説明

電気光学装置および電子機器

【課題】電気光学パネルを上下から支持する第1フレームおよび第2フレームのうち、上側の第2フレームの一部を電気光学パネルの側方に配置しても、電気光学パネルの側端部が第2フレームに当接して破損することを防止することができる電気光学装置、および該電気光学装置を備えた電子機器を提供すること。
【課題手段】電気光学装置100において、電気光学パネル10およびバックライト装置20を下側で支持する第1フレーム1は、第1金枠40と、内側の第1樹脂部分30とを備えている。また、上側の第2フレーム2は、第2金枠50と、第2金枠50の少なくとも内側に第2金枠50と一体に形成された第2樹脂部分60とを備え、第2樹脂部分60は、電気光学パネル10の側方で電気光学パネル10の側端部10bに対向している。第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との間には両面テープ8が介在している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学パネルを下フレームと上フレームとの間に保持した電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機や情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)等の電子機器の表示部には、透過型あるいは半透過反射型の電気光学パネルを備えた液晶装置が広く用いられている。かかる電気光学装置においては、例えば、図10に示すように、電気光学パネル10およびバックライト装置20を下方から支持する第1フレーム1Xと、電気光学パネル10に対して上側に被さって電気光学パネル10およびバックライト装置20を第1フレーム1Xとの間に保持する第2フレーム2Xとを備えている。第1フレーム1Xは、第1金枠40Xと、第1金枠40Xの少なくとも内側に第1金枠40Xと一体あるいは別体に形成された樹脂部分30Xとを備えている。第2フレーム2Xは、第2金枠50Xのみからなる。第2金枠50Xは、電気光学パネル10と重なる位置に開口部530をもって電気光学パネル10の端部に重なる上板部53を備えており、上板部53の上面には、両面テープ91等によりタッチパネル90等の透光性の板状部材が固定されている。
【0003】
かかる電気光学装置において、電気光学パネル10を第1フレーム1Xに固定するにあたって、樹脂部分30Xは、電気光学パネル10の下側に位置するパネル受け部36Xと、パネル受け部36Xより外側で上方に突出する周辺部37Xとを備えており、電気光学パネル10に貼付された下偏光板17とパネル受け部36Xとを両面テープ等の接着部材8Xで接着する構造が提案されている。また、電気光学パネル10に貼付された上偏光板18および周辺部37Xを両面テープ等の接着部材7Xで上板部53と接着する構造が提案されている(特許文献1参照)。また、樹脂部分30Xについては白色樹脂を用いて光学特性を改善することが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−154366号公報
【特許文献2】特開2009−103966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図10に示す電気光学装置では、電気光学パネル10の側方に樹脂部分30Xが位置する構造であるため、例えば、以下に示すような問題点がある。例えば、樹脂部分30Xの周辺部37Xや上偏光板18を第2金枠50Xの上板部53に接着した際、第2金枠50Xの形状精度が低いため、周辺部37Xや上偏光板18と上板部53との間に隙間が発生しやすい。このため、矢印XAで示すように、第1金枠40Xの第1側板部41と第2金枠50Xの第2側板部51との間から埃等が侵入した際、埃が電気光学パネル10とタッチパネル90との間に侵入するという問題点がある。また、樹脂部分30Xが白色樹脂からなるため、矢印XBで示すように、周辺部37Xに侵入した光が、上偏光板18と上板部53との間の隙間から電気光学パネル10の上面側に漏れやすいという問題点がある。
【0006】
そこで、樹脂部分30Xから周辺部37Xを省く一方、第2金枠50Xの一部を電気光学パネル10の側方に配置する構成が考えられるが、この場合、第2金枠50Xの精度が低くて第2金枠50Xと電気光学パネル10の側端部とが当接し、電気光学パネル10の端部が割れるという新たな問題が発生する。
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、電気光学パネルを上下から支持する第1フレームおよび第2フレームのうち、上側の第2フレームの一部を電気光学パネルの側方に配置しても、電気光学パネルの側端部が第2フレームに当接して破損することを防止することができる電気光学装置、および該電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、電気光学パネルと、該電気光学パネルの下側に配置されたバックライト装置と、該バックライト装置および前記電気光学パネルを下方から支持する第1フレームと、前記電気光学パネルに対して上側で当該電気光学パネルおよび前記バックライト装置を前記第1フレームとの間に保持する第2フレームと、を有する電気光学装置であって、前記第1フレームは、第1金枠と、該第1金枠の少なくとも内側に当該第1金枠と一体あるいは別体に形成された第1樹脂部分と、を備え、前記第2フレームは、第2金枠と、該第2金枠の少なくとも内側に当該第2金枠と一体に形成され、前記電気光学パネルの側方で当該電気光学パネルの側端部に対向する有色の第2樹脂部分と、を有していることを特徴とする。
