより商品の販売を行う通信販売システムであって、前記電子早見本装置は、前記タッチパネルディスプレイを介して選択される演奏曲の情報を前記カラオケ装置へ選曲情報として送信する選曲送信手段と、その選曲送信手段により送信された演奏曲に関する商品の購入申込を、前記タッチパネルディスプレイを介しての入力操作に応じて前記サーバ装置へ送信する購入申込送信手段を備えたものであり、前記サーバ装置は、前記購入申込送信手段による購入申込を受け付ける購入申込受付手段と、その購入申込受付手段により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定する値段決定手段とを、備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
このようにすれば、前記電子早見本装置は、前記タッチパネルディスプレイを介して選択される演奏曲の情報を前記カラオケ装置へ選曲情報として送信する選曲送信手段と、その選曲送信手段により送信された演奏曲に関する商品の購入申込を、前記タッチパネルディスプレイを介しての入力操作に応じて前記サーバ装置へ送信する購入申込送信手段を備えたものであり、前記サーバ装置は、前記購入申込送信手段による購入申込を受け付ける購入申込受付手段と、その購入申込受付手段により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定する値段決定手段とを、備えたものであることから、前記電子早見本装置により選曲送信を行った演奏曲に限定して、その関連商品の所謂ギャザリング(gathering)による通信販売を実現でき、前記カラオケ装置によるカラオケ演奏を行った演奏曲の関連商品をその場でお得に購入できるという付加価値をカラオケシステムに付与できる。すなわち、カラオケ装置の利用を促進し得る電子早見本装置を用いた通信販売システムを提供することができる。
【0009】
ここで、好適には、前記値段決定手段は、所定期間内に前記購入申込送受付手段により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定するものである。このようにすれば、共同購入の締め切りを好適に定めることで、公平感を保つことができるという利点がある。
【0010】
また、好適には、前記商品は、前記通信回線を介して送受信可能なデジタルコンテンツである。このようにすれば、購入申込から商品の配信までの一連の過程を前記通信回線を介して行うオンライン通信販売システムを実現することができる。
【0011】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0012】
図1は、本発明の一実施例である通信販売システム8が好適に適用されるカラオケシステム10を説明する概略図である。この図1に示すように、上記カラオケシステム10では、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)のカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16のうち、マスターコマンダである所定のカラオケ装置16aは、公衆電話回線等による通信回線18を介してカラオケサービス提供会社のサーバ装置(センタ装置)20に接続されており、そのサーバ装置20と上記カラオケ装置16aの相互間で情報の通信が可能とされている。このサーバ装置20は、カラオケ情報、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理等の基本的な制御に加え、本実施例の通信販売システム8における購入受付制御や商品情報管理制御等の諸制御を行うサーバであり、上記通信回線18を介してルータ機能を有するマスターコマンダであるカラオケ装置16aに定期的にコンテンツの配信を行うと共に、そのカラオケ装置16aからの要求に応じて所定の情報や機能制御プログラムを送信するものである。また、上記カラオケシステム10は、所定の対応付け処理が行われることで上記カラオケ装置16の一部として機能する複数の電子早見本装置22a、22b、22c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置22と称する)を備えており、上記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台ずつの電子早見本装置22が貸与され、各個室14において後述するように上記カラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。上記店舗12内には上記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、上記電子早見本装置22からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信や所定の手順により特定されたカラオケ装置16との間における赤外線通信等の短距離無線通信により行われる。
【0013】
