説明

電子機器

【課題】操作性を一層向上させた電子機器を提供する
【解決手段】電子機器3は、ユーザの指示を受け付けるタッチセンサ(指示受付部)10と、楽曲又は動画を再生する再生部140と、タッチセンサ10が受け付ける指示に応じて、再生部140による再生中の楽曲又は動画像の時間軸方向のある範囲を指定範囲として指定する範囲指定部160とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、種々のセンサを備える電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−250608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の電子機器の場合、ユーザの操作性に改善の余地がある。本発明は、操作性を一層向上させた電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題を解決するために、本発明の一実施形態に係る電子機器は、ユーザの指示を受け付ける指示受付部と、楽曲又は動画を再生する再生部と、前記指示受付部が受け付ける指示に応じて、前記再生部による再生中の楽曲又は動画像の時間軸方向のある範囲を指定範囲として指定する範囲指定部とを備えることを特徴とする。
【0006】
上記電子機器において、前記指示受付部は、現在再生中の部分を前記指定範囲に含める旨の指示を範囲指定指示として受け付け、前記範囲指定部は、前記範囲指定指示が受け付けられている間に再生されていた部分を前記指定範囲として指定するようにしてもよい。
【0007】
上記電子機器において、前記指示受付部は、前記指定範囲の開始位置及び終了位置を決定する指示を範囲指定指示として受け付け、前記範囲指定部は、前記開始位置を指定する指示が受け付けられてから前記終了位置を指定する指示が受け付けられる迄の間に再生されていた部分を前記指定範囲として指定するようにしてもよい。
【0008】
上記電子機器において、前記指示受付部は、前記範囲指定部によって指定された前記指定範囲を変更する指示である範囲変更指示を受け付け、前記範囲指定部は、前記範囲変更指示に従って前記指定範囲を変更するようにしてもよい。
【0009】
上記電子機器において、前記指示受付部は、ユーザのタッチを検出するタッチセンサであって、前記範囲指定部は、前記範囲指定指示であるタッチが検出され続けている間に再生され続けていた部分を前記指定範囲として指定するようにしてもよい。
【0010】
上記電子機器において、前記指示受付部は、ユーザのタッチを検出するタッチセンサであって、前記範囲指定部は、前記範囲指定指示である1度目のタッチが検出されてから2度目のタッチが検出される迄の間に再生され続けていた部分を前記指定範囲として指定するようにしてもよい。
【0011】
上記電子機器において、前記指示受付部は、ユーザのタッチを検出するタッチセンサであって、前記範囲指定部は、前記範囲変更指示であるタッチの検出位置又は検出時間に応じて、前記指定範囲を変更するようにしてもよい。
【0012】
上記電子機器において、前記範囲指定部によって指定された前記指定範囲、又は、前記範囲指定部によって指定された後に変更された前記指定範囲を他の機器に再生させるための部分再生指示情報を前記他の機器に送信するようにしてもよい。
【0013】
上記電子機器において、前記送信部は、前記部分再生指示情報として、前記指定範囲を指定された楽曲又は動画像を識別するコンテンツ識別情報と、前記指定範囲を特定する指定範囲特定情報とを、前記他の機器に送信するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、操作性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態による電子機器3の外観模式図である。
【図2】電子機器3の機能ブロック図の一例である。
【図3】範囲指定について説明するための説明図である。
【図4】指定範囲の変更について説明するための説明図である。
【図5】指定範囲の変更について説明するための説明図である。
【図6】記憶部190に記憶される情報の一例である。
【図7】通信部170によって送信される部分再生指示情報の一例である。
【図8】電子機器3の処理の流れを示すフローチャートの一例である。
【図9】電子機器3の処理の流れを示すフローチャートの一例である。
【図10】電子機器3を含むシステムの流れを示すフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態による電子機器3の外観模式図である。図2は、電子機器3の機能ブロック図の一例である。
【0017】
電子機器3は、図1に示すように、前面部に、表示画面12を有する。また、電子機器3は、図2に示すように、表示部(タッチパネル)100、再生部140、音声出力部150、範囲指定部160、通信部170、及び、記憶部190を備える。
【0018】