【0009】
本発明における「有色の第2樹脂部分」の「有色」とは、第2樹脂部分が透明および白色以外の樹脂からなることを意味する。
【0010】
本発明では、電気光学パネルおよびバックライト装置を上下から支持する第1フレームおよび第2フレームのうち、上側の第2フレームは、第2金枠と、第2金枠の少なくとも内側に第2金枠と一体に形成された第2樹脂部分とを備え、第2樹脂部分は、電気光学パネルの側方で電気光学パネルの側端部に対向している。このため、第1フレームと第2フレームとの間に埃が入り込んでも、埃は、第2樹脂部分を回り込まない限り、電気光学パネルの上まで到達しない。また、バックライト装置から漏れた光が第2樹脂部分に入り込んでも、第2樹脂部分が有色であるため、減衰し、電気光学パネルの上まで到達しにくい。また、第2樹脂部分であれば、成形によって高い精度が得られるので、電気光学パネルの側端部に対向する位置に配置しても、電気光学パネルの側端部が第2樹脂部分に当接して破損することを防止することができる。
【0011】
本発明において、前記第1金枠は、第1側板部を備え、前記第2金枠は、前記第2樹脂部分に対して隙間を介して当該第2樹脂部分に外側で対向する第2側板部を備え、前記第1側板部は、前記第2樹脂部分と前記第2側板部との間の前記隙間に入り込んで前記第2側板部と係合していることが好ましい。このように構成すると、第2フレームに第2樹脂部分を設けても、第1側板部と第2側板部とを係合させて、第1フレームと第2フレームとを結合させることができる。
【0012】
本発明において、前記第2金枠は、前記電気光学パネルと重なる位置に開口部をもって当該電気光学パネル端部に重なる上板部を備え、前記第2樹脂部分は、前記上板部の下面側に設けられている構成を採用することができる。
【0013】
本発明において、前記第2樹脂部分は、黒色であることが好ましい。このように構成すると、バックライト装置から漏れた光が第2樹脂部分に入り込んでも、第2樹脂部分が黒色であるため、減衰し、電気光学パネルの上まで漏れるのを確実に防止することができる。
【0014】
本発明において、前記第2樹脂部分は、前記開口部の内縁を覆っていることが好ましい。このように構成すると、第2金枠の上板部において、開口縁が光るのを確実に防止することができる。
【0015】
本発明は、前記上板部には、前記開口部を塞ぐ透光性の板状部材が固定されている場合に適用すると効果的である。上板部の開口部を塞ぐ透光性の板状部材が設けられている場合、電気光学パネルに埃が侵入すると、いつまでも滞留して目立つが、本発明では、第2フレームの第2樹脂部分で埃が電気光学パネルの上まで到達するのを防止できる。
【0016】
本発明において、前記第1樹脂部分と前記第2樹脂部分との間には接着部材が介在していることが好ましい。このように構成すると、埃が第2樹脂部分を回りこんで電気光学パネルの上に到達しようとするのを確実に防止することができる。
【0017】
本発明において、前記接着部材としては、両面テープを用いることができる。
【0018】
本発明において、前記接着部材は、液状の接着剤を硬化させてなる構成であってもよい。
【0019】
本発明において、前記第1樹脂部分は、前記電気光学パネルと重なるパネル受け部と、該パネル受け部より外側で当該パネル受け部よりも下方に凹む周辺部と、を備え、前記接着部材は、前記パネル受け部から前記周辺部と重なる位置まで配置されて、前記パネル受け部と前記電気光学パネルとを接着した状態で前記周辺部と前記第2樹脂部分との間に介在していることが好ましい。このように構成すると、第1樹脂部分と電気光学パネルとを固定する接着部材を、埃の侵入防止用の接着部材として利用することができるので、新たな接着部材を追加する必要がない。
【0020】
本発明を適用した電気光学装置は、例えば、携帯電話機や情報携帯端末等の電子機器において、表示部を構成するのに用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電気光学装置(液晶装置)の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の別の位置の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る電気光学装置においてフレキシブル配線基板が接続されている側の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る電気光学装置において、第1フレームに第2フレームを結合させる様子を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る電気光学装置の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る電気光学装置の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る電気光学装置の断面図である。
