説明

電子機器、表示方法及びプログラム

【課題】選択された画像に他の画像を追加することが可能な電子機器、表示方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子機器は、選択画像を選択する操作部12と、第1アプリケーションの処理によって画像が表示された場合に、操作部12によって選択された選択画像に対応する選択データと、選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを記憶する記憶部16と、第2アプリケーションが起動された場合に、記憶部16から選択データを読み出して第2アプリケーションに展開して選択画像を表示させ、操作部12によって選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、記憶部16から周辺データを読み出して、周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を選択画像に付加して表示させる制御部17と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示することが可能な表示部と、その表示部に表示される画像を選択することが可能な操作部とを備える電子機器、その電子機器における表示方法、及び、その電子機器において実行されるプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の電子機器には、画像を表示することが可能な表示部と、その表示部に表示される画像を選択することが可能な操作部とを備えるものがある。このような電子機器には、操作部が操作されることに基づいて、表示部に表示されるテキスト画像の中から所定の文字列を選択するものがある。ここで、表示部に表示されるテキスト画像の中から文字列が選択される場合には、ユーザが意図していない文字列が選択される可能性がある。このため、携帯電話機には、選択された文字列の周辺の文字列を抽出し、選択された文字列を修正するための修正候補文字列として表示部に表示させるものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−134679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、1つのアプリケーション内のみで、テキスト画像の中から文字列を選択し、修正候補文字列を表示部に表示させ、修正候補文字列が選択された場合に、表示部に表示される文字列を修正候補文字列に置き換えることが可能である。したがって、特許文献1に記載された発明は、1つのアプリケーションにおいて表示部に表示されるテキスト画像の中から文字列が選択されて、その文字列が確定された場合には、その文字列を他のアプリケーションに展開させたときでも、他のアプリケーションにおいて展開された文字列を修正候補文字列に置き換えることはできない。
【0005】
本発明は、1つのアプリケーションにおいて選択された画像を他のアプリケーションに展開した場合であっても、選択された画像に他の画像を追加することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
また、本発明は、電子機器における表示方法、及び、電子機器において実行されるプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器は、データに基づく画像を表示する表示部と、前記表示部に表示された画像のうち少なくとも一部を選択画像として選択することが可能な操作部と、第1アプリケーションの処理によって前記表示部にデータに基づく画像が表示された場合に、前記操作部によって選択された選択画像に対応する選択データと、当該選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを記憶する記憶部と、前記記憶部に前記選択データと前記周辺データとが記憶された後に前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションが起動された場合に、前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第2アプリケーションに展開し、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示させ、さらに、前記操作部によって前記選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、前記記憶部に記憶される前記周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、前記制御部は、前記対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示させた場合に、前記記憶部から前記周辺データを消去させることが好ましい。
【0008】
また、前記制御部は、前記第2アプリケーションが終了した場合に、前記記憶部から前記周辺データを消去させることが好ましい。
【0009】
また、前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作の操作量に応じて異なる量の前記対応データを前記周辺データの中からそれぞれ特定し、特定した対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示させることが好ましい。
【0010】
また、前記制御部は、前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第2アプリケーションに展開した場合に、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示させると共に、当該選択画像が表示されている領域とは異なる領域に前記記憶部に記憶される前記周辺データに基づく画像を表示させることが好ましい。
【0011】
また、前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合に、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の左側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の左側に付加して前記表示部に表示させることが好ましい。
【0012】
