説明

電子機器用筐体装置

【課題】電子機器用筐体装置の正面側に漏れ出す排熱ファンの騒音を抑え、その電気機器用筐体装置の正面側に居る者に対して与える不快感を抑制することである。
【解決手段】電子機器用筐体装置において、電子機器3a,3b,3c,3dと発生する騒音が大きい高騒音排熱ファン4aと発生する騒音が高騒音排熱ファン4aの騒音より小さい低騒音排熱ファン4bとを収容する筐体2と、筐体2の正面板における低騒音排熱ファン4bと水平方向で対向する領域に設けられ、筐体2外の空気が筐体2内に吸込まれる正面側吸気口7と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子機器用筐体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
筐体内に各種の電子機器やその電子機器を冷却する排熱ファンを収容した電子機器用筐体装置が普及しており、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載された電子機器用筐体装置は、筐体(装置本体)内に複数の電子機器(被冷却部)と複数の排熱ファン(送風ファン)とが収容され、筐体の正面側には複数の吸気口が形成されている。排熱ファンが駆動されることにより筐体外の空気が吸気口から筐体内に吸込まれ、筐体内に吸込まれた空気によって電子機器が冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−195357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電子機器の高性能化や高密度化等により、電子機器のなかには発熱量が大きいものが現れている。発熱量が大きい電子機器に対しては、排熱ファンの数を増やしたり排熱ファンを大型化したりし、その電子機器に対する冷却性能を高める必要がある。なお、排熱ファンの数を増やしたり大型化したりした場合には、それらの排熱ファンから発生する騒音が大きくなる。
【0005】
特許文献1に記載されている電子機器用筐体装置では、筐体の正面板に各排熱ファンに対向して位置する吸気口が形成されており、排熱ファンから発生した騒音が吸気口から筐体の正面側に漏れ出している。
【0006】
このため、特許文献1に記載されている電子機器用筐体装置においては、発熱量の大きい電子機器を冷却するために排熱ファンの数を増やしたり排熱ファンを大型化したりすると、その排熱ファンから発生した大きな騒音が吸気口から筐体の正面側に漏れ出す。そして、吸気口から筐体の正面側に漏れ出す騒音が大きくなると、電子機器用筐体装置の正面側に居る者に対して与える不快感も大きくなる。
【0007】
電子機器用筐体装置の一例である医用機器用筐体装置が診察室内に設置されている場合には、筐体の正面板に形成された吸気口から漏れ出す排熱ファンの騒音が大きくなると、診察室内に居る患者や医師等に対して与える不快感も大きくなる。
【0008】
本発明の目的は、電子機器用筐体装置の正面側に漏れ出す排熱ファンの騒音を抑え、その電気機器用筐体装置の正面側に居る者に対して与える不快感を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の電子機器用筐体装置は、電子機器と発生する騒音が大きい高騒音排熱ファンと発生する騒音が前記高騒音排熱ファンの騒音より小さい低騒音排熱ファンとを収容する筐体を有し、前記筐体の正面板における前記低騒音排熱ファンと水平方向で対向する領域に前記筐体外の空気が前記筐体内に吸込まれる正面側吸気口が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態の医用機器用筐体装置を示す斜視図である。
【図2】医用機器用筐体装置の縦断側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の医用機器用筐体装置を示す縦断側面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の医用機器用筐体装置を示す縦断側面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の医用機器用筐体装置を示す側面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の医用機器用筐体装置を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を、図1及び図2に基づいて説明する。CT装置やMRI装置などの医用画像診断機器(図示せず)には、電子機器用筐体装置である医用機器用筐体装置1が接続されている。医用機器用筐体装置1では、医用画像診断機器において撮影された撮影データの画像処理や保存が行われる。
【0012】
医用機器用筐体装置1は、筐体2と、筐体2内に収容された電子機器3a,3b,3c,3dと、筐体2内に収容された高騒音排熱ファン4a及び低騒音排熱ファン4bとを備えている。
【0013】
電子機器3aは、例えば、ハブやネットワーク用ユニットなどであり、駆動時の発熱量が電子機器3bより少ない。この電子機器3aを冷却する空気を送風する排熱ファンとして、低騒音排熱ファン4bが用いられている。
【0014】