【図9】本発明を適用した電気光学装置を備えた電子機器の説明図である。
【図10】本発明の参考例に係る電気光学装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明では、図10を参照して説明した構成との対応が分りやすいように、対応する部材には同一の符号を付して説明する。
【0023】
[実施の形態1]
(全体構成)
図1および図2は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置(液晶装置)の斜視図、および分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の断面図であり、図3には、電気光学パネル10の側端部のうち、フレキシブル配線基板が接続されていない側端部を通る位置で電気光学装置を切断したときの断面を示してある。図4は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置においてフレキシブル配線基板が接続されている側の断面図であり、図4(a)、(b)には、発光素子を避けた位置での断面、および発光素子を通る位置での断面を示してある。
【0024】
図1および図2において、本形態の電気光学装置100は、タッチパネル付き電気光学装置であり、概ね、バックライト用のバックライト装置20と、このバックライト装置20の上面に重ねて配置された電気光学パネル10と、タッチパネル90とを備えており、電気光学パネル10は、透過型あるいは半透過反射型の液晶パネルからなる。
【0025】
図2、図3および図4に示すように、電気光学装置100は、電気光学パネル10およびバックライト装置20を内側に保持して下側から支持する第1フレーム1と、電気光学パネル10に対して上側に被さって電気光学パネル10およびバックライト装置20を第1フレーム1との間に保持する第2フレーム2とを備えており、第2フレーム2にタッチパネル90が固定されている。
【0026】
詳しくは後述するように、第1フレーム1は、箱形の第1金枠40と、第1金枠40の少なくとも内側に第1金枠40と一体あるいは別体に形成された第1樹脂部分30とを備えている。第2フレーム2は、蓋状の第2金枠50と、第2金枠50の少なくとも内側にインサート成形あるいはアウトサート成形により第2金枠50と一体に形成された第2樹脂部分60とを備えている。このため、第2金枠50には、複数個所に貫通穴59が形成されており、かかる貫通穴59に第2樹脂部分60が入り込んでいる。第2金枠50は、電気光学パネル10と重なる位置に開口部530をもって電気光学パネル10の端部に重なる上板部53を備えており、上板部53の上面には、両面テープ91等によりタッチパネル90等の透光性の板状部材が固定されている。
【0027】
電気光学パネル10は、矩形の平面形状を有しており、画素電極15等が形成された素子基板11と、素子基板11に対して所定の隙間を介して対向配置された対向基板12と、この対向基板12と素子基板11とを貼り合せるシール材14とを備えており、シール材14で囲まれた領域内に液晶層13が保持されている。素子基板11および対向基板12はガラス基板等の透光性基板からなる。本形態では、対向基板12が表示光の出射側に配置され、素子基板11はバックライト装置20の側に配置されている。本形態において、電気光学装置100は、いわゆるフリンジフィールドスイッチング(以下、FFS(Fringe Field Switching)という)方式やインプレーンスイッチング(以下、IPS(In Plane Switching)という)方式等が採用されていることから、素子基板11には共通電極16も形成されている。また、電気光学パネル10は、TN(Twisted Nematic)方式、ECB(Electrically Controlled Birefringence)方式、あるいはVAN(Vertical Aligned Nematic)方式の液晶パネルとして構成される場合があり、この場合、素子基板11に画素電極が形成され、対向基板12に共通電極が形成される。
【0028】
素子基板11において、対向基板12の縁からの張り出し部分110の上面には駆動用IC19が実装されているとともに、かかる張り出し部分110の端部にはフレキシブル配線基板200が接続されている。電気光学パネル10の上面には上偏光板18が重ねて配置され、電気光学パネル10の下面とバックライト装置20との間には下偏光板17等が配置されている。ここで、下偏光板17および上偏光板18は、電気光学パネル10よりもサイズが小さく、電気光学パネル10において、張り出し部分110が位置する側の側端部10cを除く3つの側端部10bは、下偏光板17および上偏光板18の周りから張り出している。
【0029】
バックライト装置20は、電気光学パネル10の下面側に対して重ねて配置された矩形の導光板21と、面実装タイプのLEDからなる発光素子29(光源/図4参照)とを備えている。電気光学パネル10に接続されているフレキシブル配線基板200は両面基板であり、発光素子29はフレキシブル配線基板200に実装されている。導光板21は、4つの側端面のうち、電気光学パネル10の側端部10cが位置する側の側端面が入射端面210とされる。導光板21では、入射端面210から入射した光が導光板21内を進行しながら上面から光が出射されるようになっており、本形態において、導光板21の下面には反射シート27が重ねて配置されている。導光板21の上面には散乱板22、プリズムシート23、24等の光学シートが重ねて配置されている。