また、前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合において、前記選択画像における左側の領域に対する操作が当該選択画像の左方向への操作であったときには、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の左側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の左側に付加して前記表示部に表示させ、前記選択画像における左側の領域に対する操作が選択画像の右方向への操作であったときには、前記表示部に表示される前記選択画像における左側の領域に対応する画像を前記表示部から消去させることが好ましい。
【0013】
また、前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合に、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の右側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の右側に付加して前記表示部に表示させることが好ましい。
【0014】
また、前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合において、前記選択画像における右側の領域に対する操作が当該選択画像の右方向への操作であったときには、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の右側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の右側に付加して前記表示部に表示させ、前記選択画像における右側の領域に対する操作が当該選択画像の左方向への操作であったときには、前記表示部に表示される前記選択画像における右側の領域に対応する画像を前記表示部から消去させることが好ましい。
【0015】
また、本発明の表示方法は、表示部と、操作部と、記憶部と、を備える電子機器の表示方法であって、第1アプリケーションの処理によって前記表示部に表示されたデータに基づく画像のうち少なくとも一部を選択画像として前記操作部により選択させるステップと、前記操作部によって選択された前記選択画像に対応する選択データと、当該選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを前記記憶部に記憶するステップと、前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションに展開し、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示するステップと、前記操作部によって前記選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、前記記憶部から前記周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示するステップと、を備えることを特徴とする。
【0016】
また、本発明のプログラムは、表示部と、操作部と、記憶部と、を備える電子機器に実行させるプログラムであって、第1アプリケーションの処理によって前記表示部に表示されたデータに基づく画像のうち少なくとも一部を選択画像として前記操作部により選択させるステップと、前記操作部によって選択された前記選択画像に対応する選択データと、当該選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを前記記憶部に記憶するステップと、前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションに展開し、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示するステップと、前記操作部によって前記選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、前記記憶部から前記周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示するステップと、を電子機器に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、1つのアプリケーションにおいて選択された画像を他のアプリケーションに展開した場合であっても、選択された画像に他の画像を追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。
【図2】携帯電話機の機能構成を示すブロック図である。
【図3】携帯電話機の動作について説明する第1のフローチャートである。
【図4】携帯電話機の動作について説明する第2のフローチャートである。
【図5】表示部に表示される画面の遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の電子機器の一実施形態に係る携帯電話機1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。
【0020】
携帯電話機1は、筺体2を備える。筺体2には、正面部に、タッチパネル10と、マイク13と、レシーバ14とが配置される。
【0021】
タッチパネル10は、表示部11と、操作部12とを備える(図2参照)。表示部11は、液晶又は有機EL(エレクトロルミネッセンス)で構成される表示パネルである。操作部12は、本実施形態の場合、検出部として機能する。すなわち、操作部12は、表示部11に対する携帯電話機1のユーザの指やタッチペン等の物体の接触を検出する。操作部12は、表示部11の表面に対応して配され、例えば、静電容量方式や抵抗膜方式等が利用可能である。
【0022】
マイク13は、携帯電話機1のユーザが通話時に発した音声を入力するために用いられる。
レシーバ14は、携帯電話機1のユーザの通話相手が発した音声を出力するために用いられる。
【0023】
次に、図2を参照しながら、携帯電話機1の機能構成について説明する。図2は、携帯電話機1の機能構成を示すブロック図である。
【0024】
携帯電話機1は、上述した、タッチパネル10(表示部11及び操作部12)と、マイク13と、レシーバ14とを備える。さらに、携帯電話機1は、通信部15と、記憶部16と、制御部17とを備える。
【0025】