電子機器3bは、例えば、サーバーPCなどであり、駆動時の発熱量が電子機器3a,3c,3dより多い。この電子機器3bを冷却する空気を送風する排熱ファンとして、高騒音排熱ファン4aが用いられている。
【0015】
電子機器3cは、例えば、デスクドライブなどであり、駆動時の発熱量が電子機器3bより少ない。この電子機器3cを冷却する空気を送風する排熱ファンとして、低騒音排熱ファン4bが用いられている。
【0016】
電子機器3dは、例えば、トランスやDC電源やブレーカーを含む電源ユニットなどであり、駆動時の発熱量が電子機器3bより少ない。この電子機器3dを冷却する空気を送風する排熱ファンとして、低騒音排熱ファン4bが用いられている。
【0017】
高騒音排熱ファン4aは、発熱量の大きい電子機器3bを冷却するためのファンであり、低騒音排熱ファン4bと同じ性能(送風性能、騒音性能)のファンを複数個集中配置することにより構成されている。このため、高騒音排熱ファン4aから発生する騒音は低騒音排熱ファン4bから発生する騒音より大きくなっている。なお、高騒音排熱ファンとしては、設置するファンの数を低騒音排熱ファンと同じにし、送風性能が低騒音排熱ファン4bより大きなものを用いてもよい。この場合、送風性能の大きなファンは発生する騒音も大きくなるので、この高騒音排熱ファンから発生する騒音は低騒音排熱ファン4bから発生する騒音より大きくなる。
【0018】
低騒音排熱ファン4bは、発熱量の小さい電子機器3a,3c,3dを冷却するための排熱ファンであり、発生する騒音が高騒音排熱ファン4aより小さい。
【0019】
筐体2は、正面板2aと背面板2bと一対の側面板2cと上面板2dと下面板2eとを有する直方体形状に形成され、下面板2eには移動用のキャスタ5が取付けられている。
【0020】
正面板2aは開閉可能に設けられており、筐体2内に電子機器3a〜3dを出し入れす
る場合には正面板2aを開放して行う。なお、電子機器3dは下面板2eの上に載置して筐体2内に収容され、電子機器3a〜3cは側面板2cの内側面に形成されて筐体2内に突出した保持片6により保持されて筐体2内に収容されている。
【0021】
また、筐体2の正面側である正面板2aには、正面側吸気口7が形成されている。この正面側吸気口7は、正面板2aにおける低騒音排熱ファン4bと水平方向で対向する領域に形成され、正面板2aにおける高騒音排熱ファン4aと水平方向で対向する領域には正面側吸気口7は形成されていない。正面板2aの内側面における高騒音排熱ファン4aと水平方向で対向する領域には、吸音材8が貼付けられている。正面側吸気口7からは、高騒音排熱ファン4aや低騒音排熱ファン4bの駆動に伴って筐体2外の空気が筐体2内に吸込まれる。
【0022】
背面板2bには、筐体2内に吸込まれた空気が排気される排気口9が形成されている。排気口9は、高騒音排熱ファン4a及び低騒音排熱ファン4bと水平方向で対向する領域に形成されている。
【0023】
医用機器用筐体装置1が診察室内等に設置される場合には、正面板2aを診察室内等に居る患者や医師の方向を向けた状態で設置される。
【0024】
このような構成において、医用機器用筐体装置1の駆動時には、電子機器3a〜3dから発熱され、これらの電子機器3a〜3dが高騒音排熱ファン4a及び低騒音排熱ファン4bにより送風される空気によって冷却される。電子機器3a〜3dを冷却する空気は、正面側吸気口7から筐体2内に吸込まれ、電子機器3a〜3dの周囲を流れて電子機器3a〜3dを冷却した後に排気口9から筐体2外に排気される。
【0025】
また、医用機器用筐体装置1の駆動時には、高騒音排熱ファン4aと低騒音排熱ファン4bとから騒音が発生し、高騒音排熱ファン4aから発生する騒音は低騒音排熱ファン4bから発生する騒音より大きい。これらの騒音は、正面側吸気口7から筐体2の正面側へ漏れ出すとともに、排気口9から筐体2の背面側へ漏れ出す。
【0026】
正面側吸気口7は、正面板2aにおける低騒音排熱ファン4bと水平方向で対向する領域に形成され、正面板2aにおける高騒音排熱ファン4aと水平方向で対向する領域には形成されてない。このため、低騒音排熱ファン4bから正面側吸気口7に至るまでの距離に比べ、高騒音排熱ファン4aから正面側吸気口7に至るまでの距離が長くなり、高騒音排熱ファン4aで発生した大きな騒音が正面側吸気口7から筐体2の正面側へ漏れ出すことが抑制される。これにより、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与える騒音による不快感を抑制することができる。
【0027】
さらに、正面板2aの内側面における高騒音排熱ファン4aと水平方向で対向する領域には吸音材8が貼付けられているため、高騒音排熱ファン4aで発生した大きな騒音を吸音材8で吸音することができる。これにより、高騒音排熱ファン4aから発生した大きな騒音が正面側吸気口7から筐体2の正面側へ漏れ出すことをより一層抑制することができ、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与える騒音による不快感をより一層抑制することができる。
【0028】
なお、排気口9から漏れ出す騒音は、患者や医師が居る筐体2の正面側と反対方向であり、この排気口9から高騒音排熱ファン4aで発生した大きな騒音が漏れ出しても、患者や医師に与える不快感は小さく、問題とならない。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を、図3に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及び
