説明

電子顕微鏡、および試料ホルダ

【課題】本発明の目的は、試料とガスの反応が観察可能な電子線装置用試料保持装置を提供することにある。
【解決手段】上記の課題の一つを解決するため、本発明では、電子線装置用試料保持手段に、ガス雰囲気と試料室の真空を隔離,試料周囲の雰囲気を密閉したセルを構成するために、試料の上下に隔膜を配し、さらにセル内にガスを供給するガス供給手段、および排気する排気手段を備え、前記排気手段はセル内に設けたガス排気管と、セルと貫通するように試料保持手段の側壁に設けられた開閉可能な排気孔を設けた。隔膜の材質は電子線が透過可能なカーボン膜,酸化膜,窒化膜などの軽元素で構成される非晶質膜とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子顕微鏡および、それに用いられる試料ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
透過電子顕微鏡(TEM)や走査透過電子顕微鏡(STEM)などを用いて、真空中ではなく、ガス雰囲気中での物質の構造や特性の解析や、ガス雰囲気中での物質の合成プロセスをその場観察するニーズが高まっている。
【0003】
ガス雰囲気中での観察については、特許文献1,特許文献2に記載のように、試料を2枚のグリッドで挟み込み、その間にガスを導入,排気する機構を試料ホルダに設ける方法がある。また、特許文献3に記載のようにセル内の圧力変化に対する隔膜の保護およびガス拡散の防止の目的で、試料周りに筒状のカバーを設けそのカバーに電子線が通過する隔膜を張った2つの穴を設ける方法がある。また、特許文献4のように隔膜が破損した場合のガス拡散防止のために、隔膜で形成したセルの外側にさらに隔膜を配し、二段セル構造を試料ホルダに設ける方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−117196号公報
【特許文献2】特開平9−129168号公報
【特許文献3】米国特許第5326971号公報
【特許文献4】特許第3610245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記いずれの従来技術においても、ガス雰囲気と真空を仕切ったセル内にガス排気管を設け、排気管を電子顕微鏡鏡体外への真空ポンプに接続しセル内部を排気していた。しかし、排気管はセルの大きさの制限により、直径も数mm程度と小さく、コンダクタンスが大きく排気に時間を要し、ガスの置換やセル内真空度を電子顕微鏡試料室と同等の真空度(10-5Pa)にするのが困難であり、ガスの置換にも時間を要するという問題があった。
【0006】
別の上記従来技術において、取り外し可能な隔膜を有した筒や、2重に隔膜を配する2重セル構造を用いた場合、電子線の散乱が大きく像にボケが生じ、像質が低下するという問題があった。
【0007】
また、いずれの従来技術においても、高温加熱に関しての配慮はなされていない。
【0008】
本発明の目的は、セル内の排気,ガス置換が短時間で可能で、セル内のガス圧を電子顕微鏡試料室と同等の真空度(10-5Pa)から大気圧(105Pa)までの広範囲を容易にカバーすることが可能で、セルに用いる隔膜を破損することなく広い範囲でのガス圧力下での試料とガスの反応を観察可能な電子線装置用試料保持装置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、任意のガス環境下での試料の高温観察が可能な電子線装置用試料保持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題の一つを解決するため、本発明では、鏡体の電子線照射部と試料室および観察室を別個に排気する機能を備えた電子線装置において、試料保持手段に、ガス雰囲気と試料室の真空を隔離,試料周囲の雰囲気を密閉したセルを構成するために、試料の上下に隔膜を配し、さらにセル内にガスを供給するガス供給手段、および排気する排気手段を備え、前記排気手段はセル内に設けたガス排気管と、セルと貫通するように試料保持手段の側壁に設けられた開閉可能な排気孔を設けた。
【0010】
隔膜の材質は電子線が透過可能なカーボン膜,酸化膜,窒化膜などの軽元素で構成される非晶質膜とした。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、電子線装置を用いて、試料室内部に隔膜で試料を包含する雰囲気ガスの微小ガス空間(環境セル)をつくり、セル内の排気,ガス置換が短時間で可能で、広い範囲でのガス圧力下での試料とガスの反応が観察可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施例である電子線装置1および電子線装置用試料保持装置6の基本構成図。
