説明

電子機器の蓋開閉機構

【課題】電子機器の収納部や端子が設けられた開口部を覆う蓋開閉機構において、部品点数を少なくして収納物の挿入、取り出しに十分な開口を得られるようにした蓋開閉機構である。
【解決手段】機器の筐体に設けられた開口部を開閉する蓋体の蓋開閉機構において、蓋体に備えられたスライド部と、筐体と蓋体の間に備えられる中間体とを備えており、中間体は第1のヒンジ部と第2のヒンジ部を有するヒンジ体を備えている。第1のヒンジ部はスライド部と摺動かつ回動可能に設けられ、第2のヒンジ部は筐体に回動可能に設けられている。蓋体は第1のヒンジ部によって摺動し、第1のヒンジ部と第2のヒンジ部によって回動することで、筐体の表面に蓋体の裏面が重なるように開くことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器において、電池や記録媒体等が着脱可能に挿入、収納される収納部や外部機器接続用の端子を有する開口部を開閉する蓋体の蓋開閉機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器には電源として用いる電池や、各種の情報を記録した記録媒体等を収納するための収納部を有しているものが多い。また、外部機器と接続するための端子が設けられているものもある。これら収納部や端子は、蓋開閉機構を有する蓋体によって覆われて保護されている。そして、蓋開閉機構には目的や用途に応じて様々な構成が採用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、コイルバネとヒンジを設けて、蓋体を摺動させてからヒンジを中心に回動させることによって収納部の開口を確保する構造の蓋開閉機構が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、特許文献1とは異なる構成で収納部の開口を確保し、収納物の着脱が容易に行えるようにした蓋開閉機構が開示されている。
図8は、特許文献2の蓋体41の開閉動作の各状態を示した図である。図8(a)は、蓋開閉機構40によって蓋体41が閉じた状態、図8(b)は、蓋体41を引き出した状態、図8(c)は、蓋体41をヒンジ部42に従って回動した状態、図8(d)は、蓋体41をヒンジ部43に従って回動して、蓋開閉機構40によって蓋体41を開放した状態を示した図である。
【0005】
図8を用いて、蓋体41を開く操作について説明する。
図8(a)は蓋体41が閉じた状態であり、蓋体41を開閉する蓋開閉機構40は2つのヒンジ部42、43を有するスライドヒンジ44と、バネ部材45と、ヒンジホルダ46を有している。
蓋体41は、図8(b)に示すようにスライドヒンジ44と一体に摺動させることができる。これにより蓋体41の係合突子47と筐体の係合部48が離脱し係合が解除される。
【0006】
さらに蓋体41は、図8(c)、図8(d)に示すようにヒンジ部42、43を中心にバネ部材45のねじり弾力によって2段階に回動させることができる。これによって蓋体41は開放された状態となる。
この蓋体41の開放動作は、バネ部材45のねじり弾力によって係合突子47と係合部48の係合解除後に自動的におこなわれ、蓋体41は開放した状態で保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−173473
【特許文献2】特開2000−200983
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように、従来の蓋開閉機構では、収納部の開口を確保することができるものの、蓋体の開閉のためのヒンジ機構以外に、バネ部材やスライドヒンジ、ヒンジホルダなど複数の部材を使用する必要があった。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑み、少ない部品点数で収納物の挿入、取り出しに十分な開口を得られる蓋開閉機構を提供することを目的とする。
さらに、上記目的に加えて蓋体を閉じた状態で筐体の表面に蓋開閉機構の部材が現れない構成とすることで筐体のデザイン性を高めることができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載された蓋開閉機構は、電子機器の筐体に設けられた開口部を開閉する蓋体の蓋開閉機構において、前記蓋体に備えられたスライド部と、前記筐体と前記蓋体の間に備えられる中間体とを備え、前記中間体は第1のヒンジ部と第2のヒンジ部を設けたヒンジ体を有しており、前記第1のヒンジ部は前記スライド部と摺動かつ回動可能に設けられ、前記第2のヒンジ部は前記筐体と回動可能に設けられ、前記蓋体が開いた状態では筐体の表面に蓋体の裏面が重なるようにすることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載された蓋開閉機構は、請求項1に記載された蓋開閉機構において、前記中間体は軸部を備え、前記蓋体を前記軸部に対して摺動かつ回動可能に取り付けるヒンジカバーを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載された蓋開閉機構は、請求項2に記載された蓋開閉機構において、前記中間体は連結部を備え、前記連結部は筐体に回動可能に連結され、前記第2のヒンジ部の回動に連動して回動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の蓋開閉機構によれば、バネ部材などを使用しない少ない部品点数で十分な開口を得られる蓋開閉機構を実現できる。
また、上記の効果に加えて蓋体を閉じた状態では、蓋開閉機構の部材は筐体の表面に現れないので、筐体のデザインを崩すことがない。さらに、蓋体と筐体との境界線を筐体の表面で目立たないようにすることができるので、筐体のデザイン性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の蓋開閉機構を適用した電子機器の外観図である。
【図2】本発明の蓋体を開放して筐体の開口部が現れた状態を示した図である。
【図3】蓋開閉機構を構成する部材を展開した図である。
【図4】蓋体が閉じている状態を示す断面図である。
【図5】蓋体を摺動させた状態を示す断面図である。
【図6】蓋体を第1のヒンジ部で回転させた状態を示す断面図である。
【図7】蓋体を第2のヒンジ部で回転させ、蓋体を開放した状態を示す断面図である。
【図8】従来の蓋開閉機構による蓋体の開放動作の各状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施形態
実施形態の蓋開閉機構について図1から図7を用いて説明する。
また、図1は、本発明の電子機器(無線操縦装置1)の筐体2を正面から見た図である。そして、図中筐体2の右側面には図示しない蓋開閉機構によって蓋体4が開閉自在に設けられている。なお、図1では蓋体4は閉じた状態である。
さらに、図1の状態で外部から見える筐体2の面を筐体2および蓋体4の表面とする。また、蓋開閉機構3を閉じているときに図示しない開口部と向かい合っている蓋体4の面を蓋体4の裏面とする。
【0016】
無線操縦装置1は、操作信号を無線送信して、図示しない模型自動車や模型飛行機、模型ヘリコプタ、模型艦船などの被操縦体を遠隔制御する。
被操縦体は、受信装置とその受信装置に接続されたエンジンやモータなどの駆動装置を備え、操作信号によって駆動装置が制御されている。
【0017】
図2は、蓋開閉機構3を開放して筐体2に設けられた開口部20が現れた状態を表した外観図である。この図では収納部21に設けられている内蓋22を開放した状態を示している。
また、図3は蓋開閉機構3に関する部材を展開した図面である。この図では内蓋22を省略している。
さらに図4から図7は、蓋開閉機構3によって蓋体4を閉じた状態から開放した状態までの一連の動作を示した断面図である。
【0018】
筐体2には、図2に示すように開口部20が設けられている。開口部20は蓋開閉機構3によって蓋体4を開閉させて、開口部20を閉じたり開いたりできる構成となっている。
【0019】
開口部20には、無線操縦装置1の電源として使用されるバッテリの収納部21が設けられている。バッテリは収納部21の形状に合わせたものが使用される。また、バッテリの収納部21には内蓋22が設けられており、バッテリが脱落するのを防いでいる。
さらに開口部20には収納部21の他に外部記録媒体を収納するための記録媒体用の収納部23や、外部機器接続用の端子24が設けられている。
この他に開口部20にはヒンジ結合部26と筐体側連結部25が設けられている。ヒンジ結合部26は凹部を有し、この凹部に後述する蓋開閉機構3の中間体の一方に形成された第2のヒンジ部7が係合している。また、筐体側連結部25は穴部を有し、この穴部に中間体の他方に形成された連結部10が係合している。
【0020】
さらに蓋開閉機構3は、図3に示すように中間体5とヒンジカバー12、さらに蓋体4の裏面に設けられた図示しないスライド部によって構成されている。
具体的には図4に示すように、スライド部11は蓋体4の長手方向と直交する方向に凹部を有している。スライド部11の凹部には略柱状の第1のヒンジ部6が係合し、蓋体4が中間体5に対して摺動かつ回動可能になっている。ただし、第1のヒンジ部6がスライド部11の凹部の一方の端部に位置していないと、蓋体4と中間体5が抵触してしまい、蓋体4の回動をおこなうことができないようになっている。
このように蓋体4にスライド部11を設けることで、部品点数を少なくしている。
【0021】