通信部15は、所定の使用周波数帯で外部装置と通信を行う。具体的には、通信部15は、アンテナ(図示せず)によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部17に供給する。また、通信部15は、制御部17から供給された信号を変調処理し、上記のアンテナを介して外部装置(基地局)に送信する。
【0026】
記憶部16は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部17による演算処理に利用される。また、記憶部16は、携帯電話機1の内部で動作するアプリケーションやデータベースを1又は複数記憶する。なお、記憶部16は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
【0027】
制御部17は、携帯電話機1の全体を制御しており、表示部11及び通信部15に対して制御を行う。
【0028】
このように構成される携帯電話機1は、1つのアプリケーションにおいて選択された画像を他のアプリケーションに展開した場合であっても、選択された画像に他の画像を追加する機能を有する。
以下に、携帯電話機1に係る上記機能を発揮するための構成と動作について詳述する。
【0029】
表示部11は、データに基づく画像を表示する。画像としては、例えば、文字、文字列、数字、数字列、記号及び記号列、並びに、これらが組み合わされた文書等のテキストデータに基づく画像である。
【0030】
操作部12は、表示部11に表示された画像のうち少なくとも一部を選択画像として選択することが可能である。例えば、操作部12は、第1アプリケーションの処理によって表示部11に文書が表示されている場合において、ユーザの指等がタッチパネル10に接触したことを検出すると、接触した部分に対応する領域に表示される文字列等を選択させる。具体的な一例としては、表示部11に文書として「検索された電話番号は現在…」が表示されている状態において、ユーザの指等が「電話」に対応する領域に接触した場合には、操作部12は、「電話」を選択させる。
【0031】
記憶部16は、第1アプリケーションの処理によって表示部11にデータに基づく画像が表示された場合に、操作部12によって選択された選択画像に対応する選択データと、その選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを記憶する。具体的な一例としては、表示部11に文書として「検索された電話番号は現在…」が表示されている状態において、操作部12によって「電話」が選択された場合には、記憶部16は、選択画像「電話」に対応する選択データと、選択画像「電話」の周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データを記憶する。ここで、周辺の画像には、上記の具体例のように選択画像が含まれている。
【0032】
また、記憶部16は、選択画像に隣接する複数の字のうち所定の字数分の画像(周辺の画像)に対応する周辺データを記憶することが可能である。所定の字数は、予め設定され、又は携帯電話機1のユーザによって適宜設定される。上記の具体例では、所定の字数として5字が設定されている。
【0033】
制御部17は、記憶部16に選択データと周辺データとが記憶された後に第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションが起動された場合に、記憶部16に記憶される選択データを読み出して第2アプリケーションに展開し、その選択データに基づく選択画像を表示部11に表示させる。さらに、制御部17は、操作部12によって選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、記憶部16に記憶される周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を選択画像に付加して表示部11に表示させる。所定の操作としては、例えば、表示部11に表示させる選択画像の左側を接触する操作、又は表示部11に表示される選択画像の右側を接触する操作である。また、単に表示部11に表示させる選択画像の左側を摺動する操作、又は表示部11に表示される選択画像の右側を摺動する操作であってもよい。所定の操作の詳細については、後述する。
【0034】
制御部17は、第2アプリケーションの処理に基づいて選択画像が表示部11に表示されている状態において、所定の操作として選択画像の左側の領域に対する操作(所定の操作)が行われた場合には、周辺の画像のうち選択画像の左側に隣接する画像を表示部11に表示させる。具体的な一例として、表示部11に選択画像「電話」が表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、表示部11に表示される選択画像の左側が接触された場合には、周辺データのうち、選択画像「電話」の左側に隣接する周辺の画像「検索された」に対応する対応データを特定して、表示部11に表示される選択画像「電話」の左側に、対応データに基づく画像「検索された」を表示させる。これにより、表示部11には、画像「検索された電話」が表示される。
【0035】
一方、制御部17は、第2アプリケーションの処理に基づいて選択画像が表示部11に表示されている状態において、所定の操作として選択画像の右側の領域に対する操作(所定の操作)が行われた場合には、周辺の画像のうち選択画像の右側に隣接する画像を表示部11に表示させる。具体的な一例として、表示部11に選択画像「電話」が表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、表示部11に表示される選択画像の右側が接触された場合には、周辺データのうち、選択画像「電話」の右側に隣接する周辺の画像「番号は現在」に対応する対応データを特定して、表示部11に表示される選択画像「電話」の右側に、対応データに基づく画像「番号は現在」を表示させる。これにより、表示部11には、画像「電話番号は現在」が表示される。
【0036】
これにより、携帯電話機1は、第1アプリケーションにおいて選択された画像(選択画像)を第2アプリケーションに展開した場合であっても、選択画像を他の画像に置き換えることができる。
【0037】
また、制御部17は、対応データに基づく画像を選択画像に付加して表示部11に表示させた場合に、記憶部16から周辺データを消去させることが好ましい。