その他の実施の形態において、先行して説明した実施の形態と同じ構成要素に対しては同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
【0029】
第2の実施の形態の基本的な構成は、第1の実施の形態と同じである。第2の実施の形態と第1の実施の形態との異なる点は、筐体2内に、高騒音排熱ファン4aが位置する領域と低騒音排熱ファン4bが位置する領域とを仕切る仕切板10が設けられている点である。仕切板10には、正面側吸気口7から低騒音排熱ファン4bが位置する領域に吸込まれた空気が高騒音排熱ファン4aが位置する領域に通気される通気口11が形成されている。
【0030】
なお、仕切板10は、第2の実施の形態で示したように保持片6の下側に形成してもよく、又は、保持片6に代えて仕切板10を設け、仕切板10上に電子機器3a,3bを載置してもよい。
【0031】
このような構成において、医用機器用筐体装置1の駆動時には、正面側吸気口7から筐体2内に吸込まれた空気は、仕切板10により仕切られた低騒音排熱ファン4bが位置する領域内に入り込み、その領域内に配置された電子機器3a,3c,3dを冷却した後にその領域に対向して位置する排気口9から筐体2外に排気される。また、正面側吸気口7から筐体2内に吸込まれて低騒音排熱ファン4bが位置する領域に入り込んだ空気の一部は、通気口11から高騒音排熱ファン4aが位置する領域に入り込み、その領域内に配置された電子機器3bを冷却した後にその領域に対向して位置する排気口9から筐体2外に排気される。
【0032】
高騒音排熱ファン4aが位置する領域と低騒音排熱ファン4bが位置する領域とは仕切板10により仕切られているため、高騒音排熱ファン4aで発生した大きな騒音が低騒音排熱ファン4bが位置する領域に入り込み難くなり、正面側吸気口7から筐体2の正面側への漏れ出しがより一層抑制される。これにより、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与える騒音による不快感をより一層抑制することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を、図4に基づいて説明する。
【0033】
第3の実施の形態は、第2の実施の形態で説明した仕切板10の通気口11に、送風ファン12が設けられている。送風ファン12は、正面側吸気口7から吸込まれて低騒音排熱ファン4bが位置する領域内に入り込んだ空気を、高騒音排熱ファン4aが位置する領域に向けて空気を送風する。
【0034】
なお、送風ファン12は、発生する騒音が低騒音排熱ファン4bより小さいか同程度のものを使用している。このため、送風ファン12を設けたことが原因となって筐体2の正面側に居る患者や医師に対して不快感を与えるということはない。
【0035】
このような構成において、送風ファン12を設けることにより、低騒音排熱ファン4bが位置する領域から高騒音排熱ファン4aが位置する領域への送風を促進することができ、高騒音排熱ファン4aが位置する領域内の電子機器3bの冷却性能を向上させることができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を、図5に基づいて説明する。
【0036】
第4の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した筐体2の上面板2dと下面板2eと側面板2cとにおける正面板2a側に寄せた位置に吸気口13が形成され、これらの吸気口13にはダクト14が接続されている。ダクト14は、筐体2の背面側に向けて延出し
、その先端部に開口14aが形成されている。
【0037】
このような構成において、吸気口13を形成することにより筐体2外から筐体2内への空気の吸込み性能を高めることができ、電子機器3a〜3dの冷却性能を向上させることができる。
【0038】
これらの吸気口13は筐体2の正面側に向けて開口するものではないため、これらの吸気口13を形成しても、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与える騒音による不快感を抑制することができる。さらに、これらの吸気口13には、筐体2の背面側に向けて開口するダクト14が接続されているため、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与える騒音による不快感をより一層抑制することができる。
【0039】
なお、第4の実施の形態では上面板2dと下面板2eと側面板2cとのそれぞれに吸気口13を形成した場合を例に挙げて説明したが、上面板2dと下面板2eと側面板2cとの少なくともいずれかに吸気口13を形成してもよい。
【0040】
また、側面板2cに形成する吸気口13は、低騒音排熱ファン4bと水平方向で対向する領域にのみ形成し、高騒音排熱ファン4aと水平方向で対向する領域には形成しないようにしてもよい。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を、図6に基づいて説明する。
【0041】