【0030】
(第1フレーム1および第2フレーム2の構成)
図2、図3および図4に示すように、第1フレーム1において、第1金枠40は、厚さが0.15mm程度の薄い金属板、例えばSUS板等に対するプレス加工等により形成されてなる。第1金枠40は、底板部43と、底板部43の外周縁から起立する4つの第1側板部41とを備えており、上面が開口する矩形の箱状になっている。かかる第1金枠40の内側に第1樹脂部分30が保持されている。ここで、第1金枠40には、フレキシブル配線基板200を引き出すための切り欠き48が形成されており、かかる切り欠き48が形成されている部分では、第1側板部41が途切れている。
【0031】
第1樹脂部分30は、矩形枠状であり、白色の樹脂からなる。第1樹脂部分30は、導光板21の側端面に対向する4つの側壁31を備えており、側壁31で囲まれた内側にバックライト装置20が配置されている。第1フレーム1の第1樹脂部分30には、発光素子29と重なる位置に発光素子29が入り込む切り欠き39が形成されている。このため、電気光学パネル10の下面側にフレキシブル配線基板200を重ね、この状態で、電気光学パネル10およびフレキシブル配線基板200を第1フレーム1に重ねると、発光素子29は、切り欠き39に入り込んで導光板21の入射端面210に対向する。なお、電気光学パネル10とフレキシブル配線基板200との間には、発光素子29が実装されている領域と重なる位置に遮光性の両面テープ240を貼っておけば、電気光学パネル10の下面側にフレキシブル配線基板200を固定することができるとともに、発光素子29から出射された光が駆動用IC19に入射することを防止することができる。
【0032】
第2フレーム2において、第2金枠50も、第1金枠40と同様、厚さが0.15mm程度の薄い金属板、例えばSUS板等に対するプレス加工等により形成されてなる。第2金枠50は、矩形の上板部53と、上板部53の外周縁から下方に折れ曲がった4つの第2側板部51とを備えており、下面が開口する矩形の蓋状になっている。第2側板部51は、電気光学パネル10の側端部10cを覆っており、上板部53は、電気光学パネル10の表示光出射面10aの端部を覆っている。ここで、第2金枠50の上板部53には、電気光学パネル10から出射された光を出射する矩形の開口部530が形成されている。開口部530は、上偏光板18よりもサイズが小さい。
【0033】
図2および図3に示すように、第1金枠40において、4つの第1側板部41には、第1側板部41に対する切り起こし加工によって斜め下向きのフック部45が形成されており、第2金枠50において、フック部45に対応する位置には係合穴55が形成されている。このため、図5を参照して後述するように、第1フレーム1の内側に、バックライト装置20や電気光学パネル10を重ねた状態で、第2フレーム2を第1フレーム1に向けて押圧すると、第2金枠50の第2側板部51は第1金枠40の第1側板部41に外側で重なる。この状態から、第2フレーム2をさらに第1フレーム1に向けて押圧すると、第1金枠40のフック部45は係合穴55の内側に入り込んで自動的に係合し、第1フレーム1と第2フレーム2とは、第1側板部41および第2側板部51を介して結合された状態となる。また、第1金枠40のフック部45を強制的に変形させれば、第1フレーム1と第2フレーム2との結合を解除することができるので、第2金枠50と第1金枠40との結合を解除することができる。ここで、フック部45および係合穴55は、長辺では1辺当たり、3箇所に設けられており、短辺では1辺当たり、2箇所に設けられており、計10箇所に設けられている。
【0034】
第2フレーム2において、第2金枠50には、インサート成形あるいはアウトサート成形により第2金枠50と一体に形成された第2樹脂部分60が設けられている。第2樹脂部分60は、透明および白色を除く有色の樹脂からなり、本形態において、第2樹脂部分60は、黒色の樹脂からなる。
【0035】
ここで、第2樹脂部分60は、第2金枠50の少なくとも内側に形成されており、電気光学パネル10の側端部10bの側に位置する部分には、第2金枠50の上板部53の下面に沿う上側樹脂部分61と、上板部53の開口縁に沿って形成された見切り部分66とを備えており、見切り部分66と上側樹脂部分61とは連続している。また、第2樹脂部分60は、上側樹脂部分61から下方に突出して電気光学パネル10の側方で側端部10bに対向する突状樹脂部分65を備えており、かかる突状樹脂部分65は、下偏光板17よりも下方位置まで突出している。また、突状樹脂部分65は、第2金枠50の第2側板部51から内側で離間した位置に設けられており、突状樹脂部分65と第2側板部51との間には隙間67が空いている。
【0036】
かかる第2フレーム2の構成に対応して、第1フレーム1において、第1樹脂部分30は、内側部分において電気光学パネル10に下側で重なるパネル受け部36と、パネル受け部36より外側でパネル受け部36よりも下方に凹む周辺部37とを備えている。このため、第1樹脂部分30は、第2樹脂部分60の突状樹脂部分65と直接、接することがないようになっている。また、パネル受け部36と周辺部37との段部35は、突状樹脂部分65の内周面よりやや内側に位置する。