また、制御部17は、第2アプリケーションが終了した場合に、記憶部16から周辺データを消去させることが好ましい。すなわち、制御部17は、対応データに基づく画像を選択画像に付加して表示部11に表示させた後に第2アプリケーションが終了した場合、及び、対応データに基づく画像を選択画像に付加することなく第2アプリケーションが終了した場合に、記憶部16から周辺データを消去させる。
これにより、携帯電話機1は、記憶部16の記憶容量を確保することができる。
【0038】
また、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作の操作量に応じて異なる量の対応データをそれぞれ特定し、特定した対応データに基づく画像を選択画像に付加して表示部11に表示させることが好ましい。操作量は、例えば、ユーザの指等による接触移動量や、ユーザの指等による接触時間や、ユーザの指等による接触回数である。
【0039】
操作量が指の接触移動量の場合には、移動量に応じて、対応データに基づく画像の量が変動する。すなわち、指の移動量が大きい場合には、周辺データに対応する画像(字列)のうち多数の字を選択画像に付加して表示部11に表示する。一方、指の移動量が小さい場合には、周辺データに対応する画像(字列)のうち少数の字を選択画像に付加して表示部11に表示する。
【0040】
また、操作量が指による接触時間の場合には、その時間に応じて、対応データに基づく画像の量が変動する。すなわち、指による接触時間が長い場合には、周辺データに対応する画像(字列)のうち多数の字を選択画像に付加して表示部11に表示する。一方、指による接触時間が短い場合には、周辺データに対応する画像(字列)のうち少数の字を選択画像に付加して表示部11に表示する。
【0041】
また、操作量が指による接触回数の場合には、その回数に応じて、対応データに基づく画像の量が変動する。すなわち、指による接触回数が多い場合には、周辺データに対応する画像(字列)のうち多数の字を選択画像に付加して表示部11に表示する。一方、指による接触回数が少ない場合には、周辺データに対応する画像(字列)のうち少数の字を選択画像に付加して表示部11に表示する。
【0042】
これにより、携帯電話機1は、所定の操作の操作量に応じて、選択画像に付加される画像の量を調整することができる。
【0043】
また、制御部17は、記憶部16に記憶される選択データを読み出して第2アプリケーションに展開した場合に、その選択データに基づく選択画像を表示部11に表示させると共に、その選択画像が表示されている領域とは異なる領域に記憶部16に記憶される周辺データに基づく画像を表示させることが好ましい。
【0044】
すなわち、制御部17は、記憶部16に記憶される選択データを読み出して第2アプリケーションに展開した場合に、選択画像表示領域21と、周辺画像表示領域22とを表示部11に表示させる(図5(b)参照)。さらに、制御部17は、選択データに基づく選択画像を選択画像表示領域21に配置して表示部11に表示させると共に、周辺データに基づく周辺の画像を周辺画像表示領域22に配置して表示部11に表示させる。
【0045】
これにより、携帯電話機1は、選択画像と、周辺の画像とを並列に表示部11に表示させるので、選択画像と周辺の画像とをユーザにわかりやすく表示することができる。
【0046】
また、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作として表示部11に表示される選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合に、記憶部16に記憶される周辺データのうち選択画像の左側に位置していたデータを対応データとして、その対応データに基づく画像を選択画像の左側に付加して表示部11に表示させることが好ましい。
【0047】
具体的な一例として、選択画像「電話」が表示部11に表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、所定の操作として、画像「電話」の左側領域が指によって接触された場合には、制御部17は、画像「電話」の左側に画像「検索された」を付加して、画像「検索された電話」を表示部11に表示させる。
これにより、携帯電話機1は、所定の操作に対応する画像を選択画像に付加して、表示部11に表示させることができる。
【0048】
また、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作として表示部11に表示される選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合において、選択画像における左側の領域に対する操作が当該選択画像の左側から左方向への操作であったときには、記憶部16に記憶される周辺データのうち選択画像の左側に位置していたデータを対応データとして、当該対応データに基づく画像を選択画像の左側に付加して表示部11に表示させることが好ましい。
【0049】
具体的な一例として、選択画像「電話」が表示部11に表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、所定の操作として、画像「電話」の左側領域(画像「電」の左側)から左方向へ指によって接触された場合には、制御部17は、画像「電話」の左側に画像「検索された」を付加して、画像「検索された電話」を表示部11に表示させる。
これにより、携帯電話機1は、所定の操作に対応する画像を表示部11に表示させることができる。
【0050】
一方、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作として表示部11に表示される選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合において、選択画像における左側の領域に対する操作が選択画像の左側から右方向への操作であったときには、表示部11に表示される選択画像における左側の領域に対応する画像を表示部11から消去させることが好ましい。
【0051】
具体的な一例として、選択画像「電話」が表示部11に表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、所定の操作として、画像「電話」の左側領域(画像「電」の左側)から右方向へ指によって接触された場合には、制御部17は、画像「電話」の左側(画像「電」)を表示部11から消去させる。すなわち、制御部17は、表示部11に画像「話」を表示させる。
これにより、携帯電話機1は、所定の操作に対応する画像を表示部11に表示させることができる。