第5の実施の形態の電子機器用筐体装置である医用機器用筐体装置1Aは、第1の実施の形態の医用機器用筐体装置1と同様に、筐体2内に電子機器3a〜3dと高騒音排熱ファン4aと低騒音排熱ファン4bとが収容されている。
【0042】
医用機器用筐体装置1Aの筐体2では、正面板2aに正面側吸気口7が形成されておらず、筐体2外の空気を筐体2内に吸込むための吸気口13が、筐体2の上面板2dと下面板2eと側面板2cとにおける正面板2a側に寄せた位置に形成されている。さらに、これらの吸気口13にはダクト14が接続され、ダクト14は筐体2の背面側に向けて延出し、その先端部に開口14aが形成されている。
【0043】
なお、第5の実施の形態では上面板2dと下面板2eと側面板2cとのそれぞれに吸気口13を形成した場合を例に挙げて説明したが、上面板2dと下面板2eと側面板2cとの少なくともいずれかに吸気口13を形成してもよい。
【0044】
また、側面板2cに形成する吸気口13は、低騒音排熱ファン4bと水平方向で対向する領域にのみ形成し、高騒音排熱ファン4aと水平方向で対向する領域には形成しないようにしてもよい。
【0045】
このような構成において、医用機器用筐体装置1Aの駆動時には、電子機器3a〜3dから発熱され、これらの電子機器3a〜3dが高騒音排熱ファン4a及び低騒音排熱ファン4bにより送風される空気によって冷却される。電子機器3a〜3dを冷却する空気は、上面板2dと下面板2eと側面板2cとに形成された吸気口13から筐体2内に吸込まれ、電子機器3a〜3dの周囲を流れて電子機器3a〜3dを冷却した後に排気口9から筐体2外に排気される。
【0046】
これらの吸気口13は、筐体2の正面側以外の方向に向けて開口している。このため、高騒音排熱ファン4aや低騒音排熱ファン4bから発生した騒音がこれらの吸気口13から筐体2外に漏れ出した場合であっても、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与え
る騒音による不快感を抑制することができる。さらに、これらの吸気口13には、筐体2の背面側に向けて開口するダクト14が接続されているため、筐体2の正面側に居る患者や医師に対して与える騒音による不快感をより一層抑制することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 医用機器用筐体装置
2 筐体
2c 側面板
2d 天上板
2e 底面板
3 電子機器
3a 低騒音ユニット
3b 高騒音ユニット
4 排熱ファン
6 低騒音ユニット収納室
7 高騒音ユニット収納室
9 吸気口
9a 吸気口
10 防振材
11 排気口
12 循環用ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器と発生する騒音が大きい高騒音排熱ファンと発生する騒音が前記高騒音排熱ファンの騒音より小さい低騒音排熱ファンとを収容する筐体と、
前記筐体の正面板における前記低騒音排熱ファンと水平方向で対向する領域に設けられ、前記筐体外の空気が前記筐体内に吸込まれる正面側吸気口と、
を備えることを特徴とする電子機器用筐体装置。
【請求項2】
前記正面板の内側面における前記高騒音排熱ファンと水平方向で対向する領域に吸音材が取付けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器用筐体装置。
【請求項3】
前記筐体内に、前記高騒音排熱ファンが位置する領域と前記低騒音排熱ファンが位置する領域とを仕切る仕切板が設けられ、
前記仕切板に、前記正面側吸気口から前記低騒音排熱ファンが位置する領域に吸込まれた空気が前記高騒音排熱ファンが位置する領域に通気される通気口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器用筐体装置。
【請求項4】
前記通気口に、前記低騒音排熱ファンが位置する領域から前記高騒音排熱ファンが位置する領域に向けて空気を送風する送風ファンが設けられていることを特徴とする請求項3記載の電子機器用筐体装置。
【請求項5】
前記筐体の上面板と下面板と側面板との少なくともいずれかに、前記筐体外の空気が前記筐体内に吸込まれる吸気口が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電子機器用筐体装置。
【請求項6】
前記吸気口には、前記筐体の背面側に向けて開口するダクトが接続されていることを特徴とする請求項5記載の電子機器用筐体装置。
【請求項7】
電子機器と排熱ファンとを収容する筐体と、
前記筐体の上面板と下面板と側面板との少なくともいずれかに設けられ、前記筐体外の空気が前記筐体内に吸込まれる吸気口と、
を備えることを特徴とする電子機器用筐体装置。
【請求項8】
前記吸気口には、前記筐体の背面側に向けて開口するダクトが接続されていることを特徴とする請求項7記載の電子機器用筐体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−64685(P2012−64685A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−206378(P2010−206378)
【出願日】平成22年9月15日(2010.9.15)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】