説明

電子機器、デジタルカメラ及び電子機器の起動方法

【課題】起動処理に関わるプログラム・データのロードを先行し、起動処理と並行してそれ以外のプログラム・データのロード処理を行う電子機器、デジタルカメラ及び電子機器の起動方法を提供する。
【解決手段】起動処理を含み一体にリンクされたプログラム・データを、不揮発性メモリから揮発性メモリへロードして起動する電子機器において、前記プログラム・データを起動処理に関わる第1のブロックと、それ以外の1つ以上のブロックとに分割し、第1のプログラム領域の起動処理を行うロード処理手段(S3)と、起動処理に関わらない第2のプログラム領域のロード処理とを並行して行う第2のプログラム領域のロード処理手段(S7)とを備える電子機器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不揮発性メモリから揮発性メモリへ、起動処理を含み一体にリンクされたプログラム・データをロードして起動する電子機器、デジタルカメラ及び電子機器の起動方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、電子機器では、処理の高速化のために、プログラム・データを低速なROMからより高速なアクセス可能なRAMへ予めロードして起動する機器が知られている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
また、機器を低コストに抑えるために、NAND型フラッシュメモリに画像データなどとともにプログラムやデータを格納する機器が増えており、このような構成の場合には、ROMからRAMへのプログラム・データのロード処理は必須となる。
【特許文献1】特開2005−190312公報
【特許文献2】特開2006−20058公報
【特許文献3】特開2005−286902公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、一方で、デジタルカメラに代表されるように、機器の高速な起動を要求される電子機器では、特許文献3のように、上述したロード処理に関わる時間を短縮するために付加的な機能のロード処理を省いたり、起動シーケンスの一部を予め実行しておき待機するような提案がなされている。
また、PCや着脱式カートリッジを用いたゲーム機などのように、起動処理プログラムを分離して実装する方式も考えられるが、バージョンアップ処理やバージョンアップに供するプログラムの管理が煩雑になり、デジタルカメラのように購入後の利用者がバージョンアップを行うような機器では、弊害が大きい。
【0004】
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、起動処理に関わるプログラム・データのロードを先行し、起動処理と並行してそれ以外のプログラム・データのロード処理を行う電子機器、デジタルカメラ及び電子機器の起動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、起動処理を含み一体にリンクされたプログラム・データを、不揮発性メモリから揮発性メモリへロードして起動する電子機器において、前記プログラム・データを起動処理に関わる第1のブロックと、それ以外の1つ以上のブロックとに分割し、第1のプログラム領域の起動処理を行うロード処理手段と、起動処理に関わらない第2のプログラム領域のロード処理とを並行して行う第2のプログラム領域のロード処理手段とを備える電子機器を特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、前記不揮発性メモリは、NANDタイプのフラッシュメモリで構成されている請求項1記載の電子機器を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の電子機器として使用されるデジタルカメラにおいて、前記起動処理には鏡胴の繰り出し処理を含むデジタルカメラを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載の電子機器として使用されるデジタルカメラにおいて、前記起動処理には記録メディアの初期化処理を含むデジタルカメラを特徴とする。
【0007】
また、請求項5に記載の発明は、不揮発性メモリから揮発性メモリへ、起動処理を含み一体にリンクされたプログラム・データをロードして起動する電子機器の起動方法において、前記プログラム・データを起動処理に関わる第1のブロックと、それ以外の1つ以上のブロックとに分割してロードし、起動処理と起動処理に関わらないブロックのロード処理とを並行して行う電子機器の起動方法を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記電子機器としてデジタルカメラが使用され、起動処理には鏡胴の繰り出し処理を含む請求項5記載の電子機器の起動方法を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記電子機器としてデジタルカメラが使用され、起動処理には記録メディアの初期化処理を含む請求項5記載の電子機器の起動方法を特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、起動処理に関わるプログラム・データのロードを先行し、起動処理と並行してそれ以外のプログラム・データのロード処理を行うように構成されているので、煩雑な管理を必要とせずに、電子機器を高速に起動できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用する電子機器であるデジタルスチルカメラ装置の構成及びこれに接続される接続機器を示す概略図である。