【0037】
また、第1フレーム1において、第1金枠40の第1側板部41は、突状樹脂部分65と第2側板部51との間に形成された隙間67に入り込んで第2側板部51の内側で第2側板部51と対向している。このため、第2フレーム2において、第2金枠50の内側に第2樹脂部分60が設けられていても、第1側板部41のフック部45と第2側板部51の係合穴55との係合が可能である。
【0038】
図4に示すように、第2フレーム2において、電気光学パネル10の側端部10cが位置する側でも、第2金枠50の内側には第2樹脂部分60が形成されている。また、電気光学パネル10の側端部10cが位置する側でも、第2樹脂部分60は、上側樹脂部分61から下方に突出して電気光学パネル10の側方で側端部10cに対向する突状樹脂部分65を備えている。但し、突状樹脂部分65は、第2側板部51に接した状態で第2側板部51の下端縁よりさらに下方に突出している。また、第1フレーム1において、電気光学パネル10の側端部10cが位置する側では、第1金枠40に切り欠き48が形成されているため、第1樹脂部分30が、第1金枠40よりも外側に突出している。このため、本形態において、フレキシブル配線基板200は、第1フレーム1の第1樹脂部分30と第2フレーム2の第2樹脂部分60との間に形成された隙間33を通って引き出されており、フレキシブル配線基板200の引き出し経路には、金属部分が存在しない。従って、第1金枠40および第2金枠50によってフレキシブル配線基板200が傷つくことがない。また、本形態では、第1フレーム1の第1樹脂部分30と第2フレーム2の第2樹脂部分60とは、フレキシブル配線基板200を両側から挟むように設けられており、埃等の異物が侵入しないようになっている。
【0039】
(電気光学パネル10の固定構造)
図5は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100において、第1フレーム1に第2フレーム2を結合させる様子を示す説明図である。
【0040】
本形態の電気光学装置100において、第1フレーム1および第2フレーム2によって電気光学パネル10を保持するにあたっては、図3に示すように、まず、電気光学パネル10に貼付された下偏光板17と第1フレーム1の第1樹脂部分30に形成されたパネル受け部36との間には、両面テープ8からなる接着部材が配置されており、両面テープ8は、一方の面が下偏光板17に接着し、他方の面はパネル受け部36に接着されている。
【0041】
ここで、両面テープ8は、パネル受け部36の上面から周辺部37の上面に重なる位置まで延在しており、パネル受け部36と電気光学パネル10とを接着した状態で周辺部37と第2樹脂部分60の突状樹脂部分65との間に介在している。ここで、パネル受け部36と周辺部37との段部35は、突状樹脂部分65の内周面より、両面テープ8の厚さ分と同等の寸法だけ内側に位置し、かつ、突状樹脂部分65の下端面と周辺部37の上面との隙間寸法は、両面テープ8の厚さ分と同等である。このため、両面テープ8は、パネル受け部36、段部35および周辺部37の形状に倣って変形し、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との間に挟まれている。ここで、両面テープ8は、段部35、周辺部フ37および第2樹脂部分60の突状樹脂部分65に接着している構成、接着せずに軽く接している構成、およびわずかに離間している構成のいずれであってもよい。但し、本形態では、両面テープ8は、変形した状態からの形状復帰力(反発力)で突状樹脂部分65の下端面には確実に接している。
【0042】
上記のように、両面テープ8にパネル受け部36と電気光学パネル10とを接着する部分81と、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との間に介在する部分82とを設けるには、例えば、図5に示すように、パネル受け部36に両面テープ8の一方の端部を接着した後、電気光学パネル10を搭載し、その後、第2フレーム2を第1フレーム1に向けて、フック部45と係合穴55とが係合するまで押し付けるだけで実現することができる。
【0043】
その際、両面テープ8には、図2に示すように、発光素子29と重なる位置に穴89を設けておけば、発光素子29を導光板21の側端面に対向させることができる。また、第2樹脂部分60の上側樹脂部分61は上偏光板18に当接し、上板部53と上偏光板18との隙間を塞ぐことになる。
【0044】
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100では、電気光学パネル10およびバックライト装置20を上下から支持する第1フレーム1および第2フレーム2のうち、上側の第2フレーム2は、第2金枠50と、第2金枠50の少なくとも内側に第2金枠50と一体に形成された第2樹脂部分60とを備え、第2樹脂部分60は、電気光学パネル10の側方で電気光学パネル10の側端部10bに対向している。このため、第1フレーム1と第2フレーム2との間に埃が入り込んでも、埃は、第2樹脂部分60を回り込まない限り、電気光学パネル10の上まで到達しない。それ故、特に本形態のように、上板部53の開口部530を塞ぐ透光性の板状部材(タッチパネル90)が設けられている場合に適用すると効果的である。すなわち、上板部53の開口部530を塞ぐ板状部材(タッチパネル90)が設けられている場合、電気光学パネル10の上面に埃が侵入すると、いつまでも滞留して目立つが、本形態では、かかる埃の侵入を第2フレーム2の第2樹脂部分60で防止することができる。