【0052】
また、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作として表示部11に表示される選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合に、記憶部16に記憶される周辺データのうち選択画像の右側に位置していたデータを対応データとして、その対応データに基づく画像を選択画像の右側に付加して表示部11に表示させることが好ましい。
【0053】
具体的な一例として、選択画像「電話」が表示部11に表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、所定の操作として、画像「電話」の右側領域が指によって接触された場合には、制御部17は、画像「電話」の右側に画像「番号は現在」を付加して、画像「電話番号は現在」を表示部11に表示させる。
これにより、携帯電話機1は、所定の操作に対応する画像を選択画像に付加して、表示部11に表示させることができる。
【0054】
また、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作として表示部11に表示される選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合において、選択画像における右側の領域に対する操作が当該選択画像の右側から右方向への操作であったときには、記憶部16に記憶される周辺データのうち選択画像の右側に位置していたデータを対応データとして、当該対応データに基づく画像を選択画像の右側に付加して表示部11に表示させることが好ましい。
【0055】
具体的な一例として、選択画像「電話」が表示部11に表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、所定の操作として、画像「電話」の右側領域(画像「話」の右側)から右方向へ指によって接触された場合には、制御部17は、画像「電話」の右側に画像「番号は現在」を付加して、画像「電話番号は現在」を表示部11に表示させる。
これにより、携帯電話機1は、所定の操作に対応する画像を表示部11に表示させることができる。
【0056】
一方、制御部17は、操作部12による選択画像に対する所定の操作として表示部11に表示される選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合において、選択画像における右側の領域に対する操作が当該選択画像の右側から左方向への操作であったときには、表示部11に表示される選択画像の右側における領域に対応する画像を表示部11から消去させることが好ましい。
【0057】
具体的な一例として、選択画像「電話」が表示部11に表示され、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶されている状態において、所定の操作として、画像「電話」の右側領域(画像「話」の右側)から左方向へ指によって接触された場合には、制御部17は、画像「電話」の右側(画像「話」)を表示部11から消去させる。すなわち、制御部17は、表示部11に画像「電」を表示させる。
これにより、携帯電話機1は、所定の操作に対応する画像を表示部11に表示させることができる。
【0058】
次に、携帯電話機1の動作について説明する。なお、携帯電話機1において実行されるプログラムは、携帯電話機1の各部を動作させるためのプログラムである。このため、携帯電話機1の動作の説明と合わせて、本発明のプログラムの実施形態について説明する。
図3は、携帯電話機1の動作について説明する第1のフローチャートである。図4は、携帯電話機1の動作について説明する第2のフローチャートである。図5は、表示部11に表示される画面の遷移図である。
【0059】
まず、図3に示すステップS101において、制御部17は、第1アプリケーションの処理に基づいて、表示部11に画像を表示させる。ここでは、画像「検索された電話番号は現在…」が表示部11に表示された場合について説明する。
【0060】
ステップS102において、操作部12は、表示部11に表示された画像の少なくとも一部を選択させる。ここでは、ユーザの指によって表示部11に表示される画像「電話」に対応する領域が接触されることにより、操作部12は、画像「電話」を選択画像として選択させる(図5(a)参照)。
【0061】
ステップS103において、記憶部16は、ステップS102の処理によって選択された選択画像に対応する選択データと、選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを記憶する。ここでは、周辺の画像「検索された電話番号は現在」に対応する周辺データが記憶部16に記憶される。
【0062】
ステップS104において、制御部17は、選択画像に基づいて、変換候補を抽出する。変換候補としては、例えば、周辺データに基づく周辺の画像(文字)やその他の画像(文字)である。ここで、変換候補が上述したその他の画像(文字)である場合には、制御部17は、選択画像と、周辺の画像とに基づいて、適切な画像を抽出する。例えば、周辺の画像の中に、選択画像を含めることにより、辞書に登録されている文字列が存在する場合には、その文字列を変換候補として抽出する。より具体的な例としては、周辺の画像「検索された電話番号は現在」の中に、選択画像「電話」を含む単語が存在する場合には、その単語(一例として、「電話番号」)を変換候補として抽出する。
【0063】
ステップS105において、表示部11は、第2アプリケーションの処理に基づいて、ステップS102の処理によって選択された選択画像と、ステップS104の処理によって抽出された変換候補とを表示する。この場合、表示部11は、選択画像表示領域21に選択画像を配置して表示し、周辺画像表示領域22に変換候補を配置して表示する。ここでは、選択画像表示領域21に選択画像「電話」が配置され、周辺画像表示領域22に変換候補(周辺の画像)「検索された電話番号は現在」が配置される(図5(b)参照)。
ステップS105の後には、処理は、図4に示すステップS106に進む。
【0064】
図4に示すステップS106において、制御部17は、操作部12が操作されることにより、選択画像に対する所定の操作があったか否かを判断する。所定の操作がなかった場合(No)には、処理は、ステップS107に進む。所定の操作があった場合(Yes)には、処理は、ステップS109に進む。
【0065】