表示部100は、表示画面12とタッチセンサ10から構成される。表示画面12は、種々の情報(例えば、画像)を表示する。タッチセンサ10は、表示画面12へのタッチを検出する。タッチセンサ10は、再生部140によるコンテンツの再生中においてもタッチの検出は可能である。なお、タッチセンサ10は、ユーザの指示を受け付ける指示受付部として機能する。
【0019】
記憶部190は、種々の情報(例えば、再生部140によって再生される楽曲、動画などのコンテンツ)を記憶する。
【0020】
再生部140は、コンテンツを再生する。例えば、再生部140は、タッチセンサ10を介して入力されたユーザの指示に基づいて、記憶部190から読み出した楽曲を再生し、音声情報を音声出力部150に出力する。また、再生部140は、タッチセンサ10を介して入力されたユーザの指示に基づいて、記憶部190から読み出した動画像を再生し、音声情報を音声出力部150に出力するとともに再生した画像情報を表示画面12に出力する。
【0021】
また、再生部140は、通信部170を介して外部(例えば、他の電子機器)から部分再生指示情報を受信した場合には、部分再生指示情報による再生指示に従って、コンテンツの一部(時間軸方向のある範囲)を再生してもよい。部分再生指示情報とは、コンテンツの指定範囲を他の機器に再生させるための情報である。
なお、再生部140は、ユーザの指示、又は、部分再生指示情報による再生指示によって示されるコンテンツが記憶部140に記憶されていない場合には、外部(例えば、他の電子機器、サーバ)から、当該コンテンツを取得し、再生してもよい。
【0022】
音声出力部150は、再生部140から出力される音声情報に従って音声を外部に出力する。
【0023】
通信部170は、外部(例えば、他の電子機器、サーバ)との間で種々の情報を送受信する。例えば、通信部170は、部分再生指示情報を他の電子機器との間で送受信する。なお、通信部170は、アクセスポイントを介して他の電子機器と通信してもよいし、直接、他の電子機器と通信してもよい。
【0024】
範囲指定部160は、指示受付部が受け付ける指示(具体的には、タッチセンサ10が検出するタッチ)に応じて、再生部140による再生中のコンテンツの時間軸方向のある範囲を指定範囲として指定する。
以下、範囲指定指示の種類と、指定範囲の指定との関係を説明する。
【0025】
(現在再生中の部分を指定範囲に含める旨の範囲指定指示の場合)
指示受付部は、範囲指定指示として、現在再生中の部分を指定範囲に含める旨の指示を受け付ける。即ち、タッチセンサ10は、コンテンツの再生中において、タッチ検出中の部分を指定範囲に含める旨の範囲指定指示として、ユーザによる表示画面12への継続するタッチ(タッチ中のままの状態)を検出する。
【0026】
指示受付部が、現在再生中の部分を指定範囲に含める旨の範囲指定指示を受け付けた場合、範囲指定部160は、範囲指定指示が受け付けられている間に再生されていた部分を指定範囲として指定する。即ち、範囲指定部160は、タッチが検出され続けている間に再生され続けていた部分を指定範囲として指定する(図3(a)参照)。
つまり、ユーザは、コンテンツの再生中に所望の範囲を範囲指定したいときは、所望の範囲の開始位置から所望の範囲の終了位置迄、表示画面12をタッチし続ければよい。
【0027】
(指定範囲の開始位置及び終了位置を決定する範囲指定指示の場合)
指示受付部は、範囲指定指示として、指定範囲の開始位置及び終了位置を決定する指示を受け付ける。即ち、タッチセンサ10は、コンテンツの再生中において、1回目のタッチを指定範囲の開始位置を決定する範囲指定指示として検出し、2回目のタッチを指定範囲の終了位置を決定する範囲指定指示として検出する。
【0028】
指示受付部が、指定範囲の開始位置及び終了位置を決定する範囲指定指示を受け付けた場合、範囲指定部160は、開始位置を指定する指示が受け付けられてから終了位置を指定する指示が受け付けられる迄の間に再生されていた部分を指定範囲として指定する。即ち、範囲指定部160は、範囲指定指示である1度目のタッチが検出されてから2度目のタッチが検出される迄の間に再生され続けていた部分を指定範囲として指定する(図3(b)参照)。
つまり、ユーザは、コンテンツの再生中に所望の範囲を範囲指定したいときは、所望の範囲の開始位置において表示画面12をタッチし、一旦、表示画面12から離し、所望の範囲の終了位置において表示画面12を再度タッチすればよい。
【0029】
また、指示受付部(タッチセンサ10)は、範囲指定部160によって指定された指定範囲を変更する指示である範囲変更指示を受け付けてもよい(詳細は後述)。また、範囲指定部160は、範囲指定指示に従って指定範囲を変更してもよい。例えば、範囲指定部160は、タッチの検出位置又は検出時間に応じて指定範囲を変更してもよい(詳細は後述)。
【0030】
なお、範囲指定部160は、あるコンテンツのある範囲を範囲指定した場合、指定範囲を特定する指定範囲特定情報を記憶部190に記憶する(書き込む)ようにしてもよい。具体的には、範囲指定部160は、範囲指定したコンテンツを識別するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツにおける指定範囲を特定する指定範囲特定情報とを対応付けて記憶部160に書き込むようにしてもよい。
