説明

電子部品ホルダー

【課題】電子部品のリード線を簡単かつ確実に固定して電子部品の脱落を防止でき、しかも、部品点数や組立工数の増加がなく製造コストの実質的な増加もないため、製造面や経済面で有利な電子部品ホルダーを提供する。
【解決手段】ホルダー上面7に、ホルダー正面の開口6から電子部品のリード線を通す複数条の水平溝3を形成し、ホルダー背面8に、リード線を略直角に折り曲げて通す複数条の縦溝4を形成した合成樹脂製の電子部品ホルダーであって、リード線を合成樹脂の弾性によって挟圧固定するリード線固定手段として、縦溝4の上端の溝幅をリード線の直径よりも広くし且つ下端の溝幅をリード線の直径よりも狭くする合成樹脂リブ13a,13bを、縦溝4に沿って一体に形成した構成の電子部品ホルダーHとする。この合成樹脂リブ13a,13bの弾性でリード線を挟圧固定して電子部品の脱落を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDなどの電子部品を脱落しないように確実に保持できる電子部品ホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
リモコンのプリント基板等にLEDを搭載する場合に用いられる従来の電子部品ホルダーとして、例えば、図10,図11に示すようなものが知られている。この電子部品ホルダーH1は、図10に示すように、ホルダー上面に、ホルダー正面の開口からLED1の二本のリード線2をそれぞれ通す二条の水平溝3を形成すると共に、図11に示すように、ホルダー背面に、上記リード線2を下方へ略直角に折り曲げて通す二条の縦溝4を形成したものであって、ホルダー両側面には、プリント基板へ取付固定するための左右一対の逆L字形の脚片5が突設されている。
【0003】
一方、特許文献1には、電子部品のリード端子を挿通するソケットの挿通孔の内部に、一対のばね性抱止め片を形成したコンタクト部材を組込み、この一対のバネ性抱止め片でリード端子を弾性的に保持するようにした電子部品の取付装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、凸部と、凸部に設けたLEDリード線の挿通孔と、凸部の頂面に設けたLED載置面と、凸部の側面に設けた保持面とを有するスペーサを用いて、LEDを載置面に載置すると共に、リード線を挿通孔から基板の孔に挿通して半田付けすることにより、LEDを浮かせて直立又は傾斜させた姿勢で基板に取付ける発光素子の取付構造が開示されている。
【0005】
更に、特許文献3には、プリント基板を取付フレームに装着するだけで、LEDをガイド部材の傾斜面によって所定の角度で傾斜させることができる取付方法が開示されている。
【特許文献1】特開平05−251876号公報
【特許文献2】特開平10−322053号公報
【特許文献3】特開2001−77558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、図11,図12に示す電子部品ホルダーH1は、LEDのリード線2,2が、ホルダー上面の水平溝3,3にも、ホルダー背面の縦溝4,4にも固定されていないため、LED1を電子部品ホルダーHに保持させてプリント基板に搭載する作業を行う際に、図12に示すように、LED1のリード線2が水平溝3及び縦溝4から浮き上がってホルダー正面の開口6(リード線を挿入した開口)から抜け出し、LED1がホルダーHから容易に脱落するという問題があった。そのため、LED1を電子部品ホルダーH1に保持させてプリント基板に搭載する作業効率が低下し、また、LED1の前後方向の正確な位置出しも難しくなるという問題があった。
【0007】
一方、特許文献1に開示された電子部品の取付装置は、ソケットの挿通孔の内部に組み込んだコンタクト部材の一対のばね性抱止め片によって電子部品のリード端子を弾性的に保持するため、電子部品がソケットから脱落することは殆どない。けれども、この取付装置は、ソケットとは別に、ばね性抱止め片を形成したコンタクト部材を作製して、ソケットの挿通孔に組み込まなければならないため、部品点数が増加してコスト高となり、組立工数も増えて製造効率の低下を招くといった問題があった。
【0008】
また、特許文献2の発光素子の取付構造や特許文献3の取付方法は、スペーサやガイド部材によってLEDのリード線を固定するものではないため、LEDの脱落を防止して、基板への搭載作業効率を向上させることはできない。
【0009】