【図2】一実施例の電子線装置用試料保持装置6先端の構成図。
【図3】一実施例の電子線装置試料室14構成図および電子線装置用試料保持装置6構成図。
【図4】一実施例である電子線装置用試料保持装置6の排気孔38近傍の断面図。
【図5】一実施例である電子線装置用試料保持装置6の排気孔38近傍の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1に本発明の一実施例である電子線装置1および電子線装置用試料保持装置6の基本構成図を示す。電子線装置1の鏡体は、電子銃2,コンデンサーレンズ3,対物レンズ4,投射レンズ5により構成されている。コンデンサーレンズ3,対物レンズ4の間には、電子線装置用試料保持装置6が挿入される。投射レンズ5の下方には、蛍光板7が、蛍光板7の下には、TVカメラ8が装着されている。TVカメラ8は、画像表示部9aを介し画像記録部9bに接続されている。TVカメラ8の下部には、EELS検出器10が取り付けられ、EELS制御部11に接続されている。電子線装置用試料保持装置6上方には、EDX検出器12が装備されており、EDX制御部13に接続されている。
【0014】
電子銃2近傍,コンデンサーレンズ3近傍,電子線装置試料室14,観察室15はそれぞれ、バルブ16を介して、異なる真空ポンプ17に接続されている。電子線装置用試料保持装置6にはカーボンや酸化物,窒化物などのアモルファスで形成された隔膜18で密封されたセル19内部に試料20が装填されており、ガス導入管21先端部およびガス排気管22先端部がセル19内部に挿入されている。電子線装置試料室14には試料予備排気室27が接続されており、試料予備排気室27はバルブ16を介して真空ポンプ17に接続されている。
【0015】
ガス導入管21はガス圧コントロールバルブ23を介してガス貯蔵部24に接続されている。ガス排気管22はバルブ16を介して真空ポンプ17に接続されている。
【0016】
電子銃2から発生した電子線25はコンデンサーレンズ3により収束され試料20に照射される。試料20を透過した電子線25は対物レンズ4により結像され、投射レンズ5により拡大、蛍光板7上に投影される。または、蛍光板7を持ち上げ、TVカメラ8に投影し、画像表示部9aに透過像が表示され、画像記録部9bに記録される。
【0017】
電子線装置用試料保持装置6を電子線装置試料室14に挿入する際は、電子線装置用試料保持装置6先端部は、予め試料予備排気室27で真空ポンプ17により排気されてから、電子線装置試料室14に挿入される。
【0018】
図2に一実施例電子線装置用試料保持装置6先端の構成図を示す。電子線装置用試料保持装置6には、電子線25を通過させるための電子線透過孔28が開いており、その電子線透過孔28を覆うように下部隔膜18aを貼り付けた下部隔膜支持板29aが取り付けられている。下部隔膜支持板29aは、ガスが通過することの無いよう、接着剤などで隙間無く固定する。その上部に下部隔膜18aに接触しないようヒータ30を浮かせた状態で、ヒータ30の両端をヒータ固定ネジ31aでねじ止めする。ヒータ固定ネジ31aでねじ止めした一方はリード線32に接続され、リード線32は電子線装置1の鏡体外の加熱電源33に接続される。試料20はヒータ30に直接塗布する。上部隔膜支持板29bは、押さえ板34に接着剤等で隙間無く固定する。押さえ板34は、ガスケット35を介して、電子線装置用試料保持装置6にネジ31bでねじ止めする。これにより、試料20および試料20近傍を密封することが可能なセル19が形成される。そのセル19内にガス導入管21およびガス排気管22先端部が挿入されており、セル19内に任意のガスを導入あるいは、排気することが可能である。これにより、試料20を任意のガス雰囲気中で加熱し、変化するプロセスを直接観察することが可能となる。
【0019】
ここでは、下部隔膜支持板29aおよび上部隔膜支持板29bの固定は接着剤を使って行っているが、ガスケットを介して直接電子線装置用試料保持装置6にねじ止めする構造としてもよい。
【0020】
また、ここでは、セル19内にヒータ30を配し、試料20を直接塗布することにより、セル19内で試料20を加熱できるようにしているが、ヒータ30の代わりに3mmメッシュなどの一般的な電子顕微鏡試料台をセットできるようにしてもよい。
【0021】
図3に一実施例の電子線装置試料室14構成図および電子線装置用試料保持装置6構成図を示す。電子線装置試料室14には試料予備排気室27が隣接しており、電子線装置用試料保持装置6を電子線装置試料室14に挿入あるいは取り出す際に、予備排気できるように真空排気ポンプ17に接続されている。電子線装置用試料保持装置6先端には下部隔膜18aおよび上部隔膜18bにより環境セル19が形成され電子線装置試料室14とは異なる環境を電子線装置用試料保持装置6先端部に作ることができる。セル19内部にはヒータ30に取り付けられた試料20が装着されており、ヒータ30はリード線32を介して加熱電源33に接続され、セル19内の環境をコントロールしながら、試料20を加熱することが可能である。