また、範囲指定部160は、あるコンテンツの範囲指定を変更した場合、同様に、変更後の指定範囲を特定する指定範囲特定情報を記憶部190に記憶する(上書きする)ようにしてもよい。
【0031】
また、通信部170は、範囲指定部160があるコンテンツのある範囲を範囲指定した場合、当該範囲(指定範囲)を他の機器に再生させる部分再生指示情報を他の機器に送信してもよい。また、通信部170は、範囲指定部160が指定範囲を変更した場合、変更後の指定範囲を他の機器に再生させる部分再生指示情報を他の機器に送信してもよい。
具体的には、通信部170は、タッチセンサ10を介して入力されたユーザの指示(コンテンツの指定範囲を他の機器に再生させる指示)に基づいて、記憶部160からコンテンツ識別情報及び指定範囲特定情報を読み出して、部分再生指示情報として、他の機器に送信してもよい。
【0032】
なお、通信部170は、部分再生指示情報として、当該コンテンツ自体(全体)と、指定範囲特定情報とを他の機器に送信してもよい。また、通信部170は、部分再生指示情報として、コンテンツの指定範囲部分を他の機器に送信してもよい。
なお、コンテンツの指定範囲部分を他の機器に送信する態様の場合には、範囲指定部160(若しくは非図示のコンテンツ加工部)は、通信部170による送信に先立って、当該コンテンツから指定範囲部分を切り出して記憶部190に記憶しておく。
【0033】
なお、他の電子機器は、部分再生指示情報を受信した場合、当該部分再生指示情報による再生指示に従って、電子機器3が範囲指定したコンテンツの一部を再生する。なお、他の電子機器は、部分再生指示情報として、コンテンツ識別情報と指定範囲特定情報とを電子機器3から受信した場合に、当該コンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツを記憶(保持)していないときは、当該コンテンツを外部(例えば、サーバ、若しくは、電子機器3)に要求して取得し、再生する。従って、電子機器3が、部分再生指示情報を他の電子機器に送信すれば、他の電子機器は、指定範囲(範囲が変更された場合、変更後の指定範囲)を直ちに再生することができる。
【0034】
図3は、範囲指定について説明するための説明図である。
図3(a)は、現在再生中の部分を指定範囲として指定する場合の範囲指定について説明するための説明図である。図3(b)は、指定範囲の開始位置及び終了位置を指定する場合の範囲指定について説明するための説明図である。図3(a)(b)において、矢印は時間の推移を表している。符号Mは、コンテンツの再生中を表すアイコンである。符号T、T、Tは、表示画面12へのタッチを模式的に表現している。
【0035】
図3(a)に示すように、コンテンツの再生中の時刻t〜時刻tにおいてユーザが表示画面12をタッチし続けた場合(タッチT)、範囲指定部160は、タッチし続けている間(時刻t〜時刻t)に再生され続けていた部分を範囲指定する。
図3(b)に示すように、コンテンツの再生中の時刻tにおいてユーザが表示画面12をタッチ(継続ではなく一時のタッチT)し、更に、時刻tにおいてユーザが表示画面12をタッチ(継続ではなく一時のタッチT)した場合、範囲指定部160は、1度目のタッチから2度目のタッチの間(時刻t〜時刻t)に再生され続けていた部分を範囲指定する。
【0036】
図4は、指定範囲の変更について説明するための説明図である。具体的には、図4は、表示画面12に種々のボタン(アイコン)を表示し、各ボタンのタッチに応じて指定範囲を変更する態様を説明する説明図である。
【0037】
表示部100は、範囲指定部160によってコンテンツが範囲指定された場合、表示画面12にボタンを表示する(即ち、範囲指定部160は、コンテンツの範囲指定後、表示画面12にボタンを表示させる)。例えば、表示部100は、図4(a)に示すように、コンテンツMの範囲指定後、コンテンツMの再生中にボタン「S++」「S+」「S−」「S――」「E++」「E+」「E−」「E――」を表示する。なお、表示部100は、図4(b)に示すように、コンテンツMの範囲指定後、コンテンツMの再生終了後にボタンを表示してもよい。なお、コンテンツMは、図4(c)に示すように、範囲指定(指定範囲(時刻t〜時刻t)されたものとする。
【0038】
指示受付部(タッチセンサ10)は、各ボタンのタッチを範囲変更指示として受け付ける。範囲指定部160は、タッチされた各ボタン(即ち、タッチの検出位置)に応じて指定範囲を変更する。
【0039】
例えば、範囲指定部160は、ボタン「S+」がタッチされた場合、図4(d)に示すように、指定範囲の開始位置を前側(先頭側)に、所定の第1の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分が第1の時間分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、ボタン「S++」がタッチされた場合、図4(e)に示すように、指定範囲の開始位置を前側に、第1の時間よりも長い所定の第2の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分が第2の時間分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、ボタン「S−」がタッチされた場合、図4(f)に示すように、指定範囲の開始位置を後側(末尾側)に、第1の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分が第1の時間分削除され縮小されたものとなる。