続いて中間体5の構成について具体的に説明する。
中間体5は、蓋体4と筐体2の間に設けられ、筐体2に対し、中間体5を介して蓋体4を支承し、筐体2に対する蓋体4の開閉動作を案内するものである。また、中間体5は棒状の軸部9と、軸部9の一方の端部にヒンジ体8と、他方の端部に連結部10を備えている。そして、ヒンジ体8は第1のヒンジ部6と第2のヒンジ部7を備えている。
この他にヒンジ体8の一方の端部には略柱状の第1のヒンジ部が設けられており、さらに、この第1のヒンジ部6は軸部9と同一軸状に設けられている。また、ヒンジ体の他方の端部には略柱状の第2のヒンジ部7が設けられている。第2のヒンジ部7は、第1のヒンジ部6と軸が平行に形成されている。
【0022】
第1のヒンジ部6は、蓋体4のスライド部11の凹部と係合し、蓋体4が中間体5に対して摺動かつ回動可能になるように構成されている。
また、第2のヒンジ部7は、ヒンジ結合部26の凹部に係合し、中間体5が筐体2に対して回動可能になるように構成されている。
【0023】
連結部10は、柱状部材と、この柱状部材の両端を固定する板状部材からなり、この板状部材を介して連結部10は軸部9と一体に形成されている。そして、筐体側連結部25の穴部に柱状部材を挿入し、板状部材によって筐体側連結部25を挟み込むように柱状部材を両端から固定している。
連結部10の柱状部材は、第2のヒンジ部7と同一直線状に設けられており、第2のヒンジ部7がヒンジ結合部26に対して回動すると、連結部10も筐体側連結部25に対して回動する。このようにして連結部10は、筐体2に対して中間体5が回動可能となるように構成されている。
【0024】
軸部9は略柱状であり、軸部9の一部は後述するヒンジカバー12によって蓋体4に装着されている。
そして、軸部9は第1のヒンジ部6と同一直線状に設けられており、蓋体4のスライド部11が第1のヒンジ部6に対して動作すると、ヒンジカバー12も軸部9に対して動作する。このようにして軸部9は、蓋体4が中間体5に対して摺動かつ回動可能になるように構成されている。
中間体5はこれらの構成を一体の部材として備えているため、部品点数を削減することができる。
【0025】
次にヒンジカバー12と蓋体4の形状と位置関係を具体的に説明する。
ヒンジカバー12は長手方向に凹部を有するU字状の板部材であり、ネジ13などの固定手段によって蓋体4の裏面に固定されている。また、蓋体4は板状の部材であり、筐体2の側面を構成している。
そして、蓋体4の裏面とヒンジカバー12の凹部によって、蓋体4の長手方向に略楕円状の穴部が形成され、この穴部には中間体5の軸部9が装着されている。中間体5は軸部9を介して蓋体4およびヒンジカバー12の長手方向と直交する方向に摺動可能となっており、さらにヒンジカバー12の凹部の一端に軸部9が位置するときは、軸部9が蓋体4およびヒンジカバー12に対して回動可能となっている。
【0026】
ヒンジカバー12は、蓋体4の裏面に固定されているので、蓋体4を閉じた状態では筐体2の表面には現れない。また、中間体5は蓋体4の裏面と開口部20の間に設けられているため、蓋開閉機構3を閉じた状態のときは筐体2の表面には現れない。よって、蓋開閉機構3を閉じた状態では蓋体4以外の蓋開閉機構3の構成は筐体2の表面には現れないようにできる。
この他に蓋体4によって筐体2の側面を形成し、さらに蓋開閉機構3を蓋体4の裏面と筐体2の開口部20との間に設けていることから、筐体2の側面に筐体2と蓋体4の境界線が現れないようにできる。
【0027】
蓋開閉機構3は以上のような構成を備えている。
そして、中間体5の第2のヒンジ部7と連結部10は同一直線状に設けられており、第2のヒンジ部7と連結部10は、筐体2に対して一体となって回動可能となるように、ヒンジ結合部26と筐体側連結部25に連結している。
また、中間体5の第1のヒンジ部6と軸部9は同一直線状に設けられており、蓋体4は中間体5に対して摺動かつ回動可能となるように、スライド部11とヒンジカバー12に第1のヒンジ部6と軸部9を装着している。
【0028】
次に、蓋開閉機構3を開いて開口部20を開放する動作について図4から図7を用いて説明する。
図4は、蓋開閉機構3によって蓋体4が閉じた状態を示した図である。図4の状態から図5に示すように蓋体4を筐体2の背面方向に平行に移動させる。これによって蓋体4に設けられていた係合凸部14が筐体2の係合部15から離脱する。
このとき、第1のヒンジ部6は蓋体4のスライド部11の凹部と係合しているので、蓋体4はスライド部11の凹部の一方の端部に第1のヒンジ部6が当接するまで、図中の矢印Bに示すように移動することができる。
また、第1のヒンジ部6と中間体5の図示しない軸部は同一直線状に設けられており、一体となって動作するので、蓋体4は軸部に対しても移動する。
【0029】