本発明は、上記事情の下になされたもので、LED等の電子部品のリード線を簡単かつ確実に固定して電子部品の脱落を防止することができ、しかも、部品点数や組立工数の増加がなく製造コストの実質的な増加もないため、製造面や経済面で有利な電子部品ホルダーを提供することを解決課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明に係る電子部品ホルダーは、ホルダー上面に、ホルダー正面の開口から電子部品のリード線を通す複数条の水平溝を形成し、ホルダー背面に、上記リード線を略直角に折り曲げて通す複数条の縦溝を形成した合成樹脂製の電子部品ホルダーにおいて、上記縦溝に、上記リード線を合成樹脂の弾性によって挟圧固定するリード線固定手段を一体に設けたことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の電子部品ホルダーにあっては、上記リード線固定手段として、縦溝の上端の溝幅をリード線の直径よりも広くし且つ下端の溝幅をリード線の直径よりも狭くする合成樹脂リブを、縦溝に沿って一体に形成し、この合成樹脂リブの弾性で上記リード線を挟圧固定するように構成することが好ましい。また、この合成樹脂リブが、縦溝の上端から下端へ近づくほど縦溝の内側へ突き出す傾斜面を備えたものであることが好ましい。
【0012】
そして、本発明の更に好ましい具体的な電子部品ホルダーは、ホルダー上面に、ホルダー正面の開口から電子部品としてLEDのリード線を通す二条の水平溝を形成し、ホルダー背面に、上記リード線を略直角に折り曲げて通す二条の縦溝を形成した合成樹脂製の電子部品ホルダーにおいて、リード線固定手段として、縦溝の上端の溝幅をリード線の直径よりも広くし且つ下端の溝幅をリード線の直径よりも狭くする合成樹脂リブであって、縦溝の上端から下端へ近づくほど縦溝の内側へ突き出す傾斜面を備えた合成樹脂リブを、縦溝に沿って片側に一体に形成し、この合成樹脂リブの弾性でリード線を挟圧固定するようにしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の電子部品ホルダーは、ホルダー背面の縦溝に一体に設けたリード線固定手段の合成樹脂の弾性によって、縦溝に通された電子部品のリード線を挟圧固定するため、従来の電子部品ホルダーのようにリード線がホルダー上面の水平溝やホルダー背面の縦溝から浮き上がって電子部品が脱落するのを確実に防止することができる。従って、電子部品を電子部品ホルダーに保持させてプリント基板に搭載する作業効率が向上し、また、電子部品を前後方向にずれないように位置決めして電子部品ホルダーに固定できるので、電子部品の正確な位置出しを行うことも可能となる。しかも、この合成樹脂のリード線固定手段は、射出成形等によって縦溝と一体に設けられるものであるから、部品点数や組立工数の増加がなく、かつ、リード線固定手段を設けるための成形金型の変更が安価で製造コストの実質的な増加もないため、本発明の電子部品ホルダーは製造面や経済面で有利である。
【0014】
そして、リード線固定手段として、縦溝の上端の溝幅をリード線の直径よりも広くし且つ下端の溝幅をリード線の直径よりも狭くする合成樹脂リブを、縦溝に沿って一体に形成し、この合成樹脂リブの弾性でリード線を挟圧固定するようにした電子部品ホルダーは、ホルダー上面の水平溝に通したリード線を略直角に折り曲げつつホルダー背面の縦溝に通すとき、溝幅が広い縦溝の上部にリード線を抵抗なく嵌め込み、リード線で合成樹脂リブの下部を弾性的に押し広げながら、溝幅の狭い縦溝の下部にリード線を簡単に挟み込んで固定できるので、リード線の挟圧固定作業を容易に行うことができる。特に、この合成樹脂リブが、縦溝の上端から下端へ近づくほど縦溝の内側へ突き出す傾斜面を備えたものであると、電子部品のリード線を略直角に折り曲げながら縦溝に押し込むだけで、傾斜面によって合成樹脂リブがスムーズに押し広げられるため、リード線の挟圧固定作業が一層容易になる。
【0015】
また、更に好ましい電子部品ホルダーのように、縦溝の上端から下端へ近づくほど縦溝の内側へ突き出す傾斜面を備えた合成樹脂リブが、縦溝に沿って片側に一体に形成されていると、成形金型の寿命を伸ばすことが可能となる。即ち、上記の傾斜面を備えた合成樹脂リブは、その下端に鋭角のエッジ部分を有するが、そのような鋭角のエッジ部分の形成箇所が多くなると、成形金型が摩耗しやすいため寿命が短くなる。その点、この好ましい電子部品ホルダーは、傾斜面を備えた鋭角のエッジ部分のある合成樹脂リブを縦溝に沿って片側のみに形成しているため、縦溝に沿って両側にそのような合成樹脂リブを形成する場合に比べると、成形金型の寿命が長くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0017】