また、範囲指定部160は、ボタン「S――」がタッチされた場合、図4(g)に示すように、指定範囲の開始位置を後側に、第2の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分が第2の時間分削除され縮小されたものとなる。
【0040】
また、範囲指定部160は、ボタン「E+」がタッチされた場合、図4(h)に示すように、指定範囲の終了位置を後側に、第1の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分が第1の時間分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、ボタン「E++」がタッチされた場合、図4(i)に示すように、指定範囲の終了位置を後側に、第2の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分が第2の時間分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、ボタン「E−」がタッチされた場合、図4(j)に示すように、指定範囲の終了位置を前側に、第1の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分が第1の時間分削除され縮小されたものとなる。
また、範囲指定部160は、ボタン「E――」がタッチされた場合、図4(k)に示すように、指定範囲の終了位置を前側に、第2の時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分が第2の時間分削除され縮小されたものとなる。
【0041】
なお、指示受付部は、複数回のタッチを範囲変更指示として受け付けてもよい。例えば、指示受付部は、ボタン「S+」の2回のタッチ、ボタン「S−」とボタン「E++」の各タッチを1回ずつ範囲変更指示として受け付けてもよい。なお、範囲指定部160は、ボタン「S+」が2回タッチされた場合、指定範囲の開始位置を前側に、第1の時間の2倍分、移動する。また、範囲指定部160は、ボタン「S−」とボタン「E++」が1回ずつタッチされた場合、指定範囲の開始位置を後側に第1の時間分移動し、指定範囲の終了位置を後側に第2の時間分移動する。
【0042】
なお、図4は、表示画面12上に表示した各ボタンを介して範囲変更指示を受け付けて指定範囲を変更する例であるが、各ボタンを介さずに範囲変更指示を受け付けて指定範囲を変更してもよい。
【0043】
図5は、指定範囲の変更について説明するための説明図である。具体的には、図5は、表示画面12にボタンを表示せずに、表示画面12のタッチの方法に応じて指定範囲を変更する態様を説明する説明図である。
【0044】
指示受付部(タッチセンサ10)は、表示画面12上のタッチを範囲変更指示として受け付ける。範囲指定部160は、タッチの検出位置(タッチ位置)、タッチの検出時間(タッチ時間)に応じて指定範囲を変更する。
【0045】
例えば、範囲指定部160は、図5(a)に示すように、表示画面12の左上領域がタッチ(T)された場合、指定範囲の開始位置を前側に、タッチしている時間に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分がタッチ時間分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、表示画面12の左下領域がタッチ(T)された場合、指定範囲の開始位置を後側に、タッチしている時間に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分がタッチ時間分削除され縮小されたものとなる。
また、範囲指定部160は、図5(a)に示すように、表示画面12の右上領域がタッチ(T)された場合、指定範囲の終了位置を後側に、タッチしている時間に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分がタッチ時間分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、図5(a)に示すように、表示画面12の右下領域がタッチ(T)された場合、指定範囲の終了位置を前側に、タッチしている時間に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分がタッチ時間分削除され縮小されたものとなる。
【0046】