図2は、上記カラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図2に示すように、上記カラオケ装置16は、CRT(Cathode-ray Tube)やTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)等の映像表示装置30と、CRTコントローラ等の映像出力部32と、映像情報デコーダ34と、ビデオミキサ36と、音源であるシンセサイザ38と、音声入力装置であるマイクロフォン40と、アンプミキサ42と、スピーカ44と、操作パネル46と、その操作パネル46等からの入力信号を処理する入出力インターフェイス48と、中央演算処理装置であるCPU50と、読出専用メモリであるROM52と、随時書込読出メモリであるRAM54と、記憶装置であるハードディスク56と、モデム58と、LANポート60と、上記電子早見本装置22やリモコン装置28等の入力装置からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部62とを、備えて構成されている。
【0014】
上記CPU50は、上記RAM54の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM52に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂コンピュータであり、上記電子早見本装置22やリモコン装置28等により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、その選曲されたカラオケ演奏曲を上記RAM54に設けられた予約曲テーブルに登録したり、その予約曲テーブルの演奏順に従って上記ハードディスク56から上記RAM54に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報等を読み出したり、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM54から上記シンセサイザ38へ演奏情報を送信したり、歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して上記映像出力部32へ送ったり、選曲時には曲名文字映像を生成して上記映像出力部32へ送ったり、上記映像情報デコーダ34を制御して所定の背景映像を再生させたり、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させたり、前記電子早見本装置22やリモコン装置28等から入力される効果音制御信号に応じて前記シンセサイザ38により所定の効果音を出力させたり、前記通信回線18を介した前記サーバ装置20との間の情報通信制御等の基本的な制御を実行する。
【0015】
前記操作パネル46は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置16には、前記操作パネル46の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置28が備えられており、前記リモコン受信部62は、そのリモコン装置28から送信されるリモコン信号を受信して前記CPU50へ供給する。また、前記カラオケ装置16と電子早見本装置22との対応付け(くくりつけ)処理も前記リモコン受信部62を介して行われ、そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置22も同様に入力装置として機能する。
【0016】
前記映像出力部32は、前記CPU50において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他、前記映像表示装置30による種々の映像表示を制御する映像表示制御装置である。また、前記映像情報デコーダ34は、利用者が歌詞を参照しながら歌を歌う際に前記ハードディスク56に記憶された背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)する背景映像再生装置である。この背景映像情報は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータであり、そのMPEGデータに基づいて前記映像情報デコーダ34により再生された背景映像は、前記ビデオミキサへ送られる。また、前記ビデオミキサ36は、前記CPU50において生成され且つ前記映像出力部32から出力される文字映像と、前記映像情報デコーダ34により再生される背景映像とを合成して前記映像表示装置30に表示させる映像合成装置である。
【0017】
前記シンセサイザ38は、前記ハードディスク56から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。この演奏情報は、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザ38により生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ42へ送られる。そのアンプミキサ42では、送られてきた音楽信号と前記マイクロフォン40を介して入力される利用者の歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅されて前記スピーカ44から出力される。
【0018】
前記モデム58は、前記カラオケ装置16を公衆電話回線等による通信回線18に接続するための装置であり、前記CPU50から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して前記通信回線18に送り出すと共に、その通信回線18を介して伝送されるアナログ信号をディジタル信号に変換して前記CPU50に供給する処理を行う。なお、このモデム58は、マスターコマンダとして機能するカラオケ装置16aには必要とされるが、他のカラオケ装置16には必ずしも設けられなくともよい。すなわち、本実施例において、前記カラオケ装置16a以外のカラオケ装置16及び前記電子早見本装置22は、前記LAN24及びそのカラオケ装置16aを介して前記通信回線18に接続され、その通信回線18を介して前記サーバ装置20との間で情報の送受信を行う。