図1は本発明の一実施形態に係る電子部品ホルダーを斜め後方から見た斜視図、図2はLEDを保持した同電子部品ホルダーのプリント基板への取付状態を示す斜視図、図3の(a)は同電子部品ホルダーの平面図、図3の(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの平面図、図4の(a)は同電子部品ホルダーの正面図、図4の(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの正面図、図5の(a)は同電子部品ホルダーの左側面図、図5の(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの左側面図、図6の(a)は同電子部品ホルダーの背面図、図6の(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの背面図、図7の(a)は同電子部品ホルダーの底面図、図7の(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの底面図、図8はLEDを保持した同電子部品ホルダーの後部の拡大斜視図、図9は同電子部品ホルダーにLEDを保持させる手順を説明する説明図である。
【0018】
この電子部品ホルダーHは、熱可塑性の合成樹脂を射出成形して得られる略直方体形状の成形品であって、図1、図3に示すように、ホルダー上面7には、LED1などの電子部品の二本のリード線2を通す前後方向の二条の水平溝3が平行に形成されており、ホルダー背面8には、図1、図6に示すように、リード線2を下方へ略直角に折り曲げて通す二条の縦溝4が形成されている。
【0019】
また、ホルダー正面には、図1、図4に示すように、LED1を背後から支える逆U字形の支持板9が一体に形成されており、この支持板9の片側には、図3、図5に示すように、LED1を側方から当止して位置決めする突片10が前方に向かって突設されている。更に、ホルダー正面には、図1、図4に示すように、LED1のリード線2を挿入して前記の水平溝3に通す二つの開口6が形成されている。
【0020】
そして、図1〜図7に示すように、ホルダー両側面11には、この電子部品ホルダーHをプリント基板に取付固定するための左右一対の逆L字形の脚片5が突設されており、それぞれの脚片5の下端には抜止め用の係止爪12が形成されている。
【0021】
図1、図8に示すように、ホルダー背面8には、合成樹脂の弾性でリード線2を挟圧固定するリード線固定手段として、合成樹脂リブ13a,13b,13aが縦溝4に沿って一体に形成されている。これらの合成樹脂リブは、縦溝4の上端の溝幅W1をリード線2の直径Rよりも広くし、且つ、縦溝4の下端の溝幅W2をリード線2の直径Rよりも狭くすることによって、溝幅の狭い縦溝4の下部に挟まれたリード線2を合成樹脂リブ13a,13b,13aの弾性で挟圧固定するものであり、縦溝4の外側に形成された合成樹脂リブ13a,13aは、縦溝4の上端から下端へ近づくほど縦溝の内側へ突き出す傾斜面14を備えている。
【0022】
中央の合成樹脂リブ13bは両側面を傾斜面にしてもよいが、そのようにすると、合成樹脂リブ13bの下端両側にも鋭角なエッジ部分が形成されて、既述したように成形金型の寿命が短くなるため、この電子部品ホルダーHでは、縦溝4の外側の合成樹脂リブ13a,13aのみに傾斜面15を設けて、成形金型の延命化を図っている。
【0023】
以上のような構成の電子部品ホルダーHにLED1等の電子部品を保持させる場合は、図9に示すように、LED1のリード線2をホルダー正面の開口6からホルダー上面の水平溝3に通し、LED1を支持板9で背後から支えると共に、LED1の側面を突片10に当止させて位置決めする。そして、リード線2の後部を仮想線で示すように下方へ略直角に折り曲げつつ、溝幅の広い縦溝4の上端から溝幅の狭い下端へ押し込み、リード線2で縦溝4の外側の合成樹脂リブ13aを押し広げながら、溝幅の狭い縦溝4の下部にリード線2を挟み込んで、合成樹脂リブ13aの弾性でリード線2を挟圧固定する。その場合、合成樹脂リブ13aは傾斜面14を備えているので、この傾斜面14によって合成樹脂リブ13aをリード線2でスムーズに押し広げながら、容易にリード線2の挟圧固定作業を行うことができる。
【0024】
このようにリード線2を挟圧固定すると、リード線2がホルダー上面の水平溝3やホルダー背面の縦溝4から浮き上がり、ホルダー正面の開口6から抜け出してLED1が脱落するのを確実に防止することが可能となり、また、LED1が前後方向の位置ずれすることもないので、LED1を正確に位置決めすることも可能となる。
【0025】
上記のようにLED1等の電子部品を保持させた電子部品ホルダーHは、例えば図2に示すように、脚片5の下部をリモコン15のプリント基板16の取付孔17に挿入して、脚片5の下端の係止爪12を基板16の裏面に係止させることにより、脱落しないようにプリント基板16に搭載され、LED1のリード線2はプリント基板16の貫通孔に挿通されて半田付けされる。その場合、LED1のリード線2が挟圧固定されて電子部品ホルダーHに保持され、作業中にLED1が脱落することがないので、作業効率が大幅に向上するようになる。