図1において、デジタルスチルカメラ装置1は、デジタルスチルカメラ装置1全体の制御を行うために設けられたCPU、NANDフラッシュメモリ、SDRAM、タイマ−等からなるシステム制御部2、撮像のために設けられた、光学系部品(レンズ及びレンズ駆動モータ)、CCD、CCD駆動回路、A/D変換器等からなる撮像部3を含んでいる。
【0010】
また、デジタルスチルカメラ装置1は、撮像部3で得られた画像信号に種々の画像処理を施すとともに、撮像部3のCCD駆動タイミング、レンズ駆動モータを制御してズーミング、フォーカシング、露出調整等を行い、また、画像の圧縮伸長を行うために設けられた、画像処理用DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、RAM等からなる、画像処理部4を含んでいる。
さらに、デジタルスチルカメラ装置1は、画像処理部4で処理された画像信号をLCD(液晶ディスプレイ)6へ表示するための信号処理を行い、また、ユーザーインターフェイスのための種々のグラフィック画像を生成しLCD6へ表示するために設けられた、D/A変換器、オンスクリーンディスプレイコントローラ等からなる、表示制御部5を含んでいる。
【0011】
上述したように、LCD6は、画像を表示し、また、ユーザーインターフェイスのためのグラフィックを表示するために設けられており、デジタルスチルカメラ装置1には、また、記録メディアとのインターフェイスのために設けられたメモリカードコントローラ等からなる記録メディアインターフェイス部7を含んでいる。
デジタルスチルカメラ装置1には、さらに、圧縮された画像信号や画像に纏わる種々の情報を記憶するために設けられたフラッシュメモリ等からなる、それに着脱可能な、記録メディア8を備えている。
【0012】
デジタルスチルカメラ装置1は、図示されていないキー、ダイヤル等のユーザーインターフェイスの状態検出を行い、また、メインCPUへの主電源制御を行うために設けられたサブCPU等からなるハードキーインターフェイス部9、及びUSBを接続してデータ通信を行うために設けられた、通信コントローラからなる通信インターフェイス部10を含んでいる。
上述したデジタルスチルカメラ装置1には、図示のごとく、このデジタルスチルカメラ装置1をUSBで接続し、デジタルスチルカメラ装置1からの画像を転送して再生、又は、各種設定を行うためのPC(パソコン)11が、上述の通信インターフェイス部10を介して接続されている。
【0013】
図1を参照して、まず、一般的な起動動作について説明する。利用者が図示されていない電源ボタンを押下すると、ハードキーインターフェイス部9はシステム制御部2内のメインCPUへの電源供給をオンする。
システム制御部2内のメインCPUは、まず、NANDフラッシュメモリのブート部からアクセス(プログラム実行)を開始し、ブートプログラムによってプログラム・データをSDRAMへ転送する。
なお、NANDフラッシュメモリへのアクセス方法は用いるデバイスによって異なるが、本実施の形態では、ブートプログラムの格納されている先頭セクタはランダムにアクセスすることが可能で、その他のセクタはセクタ単位(512バイト)の読み出しをサポートしている。
SDRAMへの転送が完了すると、プログラムの実行ポインタ(プログラムカウンタ)を、転送したSDRAM上のプログラムに移し、以降はSDRAM上のプログラムにより起動処理を開始する。
【0014】
起動処理には、OS(オペレーティングシステム)の初期化や鏡胴の繰り出し処理、記録メディア8の初期化処理などが含まれる。鏡胴の繰り出し処理は、画像処理部4を介して撮像部3のレンズ駆動モータに所定の間隔(2m秒)毎にパルス信号を与えることによって行う。
また、記録メディア8の初期化処理は、記録メディアインターフェイス部7を介して記録メディア8への電源とクロックを供給した後、記録メディア8へ初期化コマンドを発行する。実際の初期化処理は記録メディア8内で行われ、システム制御部2はその完了を検知するために記録メディア8のステータスを10m秒間隔でポーリングする。
【0015】
続いて、撮影時の動作について説明する。利用者は撮影に先立ち、図示されていない種々のキー、ダイヤルを操作し、撮影モード(高画質モード、低画質モード等)を決定する。
利用者の操作内容はハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別され、システム制御部2では、操作に応じて表示制御部5へガイダンスグラフィックを生成して、利用者に次操作を促す。
システム制御部2は撮影モードが決定されると、モードに応じた処理パラメタを画像処理部4へ設定する。あるいは、また、利用者は図示されていないズームレバーを操作し、画角(構図)を決定する。
利用者の操作内容はハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別され、システム制御部2では、操作に応じて撮像部3を制御し、レンズを駆動する。撮像部3は画像処理部4からの制御に従い、実際の撮影に先立って、モニタリング画像を表示するための撮像動作を開始する。
【0016】