ステップS107において、制御部17は、操作部12が操作されることにより、表示部11の周辺画像表示領域22内に表示される変換候補が選択されたか否かを判断する。変換候補が選択されていない場合(No)には、処理は、終了する。変換候補が選択された場合(Yes)には、処理は、ステップS108に進む。
【0066】
ステップS108において、表示部11は、選択画像表示領域21内に表示される選択画像を、選択された変換候補(画像)に置き換える。ステップS108の後には、処理は、ステップS116に進む。
【0067】
ステップS106において「Yes」と判断された場合、ステップS109において、制御部17は、所定の操作が、表示部11に表示される選択画像の左側領域に対する操作であったか否かを判断する。左側領域に対する操作ではない場合(No)には、処理は、ステップS110に進む。左側領域に対する操作の場合(Yes)には、処理は、ステップS113に進む。
【0068】
ステップS110において、制御部17は、所定の操作が、選択画像の右側領域から右方向に移動するようユーザの指等がタッチパネル10に接触したものであるか否かを判断する。右方向への操作の場合(Yes)には、処理は、ステップS111に進む。右方向への操作ではない場合(No)には、処理は、ステップS112に進む。
【0069】
ステップS111において、制御部17は、選択画像の右側に、所定の操作によって選択された対応データに基づく画像を付加する。ステップS111の後には、処理は、ステップS116に進む。
【0070】
ステップS112において、制御部17は、選択画像の右側領域に対応する画像を消去する。ステップS112の後には、処理は、ステップS116に進む。
【0071】
ステップS109において「Yes」と判断された場合、ステップS113において、制御部17は、所定の操作が、選択画像の左側領域から左方向に移動するようユーザの指等がタッチパネル10に接触したものであるか否かを判断する。左方向への操作の場合(Yes)には、処理は、ステップS114に進む。左方向への操作ではない場合(No)には、処理は、ステップS115に進む。
【0072】
ステップS114において、制御部17は、選択画像の左側に、所定の操作によって選択された対応データに基づく画像を付加する。ステップS114の後には、処理は、ステップS116に進む。
【0073】
ステップS115において、制御部17は、選択画像の左側領域に対応する画像を消去する。ステップS115の後には、処理は、ステップS116に進む。
【0074】
ステップS116において、表示部11は、画像を表示する。ここで、ステップS111の処理が行われている場合には、表示部11は、対応データに基づく画像(ここでは、「番号」)が選択画像(ここでは、「電話」)の右側に付加された画像(ここでは、「電話番号」)を表示する(図5(c)参照)。また、ステップS114の処理が行われている場合には、表示部11は、対応データに基づく画像(ここでは、「検索された」)が選択画像(ここでは、「電話」)の左側に付加された画像(ここでは、「検索された電話」)を表示する(図5(d)参照)。
【0075】
これにより、携帯電話機1は、第1アプリケーションにおいて選択された画像(選択画像)を第2アプリケーションに展開した場合であっても、選択画像を他の画像に置き換えることができる。
【0076】
なお、上述した実施形態では、画像として文字列等が表示部11に表示される例について説明した。しかしながら、表示部11に表示される画像は、文字列に限定されることはない。すなわち、画像は、写真や地図等の静止画や動画等であってもよく、又は、音楽等を再生、編集するアプリケーションの処理に基づく画像等であってもよい。
【0077】
また、本発明を構成する操作部は、上述したようなタッチパネル10を構成する形態に限定されることはなく、ハードキーによって構成される形態であってもよい。ハードキーで構成される形態においては、例えば、方向指定キー等によりカーソルを移動させることで画像が選択される。
【0078】
また、携帯電話機は、ストレートタイプに限定されることはない。例えば、携帯電話機は、2つの筐体をヒンジによって結合した折畳み式や、2つの筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)でもよい。
【0079】
また、上述した実施形態では、本発明が携帯電話機1に適用される場合を例示して説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistant)やポータブルゲーム機やポータブルナビゲーションデバイス等の電子機器にも適用することができる。
【符号の説明】
【0080】
1 携帯電話機(電子機器)
11 表示部
12 操作部
16 記憶部
17 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データに基づく画像を表示する表示部と、
前記表示部に表示された画像のうち少なくとも一部を選択画像として選択することが可能な操作部と、
第1アプリケーションの処理によって前記表示部にデータに基づく画像が表示された場合に、前記操作部によって選択された選択画像に対応する選択データと、当該選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを記憶する記憶部と、
前記記憶部に前記選択データと前記周辺データとが記憶された後に前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションが起動された場合に、前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第2アプリケーションに展開し、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示させ、さらに、前記操作部によって前記選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、前記記憶部に記憶される前記周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示させる制御部と、
を備える電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、前記対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示させた場合に、前記記憶部から前記周辺データを消去させる