【0026】
また、この電子部品ホルダーHは、リード線固定手段として合成樹脂リブ13a,13b,13aを射出成形により一体的に形成したものであるから、部品点数や組立工数の増加を招くことがなく、また、合成樹脂リブを設けるための成形金型の変更が安価で製造コストの実質的な増加もないため、製造面や経済面で有利なものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子部品ホルダーを斜め後方から見た斜視図である。
【図2】図2はLEDを保持した同電子部品ホルダーのプリント基板への取付状態を示す斜視図である。
【図3】(a)は同電子部品ホルダーの平面図、(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの平面図である。
【図4】(a)は同電子部品ホルダーの正面図、(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの正面図である。
【図5】(a)は同電子部品ホルダーの左側面図、(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの左側面図である。
【図6】(a)は同電子部品ホルダーの背面図、(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの背面図である。
【図7】(a)は同電子部品ホルダーの底面図、(b)はLEDを保持した同電子部品ホルダーの底面図である。
【図8】LEDを保持した同電子部品ホルダーの後部の拡大斜視図である。
【図9】同電子部品ホルダーにLEDを保持させる手順を説明する説明図である。
【図10】LEDを保持した従来の電子部品ホルダーの平面図である。
【図11】LEDを保持した従来の電子部品ホルダーの背面図である。
【図12】従来の電子部品ホルダーの問題点を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1 LED(電子部品)
2 リード線
3 水平溝
4 縦溝
5 脚片
6 リード線を挿通するホルダー正面の開口
7 ホルダー上面
8 ホルダー背面
13a,13b 合成樹脂リブ
14 傾斜面
H 電子部品ホルダー
W1 縦溝の上端の溝幅
W2 縦溝の下端の溝幅
R リード線の直径

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホルダー上面に、ホルダー正面の開口から電子部品としてLEDのリード線を通す二条の水平溝を形成し、ホルダー背面に、上記リード線を略直角に折り曲げて通す二条の縦溝を形成した合成樹脂製の電子部品ホルダーにおいて、
リード線固定手段として、上記縦溝の上端の溝幅を上記リード線の直径よりも広くし且つ下端の溝幅を上記リード線の直径よりも狭くする合成樹脂リブであって、上記縦溝の上端から下端へ近づくほど上記縦溝の内側へ突き出す傾斜面を備えた合成樹脂リブを、上記縦溝に沿って片側に一体に形成し、この合成樹脂リブの弾性で上記リード線を挟圧固定するようにしたことを特徴とする電子部品ホルダー。
【請求項2】
ホルダー上面に、ホルダー正面の開口から電子部品のリード線を通す複数条の水平溝を形成し、ホルダー背面に、上記リード線を略直角に折り曲げて通す複数条の縦溝を形成した合成樹脂製の電子部品ホルダーにおいて、
上記縦溝に、上記リード線を合成樹脂の弾性によって挟圧固定するリード線固定手段を一体に設けたことを特徴とする電子部品ホルダー。
【請求項3】
上記リード線固定手段として、上記縦溝の上端の溝幅を上記リード線の直径よりも広くし且つ下端の溝幅を上記リード線の直径よりも狭くする合成樹脂リブを、上記縦溝に沿って一体に形成し、この合成樹脂リブの弾性で上記リード線を挟圧固定するようにした請求項2に記載の電子部品ホルダー。
【請求項4】
上記合成樹脂リブが、上記縦溝の上端から下端へ近づくほど上記縦溝の内側へ突き出す傾斜面を備えている請求項3に記載の電子部品ホルダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−317774(P2007−317774A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−144022(P2006−144022)
【出願日】平成18年5月24日(2006.5.24)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】