【0019】
前記LANポート60は、前記カラオケ装置16をLAN24を介して他のカラオケ装置16や電子早見本装置22等の他の機器に接続するための接続器であり、前記カラオケ装置16は、そのようにLAN24を介して接続されることで、他のカラオケ装置16や電子早見本装置22等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。例えば、前記アクセスポイント26により受け付けられる前記電子早見本装置22からの選曲入力を受け付けたり、前記カラオケ装置16から電子早見本装置22へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置22との間における相互の情報のやりとりが実行される。また、前記サーバ装置20と電子早見本装置22との間の情報の通信もこのLAN24を介して行われる。
【0020】
前記ハードディスク56には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数のカラオケ情報を記憶するカラオケデータベースをはじめとする各種データベースが設けられている。このカラオケデータベースに記憶されるカラオケ情報は、演奏音を生成するための例えばMIDIデータ等の演奏情報及び歌詞文字映像を生成するための歌詞情報から成るものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。カラオケボックス等の店舗にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置16のうちマスターコマンダとして機能するカラオケ装置16aは、前記モデム58を介して前記通信回線18に接続されており、前記複数のカラオケ装置16によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たなカラオケ情報等が前記サーバ装置20から前記通信回線18を介して配信され、前記ハードディスク56のカラオケデータベース等に記憶される。また、そのようにして前記サーバ装置20から情報を取得したカラオケ装置16aとその他のカラオケ装置16との間で前記LAN24を介した通信が行われることにより、各カラオケ装置16のハードディスク56に記憶される情報が共有され、カラオケデータベース等の内容が等価なものとされる。
【0021】
図3は、前記電子早見本装置22の外観を大まかに示す斜視図である。この図3に示すように、前記電子早見本装置22は、所定の画像(映像)を表示させると共に、利用者の接触に応じて入力を行うためのタッチパネルディスプレイ68を備えている。また、前記カラオケ装置16との間でデータの送受信や同期を実行したり、前記電子早見本装置22に内蔵されたバッテリを充電する等の動作を行うスタンド型の接続架台(ドッキングテーブル)であるクレイドル66を備えている。前記電子早見本装置22は、そのクレイドル66に取り付けられた状態又はそのクレイドル66から取り外された状態で用いられ、取り付けられた状態においては、そのクレイドル66及びLAN24を介して前記カラオケ装置16に有線接続されるようになっている。また、上記クレイドル66から取り外された状態においては、上記アクセスポイント26及びLAN24を介して前記カラオケ装置16に無線接続されるようになっている。
【0022】
図4は、前記電子早見本装置22の構成を説明するブロック線図である。この図4に示すように、前記電子早見本装置22は、上記タッチパネルディスプレイ68に所定の映像を表示させる表示装置72と、その表示装置72による表示を制御する表示制御部74と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等によるタッチパネルディスプレイ68への接触により入力を行うタッチパネル76と、そのタッチパネル76による入力を制御する入力制御部78と、中央演算処理装置であるCPU80と、読出専用メモリであるROM82と、随時書込読出メモリであるRAM84と、フラッシュROM等の記憶部86と、インターフェイス88と、リモコン送信部90と、無線LAN通信部92と、上記クレイドル66と電気的な接続を可能とするためのコネクタ94aとを、備えて構成されている。上記クレイドル66には、斯かる電子早見本装置22と電気的な接続を可能とするためのコネクタ94bが設けられており、前記電子早見本装置22は、前記クレイドル66に載置されて上記コネクタ94a及び94bが相互に接触させられることで、上記インターフェイス88を介して前記クレイドル66乃至はLAN24に接続されるようになっている。上記記憶部86には、図6に示すように演奏曲データベース96及び商品情報データベース98をはじめとする各種データベースが設けられている。
【0023】
上記CPU80は、上記RAM84の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM82に記憶された情報に基づいて情報処理を実行する所謂マイクロコンピュータであり、上記表示制御部74を介して前記タッチパネルディスプレイ68(表示装置72)に所定の映像を表示させたり、その映像に基づく前記タッチパネルディスプレイ68(タッチパネル76)への接触により上記入力制御部78を介して入力される入力信号を処理したり、その入力信号に基づき前記無線LAN通信部92等を介して前記カラオケ装置16へ選曲入力をはじめとする入力送信を行うといった基本的な制御に加え、後述するカラオケ通販制御に関する諸制御を実行する。