【0045】
また、本形態において、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との間には、接着部材としての両面テープ8が介在している。このため、埃が第2樹脂部分60を回りこんで電気光学パネル10の上に到達しようとするのを両面テープ8によって確実に防止することができる。しかも、両面テープ8は、第1樹脂部分30と電気光学パネル10とを接着固定する機能を担っているので、新たな接着部材を追加する必要がない。また、第1樹脂部分30は、電気光学パネル10と重なるパネル受け部36と、パネル受け部36より外側でパネル受け部36よりも下方に凹む周辺部37とを備えており、両面テープ8は、パネル受け部36、段部35および周辺部37の形状に倣って変形しており、かかる変形状態の復帰力(反発力)で第2樹脂部分60に接している。それ故、図5を参照して説明したように、第1フレーム1と第2フレーム2とを結合した際に、両面テープ38を突状樹脂部分65によって押圧して変形させるだけで、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との隙間を両面テープ8で塞ぐことができる。また、本形態では、第1フレーム1と第2フレーム2とを結合させるフック部45および係合穴55が計10箇所に設けられているため、両面テープ8がパネル受け部36、段部35および周辺部37の形状に倣って変形した状態等を確実に維持することができる。
【0046】
また、第2樹脂部分60は有色であり、しかも、本形態において、第2樹脂部分60は黒色である。このため、バックライト装置20の光が電気光学パネル10の側方に漏れても、かかる光は第2樹脂部分60で遮断されるので、電気光学パネル10の上まで到達しない。また、第2樹脂部分60は、上板部53に設けた開口部530の内縁を見切り部分66として覆っているため、開口部530の開口縁が光るのを確実に防止することができる。
【0047】
さらに、第2樹脂部分60であれば、第2金枠50を加工した場合と違って、成形の際に形状や寸法に高い精度が得られる。従って、電気光学パネル10の側端部10bに対向する位置に第2樹脂部分60を配置しても、電気光学パネル10の側端部10bが第2樹脂部分60に当接して破損することを防止することができる。
【0048】
さらにまた、第2フレーム2において、第2金枠50の第2側板部51と第2樹脂部分60との間には隙間67が空いているため、第1金枠40の第1側板部41は、隙間67に入り込んで第2側板部51と係合することができる。それ故、第2フレーム2において、第2金枠50の内側に第2樹脂部分60を設けても、第1側板部41と第2側板部51とを係合させて、第1フレーム1と第2フレーム2とを結合させることができる。
【0049】
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置100の説明図であり、図6には、電気光学パネル10の側端部のうち、フレキシブル配線基板200が接続されていない側端部を通る位置で電気光学装置100を切断したときの断面を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
【0050】
実施の形態1では、第2樹脂部分60の上側樹脂部分61と上偏光板18とを当接させて上板部53と上偏光板18との隙間を塞いだが、図6に示すように、本形態では、上板部53の開口部530付近に第2樹脂部分60が形成されていない。その代わりに、上板部53と上偏光板18との間には両面テープや接着剤等の接着部材7が設けられている。従って、上板部53と上偏光板18との隙間は接着部材7によって塞がれている。
【0051】
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略するが、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、第2フレーム2の第2樹脂部分60は、電気光学パネル10の側方で電気光学パネル10の側端部10bに対向している。このため、第1フレーム1と第2フレーム2との間に埃が入り込んでも、埃は、第2樹脂部分60を回り込まない限り、電気光学パネル10の上まで到達しない等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0052】
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置100の説明図であり、図7には、電気光学パネル10の側端部のうち、フレキシブル配線基板200が接続されていない側端部を通る位置で電気光学装置100を切断したときの断面を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
【0053】