撮像されたデータは連続的に画像処理部4へ送られ、画像処理部4では、色空間変換、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの処理を施した後、画像データを表示制御部5へ送る。
また、この時、同時に画像処理部4では、フォーカス、露出の検出を行い、撮像部3を制御して調整を行う。表示制御部5では、画像データを信号処理してLCD6へ表示し、利用者へ撮像状態を提示する。図示してないレリーズボタンが押されると、その操作はモード設定と同様にしてハードキーインターフェイス部9を通じてシステム制御部2で判別される。
撮像部3は画像処理部4からの制御に従い、所定の画像を取り込み、画像処理部4へ送り、画像処理部4では、撮影モードに応じた画像処理、圧縮処理を行う。システム制御部2は、圧縮された画像データを読み出し、かつヘッダ情報を付加した後、この画像データを、記録メディアインターフェイス部7を通じて記録メディア8へ書き込む。このようにして一連の撮影動作を完了する。
【0017】
図2は本発明の第1の実施の形態である鏡胴の繰り出し処理を含む起動処理におけるROMマップを示す概略図である。次に、本発明の第1の実施の形態として、起動処理に鏡胴の繰り出し処理を含む場合について説明する。
図2には、本実施の形態のROMマップ(NANDフラッシュメモリ内の割り当て)を示している。図中に示されるのは、NANDフラッシュメモリ12であり、このNANDフラッシュメモリ12にはNORタイプの高速ROMを用いるなどの代替手段がないため、とくに好適な構成となる。
このNANDフラッシュメモリ12には、前述したブート処理のプログラムが格納されるブート処理領域13、先行してロードされるプログラム・データ(OSと鏡胴制御)が格納される第1のプログラム領域14、その他のプログラム・データが格納される第2のプログラム領域15、ファイルが格納されるファイル領域16、NANDフラッシュメモリで不良ブロックが検出された場合の代替領域17が示されている。
【0018】
図3は第1の実施の形態である鏡胴の繰り出し処理を含む起動処理における動作を示すフローチャートである。図1乃至図3を参照して、前述した手順でシステム制御部2内のCPUへの電源が供給されると、このシステム制御部2内のメインCPUは、まず、NANDフラッシュメモリのブート部からアクセス(プログラム実行)を開始する。
ブートプログラムによって第1のプログラム領域13のロード(SDRAMへの転送)を開始し(S1)、ロードが完了かどうかを判断し(S2)、ロードが完了すると、プログラムの実行ポインタ(プログラムカウンタ)を、転送したSDRAM上のプログラムに移す。
【0019】
メインCPUは、鏡胴の繰り出しを起動する(S3)とともに、第2の(その他の)プログラム領域15のロードを開始する(S4)。前述したように、鏡胴の駆動は2m秒毎の間欠処理であるため、第2のプログラム領域15のロードはその合間を使って(並行して)行われる。
次に、鏡胴の繰り出しが完了かどうかを判断し(S5)、鏡胴の繰り出し動作が完了ならば、次いで、第2のプログラム領域15のロードが完了かどうかを判断し(S6)、第2のプログラム領域15のロードも完了ならば、撮影のためのその他の初期化処理(初期パラメタの設定や記録メディアの初期化など)を行い(S7)、その完了を待って一連の起動処理を完了したかどうかを判断し(S8)、完了したならば、前述した撮像動作を開始する。
このように、鏡胴繰り出し処理に関わるプログラム・データのロードを先行し、鏡胴繰り出し処理と並行してそれ以外のプログラム・データのロード処理を行うように構成されているので、煩雑な管理を必要とせずに、デジタルカメラを高速に起動できるという効果がある。
【0020】
図4は本発明の第2の実施の形態である記録メディアの初期化処理を含む起動処理におけるROMマップを示す概略図である。続いて、本発明の第2の実施の形態として、起動処理に記録メディアの初期化処理を含む場合について説明する。
図4には、本実施の形態のROMマップ(NANDフラッシュメモリ内の割り当て)を示している。図中に示されるのは、図中に示されるのは、NANDフラッシュメモリ20、前述したブート処理のプログラムが格納されるブート処理領域21、先行してロードされるプログラム・データ(OSと記録メディア制御)が格納される、第1のプログラム領域22、その他のプログラム・データが格納される第2のプログラム領域23、ファイルが格納されるファイル領域24、NANDフラッシュメモリで不良ブロックが検出された場合の代替領域25である。
【0021】
図5は第2の実施の形態である記録メディアの初期化処理を含む起動処理における動作を示すフローチャートである。図1、図4及び図5を参照して、前述した手順でシステム制御部2内のCPUへの電源が供給されると、このシステム制御部2内のメインCPUは、まず、NANDフラッシュメモリのブート部からアクセス(プログラム実行)を開始する。
ブートプログラムによって第1のプログラム領域21のロード(SDRAMへの転送)を開始し(S11)、ロードが完了かどうかを判断し(S12)、ロードが完了すると、プログラムの実行ポインタ(プログラムカウンタ)を、転送したSDRAM上のプログラムに移す。
【0022】
メインCPUは、記録メディアの初期化を起動する(S13)とともに、第2の(その他の)プログラム領域23のロードを開始する(S14)。前述したように、鏡胴の駆動は2m秒毎の間欠処理であるため、第2のプログラム領域23のロードはその合間を使って(並行して)行われる。