【0024】
前記演奏曲データベース96は、前記カラオケ装置16により出力可能な演奏曲の情報を記憶するものであり、具体的には、前記カラオケ装置16のカラオケデータベースに記憶された多数のカラオケ情報それぞれに対応して曲名、アーティスト名、属性情報、歌詞の歌い出し部分等の選曲案内情報、及び備考等を選曲番号毎に記憶するものである。また、前記商品情報データベース98は、前記タッチパネルディスプレイ68に後述する商品購入申込画面を表示させるための情報や、前記サーバ装置20へ所定の商品の購入申込を行うための情報等、前記電子早見本装置22により本実施例の通信販売システム8に関する諸制御を行うための種々の情報を記憶するものである。
【0025】
図5は、前記サーバ装置20の構成を説明する図である。この図5に示すように、前記サーバ装置20は、中央演算処理装置であるCPU100、読出専用メモリであるメモリであるROM102、及び随時書込読出メモリであるRAM104を備え、上記CPU100によりRAM104の一時記憶機能を利用しつつROM102に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータである。また、CRT等の映像表示装置106と、その映像表示装置106による映像の表示を制御するためのCRTコントローラ108と、キーボード等の入力装置110と、その入力装置110による入力を処理するためのインターフェイス112と、上記CPU100等を前記通信回線18に接続するためのモデム114と、ハードディスク等の記憶装置116とを、備えて構成されている。
【0026】
また、図5に示すように、前記サーバ装置20の記憶装置116には、カラオケデータベース118、顧客データベース120、及び通信販売データベース122等の各種データベースが設けられている。上記カラオケデータベース118は、前記複数のカラオケ装置16へ配信するための多数(例えば数万曲)のカラオケ情報を記憶するものである。前述のように、前記サーバ装置20は、前記通信回線18を介して前記複数のカラオケ装置16に接続可能とされており、それら複数のカラオケ装置16によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、前記カラオケデータベース118から随時新たなカラオケ情報を前記通信回線18を介して送信(配信)できるようになっている。
【0027】
また、上記顧客データベース120は、前記通信カラオケシステム10(通信販売システム8)を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報と関連付けて記憶する。この顧客データベース120には、上記各利用者の前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報として、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された演奏曲)に関する情報、そのユーザが前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴としての演奏曲に関する情報、そのユーザが前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報等が各利用者毎にその利用者の識別情報と関連付けられて記憶される。また、前記顧客データベース120には、各利用者毎にその利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、性別、メールアドレス、及びログイン認証に用いられるパスワードがその利用者の識別情報と関連付けられて記憶されている。
【0028】
また、前記通信販売データベース122は、本実施例の通信販売システム8に関する情報を記憶する。例えば、本実施例の通信販売システム8における商品、その商品に関連する演奏曲の情報、その時点における購入者数(購入予約者数)、値段、発売元、及びメディアの種類等がその商品の識別情報と関連付けられて記憶される。また、後述する購入申込受付手段136により購入申込が受け付けられた場合、その申込者の識別番号、申込年月日、名前、届け先の住所、配信先のアドレス等がその購入申込の整理番号と関連付けられて記憶される。なお、本実施例の通信販売システム8における所定の演奏曲に関連する商品とは、例えば、その演奏曲のオリジナル曲のCD、デジタルコンテンツとしての音楽データ(所定のMP3プレイヤにより再生可能なデータ)や携帯電話機によるカラオケ用のカラオケデータ、その演奏曲がアニメの主題歌である場合にはそのアニメのキャラクターグッズ等、種々の態様が考えられる。
【0029】
図6は、前記電子早見本装置22のCPU80及びサーバ装置20のCPU100に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図6に示す選曲送信手段130、購入申込画面表示手段132、及び購入申込送信手段134は、前記電子早見本装置22のCPU80に機能的に備えられたものであり、購入申込受付手段136、値段決定手段138、及び決済制御手段140は、前記サーバ装置20のCPU100に機能的に備えられたものである。
【0030】