なお、範囲指定部160は、スライド操作に応じて指定範囲を変更してもよい。即ち、指示受付部(タッチセンサ10)は、表示画面12上のスライドを範囲変更指示として受け付ける。範囲指定部160は、スライドの検出位置(タッチ位置の変化)、スライド距離(又はスライド時間)に応じて指定範囲を変更する。
【0047】
例えば、範囲指定部160は、図5(b)に示すように、表示画面12の上部領域にて右側から左側にスライド(S)があった場合、指定範囲の開始位置を前側に、スライド距離(又はスライド時間)に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分がスライド距離(又はスライド時間)分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、図5(b)に示すように、表示画面12の下部領域にて右側から左側にスライド(S)があった場合、指定範囲の開始位置を後側に、スライド距離(又はスライド時間)に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、開始部分がスライド距離(又はスライド時間)分削除され縮小されたものとなる。
また、範囲指定部160は、図5(c)に示すように、表示画面12の上部領域にて左側から右側にスライド(S)があった場合、指定範囲の終了位置を後側に、スライド距離(又はスライド時間)に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分がスライド距離(又はスライド時間)分追加され拡大されたものとなる。
また、範囲指定部160は、図5(c)に示すように、表示画面12の下部領域にて左側から右側にスライド(S)があった場合、指定範囲の終了位置を前側に、スライド距離(又はスライド時間)に応じた時間分、移動する。つまり、変更後の指定範囲は、終了部分がスライド距離(又はスライド時間)分削除され縮小されたものとなる。
【0048】
なお、範囲指定部160は、円状のスライド操作に応じて指定範囲を変更してもよい。
例えば、範囲指定部160は、図5(e)に示すように、反時計回りの円状のスライド(S)があった場合、円の大きさが所定の閾値以上であるときは、指定範囲の開始位置を前側に、スライド時間(円を描く速度)に応じた時間分、移動する。また、範囲指定部160は、円の大きさが所定の閾値未満であるときは、指定範囲の開始位置を後側に、スライド時間(円を描く速度)に応じた時間分、移動する。
また、範囲指定部160は、図5(f)に示すように、時計回りの円状のスライド(S)があった場合、円の大きさが所定の閾値以上であるときは、指定範囲の終了位置を後側に、スライド時間(円を描く速度)に応じた時間分、移動する。また、範囲指定部160は、円の大きさが所定の閾値未満であるときは、指定範囲の終了位置を前側に、スライド時間(円を描く速度)に応じた時間分、移動する。
なお、描いた円の数に応じて、指定範囲の開始位置又は終了位置を変更するようにしてもよい。
【0049】
図6は、記憶部190に記憶される情報の一例である。記憶部190には、図6(a)に示すように、コンテンツ識別情報と楽曲データ/動画データとが対応付けて記憶されている。但し、再生部140による再生が、ストリーミング再生を前提とする場合には、バッファなどの一時的な記憶を除いて、記憶部190には、楽曲データ/動画データを記憶(保持)しない。
【0050】
図6(b)(c)は、範囲指定部160によって記憶部190に書き込まれる情報の一例である。図6(b)は、指定範囲特定情報が、開始位置と終了位置とによって表した形式である。図6(c)は、指定範囲特定情報が、開始位置と長さによって表した形式である。なお、指定範囲特定情報によって、再生部140は、コンテンツの指定範囲を直ちに再生することができる。従って、視聴したい部分を指定範囲として予め指定し、記憶部190に記憶しておくことによって、直ちに、視聴することができるようになる。
【0051】
図7は、通信部170によって送信される部分再生指示情報の一例である。図7(a)は、部分再生指示情報として、コンテンツ識別情報と指定範囲特定情報とを送信する形式である。
図7(a)(図7(b)も同様)の指定範囲特定情報は、開始位置と終了位置とによって表した形式、又は、開始位置と長さによって表した形式である。図7(a)の如く、コンテンツ自体(全体又は一部)を送信しない形式の部分再生指示情報は、送信データ量が少ないため、宛先である他の電子機器が、電子機器3が範囲指定したコンテンツを保持している場合に有効である。
【0052】
図7(b)は、部分再生指示情報として、当該コンテンツ自体(全体)と、指定範囲特定情報とを送信する形式である。図7(c)は、部分再生指示情報として、当該コンテンツ自体(一部)を送信する形式である。図7(b)(図7(c)も同様)の如く、コンテンツ自体(全体又は一部)を送信する形式の部分再生指示情報は、範囲指定したコンテンツを宛先である他の電子機器が保持していない場合に有効である。但し、宛先である他の電子機器は、範囲指定されたコンテンツを保持していない場合には、上述の如く、外部から当該コンテンツを取得できるため、最初に、図7(a)の形式の部分再生指示情報を他の電子機器に送信しても問題はない(例えば、電子機器3は、図7(a)の形式の部分再生指示情報を送信した他の電子機器から要求があった時点において、コンテンツ自体を送信するようにしてもよい)。