次に、記録メディアの初期化が完了かどうかを判断し(S15)、記録メディアの初期化動作が完了ならば、次いで、第2のプログラム領域23のロードが完了かどうかを判断し(S16)、第2のプログラム領域23のロードも完了ならば、撮影のためのその他の初期化処理(初期パラメタの設定や記録メディアの初期化など)を行い(S17)、その完了を待って一連の起動処理を完了したかどうかを判断し(S18)、完了したならば、前述した撮像動作を開始する。
【0023】
図3及び図5のフローチャートにおいて、先行して起動する処理が、図3では、鏡胴の繰り出しを起動し(S3)、鏡胴の繰り出しが完了かどうかを判断し(S5)、そして図5では、記録メディアの初期化を起動し(S13)、記録メディアの初期化が完了かどうかを判断する(S15)ことを除いて、他の動作フローは同じである。
このように、記録メディア8の初期化処理に関わるプログラム・データのロードを先行し、記録メディア8の初期化処理と並行してそれ以外のプログラム・データのロード処理を行うように構成されているので、煩雑な管理を必要とせずに、デジタルカメラを高速に起動できるという効果がある。
本発明によれば、鏡胴の繰り出し動作や記録メディアの初期化処理など、プロセッサの待ち状態の多い処理に着目し、デジタルカメラに好適な起動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明を適用する電子機器であるデジタルスチルカメラ装置の構成及びこれに接続される接続機器を示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である鏡胴の繰り出し処理を含む起動処理におけるROMマップを示す概略図である。
【図3】第1の実施の形態である鏡胴の繰り出し処理を含む起動処理における動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態である記録メディアの初期化処理を含む起動処理におけるROMマップを示す概略図である。
【図5】第2の実施の形態である記録メディアの初期化処理を含む起動処理における動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0025】
1 電子機器(デジタルスチルカメラ装置、デジタルカメラ)
2 システム制御部(CPU、揮発性メモリ(SDRAM)を含む)
12 不揮発性メモリ(NAND型フラッシュメモリ)
13 第1のブロック(ブート処理)
14 第1のブロック(鏡胴制御)
15 第2のブロック(第2の(その他の)プログラム・データ)
S1 第1のプログラム領域のロード処理手段
S3 鏡胴の繰り出し起動手段
S4 第2のプログラム領域のロード処理手段
S11 第1のプログラム領域のロード処理手段
S13 記録メディアの初期化起動手段
S14 第2のプログラム領域のロード処理手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
起動処理を含み一体にリンクされたプログラム・データを、不揮発性メモリから揮発性メモリへロードして起動する電子機器において、前記プログラム・データを起動処理に関わる第1のブロックと、それ以外の1つ以上のブロックとに分割し、第1のプログラム領域の起動処理を行うロード処理手段と、起動処理に関わらない第2のプログラム領域のロード処理とを並行して行う第2のプログラム領域のロード処理手段と、を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記不揮発性メモリは、NANDタイプのフラッシュメモリで構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
請求項1記載の電子機器として使用されるデジタルカメラにおいて、前記起動処理には鏡胴の繰り出し処理を含むことを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項4】
請求項1記載の電子機器として使用されるデジタルカメラにおいて、前記起動処理には記録メディアの初期化処理を含むことを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項5】
不揮発性メモリから揮発性メモリへ、起動処理を含み一体にリンクされたプログラム・データをロードして起動する電子機器の起動方法において、前記プログラム・データを起動処理に関わる第1のブロックと、それ以外の1つ以上のブロックとに分割してロードし、起動処理と起動処理に関わらないブロックのロード処理とを並行して行うことを特徴とする電子機器の起動方法。
【請求項6】
前記電子機器としてデジタルカメラが使用され、起動処理には鏡胴の繰り出し処理を含むことを特徴とする請求項5記載の電子機器の起動方法。
【請求項7】
前記電子機器としてデジタルカメラが使用され、起動処理には記録メディアの初期化処理を含むことを特徴とする請求項5記載の電子機器の起動方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−65641(P2008−65641A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−243446(P2006−243446)
【出願日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】