次に図6のように第1のヒンジ部6を回動の中心として、図中の矢印Cの方向に蓋体4を回転させる。このとき、蓋体4は中間体5の図示しない軸部に対しても回転している。
【0030】
そして、図7のように第2のヒンジ部7を中心に、図中の矢印D方向に蓋体4を回転させる。これにより蓋開閉機構3によって蓋体4が開いた状態となり開口部20が完全に開放される。このとき、蓋体4の裏面が筐体2の背面と重なるような状態となっている。
また、第2のヒンジ部7と図示しない連結部は同一直線状に設けられており、一体となって動作するので、蓋体4が第2のヒンジ部7に対して回転するとき、連結部に対しても回転する。
そして、筐体2はバッテリの収納部21にさらに内蓋22を持っているので、内蓋22を引き上げることでバッテリの収納部21が開放され、バッテリを自由に出し入れすることができる。
【0031】
また、蓋開閉機構3を閉じるには、蓋開閉機構3を開く操作と逆の手順で操作する。
蓋体4を図7の矢印Dと逆方向に第2のヒンジ部7を中心として回転させる。次に、第1のヒンジ部6を中心に図6の矢印Cと逆方向に蓋体4を回転させる。このとき中間体5や蓋体4の裏面に設けたスライド部11やヒンジカバー12は、筐体2の表面からは見えなくなる。
そして、蓋体4を図5の矢印Bと逆方向に移動することで、蓋体4の係合凸部14を筐体2の係合部15に係合させ、蓋開閉機構3は完全に閉じた状態となる。
【0032】
以上のように実施例に示した蓋開閉機構3は、中間体5とヒンジカバー12と蓋体4に設けたスライド部11から構成され、構成が簡単で、しかも少ない部品点数で実現することができる。
そして、蓋開閉機構3を筐体の表面に現れないようにする効果と、筐体2と蓋体4の境界線を目立たないようにする効果を有している。
【0033】
上述した実施形態以外の実施形態として、中間体のヒンジ体と連結部の位置を逆とした構成としてもよい。また、中間体の両端をヒンジ体とする構成としても良い。
さらに、必要に応じてヒンジカバーを設けない構成としてもよい。ヒンジカバーを設けない構成では、より部品点数を削減することができる。
【0034】
その他の実施形態として、蓋体が大型の場合は、中間体の軸部にヒンジ体を設ける構成にしても良い。
軸部にヒンジ体が設けられる場合は、ヒンジカバーを複数設けてもよい。さらに、必要に応じてヒンジカバーを設けない構成としてもよい。
【0035】
また、蓋体が小型の場合は、蓋開閉機構の中間体を連結部と軸部を除いた構成としてもよい。これによって、中間体をより単純な形状で構成することができる。
【0036】
本発明を実施する電子機器は、実施形態で説明した無線操縦装置に限らず、その他の電子機器としてもよい。
【0037】
以上説明した実施形態によって本発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者等によりなされる実施可能な他の形態及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0038】
1…無線操縦装置
2…筐体
3…蓋開閉機構
4…蓋体
5…中間体
6…第1のヒンジ部
7…第2のヒンジ部
8…ヒンジ体
10…連結部
11…スライド部
20…開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器の筐体に設けられた開口部を開閉する蓋体の蓋開閉機構において、
前記蓋体に備えられたスライド部と、
前記筐体と前記蓋体の間に備えられる中間体とを備え、
前記中間体は第1のヒンジ部と第2のヒンジ部を設けたヒンジ体を有しており、
前記第1のヒンジ部は前記スライド部と摺動かつ回動可能に設けられ、
前記第2のヒンジ部は前記筐体と回動可能に設けられ、
前記蓋体が開いた状態では筐体の表面に蓋体の裏面が重なるようにすることを特徴とする蓋開閉機構。
【請求項2】
請求項1に記載された蓋開閉機構において、
前記中間体は軸部を備え、
前記蓋体を前記軸部に対して摺動かつ回動可能に取り付けるヒンジカバーを備えることを特徴とする蓋開閉機構。
【請求項3】
請求項2に記載された蓋開閉機構において、
前記中間体は連結部を備え、
前記連結部は筐体に回動可能に連結され、前記第2のヒンジ部の回動に連動して回動することを特徴とする蓋開閉機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−58708(P2013−58708A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197619(P2011−197619)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(000201814)双葉電子工業株式会社 (201)
【Fターム(参考)】