【0022】
電子線装置用試料保持装置6軸部分は外軸36と水平方向に移動可能な中軸37からなり、外軸36側面に排気孔38を設けている。外軸36排気孔38を塞ぐことが可能なように中軸37にはOリング39がセットされている。中軸37は電子線装置1の鏡体外の中軸駆動つまみ40に接続されており、中軸駆動つまみ40を回転することにより中軸37を水平稼働可能である。中軸37が移動することにより、Oリング39の位置が外軸36の排気孔38からずれ、環境セル19内部と排気孔38を貫通させる。電子線装置試料室14は真空ポンプ17で排気されているので、ガス排気管22および排気孔38からの同時排気が可能となり、セル19内排気を短時間で行うことが可能となる。ここで、排気孔38は2つだが、2つ以上あるいはセル19の容積が小さい場合は、容積に合わせて1つにしても良い。
【0023】
セル19内の排気を排気孔38およびガス排気管22から排気後、中軸37を水平稼働してOリング39の位置が外軸36の排気孔38の位置に移動し、環境セル19内を密封する。その後、ガス導入管21よりガスを導入し、目的の圧力になるようガス圧を調整する。試料20の温度は、ヒータ30の加熱温度を調整し、設定する。その変化は、隔膜18を透過した電子線25を用いて観察する。
【0024】
セル19内の排気は、電子線装置試料室14で排気するかわりに、排気孔38の位置を試料予備排気室27にセットし排気孔38を開け、試料予備排気室27を排気することにより、排気孔38からセル19内の排気を数量にしても良い。
【0025】
例えば電子線装置用試料保持装置6を電子線装置1鏡体内に挿入する場合、セル19内が大気圧の状態で試料予備排気室27に電子線装置用試料保持装置6先端部を挿入し、排気すると、急激な圧力変化が隔膜18にかかり、隔膜18が破損してしまう。そのため、予備排気を始める前に、電子線装置用試料保持装置6のセル19内ガス排気管22から排気する必要があるがガス排気管22は電子線装置用試料保持装置6内に収まるように直径が1mm以下のため、コンダクタンスが大きく排気に時間を要し、非効率的である。そこで、排気孔38を開けた状態で排気することで、直接セル19内部を排気し隔膜18への圧力が軽減され、隔膜18が保護される。
【0026】
図4に一実施例である電子線装置用試料保持装置6の排気孔38近傍の断面図を示す。電子線装置用試料保持装置6には外軸36に排気孔38が設けられている。電子線装置1鏡体と接触する部分にはOリング39が取り付けられており、電子線装置試料室14の真空を保つ構造となっている。中軸37部分は中空で水平方向に移動可能な、電子線装置1の鏡体外の中軸駆動つまみ40に接続されており、中軸駆動つまみ40を回転することにより中軸37を水平稼働可能である。中軸37には、外軸36と排気孔38を塞ぐことが可能なようにOリング39がセットされている。中軸37は中空となっており、リード線32,ガス導入管21およびガス排気管22が通されており、リード線32の一方はセル19内のヒータ30に、もう一方は、電子線装置1の鏡体外の加熱電源33に接続されている。ガス導入管21は電子線装置1の鏡体外のガス圧コントロールバルブ23を介してガス貯蔵部24に接続されている。ガス排気管22は電子線装置1の鏡体外の真空ポンプ17にバルブ16を介し接続されている。中軸駆動つまみ40を回転することにより中軸37をさらに水平方向に駆動させ、Oリング39の位置が外軸36の排気孔38からずれ、環境セル19内部と排気孔38を貫通させる。電子線装置試料室14は真空ポンプ17で排気されているので、ガス排気管22および排気孔38からの同時排気が可能となり、セル19内排気を短時間で行うことが可能となる。ここで、排気孔38は2つだが、2つ以上あるいはセル19の容積が小さい場合は、容積に合わせて1つにしても良い。
【0027】
図5に別の実施例である電子線装置用試料保持装置6の排気孔38近傍の断面図を示す。図4の実施例と中軸37の先端部が異なり、テーパ状にし、セル19内の排気量の微調整が可能なニードルバルブの機能を持たせるようにしても良い。
【0028】
上記の構成を組み合わせることにより、環境セル19内での圧力を広範囲で正確に制御し、また電子線装置1への出し入れの際に、隔膜18へかかる圧力を調整し、急激な圧力変化による隔膜18の破損を防止することが可能であり、より薄い隔膜18を使用可能となる。これによりガス雰囲気中での反応プロセス、例えば高温ガス反応による結晶成長プロセス,酸化還元反応の観察を高分解能で行うことが可能となる。
【符号の説明】
【0029】
1 電子線装置
2 電子銃
3 コンデンサーレンズ