実施の形態1では、第2フレーム2において、電気光学パネル10の側端部10bに相当する個所の全てにおいて、第2金枠50の第2側板部51と第2樹脂部分60との間には隙間67を設けたが、図7に示すように、第1側板部41と第2側板部51とを係合させない個所では、第2金枠50の第2側板部51と第2樹脂部分60との間には隙間を設けなくてもよい。
【0054】
また、第1側板部41と第2側板部51とを係合させず、他の手段で第1フレーム1と第2フレーム2とを結合させる場合にも、図7に示すように、第1側板部41と第2側板部51とを係合させない個所では、第2金枠50の第2側板部51と第2樹脂部分60との間には隙間を設けなくてもよい。
【0055】
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略するが、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、第2フレーム2の第2樹脂部分60は、電気光学パネル10の側方で電気光学パネル10の側端部10bに対向している。このため、第1フレーム1と第2フレーム2との間に埃が入り込んでも、埃は、第2樹脂部分60を回り込まない限り、電気光学パネル10の上まで到達しない等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0056】
[実施の形態4]
図8は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置100の説明図であり、図8には、電気光学パネル10の側端部のうち、フレキシブル配線基板200が接続されていない側端部を通る位置で電気光学装置100を切断したときの断面を示してある。また、図8(a)、(b)には、第1フレーム1に第2フレーム2を結合させる様子、および第1フレーム1に第2フレーム2を結合させた後の様子を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
【0057】
上記実施の形態1〜3では、電気光学パネル10と第1樹脂部分30とを接着する接着部材として、両面テープ8を用いたが、図8を参照して説明するように、電気光学パネル10と第1樹脂部分30とを接着する接着部材として、液状の接着剤8Lを硬化させたものを用いてもよい。
【0058】
より具体的には、図8(a)に示すように、第1樹脂部材30のパネル受け部36および周辺部37にわたって液状の接着剤8Lを塗布した後、電気光学パネル10を搭載し、その後、第2フレーム2を第1フレーム1に向けて、フック部45と係合穴55とが係合するまで押し付け、しかる後に、接着剤8Lを硬化させてもよい。
【0059】
このように構成した場合も、接着剤8Lは、パネル受け部36の上面から周辺部37の上面に重なる位置まで延在しており、パネル受け部36と電気光学パネル10とを接着した状態で周辺部37と第2樹脂部分60の突状樹脂部分65との間に介在している。また、接着剤8Lは、パネル受け部36、段部35および周辺部37の形状に倣って変形し、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との間に挟まれ、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60とを接着する。
【0060】
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略するが、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、第2フレーム2の第2樹脂部分60は、電気光学パネル10の側方で電気光学パネル10の側端部10bに対向している。このため、第1フレーム1と第2フレーム2との間に埃が入り込んでも、埃は、第2樹脂部分60を回り込まない限り、電気光学パネル10の上まで到達しない等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0061】
[その他の実施の形態]
上記実施の形態1では、図4を参照して説明したように、フレキシブル配線基板200の引き出し部分では、第1フレーム1の第1樹脂部分30と第2フレーム2の第2樹脂部分60とがフレキシブル配線基板200を両側から挟むように構成したが、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60との間にフレキシブル配線基板200の厚さ以上の隙間を設けてもよい。かかる構成の場合でも、フレキシブル配線基板200が引き出されている側では、第1フレーム1の第1側板部41と第2フレーム2の第2側板部51との隙間から電気光学パネル10の上までは長い距離が存在するため、第1側板部41と第2側板部51との隙間から侵入した埃が電気光学パネル10の上まで到達するという事態は発生しにくい。但し、第1樹脂部分30と第2樹脂部分60と間にフレキシブル配線基板200の厚さ以上の隙間を設けた場合、第1樹脂部分30とフレキシブル配線基板200との隙間や、第2樹脂部分60とフレキシブル配線基板200との隙間に接着剤等を充填して、第1側板部41と第2側板部51との隙間から侵入した埃が電気光学パネル10の上まで到達するのを防止してもよい。かかる場合でも、接着剤を塗布する個所は1辺のみであるため、多大な手間がかかることはない。
【0062】