【0053】
図8は、電子機器3の処理の流れを示すフローチャートの一例である。図8のフローチャートは、現在再生中の部分を指定範囲に含める旨の範囲指定指示による範囲指定処理の流れを示している。図8(図9も同様)のフローチャートの開始時において、再生部140はコンテンツ(楽曲又は動画)を再生しているものとする。
【0054】
図8において、再生部140は、コンテンツの再生が終了したかを判断する(ステップS200)。例えば、再生部140は、コンテンツを最後迄再生したか否か、コンテンツの再生を中止したか否かを判断する。
【0055】
ステップS200において、コンテンツの再生が終了した場合(ステップS200:Yes)、後述のステップS218の処理に進む。
ステップS200において、コンテンツの再生が終了していない場合(ステップS200:No)、範囲指定部160は、タッチセンサ10の検出結果に基づいて、表示画面12へのタッチが開始したか否か、即ち、範囲指定指示における開始位置の指示があったか否かを判断する(ステップS202)。
【0056】
ステップS202において、表示画面12へのタッチが開始していなかった場合(ステップS202:Yes)、ステップS200に戻る。
ステップS202において、表示画面12へのタッチが開始した場合(ステップS202:Yes)、範囲指定部160は、再生中のコンテンツのコンテンツ識別情報と開始位置とを対応付けて一時記憶する(ステップS206)。
【0057】
ステップS206に続いて、範囲指定部160は、タッチセンサ10の検出結果に基づいて、表示画面12へのタッチが終了したか否か、即ち、範囲指定指示における終了位置の指示があったか否かを判断する(ステップS208)。
【0058】
ステップS208において、表示画面12へのタッチが終了していなかった場合(ステップS208:No)、再生部140は、ステップS200と同様、コンテンツの再生が終了したかを判断する(ステップS209)。
【0059】
ステップS209において、コンテンツの再生が終了した場合(ステップS209:Yes)、コンテンツ識別情報、開始位置を一時記憶している場合には、消去し(ステップS218)、図8のフローチャートは終了する。
ステップS209において、コンテンツの再生が終了していない場合(ステップS209:No)、ステップS208に戻る。
【0060】
一方、ステップS208において、表示画面12へのタッチが終了した場合(ステップS208:Yes)、S206において一時記憶したコンテンツ識別情報に対応付けて終了位置を一時記憶する(ステップS210)。
【0061】
ステップS210に続いて、範囲指定部160は、タッチセンサ10の検出結果に基づいて、表示画面12へのタッチがあったか否か、即ち、範囲変更指示があったか否かを判断する(ステップS212)。
【0062】
ステップS212において、表示画面12へのタッチがあった場合(ステップS212:Yes)、範囲指定部160は、タッチ位置、タッチ時間に応じて、一時記憶している開始位置又は終了位置を変更し(ステップS214)、変更後に記憶部に記憶する(ステップS216)。そして図8のフローチャートは終了する。
ステップS212において、表示画面12へのタッチがなかった場合(ステップS212:No)、範囲指定部160は、ステップS214を飛ばして、一時記憶している開始位置及び終了位置を記憶部にそのまま記憶する(S216)。そして図8のフローチャートは終了する。
【0063】
図9は、電子機器3の処理の流れを示すフローチャートの一例である。図9のフローチャートは、指定範囲の開始位置及び終了位置を決定する範囲指定指示による範囲指定処理の流れを示している。
【0064】
図9において、再生部140は、コンテンツの再生が終了したかを判断する(ステップS230)。例えば、再生部140は、コンテンツを最後迄再生したか否か、コンテンツの再生を中止したか否かを判断する。
【0065】
ステップS230において、コンテンツの再生が終了した場合(ステップS230:Yes)、後述のステップS248の処理に進む。
ステップS230において、コンテンツの再生が終了していない場合(ステップS230:No)、範囲指定部160は、タッチセンサ10の検出結果に基づいて、表示画面12へのタッチの有無、即ち、範囲指定指示における開始位置(若しくは終了位置)の指示があったか否かを判断する(ステップS232)。
【0066】
ステップS232において、表示画面12へのタッチがなかった場合(ステップS232:No)、ステップS230に戻る。
ステップS232において、表示画面12へのタッチがあった場合(ステップS232:Yes)、範囲指定部160は、1回目のタッチ(開始位置の指示)であるか否かを判断する(ステップS234)。
【0067】
ステップS234において、1回目のタッチであった場合(ステップS234:Yes)、再生中のコンテンツのコンテンツ識別情報と開始位置とを対応付けて一時記憶し(ステップS236)、ステップS230に戻る。