上記選曲送信手段130は、前記タッチパネルディスプレイ68への利用者の接触(タッチ入力)に応じて所定の演奏曲を選曲するための信号(選曲情報)を前記無線LAN通信部92やLANインターフェイス88等を介して前記カラオケ装置16に送信する。すなわち、利用者が所望する演奏曲を前記カラオケ装置16のRAM54等に形成された予約曲テーブルに登録するための選曲予約処理を行う。図7は、前記タッチパネルディスプレイ68に表示される選曲入力画面を例示する図である。この図7に示すように、斯かる選曲入力画面には、前記タッチパネルディスプレイ68(タッチパネル76)への利用者の接触による選択可能に複数の演奏曲にそれぞれ対応する演奏曲ボタン映像142が表示される。そして、前記タッチパネルディスプレイ68におけるその演奏曲ボタン映像142に対応する部分への利用者の接触(タッチ入力)が行われると、前記選曲送信手段130によりその演奏曲ボタン映像142に対応する演奏曲の情報(例えば選曲番号)が選曲予約情報として前記カラオケ装置16へ送信される。
【0031】
前記購入申込画面表示手段132は、前記商品情報データベース98に記憶された情報に基づいて、前記選曲送信手段130により送信された演奏曲に関する商品の購入申込に関する映像(商品購入申込画面)を前記タッチパネルディスプレイ68に表示させる。具体的には、前記選曲送信手段130により所定の演奏曲の選曲送信が行われた場合、前記サーバ装置20の通信販売データベース122から、その選曲された演奏曲に関連する商品、その時点における購入者数(購入予約者数)、値段、発売元、及びメディアの種類等の情報を読み出し、その情報に基づいて商品購入申込画面を前記タッチパネルディスプレイ68(表示装置72)に表示させる。図8は、前記タッチパネルディスプレイ68に表示される商品購入申込画面を例示する図である。この図8に示すように、斯かる商品購入申込画面には、前記タッチパネルディスプレイ68(タッチパネル76)への利用者の接触による選択可能に複数の商品にそれぞれ対応する商品ボタン映像144が表示される。
【0032】
前記購入申込送信手段134は、前記選曲送信手段130により送信された演奏曲に関する商品の購入申込を、前記タッチパネルディスプレイ68を介しての入力操作に応じて前記サーバ装置20へ送信する。具体的には、前記購入申込画面表示手段132により前記タッチパネルディスプレイ68に表示された商品購入申込画面におけるタッチ入力操作に応じて、その商品購入申込画面に表示された商品の購入申込を送信する。例えば、図8に示す商品購入申込画面に関して、前記タッチパネルディスプレイ68における商品ボタン映像144に対応する部分への利用者の接触(タッチ入力)が行われると、前記購入申込送信手段134によりその商品ボタン映像144に対応する商品の情報(例えば商品の識別番号)及び購入者である利用者の情報(例えば利用者の識別番号)とが購入申込情報として前記サーバ装置20へ送信される。
【0033】
前記購入申込受付手段136は、前記購入申込送信手段134による購入申込を受け付ける。具体的には、前記購入申込送信手段134により送信される商品の情報及び利用者の情報を相互に関連付けて購入申込(購入予約)情報として前記通信販売データベース122に記憶する。ここで、好適には、その購入申込情報の一部として申込年月日(更に好適には時分まで)を記憶する。また、好適には、受け付けられた利用者の情報(識別情報)に基づいて前記顧客データベース120の記憶内容が照会され、その識別番号に対応する顧客の名前及び住所等が読み出されて、購入申込情報の一部として前記通信販売データベース122に記憶される。また、前記購入申込受付手段136は、前記購入申込送信手段134による購入申込を受け付けた場合、前記通信販売データベース122における、受け付けられた購入申込に対応する商品の購入者数を更新する。この購入者数は、前記通信販売システム8全体を対象とするもの、すなわちその通信販売システム8において受け付けられたすべての購入申込を対象とするものであってもよいし、前記店舗12毎の購入申込を集計するものであってもよい。更には、購入申込の送信主体である前記電子早見本装置22毎の購入申込を集計する態様も考えられる。
【0034】
前記値段決定手段138は、前記購入申込送受付手段136により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定する。好適には、所定期間内(例えば2日以内)に前記購入申込送受付手段136により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定する。具体的には、前記購入申込送信手段134による購入申込を受け付けた場合、前記通信販売データベース122に記憶された購入申込情報を照会して、その時点から遡ること2日以内に受け付けられた購入申込の数(申込者数)が所定数以上(例えば10人以上)である場合には、規定の値段から所定の割引(例えば10%引き)を行う等の値段設定を行う。すなわち、本実施例の通信販売システム8では、購入申込者数が多ければ多いほどその購入申込に対応する商品の値段が安くなる所謂ギャザリングが行われる。そのようにして決定された商品の値段は前記通信販売データベース122に反映され、その商品の値段が更新される。
【0035】
前記決済制御手段140は、本実施例の通信販売システム8における決済を制御する。すなわち、前記通信販売データベース122に記憶された購入申込に対応するクレジットカード等による代金の支払いを処理する。具体的には、所定の入力端末により入力された情報に応じてそのクレジットカードに対応するクレジットカード管理会社のサーバ装置に問い合わせを行い、入力された情報が正しい場合にはそのクレジットカードによる決済を成立させる。この決済に関する情報を入力する入力端末は、一般的なパーソナルコンピュータ等が考えられるが、前記電子早見本装置22を入力端末として斯かる情報の入力を行うものであってもよい。この決済制御手段140により決済が成立させられると、その決済に対応する商品の発送や配信が行われる等して購入者にその商品が届けられ、それをもって一連の通信販売が完了させられる。