4 対物レンズ
5 投射レンズ
6 電子線装置用試料保持装置
7 蛍光板
8 TVカメラ
9a 画像表示部
9b 画像記録部
10 EELS検出器
11 EELS制御部
12 EDX検出器
13 EDX制御部
14 電子線装置試料室
15 観察室
16 バルブ
17 真空ポンプ
18a 下部隔膜
18b 上部隔膜
19 セル
20 試料
21 ガス導入管
22 ガス排気管
23 ガス圧コントロールバルブ
24 ガス貯蔵部
25 電子線
26 中間室
27 試料予備排気室
28 電子線透過孔
29a 下部隔膜支持板
29b 上部隔膜支持板
30 ヒータ
31a ヒータ固定ネジ
31b ネジ
32 リード線
33 加熱電源
34 押さえ板
35 ガスケット
36 外軸
37 中軸
38 排気孔
39 Oリング
40 中軸駆動つまみ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料を保持する試料ホルダと、
前記試料の周囲を真空雰囲気に保つ試料室と、
一次電子線を放出する電子源から放出される電子線を収束し、前記試料に照射する電子線制御装置と、
前記試料から発生した電子を検出する検出器と、
前記検出器からの信号に基づいて前記試料に関する試料像を作成する試料像制御装置と、
前記試料像を表示する表示装置と、
前記試料像を記録する記録装置と
を備えた電子顕微鏡において、
前記試料ホルダに保持された前記試料の上下に隔膜を配して前記試料室の真空雰囲気とガス雰囲気とを隔離するセルと、
前記セル内にガスを供給するガス供給装置と、
前記セル内から前記ガスを排気するガス排気装置とを備え、
前記ガス排気装置には、前記セル内に設けられたガス排気管と、前記セルを貫通するように前記試料ホルダの側壁に設けられた開閉可能な排気孔とが設けられており、前記ガス排気管および前記排気孔の両方から前記セル内の排気が可能であることを特徴とする電子顕微鏡。
【請求項2】
請求項1に記載の電子顕微鏡において、
前記セル内のガスの圧力を調整する圧力調整装置と、
前記セルの内部に前記試料を加熱する加熱装置とを設けたことを特徴とする電子顕微鏡。
【請求項3】
請求項1に記載の電子顕微鏡において、
前記試料ホルダの側壁に設けられた前記排気孔はひとつであることを特徴とする電子顕微鏡。
【請求項4】
請求項1に記載の電子顕微鏡において、
前記試料ホルダの側壁に設けられた前記排気孔は複数個であることを特徴とする電子顕微鏡。
【請求項5】
請求項1に記載の電子顕微鏡において、
前記試料ホルダは軸を有し、該軸が外軸と中軸とを有し、該外軸に前記排気孔が設けられ、前記中軸の移動により前記セルの内部の排気を行うように構成したことを特徴とする電子顕微鏡。
【請求項6】
請求項5に記載の電子顕微鏡において、
前記試料ホルダの前記中軸にニードルバルブを設けることで、前記排気孔の開閉時の前記ガスの流量の調整を行うように構成したことを特徴とする電子顕微鏡。
【請求項7】
試料を保持し、該試料に電子線を照射することで前記試料から発生する電子を検出して画像を形成する電子顕微鏡に用いられる試料ホルダにおいて、
前記試料の上下に隔膜を配して真空雰囲気とガス雰囲気とを隔離するセルと、
前記セル内に設けられたガス排気管と、
前記セルを貫通するように設けられた開閉可能な排気孔とを備え、
前記ガス排気管および前記排気孔の両方から前記セル内の排気が可能であることを特徴とする試料ホルダ。
【請求項8】
請求項7に記載の試料ホルダにおいて、
前記セルの内部に前記試料を加熱する加熱装置を設けたことを特徴とする試料ホルダ。
【請求項9】
請求項7に記載の試料ホルダにおいて、
前記排気孔はひとつであることを特徴とする試料ホルダ。
【請求項10】
請求項7に記載の試料ホルダにおいて、
前記排気孔は複数個であることを特徴とする試料ホルダ。
【請求項11】
請求項7に記載の試料ホルダにおいて、
軸を有し、該軸が外軸と中軸とを有し、該外軸に前記排気孔が設けられ、前記中軸の移動により前記セルの内部の排気が行われるように構成したことを特徴とする試料ホルダ。
【請求項12】
請求項11に記載の試料ホルダにおいて、
前記中軸にニードルバルブを設けることで、前記排気孔の開閉時の前記ガスの流量の調整が行われるように構成したことを特徴とする試料ホルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−175809(P2011−175809A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38105(P2010−38105)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(501387839)株式会社日立ハイテクノロジーズ (4,325)
【Fターム(参考)】