ステップS234において、1回目のタッチでなかった場合(ステップS234:No)、即ち、2回目のタッチ(終了位置の指示)であった場合、S236において一時記憶したコンテンツ識別情報に対応付けて終了位置を一時記憶する(ステップS240)。
【0068】
ステップS240に続いて、範囲指定部160は、タッチセンサ10の検出結果に基づいて、表示画面12へのタッチがあったか否か、即ち、範囲変更指示があったか否かを判断する(ステップS242)。
【0069】
ステップS242において、表示画面12へのタッチがあった場合(ステップS242:Yes)、範囲指定部160は、タッチ位置、タッチ時間に応じて、一時記憶している開始位置又は終了位置を変更し(ステップS244)、変更後に記憶部に記憶する(ステップS246)。そして図9のフローチャートは終了する。
ステップS242において、表示画面12へのタッチがなかった場合(ステップS242:No)、範囲指定部160は、ステップS244を飛ばして、一時記憶している開始位置及び終了位置を記憶部にそのまま記憶する(S246)。そして図9のフローチャートは終了する。
【0070】
なお、図8、図9のフローチャートは、何れも、1回の再生時に指定範囲を1つ指定する処理の流れを表している。但し、電子機器3は、1回の再生時に指定範囲を2以上してもよく、例えば、図8のフローチャートの場合、ステップS216の後にステップS200に戻ればよく、図9のフローチャートの場合、ステップS246の後にステップS230に戻ればよい。なお、図9のフローチャートの場合、N箇所目の範囲指定をする際の最初のタッチが「1回目のタッチ(ステップS234)」になるように(即ち、開始位置の指示となるように)、タッチの回数をステップS246の処理後にクリアする。
【0071】
図10は、電子機器3を含むシステムの流れを示すフローチャートの一例である。図10において、左側は電子機器3である電子機器Aの処理の流れ、中央は電子機器3である電子機器Bの処理の流れ、右側はコンテンツを提供(記憶、送信)するサーバの処理の流れを示している。図10のフローチャートは、電子機器Aが、ユーザの指示(コンテンツaの指定範囲Pを他の機器に再生させる指示)を受け付けることにより開始する。なお、図10のフローチャートの開始時において、電子機器Aの記憶部190には、コンテンツa、コンテンツaを識別するコンテンツ識別情報、及び、コンテンツaの指定範囲Pを特定する指定範囲特定情報が記憶されているものとする。
【0072】
図10において、電子機器Aは、ユーザの指示に基づいて、部分再生指示情報として、コンテンツaを識別するコンテンツ識別情報、指定範囲Pを特定する指定範囲特定情報を電子機器Bに送信する(ステップS260)。そして、電子機器Aの処理は終了する。
【0073】
電子機器Bは、コンテンツaを識別するコンテンツ識別情報、指定範囲Pを特定する指定範囲特定情報を受信する(ステップS270)。続いて、電子機器Bは、自身の記憶部190に、ステップS270において受信したコンテンツ識別情報によって識別されるコンテンツaを記憶しているか否かを判断する(ステップS272)。
【0074】
ステップS272において、電子機器Bは、コンテンツaを記憶している場合(ステップS272:Yes)、自身の記憶部190からコンテンツaを読み出して、ステップS270において受信した指定範囲特定情報によって示されている指定範囲Pを再生する(ステップS278)。
ステップS272において、電子機器Bは、コンテンツaを記憶していない場合(ステップS272:No)、コンテンツaを識別するコンテンツ識別情報を含むコンテンツ要求情報をサーバに送信し(ステップS274)、サーバからコンテンツaを受信し(ステップS276)、ステップS270において受信した指定範囲特定情報によって示されている指定範囲Pを再生する(ステップS278)。コンテンツ要求情報を受信したサーバは、コンテンツaを電子機器Bに送信する(ステップS284、S286)。
【0075】
なお、図10のフローチャートにおいて、電子機器Bは、サーバにコンテンツ要求情報を送信しているが、電子機器Bは、電子機器Aにコンテンツ要求情報を送信してもよい。電子機器Bは、電子機器Aにコンテンツ要求情報を送信した場合、電子機器Aからコンテンツaを受信し、指定範囲Pを再生する。つまり、コンテンツ要求情報を受信した電子機器Aは、サーバと同様、コンテンツaを電子機器Bに送信する。
【0076】
なお、図10のフローチャートは、部分再生指示情報として、コンテンツ識別情報、指定範囲特定情報を送信する例を表しているが、部分再生指示情報として、コンテンツ自体(全体)と指定範囲特定情報とを送信してもよいし、コンテンツの指定範囲部分を他の機器に送信してもよい。
【0077】
以上、電子機器3によれば、操作性を一層向上させることができる。つまり、コンテンツの所望の一部分を簡便に特定することができる。また、楽曲のサビの部分や、動画のお気に入りのシーンなどを範囲指定し、指定範囲特定情報として記憶部190に記憶しておけば、視聴したいときに、直ちに視聴することができる。また、他の電子機器に指定範囲特定情報を送信すれば、他の電子機器のユーザに、楽曲のサビの部分や、動画のお気に入りのシーンなどを簡便に伝えることができる。