また、上記実施の形態1〜4では、上板部53に透光性の板状部材としてタッチパネル90が固定されている例を説明したが、上板部53に透光性の板状部材としてカバーが固定されている場合に本発明を適用してもよい。
【0063】
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図9(a)に、電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、スクロールボタン3002、および表示ユニットとしての電気光学装置100を備えている。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図9(b)に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001、電源スイッチ4002、および表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
【0064】
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図9に示すものの他、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
【符号の説明】
【0065】
1・・第1フレーム、2・・第2フレーム、8・・両面テープ(接着部材)、8L・・接着剤(接着部材)、10・・電気光学パネル、20・・バックライト装置、30・・第1樹脂部分、36・・パネル受け部、37・・周辺部、40・・第1金枠、41・・第1側板部、50・・第2金枠、51・・第2側板部、53・・上板部、60・・第2樹脂部分、90・・タッチパネル、100・・電気光学装置・・

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気光学パネルと、
該電気光学パネルの下側に配置されたバックライト装置と、
該バックライト装置および前記電気光学パネルを下方から支持する第1フレームと、
前記電気光学パネルに対して上側で当該電気光学パネルおよび前記バックライト装置を前記第1フレームとの間に保持する第2フレームと、
を有する電気光学装置であって、
前記第1フレームは、第1金枠と、該第1金枠の少なくとも内側に当該第1金枠と一体あるいは別体に形成された第1樹脂部分と、を備え、
前記第2フレームは、第2金枠と、該第2金枠の少なくとも内側に当該第2金枠と一体に形成され、前記電気光学パネルの側方で当該電気光学パネルの側端部に対向する有色の第2樹脂部分と、を有していることを特徴とする電気光学装置。
【請求項2】
前記第1金枠は、第1側板部を備え、
前記第2金枠は、前記第2樹脂部分に対して隙間を介して当該第2樹脂部分に外側で対向する第2側板部を備え、
前記第1側板部は、前記第2樹脂部分と前記第2側板部との間の前記隙間に入り込んで前記第2側板部と係合していることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項3】
前記第2金枠は、前記電気光学パネルと重なる位置に開口部をもって当該電気光学パネル端部に重なる上板部を備え、
前記第2樹脂部分は、前記上板部の下面側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
【請求項4】
前記第2樹脂部分は、黒色であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電気光学装置。
【請求項5】
前記第2樹脂部分は、前記開口部の内縁を覆っていることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
【請求項6】
前記上板部には、前記開口部を塞ぐ透光性の板状部材が固定されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学装置。
【請求項7】
前記第1樹脂部分と前記第2樹脂部分との間には接着部材が介在していることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
【請求項8】
前記接着部材は、両面テープであることを特徴とする請求項7に記載の電気光学装置。
【請求項9】
前記接着部材は、液状の接着剤を硬化させてなることを特徴とする請求項7に記載の電気光学装置。
【請求項10】
前記第1樹脂部分は、前記電気光学パネルと重なるパネル受け部と、該パネル受け部より外側で当該パネル受け部よりも下方に凹む周辺部と、を備え、
前記接着部材は、前記パネル受け部から前記周辺部と重なる位置まで配置されて、前記パネル受け部と前記電気光学パネルとを接着した状態で前記周辺部と前記第2樹脂部分との間に介在していることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の電気光学装置。
【請求項11】
請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−191601(P2011−191601A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−58803(P2010−58803)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】