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2アプリケーションが終了した場合に、前記記憶部から前記周辺データを消去させる
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作の操作量に応じて異なる量の前記対応データを前記周辺データの中からそれぞれ特定し、特定した対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示させる
請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第2アプリケーションに展開した場合に、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示させると共に、当該選択画像が表示されている領域とは異なる領域に前記記憶部に記憶される前記周辺データに基づく画像を表示させる
請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合に、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の左側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の左側に付加して前記表示部に表示させる
請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、
前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における左側の領域に対する操作が行われた場合において、
前記選択画像における左側の領域に対する操作が当該選択画像の左方向への操作であったときには、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の左側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の左側に付加して前記表示部に表示させ、
前記選択画像における左側の領域に対する操作が選択画像の右方向への操作であったときには、前記表示部に表示される前記選択画像における左側の領域に対応する画像を前記表示部から消去させる
請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御部は、前記操作部による前記選択画像に対する所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合に、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の右側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の右側に付加して前記表示部に表示させる
請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記制御部は、
前記操作部による前記選択画像に対する前記所定の操作として前記表示部に表示される前記選択画像における右側の領域に対する操作が行われた場合において、
前記選択画像における右側の領域に対する操作が当該選択画像の右方向への操作であったときには、前記記憶部に記憶される前記周辺データのうち前記選択画像の右側に位置していたデータを前記対応データとして、当該対応データに基づく画像を前記選択画像の右側に付加して前記表示部に表示させ、
前記選択画像における右側の領域に対する操作が当該選択画像の左方向への操作であったときには、前記表示部に表示される前記選択画像における右側の領域に対応する画像を前記表示部から消去させる
請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
表示部と、操作部と、記憶部と、を備える電子機器の表示方法であって、
第1アプリケーションの処理によって前記表示部に表示されたデータに基づく画像のうち少なくとも一部を選択画像として前記操作部により選択させるステップと、
前記操作部によって選択された前記選択画像に対応する選択データと、当該選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを前記記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションに展開し、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示するステップと、
前記操作部によって前記選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、前記記憶部から前記周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示するステップと、
を備える表示方法。
【請求項11】
表示部と、操作部と、記憶部と、を備える電子機器に実行させるプログラムであって、
第1アプリケーションの処理によって前記表示部に表示されたデータに基づく画像のうち少なくとも一部を選択画像として前記操作部により選択させるステップと、
前記操作部によって選択された前記選択画像に対応する選択データと、当該選択画像の周辺の画像に対応する周辺データとを前記記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部に記憶される前記選択データを読み出して前記第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションに展開し、当該選択データに基づく選択画像を前記表示部に表示するステップと、
前記操作部によって前記選択画像に対する所定の操作が行われた場合に、前記記憶部から前記周辺データを読み出して、当該周辺データの少なくとも一部に対応する対応データに基づく画像を前記選択画像に付加して前記表示部に表示するステップと、
を電子機器に実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−185548(P2012−185548A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−46535(P2011−46535)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】