【0036】
図9は、前記電子早見本装置22のCPU80によるカラオケ通販制御に関する諸制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行させられるものである。
【0037】
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記タッチパネルディスプレイ68を介して所定の演奏曲の選曲入力操作が行われたか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、前記選曲送信手段130の動作に対応するSA2において、対象となる演奏曲の選曲番号が前記LAN24等を介して前記カラオケ装置16へ選曲入力情報として送信される。次に、SA3において、前記サーバ装置20の通信販売データベース122から、SA2にて選曲送信された演奏曲に関連する商品、その時点における購入者数(購入予約者数)、値段、発売元、及びメディアの種類等の情報が読み出される。次に、前記購入申込画面表示手段132の動作に対応するSA4において、SA3にて読み出された情報に基づいて前記タッチパネルディスプレイ68に前述した図8に示すような商品購入申込画面が表示される。次に、SA5において、前記タッチパネルディスプレイ68を介して所定の商品の購入申込操作が行われたか否かが判断される。このSA5の判断が否定される場合には、SA7以下の処理が実行されるが、SA5の判断が肯定される場合には、前記購入申込送信手段134の動作に対応するSA6において、対象となる商品の識別番号及びその商品の購入主体である利用者の識別番号が前記通信回線18等を介して前記サーバ装置20へ購入申込情報として送信された後、SA7において、前記タッチパネルディスプレイ68におけるトップ画面に戻るためのボタン映像に対応する部分へのタッチ入力が行われたか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA5以下の処理が再び実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。
【0038】
図10は、前記サーバ装置20のCPU100によるカラオケ通販制御に関する諸制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行させられるものである。
【0039】
先ず、SB1において、前記電子早見本装置22からの購入申込情報が受信されたか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、SB4以下の処理が実行されるが、SB1の判断が肯定される場合には、前記購入申込受付手段136の動作に対応するSB2において、受け付けられた商品の情報及び利用者の情報が相互に関連付けられ購入申込(購入予約)情報として前記通信販売データベース122に記憶されると共に、その通信販売データベース122における対応する商品の購入申込者数が更新される。次に、前記値段決定手段138の動作に対応するSB3において、SB2にて購入申込が受け付けられた商品に対応して前記通信販売データベース122に記憶された値段が、その商品の購入申込の数に応じて再計算され、計算結果がその通信販売データベース122に反映されて値段が更新される。次に、SB4において、所定の入力端末から決済要求があったか否かが判断される。このSB4の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB4の判断が肯定される場合には、前記決済制御手段140の動作に対応するSB5において、入力された情報に応じてクレジットカードに対応するクレジットカード管理会社のサーバ装置に問い合わせが行われ、入力された情報が正しい場合にはそのクレジットカードによる決済が成立させられた後、本ルーチンが終了させられる。
【0040】
このように、本実施例によれば、前記電子早見本装置22は、前記タッチパネルディスプレイ68を介して選択される演奏曲の情報を前記カラオケ装置16へ選曲情報として送信する選曲送信手段130(SA2)と、その選曲送信手段130により送信された演奏曲に関する商品の購入申込を、前記タッチパネルディスプレイ68を介しての入力操作に応じて前記サーバ装置20へ送信する購入申込送信手段134(SA6)を備えたものであり、前記サーバ装置20は、前記購入申込送信手段134による購入申込を受け付ける購入申込受付手段136(SB2)と、その購入申込受付手段136により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定する値段決定手段138(SB3)とを、備えたものであることから、前記電子早見本装置22により選曲送信を行った演奏曲に限定して、その関連商品の所謂ギャザリング(gathering)による通信販売を実現でき、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏を行った演奏曲の関連商品をその場でお得に購入できるという付加価値をカラオケシステム10に付与できる。すなわち、カラオケ装置16の利用を促進し得る電子早見本装置22を用いた通信販売システム8を提供することができる。
【0041】