【0078】
なお、上記実施例では、電子機器3は、タッチパネルへのタッチを介してコンテンツの一部を範囲指定したが、コンテンツの一部を範囲指定する態様は、タッチパネルへのタッチを介したものに限定されない。換言すれば、指示受付部は、タッチセンサに限定されない。例えば、電子機器3は、筐体に配置された各種ボタン(非図示)の押下によるユーザの指示に基づいてコンテンツの一部を範囲指定してもよい。
【0079】
なお、本発明の実施形態による電子機器3の処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の実施形態による電子機器3に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、SDカード、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0080】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0081】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0082】
3…電子機器、10…タッチセンサ(指示受付部)、12…表示画面、100…表示部、140…再生部、150…音声出力部、160…範囲指定部、170…通信部、190…記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの指示を受け付ける指示受付部と、
楽曲又は動画を再生する再生部と、
前記指示受付部が受け付ける指示に応じて、前記再生部による再生中の楽曲又は動画像の時間軸方向のある範囲を指定範囲として指定する範囲指定部と
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器において、
前記指示受付部は、
現在再生中の部分を前記指定範囲に含める旨の指示を範囲指定指示として受け付け、
前記範囲指定部は、
前記範囲指定指示が受け付けられている間に再生されていた部分を前記指定範囲として指定することを特徴とする電子機器。
【請求項3】
請求項1に記載の電子機器において、
前記指示受付部は、
前記指定範囲の開始位置及び終了位置を決定する指示を範囲指定指示として受け付け、
前記範囲指定部は、
前記開始位置を指定する指示が受け付けられてから前記終了位置を指定する指示が受け付けられる迄の間に再生されていた部分を前記指定範囲として指定することを特徴とする電子機器。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の電子機器において、
前記指示受付部は、
前記範囲指定部によって指定された前記指定範囲を変更する指示である範囲変更指示を受け付け、
前記範囲指定部は、
前記範囲変更指示に従って前記指定範囲を変更することを特徴とする電子機器。
【請求項5】
請求項2に記載の電子機器において、
前記指示受付部は、
ユーザのタッチを検出するタッチセンサであって、
前記範囲指定部は、
前記範囲指定指示であるタッチが検出され続けている間に再生され続けていた部分を前記指定範囲として指定することを特徴とする電子機器。
【請求項6】
請求項3に記載の電子機器において、
前記指示受付部は、
ユーザのタッチを検出するタッチセンサであって、
前記範囲指定部は、
前記範囲指定指示である1度目のタッチが検出されてから2度目のタッチが検出される迄の間に再生され続けていた部分を前記指定範囲として指定することを特徴とする電子機器。
【請求項7】
請求項4に記載の電子機器において、
前記指示受付部は、
ユーザのタッチを検出するタッチセンサであって、
前記範囲指定部は、
前記範囲変更指示であるタッチの検出位置又は検出時間に応じて、前記指定範囲を変更することを特徴とする電子機器。
【請求項8】
請求項1から請求項7の何れか1項に記載の電子機器において、
前記範囲指定部によって指定された前記指定範囲、又は、前記範囲指定部によって指定された後に変更された前記指定範囲を他の機器に再生させるための部分再生指示情報を前記他の機器に送信する送信部を更に備えることを特徴とする電子機器。
【請求項9】
請求項8に記載の電子機器において、
前記送信部は、
前記部分再生指示情報として、前記指定範囲を指定された楽曲又は動画像を識別するコンテンツ識別情報と、前記指定範囲を特定する指定範囲特定情報とを、前記他の機器に送信することを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−54719(P2013−54719A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−8269(P2012−8269)
【出願日】平成24年1月18日(2012.1.18)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】