また、前記値段決定手段138は、所定期間内に前記購入申込送受付手段136により受け付けられた購入申込の数に応じてその購入申込に対応する商品の値段を決定するものであるため、共同購入の締め切りを好適に定めることで、公平感を保つことができるという利点がある。
【0042】
また、前記商品は、前記通信回線18を介して送受信可能なデジタルコンテンツであるため、購入申込から商品の配信までの一連の過程を前記通信回線18を介して行うオンライン通信販売システムを実現することができる。
【0043】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0044】
例えば、前述の実施例において、前記サーバ装置20は、本実施例の通信販売システム8におけるホスト装置及び決済制御装置として機能すると共に、前記カラオケシステム10におけるカラオケ情報配信サーバとして機能するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記通信販売システム8におけるホスト装置及び決済制御装置が前記カラオケシステム10におけるカラオケ情報配信サーバとは別体のサーバ装置として備えられたものであってもよい。更には、前記通信販売システム8におけるホスト装置、決済制御装置、及びカラオケシステム10におけるカラオケ情報配信サーバがそれぞれ個別に備えられたものであっても構わない。
【0045】
また、前述の実施例において、前記通信販売データベース122は、前記サーバ装置20の記憶装置116に設けられたものであったが、前記通信販売システム8における商品、その商品に関連する演奏曲の情報、その時点における購入者数、値段、発売元、及びメディアの種類等が前記電子早見本装置22に随時配信されてその記憶部86における商品情報データベース98に記憶されるものであってもよい。斯かる態様では、購入申込画面の表示に先立って前記サーバ装置20との間で情報の通信を行わずに済むという利点がある。
【0046】
また、前述の実施例において、前記通信販売システム8における決済は、前記サーバ装置20に備えられた決済制御手段140によりオンラインで行われるものであったが、前記店舗12のフロント等においてカラオケ代金の決済と一緒に行われるものであっても構わない。
【0047】
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施例である通信販売システムが好適に適用されるカラオケシステムを説明する概略図である。
【図2】図1のカラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。
【図3】図1の通信販売システムに備えられた電子早見本装置の外観を大まかに示す斜視図である。
【図4】図3の電子早見本装置の構成を例示するブロック線図である。
【図5】図1の通信販売システムに備えられたサーバ装置の構成を説明する図である。
【図6】図4の電子早見本装置のCPU及び図5のサーバ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図7】図4の電子早見本装置のタッチパネルディスプレイに表示される選曲入力画面を例示する図である。
【図8】図4の電子早見本装置のタッチパネルディスプレイに表示される購入申込画面を例示する図である。
【図9】図4の電子早見本装置のCPUによるカラオケ通販制御に関する諸制御の要部を説明するフローチャートである。
【図10】図5のサーバ装置のCPUによるカラオケ通販制御に関する諸制御の要部を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
8:通信販売システム
16:カラオケ装置
18:通信回線
20:サーバ装置
22:電子早見本装置
68:タッチパネルディスプレイ
130:選曲送信手段
134:購入申込送信手段
136:購入申込受付手段
138:値段決定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させるカラオケ装置を遠隔操作するために、所定の映像を表示させると共に利用者の接触に応じて前記カラオケ装置への入力を行うタッチパネルディスプレイを備えた電子早見本装置を用い、通信回線を介して所定のサーバ装置との間で情報の送受信を行うことにより商品の販売を行う通信販売システムであって、
前記電子早見本装置は、
前記タッチパネルディスプレイを介して選択される演奏曲の情報を前記カラオケ装置へ選曲情報として送信する選曲送信手段と、
該選曲送信手段により送信された演奏曲に関する商品の購入申込を、前記タッチパネルディスプレイを介しての入力操作に応じて前記サーバ装置へ送信する購入申込送信手段を備えたものであり、
前記サーバ装置は、
前記購入申込送信手段による購入申込を受け付ける購入申込送受付手段と、
該購入申込送受付手段により受け付けられた購入申込の数に応じて該購入申込に対応する商品の値段を決定する値段決定手段と
を、備えたものであることを特徴とする通信販売システム。
【請求項2】
前記値段決定手段は、所定期間内に前記購入申込送受付手段により受け付けられた購入申込の数に応じて該購入申込に対応する商品の値段を決定するものである請求項1の通信販売システム。
【請求項3】
前記商品は、前記通信回線を介して送受信可能なデジタルコンテンツである請求項1又は2の通信販売システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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